『シェイクスピア物語』を原書で読む(第25回)

A Midsummer Night's Dream(第10回)
(テキスト27ページ、3行目~)
(※赤字は大学受験レベルの語)

‘My sweet love,’ said the queen, ‘what will you have to eat? I have a venturous fairy shall seek the squirrel's hoard, and fetch you some new nuts.’

my(代)私の
sweet(形)きれいな、かわいらしい、すてきな(=cute)
love(名)(my ~で夫婦間などの呼び掛けに用いて)おまえ、あなた(=dear)
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)/(+wh.)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
will(助動)(意志未来を表わして)(2人称を主語とする疑問文に用い、相手の意志を問い、また依頼・勧誘を表わして)~するつもりですか
have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞を伴って)((~すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
have(他)(ある関係を表わして)(使用人などを)置いている、(動物を)飼っている
venturous(形)=venturesome(形)(人が)冒険好きな、大胆な、向こう見ずな(=daring)
fairy(名)妖精(ようせい)(民間伝承などに出てくる架空の小人/チョウのような翼があり超自然力をもつ)
shall(助動)(意志未来を表わして)(2、3人称を主語とする平叙文または従属節に用い、話者の意志を表わして)~させてやる
seek(他)(人・ものなどを)捜す、捜し求める
squirrel(名)(動)リス
hoard(名)(財宝・食料などの)貯蔵
fetch(他)(人に)(ものを)取ってくる(+目+目)
new(形)取れたての、できたての、新鮮な
nut(名)(堅い殻(shell)の)木の実、堅果、ナッツ(クルミ・ハシバミ・クリなどの実)

‘I had rather have a handful of dried pease,’ said the clown, who with his ass's head had got an ass's appetite. ‘But, I pray, let none of your people disturb me, for I have a mind to sleep.’

had rather むしろ~したほうがよいと思う
have(他)(飲食物を)食べる、飲む
handful(名)手一杯、ひとつかみ、ひと握り(of)
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
dried(形)(食物など)乾燥した(させた)
pease(名)(古)=pea(名)エンドウ豆
clown(名)(古)田舎者、百姓、無骨者
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために
his(代)彼の
ass(名)(動)(古)ロバ
get(他)(~から)(性質・考えなどを)受け取る、持つようになる
appetite(名)食欲
pray(他)(~を)心から願う(+that)
let(他)(命令法で)(人・ものなどに)(~)させてください(+目+原形)
none(代)(none of ~で)(~の)いずれも(だれも、何一つ)~ない(ofのあとに不可算の名詞か単数の代名詞がくる場合は単数扱い/名詞には必ずthe、thisのような限定する語がつく)
of(前)(部分を表わして)~の中の
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
people(名)(複数扱い)(one's ~)(君主に対して)臣民
disturb(他)(人の(行動などを))じゃまをする
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
have(他)(感情・考えなどを)(心に)抱いている
mind(名)(通例単数形で)(+to do)(~する)意向、つもり ・have a mind to do ~したいという気がする
sleep(自)眠る

‘Sleep, then,’ said the queen, ‘and I will wind you in my arms. O how I love you! how I dote upon you!’

then(副)(通例文頭または文尾に用いて)それなら、(それ)では
will(助動)(意志未来を表わして)(1人称の主語に伴い、発話時の話者の意志を表わし、約束・諾否・主張・選択などを示して)~するつもりである、~しようと思う
wind(他)(体などを)(~で)しっかり包む、ぐるぐる巻く(in)
in(前)(道具・材料・表現様式などを表わして)~で、~でもって、~で作った
arm(名)腕(肩と手首の間)
O(間)(常に大文字で、直後にコンマまたは!は用いない)(驚き・恐怖・苦痛・願望などを表わして)ああ!、おお!、おや!
how(副)(疑問詞)(感嘆文に転用して)まあ何と、いかに
love(他)(人などを)愛する、かわいがる、大事にする
dote(自)(~を)溺愛する(on)
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて

When the fairy king saw the clown sleeping in the arms of his queen, he advanced within her sight, and reproached her with having lavished her favours upon an ass.

when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
fairy(形)妖精の(ような)
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+doing)
advance(自)(~に向かって)進む、前進する
within(前)(時間・距離・範囲など)~以内で(の)、~を越えずに、~の範囲内で(⇔out of)・within sight 見える所に
her(代)彼女の
sight(名)視界、視域
reproach(他)(人を)しかる、責める、とがめる(with)
lavish(他)(~を)惜しまず(気前よく)与える(on)
favour(名)(英)=favor(名)寵愛(ちょうあい)

This she could not deny, as the clown was then sleeping within her arms, with his ass's head crowned by her with flowers.

this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
deny(他)(~を)否定する、否認する
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
within(前)~の内で、中で、内部で(⇔outside)
with(前)(付帯状況を表わす句を導いて)~して、~したまあ、~しながら(名詞の後に前置詞付きの句・副詞・形容詞・分詞などの補足的要素を従える)
crown(他)(人の頭に)冠をいただかせる
with(前)(材料・中身を表わして)~で

When Oberon had teased her for some time, he again demanded the changeling-boy; which she, ashamed of being discovered by her lord with her new favourite, did not dare to refuse him.

Oberon(中世伝説)(妖精王)オベロン(Titaniaの夫/Shakespeare, A Midsummer Night's Dreamにも登場する)
tease(他)(人・動物を)(~のことで)いじめる、からかう、悩ます
for(前)(時間・距離を表わして)~の間(ずっと)
time(名)(またa ~)(ある一定の長さの)期間、間 ・for a time しばらく、当分(は)
demand(他)(~を)要求する
changeling(名)取り替え子(さらった子の代わりに妖精たちが残すとされた醜い子)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(先行する句・節・文またはその内容を受けて)
ashamed(形)(~を)恥じて、恥ずかしがって(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)~を
lord(名)夫、背の君
favourite(名)(英)=favorite(名)(~に)大のお気に入り(人・もの)
dare(他)あえて(~)する、思い切って(勇気をもって、生意気にも)(~)する(+to do)
refuse(他)(人(の言い分)を)はねつける、拒む

Oberon, having thus obtained the little boy he had so long wished for to be his page, took pity on the disgraceful situation into which, by his merry contrivance, he had brought his Titania, and threw some of the juice of the other flower into her eyes; and the fairy queen immediately recovered her senses, and wondered at her late dotage, saying how she now loathed the sight of the strange monster.

thus(副)このように、かように
obtain(他)(人が)(ものを)得る、手に入れる
so(副)(程度を表わして)(強意的に)とても、非常に、大変
long(副)長く、長い間、久しく
wish(自)(容易に得られ(そうに)ないものを)望む、願う、欲する(for)
for(前)(目的)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)
page(名)(昔、貴人に仕えた)小姓
take(他)(感情などを)感じる、経験する ・take pity on ~を哀れむ、~に同情する
pity(名)哀れみ、同情 ・take pity on ~を気の毒がる
disgraceful(形)恥ずべき、不名誉な、不面目な、けしからん(=scandalous)
situation(名)(事の)状態、情勢、事態
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
by(前)(原因を表わして)~のために
merry(形)陽気な、愉快な、おもしろい、快活な
contrivance(名)もくろみ、たくらみ、計略
bring(他)(~を)(ある状態に)もってくる、至らせる(into)
Titania(中世伝説)ティタニア(妖精国の女王/Oberonの妻/Shakespeare, A Midsummer Night's Dreamでは、Oberonに逆らったためロバの頭をかぶったBottomを恋するはめになる)
throw(他)(~を)(ある位置・状態などに)投じる、陥らせる(into)
some(代)(可算の名詞を表わす時には複数扱い、不可算の名詞を表わす時には単数扱い)多少、いくぶん
juice(名)(果物・野菜・肉などの)ジュース、汁
immediately(副)直ちに、即座に、早速
recover(他)(気力・意識・健康などを)取り戻す、回復する
sense(名)思慮、分別、常識
wonder(自)(~を)不思議に思う、(~に)驚く(at)
at(前)(感情の原因を表わして)~に(接して)、~を見て、聞いて、考えて
late(形)最近の、近ごろの、このごろの
dotage(名)盲目的な愛情
how(副)(疑問詞)(程度を尋ねて)(節を導いて)
now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
loathe(他)(~を)ひどく嫌う、(~が)いやで胸が悪くなる
sight(名)(またa ~)見ること、見えること、一見(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
monster(名)(想像上の)怪物、化け物

Oberon likewise took the ass's head from off the clown, and left him to finish his nap with his own fool's head upon his shoulders.

likewise(副)同様に、同じように(=similarly)
take off(ふたなどを)取りはずす、取り除く
from(前)(分離・除去などを表わして)~から(離して)
leave(他)(~する)ままにしておく(+目+to do)
nap(名)昼寝、午睡、(日中の)居眠り、うたた寝(=snooze)
with(前)(所持・所有を表わして)~を持って(た)、~のある
fool(名)ばか者(=idiot)

Oberon and his Titania being now perfectly reconciled, he related to her the history of the lovers, and their midnight quarrels; and she agreed to go with him, and see the end of their adventures.

perfectly(副)まったく、ほんとうに、実に
reconcile(他)(人と)(人を)仲直りさせる、和解させる(しばしば受身で用いる)
relate(他)(話・経験などを)話す、物語る(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
history(名)(報告的な)話、物語
lover(名)恋人同士
their(代)彼ら(彼女ら)の
midnight(形)真夜中の
quarrel(名)(立腹しての)口げんか、口論、仲たがい
agree(他)(~することに)同意する、承知する(+to do9
go with ~ ~と一緒に行く、~に同行する
see(他)(~を)確かめる、調べる、よく見る
adventure(名)冒険(的)行為

The fairy king and queen found the lovers and their fair ladies, at no great distance from each other, sleeping on a grass-plot; for Puck, to make amends for his former mistake, had contrived with the utmost diligence to bring them all to the same spot, unknown to each other; and he had carefully removed the charm from off the eyes of Lysander with the antidote the fairy king gave to him.

find(他)(探して)(人・ものを)見つけ出す
fair(形)(古)(女性が)美しい
lady(名)愛人、恋人
at a distance 遠くで
no(副)(形容詞の前に置き、その形容詞を否定して)決して~でない
great(形)(時間・距離など)長い、久しい ・It's no great distance to the station. 駅までは大した距離ではない。
from(前)(隔たり・不在を表わして)~から(離れて)
each other(目的語・所有格でのみ用いて)お互い(に、を)
grassplot(名)芝生、草地
Puck(名)(英国伝説)パック(いたずら好きな小妖精(Robin Goodfellow)/Shakespeareの「夏の夜の夢」にも登場する)
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
amends(名)(複)(時に単数扱い)償い ・make amends for ~償う、~の埋め合わせをする
for(前)(対象)(報償・返報を表わして)(好意・成果など)に対して、~の返報として
former(形)前の、以前の、先の
contrive(他)何とか(うまく)(~)する(=manage)(+to do)
with(前)(様態の副詞句を導いて)~示して、~して
utmost(形)最大(限)の、最高(度)の、極度の
diligence(名)勤勉、精励 ・with diligence 勤勉に
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
spot(名)(特定の)場所、地点
unknown(形)未知の、不明の、未詳の(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
remove(他)(~から)(ものを)取り去る、取り除く(from)
charm(名)(まじないの)魔力、魔法
off(副)(固定したものからの分離を表わして)(固定・付着したもの)から(離れて)
Lysander(名)ライサンダーShakespeare, A Midsummer Night's Dreamの中でHermiaを恋するAthensの青年)
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
antidote(名)解毒剤
to(前)(行為・作用の対象を表わして)(間接目的語に相当する句を導いて)~に
(本文379語)
【参考文献】
Tales from Shakespeare (Penguin Classics) (English Edition)』Charles and Mary Lamb・著
シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)』安藤貞雄・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社