『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第179回)

(テキスト181ページ、2行目〜)

I was now entered on the seven and twentieth year of my captivity in this place; tho' the three last years that I had this creature with me, ought rather to be left out of the account, my habitation being quite of another kind than in all the rest of the time.

now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
enter on ~ ~に入る、踏み入る
seven(形)(基数の7)7の、7個の、7人の
twentieth(形)(序数の第20番)(通例the ~)第20(番目)の
my(代)私の
captivity(名)とらわれ(の身)、監禁
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(近くの時・所をさして)
tho'(接)=though
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
last(形)(通例the ~)(時間・順序が)最後の、終わりの、最終の(⇔first)
that(代)(関係代名詞)(時・方法・理由などを表わす名詞を先行詞として関係副詞的に用いて)(~する、~である)ところの
have(他)(ある関係を表わして)(肉親・友人などが)いる、(~が)ある
creature(名)(通例修飾語を伴って)人、やつ、女、子
ought(助動)(to doを伴う)(義務・当然・適当・必要を表わして)~すべきである、~するのが当然(適当)である、~したほうがよい
rather(副)どちらかといえば、いやむしろ
leave(他)(~を)(余りとして)残す、とり残す(しばしば受身)
out of(前)(ある数)の中から
account(名)(金銭上の)計算、勘定、会計
habitation(名)居住
another(形)別の、ほかの
kind(名)種類
than(接)(other、otherwise、elseなどを伴って)~よりほかの、~よりほかには
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
rest(名)(the ~)残り、残余(不可算をさす時は単数扱い、可算(複数名詞)をさす時は複数扱い)(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
time(名)(またa ~)(ある一定の長さの)期間、間

I kept the anniversary of my landing here with the same thankfulness to God for his mercies, as at first; and if I had such cause of acknowledgment at first, I had much more so now, having such additional testimonies of the care of Providence over me, and the great hopes I had of being effectually and speedily deliver'd; for I had an invincible impression upon my thoughts, that my deliverance was at hand, and that I should not be another year in this place:

keep(他)(儀式・習慣などを)行なう、祝う
anniversary(名)(例年の)記念日(of)
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
land(自)(通例副詞句を伴って)上陸する
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
same(形)(the ~/as、that、who、whereなどと相関的に用いて)(質・量・程度・種類など)(~と)同じ、同種の、同一の
thankfulness(名)<thankful(形)(人が)感謝して、ありがたく思って(to)(for)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
for(前)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)~に対して(する)、~を理解する
his(代)彼の
mercy(名)慈悲、情け、容赦(生殺与奪の権を握られている罪人などに対して罰しないで許そうとすること)
as(代)(関係代名詞)(such、the sameまたはasを先行詞に含んで、制限的に用いて)~のような
at first 最初は、初めは
have(他)(感情などを)(~に対して)(態度・行動に)示す
cause(名)(古)こと、事柄(=affair、matter)
acknowledgement(名)感謝、謝礼、あいさつ
much(副)(形容詞・副詞の比較級を修飾して)はるかに、ずっと、断然
more(副)もっと、いっそう
so(副)(前出の名詞・形容詞などに代わって)そう
additional(形)付加的な、追加の(=supplementary)
testimony(名)(またa ~)証明、言明(=testament)(of)
care(名)世話、保護、ケア、介護、看護、心理的援助
Providence(名)神、天帝
over(前)~のことで
hope(名)期待(of)・have great hopes of ~を大いに期待する
have(他)(感情・考えなどを)(心に)抱いている
effectually(副)有効に、効果的に
speedily(副)速く、急いで、速やかに
deliver'd→delivered
deliver(他)(古)(人を)(~から)救い出す、救出する
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
invincible(形)(信念など)変えがたい、抜きがたい
impression(名)(通例単数形で)(漠然とした)感じ、気持ち(=feeling)(⇔that)・have the impression that ~という感じがする
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
that(接)(名詞節を導いて)(~)という/(同格節を導いて)
deliverance(名)救出、救助
at hand 近い将来に
should(助動)(仮定法で)(可能性・期待を表わして)きっと~だろう、~のはずである
year(名)1年(間)

However, I went on with my husbandry, digging, planting, fencing, as usual; I gather'd and cur'd my grapes, and did every necessary thing as before.

go on(仕事などを)続ける(with)
with(前)(処置・関係の対象を導いて)~に対して、~について、~にとっては
husbandry(名)(古)家政
dig(自)(道具・手などで)土(穴など)を握る
plant(他)(若木などを)植える
fence(他)(しばしば副詞句を伴って)(~に)垣根(柵、塀)をめぐらす
as usual いつものとおりに、例のとおり、相変わらす
gather'd→gathered
gather(他)(花・果実などを)摘み集める
cur'd→cured
cure(他)(肉類・魚類などを)(乾燥・燻製(くんせい)または塩漬けにして)保存処理をする
grape(名)ブドウ(一粒の実)
thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件
as(接)(様態・状態を表わして)~のように
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに

The rainy season was in the mean time upon me, when I kept more within doors than at other times; so I had stow'd our new vessel as secure as we could, bringing her up into the creek, where, as I said, in the beginning, I landed my rafts from the ship, and haling her up to the shore, at high water mark, I made my man Friday dig a little dock, just big enough to hold her, and just deep enough to give her water enough to float in; and then, when the tide was out, we made a strong dam cross the end of it, to keep the water out; and so she lay dry, as to the tide, from the sea; and to keep the rain off, we laid a great many boughs of trees, so thick, that she was as well thatch'd as a house; and thus we waited for the month of November and December, in which I design'd to make my adventure.

rainy(形)雨の、雨降りの ・the rainy season 梅雨、雨期
season(名)(通例修飾語を伴って)(~の)時季、時節、季節 ・the rainy season 雨季
in the meantime(2つのことが起こる)その間に
on(前)(影響を表わして)~に
when(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(~すると)その時
keep(自)(副詞句を伴って)(ある場所・位置に)とどまる、いる
more(副)(muchの比較級)(~より)もっと、さらに多く(⇔less)(than)
within(前)~の内に、~の中に
at other times ほかの時は、平生は、ふだん
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
stow'd→stowed
stow(他)(ものを)(場所・容器に)しまい込む、詰め込む
our(代)我々の、私たちの
vessel(名)(通例ボートより大型の)船
as ~ as one can できるだけ
secure(形)安全な、危険のない
bring up(人・ものを)(上に)連れて(持って)くる
creek(名)(海・川・湖の)(小さな)入り江、~浦(=inlet)
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは~だが
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)/(+引用)
land(他)(副詞句を伴って)(船荷・船客などを)上陸させる、陸揚げさせる(from)・land goods from a ship 船から荷物を陸揚げする
raft(名)いかだ、いかだ舟
hale(他)強く引く、引っ張り出す
up to ~ ~まで(に)、~に至るまで
shore(名)(海・湖・川の)岸
at(前)(時の一点を表わして)~に
high-water mark 高潮線(の跡)
make(他)(強制的にも非強制的にも)(~に)(~)させる(+目+原形)
man(名)召し使い、下男
dig(他)(地面・穴などを)(道具・手などを使って)掘る
dock(名)ドック、船渠(せんきょ)
enough(副)(形容詞・副詞の後に置いて)(~するに)足りるだけ、十分(+to do)
hold(他)(部屋などが)(人が)収容する
give(他)(人に)(ものを)与える、あげる(+目+目)
float(自)(水に)浮く、浮かぶ(⇔sink)(in)
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
tide(名)潮、潮の干満
out(副)(潮が)引いて ・The tide is out. 潮は引いている。
strong(形)(ものが)頑丈な、丈夫な
dam(名)ダム、せき
end(名)(細長いものの)端、末端、先端(of)
keep out(~を)中に入れない、締め出す
water(名)海水
so(接続詞的に/and soとして)それゆえ、だから、それで
lie(自)(~の状態に)置かれてある(=remain)(+補)
as to ~(文中に用いて)~に関して、について
from(前)(抑制・防止などを表わして)~から
keep off(敵・災害などを)防ぐ、近づけない
lay(他)(れんがなどを)きちんと置く、据える、積む
a great many ~ 非常にたくさんの~、多数の~
bough(名)(木の)大枝
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに)非常に~なので~
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
as well as ~ ~と同じようにうまく
thatch'd→thatched
thatch(他)(屋根を)草でふく、(家の)屋根を草でふく
thus(副)このように、かように
for(前)(目的)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)・wait for ~を待つ
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
design'd→designed
design(他)(~を)計画する、立案する
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう
adventure(名)冒険(的行為)

When the settled season began to come in, as the thought of my design return'd with the fair weather, I was preparing daily for the voyage; and the first thing I did, was to lay by a certain quantity of provisions, being the stores for our voyage; and intended in a week or a fortnight’s time, to open the dock, and launch out our boat.

settled(形)(状態など)定まった、安定した ・settled weather 安定した天気、晴天続き
begin(他)(~し)始める、(~し)だす(+to do)
come in(季節・日が)始まる
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
design(名)計画、目的、意図
return'd→returned
fair(形)(空が)晴れた、好天の、(天気予報で)晴れ(の)(=fine)・fair weather 晴天
prepare(自)(~を)準備(用意)する(=prepare for ~はある行為をするのに必要な準備をする場合に用いる)(for)
daily(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
voyage(名)(船・飛行機・宇宙船による)旅、船旅、航海、航行、飛行
lay by=lay aside(ものを)しまって(取って)おく、たくわえる
certain(形)(多くはないが)いくらかの、ある程度の
quantity(名)(ある特定の)分量、数量(=amount)(of)
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
provision(名)(複数形で)食料、糧食(=supplies)
store(名)(食料などの)蓄え、貯蔵、備え
intend(他)(~する)つもりである、(~しようと)めざす(+to do)
fortnight(名)(通例単数形で)2週間
open(他)(ドア・目・容器・包み・手紙などを)あける、開く(⇔close、shut)
launch(他)(ボートなどを)水面におろす
out(副)(船など)陸を離れて、沖へ(出て)

I was busy one morning upon some thing of this kind, when I call'd to Friday, and bid him go to the sea shore, and see if he could find a turtle, or a tortoise, a thing which we generally got once a week, for the sake of the eggs, as well as the flesh:

one(形)(基数の1)(時を表わす名詞の前に用いて)ある
morning(名)(副詞的に)朝に、午前中に
on(前)(関係を表わして)~について、~に関する
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
call'd→called
call(自)(大声で)呼ぶ
bid(他)(人に)(~するよう)命じる、勧める(+目+原形)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
seashore(名)(the ~)海岸 ・go to the seashore(海水浴・避暑・休養などで)海岸へ行く
see(他)(~を)確かめる、調べる、よく見る(+wh.)
if(接)(間接疑問文を導いて)~かどうか
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
turtle(名)(特に)ウミガメ
tortoise(名)カメ(主に陸ガメをいう)
thing(名)生き物、動物
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
generally(副)普通(は)、通例、通常(=usually)
get(他)(魚などを)とる
a(冠)(単位を表わす語につけて)~につき、~ごとに(=per)(前置詞の働きをし、また、訳さないこともある)
sake(名)(for the sake of ~で)~のための(に)(目的・利益を表わす)
egg(名)卵
as well as ~ ~はもちろん、~も~も
flesh(名)(人間・動物の)肉

Friday had not been long gone, when he came running back, and flew over my outer wall, or fence, like one that felt not the ground, or the steps he set his foot on; and before I had time to speak to him, he cries out to me, O Master! Master! O sorrow! O bad!

long(副)長く、長い間、久しく
gone(形)(人が)いなくなった、行ってしまった
when(接)(主節の後にwhenの導く従属節がくる時文脈上で)(~すると)その時(主節が進行形または過去完了形で表わされる場合に用いられる)
come(自)(come doingで)(~しながら)やってくる
run back 走って帰る
fly(自)(通例副詞句を伴って)(人が)飛ぶように走る、大急ぎで行く
over(前)(動作動詞とともに)~を越えて ・fly over ~の向こう側へ飛ぶ
outer(形)外の、外側(外部)の(⇔inner)
wall(名)(石・れんがなどの)塀、外壁
or(接)(訂正語句・コメントなどを導いて)いや~、あるいは(むしろ)
fence(名)(敷地などを仕切る)囲い、垣根、柵(さく)、フェンス
like(前)~のような、~に似た
one(代)(後に修飾語を伴って/複数形なし)(非特定の)人
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(主語として)
feel(他)(~に)触れる、触ってみる
ground(名)(the ~)地面、地(表)
step(名)踏み段、(はしごの)段
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに
have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞を伴って)((~すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
time(名)(必要な)時間(+to do)・have time to do ~する時間がある
cry(他)(~を)大声で叫ぶ、どなる(+引用)(out)
out(副)大声で、聞こえるように、声高に
O(間)(常に大文字で、直後にコンマまたは!は用いない)(呼び掛けの名の前に用いて)ああ!、おお!
master(名)主人、雇い主
O(間)(常に大文字で、直後にコンマまたは!は用いない)(驚き・恐怖・苦痛・願望などを表わして)ああ!、おお!、おや!
sorrow(名)悲しみ、悲哀、悲痛、悲嘆
bad(形)不運な

What’s the matter, Friday, says I; O yonder, there, says he, one, two, three canoe! one, two, three!

what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(主格の場合)・What is the matter with you? どうかしましたか。
matter(名)(the ~)困ったこと、やっかいなこと(主語にはならない)・What's the matter? どうしたの。
yonder(副)あそこ(向こう)に
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
one(代)(単数形で)一つ、1個、一人
two(代)(複数扱い)二つ、2個(人)
three(代)(基数の3)(複数扱い)3つ、3個(人)

By his way of speaking, I concluded there were six; but on enquiry, I found it was but three:

by(前)(判断の尺度・標準を表わして)~によって、~に従って
way(名)やり方、手段(of doing)
speaking(名)話すこと
conclude(他)(~だと)結論を下す、断定する(+that)
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
six(代)(基数の6)(複数扱い)六つ、6個、6人
on(前)(基礎・原因・理由・条件などを表わして)~に基づいて、~による
enquiry(名)=inquiry(名)質問 ・on inquiry 聞いてみて(みたら)
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+that)
but(副)ただ、ほんの、~だけ
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)