『高慢と偏見』を原書で読む(第32回)

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CHAPTER VIII

chapter(名)(書物・論文の)章 ・chapter one 第1章
V(名)(ローマ数字の)5 ・VI(vi)=6
I(名)(ローマ数字の)I ・II(ii)=2 ・III(iii)=3

At five o'clock the two ladies retired to dress, and at half past six Elizabeth was summoned to dinner.

at(前)(時の一点を表わして)〜に ・at four 4時に
five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
retire(自)退く、引きこもる、立ち去る
dress(自)服を着る(着ている)、身じたくをする
half(名)半時間、30分 ・at half past five 5時半に
past(前)(〜分)過ぎ ・at half past three 3時半に
six(名)6時
Elizabeth(名)エリザベス(女性名/愛称Bess、Bessie、Bessy、Beth、Betty、Eliza、Elsie、Lily、Lisa、Liz、Liza、Lizzie、Lizzy)
summon(他)(人を)(〜に)召喚する、呼び出す、(人に)(〜へ)出頭を命じる(=summons)(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜のために

To the civil enquiries which then poured in, and amongst which she had the pleasure of distinguishing the much superior solicitude of Mr. Bingley's, she could not make a very favourable answer.

to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜に対して、〜に
civil(形)(不作法にならない程度に)礼儀正しい、ていねいな(⇔uncivil)
enquiry(名)=inquiry(名)質問
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)〜する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
pour(自)(言葉などが)早口に出る
in(副)(運動・方向を表わして)中に(へ)、内に(へ)
amongst(前)=among
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
have(他)(感情・考えなどを)(心に)抱いている
pleasure(名)(the 〜)(〜の)喜び、光栄(of doing)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)〜を、〜の
distinguish(他)(〜を)識別する
much(副)(形容詞・副詞の比較級を修飾して)はるかに、ずっと、断然
superior(形)(質・程度などが)すぐれた、上等の、上質の(⇔inferior)
solicitude(名)心配、気づかい、憂慮
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(〜を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
favourable(形)(英)=favorable(形)(返答・意見など)好意ある、賛成する、承認の(=positive/⇔unfavorable) ・a favorable answer 好意的な返事

Jane was by no means better.

Jane(名)ジェイン(女性名/愛称Janet、Jenny)
by no means 決して〜しない(でない)
better(形)(wellの比較級)(人が)(病後)回復して、元気になって(⇔worse)

The sisters, on hearing this, repeated three or four times how much they were grieved, how shocking it was to have a bad cold, and how excessively they disliked being ill themselves; and then thought no more of the matter: and their indifference towards Jane when not immediately before them, restored Elizabeth to the enjoyment of all her original dislike.

on(前)(時間の接触を表わして)〜するとすぐに、〜と同時に(動作名詞または動名詞に伴う)
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
repeat(他)(言葉を)繰り返す、繰り返して言う、重ねて言う(=reiterate)(+that)
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
four(形)(基数の4)4の、4個の、4人の
time(名)(頻度を表わし、通例副詞句をなして)回、度 ・three times 3回
how(副)(疑問詞)(程度を尋ねて)(節を導いて)
much(副)(過去分詞を修飾して)大変に、非常に、大いに
grieved(形)悲しんだ
shocking(形)衝撃的な、ショッキングな、ぞっとするような(=apalling)
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
have(他)(病気などに)かかる(かかっている)、苦しむ ・have a bad cold ひどいかぜをひいている
bad(形)(本来悪い物事が)(いっそう)ひどい、激しい、重い ・have a bad cold ひどいかぜをひいている
cold(名)かぜ、感冒 ・have a bad cold ひどいかぜを引いている
excessively(副)非常に、はなはだ
dislike(他)(〜を)嫌う、いやがる(+doing)
themselves(代)(強調に用いて)彼ら(彼女ら、それら)自身/(3人称複数の代名詞とともに用いて同格的に)
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
think of 〜 〜のことを考える
no more それ以上(もはや、二度と)〜しない
their(代)彼ら(彼女ら)の
indifference(名)無関心、冷淡、むとんちゃく(⇔concern)
towards(前)=toward(前)(感情・態度の対象を表わして)〜に対して(の)、〜について(の)
when(接)〜する時に、〜時(時を表わす副詞節をつくる)
not(副)(述語動詞・文以外の語句を否定して)〜でなく
immediately(副)すぐ近くに、接して
before(前)(位置・場所などを表わして)〜の面前(眼前)に
restore(他)(人・ものを)(もとの状態・地位などに)戻す、復帰させる(to)
to(前)(到達の意を含めて)〜まで、〜へ、〜に
enjoyment(名)楽しみ、愉快、喜び
all(形)(性質・程度を表わす抽象名詞を修飾して)あらん限りの、最大の、最高の
her(代)彼女の
original(形)最初の、もともとの、起源の

Their brother, indeed, was the only one of the party whom she could regard with any complacency.

one(代)(既述の語と関係なく修飾語を伴って)(特定の)人、者
of(前)(部分を表わして)〜の中の
party(名)(集合的/単数または複数扱い)(ある目的で集まった)一行、一団、一隊
whom(代)(関係代名詞)(制限的用法で)〜する(ところの)(人)(「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)〜できる、〜してよい
regard(他)(ある感情をもって)(〜を)じっと見る(眺める)、注視(注目)する
with(前)(様態の副詞句を導いて)〜を示して、〜して
any(形)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)いくらでも、いくつでも
complacency(名)=complacence(名)自己満足、ひとりよがり

His anxiety for Jane was evident, and his attentions to herself most pleasing, and they prevented her feeling herself so much an intruder as she believed she was considered by the others.

his(代)彼の
anxiety(名)心配、不安
for(前)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)〜に対して(する)、〜を理解する
evident(形)明らかな、明白な
attention(名)配慮、気配り
herself(代)(強調に用いて)彼女自身/(she、herの代わりに用いて)
most(副)(通例theを用いないで)はなはだ、非常に
pleasing(形)愉快な、心地よい、満足な
prevent(他)妨げて(〜)させない(=stop)(+目(所有格)+doing)
feel(他)(何となく)(〜である(〜している)と)感じる、(〜だという)感じ(気)がする(+目+補)
so(副)(程度を表わして)(so 〜 as 〜で)(否定語の後で)〜ほどには〜、〜と同じ程度には〜(でない)
much(副)(一部の形容詞を修飾して)とても、非常に
intruder(名)乱入者、じゃま者、でしゃばり
as(接)(so 〜 as 〜で同程度の比較を表わして)〜と同じく、〜と同様に、〜のように、〜ほど
believe(他)(〜と)思う、信じる(+that)
consider(他)(〜を)(〜だと)みなす、考える(+目+補)
other(代)(通例複数形で)ほかのもの、ほかの人たち、他人

She had very little notice from any but him.

have(他)(通例動作・行為などを表わす不定冠詞付きの名詞を目的語として)(〜)する、(〜を)行なう
little(形)(不可算の名詞を修飾して)(aをつけないで否定的用法で)少ししかない、ほとんどない(⇔much)
notice(名)注意、注目
from(前)(出所・起源・由来を表わして)〜から(来た、取ったなど)
any(代)(否定文で、any of 〜の形か既出名詞の省略の形で用いて)何でも、だれでも、どれでも、いくらでも
but(前)(no one、nobody、none、nothing、anythingやall、every one、またwhoなどの疑問詞などのあとに用いて)〜のほかに(の)、〜を除いて(た)(=except)

Miss Bingley was engrossed by Mr. Darcy, her sister scarcely less so; and as for Mr. Hurst, by whom Elizabeth sat, he was an indolent man, who lived only to eat, drink, and play at cards, who when he found her prefer a plain dish to a ragout, had nothing to say to her.

engrossed(形)熱中した、夢中にした
Darcy ダーシー
scarcely(副)ほとんど〜ない
less(副)(littleの比較級)(形容詞・副詞を修飾して)より少なく、もっと少なく、〜ほどでなく(⇔more)
so(副)(前出の名詞・形容詞などに代わって)そう
as for 〜(通例文頭で)〜に関するかぎりでは、〜はどうかと言えば(=regarding)
Hurst ハースト
by(前)(場所・位置を表わして)〜のそばに(で)、のかたわらに(の)、の手元に
whom(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人(たち)を(に)
indolent(形)怠惰な、怠けた、不精(ぶしょう)な
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
live(自)生きている
only(副)(不定詞を修飾して)(目的を表わして)ただ(〜する)ために
eat(自)ものを食べる ・eat and drink 飲食する
drink(自)(飲み物を)飲む ・eat and drink 飲み食いする
play(自)(〜と)ゲーム(トランプ、チェス(など))をする
at(前)(従事・従事の対象を表わして)〜に従事中で(の)、〜して
card(名)(cards/単数または複数扱い)トランプ(遊び) ・play cards トランプをする
find(他)(〜が)(〜であると)知る、感じる、わかる(+目+補)
prefer(他)(〜より)むしろ(〜の)ほうを好む、むしろ(〜を)選ぶ(to)
plain(形)(食物など)あっさりした、味のついていない
dish(名)(皿に盛った)料理、食物
to(前)(比較を表わして)〜に比べて、〜より ・prefer A to B BよりもAのほうが好きだ
ragout(名)ラグー(肉片・野菜を入れ香辛料をきかせたシチュー)
have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞を伴って)((〜すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている

When dinner was over, she returned directly to Jane, and Miss Bingley began abusing her as soon as she was out of the room.

over(形)終わって、済んで、過ぎて
directly(副)まっすぎに、一直線に、直行で
begin(他)(〜し)始める、(〜し)だす(+doing)
abuse(他)(〜を)口汚くののしる
as soon as 〜(接続詞に用いて)〜するとすぐに、〜するやいなや
out of(前)〜の中から外へ、〜の外へ(⇔into)

Her manners were pronounced to be very bad indeed, a mixture of pride and impertinence; she had no conversation, no stile, no taste, no beauty.

manner(名)(複数形で)行儀、作法
pronounce(他)断言する、公言する(=declare)(+目+to be 補)
bad(形)行儀が悪い
indeed副)(very+形容詞または副詞の後に置き、それをさらに強調して)本当に、まったく、実に
mixture(名)(a 〜)(感情の)交錯 ・a mixture of sorrow and anger 悲しみと怒りの交錯
pride(名)うぬぼれ、高慢、思い上がり
impertinence(名)(特に目上の人に対して)礼を失すること、失礼、でしゃばり、生意気
conversation(名)会話、談話、対話、座談、会談 ・have a conversation 談話をする
stile→style(名)上品、品格、品位 ・have no style 品がない
taste(名)(文芸・美術などの)審美眼、鑑識力、風流心 ・have taste センスがある

Mrs. Hurst thought the same, and added,
“She has nothing, in short, to recommend her, but being an excellent walker. I shall never forget her appearance this morning. She really looked almost wild.”

think(他)(〜を)(〜だと)思う、みなす(+目+補)
add(他)(言葉を)付け加える(+引用)
in short 一口に言えば、要するに
recommend(他)(性質・特徴などが)(〜を)(人の)気に入らせる、(〜の)取りえとする、魅力的にする
excellent(形)優れた、一流の、すばらしい
walker(名)歩く人、歩行者 ・a good walker 足の達者な人
shall(助動)(1人称を主語として、義務的感覚または強い決意を表わして)きっと〜する
appearance(名)(人の)様子、風采(ふうさい)
this(形)(指示形容詞)(たった)今の、現在の、今〜、当〜(しばしば時を示す名詞を伴って副詞句をなす)(⇔that) ・this morning けさ
morning(名)(副詞的に)朝に、午前中に ・this morning 今日の午前中に
look(自)(〜に)見える、(〜と)思われる(+補)
wild(形)だらしない、乱れた
【参考文献】
Pride and Prejudice (Penguin Classics)』Jane Austen・著
自負と偏見 (新潮文庫)小山太一・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)