『高慢と偏見』を原書で読む(第18回)

(テキスト21ページ、1行目〜)

“Another time, Lizzy,” said her mother, “I would not dance with him, if I were you.”

another(形)別の、ほかの
time(名)(特定の)時、時期
Lizzy(名)リジー(女性名/Elizabethの愛称)
say(他)(人に)(〜と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う/(+引用)
her(代)彼女の
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で意志の仮定を表わして)〜するつもりなのだが
with(前)(接触・交際・結合などを表わして)〜と

I believe, Ma'am, I may safely promise you never to dance with him.”

believe(他)(〜と)思う、信じる(+that)
ma'am→madam(名)(女性に対する丁寧な呼び掛けで)奥様、お嬢さん、先生
may(助動)(妥当性や可能を表わして)〜できるかもしれない、〜できよう
safely(副)間違いなく、大丈夫 ・It may safely be said that 〜と言っても差しつかえない。
promise(他)(人に)(〜を)約束する(+to do)
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して〜ない

“His pride,” said Miss Lucas, “does not offend me so much as pride often does, because there is an excuse for it. One cannot wonder that so very fine a young man, with family, fortune, every thing in his favour, should think highly of himself. If I may so express it, he has a right to be proud.”

his(代)彼の
pride(名)自尊心
Lucas ルーカス
offend(他)(人を)怒らせる、(人の)感情をそこなう
so(副)(so 〜 as 〜で)(否定語の後で)〜ほどには〜、〜と同じ程度には〜(でない)
much(副)(動詞を修飾して)おおいに、たいそうに、非常に
as(接)(as(so)〜 as 〜で同程度の比較を表わして)〜と同じく、〜と同様に、〜のように、〜ほど
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(同一の動詞(およびそれを含む語群)の反復を避けて)
because(接)(副詞節を導いて)(なぜなら)〜だから(である)、〜なので
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定多数のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「〜がある」の意になる)(beを述語動詞として)
excuse(名)(過失などの)理由(for)
for(前)(cause、reason、ground、motive、foundationなどの後で用いて)〜に対しての、〜すべき
one(代)(総称人数として/複数形なし)(一般的に)人、世人、だれでも
can(助動)(可能性・推量を表わして)(否定文で)〜はずがない
wonder(他)(〜に)驚く(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)/(主語節を導いて)
so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
fine(形)(外観・形状など)押し出しのりっぱな ・a fine young man ハンサムな青年
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性
with(前)(所持・所有を表わして)〜を持って(た)、〜のある
family(名)家柄、名門
fortune(名)富、財産
favour(名)(英)=favor
in a person's favor 人のために、人に有利に
should(助動)(仮定法で)(遺憾・驚きなどを表わす主節に続くthat節、またはI'm surprised、I regretなどに続くthat節に用いて)〜する(のは、とは)
think of 〜 〜のことを考える
highly(副)高く ・think highly of 〜を尊重(尊敬)する
himself(代)(再帰的に用いて)(前置詞の目的語に用いて)
express(他)(思想などを)(言葉で)表現する、言い表わす
have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞を伴って)((〜すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
right(名)(法的・政治的な)権利(+to do) ・have a right to do 〜する権利がある(〜してもよいはずだ)
proud(形)自尊(自負)心のある、誇り高い

“That is very true,” replied Elizabeth, “and I could easily forgive his pride, if he had not mortified mine.”

that(代)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
very(副)(通例程度を示さない形容詞を強めて)まさに、まさしく ・That's very true. それはまさに当たっている。
reply(他)(〜と)答える(+引用)
Elizabeth(名)エリザベス(女性名/愛称Bess、Bessie、Bessy、Beth、Betty、Eliza、Elsie、Lily、Lisa、Liz、Lizzie、Lizzy)
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在の事実に反対の仮定の帰結節に用いて)〜できるだろう
easily(副)(can、mayなどに伴って)多分
forgive(他)(人・罪などを)許す、大目に見る
mortify(他)(人に)屈辱を感じさせる、くやしがらせる
mine(代)私のもの(さす内容によって単数または複数扱いとなる)

“Pride,” observed Mary, who piqued herself upon the solidity of her reflections, “is a very common failing I believe. By all that I have ever read, I am convinced that it is very common indeed, that human nature is particularly prone to it, and that there are very few of us who do not cherish a feeling of self-complacency on the score of some quality or other, real or imaginary. Vanity and pride are different things, though the words are often used synonymously. A person may be proud without being vain. Pride relates more to our opinion of ourselves, vanity to what we would have others think of us.”

observe(他)(〜と)述べる、言う(+引用)
Mary(名)メアリー、メリー(女性名/愛称Moll、Molly、Polly)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
pique(他)(pique oneself)自慢する(on)
herself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)
on(前)(関係を表わして)〜について、〜に関する
solidity(名)堅実
reflection(名)(しばしば複数形で)(熟考して得た)感想、意見、考え
failing(名)(通例複数形で)欠点、欠陥、弱点
by(前)(判断の尺度・標準を表わして)〜によって、〜に従って
all(代)(単数扱い)(関係詞節を従えて)(〜の)すべてのこと
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(〜する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)(他動詞・前置詞の目的語として)
convinced(形)(〜を)確信して(⇔unconvinced)(+that)
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
indeed(副)(very+形容詞または副詞の後に置き、それをさらに強調して)本当に、まったく、実に
human nature(名)人間性、人性
particularly(副)特に、とりわけ
prone(形)(人・位置が)うつむけになった、平伏した
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜に対して、〜に
few(代)(複数扱い)(aをつけない否定的用法で)(数が)少数(しか〜ない) ・very few ごく少ない
of(前)(部分を表わして)〜の中の
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)〜する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)(主格の場合)
cherish(他)(望み・信仰・恨みなどを)心に抱く
feeling(名)(しばしば複数形で)(喜怒哀楽などのさまざまな)感情、気持ち
self-complacency(名)<self-complacent(形)自己満足した、ひとりよがりの、うぬぼれた
on the score of 〜 〜の理由で
some 〜 or other 何らかの(someの後の名詞は通例単数形)
quality(名)(通例複数形で)(もの・人などの)特質、特性、特色
real(形)(想像・空想でなく)現実の、実際の
imaginary(形)想像(上)の、架空の
vanity(名)虚栄心
thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件
synonymously(副)<synonymous(形)同意語の、同義の、同じ事を表わす(意味する)
without(前)(主に動名詞を伴って)〜することなく
vain(形)うぬぼれの強い、虚栄心の強い(=conceited)
relate(自)(〜と)関連がある、関係をもつ(to)
more(副)(muchの比較級)もっと、より多く(⇔less)
to(前)(付属・関連・関係を表わして)〜の、〜に(とっての)
our(代)我々の、私たちの
opinion(名)(an 〜)(善悪の修飾語を伴って)(善悪の)判断、評価(of)
of(前)(関係・関連を表わして)〜の点において、〜に関して、〜について
ourselves(代)(再帰的用法)我々自身を(に)/(前置詞の目的語)
what(代)(関係代名詞)(〜する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
have(他)(古)(will、wouldを伴って)(〜に)ぜひ(〜して)もらいたいと思う
other(代)(通例複数形で)ほかのもの、ほかの人たち、他人
think of 〜 〜のことを(〜と)考える、みなす(+as 補)

“If I were as rich as Mr. Darcy,” cried a young Lucas who came with his sisters, “I should not care how proud I was. I would keep a pack of foxhounds, and drink a bottle of wine every day.”

as(副)(通例as 〜 as 〜で、形容詞・副詞の前に置いて)(〜と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as 〜 as 〜で同程度の比較を表わして)〜と同じく、〜と同様に、〜のように、〜ほど
Darcy ダーシー Fitzwilliam 〜(Jane Austen, Pride and Prejudice中のElizabeth Bennetの恋人で、prideに当たる)
cry(他)(〜を)大声で叫ぶ、どなる(+引用)
young(形)(人名の前に添えて)(同名または同姓の人・兄弟・特に父子などの)年下のほうの
should(助動)(条件文の帰結節で、I 〜で現在または未来の事柄についての想像を表わして)〜だろうに
care(自)心配する、気にかける(+wh.)(通例否定文・疑問文で)
how(副)(疑問詞)(程度を尋ねて)(節を導いて)
proud(形)高慢な、いばる、お高くとまっている、偉がる、尊大な
keep(他)(家畜・犬・猫などを)飼う、飼育する
pack(名)(猟犬・オオカミなどの)一隊、群れ ・a pack of hounds 猟犬の一群
foxhound(名)フォックスハウンドキツネ狩り用猟犬/足が速くて鼻が鋭敏)
bottle(名)ひと瓶の量 ・drink a bottle of wine ワインひと瓶を飲む
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)〜の
wine(名)ワイン、ぶどう酒 ・a bottle of 〜 ワインひと瓶
every(形)(可算の単数名詞を伴って無冠詞で)毎〜、〜ごと(しばしば副詞句として用いる) ・every day 毎日
day(名)(副詞的に)〜日 ・every day 毎日

“Then you would drink a great deal more than you ought,” said Mrs. Bennet; “and if I were to see you at it I should take away your bottle directly.”

then(副)(通例文頭または文尾に用いて)それなら、(それ)では
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(条件節の内容を言外に含め陳述を婉曲(えんきょく)にして)
great(形)(通例数量を表わす名詞を伴って)多数の、多量の、たくさんの ・a great deal
deal(名)(a great 〜で)かなり(ずいぶん)たくさん(の量)
more than 〜 〜より多い、〜を越える
ought(助動)(to doを伴う)(義務・当然・適当・必要を表わして)〜すべきである、〜するのが当然(適当)である、〜したほうがよい
Bennet ベネット(Jane Austen, Pride and Prejudiceに登場する一家)
be(助動)(were+to doで実現性の乏しい仮定を表わして)仮に〜だとしたら
at(前)(従事・従事の対象を表わして)〜に従事中で(の)、〜して
take away(〜を)持っていく、連れていく
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
directly(副)直ちに、すぐ(=immediately)

The boy protested that she should not; she continued to declare that she would, and the argument ended only with the visit.

protest(他)主張する(+that)
should(助動)(時制の一致で従節内に用いて/意志未来の場合)(話者の強い意向・決意を表わして)〜するぞ
continue(他)(〜を)続ける、継続する、持続する、(〜)し続ける(⇔stop)(+to do)
declare(他)(〜を)言明する(+that)
would(助動)(時制の一致により従属節内でまた間接話法で用いて)(意志未来を表わして)〜しよう
argument(名)(人と)(〜についての)口論、言い争い
end(自)終わる、済む ・end with 〜で幕を閉じる
with(前)(原因を表わして)〜のせいで、〜のゆえに、〜のために
visit(名)(客としての)滞在
【参考文献】
Pride and Prejudice (Penguin Classics)』Jane Austen・著
自負と偏見 (新潮文庫)小山太一・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)