『サイコ3/怨霊の囁き』

この週末は、ブルーレイで『サイコ3/怨霊の囁き』を見た。

サイコ3/怨霊の囁き [Blu-ray]

サイコ3/怨霊の囁き [Blu-ray]

  • 発売日: 2018/11/21
  • メディア: Blu-ray
1986年のアメリカ映画。
監督はアンソニー・パーキンスが兼任。
撮影は、『ダーティハリー』『猿の惑星・征服』『シノーラ』『荒野のストレンジャー』『アウトロー』『アルカトラズからの脱出』『ダーティハリー4』のブルース・サーティース
主演は、『サイコ』『審判』『サイコ2』のアンソニー・パーキンス
ユニバーサル・ピクチャーズ
カラー、ワイド。
「神様なんていないわよ!」と叫ぶ修道女のモーリーン(ダイアナ・スカーウィッド)。
修道院の尖塔に駆け上り、飛び降りようとする。
誤って、止めに来たシスターを転落死させてしまう。
修道院を去るモーリーン。
タイトル・バックは、まるでマカロニ・ウェスタンのような荒野を歩くモーリーン。
ヒッチハイクをするモーリーン。
車に乗せてくれたのは、デューク(ジェフ・フェイヒー)。
彼はロスでロック・スターになるのが夢。
ギターを命よりも大切にしている。
夜になって、ざんざ降りの雨。
車がスリップしたので、車を停めるデューク。
モーリーンは車内で眠る。
彼女に迫るデューク。
車を飛び出すモーリーン。
翌朝、ベイツ・モーテル。
ノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)がしばらく留守にしていたので、荒れ放題。
ノーマンは、小鳥を毒餌で殺して、剥製を作るのが趣味。
ふと、前作でスプール夫人を殴り殺したことを思い出す。
そして、幻覚。
そこへ、デュークの車が到着する。
カネがないデュークは、ベイツ・モーテルでバイトをすることにする。
時給は5ドル。
この時代の貨幣価値では普通なのか。
ノーマンは、ハンバーガーを買って来ると言って、カフェに行く。
ノーマンを捜しに来たというトレイシー・ヴェナブルという中年女がいる。
彼女は犯罪者保護をしているという。
胡散臭い。
前作で登場した保安官もいる。
もうノーマンのことはそっとしておいてやれというスタンス。
そこへ、ヒッチハイクをしてモーリーンが到着する。
彼女を見て、ノーマンは第1作のマリオン(シャワー室で殺された女性)を思い出す。
あんなに美人ではないが。
そそくさと店を後にするノーマン。
安い宿を求めて、モーリーンがベイツ・モーテルにやって来る。
彼女との再会にニヤつくデューク。
モーリーンは1号室に宿泊する。
ここは曰くつきの部屋であった。
ノーマンは母親と話している。
「あの女が邪魔なら殺してしまえばいい。じゃあ、私がやるよ」という母親。
ここが続編の限界なのだが、1作目では目新しかった母親とのやり取りが、観客は既にトリックを知っているのだ。
モーリーンが泊まった部屋には、分厚い『HOLY BIBLE』がある。
まあ、日本の安ホテルにもあるからな。
しかし、修道院から逃げ出して来て、罪の意識があるモーリーンには耐えられない。
泣き出すモーリーン。
一方、デュークはバーへ。
先程のトレイシーがいる。
デュークは彼女に声を掛ける。
よくこんなオバサンをナンパするな。
最初は相手にしなかったトレイシーだが、デュークがベイツ・モーテルで働いていると知り、突然態度を変える。
その頃、ノーマンはテレビを見ていた。
映っているのは『ジョーズ』か?
ノゾキ穴からモーリーンの部屋のシャワーを覗くノーマン。
そして、包丁を手に彼女の部屋へ。
しかし、ノーマンが浴室に行くと、モーリーンはカミソリで自ら手首を切り、浴槽は真っ赤に染まっていた。
一方、デュークはトレイシーからノーマンの身の上を聞かされ、彼が殺人鬼であったことを知る。
その頃、モーリーンは聖マシュー病院に運ばれていた。
彼女は、女装して包丁を振り上げたノーマンを、薄れ行く意識の中で、あろうことか聖母マリアだと勘違いしていたのであった。
ノーマンを追って、病院にはトレイシーと保安官。
モーリーンはノーマンに、助けてくれたお礼を言う。
ノーマンは、「治るまでモーテルにいていいですよ」と慰める。
しかし、ノーマンはまた母親と彼女について会話をするのであった。
一方、デュークはバーにいたケバい女をナンパして、モーテルに連れ込む。
女は、モーテルの外の製氷機を開けようとするが、カギが掛かっている。
そこを通り掛かるノーマン。
部屋で裸のデュークと女がイチャつく。
しかし、一発終えると、デュークは彼女を裸のまま部屋の外へ放り出す。
何てヒドイ野郎だ!
女は服を着ながら公衆電話へ。
その背後から包丁でザクザク!
「母さん、何てことだ! 母さん、血が!」と叫ぶノーマン。
翌朝、早起きして公衆電話を掃除しているノーマン。
その頃、モーリーンは神父に懺悔をしている。
未だ聖母マリアのことを信じて熱っぽく話す。
ノーマンが病院へモーリーンを迎えに行っている時、トレイシーが訪ねて来る。
彼女はノーマンのことを調べようとしている。
帰って来たノーマンは、彼女に「もう二度とここに来ないで下さい」と告げる。
さあ、これからどうなる?
まあ、1作目はサスペンスの神様ヒッチコックの傑作だから映画史に残ったが、本作は最早、普通のホラー映画。
特に、80年代なんて、ホラー映画が粗製乱造されているからな。
アンソニー・パーキンスが監督したというのも、他と差別化するための、話題作りの一環だろう。
本作は、謎解きが中心になるが、演出が安っぽく、先の展開が見える。
しかし、これでも未だ次回作があるのだからなあ。
いよいよ、ハリウッド映画界が続編とリメイクしかない状況に突入しているのであった。

Psycho 3 Trailer 1986

『カンタベリー物語』を原文で読む(第13回)

(テキスト14ページ、21行目~)

(The Guildsmen)

guildsman(名)ギルド組合員

An Haberdasshere and a Carpenter,
A Webbe, a Dyere, and a Tapycer―

Haberdasshere→Haberdasher
haberdasher(名)小間物商(ひも・糸・針・ボタン・レースなどを売る人)
carpenter(名)大工
Webbe→Webster
webster(名)(古)=weaver(名)織り手、織工
Dyere→Dyer
dyer(名)染め物師(屋)
TapycerTapestry Maker
tapestry(名)つづれ織り、タペストリー(壁掛け、家具カバー、クッションカバーなどに用いる)
maker(名)(しばしば複合語で)(~を)作る人、~製作者

And they were clothed alle in oo lyveree
Of a solempne and a greet fraternytee.

weere→were
clothed(形)(衣服を)着た、身にまとった(=dressed)
alle→all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
in(前)(着用を表わして)~を着て、身につけて
oo→one(形)同じ、同一の
lyveree→livery(名)(同業組合員などの)制服 ・in livery お仕着せ(制服)を着て
solempne→solemn(形)厳粛な、重々しい、荘重な、荘厳な、謹厳な
greet→great
fraternytee→fraternity(名)協同団体

Ful fressh and newe hir geere apyked was;
Hir knyves weere chaped noght with bras
But al with silver, wroght ful cleene and wel,
Hire girdles and hir pouches everydel.

Ful→Full
full(副)(形容詞・副詞を修飾して)まったく、非常に
fressh→fresh(形)まだ使用されていない、真新しい
newe→new(形)新品の
hir→their(代)彼ら(彼女ら)の
geere→gear(名)(通例修飾語を伴って)(特定の用途に用いる)用具(一式)、道具(ひとそろい)、装備
apyked→adorned
adorn(他)(美しい人・、ものを)(さらに美しいもので)飾る、装飾する
knyves→knives
knife(名)短刀
chaped→mounted(形)飾りつけた
noght→not(副)(述語動詞・文以外の語句を否定して)~でなく
with(前)(材料・中身を表わして)~で
bras→brass(名)真鍮(しんちゅう)、黄銅(おうどう)
but(接)(等位接続詞)(前の否定語・句・文と照応して)(~ではなく)て(not A but Bで「AではなくBである」の意を表わす表現)
wroght→wrought(形)造った
cleene→clean(副)ずばりと、あざやかに、まともに
wel→well
girdle(名)帯、腰ひも、ベルト
pouch(名)(革製の)小袋(パイプ用の刻みたばこ入れなど)
everydel→every deal
deal(名)(廃)部分(=part、portion)

Wel seemed eech of hem a fair burgeys
To sitten in a yeldehalle on a deys.

Wel→Well
well(副)十分に、よく(=thoroughly)
seem(自)(~と)見える、思われる、(~)らしい(通例話し手の推量をこめた見方・判断を示す語で、文法上の主語と判断の主体は一致しないことが多く、時に判断の主体を示すのにto a personを従えることがある)(+補)
eech→each(代)各自、おのおの(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
hem→them
fair(形)(廃)望ましい(=desirable)、けっこうな、りっぱな(=reputable)
burgeys→burgess(名)(自治都市の)市民、公民
sitten→sit
yeldehalle→guildhall(名)(中世の)ギルド会館
deys→dais(名)(通例単数形で)(広間・講堂などの)台座、演壇(=platform)

Everich, for the wisdom that he kan,
Was shaply for to been an alderman.

Everych→Each
for(前)(関連を表わして)~について(は)、~の場合には
wisdom(名)学問、知識、博識
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(他動詞・前置詞の目的語として)
kan→can(他)(廃)知っている(=know)
shaply→shapely/suitable(形)適当な、ふさわしい(for)(⇔unsuitable)
for(前)(用途・指定・適否を表わして)~に適した
been→be
alderman(名)市(町)参事会員、市助役

For catel hadde they ynogh and rente,
And eek hir wyves wolde it wel assente;
And ellis certeyn they weere to blame.

for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
catel→cattle/property(名)財産、資産
hadde→had
ynogh→enough
rente→rent(名)(廃)収益、収入
eek→eke(副)(古)また、さらに、そのうえ
hir→their
wyves→wives
wolde→would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~(する)だろう
assente→assent(自)(提案・意見などに)同意する、賛成する
ellis→else(副)(通例or ~で)でなければ
certeyn→certain(副)(廃)=certainly
be to blame(人が)(~のことで)悪い、(~の)責任がある

It is ful fair to been yclepyd “madame,”
And goon to vigilies al bifore,
And have a mantel realliche ybore.

it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
ful→full
yclepyd→ycleped(形)(古)~と呼ばれる、~という名の(=called)
madame(名)夫人、奥様(フランスで通例既婚女性に、英国で外国人女性に対する呼び掛け/単独でまたはその姓・称号の前につけて用いる)
goon→go
to(前)(目的を表わして)~のために、~に
vigilies→vigils
vigil(名)(徹夜で祈る)前宵(ぜんしょう)祭、祝祭日の前夜
al→all
bifore→before(副)(位置を表わして)前に、前方に
have(他)(もの・人を)(~して)もらう、(~)させる(+目+過分)
mantel→mantle(名)(袖なしの)マント、外套(がいとう)
realliche→royally(副)王らしく
ybore→borne
【参考文献】
原文対訳「カンタベリィ物語・総序歌」』苅部恒徳、笹川寿昭、小山良一、田中芳晴・編・訳・注(松柏社
カンタベリー・テールズ市河三喜、松浪有・編注(研究社)
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)

『カンタベリー物語』を原文で読む(第12回)

(テキスト13ページ、20行目~)

(The Franklin)

franklin(名)(14-15世紀ごろの)自由保有地主、郷士

A Frankeleyn was in his compaignye.

Frankeleyn→Franklin
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
his(代)彼の
compaignye→company(名)(時に複数扱い)仲間、連れ、一緒に過ごす人

Whit was his berd as is a dayesye;
Of his complexcion he was sangwyn.

Whit→White
berd→beard(名)あごひげ
as(接)(様態・状態を表わして)~のように
dayesyedaisy(名)ヒナギク
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
complexcion→complexion(名)気質
sangwyn→sanguine(形)(気質など)陽気な、自身のある、楽観的な(=optimisitic)(古代生理学の四つのhumorのうちの「多血質の」の意からで、この体質の人は血色がよく快活とされた)

Wel loved he by the morwe a sope in wyn;
To lyven in delyt was evere his wone,
For he was Epicurus owene sone,
That heeld opynyoun that pleyn delit
Was verray felicitee parfit.

Wel→Well
by(前)(時・期間を表わして)(時の経過を表わして)~のうちに、~の間は(byの後の名詞は無冠詞)
morwe→morning
sope→sop(名)ソップ(牛乳・スープ・ぶどう酒などに浸して食べる物、(特に)パン切れ)
wyn→wine(名)ワイン、ぶどう酒
lyven→live(自)(様態の副詞句を伴って)(~に)生活する、暮らす(in)
in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
delyt→delight(名)大喜び、うれしさ、歓喜 ・in delight 喜んで
evere→ever(副)いつも、常に、始終/(肯定文で)
wone→wont(名)(通例one's ~で)習慣
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
Epicurus(名)エピクロス(342?-270 B.C./ギリシアの哲学者/エピクロス派の祖)
owene→own
sone→son
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all、the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)/(主語として)/(他動詞・前置詞の目的語として)
heeld→held
hold(他)(信念・意見などを)(心に)持つ、抱く ・hold an opinion 意見を抱く
opynyoun→opinion(名)意見、見解(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(同格節を導いて)(thatを略すことはない)
pleyn→plain(形)まったくの、徹底した
verray→very(形)(古)真の、まさしく~といわれるに足る
felicitee→felicity(名)非常な幸福、至福
parfit→perfect(形)完全な、完璧な

An housholdere, and that a greet, was hee;
Seint Julyan was he in his contree.

housholdere→householder(名)家長、世帯主
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
greet→great
hee→he
Seint→Saint
saint(名)聖人、聖徒、聖者(生前高徳であったため死後聖人の列に加えられた人、または殉教者などを呼ぶ尊称/しばしばまたは慣用的にSt.と略して名に冠しSt. Peter(聖ペテロ)、St. Thomas(聖トマス)のように用いる)
Julyan→Julian(名)ジュリアン(男性名)
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)~において、~で ・in London ロンドンで(に)
contree→country(名)(通例one's ~)本国、祖国、故国

His breed, his ale, was alweys after oon;
A bettre envyned man was nevere noon.

breed→bread
ale(名)エール(麦芽醸造酒のことでbeerと同義だが古風)
alweys→always
after(前)(模倣を表わして)~に従って、にならって、にちなんで、~の流儀の
oon→one(代)(既出の可算名詞の反復を避けて)(その)一つ、それ
bettre→better(副)(wellの比較級)(~より)いっそうよく
envyned→stored with wine
store(他)(~に)(通例役立つものを)供給する、用意する、備えさせる(with)
with(前)(材料・中身を表わして)~で ・fill a glass with water コップに水を満たす
nevere→never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して~ない
noon→none(代)だれも~ない

Withouten bake mete was nevere his hous,
Of fressh fissh and flessh, and that so plentevous,
It snewed in his hous of mete and drynke,
Of alle deyntees that men koude bithynke.

Withouten→Without
bake→baked(形)焼いた
mete→meat/pie(名)パイ(肉または果物などを小麦粉の生地に入れて焼く/パイは米国の主婦が誇りとする料理で、特にapple pieはデザートとして人気がある/感謝祭のpumpkin pie、クリスマスのmince pieなど種類は豊富/英国のパイは主に食事用)
hous→house
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
fressh→fresh
fissh→fish
flessh→flesh(名)(人間・動物の)肉
and that(前文全体を受けて)しかも
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~(口語ではしばしばthatが略される)
plentevous→plenteous(形)=plentiful(形)たくさんの、豊富な
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(天候・寒暖を漠然とさして)
snewed→snowed
snow(自)雪のように降る、流れ込む
meat(名)(古)(飲み物と区別して)食べ物
drynke→drink(名)飲み物、飲料
alle→all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
deyntees→dainties
dainty(名)うまいもの、珍味
man(名)(無冠詞で総称的に)(動物と区別して)人、人間
koude→could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられる)~できる、~してよい
bithynke(他)思い出す、思いつく

After the sondry sesons of the yeer,
So chaunged he his mete and his soper.

sondry→sundry(形)種々様々の、雑多な
sesons→seasons
of(前)(部分を表わして)~の中の
yeer→year
chaunged→changed
change(他)(~を)変える、変化させる
meat(名)(古)食事(=meal)、(特に)晩餐(=dinner)
soper→supper

Ful many a fat partrych hadde he in muwe,
And many a breem and many a luce in stuwe.

Ful→Full
full(副)(形容詞・副詞を修飾して)まったく、非常に ・full many a ~ あまた(数々)の~
many(形)(many aに単数形の名詞・動詞を伴って/単数扱い)数々の、多数の
fat(形)(食肉用動物が)(市場用に)特に太らせた
partrych→partridge(名)ヤマウズラ、イワシャコ
hadde→had
have(他)(使用人などを)置いている、(動物を)飼っている
muwemew(名)(家禽を太らせるための)小屋
breem→bream(名)ブリーム(ヨーロッパ産のコイ科の淡水魚/うろこは模造真珠の塗料になる)
luce(名)カワカマス(の成魚)
stuwe→stew(名)生簀(いけす)

Wo was his cook but if his sauce weere
Poynaunt and sharpe, and redy al his geere.

Wo→Woe
woe(名)悲哀、悲痛、悩み、苦悩
cook(名)料理人、コック、板前(=chef)
but if ~(廃)~でなければ(=unless、if ~ not)
sauce(名)ソース
weere→were
Poynaunt→Poignant
poignant(形)(におい・味など)つんと鼻にくる、ぴりっと辛い
sharpesharp(形)(味・においなど)刺激の強い ・a sharp taste ぴりっとする味
redy→ready
al→all
geere→gear(名)(通例修飾語を伴って)(通例修飾語を伴って)(特定の用途に用いる)用具(一式)、道具(ひとそろい)、装備

Hys table dormaunt in his halle alway
Stood redy covered al the longe day.

Hys→His
dormaunt→dormant(形)(古)固定された、不動の ・a dormant table 据え付けのテーブル
halle→hall
alway→always
stand(自)(~の状態に)ある(+補) ・stand ready 準備ができている
covered(形)おおい(屋根)のついた、ふた付きの
longe→long(形)(通例数量を示す名詞群に伴って)(長さ・距離・時間など)(~の)長さで、長さが(~で)
day(名)(副詞的に)~日

At sessiouns ther was he lord and sire;
Ful ofte tyme he was knyght of the shire.

at(前)(時の一点を表わして)~に
session(名)会議、会合
ther→there
lord(名)主人、支配者、首長
sire(名)(古)支配者、君主、領主(かつて呼びかけ語として用いた)
ofte→often(形)(古)たびたびの
tyme→time(名)(特定の)時、時期
knyght→knight(名)州選出代議士(=knight of the shire)
shire(名)州(正式な呼称はcountryで、shireは今は州名の語尾として用いる)

An anlaas and a gipser al of sylk
Heeng at his girdel, whit as morne mylk.

anlaas→anlace(名)(中世の)両刃の短剣
gipser→pouch(名)(革製の)小袋(パイプ用の刻みたばこ入れなど)
of(前)(材料を表わして)~で(作った)、~から(成る)
sylk→silk(名)絹、絹糸、生糸
Heeng→Hung
at(前)(出入りの点などを表わして)~から
girdel→girdle(名)帯、腰ひも、ベルト
morne→morning(形)朝の、朝に行なわれる
mylk→milk

A shirreve hadde he been, and a countour.

shirreve→sheriff(名)州長官(country(またはshire)の執政長官で今は正式にはhigh sheriffとよび、任期1年の名誉職)
countour→counter(名)計算する人、計算係

Was nowheer swich a worthy vavasour.

nowheer→nowhere(副)どこにも~ない
swich→such(形)(程度を表わして)(形容詞+名詞の前で/副詞的に)あれほど(これほど)の、あんな(そんな)に、このように
worthy(形)尊敬すべき、りっぱな
vavasour(名)(封建制の)陪臣(王の直臣(baron)に次ぐ両目)
【参考文献】
原文対訳「カンタベリィ物語・総序歌」』苅部恒徳、笹川寿昭、小山良一、田中芳晴・編・訳・注(松柏社
カンタベリー・テールズ市河三喜、松浪有・編注(研究社)
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第189回)

(テキスト191ページ、6行目〜)

All which he punctually perform'd, and defac'd the very appearance of the savages being there; so that when I went again, I could scarce know where it was, otherwise than by the corner of the wood pointing to the place.

all(代)(単数扱い)(関係詞節を従えて)(~の)すべてのこと
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)/(主格の場合)
punctually(副)きちょうめんに
perform'd→performed
perform(他)(任務・機能・命令・約束などを)果たす、実行する
defac'd→effaced
efface(他)(文字・痕跡などを)消す、削除する
very(形)(the、this、thatまたは所有格人称代名詞に伴って強意を表わして)まさしくその、ちょうどその、~にほかならない
appearance(名)(人・ものの)外観、見かけ(of)
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
savage(名)野蛮人、未開人
so that(結果の副詞節を導いて)それで、そのため
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で/婉曲的に)~できるだろうに、~したいくらいだ
scarce(副)=scarcely(副)ほとんど~ない
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
otherwise(形)異なって、違って(than)
than(接)(other、otherwise、elseなどを伴って/しばしば否定文で)~よりほかの、~よりほかには
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
corner(名)隅(すみ)、くま
wood(名)森
point(自)示す(to)

I then began to enter into a little conversation with my two new subjects; and first I set Friday to enquire of his father, what he thought of the escape of the savages in that canoe, and whether we might expect a return of them with a power too great for us to resist.

then(副)それから、その後で
begin(他)(~し)始める、(~し)だす(+to do)
enter into ~(仕事・談話・交渉など)を始める、~に従事する、携わる
little(形)(時間・距離など)短い(⇔long)
conversation(名)会話、談話、対話、座談、会談(with)
with(前)(接触・交際・結合などを表わして)~と
my(代)私の
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
new(形)(ある地位に)ついたばかりの、新入の、新参の
subject(名)臣、家来
first(副)(序数の第1番)まず第一に、最初に(=firstly)
set(他)(人に)(~)させる(+目+to do)
enquire(動)=inquire(他)(~を)尋ねる、問う(of+代名+wh.)
of(前)(古)~に対する(=on)
his(代)彼の
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
escape(名)脱出、逃亡、逃避
of(前)(主格関係を表わして)(動作の行為者、作品の作者を表わして)~が、~の
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)(乗り物など)に乗って
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(許可を表わして)~してもよろしい
return(名)(単数形で)帰り、帰還、帰宅
with(前)(材料・中身を表わして)~で
power(名)(a ~)多量、多数
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)(~するには)~すぎる、非常に~で(~する)ことができない(for)(to do)
great(形)(通例数量を表わす名詞を伴って)多数の、多量の、たくさんの
for(前)(不定詞の主格関係を示して)~が(~する)
resist(他)(~に)抵抗する、反抗する

His first opinion was, that the savages in the boat never could live out the storm which blew that night they went off, but must of necessity be drown'd or driven south to those other shores, where they were as sure to be devour'd as they were to be drown'd if they were cast away; but as to what they would do if they came safe on shore, he said he knew not; but it was his opinion that they were so dreadfully frighted with the manner of their being attack'd, the noise and the fire, that he believ'd they would tell their people they were all kill'd by thunder and lightning, not by the hand of man, and that the two which appear'd, (viz.) Friday and me, were two heavenly spirits or furies, come down to destroy them and not men with weapons:

opinion(名)意見、見解
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(補語節を導いて)/(目的語節を導いて)
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して~ない
could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
live out(一生を)生き延びる
storm(名)あらし、暴風(雨)、大しけ
blow(自)(風が)吹く
that(形)(指示形容詞)(遠方の時・所をさして)あの、あちらの、その(⇔this)・that night その夜(しばしば副詞的にも用いる)
night(名)(副詞的に)夜に
go off(立ち)去る
but(接)(前の否定語・句・文と照応して)(~ではなく)て(not A but Bで「AではなくBである」の意を表わす表現)
must(助動)(当然の推定を表わして)~にちがいない、~に相違ない、きっと~だろう
of necessity 必然的に、当然
drown'd→drowned(形)おぼれ死んだ、溺死した
drive(他)(副詞句を伴って)(風が)(~を)(~に)吹きやる、(水が)(~を)(~に)押し流す
south(副)南に(へ)、南方に(へ)、南部に(へ)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
those(形)(指示形容詞)(関係詞節による限定をあらかじめ指示して)あの(日本語では訳さないほうがよい)
shore(名)(通例複数形で)(海岸を境とする)国
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
as(副)(通例as ~ as ~で、形容詞・副詞の前に置いて)(~と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as ~ as ~で前のasが指示副詞、後のasは接続詞)
sure(形)きっと(~)して(+to do)
devour'd→devoured
devour(他)(動物・人が)(食物を)むさぼり食う、がつがつ食う
as(接)(as ~ as ~で同程度の比較を表わして)~と同じく、~と同様に、~のように、~ほど
be(助動)(be+to doで)(運命を表わして)~する運命である(通例過去形で用いる)
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在・過去・未来の実現の可能性のある事柄について推量する場合)(この場合には未来(未来完了)のことでもif節には現在(現在完了)時制を用いる)
cast away(人を)(難船の結果)漂流させる(通例受身)
as to ~(文中に用いて)~に関して、について
would(助動)(時制の一致により従属節内でまた間接話法で用いて)(意志未来を表わして)~しよう
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる
safe(副)安全に、無事に
on shore 陸に、上陸して ・come on shore 上陸する
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
know(自)(~のことを)知っている、聞いている
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
so(副)(程度・結果を表わして)(順送りに訳して)非常に~なので~
dreadfully(副)恐ろしく、ものすごく
frighted→frightened(形)おびえた、怖がった、ぎょっとした
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために
manner(名)(通例単数形で)方法、仕方
their(代)彼ら(彼女ら)の
attack(他)(人を)襲う、(~に)乱暴する
fire(名)銃火、砲火
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
believ'd→believed
believe(他)(~と)思う、信じる(+that)
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、述べる(+目+that)
people(名)(複数扱い)(one's ~)家族、親兄弟
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
kill'd→killed
by(前)(原因を表わして)~のために
thunder(名)(ゴロゴロ鳴る)雷、雷鳴
lightning(名)稲光、電光、稲妻
not(副)(述語動詞・文以外の語句を否定して)~でなく
man(名)(無冠詞で総称的に)(動物と区別して)人、人間
two(代)(複数扱い)二つ、2個(人)
appear'd→appeared
appear(自)(ものが)姿を見せる、出現する、現われる(⇔disappear)
viz.(副)すなわち(通例namelyと読む)
heavenly(形)天の、天空の
spirit(名)(天使・悪魔などの)超自然的存在
fury(名)(複)復讐する霊、怨霊(おんりょう)
come down 降りる
destroy(他)(敵などを)滅ぼす、全滅させる
with(前)(所持・所有を表わして)~を持って(た)、~のある
weapon(名)武器、兵器、凶器

This he said he knew, because he heard them all cry out so in their language to one another, for it was impossible to them to conceive that a man could dart fire, and speak thunder, and kill at a distance without lifting up the hand, as was done now:

this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
because(接)(副詞節を導いて)(なぜなら)~だから(である)、~なので
hear(他)(~が)聞こえる、(~を)聞く(+目+原形)
cry(他)(~を)大声で叫ぶ、どなる(out)
out(副)大声で、聞こえるように、声高に
so(副)(代名詞的に)(動詞say、tell、think、hope、expect、suppose、believe、fear、hearなどの目的語として)そう
in(前)(道具・材料・表現形式などを表わして)~で、~でもって、~で作った ・in English 英語で
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
one another お互い(に、を)
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
conceive(他)(~だと(を))想像する
dart(他)(視線・光などを)急に(すばやく)投げかける、放つ
speak(他)(古)表わす、証明する
kill(自)殺す、人殺しをする
at a distance 遠くで
without(前)(主に動名詞を伴って)~せずに
lift(他)(しばしば副詞句を伴って)(ものを)持ち(引き)上げる ・lift up both hands 両手を上げる
as(代)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは~だが
now(副)(過去時制の動詞とともに)たった今、今しがた

And this old savage was in the right; for, as I understood since by other hands, the savages never attempted to go over to the island afterwards; they were so terrified with the accounts given by those four men, (for it seems they did escape the sea) that they believ'd whoever went to that enchanted island would be destroy'd with fire from the gods.

in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
right(名)(道徳的に)正しいこと、正当(⇔wrong)
since(接)(理由)~だから、~のゆえに
hand(名)(船の)乗組員
attempt(他)(~を)試みる、企てる(結果的な失敗を含意することが多い)(+to do)
go over(向こう側へ)(通り・川・海などを)渡っていく(to)
afterwards(副)(英)=afterward(副)その後、以後
terrified(形)恐れた、怖かった、おびえた
account(名)(順を追ってする詳しい)話 ・give an account of ~の話をする、~の顛末(てんまつ)を話す
give(他)(~に)(事実・情報・名前・意見などを)伝える、告げる、教える
four(形)(基数の4)4の、4個の、4人の
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(seem thatの主語として)(thatは略されることがある)
do(助動)(肯定文を強調して)
escape(他)(~を)逃れる、脱出する
whoever(代)(関係代名詞)(先行詞を含む不定関係代名詞として)(~する)だれでも、どんな人でも(名詞節をつくる)
enchant(他)(~に)魔法をかける
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(条件節の内容を言外に含め陳述を婉曲(えんきょく)にして)~であろう、~でしょう
destroy'd→destroyed
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
from(前)(送り主・発信人などを表わして)~から(の)
god(名)(異教の)神

This however I knew not, and therefore was under continual apprehensions for a good while, and kept always upon my guard, with all my army; for as we were now four of us, I would have ventur'd upon a hundred of them fairly in the open field at any time.

therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
under(前)(状態を表わして)(作業・考慮・注目など)を受けて、~中(ちゅう)で(の)
continual(形)(過程・事態など)継続的な、絶え間ない
apprehension(名)気づかい、心配、懸念(=anxiety)
for(前)(時間・距離を表わして)~の間(ずっと)
good(形)(強意語として)相当な、かなりの ・a good while かなり長い間
while(名)(a ~)(短い)間、暫時(ざんじ)・for a while しばらくの間 ・a good while かなり長い間
keep(自)ずっと(~の状態で)ある(+補)
on one's guard 見張って、警戒して
army(名)(陸軍の)軍隊
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
now(副)(架誇示性の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
four(名)(基数の4)4
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(would have+過分で/過去の事柄について帰結節で意志の仮定を表わして)~するつもりだったのに
ventur'd→ventured
venture(自)(副詞句を伴って)危険を冒して(思い切って)行く(on)
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて
fairly(副)公明正大に ・fight fairly 公明正大に戦う
open(形)(土地など)(木や囲いがなく)広々とした、見通しのよい
field(名)戦場
at any time いつでも、いつ何時(=at any moment)

In a little time, however, no more canoes appearing, the fear of their coming wore off, and I began to take my former thoughts of a voyage to the main into consideration, being likewise assur'd by Friday’s father, that I might depend upon good usage from their nation on his account, if I would go.

in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中
time(名)(またa ~)(ある一定の長さの)期間、間 ・in a short time まもなく
no more それ以上(もはや、二度と)~しない
coming(名)(the ~)到来
wear off(薬(の効力)・苦痛・印象などが)弱まる、おさまる、次第に消え去る
take ~ into consideration ~を考慮に入れる
former(形)前の、以前の、先の
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
voyage(名)(船・飛行機・宇宙船による)旅、船旅、航海、高校、飛行
main(名)(the)本土
likewise(副)同様に、同じように(=similarly)
assur'd→assured
assure(他)(人に)(~を)保証する、請け合う(=guarantee)(+目+that)
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(許可を表わして)~してもよろしい
depend(自)(depend on(upon)で)(人が)(~を)当てにする、信頼する
on(前)(関係を表わして)~について、~に関する
good(形)具合の良い、好適な、望ましい
usage(名)使用法、用い方、取り扱い(方)
nation(名)(北米先住民の)部族
on a person's account 人のために
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)

『サイコ2』

この週末は、ブルーレイで『サイコ2』を見た。

サイコ2 [Blu-ray]

サイコ2 [Blu-ray]

  • 発売日: 2018/11/21
  • メディア: Blu-ray
1983年のアメリカ映画。
監督はリチャード・フランクリン
原作は、『サイコ』のロバート・ブロック。
音楽は、『猿の惑星』『パットン大戦車軍団』『トラ・トラ・トラ!』『パピヨン』『チャイナタウン』『カサンドラ・クロス』『オーメン』『エイリアン』『スタートレック』の巨匠ジェリー・ゴールドスミス
主演は、『サイコ』『審判』のアンソニー・パーキンス
共演は、『間違えられた男』『サイコ』のヴェラ・マイルズ、『スカーフェイス』のロバート・ロッジア。
僕は本作が公開された時、小学生だったが、TVのCMが盛んに流れていたことは覚えている。
見たのは今回が初めてだが。
昨今は、何でもかんでも続編ばかりだが、畏れ多くも、天下のヒッチコックの代表作の続編なんかを、よく作る気になったものだ。
まあ、『2010年』なんかにも同じことが言えるが。
結果として、映画としてはそれなりに完成しているが、やはり前作とは別物になったと言える。
ユニバーサル。
カラー、ワイド。
出だしはモノクロで、前作の有名なシャワー・シーンから始まる。
そして、タイトル・ロールが始まると、カラーになる。
ベイツ・モーテル。
哀愁の漂うテーマ曲。
ノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)の精神状態は回復したと裁判所で判断される。
前作の被害者の妹ライラ(ヴェラ・マイルズ)は、ベイツ退院に反対する700人以上の署名を集めて来たが、却下される。
ライラは主治医で精神科医のビル・レイモンド博士(ロバート・ロッジア)に、彼がまた犯罪に走ったらあなたのせいだと吐き捨てる。
ノーマンはビルに連れられて、ベイツ・モーテルに戻って来る。
ベイツ・モーテルは現在、ウォーレン(デニス・フランツ)が管理している。
カラーで見ると、ベイツ・モーテルはセット臭い。
ウィキペディアによると、本作のために再度作られたらしい。
ノーマンが「(2階の)窓際に人影が」と言うが、気のせいだった。
階段を昇るノーマン。
電話機の下に母親のメモがある。
そして、ドアの向こう側から「お前を殺してやる!」という母親の声が。
ドアが開くと、倒れた人の手がピクピクと動いている。
驚いて、カバンを落としてしまうノーマン。
これは幻覚なのか。
ビルの紹介で、ノーマンは近くのカフェで厨房の手伝いとして働き始める。
余談だが、コーラはペプシ
店員は皆、ノーマンが何者なのかを薄々知っているのか、よそよそしい。
誤って皿を割ったために店長から叱られた店員のメアリー(メグ・ティリー)をかばうノーマン。
仕事が終わって帰ろうとすると、メアリーが外の公衆電話で彼氏とケンカをしている。
ノーマンが声を掛けると、彼女には帰る家がないという。
ノーマンは、自分のモーテルにFOC(Free of charge)で泊まっていいと提案。
モーテルに戻って来る。
管理人のウォーレンとノーマンは初対面。
ウォーレンは、ノーマンがいない間、このモーテルをラブホテルとして使わせていた。
部屋にはRUSHなどの麻薬の残骸がある。
荒れた状態にノーマンは激怒し、ウォーレンを解雇する。
ノーマンはメアリーの部屋へ。
彼女は彼氏に電話をする。
余談だが、棚にある紅茶はリプトン。
流しの引き出しには包丁が入っている。
包丁を見ると、ノーマンはかつての事件のことを思い出すので、急いで隠す。
で、メアリーの彼氏は、既に新しい彼女がいるらしい。
プロポーズしてくれたのに。
ノーマンはメアリーに夕食を勧める。
と言っても、パンとミルクしかない。
メアリーは、ノーマンの挙動がおかしいので、恐る恐る尋ねる。
「長く留守にしていたんだ。」
ノーマンに包丁を持たせるメアリー。
ノーマンは震える手でパンを切る。
ノーマンは、精神病院にいたことをメアリーに打ち明ける。
部屋を出て行こうとする彼女を、ノーマンは引き留める。
一人でいるのは不安だから、ここに泊まって欲しいと。
しかし、かつての母親の部屋に泊まりたいとメアリーが言うと、それは拒否する。
不安なメアリーは、ドアが開かないように椅子で固めて眠る。
翌朝、彼女はカフェに遅刻して来る。
女友達と一緒に住むことにしたという。
ノーマンがレタスを切っていると、客としてウォーレンがやって来る。
この店の客を見ていると、何かアメリカの底辺階級という気がする。
トランプを支持しているのは、こういう人達なんだろうな。
ウォーレンは、注文を聞きに来たメアリーに卑猥なことを言う。
注文のメモに、「アバズレを家に入れないで欲しい」というノーマンの母親のメモが挟まっている。
それを見て動転したノーマンは思わず、ウォーレンに「やめろ!」と叫ぶ。
ウォーレンは、「包丁を持てよ、狂人め!」
悪意の塊だな。
今の日本では、コロナの感染者に対しても、これと同じような悪意が向けられる。
しかし、メモなんてどこにもなかった。
ノーマンの精神状態を疑うような視線を向ける周りの人々。
店長は、ノーマンに「休みなさい」と指示する。
夜、メアリーがベイツ・モーテルに部屋を借りに来る。
シャワーを浴びているメアリー。
シャワー・ルームの壁には、ノゾキ穴が開いている。
ノーマンは、階下でピアノを弾いている。
そこへ、ウォーレンがやって来て、外で大声で嫌がらせの文句をわめき始めた。
さらに、イタズラ電話も掛かって来る。
突然、何者かがウォーレンを切り付ける。
翌朝、ビルが訪ねて来る。
ノーマンは店を辞めて、モーテルの経営に専念するという。
一方、メアリーは部屋のノゾキ穴に気付いた。
ビルはメアリーを店まで車で送る。
ビルは警察署に行き、保安官にノーマンの身辺について注意を促す。
この時点では、保安官は大して気にもしていない。
で、ノーマンはモーテルの2Fの窓に母親の姿が見えたので、部屋まで行ってみる。
ドアが開いている。
中に入る。
そして、「アバズレを殺せ」という母親のメモが。
今度は、ノーマンが屋根裏部屋に入ると、何故か閉じ込められてしまう。
ドアが開かないのだ。
その頃、若いカップルが勝手に地下室に潜り込み、マリファナを吸いながらイチャツキ始めた。
ところが、隣の部屋に人の気配。
彼女は急いで逃げるが、逃げ遅れた彼氏の方は何者かに包丁でザクザクと切り付けられてしまう。
メアリーが帰って来た。
閉じ込められたというノーマンを見付けるが、カギは開いている。
母親のメモなんかない。
さらに、母親の部屋も片付けられている。
ノーマンが見たものは幻覚だったのか。
そこへ、保安官が訪ねて来る。
「ボーイフレンドが地下で殺された。黒い服で大柄の女に。」
前と同じだ。
かつての記憶が蘇るノーマン。
地下室を見に行く保安官。
地下室は片付けられている。
メアリーが掃除したのだという。
彼女はノーマンをかばうため、「ずっと一緒にいた」と保安官にウソの証言をする。
しかし、ノーマンは「また始まったんだ」と、自分の狂気を呪い始めた。
さあ、これからどうなる?
余談だが、本作に登場するトイレの便器は、フタと便座が木製で、クラシックだな。
前作から時代を経ているので、殺害などのシーンに直接的な描写が多い。
で、後半、話しは意外な展開を見せる。
最初に書いたように、物語のつじつまとしては一応合っていて、作品としては成立しているが、前作とは別物。
続編は難しい。
まあ、アンソニー・パーキンスとベイツ・モーテルが出ていなかったら、続編としては通らないな。
しかし、この先もシリーズはまだ続くのであった。
現在では、精神病患者への差別を助長するとか何とか言って、こういう映画を撮るのは難しそうだ。

Psycho II (1983) Official Trailer - Anthony Perkins, Vera Miles Movie HD

『エイリアン4』

この週末は、ブルーレイで『エイリアン4』を見た。

エイリアン4 [Blu-ray]

エイリアン4 [Blu-ray]

  • 発売日: 2012/07/18
  • メディア: Blu-ray
1997年のアメリカ映画。
もしかしたら、我が家にブルーレイがある中で、最も新しい作品かも知れない。
それくらい、我が家には古い映画しかないということだが。
この映画は、学生の時に映画館で観ている。
実は、ウィノナ・ライダー目当てで観に行ったのだが。
それまでに、1~3を観ていなかったので、全く世界観が分からなかった。
今回は、1~3までは全部見たので、どこがどうつながっているかがよく分かった。
監督は、ジャン・ピエール・ジュネ
デリカテッセン』や『アメリ』を撮った人である。
よく本作の監督を引き受けたな。
製作は、『エイリアン』(製作)、『エイリアン2』(原案・製作総指揮)、『エイリアン3』(脚本・製作)のデヴィッド・ガイラーと、『ゲッタウェイ』(脚本)、『エイリアン』(製作)、『エイリアン2』(原案・製作総指揮)、『エイリアン3』(製作・脚本)のウォルター・ヒル
主演は、『エイリアン』『エイリアン2』『エイリアン3』のシガニー・ウィーバー
共演は、『カッコーの巣の上で』のブラッド・ドゥーリフ
20世紀フォックス
カラー、シネスコ・サイズ。
宇宙船の中で虫をつぶす男。
不安気なテーマ音楽が流れる。
つぶした虫の死骸をストローで吹く男。
ガラスにグチャッと死骸が張り付く。
おぞましい。
本作は、内臓がグチャッとつぶれるような描写が実に多い。
それを示唆しているのだろう。
設定は前作の200年後らしい。
USM(連合軍)の実験宇宙船オルガ号の船内では、前作で死んだリプリーシガニー・ウィーバー)のクローンが作られていた。
そして、手術をし、リプリーの体内に宿るエイリアンのクイーンの幼虫を取り出す。
何故、クローンの体内に寄生していたエイリアンまでが再現されているのかは、さっぱり分からんが。
リプリーが目覚める。
ちょっかいを出して来た男の手をひねる。
リプリーの腕には「8」の文字。
「8号」ということらしい。
健康状態は良好。
このクローン・リプリーは、何故かエイリアンの遺伝子が組み込まれているので、人間離れした怪力の持ち主である。
そのため、船内で人間の首を絞めたりして暴れるので、ショックを与えられ、縛られてしまった。
外見的にも、成人の機能は備えている(生まれたばかりのクローンが、何故か成人している)。
記憶は一部、壊れている。
何故、クローンに元の個体の記憶が残っているのかは、さっぱり分からんが。
本作のクローン人間は、僕の知っているクローンとは大分違う。
あくまで、SF映画の設定だと思って見るしかない。
で、クローン・リプリーから取り出したクイーンはあっという間に成長し、あと数日で産卵出来るほどになった。
リプリーは、脳の成長が未だ完全ではなく、「フューリー」(前作の惑星の名前)を「ファック」と言ったりする。
本作には、他にもガラの悪そうな男の卑猥な下ネタがわんさと登場する。
で、前作で登場したユタニ社は、何と「ウォルマート」に買収されたらしい。
西友か。
連合軍はエイリアンを研究対象と捉えている。
その話しを聞いたリプリーは、「どうせ皆、殺される」と吐き捨てる。
まあ、そうでないとエイリアンのお話しにはならないのだが。
で、乗組員6名の宇宙貨物船ベティ号は、オルガ号とランデヴーする。
ベティ号の乗組員は、オルガ号に乗り込んだ。
金属探知機による検査があったが、酒を持ち込む輩もいる。
とにかく、ガラが悪い。
この時代には、最早宇宙飛行士はエリートでも何でもないのだろう。
オルガ号とベティ号のトップの間では、秘かに取り引きが行われた。
その取り引きに使われるのは、何と札束。
現在、コロナの影響で急速にキャッシュレス化が進んでいるが、数百年後でも、やはり現ナマの方が信用があるということか。
この時代の酒は、コップの中に入れたキューブを溶かして飲む。
もう97年なので、本作では、CGによる映像が一般化している。
その割には、宇宙空間の描写などは、『2001年宇宙の旅』のリアルさには及ばない。
まあ、70年代、80年代のSFは大抵そうだが。
要するに、カネと手間の掛け方が違うのだろう。
また、フルCGのはずのエイリアンは、意外とぎこちなく、時にストップ・モーションのような動きを見せる。
話しが先走ってしまった。
オルガ号にベティ号のクルーを乗せるには条件があって、「禁止区域に入るな」ということである。
まあ、禁止区域ではエイリアンの研究をしているのだろう。
シリーズも4作目になると、先が読める。
それから、ガラの悪い男が多いので、「ケンカをするな(No fight!)」と言っていた。
で、いつの間にか、エイリアン・クイーンの産んだ卵は、何人もの人間を養分にして脈打っている。
オエー!
一方、リプリーバスケット・ボールをする。
人間離れした身体能力を持つ。
ロング・シュートを決めたが、これはシガニー・ウィーバーが実際に入れたらしい。
昔の「かくし芸大会」みたいだな。
エイリアンは強化ガラス越しに飼われていた。
博士は、凶暴なエイリアンを飼い慣らそうとしている。
その頃、ベティ号のクルー達と酒を飲んで酔っ払ったコール(ウィノナ・ライダー)は、禁止区域に侵入する。
本作では、口臭(?)で人物を認証する。
指紋とか静脈ではない。
臭そうだ。
コールは何種類もの人間の唾液のサンプルを持っていて、ベティ将軍のそれを吹き掛けると、ドアが開く。
リプリーがいた。
コールは彼女に、エイリアンを捜していると告げる。
リプリーにはエイリアンの血が流れているので、手のひらをナイフで刺しても、傷にならない。
これは完全にCGだな。
ターミネーター2』レベルだ。
最初は珍しかったCGも、90年代後半になると、あらゆる映画で乱用されて、もうウンザリだ。
しかも、微妙にズレている。
コールは、エイリアンの胎児がリプリーから抽出されて、実験室で培養されていると聞き、実験を止めなければと思うが、もう手遅れであった。
しかし、コールの行動がオルガ号のトップにバレてしまう。
ベティ号の乗組員は全員、テロリスト認定されてしまった。
「全員処刑してやる!」という怒号が飛び交う中、必死で反撃するベティ号のクルー達。
その頃、実験室ではエイリアン同士がケンカを始めていた。
ついには、噛み付き合いになる。
エイリアンの血液は酸性で、金属を溶かす。
やられて大量の血を流したエイリアンのせいで、施設の床に巨大な穴が開く。
博士が呆然とする中、エイリアン達は逃げ出してしまった。
しかし、こんなことも想定していなかったのかねえ。
コールは、エイリアンを繁殖させていたということを知る。
暴れだすエイリアン。
船内に、「全員退去!これは訓練ではない!」という緊急放送が流れる。
ベティ号の車椅子の乗組員ブリースも勇敢に戦う。
監禁されていたリプリーは、素手でカギをこじ開けて部屋から脱出する。
オルガ号の乗組員達が乗り込んだ脱出艇に、脱走したエイリアンも乗り込んだ。
そのため、冷酷な将軍は、乗組員もろとも脱出艇を爆破する。
結局、オルガ号の船内に残されたのは、ベティ号のクルーであった。
彼らの前に立ちはだかったエイリアンから、リプリーが彼らを助ける。
連合軍のトップによると、船内には12匹のエイリアンがいるという。
エイリアン退治の使命を持つコールは、リプリーのことを信用しない。
「We can't trust her! She's no human!」
オルガ号は、異常を感知すると、自動的に地球に戻るようプログラムされていた。
地球に激突するまで、あと3時間しかない。
さあ、これからどうする?
途中、失敗したクローン・リプリーの標本が保存されている部屋を通る。
リプリーは、多数の奇形クローンを見て、泣きながら火炎放射器をぶっ放す。
が、ホルマリンは可燃性ではないのか?
それから、コールは電子の「HOLY BIBLE」を持ち歩いているが、異様に箱がデカイ。
今の電子書籍のように薄型ではないのか。
結末は、実にアナーキーである。
が、シリーズを見ている人なら、想像が付いてしまう。
続編というのは、本当に難しい。
滅多に成功しない。
エイリアン2』は成功作だと言われているが。
この後も、21世紀になってから何本も作られたんだよなあ。
もういいや。

Alien: Resurrection - Official® Trailer [HD]

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第188回)

(テキスト190ページ、1行目〜)

To remedy this, I went to work in my thought, and calling to Friday to bid them sit down on the bank while he came to me, I soon made a kind of hand-barrow to lay them on, and Friday and I carry'd them up both together upon it between us:

remedy(他)矯正する、改善する
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
go to work=get to work(~の)仕事に取りかかる
in(前)(範囲を表わして)~において、~以内で
my(代)私の
thought(名)考えること、思考、思索
call(他)(人に)叫ぶ(to)(+to do)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
bid(他)(人に)(~するよう)命じる、勧める(+目+原形)
down(副)座って ・sit down 座る
bank(名)(川・湖などの)土手、堤防
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
a kind of ~ ~のような
handbarrow(名)四つ手運搬器(前後二人で運ぶ)
lay(他)(副詞句を伴って)(~を)(~に)横たえる、置く
carry'd→carried
both(代)(同格に用いて)両者とも、両方とも

But when we had got them to the outside of our wall or fortification, we were at a worse loss than before; for it was impossible to get them over; and I was resolv'd not to break it down:

when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
get(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(ある場所・位置に(から))持って(連れて)いく、動かす、運ぶ(to)
our(代)我々の、私たちの
wall(名)(石・れんがなどの)塀、外壁
fortification(名)防御工事、とりで、要塞(ようさい)
at a loss(~に)困って
worse(形)(badの比較級で)(~より)いっそう悪い、なお悪い(⇔better)
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
get over(咲く・塀など)を乗り越える、通り越す、(川・橋など)を渡る
resolv'd→resolved(形)(~しようと)決心して、断固として(=determined)(+to do)
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(~し)ない
break down(~を)破壊する、たたき壊す ・break down a wall 塀を取り壊す

So I set to work again; and Friday and I, in about two hours time, made a very handsome tent, cover'd with old sails, and above that with boughs of trees, being in the space without our outward fence, and between that and the grove of young wood which I had planted:

so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
set to work 仕事に着手する
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中
about(副)(数詞を伴って)およそ、約
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
time(名)(またa ~)(ある一定の長さの)期間、間
handsome(形)(建物など)見事な、堂々とした
tent(名)テント、天幕
cover'd→covered(形)おおい(屋根)のついた、ふた付きの
with(前)(材料・中身を表わして)~で ・The books were covered with dust. 本はほこりにおおわれていた。
old(形)古い(⇔new)
sail(名)(船の)帆
that(代)(指示代名詞)(反復の代名詞として)(~の)それ
bough(名)(木の)大枝
space(名)空間
without(前)~の外(そと)に(で)
outward(形)外面上の、表面の、外形の
fence(名)(敷地などを仕切る)囲い、垣根、柵(さく)、フェンス
and(接)(等位接続詞)(between ~ and ~で)~と~(との間に)
grove(名)(散策などに適した下生えのない)小さい森、小立
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
plant(他)(若木などを)植える

And here we made them two beds of such things as I had (viz.) of good rice-straw, with blankets laid upon it, to lye on, and another to cover them on each bed.

make(他)(材料から)(ものを)作る、造る(of)(ofは通例材料の形が製作物にとどまっている場合に用いる)
of(前)(材料を表わして)~で(作った)、~から(成る)・made of wood 木製の
such(形)(such ~ as ~で)~のような
as(代)(関係代名詞)(such、the sameまたはasを先行詞に含んで、制限的に用いて)~のような
viz.(副)すなわち(通例namelyと読む)
rice(形)稲の
straw(名)わら、麦わら
blanket(名)毛布、ブランケット
lye→lie(自)(副詞句を伴って)(ものが)横たわっている、ある
another(代)もう一つのもの、もう一人の人

My island was now peopled, and I thought my self very rich in subjects; and it was a merry reflection which I frequently made, how like a king I look'd.

now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
people(他)(人が)(場所に)住む、居住する(通例受身)
think(他)(~を)(~だと)思う、みなす(+目+補)
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
rich(形)(~に)恵まれて(in)
subject(名)臣、家来
merry(形)(古)楽しい(=pleasant)
reflection(名)(熟考して得た)感想、意見、考え
frequently(副)しばしば、たびたび、頻繁に
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
how(副)(疑問詞)(感嘆文に転用して)(節を導いて)
look like ~ ~のように見える、~に似ている
look'd→looked

First of all, the whole country was my own meer property; so that I had an undoubted right of dominion.

first of all まず第一に
meer→mere(形)ほんの、単なる、まったく~にすぎない
property(名)所有物(全体)
so that(結果の副詞節を導いて)それで、そのため
have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)持っている
undoubted(形)疑う余地のない
right(名)(法的・政治的な)権利
dominion(名)支配(統治)権(力)、主権

Secondly, my people were perfectly subjected:

secondly(副)第二に、次に
people(名)(one's ~)(君主に対して)臣民
perfectly(副)完全に、申し分なく
subject(他)(~を)(~に)服従させる、従属させる

I was absolute lord and law-giver; they all ow'd their lives to me, and were ready to lay down their lives, if there had been occasion of it, for me.

absolute(形)専制の、独裁の ・an absolute monarch 専制君主
lord(名)(封建時代の)領主、君主
lawgiver(名)立法者、法律制定者
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
ow'd→owed
owe(他)(成功などを)(~に)帰さねばならない、(~のあるのは)(~の)おかげである ・I owe my life to you. あなたは私の命の恩人です。
their(代)彼ら(彼女ら)の
life(名)(個人の)命、生命
ready(形)いつでも(喜んで)(~)して(する気で)(+to do)
lay down(武器・命などを)捨てる、なげうつ
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(過去の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去完了を用い、帰結の主節には通例助動詞の過去形+have+過去分詞の形が用いられる)
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる/(beを述語動詞として)
occasion(名)(事の)きっかけ、直接の原因(of)

It was remarkable too, I had but three subjects, and they were of three different religions.

remarkable(形)注目すべき、驚くべき、目立った、著しい
have(他)(ある関係を表わして)(使用人などを)置いている、(動物を)飼っている
but(副)ただ、ほんの~だけ
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
of(前)(起源・出所を表わして)~から、~の ・be of ~の出である
different(形)(~と)異なった、違った、別の(=similar)
religion(名)(特定の)宗教、宗旨、~教

My man Friday was a Protestant, his father was a pagan and a cannibal, and the Spaniard was a Papist:

man(名)召し使い、下男
Protestant(名)新教徒、プロテスタント
pagan(名)(主要宗教を信じない)異教徒
cannibal(名)人肉を食べる人
Spaniard(名)スペイン人
papist(名)カトリック教徒

However, I allow'd liberty of conscience throughout my dominions:

allow'd→allowed
allow(他)(要求・主張などを)認める
liberty(名)(束縛のない)自由 ・liberty of conscience 良心の自由
conscience(名)良心、道義心、善悪の観念 ・freedom of conscience 良心の自由
throughout(前)(場所を表わして)~のすみからすみまで、~の至る所に
dominion(名)領土

But this is by the way.

by the way(本題ではなく)ついでの話で ・But this is by the way. しかしこれはついでの話で。

As soon as I had secur'd my two weak rescued prisoners, and given them shelter, and a place to rest them upon, I began to think of making some provision for them:

as soon as ~(接続詞に用いて)~するとすぐに、~するやいなや
secur'd→secured
secure(他)(~を)完全にする、守る
weak(形)(人・体・器官など)弱々しい、虚弱な
prisoner(名)(戦争などの)捕虜(=captive)
rescue(他)(人・ものを)救う、救助(救出)する
give(他)(人に)(ものを)与える、あげる(+目+目)
shelter(名)(風雨・危険などを避ける)避難所
place(名)(特定の目的に使用される)場所、建物、~場、~所
rest(他)(~を)休ませる、休養させる
begin(他)(~し)始める、(~し)だす(+to do)
think of ~(案など)を思いつく(+doing)
provision(名)食料、糧食(=supplies)

And the first thing I did, I order'd Friday to take a yearling goat, betwixt a kid and a goat, out of my particular flock, to be kill'd, when I cut off the hinder quarter, and chopping it into small pieces, I set Friday to work to boiling and stewing, and made them a very good dish, I assure you, of flesh and broth, having put some barley and rice also into the broth; and as I cook'd it without doors, for I made no fire within my inner wall, so I carry'd it all into the new tent; and having set a table there for them, I sat down and eat my own dinner also with them, and, as well as I could, cheer'd them and encourag'd them; Friday being my interpreter, especially to his father, and indeed to the Spaniard too; for the Spaniard spoke the language of the savages pretty well.

order'd→ordered
order(他)(人に)(~(すること)を)命じる、指図する(+目+to do)
take(他)(副詞句を伴って)(ある場所から他へ)持っていく、連れていく
yearling(形)明ける歳の
goat(名)ヤギ(ヤギは繁殖力が旺盛なので好色のイメージがある/罪や悪との連想が古くからあり、悪魔はよくヤギの姿で現われる)
betwixt(前)(古)=between(前)(数量・程度・性質などを表わして)~の中間で(の)、~の両方の性質を兼ねた、~ないし
kid(名)子ヤギ
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
particular(形)(one's ~で)個人としての
flock(名)(集合的/単数または複数扱い)(羊・ヤギ・ガチョウ・アヒル・鳥などの)群れ
kill'd→killed
cut off(~を)切り払う(落とす)
hinder(形)後方の、後部の
chop(他)切り刻む(into)
into(前)(変化・結果を表わして)~に(する、なる)(通例ある物が別の物に形や状態を変えることを表わす)
piece(名)断片、破片
set ~ to work(~に)仕事を始めさせる
boil(他)(液体を)沸かす
stew(他)(肉・果物などを)とろ火で煮る、シチューにする
make(他)(人に)(ものを)作(造)ってやる
good(形)(食べ物が)おいしい
dish(名)(皿に盛った)料理、食物
assure(他)(人に)(~を)保証する、請け合う(=guarantee)
flesh(名)(人間・動物の)肉
broth(名)(肉・魚などの)煮汁、だし、ブイヨン、(スープ)ストック
put(他)(副詞句を伴って)(~を)(~に)動かす、入れる、向ける(into)
barley(名)大麦(の実)
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
cook'd→cooked
door(名)戸口、門口、(扉を備えた)出入り口、玄関(=doorway)
make(他)(火を)おこす ・make a fire 火をたく(おこす)
fire(名)(暖房・料理用の)火、炉火、炭火、たき火 ・make a fire 火をたく
within(前)~の内で、中で、内部で(⇔outside)
inner(形)内(側)の、内部の(⇔inner)
carry(他)(~を)(他の場所へ)(持ち)運ぶ、運搬する
all(代)(単数扱い)(同格にも用いて)全部、ことごとく
as ~ as one can できるだけ
cheer'd→cheered
cheer(他)励ます、激励する(=hearten)
encourag'd→encouraged
encourage(他)(人を)元気(勇気)づける、励ます(⇔discourage)
interpreter(名)通訳(者)
especially(副)特に、とりわけ
speak(他)(国語を)話す、しゃべる
savage(名)野蛮人、未開人
pretty(副)(形容詞・他の副詞を修飾して)かなり、相当
well(副)上手に、うまく ・speak French well フランス語を上手に話す

After we had dined, or rather supped, I order'd Friday to take one of the canoes, and go and fetch our musquets and other fire-arms, which for want of time we had left upon the place of battle, and the next day I order'd him to go and bury the dead bodies of the savages, which lay open to the sun, and would presently be offensive; and I also order'd him to bury the horrid remains of their babarous feast, which I knew were pretty much, and which I could not think of doing myself; nay, I could not bear to see them, if I went that way:

after(接)(~した)後に(で)、~してから
dine(自)食事をする、正餐(せいさん)(晩餐)をとる
or rather いやむしろ、もっと性格にいえば(訂正の時に用いる)
sup(自)(古)夕食を食べる
take(他)(乗り物に)乗る
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
go and do(通例不定詞形または命令法で)~しに行く(現在形でのみ用いる)
fetch(他)(ものを)取って(取りに)くる、(人を)呼んで(呼びに)くる
musquets→muskets
musket(名)(昔の)マスケット銃(rifleの前身で銃腔に施条(しじょう)がない)
firearm(名)(通例複数形で)(特に)小火器(短銃など)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
for want of ~ ~の不足のため
time(名)(必要な)時間
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく
battle(名)(特定地域における組織的な)戦い、戦闘
day(名)(副詞的に)~日
bury(他)(~を)葬る、埋葬する
body(名)死体、死骸(=corpse)
lie(自)(~の状態で)横になっている(+補)
open(形)むき出しの
presently(副)まもなく、やがて
offensive(形)いやな、不快な
horrid(形)恐ろしい、いまわしい
remain(名)(複数形で)残り、残り物 ・the remains of a meal 食事の食べ残し
babarous→barbarous(形)野蛮な、未開の(⇔civilized)
feast(名)(豪華な)宴会、饗宴(きょうえん)(=banquet)
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+that)
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
think of ~(通例否定文で)~のことを考えてみる、夢想する(+doing)
myself(代)(強調に用いて)私自身(Iとともに用いて同格的に)
nay(副)(接続詞的に)それのみならず、それどころか(=indeed
bear(他)(通例can、couldを伴って否定文または疑問文で)(苦痛・不幸などに)耐える、我慢する(+to do)
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在・過去・未来の実現の可能性のある事柄について推量する場合)(この場合には未来(未来完了)のことでもif節には現在(現在完了)時制を用いる)
that(形)(指示形容詞)(遠方の時・所をさして)あの、あちらの、その(⇔this)
way(名)(単数形で)方向、方面(通例前置詞なしで副詞句となる)・go that way あちらへ行く
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第187回)

(テキスト189ページ、1行目〜)

When his father had drank, I call'd to him to know if there was any water left; he said, yes; and I bad him give it to the poor Spaniard, who was in as much want of it as his father; and I sent one of the cakes, that Friday brought, to the Spaniard too, who was, indeed, very weak, and was reposing himself upon a green place under the shade of a tree; and whose limbs were also very stiff, and very much swell'd with the rude bandage he had been ty'd with.

when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
his(代)彼の
drink(自)(飲み物を)飲む
call'd→called
call(自)(人に)叫ぶ(+to do)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
if(接)(間接疑問文を導いて)~かどうか
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる/(beを述語動詞として)
any(形)(疑問文・条件節で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)いくらかの~、何人かの~
leave(他)(~を)(余りとして)残す、とり残す(しばしば受身)
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
bad→bade(動)bidの過去形
bid(他)(人に)(~するよう)命じる、勧める(+目+原形)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)(間接目的語に相当する句を導いて)~に
poor(形)哀れな、不幸な、気の毒な(話し手の気持ちからpoorと言っているので、訳の時には「気の毒に」と副詞的に訳すとよい)
Spaniard(名)スペイン人
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
as much ~ as ~ ~と同じ量(程度)の
want(名)必要、入用(通例in want of ~(「~が必要(入用)で」の意)の形で用いる)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
send(他)(もの・言葉などを)送る、届ける
one(代)(基数の1)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
cake(名)薄く堅焼きのオートミールパン(=oatcake)
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)/(他動詞・前置詞の目的語として)
weak(形)(人・体・器官など)弱々しい、虚弱な
repose(他)(repose oneselfで)(~に)横になる、休む(in)
himself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)
green(形)緑におおわれた、青々とした ・green fields 緑の野原
shade(名)(薄暗い)陰、日陰、木陰
whose(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人(たち)の
limb(名)(人・動物の胴体・頭部と区別して)手足(の体)、肢(し)(腕・脚・ひれ・翼など)
stiff(形)(筋肉・関節が)凝った、(動かすと)痛い
much(副)(過去分詞を修飾して)大変に、非常に、大いに
swell'd→swelled(形)=swollen(形)はれ上がった
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために
rude(形)だしぬけの、荒っぽい
bandage(名)包帯
ty'd→tied(形)(ひもなどで)結ばれた、くくられた
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で

When I saw that, upon Friday’s coming to him with the water, he sat up and drank, and took the bread, and began to eat, I went to him, and gave him a handful of raisins; he look'd up in my face with all the tokens of gratitude and thankfulness that could appear in any countenance; but was so weak, notwithstanding he had so exerted himself in the fight, that he could not stand upon his feet; he try'd to do it two or three times, but was really not able, his ankles were so swell'd and so painful to him; so I bad him sit still, and caused Friday to rub his ankles, and bathe them with rum, as he had done his father’s.

that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
on(前)(時間の接触を表わして)~するとすぐに、~と同時に(動作名詞または動名詞に伴う)
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
with(前)(所持・所有を表わして)~を持って(た)、~のある
sit up(寝た姿勢から起き上がって座った姿勢になる意味で)起き直る(上がる)、上体を起こす
begin(他)(~し)始める、(~し)だす(+to do)
eat(自)ものを食べる
give(他)(人に)(ものを)与える、あげる(+目+目)
handful(名)手一杯、ひとつかみ、ひと握り(of)
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
raisin(名)干しぶどう、レーズン
look'd→looked
look up 見上げる、目を上げる
my(代)私の
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
all(形)(性質・程度を表わす抽象名詞を修飾して)あらん限りの、最大の、最高の
token(名)しるし、象徴
gratitude(名)感謝(の念)、謝意(⇔ingratitude)・with gratitude 感謝して
thankfulness(名)<thankful(形)(心・言動が)感謝に満ちた、感謝の念を表わす
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
appear(自)(ものが)姿を見せる、出現する、現われる(⇔disappear)
countenance(名)顔つき、表情
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
notwithstanding(接)~だけれど
so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
exert oneself 精一杯努力する、一生懸命やる
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
fight(名)戦い、戦闘、合戦、会戦
that(接)(副詞節を導いて)(so(such)~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
on(前)(支え・支援を表わして)~で、~を軸にして ・on one's back 背中に
try'd→tried
try(他)(~を)努力する、やってみる、(~しようと)する(+to do)
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
time(名)(頻度を表わし、通例副詞句をなして)回、度 ・three times 3回
ankle(名)足首
so(副)(程度を表わして)(強意的に)とても、非常に、大変
painful(形)痛い(人は主語にならない)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
still(副)まだ、今までどおり
cause(他)(人・ものに)(~)させる(+目+to do)
rub(他)(もの・ものの表面を)手などでこする
bathe(他)(目・患部などを)洗う
with(前)(材料・中身を表わして)~で
rum(名)ラム酒(糖みつまたはサトウキビから造る)
as(接)(様態・状態を表わして)~のように

I observ'd the poor affectionate creature every two minutes, or perhaps less, all the while he was here, turn'd his head about, to see if his father was in the same place and posture, as he left him sitting; and at last he found he was not to be seen; at which he started up, and without speaking a word, flew with that swiftness to him, that one could scarce perceive his feet to touch the ground, as he went:

observ'd→observed
observe(他)(~することに)気づく(+that)
affectionate(形)(人が)愛情の深い、優しい
creature(名)(通例修飾語を伴って)人、やつ、女、子
every(形)(後に「序数+単数名詞」または「基数(またはfewなど)+複数名詞を伴って」)~おきに、~ごとに(しばしば副詞句として用いる)
less(代)より(もっと)少数(量、額)
all the while(接続詞的に)~している間じゅう
turn'd→turned
turn about ぐるりと回る(回す)
see(他)(~を)確かめる、調べる、よく見る(+wh.)
same(形)(the ~/as、that、who、whereなどと相関的に用いて)(以前と)同じ、変わらない
posture(名)(体の)姿勢、ポーズ
as(代)(関係代名詞)(such、the sameまたはasを先行詞に含んで、制限的に用いて)~のような
leave(他)(人を)(~するままにして)立ち去る(+目+doing)
at last 最後に、とうとう
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+that)
be(助動)(be+to doで)(可能を表わして)~することができる(通例see、findなどの受身の不定詞が伴う)・No one was to be seen. 人っ子ひとり見えなかった。
at(前)(感情の原因を表わして)~に(接して)、~を見て、聞いて、考えて
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で)(先行する句・節・文またはその内容を受けて)
start up(驚いて)飛び上がる、びくっとする
without(前)(主に動名詞を伴って)~せずに
speak(他)(人に)(言葉を)話す、しゃべる
word(名)(口で言う)言葉 ・without a word ひと言も言わないで
fly(自)(通例副詞句を伴って)(人が)飛ぶように走る、大急ぎで行く
that(形)(指示形容詞)(対話者同士がすでに知っているもの・人・量をさして)あの(⇔this)
swiftness(名)<swift(形)速い、敏捷(びんしょう)な(⇔slow)
one(代)(総称人数として/複数形なし)(一般的に)人、世人、だれでも
scarce(副)=scarcely(副)ほとんど~ない
perceive(他)(~を)知覚する、認める
touch(他)(ものが)(ものと)接触する(している)
ground(名)(the ~)地面、地(表)
as(接)(時を表わして)~している時、~したとたんに

But when he came, he only found he had laid himself down to ease his limbs; so Friday came back to me presently, and I then spoke to the Spaniard to let Friday help him up if he could, and lead him to the boat, and then he should carry him to our dwelling, where I would take care of him:

only(副)ただ単に
lay down(~を)(~に)横たえる、下に置く
himself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)
ease(他)(人・心を)楽にする
come back 帰る、戻る(to)
presently(副)まもなく、やがて
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
let(他)(使役を表わして)(人に)(働きかけて)(~)させる(+目+原形)
up(副)体を起こして
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在・過去・未来の実現の可能性のある事柄について推量する場合)
lead(他)(人・動物を)(手を取って)連れていく、(綱などをつけて)引いていく
should(助動)(仮定法で)(可能性・期待を表わして)きっと~だろう、~のはずである
carry(他)(~を)(他の場所へ)(持ち)運ぶ、運搬する
our(代)我々の、私たちの
dwelling(名)住居、居所、すみか
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
would(助動)(時制の一致により従属節内でまた間接話法で用いて)(意志未来を表わして)~しよう
take care of ~ ~を世話する、大事にする、~に気をつける(=look after)

But Friday, a lusty strong fellow, took the Spaniard quite up upon his back, and carry'd him away to the boat, and set him down softly upon the side or gunnel of the canoe, with his feet in the inside of it, and then lifted him quite in, he set him close to his father, and presently stepping out again, launch'd the boat off, and paddled it along the shore faster than I could walk, though the wind blew pretty hard too; so he brought them both safe into our creek, and leaving them in the boat, runs away to fetch the other canoe.

lusty(形)頑健な、丈夫な
strong(形)強健な、強壮な、丈夫な(⇔weak)
fellow(名)(通例修飾語を伴って)男、やつ
take up(人を)(乗り物に)乗せる
carry'd→carried
carry away(~を)運び(洗い)去る、さらってゆく
set down(もの・人などを)下に置く
softly(副)優しく、穏やかに
side(名)(前後・上下以外の)側面、横、わき(of)
gunnel(名)=gunwale(名)(海)舷縁(げんえん)、ガンネル、船べり
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
with(前)(付帯状況を表わす句を導いて)~して、~したまま、~しながら(名詞の後に前置詞付きの句・副詞・形容詞・分詞などの補足的要素を従える)
lift(他)(しばしば副詞句を伴って)(ものを)持ち(引き)上げる
in(副)(運動・方向を表わして)中に(へ)、内に(へ)(⇔out)
close to ~ ~に接して
step out(ちょっと)家(部屋)を出る、外出する
launch'd→launched
launch(他)(ボートなどを)水面におろす
off(副)(移動・方向を表わして)離れて、去って、走り出て
paddle(他)(ボート・カヌーを)パドル(かい)でこぐ
shore(名)(海・湖・川の)岸
fast(形)速い
wind(名)(またthe ~)(強い)風
blow(自)(通例副詞句を伴って)(風が)吹く ・It's blowing hard. 風がひどく吹いている。
pretty(副)(形容詞・他の副詞を修飾して)かなり、相当
hard(副)激しく、ひどく ・It's blowing hard. 激しく風が吹いている。
both(代)(同格に用いて)両者とも、両方とも
safe(副)安全に、無事に
creek(名)(海・川・湖の)(小さな)入り江、~浦(=inlet)
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく
run away(~から)逃げる、逃げ出す、逃亡(逃走)する
fetch(他)(ものを)取って(取りに)くる、(人を)呼んで(呼びに)くる
other(形)(the ~、one's ~)(二つの中の)もうひとつの、(三つ以上の中で)残りのもうひとつの

As he pass'd me, I spoke to him, and ask'd him, whither he went, he told me, Go fetch more boat; so away he went like the wind; for sure never man or horse ran like him, and he had the other canoe in the creek almost as soon as I got to it by land; so he wafted me over, and then went to help our new guests out of the boat, which he did; but they were neither of them able to walk; so that poor Friday knew not what to do.

pass'd→passed
pass(他)(~と)行き違う
ask'd→asked
ask(他)(人に)(~を)尋ねる(+目+wh.)
whither(副)(古)(疑問副詞)どこへ、どちらへ
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+that)
more(形)(many、muchの比較級)より多くの、もっと多くの(⇔less、fewer)
go away 立ち去る
like(前)~のような、~に似た
for sure 確かに、確かなこととして、きっと(=for certain)
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して~ない
man(名)(無冠詞で総称的に)(動物と区別して)人、人間
as soon as ~(接続詞に用いて)~するとすぐに、~するやいなや
get to ~ ~に達する
by(前)(道)を通って、~に沿って
land(名)(海などに対して)陸、陸地(⇔sea)・by land 陸路で
waft(他)(もの・音・においなどを)(風・波などが)漂わせる、ふわりと運ぶ
over(副)(街路・川・海などを)越えて、向こうへ
go(自)(~しに)行く(+to do)
new(形)(ある地位に)ついたばかりの、新入の、新参の
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
neither(代)(二者の)どちらも~でない(of)
able(形)(~することが)できて、(~し)えて(⇔unable)(通例生物の主語に用いる)(+to do)
so that(結果の副詞節を導いて)それで、そのため
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)

『エイリアン3』

この週末は、ブルーレイで『エイリアン3』を見た。

エイリアン3 [Blu-ray]

エイリアン3 [Blu-ray]

  • 発売日: 2012/07/18
  • メディア: Blu-ray
1992年のアメリカ映画。
監督はデヴィッド・フィンチャー
このシリーズは、いずれも、かなり名立たる監督が撮っている。
脚本は、『エイリアン』(製作)、『エイリアン2』(原案・製作総指揮)のデヴィッド・ガイラーと、『ゲッタウェイ』(脚本)、『エイリアン』(製作)、『エイリアン2』(原案・製作総指揮)のウォルター・ヒル
原案は、『スター・ウォーズ』(コンピュータアニメーション・グラフィックディスプレイ)、『エイリアン』(脚本・ビジュアルデザインコンサルタント)、『ブルーサンダー』(脚本)、のダン・オバノンと、『エイリアン』(製作総指揮・原案)。
編集は、『エイリアン』『炎のランナー』のテリー・ローリングス。
主演は、『エイリアン』『エイリアン2』のシガニー・ウィーバー
共演は、『狼たちの午後』『未知との遭遇』『オーメン2/ダミアン』『エイリアン2』のランス・ヘンリクセン
20世紀フォックス
カラー、シネスコ・サイズ。
宇宙空間を漂う宇宙船スラコ号。
船内に人工冬眠で眠るリプリーシガニー・ウィーバー)。
既にエイリアンがいる。
事故が発生したと、自動的に脱出艇に乗せられるクルー達。
到着したのは、囚人惑星フューリー。
浜辺に打ち上げられて横たわっている油まみれのリプリーを、屈強な男が発見する。
リプリーは生きていた。
またもパンツ姿である。
一緒に宇宙船に乗っていた仲間は全員助からなかった。
その星は、刑務所惑星だった。
刑務所では、宗教的な儀式が行われている。
この星には、男しかいない。
皆、いかついスキンヘッドである。
殺人や性犯罪を犯した者ばかりだ。
宗教的儀式によって悔い改めた野郎どもは、リプリー救出の話しを聞いて、「女は要らん」などとうそぶく。
リプリーは、医務主任クレメンス(チャールズ・ダンス)の下、医務室に運ばれる。
リプリーは意識を取り戻す。
この星には、今では25名の囚人しかいない。
放射性廃棄物を収める鉛のコンテナを作る仕事のために、溶鉱炉がある。
リプリーが使っていた人工冬眠器に、エイリアンが接触した痕跡が発見される。
遺体置き場には、リプリーが娘のように可愛がっていたニュートの遺体が冷凍されていた。
リプリーはクレメンスに、遺体の解剖が必要だと告げる。
最初は渋っていたクレメンスも、リプリーの勢いに押され、遺体を解剖する。
異状はない。
死因は溺死だった。
しかし、その解剖の現場を刑務所長に見付かってしまう。
所長は、性犯罪者ばかりを収容しているこの場所で、女性であるリプリーにうろうろされて、所内の規律が乱れることを恐れていた。
その頃、二人の男が牛の死骸を運んでいた。
そばには、エイリアンの幼虫が。
リプリーと共にこの星に到着した者達の遺体は、リプリーの強い主張で、火葬にされた。
溶鉱炉に投げ落とされる遺体。
一方、先の男達が運んでいた牛の死骸からは、エイリアンの幼虫が飛び出した。
この星はシラミが多いので、リプリーも自分の頭髪を剃ってスキンヘッドにした。
食堂では、男達が、ゴリック(ポール・マッギャン)という囚人のことを「臭い」などと噂している。
そこへ、リプリーがやって来る。
久々に見る女性に、食堂内の男達は色めき立つ。
この星では、監督役の所長と副官、それに医師のクレメンス以外は、全員囚人である。
その頃、通気口を掃除していた囚人が、エイリアンが脱皮した皮を見付ける。
さらに、金属の網が溶けて、穴が空いている。
穴の中を覗くと、エイリアンがいる。
この囚人は、エイリアンに襲われ、換気扇に巻き込まれて死亡する。
一方、リプリーとクレメンスは、医務室でメイク・ラヴ中であった。
この二人がデキているという設定は、別に要らんと思うが。
その後、クレメンスらは通気口を調査しに行く。
クレメンスは、何かの存在した跡を発見する。
リプリーは何かを探している。
それをクレメンスに見付かるが、何を探しているかは明かさない。
何だか、焼けたような跡がある。
ニュートの睡眠カプセルにも、同じような跡があった。
クレメンスはリプリーに、「隠さずに教えてくれ」と言う。
リプリーはクレメンスに、「宇宙船のフライト・レコーダーを調べたいので、アンドロイドを探して」と告げる。
アンドロイドというのは、宇宙船に同乗していたビショップのことだな。
で、クレメンスは所長に呼び出され、リプリーとの関係をあれこれ詮索される。
リプリーは、脱出艇が不時着した場所にアンドロイドを探しに行き、バラバラになった彼の残骸を発見し、持ち帰る。
これがなかなかシュールな画だ。
バックの壁に「鉄」という感じが見える。
他にも、本作には、「高温危険」などの漢字が登場する。
エイリアンの軍事利用をもくろむ会社は「ユタニ社」と言って、日系企業らしい(湯谷社か)。
で、リプリーは、屈強な囚人達に囲まれ、犯されそうになるが、囚人のリーダーである黒人が助ける。
一方、ゴリック達3人の囚人は、通風管で火を灯したロウソクを並べていたが、その火が消える。
一人、また一人がエイリアンに襲われ、生き残ったゴリックも返り血を浴びる。
その頃、リプリーはアンドロイドの残骸に何やら電源のコードを接続したりしていた。
動き出すアンドロイド。
宇宙船で起きた火災の原因はエイリアンかとリプリーが尋ねると、「Yes」。
エイリアンは脱出艇に侵入して、一緒にこの星に来ているという。
そして、そのことは会社にも全部自動的に伝わっていると。
一方、食堂にいた血まみれのゴリックは、先の二人を殺したと勘違いされ、拘束される。
所長がそのように疑っていた。
リプリーはその様子を聞いている。
「怪物がいた」と言うゴリックに、「怪物のことを聞かせて」という。
しかし、所長はエイリアンのことは全く信じない。
仮に闘うにしても、ここは刑務所なので、武器もない。
あるのは、料理用の包丁と作業用のオノくらい。
「絶望だわ」とリプリー
ゴリックは医務室に監禁されている。
リプリーも医務室へ。
クレメンスによると、この星には補給船が年に2度来るくらいだという。
で、リプリーはクレメンスの過去を聞かされる。
鎮痛剤の量を間違えて死者11名を出し、禁固7年の刑に処せられたと。
あんまり、こういうエピソードも本筋には関係ない気が。
と言うのも、ここにエイリアンが登場して、クレメンスはやられてしまうのである。
主要登場人物だと思ったのに、こんなに早くいなくなるとは。
で、何故かリプリーはエイリアンに襲われない(その理由は、後で明らかになる)。
食堂で集会が開かれている。
死者が2名出たので(先のゴリックと一緒にいた囚人)、捜索隊の志願者を募っている。
すると、連中の目の前で所長がエイリアンに襲われる。
で、結局、またもリプリーはエイリアン退治のために立ち上がらなければならなくなった。
さあ、これからどうなる?
本作のエイリアンは、前作とは違って、高温でも死なない。
他にも、監督が代わると、作風がガラリと変わる。
あと、本作のエイリアンはストップ・モーションで動かされている。
ターミネーター2』と『ジュラシック・パーク』の間くらいの公開だから、CGという技術は既にあったと思うのだが。
90年代前半にストップ・モーションというのは、かなりクラシックに見える。
もっとも、CGがいいと言っている訳ではないが。
初期のCGは、ものすごく手間もカネも掛かったみたいだ。
本作は、前作と違って、評判は散々だったようである。
まあ、そんなに面白い映画ではない。
しかし、1992年洋画興行収入2位(1位は『フック』。ちなみに、邦画の1位は『紅の豚』)。

ALIEN 3 Official Trailer (1992) Sigourney Weaver, David Fincher Movie HD

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第186回)

(テキスト188ページ、2行目〜)

When he went in to him, he would sit down by him, open his breast, and hold his father’s head close to his bosom half an hour together, to nourish it; then he took his arms and ankles, which were numb'd and stiff with the binding, and chaffed and rubbed them with his hands; and I perceiving what the case was, gave him some rum out of my bottle to rub them with, which did them a great deal of good.

when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
go in(家などの)中に入る
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
would(助動)(過去の意志・主張・拒絶を表わして)(どうしても)~しようとした
down(副)座って ・sit down 座る
by(前)(場所・位置を表わして)~のそばに(で)、のかたわらに(の)、の手元に
open(他)(ドア・目・容器・包み・手紙などを)あける、開く(⇔close、shut)
his(代)彼の
breast(名)胸
hold(他)(~を)抱く、抱える
close to ~ ~に接して
bosom(名)(特に、女性の)胸
half(形)(冠詞またはone'sのついた名詞の前に置いて)~の半分の(一般的にはhalf a mile、half an hourの語順をとるか、またa half mile、a half hourともなる)
nourish(他)(~を)養う、(~に)滋養物を与える
then(副)それから、その後で
arm(名)腕(肩と手首の間)
ankle(名)足首
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
numb'd→numbed
numb(他)(~の)感覚をなくする、(~を)凍えさせる(しばしば受身で用い、「凍える、まひする」の意になる)
stiff(形)(筋肉・関節が)凝った、(動かすと)痛い
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために
binding(名)縛る(結合する)こと、束縛
chaffed→chafed
chafe(他)(手などを)こすって温める
rub(他)(もの・ものの表面を)手などでこする
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
perceive(他)(~を)理解する、了解する、看取する(+wh.)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の洗濯に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
case(名)場合、状況
give(他)(人に)(ものを)与える、あげる(+目+目)
rum(名)ラム酒(糖みつまたはサトウキビから造る)
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
my(代)私の
do a person good(人(の体)の)ためになる
great(形)(通例数量を表わす名詞を伴って)多数の、多量の、たくさんの ・a great deal
deal(名)(a great deal of ~で)かなり(ずいぶん)たくさんの
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の

This action put an end to our pursuit of the canoe, with the other savages, who were now gotten almost out of sight; and it was happy for us that we did not; for it blew so hard within two hours after, and before they could be gotten a quarter of their way, and continued blowing so hard all night, and that from the north-west, which was against them, that I could not suppose their boat could live, or that they ever reach'd to their own coast.

this(形)(指示形容詞)この/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
action(名)(具体的な)行動、行為
put(他)(限度・きりを)(~に)つける、打つ ・put an end to ~に終止符を打つ、~を終わらせる
end(名)(存在・行為などの)終止 ・put an end to ~を終わらせる
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
our(代)我々の、私たちの
pursuit(名)追跡、追撃(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
savage(名)野蛮人、未開人
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
get out of ~ ~から(~を)(取り)出す(除く)
sight(名)視界、視域
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(主語節を導いて)/(目的語節を導いて)
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(天候・寒暖を漠然とさして)
blow(他)(しばしばitを主語とし、通例副詞句を伴って)(風が)吹く ・It's blowing hard. 風がひどく吹いている。
so(副)(程度・結果を表わして)(順送りに訳して)非常に~なので
hard(副)激しく、ひどく ・It's blowing hard. 激しく風が吹いている。
within(前)(時間・距離・範囲など)~以内で(の)、~を越えずに、~の範囲内で(⇔out of)
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
after(副)(時を表わして)あとに、後に ・3 days after 3日後に
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに
could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
get(自)(副詞句を伴って)(ある場所・地位・状態に)達する、到着する、至る
their(代)彼ら(彼女ら)の
way(名)(単数形で)道のり、距離(しばしば副詞的にも用いる)
continue(他)(~を)続ける、継続する、持続する、(~し)続ける(⇔stop)(+doing)
all night ひと晩中、終夜
that(代)(指示代名詞)(反復の代名詞として)(~の)それ
northwest(名)(the ~)北西
against(前)~に逆らって ・against the wind 風に逆らって
that(接)(副詞節を導いて)(so(such)~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
suppose(他)(知っていることから)推測する、思う、考える(+that)
live(自)(思い出などが)(もとのまま)残る、存続する
ever(副)(否定文で)決して(~ない)
reach'd→reached
reach(自)(副詞句を伴って)(目・ものなどが)(~に)達する、及ぶ、届く
coast(名)(大陸・大きな島などの)海岸、沿岸

But to return to Friday, he was so busy about his father, that I could not find in my heart to take him off for some time:

return(自)(前の話題などに)戻る(to)
find it in one's heart to do(通例can(could)を伴って、否定文・疑問文で)(どうしても)~する気になる
take off(人を)連れ去る(=take away)
for some time しばらくの間、かなり長い間

But after I thought he could leave him a little, I call'd him to me, and he came jumping and laughing, and pleas'd to the highest extream; then I ask'd him, If he had given his father any bread?

after(接)(~した)後に(で)、~してから
think(他)(~と)思う、考える
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく
little(副)(a ~で肯定的用法で)少し、少しは
call'd→called
call(他)(~を)呼び出す、呼び寄せる、呼ぶ、招く(to)
come(自)(come doingで)(~しながら)はってくる
pleas'd→pleased(形)喜んで、満足して(=happy/⇔displeased)
to(前)(限度・程度・結果などを表わして)~に至るまで、~するほどに
high(形)(程度・割合・確率など)高い、高率の
extream→extreme(名)極度
ask'd→asked
ask(他)(人に)(~を)尋ねる(+目+wh.)
if(接)(間接疑問文を導いて)~かどうか
any(形)(疑問文・条件節で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)いくらかの~、何人かの~

He shook his head, and said, None: Ugly dog eat all up self; so I gave him a cake of bread out of a little pouch I carry'd on purpose; I also gave him a dram for himself, but he would not taste it, but carry'd it to his father:

shake one's head 首を横に振る(不同意・悲しみなどを表わす)
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
none(代)(no+先行名詞に代わって)少しも(決して)~ない
ugly(形)物騒な、危険な、たちの悪い、やっかいな
eat up(食物を)食い尽くす
all(代)(単数扱い)(同格にも用いて)全部、ことごとく
self(名)自分、自身、事故
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
cake(名)(薄く平たい)固いかたまり、(固形物の)1個(of)
pouch(名)(革製の)小袋(パイプ用の刻みたばこ入れなど)
carry'd→carried
on purpose 故意に、わざと
dram(名)(ウイスキーなどの)微量、ひと口
himself(代)(再帰的に用いて)(前置詞の目的語に用いて)
taste(他)(飲食物を)食べる、飲む、口にする、味わう

I had in my pocket two or three bunches of raisins, so I gave him a handful of them for his father.

three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
bunch(名)(果物などの)房(ふさ)・a bunch of grapes 一房のぶどう
raisin(名)干しぶどう、レーズン
handful(名)手一杯、ひとつかみ、ひと握り(of)

He had no sooner given his father these raisins, but I saw him come out of the boat, and run away as if he had been bewitch'd, he ran at such a rate; for he was the swiftest fellow of his foot that ever I saw; I say, he run at such a rate, that he was out of sight, as it were, in an instant; and though I call'd, and hallow'd too, after him, it was all one, away he went, and in a quarter of an hour, I saw him come back again, though not so fast as he went; and as he came nearer, I found his pace was slacker, because he had something in his hand.

no sooner ~ but ~するや否や
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+原形)
come out of ~(場所)から出てくる
run away(~から)逃げる、逃げ出す、逃亡(逃走)する
as if まるで~であるかのように(as if節の中では仮定法を用いる)
bewitch'd→bewitched(形)魔法にかかった
at(前)(度・割合などを表わして)~(の割り)で
rate(名)速度、進度
swift(形)速い、敏捷(びんしょう)な
fellow(名)(通例修飾語を伴って)男、やつ
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
foot(名)(またa ~)歩み、足どり ・be swift of foot 足が速い
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)/(主語として)
ever(副)(比較級の前後・最上級の後でそれらを強めて)これまで、今まで、ますます
I say(人の注意を引いて)おい、ちょっと、あのね
such(形)(such ~ thatで)非常に~なので
out of sight(~の)見えない所に
as it were(挿入句的に用いて)いわば、まるで
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中 ・in a moment たちまち
instant(名)瞬間、瞬時(=moment)・in an instant すぐさま、たちまち
hollow'd→hallooed
halloo(自)しっ(おーい)と叫ぶ
after(前)(順序・場所を表わして)~のあとに、~の後ろに続いて
it(代)(心中にあるかまたは問題になっている人・もの・事情・出来事・行動などをさして)・It's me.(それは)私です。
all(形)~だけ、ばかり
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人
go away 立ち去る
come back 帰る、戻る
not(副)(述語動詞・文以外の語句を否定して)~でなく
so(副)(so ~ as ~で)(否定語の後で)~ほどには~、~と同じ程度には~(でない)
fast(副)速く、急速に、急いで
as(接)(時を表わして)~している時、~したとたんに
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+that)
pace(名)速度、ペース
slack(形)(人・歩調など)のろい、ぐずぐずした ・a slack pace ゆっくりした足どり
because(接)(副詞節を導いて)(なぜなら)~だから(である)、~なので

When he came up to me, I found he had been quite home for an earthen jugg or pot to bring his father some fresh water, and that he had got two more cakes, or loaves of bread:

come up to ~ ~のすぐそばまでやってくる
home(副)わが家へ
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)
earthen(形)土で作った、土製の
jugg→jug(名)(広口で取っ手の付いた)水差し(=pitcher)
pot(名)ポット(丸くて深い陶器・金属・ガラス製のつぼ・鉢・かめ・深なべなど/取っ手のあるものもないものもある/日本語で「魔法瓶」を「ポット」と言うが、その意味は英語にはない)
bring(他)(人に)(ものを)持ってくる
fresh(形)(水が)塩分のない ・fresh water 淡水、真水
get(他)(~を)(~から)(努力して)得る、手に入れる
more(形)(many、muchの比較級)余分の、まだほかにある
loaves(名)loafの複数形
loaf(名)(一定の大きな型に焼いたパンの)ひとかたまり、ローフ ・a loaf of bread パンのひとかたまり

The bread he gave me, but the water he carry'd to his father:

However, as I was very thirsty too, I took a little sup of it.

as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
thirsty(形)のどが渇いた
take(他)(薬・飲食物などを)(体内に)取り入れる、食べる、飲む
sup(名)(飲み物の)ひと口、ひとすすり(of)

The water reviv'd his father more than all the rum or spirits I had given him; for he was just fainting with thirst.

reviv'd→revived
revive(他)(~を)生き返らせる、よみがえらせる、回復させる
more than ~ ~より多い、~を越える
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
spirit(名)(複数形で)強い酒
just(副)(進行形・状態を示す動詞などとともに用いて)~しかかって
faint(自)卒倒する、気が遠くなる、気絶する(=pass out)
thirst(名)(またa ~)のどの渇き、渇(かつ)
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)