『高慢と偏見』を原書で読む(第12回)

(テキスト15ページ、3行目〜)

“If he had had any compassion for me,” cried her husband impatiently, “he would not have danced half so much! For God's sake, say no more of his partners. Oh! that he had sprained his ankle in the first dance!”

have(他)(感情などを)(〜に対して)(態度・行動に)示す ・have some consideration for 〜に思いやりを示す
any(形)(疑問文・条件節で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)いくらかの〜、何人かの〜
compassion(名)(切実な)同情(心)、哀れみ ・have compassion for 〜に同情を寄せる
for(前)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)〜に対して(する)、〜を理解する
cry(他)(〜を)大声で叫ぶ、どなる(+引用)
her(代)彼女の
impatiently(副)<impatient(形)いらいらしている、我慢できない
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(would have+過分で/過去の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)〜しただろう
half(副)半ば、半分(だけ)
so much せいぜいその(この)程度までは、それ(これ)くらいまでは
for God's sake(命令形を強めて)お願いだから
no more それ以上(もはや、二度と)〜しない
of(前)(関係・関連を表わして)〜の点において、〜に関して、〜について
his(代)彼の
partner(名)(ダンスなどの)パートナー、相手、(自分と)組む人
oh(間)おお、おや、あ、ああ(驚き・恐怖・感嘆・苦痛・喜び・願望などいろいろの感情を表わす)・Oh that I were young again! ああ、もう一度若くなりたい。
that(接)(感嘆文をなして)(that節中に仮定法過去形を用い願望を表わして)〜すればよいのだが! ・Oh, that I were in England now. ああ今ごろイングランドにいたらなあ。
sprain(他)(足首などを)捻挫(ねんざ)する ・sprain one's ankle 足首をくじく
ankle(名)足首 ・sprain one's ankle 足首をねんざする
in(前)(時間を表わして)〜(のうち)に、〜の間、〜中 ・in one's life 自分の生涯で
dance(名)ダンス、踊り、舞踏、舞踊

“Oh! my dear,” continued Mrs. Bennet, “I am quite delighted with him. He is so excessively handsome! and his sisters are charming women. I never in my life saw any thing more elegant than their dresses. I dare say the lace upon Mrs. Hurst's gown―”

my(代)私の
dear(間)(驚き・あわれみ・あせり・困惑・軽蔑などを表わして)おや!、まあ! ・Oh, dear! おやおや! あらまあ!
continue(他)(〜と)(再び)話を続ける、引き続いて言う(+引用)
Bennet ベネット(Jane Austen, Pride and Prejudiceに登場する一家)
quite(副)(程度を表わす形容詞・動詞などを修飾して)非常に、たいへん
delighted(形)(〜に)大いに喜んで(with)
with(前)(感情・態度の対象を導いて)〜に対して、〜に
so(副)(程度を表わして)(強意的に)とても、非常に、たいへん
excessively(副)非常に、はなはだ
handsome(形)(男が)顔立ち(容姿)の整った、男性的でりりしい、ハンサムな
charming(形)(とても)すてきな、とても感じのよい ・a charming person すてきな人
anything(代)(否定文に用いて)何も(〜ない)
more(副)(主に2音節以上の形容詞・副詞の比較級をつくって)(〜より)もっと(than)
elegant(形)(人・行動・服装・場所など)上品な、優雅な、しとやかな
their(代)彼ら(彼女ら)の
I dare say おそらく〜だろう、たぶん
lace(名)レース
on(前)(付着・所持を表わして)〜にくっつけて、〜の身につけて
Hurst ハースト
gown(名)(婦人用)ガウン(パーティーなどの正装に着る)

Here she was interrupted again.

here(副)(文頭に用いて)この点で、ここで
interrupt(他)(〜を)さえぎる

Mr. Bennet protested against any description of finery.

protest(自)(〜に)抗議する、異議を申し立てる(against)
description(名)記述、叙述、描写
finery(名)美服、華美な装飾品

She was therefore obliged to seek another branch of the subject, and related, with much bitterness of spirit and some exaggeration, the shocking rudeness of Mr. Darcy.

therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
obliged(形)(人が)(〜)せざるをえなくて(+to do)
seek(他)(人・ものなどを)捜す、捜し求める
another(形)別の、ほかの
branch(名)部門、分科(of)
relate(他)(話・経験などを)話す、物語る
with(前)(様態の副詞句を導いて)〜を示して、〜して
bitterness(名)辛辣(しんらつ)
spirit(名)(心の働きとしての)精神、魂
exaggeration(名)誇張
shocking(形)衝撃的な、ショッキングな、ぞっとするような(=appalling)
rudeness(名)<rude(形)(人・行為が)不作法な、失礼な、無礼な(=impolite)
Darcy ダーシー Fitzwilliam 〜(Jane Ansten, Pride and Prejudice中のElizabeth Bennetの恋人で、prideに当たる)

“But I can assure you,” she added, “that Lizzy does not lose much by not suiting his fancy; for he is a most disagreeable, horrid man, not at all worth pleasing. So high and so conceited that there was no enduring him! He walked here, and he walked there, fancying himself so very great! Not handsome enough to dance with! I wish you had been there, my dear, to have given him one of your set downs. I quite detest the man.”

assure(他)(人に)(〜を)保証する、請け合う(=guarantee)(+目+that)
add(他)(言葉を)付け加える(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)
Lizzy(名)リジー(女性名/Elizabethの愛称)
lose(他)(〜を)(維持できず)失う
much(代)(単数扱い)(通例否定・疑問文で)多量、たくさん(⇔little)
by(前)(手段・方法・原因・媒介を表わして)(doingを目的語にして)(〜することに)よって
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(〜し)ない
suit(他)(気候・食物などが)(目的・好み・条件などに)合う、適する
fancy(名)(〜に対する)(気まぐれな)好み、嗜好、愛好
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は〜だから(=as、since)
most(副)(主に2音節以上の形容詞・副詞の最上級を作って)最も、いちばん
disagreeable(形)不愉快な、いやな、性に合わない(=unpleasant) ・a disagreeable person 不愉快な人
horrid(形)実にひどい、ほんとにいやな(=horrible)
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性
not(副)(述語動詞・文以外の語句を否定して)〜でなく
at all(否定文に用いて)少しも(〜でない)
worth(形)(動名詞を伴って)(〜するに)値して、(〜するだけの)価値があって
so(副)(程度・結果を表わして)(so 〜 that 〜で)(順送りに訳して)非常に〜なので〜
high(形)気位の高い、傲然とした
conceited(形)うぬぼれの強い、思いあがった
that(接)(副詞節を導いて)(so 〜 thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)〜なので、〜(する)ほど
there(副)(there is no+doingで)〜することはとてもできない
endure(他)(辛抱強くじっと)我慢する
here and there あちこちに(へ)、ここかしこに
fancy(他)(〜を)空想する、心に描く、想像する(+目+補)
himself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)
so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
great(形)(能力・価値・重要性など)偉大な、すぐれた、卓越した
handsome(形)(女が)大がらで魅力的な、堂々とした
enough(副)(形容詞・副詞の後に置いて)(〜するに)足りるだけ、十分(+to do)
with(前)(接触・交際・結合などを表わして)(〜であったらよかったのにと)思う(+that)(thatは省略されるのが普通で、節内には仮定法過去完了形が用いられる)
dear(名)(呼び掛けにも用いて)あなた、おまえ(男女ともに用いる) ・my dear さあ
give(他)(〜に)(打撃などを)加える(+目+目)
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
of(前)(部分を表わして)〜の中の
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
setdown(名)高慢の鼻を折る(やりこめる)こと、罵倒
detest(他)(〜を)ひどく嫌う、(〜が)いやでたまらない
【参考文献】
Pride and Prejudice (Penguin Classics)』Jane Austen・著
自負と偏見 (新潮文庫)小山太一・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)