『シェイクスピア物語』を原書で読む(第17回)

A Midsummer Night's Dream(第2回)
(テキスト19ページ、1行目~)
(※赤字は大学受験レベルの語)

When Hermia was dismissed from the presence of the duke, she went to her lover Lysander, and told him the peril she was in, and that she must either give him up and marry Demetrius, or lose her life in four days.

when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
Hermia(名)ハーミア(Shakespeare, A Midsummer Night's Dreamの中で、Lysanderを恋するAthensのおとめでEgeusの娘)
dismiss(他)(人を)退出させる
presence(名)面前、人前
duke(名)(欧州の公国または小国の)君主、公
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に ・go to ~に行く
her(代)彼女の
lover(名)恋人、愛人(単数の時は通例男)
Lysander(名)ライサンダーShakespeare, A Midsummer Night's Dreamの中で、Hermiaを恋するAthensの青年)
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+目)/(+目+that)/(of)/(to)
peril(名)(けが・死などにかかわるような大きな)危険、危難 ・be in peril 危険にさらされている
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
must(助動)(必要・義務を表わして)~ねばならない
either(副)(either ~ or ~で相関接続詞的に)~かまたは~か(どちらでも、いずれかを)
give up(恋人・友人などとの)関係を断つ、(子供などを)手放す
Demetrius(名)ディミートリアスShakespeare, A Midsummer Night's Dreamの中で、Hermiaを恋し、のちにHelenaと結ばれるAthensの青年)
or(接)(二つまたはそれ以上の選択すべき文法上同性質の語・句・節を対等につないで)(eitherと相関的に用いて)~かまたは~か
lose(他)(~を)(事故などで永久に)失う、なくす ・lose one's life 命を失う
life(名)(個人の)命、生命 ・lose one's life 一命を落とす
in(前)(時間を表わして)~たてば、~の終わりには、~の後には ・He will be back in a few days. 彼は2、3日すれば帰ってくるでしょう。
four(形)(基数の4)4の、4個の、4人の

Lysander was in great affliction at hearing these evil tidings; but recollecting that he had an aunt who lived at some distance from Athens, and that at the place where she lived the cruel law could not be put in force against Hermia (this law not extending beyond the boundaries of the city), he proposed to Hermia, that she should steal out of her father's house that night, and go with him to his aunt's house, where he would marry her.

in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
affliction(名)(心身の)苦悩、苦痛、難儀
at(前)(感情の原因を表わして)~に(接して)、~を見て、聞いて、考えて
hear(他)(ニュースなどを)聞き知る、聞かされている、話に聞く
evil(形)縁起の悪い、不吉な、凶の ・evil news 凶報
tidings(名)(複)(時に単数扱い)便り、通知、音信、消息 ・evil tidings 悪い便り
recollect(他)(過去のことを)(努力して)思い出す、回想する(+that)
have(他)(ある関係を表わして)(肉親・友人などが)いる、(~が)ある
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
live(自)住む(場所を表わす副詞句を伴う)
at a distance 遠くで
from(前)(隔たり・不在を表わして)~から(離れて)
Athens(名)アテネアテナイギリシアの首都/古代ギリシア文明の中心地)
where(副)(関係副詞)(制限的用法で)~する、~した(場所、場合など)(「場所」「場合」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
cruel(形)(人・行為など)残酷な、冷酷な、無慈悲な、じゃけんな
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
put(他)(~を)(~の状態・関係に)置く、する ・put a law in force 法を施行する
in force 有効で、施行されて
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(~し)ない
extend(自)(~まで)対象とする、適用される
beyond(前)(場所を表わして)~の向こうに(で)、~を越えて
boundary(名)境界(線)
propose(他)(~を)提案する(to)(+that)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
should(助動)(仮定法で)(命令・要求・主張・意向などを表わす主節に続く名詞節に用いて)~する(ように)・It was proposed that we should do it at once. 我々はすぐそれをすべきだということが提案された。
steal(自)抜け出る ・steal out of a house そっと家から抜け出る
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
that(形)(指示形容詞)(過去の時・所をさして)あの、あちらの、その ・that night その夜(しばしば副詞的にも用いる)
night(名)(副詞的に)夜に
go with ~ ~と一緒に行く、~に同行する(to)
his(代)彼の
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
would(助動)(時制の一致により従属節内でまた間接話法で用いて)(意志未来を表わして)~しよう

‘I will meet you,’ said Lysander, ‘in the wood a few miles without the city; in that delightful wood, where we have so often walked with Helena in the pleasant month of May.’

will(助動)(意志未来を表わして)(1人称の主語に伴い、発話時の話者の意志を表わし、約束・諾否・主張・選択などを示して)~するつもりである、~しようと思う
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
wood(名)(しばしば複数形で)森 ・in the wood 森の中に
few(形)(a ~の形で肯定的用法で)少しはある、ないことはない
mile(名)マイル(距離の単位/1760 yards、約1.6 km)
without(前)~の外(そと)に(で)
delightful(形)楽しい、愉快な、快適な
so(副)(程度を表わして)とても、非常に、大変
Helena(名)ヘレナ(A Midsummer Night's Dreamの中で、Demetriusを恋するAthensのおとめ)
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中 ・in January 1月に
pleasant(形)(人に喜びを与える意味で)(物事が)楽しい、愉快な、気持ちのよい、快適な(⇔unpleasant)
May(名)5月

To this proposal Hermia joyfully agreed; and she told no one of her intended flight but her friend Helena.

proposal(名)提案
joyfully(副)<joyful(形)喜ばしい、うれしい、楽しい
no one(代)だれも~ない
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
intended(形)予定された、所期の
flight(名)(またa ~)逃走、敗走
but(前)(no one、nobody、none、nothing、anythingやall、every one、またwhoなどの疑問詞などのあとに用いて)~のほかに(の)、~を除いて(た)(=expect)

Helena (as maidens will do foolish things for love) very ungenerously resolved to go and tell this to Demetrius, though she could hope no benefit from betraying her friend's secret, but the poor pleasure of following her faithless lover to the wood; for she well knew that Demetrius would go thither in pursuit of Hermia.

as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
maiden(名)(古)少女、乙女、処女
will(助動)(意志未来を表わして)(不可避・必然的な事態を表わして)~するものだ
foolish(形)(物事が)ばかげた、ばかばかしい
thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件
love(名)(異性に対する)恋愛、恋
ungenerously(副)<ungenerous(形)度量の狭い、狭量な
resolve(他)決意する、決心する(+to do)
go and do(通例不定詞形または命令法で)~しに行く(現在形でのみ用いる)
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
to(前)(行為・作用の対象を表わして)(間接目的語に相当する句を前に導いて)~に
hope(他)望む、願う、期待する、~が望ましい、~であってほしいと思う
benefit(名)利益、ためになること(もの)
from(前)(原因・理由を表わして)~のために、~の結果
betray(他)(裏切って)(秘密を)(~に)漏らす、密告する
secret(名)秘密(事)、機密(事項)、ないしょごと
but(接)(等位接続詞)((it is)true、of course、indeed、mayなどを持つ節のあとに用いて、譲歩の意味を表わして)(なるほど、確かに)~だが
poor(形)(謙遜してまたは戯言的に)つまらない
pleasure(名)(the ~)(~の)喜び、光栄(of)
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
faithless(形)信義のない、不実な、不貞な
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+that)
thither(副)(古)あちらへ、そちらへ
pursuit(名)追跡、追撃 ・in pursuit of ~を追って
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の

The wood, in which Lysander and Hermia proposed to meet, was the favourite haunt of those little beings known by the name of Fairies.

which(代)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)/(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
propose(他)(~を)もくろむ、企てる、(~する)つもりである(+to do)
meet(自)((複数の)人が)会う
favourite(形)(英)=favorite(形)大のお気に入りの、特に好きな
haunt(名)(動物などの)よく出る所、出生地 ・a favorite haunt of crickets コオロギがよくいる場所
of(前)(主格関係を表わして)(動作の行為者、作品の作者を表わして)~が、~の
being(名)生き物
known(形)(名を)知られて
by the name of ~ ~という名で(の)、~と称する
fairy(名)妖精(ようせい)(民間伝承などに出てくる架空の小人/チョウのような翼があり超自然力をもつ)

Oberon the king, and Titania the queen, of the Fairies, with all their tiny train of followers, in this wood held their midnight revels.

Oberon(中世伝説)(妖精王)オベロン(Titaniaの夫/Shakespeare, A Midsummer Night's Dreamにも登場する)
Titania(中世伝説)ティタニア(妖精国の女王/Oberonの妻/Shakespeare, A Midsummer Night's Dreamでは、Oberonに逆らったためロバの頭をかぶったBottomを恋するはめになる)
queen(名)王妃 ・the King and Queen 国王夫妻
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
their(代)彼ら(彼女ら)の
tiny(形)ちっぽけな、ちっちゃな、とても小さい
train(名)(通例単数形で)(人・車などの)長い列、行列、連続(of)
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
follower(名)家来
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(近くの時・所をさして)
hold(他)(会などを)催す
midnight(形)真夜中の
revel(名)(通例複数形で)お祭り騒ぎ

Between this little king and queen of sprites there happened, at this time, a sad disagreement: they never met by moonlight in the shady walks of this pleasant wood, but they were quarrelling, till all their fairy elves would creep into acorn-cups and hide themselves for fear.

between(前)(分配・共有・関係などを表わして)~の間で、共同で
and(接)(等位接続詞)(between ~ and ~で)~と~(との間に)
sprite(名)妖精、小妖精
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(述語動詞にseem(to be)、appear(to be)、come、liveなどを用いて)
at(前)(時の一点を表わして)~に ・at that time あの時は
time(名)(特定の)時、時期 ・at this time この時に
sad(形)嘆かわしい、ひどい、けしからぬ、話にならない
disagreement(名)不和、けんか、争い
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して~ない
meet(自)((複数の)人が)会う
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
moonlight(名)月光 ・by moonlight 月明かりで
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)~において、~で ・in the street 通りで
shady(形)日陰になった、陰の多い ・a shady path 日陰の小道
walk(名)散歩道、遊歩道
but(接)(従属接属詞)(否定文のあとで)~しないなら、~でなければ(前から訳すと「(~すれば)必ず~(する)」になる/butの節中の動詞は直説法)
quarrel(自)口げんかする
till(接)(結果・程度を表わして)(~して)ついに、(~する)ほどに
fairy(形)妖精の(ような)
elves(名)elfの複数形
elf(名)小妖精(森・ほら穴などに住み人にいたずらをするといわれる、民話に出てくる妖精)
would(助動)(過去の習慣・動作などの反復についての回想を表わして)~したものだった、よく~した
creep(自)(通例副詞句を伴って)こっそりと(そっと)進む(歩く)、忍び足に行く(into)
acorn cup(名)殻斗(かくと)(どんぐりの帽子)
hide(他)隠す、おおう ・hide oneself 隠れる
themselves(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)
for(前)(原因・理由)~の理由で、~のため(=because of)

The cause of this unhappy disagreement was Titania's refusing to give Oberon a little changeling boy, whose mother had been Titania's friend: and upon her death the fairy queen stole the child from its nurse, and brought him up in the woods.

cause(名)原因、もと(⇔effect)(of)
unhappy(形)不幸な、不運な、悲惨な、みじめな(=miserable)
refuse(他)(~することを)拒む、どうしても(~しようと)しない(+to do)
give(他)(人に)(~を)引き渡す、預ける、貸す、(~の)管理を託する(+目+目)
changeling(名)取り替え子(さらった子の代わりに妖精たちが残すとされた醜い子)
whose(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人(たち)の
on(前)(時間の接触を表わして)~するとすぐに、~と同時に(動作名詞または動名詞に伴う)
stole(動)stealの過去形
steal(他)(財布・金などを)(~から)盗む
from(前)(分離・除去などを表わして)~から(離して)
its(代)それの、あれの、その
nurse(名)乳母(うば)(=wet nurse)
bring up(子供を)育てる

The night on which the lovers were to meet in this wood, as Titania was walking with some of her maids of honour, she met Oberon attended by his train of fairy courtiers.

on(前)(日・時・機会を表わして)~に
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
be(助動)(be+to doで)(予定を表わして)~することになっている、~する予定だ(公式の予定に用いる)
as(接)(時を表わして)~している時、~したとたんに
some(代)(可算の名詞を表わす時には複数扱い、不可算の名詞を表わす時には単数扱い)多少、いくぶん(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
honour(名)(英)=honor
maid of honor(女王・王女に仕える未婚の)女官
meet(他)(偶然)(~に)出くわす、(~と)すれ違う
attend(他)(召し使いなどが)世話をする、(人に)随行する
courtier(名)(昔の)宮廷に仕える人、廷臣
(本文400語)
【参考文献】
Tales from Shakespeare (Penguin Classics) (English Edition)』Charles and Mary Lamb・著
シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)』安藤貞雄・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社