『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第184回)

(テキスト186ページ、5行目〜)

I kept my piece in my hand still, without firing, being willing to keep my charge ready; because I had given the Spaniard my pistol, and swords; so I call'd to Friday, and bad him run up to the tree, from whence we first fir'd, and fetch the arms which lay there, that had been discharg'd, which he did with great swiftness; and then giving him my musquet, I sat down myself to load all the rest again, and bad them come to me when they wanted:

keep(他)ずっと持っている(in)
my(代)私の
piece(名)銃、砲
without(前)(主に動名詞を伴って)~せずに
firing(名)発砲、発射
willing(形)(~するのを)いとわないで、(~する)用意がある、~してもかまわない(+to do)
keep(他)(~を)ずっと(~の状態に)しておく、保つ(+目+補)
charge(名)(軍隊・動物などの)攻撃、突進
because(接)(副詞節を導いて)(なぜなら)~だから(である)、~なので
give(他)(人に)(ものを)与える、あげる(+目+目)
Spaniard(名)スペイン人
pistol(名)ピストル、拳銃
sword(名)剣、刀
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
call'd→called
call(自)(人に)呼ぶ(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
bad→bade(動)bidの過去形
bid(他)(人に)(~するよう)命じる、勧める(+目+原形)
run up(~に)走り寄る(to)
to(前)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
whence(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(そして)そこから、その点から
first(副)まず第一に、最初に(=firstly)
fir'd→fired
fire(自)(~に)発砲(射撃)する
fetch(他)(ものを)取って(取りに)くる、(人を)呼んで(呼びに)くる
arms(名)(複)兵器、武器
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
lie(自)(副詞句を伴って)(ものが)ほったらかしてある、眠っている、遊んでいる
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)/(主語として)
discharg'd→discharged
discharge(他)(銃砲を)発射する
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(先行する句・節・文またはその内容を受けて)
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
swiftness(名)<swift(形)すばやい、即座の、迅速な
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
musquet→musket(名)(昔の)マスケット銃(rifleの前身で銃腔に施条(しじょう)がない)
sit(他)(副詞句を伴って)(sit oneselfで)(~に)座る(down)
myself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)(再帰動詞とともに全体で自動詞的な意味になる)
down(副)床に、地面に
load(他)(銃砲に)弾丸を込める、装填(そうてん)する
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
rest(名)(the ~)残り、残余(不可算をさす時は単数扱い、可算(複数名詞)をさす時は複数扱い)
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる ・come to ~の所までやってくる
when(接)~ならば、~とすると
want(自)望む、欲する ・if you want お望みなら

While I was loading these pieces, there happen'd a fierce engagement between the Spaniard, and one of the savages, who made at him with one of their great wooden swords, the same weapon that was to have kill'd him before, if I had not prevented it:

there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる/(述語動詞にseem(to be)、appear(to be)、come、liveなどを用いて)
happen'd→happened
fierce(形)(熱・感情など)激しい、すさまじい、猛烈な
engagement(名)交戦
between(前)(分配・共有・関係などを表わして)~の間で、共同で
and(接)(等位接続詞)(between ~ and ~で)~と~(との間に)
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
savage(名)野蛮人、未開人
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
make(自)(~に)襲いかかる(at)
at(前)(方向・目標・目的を表わして)~を(ねらって)、~に(向かって)
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
their(代)彼ら(彼女ら)の
wooden(形)木製の、木の
weapon(名)武器、兵器、凶器
be(助動)(be+to doで)(予定を表わして)~することになっている、~する予定だ(完了不定詞をとると実現しなかった予定を表わす)
kill'd→killed
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(過去の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去完了を用い、帰結の主節には通例助動詞の過去形+have+過去分詞の形が用いられる)
prevent(他)(~を)防ぐ、妨げる

The Spaniard, who was as bold, and as brave as could be imagin'd, though weak, had fought this Indian a good while, and had cut him two great wounds on his head; but the savage being a stout lusty fellow, closing in with him, had thrown him down (being faint) and was wringing my sword out of his hand, when the Spaniard, tho' undermost wisely quitting the sword, drew the pistol from his girdle, shot the savage through the body, and kill'd him upon the spot; before I, who was running to help him, could come near him.

as(副)(通例as ~ as ~で、形容詞・副詞の前に置いて)(~と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as ~ as ~で前のasが指示副詞、後のasは接続詞)
bold(形)大胆な、勇敢な、果敢な
brave(形)(危険や困難に出会っても恐れない)勇敢な、勇ましい(⇔cowardly)
as(接)(as ~ as ~で同程度の比較を表わして)~と同じく、~と同様に、~のように、~ほど
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
imagin'd→imagined
weak(形)(人・体・器官など)弱々しい、虚弱な
fight(他)(敵などと)戦う
this(形)(指示形容詞)この/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
Indian(名)アメリカインディアン
good(形)(強意語として)(通例a ~)相当な、かなりの ・a good while かなり長い間
while(名)(a ~)(短い)間、暫時(ざんじ)・a good while かなり長い間
cut(他)(ものを)切り離す(+目+目)
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
wound(名)(刃物・銃砲などによる深い)傷、負傷、けが
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて ・hit a person on the head 人の頭を打つ
his(代)彼の
stout(形)太った、かっぷくのよい
lusty(形)頑健な、丈夫な
fellow(名)(通例修飾語を伴って)男、やつ
close with ~(人)と格闘する、取っ組み合いをする
in(副)(運動・方向を表わして)中に(へ)、内に(へ)(⇔out)
throw down(ものを)投げ落とす
faint(形)(疲労・空腹・病気などで)気が遠くなって
wring(他)(~から)(~を)ねじり取る
out of(前)(起源・出所を表わして)~から、~からの
when(接)(主節の後にwhenの導く従属節がくる時文脈上で)(~すると)その時(主節が進行形または過去完了形で表わされる場合に用いられる)
tho'(接)=though
undermost(副)最下(級)に、最低に
wisely(副)件名に、抜け目なく
quit(他)断念する、放棄する(=give up)
draw(他)(~に向かって)(刀剣・ピストルなどを)抜く
from(前)(分離・除去などを表わして)~から(離して)
girdle(名)帯、腰ひも、ベルト
shoot(他)(人・ものを)撃つ、撃ち殺す(through)
on the spot 即座に ・He was killed on the spot. 彼は即死した。
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに

Friday being now left to his liberty, pursu'd the flying wretches with no weapon in his hand but his hatchet; and with that he dispatch'd those three, who, as I said before, were wounded at first and fallen, and all the rest he could come up with, and the Spaniard coming to me for a gun, I gave him one of the fowling-pieces, with which he pursu'd two of the savages, and wounded them both; but as he was not able to run, they both got from him into the wood, where Friday pursu'd them, and kill'd one of them; but the other was too nimble for him, and tho' he was wounded, yet had plung'd himself into the sea, and swam with all his might off to those two who were left in the canoe, which three in the canoe, with one wounded, who we know not whether he dy'd or no, were all that escap'd our hands of one and twenty:

now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
leave(他)(人・ものを)(~の状態に)しておく(to)
to(前)(結果・効果を表わす句を導いて)
liberty(名)(行動の)自由、権利
pursu'd→pursued
pursue(他)(獲物・犯人などを)追う、追跡する
flying(形)飛んで逃げていく
wretch(名)恥知らず、嫌われ者
but(前)(no one、nobody、none、nothing、anythingやall、every one、またwhoなどの疑問詞などのあとに用いて)~のほかに(の)、~を除いて(た)(=except)
hatchet(名)手おの、ちょうな(短い柄のついたおので、ax(e)よりは小さいもの)
that(代)(指示代名詞)(反復の代名詞として)(~の)それ(oneと違ってthe+名詞の代用で通例of ~などの前置詞が伴う)
dispatch'd→dispatched
dispatch(他)(~を)殺す
those(形)(指示形容詞)(関係詞節による限定をあらかじめ指示して)あの(⇔these)(日本語では訳さないほうがよい)
three(代)(複数扱い)3つ、3個(人)
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは~だが
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
wounded(形)負傷した、傷ついた
at first 最初は、初めは
fallen(形)(戦場で)倒れた、死んだ
come up with ~ ~に追いつく
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)
gun(名)鉄砲、小銃
fowling piece 鳥撃ち銃(野鳥用の軽い猟銃)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
two(代)(複数扱い)二つ、2個(人)
both(代)(同格に用いて)両者とも、両方とも
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
able(形)(~することが)できて、(~し)えて(⇔unable)(通例生物の主語に用いる)(+to do)
get into ~ ~(の中)に入る
from(前)(隔離・解放などを表わして)~から
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
other(代)(the ~)(二つのうちの)ほかの一方(の人)、他方
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)~すぎる
nimble(形)動きの速い、すばやい、敏捷な
for(前)(主にtoo+形容詞・副詞+for、またはenough+forの形で)~にとって(は)、~するには
yet(接)(although、thoughと相関的に用いて)それでも
plung'd→plunged
plunge(他)(副詞句を伴って)(~を)(~に)突っ込む、投げ込む、沈める(into)
himself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)
with all one's might 力いっぱいに、一生懸命に、全力を尽くして
off(副)(移動・方向を表わして)離れて、去って、走り出て
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく(in)
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
whether(接)(間接疑問の名詞節を導いて)~かどうか、~か(または~か)(通例whether ~ or ~と相関的に用いるが、or notは省略されることがある)
dy'd→died
no(副)(~ or noで)(~であるのか)ないのか ・I don't know whether it's true or no. 事の真偽は知らない。
all(代)(複数扱い)すべての人々
escap'd→escaped
escape(他)(~を)逃れる、脱出する
our(代)我々の、私たちの
hand(名)(通例複数形で)管理、支配、監督
twenty(代)(複数扱い)20個(人)

The account of the rest is as follows:

account(名)計算
as follows(~は)次のとおり(このfollowは非人称動詞で、関係する主節の主語のいかんにかかわらず常に3人称単数現在形で用いられる)

3 Kill'd at our first shot from the tree.

at(前)(順位・頻度を表わして)~に、~で ・at the second attempt 二度目の試みで
shot(名)発砲、銃砲

2 Kill'd at the next shot.

next(形)(通例the ~)(順序・配列が)次の

2 Kill'd by Friday in the boat.

2 Kill'd by ditto, of those at first wounded.

ditto(名)同上、同断、同前(同一文句の省略に用いる)
those(代)(指示代名詞)(修飾語句を伴って)(~の)もの、人々(⇔these)
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)