『高慢と偏見』を原書で読む(第13回)

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CHAPTER IV

chapter(名)(書物・論文の)章 ・chapter one 第1章
I(名)(ローマ数字の)I
V(名)(ローマ数字の)5 ・IV(iv)=4

When Jane and Elizabeth were alone, the former, who had been cautious in her praise of Mr. Bingley before, expressed to her sister how very much she admired him.

when(接)〜する時に、〜時(時を表わす副詞節をつくる)
Jane(名)ジェイン(女性名/Janet、Jenny)
Elizabeth(名)エリザベス(女性名/愛称Bess、Bessie、Bessy、Beth、Betty、Eliza、Elsie、Lily、Lisa、Liz、Liza、Lizzie、Lizzy)
former(形)(the 〜/後者(the latter)に対して対句的に用いて)(代名詞に用いて)前者(単数名詞を受ける時には単数扱い、複数名詞を受ける時には複数扱いになる)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
cautious(形)用心深い、慎重な、周到な
in(前)(行為・活動・従事を表わして)〜して、〜に従事して
her(代)彼女の
praise(名)称賛、ほめる(られる)こと ・in praise of 〜をほめて、たたえて
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)〜を、〜の
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
express(他)(思想などを)(言葉で)表現する、言い表わす(+wh.)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜に対して、〜に
how(副)(疑問詞)(程度を尋ねて)(節を導いて)
much(副)(動詞を修飾して)おおいに、たいそう、非常に
admire(他)(〜を)称賛する、(〜に)感心(敬服)する

“He is just what a young man ought to be,” said she, “sensible, good humoured, lively; and I never saw such happy manners!―so much ease, with such perfect good breeding!”

what(代)(関係代名詞)(関係詞節中beの補語に用いて)(〜ある)まさにその人(もの)
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性
ought(助動)(to doを伴う)(義務・当然・適当・必要を表わして)〜すべきである、〜するのが当然(適当)である、〜したほうがよい
say(他)(人に)(〜と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
sensible(形)(人・行動など)分別のある、思慮のある、賢明な、道理にかなった
humoured→humored
good-humored(形)上機嫌な、陽気な(⇔ill-humored)
lively(形)元気な、活発な
see(他)(〜を)経験する、(〜に)遭遇する
such(形)(程度を表わして)(形容詞+名詞の前で/副詞的に)あれほど(これほど)の、あんな(そんな)に、このように
happy(形)(表現・考えなど)適切な、巧妙な、うまい
manner(名)(複数形で)行儀、作法 ・good manners よい作法
so much(不可算の名詞を修飾して)まったくの
ease(名)(態度・様子などの)気軽さ
with(前)(様態の副詞句を導いて)〜を示して、〜して
perfect(形)申し分のない、満足のゆく、理想的な
breeding(名)育ち、教養 ・a man of fine breeding 教養の豊かな人

“He is also handsome,” replied Elizabeth, “which a young man ought likewise to be, if he possibly can. His character is thereby complete.”

handsome(形)(男が)顔立ち(容姿)の整った、男性的でりりしい、ハンサムな
reply(他)(〜と)答える(+引用)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(先行する句・節・文またはその内容を受けて)
likewise(副)そのうえ
possibly(副)(can、couldに伴って強意的に)(疑問文で)どうにかして、何とか
his(代)彼の
thereby(副)それによって
complete(形)完成して、まとまっていて

“I was very much flattered by his asking me to dance a second time. I did not expect such a compliment.”

much(副)(過去分詞を修飾して)大変に、非常に、大いに
flattered(形)(人が)喜んで ・I am greatly flattered by your invitation. 御招待いただいて大変光栄です。
by(前)(手段・方法・原因・媒介を表わして)(doingを目的語にして)(〜すること)によって
ask(他)(人に)(〜するように)誘う(=invite)(+目+to do)
time(名)(頻度を表わし、通例副詞句をなして)回、度
such(形)(程度を表わして)(名詞の前に直接用いて)非常な、たいへんな
compliment(名)光栄なこと

“Did not you? I did for you. But that is one great difference between us. Compliments always take you by surprise, and me never. What could be more natural than his asking you again? He could not help seeing that you were about five times as pretty as every other woman in the room. No thanks to his gallantry for that. Well, he certainly is very agreeable, and I give you leave to like him. You have liked many a stupider person.”

do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(同一の動詞(およびそれを含む語群)の反復を避けて)
for(前)(対象)(関連を表わして)〜について(は)、〜の場合には
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
between(前)(区別・選択を表わして)〜の間で、〜のどちらかを ・the difference between right and wrong 善と悪との区別
take 〜 by surprise(人の)不意を襲う、(人に)不意打ちを食わせる
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で/婉曲的に)〜できるだろうに、〜したいくらいだ
more(副)(主に2音節以上の形容詞・副詞の比較級をつくって)(〜より)もっと
natural(形)当然の(で)、もっともな(⇔unnatural、surprising)
ask(他)(人を)招く、招待する、誘う
help(他)(cannot、could notの後で)(〜)せずにはいられない(+doing)
see(他)(〜が)わかる、(〜に)気づく(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)
about(副)(数詞を伴って)およそ、約〜(aboutは示されている数・量に達しているかいないかは問題にせず、大体それに近い場合に用いられる)
five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の
time(名)(複数形で)倍 ・ten times as large as 〜の10倍も大きい
as(副)(通例as 〜 as 〜で、形容詞・副詞の前に置いて)(〜と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as 〜 as 〜で前のasが指示副詞、後のasは接続詞)
as(接)(as 〜 as 〜で同程度の比較を表わして)〜と同じく、〜と同様に、〜のように、〜ほど
every other その他すべての
in(前)(全体との関係を表わして)〜の中で、〜のうちで
thank(名)(複数形で)感謝、謝辞(for)(=gratitude)
galanntry(名)婦人に対するいんぎんさ
for(前)(対象)(報償・返報を表わして)(好意・成果など)に対して、〜の返報として
well(間)(安心・あきらめ・譲歩などを表わして)やれやれ、まあいいや
agreeable(形)快い、感じ(愛想)のよい(=nice/⇔disagreeable)
give(他)(人などに)(時間・機会・許可・休息などを)認める、許す(+目+目)
leave(名)許し、許可(=permission)(+to do)
many(形)(many aに単数形の名詞・動詞を伴って/単数扱い)数々の、多数の
stupid(形)くだらない、つまらない、退屈な

“Dear Lizzy!”

dear(間)(驚き・あわれみ・あせり・困惑・軽蔑などを表わして)おや!、まあ!
Lizzy(名)リジー(女性名/Elizabethの愛称)

“Oh! you are a great deal too apt you know, to like people in general. You never see a fault in any body. All the world are good and agreeable in your eyes. I never heard you speak ill of a human being in your life.”

oh(間)(しばしば直後にコンマや!などを従える)(驚き・恐怖・苦痛・願望・反応・了解などを表わして)ああ!、おお!、おや!
great(形)(通例数量を表わす名詞を伴って)多数の、多量の、たくさんの
deal(名)(副詞的に/強意句としてmore、less、too many、too much、または比較級の前につけて)かなり、ずっと、だいぶ
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)〜すぎる
apt(形)(〜し)がちで、(〜し)やすくて(+to do)
you know(念を押すためにしばしば文に付加して)何しろ〜だから
in general 一般に、概して(=on the whole、generally)
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して〜ない
fault(名)(性格上の)欠点、短所
in(前)(人の能力・性格・才能を表わして)(人)の中に、〜には
anybody(代)(否定文で用いて)だれも
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
world(名)(the 〜/単数扱い)(渡る)世間、世の中
good(形)(道徳的に)良い、善良な、有徳の(⇔evil)
in(前)(範囲を表わして)〜において、〜内で ・in one's sight 視界の内に
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
eye(名)物の見方、見地、見解 ・in my eyes 自分の見るところでは
hear(他)(〜が)聞こえる、(〜を)聞く(+目+原形)
speak ill of 〜 〜のことを悪く言う、けなす
human being(名)人間(動物・妖精・神・幽霊など人間以外のものと対比して用いる)
in(前)(時間を表わして)〜(のうち)に、〜の間、〜中 ・in one's life 自分の生涯で

“I would wish not to be hasty in censuring any one; but I always speak what I think.”

would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(強い願望・選択を表わして)〜したいと思う
wish(他)(〜)したい(と思う)(+to do)
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(〜し)ない
hasty(形)早まった、そそっかしい、軽率な(=rash) ・be hasty in doing 軽率にも〜する
censure(他)(人を)(〜のことで)非難する、とがめる
speak(他)(事実・思想などを)語る、伝える
what(代)(関係代名詞)(〜する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
think(他)(〜と)思う、考える(+that)

“I know you do; and it is that which makes the wonder. With your good sense, to be so honestly blind to the follies and nonsense of others! Affectation of candour is common enough;―one meets it every where. But to be candid without ostentation or design―to take the good of everybody's character and make it still better, and say nothing of the bad―belongs to you alone. And so, you like this man's sisters too, do you? Their manners are not equal to his.”

know(他)(〜を)知る、知っている、(〜が)わか(ってい)る(+that)
that(代)(指示代名詞)(関係代名詞whichの先行詞に用いて)(〜するところの)もの、こと
make(他)(〜を)生じさせる、(〜の)原因となる
with(前)(道具・手段を表わして)〜を用いて、〜で
good(形)的確な
sense(名)思慮、分別、常識
so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
honestly(副)正直に
blind(形)(〜に)気づかないで、見る目がなくて、知らないで(to)
folly(名)愚行、愚案
nonsense(名)ばかげた考え(行為)、つまらない(くだらない)こと(=rubbish)
other(代)(通例複数形で)ほかのもの、ほかの人たち、他人
affectation(名)ふりをすること、見せかけ(of)
candour(名)虚心坦懐(きょしんたんかい)、率直
enough(副)(形容詞・副詞の後に置いて)十分に
one(代)(総称人称として/複数形なし)(一般的に)人、世人、だれでも
candid(形)公平な、偏見のない
ostentation(名)見せびらかし、衒(てら)い
design(名)陰謀、たくらみ、下心
take(他)(〜を)(〜のままで)受け入れる
good(名)良い点、長所(⇔evil)
make(他)(〜を)(〜に)する(+目+補)
still(副)(比較級を強めて)なお(いっそう)、もっと、なおさら(=even)
nothing(代)(〜 ofで)少しも〜ない
of(前)(関係・関連を表わして)〜の点において、〜に関して、〜について
bad(名)(the 〜)悪いこと、悪
alone(形)(名詞・代名詞の直後でそれを修飾して)ただ〜だけ、〜のみ
so(副)(接続詞的に/and soとして)それゆえ、だから、それで
their(代)彼ら(彼女ら)の
manner(名)(複数形で)行儀、作法
equal(形)(数量・程度など)等しい、相等しい(to)
to(前)(適合・一致を表わして)〜に合わせて、〜どおりに(の)
his(代)彼のもの
【参考文献】
Pride and Prejudice (Penguin Classics)』Jane Austen・著
自負と偏見 (新潮文庫)小山太一・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)