『クリスマス・キャロル』を原書で読む(第3回)

(テキスト2ページ、4行目~)

Scrooge never painted out Old Marley’s name.

Scrooge スクルージ(Dickens, A Christmas Carolの主人公/守銭奴だったが、クリスマスの精霊の導きで改心し、人から愛される慈悲深い人物になる)
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して~ない
paint(他)(~に)ペンキを塗る
out(副)すっかり、完全に
Marley(名)マーリー(Dickens, A Christmas Carol(1843)に登場する、Scroogeのかつての共同経営者/死後、霊となって現われ、Scroogeの死後遭遇する悲惨なできごとと、彼を訪れる聖霊たちのことを告げる)

There it stood, years afterwards, above the warehouse door: Scrooge and Marley.

stand(自)(副詞句を伴って)(ものが)立てて(置いて)あった
year(名)(複数形で)非常に長い間、多年(=ages)・years ago(今から)何年も前に
afterwards(副)(英)=afterward(副)その後、以後
warehouse(名)(英)卸売り店、問屋

The firm was known as Scrooge and Marley.

firm(名)会社、(特に合資経営の)商会、商店
known(形)(名を)知られて ・be known as ~として知られている
as(前)~として

Sometimes people new to the business called Scrooge Scrooge, and sometimes Marley, but he answered to both names: it was all the same to him.

people(名)(複数扱い)(通例修飾語またはtheを伴って)(特定の場所・階級・団体・職業・民族などに属する)住民、人々
new(形)(ある地位に)ついたばかりの、新入の、新参の
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
business(名)店、会社、商社(など)(しばしば小さい会社、店を指す)
call(他)(人を)(~と)呼ぶ、称する(+目+補)
answer(自)答える、返事をする
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
all the same(通例itを主語として)(~には)まったく同じ ・It is all the same to me. 私はどちらでもかまいません。

Oh!

oh(間)(しばしば直後にコンマや!などを従える)(驚き・恐怖・苦痛・願望・反応・了解などを表わして)ああ!、おお!、おや!

But he was a tight-fisted hand at the grindstone, Scrooge! a squeezing, wrenching, grasping, scraping, clutching, covetous, old sinner!

tight-fisted(形)けちな、しまり屋の
hand(名)(通例複合語で)手仕事をする人、労働者、職工、人夫
at(前)(従事・従事の対象を表わして)~に(取り組み)、~を
grindstone(名)グラインダー、回転研磨盤、丸砥石(といし)
squeeze(他)(~から)(金などを)搾り取る、搾取する
wrench(他)(ものを)ねじ取る
grasp(他)(~を)(手で)ぎゅっとつかむ、しっかりと握る
scrape(他)(~を)かき集める
clutch(他)(~を)ぐいとつかむ、しっかり握る(=grasp)
covetous(形)強欲な
sinner(名)(宗教・道徳上の)罪人(つみびと)、罪深い者

Hard and sharp as flint, from which no steel had ever struck out generous fire; secret, and self-contained, and solitary as an oyster.

as(接)(譲歩を表わして)~だけれども、~ながらも(=though)
flint(名)火打ち石
from(前)(分離・除去などを表わして)~から(離して)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)/(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
steel(名)鋼(はがね)、鋼鉄
ever(副)(否定文で)決して(~ない)
struck(動)strikeの過去形・過去分詞
strike out(火打ち石などで火花などを)打ち出す
generous(形)(必要以上に)たくさんの、豊富な
fire(名)(集合的にも用いて)火花
secret(形)(人が)(~について)秘密を守って、口が堅くて
self-contained(形)(人が)無口な、打ち解けない
solitary(形)孤独を好む、孤独癖の
oyster(名)カキ(貝)

The cold within him froze his old features, nipped his pointed nose, shrivelled his cheek, stiffened his gait; made his eyes red, his thin lips blue; and spoke out shrewdly in his grating voice.

cold(名)(通例the ~)寒さ、冷気(⇔heat)
within(前)~の内に、~の中に
froze(動)freezeの過去形
freeze(他)(人を)凍えさせる、凍るように感じさせる
his(代)彼の
feature(名)(複数形で)容貌(ようぼう)、顔だち、目鼻だち
nip(他)(寒風などが)(肌などを)凍えさす
pointed(形)(先の)とがった、鋭い
shrivel(他)(~を)しなびさせる、しぼませる、縮ませる、(~に)しわを寄らせる
cheek(名)ほお
stiffen(他)(~を)かたくする、こわばらせる、硬直させる
gait(名)(単数形で)歩きぶり、足どり
make(他)(~を)(~に)する(+目+補)
red(形)(目が)赤い
thin(形)薄い、厚みのない(⇔thick)
lip(名)唇
blue(形)(寒さ・恐怖などで)青ざめた、青白い
speak out(~について)思い切って言う、遠慮なく話す
shrewdly(副)<shrewd(形)意地悪な、いたずらな
in(前)(方法・形式を表わして)~で、~をもって ・in a loud voice 大声で
grating(形)(音が)きしる、キーキーいう、耳ざわりな

A frosty rime was on his head, and on his eyebrows, and his wiry chin.

frosty(形)霜の降りた
rime(名)霜、白霜
eyebrow(名)まゆ、まゆ毛
wiry(形)針金状の
chin(名)あご、あご先、おとがい

He carried his own low temperature always about with him; he iced his office in the dog-days; and didn’t thaw it one degree at Christmas.

carry(他)(~を)(他の場所へ)(持ち)運ぶ、運搬する
low(形)(温度・熱・圧力・光など)弱い、低い
temperature(名)体温
about(副)(通例動作を示す動詞に伴って)あちこちに、あちらこちらへ、方々に
ice(他)(~を)凍らす
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中 ・in one's life 自分の生涯で
dogdays(名)(複)(通例the ~)暑中、盛夏の時期(北半球で7月初めから8月中ごろまでthe Dog Star(天狼星)が太陽とともに出没する時期)
didn't did notの短縮形
thaw(他)(冷えた体などを)温める
degree(名)(温度・角度・経緯度などの)度
at(前)(時の一点を表わして)~に ・at Christmas クリスマス(の時期)に

External heat and cold had little influence on Scrooge.

external(形)外部の、外の、外面(的)の
have(他)(通例動作・行為などを表わす不定冠詞付きの名詞を目的語として)(~)する、(~を)行なう
little(形)(不可算の名詞を修飾して)(aをつけないで否定的用法で)少ししかない、ほとんどない(⇔much)
influence(名)(またan ~)(~の)(~に及ぼす)影響、感化(力)(on)・have an influence on ~に感化を及ぼす
on(前)(影響を表わして)~に ・have(a)great effect on ~に大きな影響を及ぼす

No warmth could warm, nor wintry weather chill him.

warmth(名)暖かさ、暖気
warm(他)(~を)温める、温かくする
nor(接)(否定の節・文の後に用いて)~もまた~ない
wintry(形)冬らしい、冬のような
chill(他)寒がらせる

No wind that blew was bitterer than he, no falling snow was more intent upon its purpose, no pelting rain less open to entreaty.

wind(名)(またthe ~)(強い)風
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(主語として)
blow(自)(風が)吹く
bitter(形)(風・寒さなど)激しい、厳しい
fall(自)(雨・雪などが)降る
snow(名)雪
more(副)もっと、いっそう
intent(形)(~に)一心になって、集中して、没頭して(on)
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて
its(代)それの、あれの、その
purpose(名)目的、意図
pelt(自)(雨などが)激しく降る(=pour)
less(副)(littleの比較級)(形容詞・副詞を修飾して)より少なく、もっと少なく、~ほどでなく(⇔more)
open(形)(思想・申し出などを)直ちに受け入れて、(条理などに)容易に服して、拒まないで
entreaty(名)懇願、嘆願、哀願

Foul weather didn’t know where to have him.

foul(形)(天候が)悪い、しけ模様の
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
have(他)(競技・議論などで)(~を)負かす、やっつける

The heaviest rain, and snow, and hail, and sleet, could boast of the advantage over him in only one respect.

heavy(形)(量・程度など)猛烈な、激しい ・a heavy rain 大雨、豪雨
hail(名)あられ、ひょう
sleet(名)みぞれ
boast(自)(~を)自慢する、誇る(of)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
advantage(名)有利な点、強み、長所(over)
over(前)(支配・優位を表わして)~の上位に、~にまさって
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
only(副)ただ~だけ、~にすぎない
respect(名)(通例in ~ respectで)点

They often ‘came down’ handsomely, and Scrooge never did.

come down(ものが)落ちてくる、落ちる
handsomely(副)<handsome(形)(金額・財産・贈り物など)かなりの、気前のよい
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(同一の動詞(およびそれを含む語形)の反復を避けて)

Nobody ever stopped him in the street to say, with gladsome looks, ‘My dear Scrooge, how are you? when will you come to see me?’

in(前)(場所・位置・方向などを表わして)~において、~で ・in the street 通りで
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
gladsome(形)喜ばしい、うれしい、楽しい(=cheerful)
look(名)(複数形で)顔つき、容貌(ようぼう)、ルックス
My dear Mr. A ねえ、Aさん(談話でていねいな呼び掛け)
how(副)(疑問詞)(状態を尋ねて)どんな状態(具合)で ・How are you? お元気(ご機嫌いかが)ですか。
will(助動)(意志未来を表わして)(2人称を主語とする疑問文に用い、相手の意志を問い、また依頼・勧誘を表わして)~するつもりですか
come(自)(come to doで)(~しに)来る
see(他)(人に)会う、面会する

No beggars implored him to bestow a trifle, no children asked him what it was o’clock, no man or woman ever once in all his life inquired the way to such and such a place, of Scrooge.

beggar(名)こじき(=panhandler)
implore(他)(人に)(援助・慈悲などを)嘆願(懇願)する(+目+to do)
bestow(他)(人に)(名誉・称号などを)授ける、贈る(=confer)
trifle(名)少量、わずかの金額(=little)
ask(他)(人に)(~を)尋ねる(+目+wh.)
what(形)(疑問形容詞)(間接疑問の節を導いて)何の、どんな
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(時間・日時を漠然とさして)
once(副)(否定文で)(ただの)一度も(~しない)
inquire(他)(~を)尋ねる、問う(of)
way(名)道筋、道(必ずしも道路でなくてもよい)・ask the way to ~への道筋を尋ねる
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
such and such これこれの、しかじかの
of(前)(起源・出所を表わして)~から、~の

Even the blindmen’s dogs appeared to know him; and when they saw him coming on, would tug their owners into doorways and up courts; and then would wag their tails as though they said, ‘no eye at all is better than an evil eye, dark master!’

blindman(名)盲人
appear(自)(~(のよう)に)見える、(~と)思われる(+to do)
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+doing)
come on(季節・夜などが)やってくる、近づく
would(助動)(過去の意志・主張・拒絶を表わして)(どうしても)~しようとした
tug(他)(副詞句を伴って)(~を)(~へ)引っぱっていく
their(代)彼ら(彼女ら)の
owner(名)持ち主、所有者、オーナー
doorway(名)戸口、玄関口、出入り口
up(前)(低い位置・地点から)~の上へ(に)、の高いほうへ(に)、~を上って(上った所に)
court(名)(英)(周囲に建物のある裏町の)路地、袋小路
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
wag(他)(体の部分などを)(上下・前後・左右に)振る、振り動かす(=waggle)・The dog is wagging its tail. 犬が尻尾を振っている。
tail(名)尾、しっぽ
as though=as if まるで~であるかのように(as if節の中では仮定法を用いる)
at all(否定文に用いて)少しも(~でない)
better(形)(goodの比較級)(~より)いっそうよい(than)(⇔worse)
evil(形)(道徳的に)悪い、よこしまな、邪悪な
master(名)主人、雇い主
【参考文献】
Penguin English Library a Christmas Carol (The Penguin English Library)』Charles Dickens・著
クリスマス・キャロル (角川文庫)』越前敏弥・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)

『クリスマス・キャロル』を原書で読む(第2回)

(テキスト1ページ、1行目~)

STAVE ONE

stave(名)詩の1節、連、詩句
one(形)(基数の1)(名詞の後に置いて)(一連のものの中の)1番目の

Marley's Ghost

Marley(名)マーリー(Dickens, A Christmas Carol(1843)に登場する、Scroogeのかつての共同経営者/死後、霊となって現われ、Scroogeが死後遭遇する悲惨なできごとと、彼を訪れる聖霊たちのことを告げる)
ghost(名)幽霊、亡霊、怨霊(おんりょう)(英米の幽霊は夜中の12時に現われ、ニワトリの声を聞いて姿を消すとされ、その姿は生前のままで足もある)

Marley was dead: to begin with.

to begin with まず第一に(=firstly)

There is no doubt whatever about that.

there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
no doubt 疑いなく、確かに(=undoubtedly)
whatever(形)(否定・疑問文で名詞・代名詞の後に用いて)少しの~も、何らの~も(=whatsoever)・There's no doubt whatever. 何の疑いもない。
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと

The register of his burial was signed by the clergyman, the clerk, the undertaker, and the chief mourner.

register(名)登録簿、登記簿
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
his(代)彼の
burial(名)埋葬(米国では一般的に土葬であるが、英国では最近火葬(=cremation)も多くなってきた)
sign(他)(~に)署名する、記名調印する
clergyman(名)(キリスト教の)聖職者
clerk(名)(英)教会書記
undertaker(名)葬儀屋(人)
chief(形)主要な、主な
mourner(名)会葬者 ・the chief mourner 喪主、祭主

Scrooge signed it: and Scrooge’s name was good upon ’Change, for anything he chose to put his hand to.

Scrooge スクルージ(Dickens, A Christmas Carolの主人公/守銭奴だったが、クリスマスの精霊の導きで改心し、人から愛される慈悲深い人物になる)
good(形)(商業的に)信用できる、確実な、安全な
Change(名)(英古)取引所(しばしばExchangeの略と誤解して’Changeと書く)・on Change 取引所で
for(前)(対象)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)~に対して(する)、~を理解する
choose(他)(~しようと)決める(+to do)
put one's hand to ~=turn one's hand to ~に取りかかる、手がける

Old Marley was as dead as a door-nail.

as dead as a doornail 完全に死んだ

Mind!

mind! とは言うものの、しかし

I don’t mean to say that I know, of my own knowledge, what there is particularly dead about a door-nail.

don't do notの短縮形
mean(他)(~する)つもりである(+to do)
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)/(+that)
of one's own knowledge(また聞きなどではなく)自分の知識として、直接に
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
particularly(副)特に、とりわけ
doornail(名)(昔のドアに装飾などで用いて)びょうくぎ

I might have been inclined, myself, to regard a coffin-nail as the deadest piece of ironmongery in the trade.

might(助動)(仮定法過去)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で)(might have+ppで/過去の推量を表わして)~したかもしれない
inclined(形)(~する)気になって(+to do)
myself(代)(強調に用いて)私自身/(Iとともに用いて同格的に)
regard(他)(~を)(~だと)みなす、考える(+目+as 補)
coffin(名)棺、ひつぎ
nail(名)くぎ
as(前)(動詞の目的補語を導いて)~と、~だと ・I regard him as a fool. 彼をばかだと思っている。
piece(名)(機械などの)部分、部品
ironmongery(名)(英)金物類、工具、園芸用品
in(前)(全体との関係を表わして)~の中で、~のうちで
trade(名)商業、商い、貿易、通商

But the wisdom of our ancestors is in the simile; and my unhallowed hands shall not disturb it, or the Country’s done for.

wisdom(名)賢いこと、賢明、知恵(of)
our(代)我々の、私たちの
ancestor(名)先祖、祖先(=forbear)
simile(名)直喩(ゆ)、明喩(A is as ~ as B(like B)の形式で比喩を表現する修辞法)
my(代)私の
unhallowed(形)清められ(てい)ない、神聖でない
shall(助動)(命令・規定を表わして)~すべきである
disturb(他)(~を)(かき)乱す
or(接)(命令文などの後で用いて)さもないと(=otherwise)
country(名)国、国家
done(形)済んで、終了して
for(前)(原因・理由)~の理由で、~のため(=because of)

You will therefore permit me to repeat, emphatically, that Marley was as dead as a door-nail.

will(助動)(無意志の助動詞として単純未来を示す)~だろう/(You will ~は時に「命令・指図」を示す)
therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
permit(他)(~を)許す、許可する、認める(+目+to do)
repeat(他)(言葉を)繰り返す、繰り返して言う、重ねて言う(=reiterate)(+that)
emphatically(副)断固として

Scrooge knew he was dead?

Of course he did.

of course もちろん、当然
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(返事の文で)“Who saw it?”“I did.”「だれかそれを見たのか」「私ですよ」(Iを強調する)

How could it be otherwise?

how(副)(疑問詞)(理由を尋ねて/しばしばcan(could)を伴って)どうして(まあ)、なぜ
can(助動)(可能性・推量を表わして)(疑問文で)~はずがあろうか、いったい~だろうか
otherwise(形)異なって、違って

Scrooge and he were partners for I don’t know how many years.

partner(名)共同経営(出資)者
for(前)(時間・診断を表わして)~の間(ずっと)
how(副)(疑問詞)(程度を尋ねて)どれほど、どれだけ

Scrooge was his sole executor, his sole administrator, his sole assign, his sole residuary legatee, his sole friend and sole mourner.

sole(形)ただひとつの、たった一人の(=only)
executor(名)(法)(遺言中で指定された)遺言執行者
administrator(名)(法)財産管理人、管財人、(特に)遺産管理人
assign(名)(法)譲り受け人(=assignee)
residuary(形)(法)残余財産の
legatee(名)(法)遺産受取人

And even Scrooge was not so dreadfully cut up by the sad event, but that he was an excellent man of business on the very day of the funeral, and solemnised it with an undoubted bargain.

so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
dreadfully(副)非常に、とても
cut up(人を)ひどく悲しませる、(人の)気を悪くさせる(通例受身)・She was terribly cut up by her husband's death. 彼女は夫に死なれてひどく参っていた。
sad(形)(物事など)(人を)悲しませる、悲しむべき、哀れな ・a sad event 悲しい出来事
but(接)(従位接続詞)(否定文のあとで)(しばしばbut thatで用い、否定の主節中のsoまたはsuchと相関的に用いて)~でないというほどに ・No man so old but that he may learn. どんなに年をとっても学べないことはない。
excellent(形)優れた、一流の、すばらしい
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性(of)
of(前)(of+名詞で形容詞句をなして)~の
business(名)業務、事務、仕事、執務、営業 ・a man of business 実業家
on(前)(日・時・機会を表わして)~に
very(形)(the、this、thatまたは所有格人称代名詞に伴って強意を表わし)まさしくその、ちょうどその、~にほかならない
funeral(名)葬式、葬儀(英国や米国西海岸諸州では火葬(cremation)が多くなってきたが、埋葬(burial)も少なくない/これに参列するのは近親者だけ/教会などでとり行なわれる葬儀には多くの人が参列する)
solemnize(他)(式(特に結婚式)を)挙げる
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
undoubted(形)疑う余地のない
bargain(名)安い買い物

The mention of Marley’s funeral brings me back to the point I started from.

mention(名)言及、陳述、記載(of)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
bring back(~を)(~に)戻す(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
point(名)(時間上の位置を示す)ある点、(特定の)時点
from(前)(空間・時間などの起点を表わして)~から

There is no doubt that Marley was dead.

that(接)(名詞節を導いて)(~)という/(同格節を導いて)

This must be distinctly understood, or nothing wonderful can come of the story I am going to relate.

this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
must(助動)(必要・義務を表わして)~ねばならない
distinctly(副)明白に、はっきりと
nothing(代)(単数扱い)何も~ない(しない)(形容詞は後に置く)
wonderful(形)不思議な、驚くべき、驚嘆すべき
can(助動)(可能性・推量を表わして)(否定文で)~はずがない
come(自)(事が)起こる、生じる
of(前)(起源・出所を表わして)~から、~の
story(名)物語、話
be going to do ~するつもりである、~することにしている
relate(他)(話・経験などを)話す、物語る ・relate the story 話を聞かせる

If we were not perfectly convinced that Hamlet’s Father died before the play began, there would be nothing more remarkable in his taking a stroll at night, in an easterly wind, upon his own ramparts, than there would be in any other middle-aged gentleman rashly turning out after dark in a breezy spot — say Saint Paul’s Churchyard for instance — literally to astonish his son’s weak mind.

if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去形を用い(be動詞はwere)、帰結の主節には通例would、shouldなど助動詞の過去形が用いられる)
perfectly(副)完全に、申し分なく
convinced(形)(~を)確信して(⇔unconvinced)(+that)
Hamlet(名)ハムレットShakespeareの四大悲劇の一つ/その主人公)
die(自)(人・動物が)死ぬ
before(接)~より前に
play(名)芝居、演劇
begin(自)(物事が)始まる、開始する
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~(する)だろう
nothing more than ~とまったく同様
remarkable(形)注目すべき、驚くべき、目立った、著しい
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
take(他)(動作名詞を目的語として)(ある行動を)する ・take a walk 散歩する
stroll(名)ぶらぶら歩き、散歩 ・take a stroll 散歩をする
at night 夜に、夜間(に)
in(前)(環境を表わして)~の中で(を)
easterly(形)(風が)東からの(吹く)
wind(名)(またthe ~)(強い)風 ・a north wind 北風
rampart(名)(しばしば複数形で)塁壁、城壁
middle-aged(形)中年の
gentleman(名)紳士(育ちがよく他人に対して礼儀正しく名誉を重んじる男子/⇔lady)(イギリス紳士の典型は、山高帽(bowler)をかぶりダークスーツを着て、天気に関係なく細くきちんと巻いた傘をステッキ代わりに持ち歩くとされているが、今では少ない)
rashly(副)早まって、無分別に、軽率に
turn out 外へ出る、出かける
dark(名)(無冠詞で)夜、夕暮れ ・before dark 暗くならないうちに
breezy(形)そよ風の吹く、風通しのよい
spot(名)(特定の)場所、地点
say(他)(命令法またはlet's ~で)(仮に)(~だと)すれば
St. Paul's(名)セントポール大聖堂(英国国教会の主教座教会/Londonを管区とし、その主教はBishop of London)
churchyard(名)(教会付属の)墓地
for instance たとえば
literally(副)文字通り、誇張なしに、本当に、まったく
astonish(他)(人を)ひどく驚かす、びっくりさせる
weak(形)意志薄弱
【参考文献】
Penguin English Library a Christmas Carol (The Penguin English Library)』Charles Dickens・著
クリスマス・キャロル (角川文庫)』越前敏弥・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)

『カンタベリー物語』を原文で読む(第16回)

(テキスト16ページ、18行目~)

(The Doctor of Physic)

physic(名)(古)医術、医業

With us ther was a Doctour of Phisyk;
In al this world ne was ther noon hym lik,
To speken of phisyk and of surgerye,
For he was grounded in astronomye.

ther→there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
Doctour→Doctor
Phisyk→Physic
in(前)(全体との関係を表わして)~の中で、~のうちで ・in the world 世界中で
al→all
this(形)(指示形容詞)この/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
ne(副)(古)=not
noon→none(代)だれも~ない
hym→him
lyk→like
speken→speak
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
surgerye→surgery(名)(外科)手術
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
ground(他)(人に)(~の)基礎(初歩)を教え込む(通例受身)(in)
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
astronomye→astronomy(名)(廃)占星術(=astrology)

He kepte his pacient a ful greet deel
In houres by his magyk natureel.

kepte→kept
keep(他)世話する、大切にする(=look after)
his(代)彼の
pacient→patient(名)(医者から見て)患者、病人
ful→full(副)(形容詞・副詞を修飾して)まったく、非常に
greet→great(形)(通例数量を表わす名詞を伴って)多数の、多量の、たくさんの ・a great deal
deel→deal(名)(a great dealで)(副詞的に)かなり、ずっと、だいぶ
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中
houres→hours
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
magyk→magic(名)魔法、魔術
natureel→natural

Wel koude he fortunen the ascendent
Of hise ymages for his pacient.

Wel→Well
well(副)十分に、よく(=thoroughly)
koude→could
fourtunen→fortune/calculate(他)(費用などを)計算する、算定する、見積もる
ascendent→ascendant(名)(誕生時の)星位
hise→his
ymages→images
image(名)聖(画)像

He knew the cause of everich maladye,
Weere it of hoot, or coold, or moyste, or drye,
And where they engendred, and of what humour.

know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
cause(名)原因、もと(⇔effect)(of)
everich→every
maladye→malady(名)病気
Weere→Were
of(前)(原因を表わして)~のため、~で
hoot(形)(気温上「寒い」に対して)暑い
coold→cold
moyste→moist(形)湿った、湿っぽい
drye→dry
engendred→engendered
engender(自)発生する、生まれる
what(形)(疑問形容詞)何の、何という、どんな、いかほどの
humour(名)(英)=humor(名)体液 ・the cardinal humors 四体液(昔blood、phlegm、choler、black bileの四体液の配合の割合で体質や気質が定まるものと信じられた)

He was a verray, parfit praktisour:

verray→very(形)(古)真の、まさしく~といわれるに足る
parfit→perfect(形)完全な、完璧な
practisour→practitioner(名)開業医、弁護士(など)

The cause yknowe, and of his harm the roote,
Anoon he yaf the sike man his boote.

yknowe→known
harm→disease(名)(人間・動植物の)病気、疾病
roote→root(名)(通例the ~)根源、根本(of)
Anoon→Anon
anon(副)(古)ほどなく
yaf→gave
give(他)(人に)(薬・治療などを)与える、施す(+目+目)
sike→sick
man(名)(男女を問わず一般に)人、人間
boote→boot(名)(古)救助、救済

Ful redy hadde he hise apothecaryes
To senden hym his drogges and his letuaryes,
For eech of hem maade oother for to wynne―

Ful→Full
redy→ready(形)用意が整って、準備ができて(+to do)
hadde→had
have(他)(~を)(~の位置・状態に)保つ、保っておく(+目+補)
apothecaryes→apothecaries
apothecary(名)(古)薬屋(人)(もと医療も行なった)
senden→send(他)(もの・言葉などを)送る、届ける(+目+目)
drogges→drugs
drug(名)薬、薬品、薬剤
letuaryes→electuaries
electuary(名)舐剤(しざい)
eech→each(代)各自、おのおの(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
hem→them
maade→made
make(他)(強制的にも非強制的にも)(~に)(~)させる(+目+原形)(受動態の後では不定詞にtoが用いられる)
oother→other(代)(the ~)(二つのうちの)ほかの一方(の人)、他方
wynne→win(他)(生計・パンなどを)得る、稼ぐ(=gain)

Hir frendshipe was noght newe to bigynne.

Hir→Their
their(代)彼ら(彼女ら)の
frendshipe→friendship
noght→not
newe→new(副)新たに、新しく
bigynne→begin(自)(物事が)始まる、開始する

Wel knew he the oolde Esculapyus,
And Discorides, and eek Rufus,
Olde Ypocras, Haly, and Galyen,
Serapion, Razis, and Avycen,
Averroys, Damascien, and Constantyn,
Bernard, and Gatesden, and Gilbertyn.

oold→old(形)古代の、前時代の
Esuculapyus→Aesculapius(名)アイスクラピウス
eek→eke(副)(古)また、さらに、そのうえ
Rufus ルーファス(男子名)
Olde→Old
Ypocras→Hippocrates(名)ヒポクラテス(460?-?377 B.C.)(ギリシアの医師/the Father of Medicine(医学の父)と呼ばれる)
Galyen→Galen(名)ガレノス(129-?199/ギリシアの医学者/ルネサンスに至るまで医学の権威と仰がれた)
Razis→Rhazes(名)ラゼス
Avycen→Avicenna(名)アヴィセンナ(980-1037/ペルシア生まれのアラブの哲学者・医学者)
Averroys→Averroës アヴェロエス(Arab Ibn-Rushd)(1126-98)(スペイン・モロッコで活動したイスラム哲学者・医学者)
Damascien→Damascenus(名)=Saint Johannes Damascenus
Constantyn→Constantine コンスタンティン、コンスタンタイン(男子名)
Bernard(名)バーナード(男性名/愛称Bernie)

Of his diete mesurable was hee,
For it was of no superfluytee,
But of greet norissynge and digestible.

diete→diet(名)日常の(飲)食物
mesurable→measurable(形)適度の、中庸の、無限に遠くはない、見通しのきく
hee→he
of(前)(of+名詞で形容詞句をなして)~の ・of no use 全然役に立たない ・of no importance 全然重要でない
no(形)(複数名詞、不可算の名詞の前に用いて)どんな(少しの)~もない
superfluytee→superfluity(名)余分、過剰、過多
but(接)(等位接続詞)(前の否定語・句・文と照応して)(~ではなく)て(not A but Bで「AではなくBである」の意を表わす表現)
greet→great
norissynge→nourishing(形)滋養になる、滋養分の多い(=nutritious)
digestible(形)消化できる、こなれやすい(⇔indigestible)

His studye was but litel on the Bible.

studye→study
but(副)ただ、ほんの、~だけ
litel→little(形)(不可算の名詞を修飾して)(aをつけないで否定的用法で)少ししかない、ほとんどない(⇔much)
on(前)(関係を表わして)~について、~に関する
Bible(名)(the ~)(キリスト教の)聖書、バイブル(the Old Testament(旧約)およびthe New Testament(新約)/ユダヤ教では旧約だけをさす)

In sangwyn and in pers he clad was al,
Lyned with taffata and with sendal.

in(前)(着用を表わして)~を着て、身につけて
sangwyn→sanguine(名)(濃)赤色、紅
pers→perse(名)濃青(紫)色の(服地)
clad(形)着た ・She was clad in white.彼女は白い服を着ていた。
all(副)まったく、すっかり ・be dressed all in white 白ずくめの服装をしている
Lyned→Lined
lined(形)裏(地)のついた
with(前)(材料・中身を表わして)~で
taffata→taffeta(名)タフタ、こはく織り(の布)(やや堅い平織絹)
sendal(名)センダル(中世の、タフタに似た薄い絹織地(の衣服))

And yet he was but esy of dispence;
He kepte that he wan in pestilence.

yet(副)(andまたはbutに伴って)それにもかかわらず、それなのに、しかもなお
esy→easy/moderate(形)(人・行動が)(極端に走らず)節度のある、穏健な(⇔extreme)
dispence→dispense(名)(廃)支出(=expense)
keep(他)(ものを)(~のために)保管する
that→what(代)(関係代名詞)(~する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
wan→won
pestilence(名)悪疫、疫病、流行病(=epidemic)、(特に)腺ペスト

For gold in phisyk is a cordial,
Therfore he loved gold in special.

gold(名)金(かね)、金銭
cordial(名)強壮剤、強心剤
therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
love(他)(~を)好む、愛好する、(大)好きである
special→particular
in particular 特に、とりわけ(=particularly)
【参考文献】
原文対訳「カンタベリィ物語・総序歌」』苅部恒徳、笹川寿昭、小山良一、田中芳晴・編・訳・注(松柏社
カンタベリー・テールズ市河三喜、松浪有・編注(研究社)
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)

『クリスマス・キャロル』を原書で読む(第1回)

僕はクリスチャンではなく、それどころか完全な無神論者ですが、クリスマスが近付いて来たので、ふと思い立って、チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』を原書で読んでみることにしました。
ディケンズは言うまでもなく、シェイクスピアに次ぐ(敢えて「並ぶ」とは言いません)イギリスの文豪で、『クリスマス・キャロル』はその中でも、老若男女に最も親しまれている作品だと言われています。
文豪の最も親しまれている作品ということは、日本で言えば、夏目漱石の『坊っちゃん』みたいな感じでしょうか。
英文学の代表的な作品なので、日本に紹介されたのも早かったようです。
やや時系列が分かり難いですが、光文社古典新訳文庫の「解説」には、次のようにあります。

幕末から明治へかけて英学を近代化の柱とした日本で、ディケンズと同年のサミュエル・スマイルズ著『自助論、Self-Help』(一八五九)が中村正直訳『西国立志編』として明治四年(一八七一)に出版され、福沢諭吉の『西洋事情』と並ぶベストセラーとなったことはよく知られていよう。『クリスマス・キャロル』は明治二一年(一八八八)に饗庭篁村訳で紹介されている。ディケンズが少年時代に愛読した『ロビンソン・クルーソー』は、はじめオランダ語からの孫訳で明治五年に出て、英語の原典から邦訳されたのが明治一六年である。チャールズ・ラムの『シェイクスピア物語』が明治一九年、戯曲『ヴェニスの商人』はそれより早く一六年に訳されている。ほかにも、少なからぬ翻訳がこの時期に刊行された。中にはかなり大胆な翻案、いわゆる「豪傑訳」も見られるが、明治の中葉は翻訳文化の時代だった。

現在では考えられないことですが、戦前の英語教育では、英文学を非常に重視していました。
英語教育史の権威である江利川春雄先生(和歌山大学教育学部教授)の『日本人は英語をどう学んできたか』(研究社)によると、旧制高校の英語教科書では、文学作品が全体の7割を占め、作家別のランキングでは、ディケンズは何と、トマス・ハーディ、アーサー・コナン・ドイルに次いで3位でした(シェイクスピアは4位)。
まるで、英文科のようです。
井田好治氏の「大正後期における旧制高校の英語教科書について」によると、大正10(1921)年度には、第五高等学校(現・熊本大学)の2年生、松本高等学校(現・信州大学)の3年生、山形高等学校(現・山形大学)の2年生で、『Christmas Carol』が英語の教科書として使用されています(もちろん、ディケンズの他の作品もたくさん読まれています)。
また、これは例外的なのでしょうが、江利川春雄先生の『近代日本の英語科教育史』(東信堂)によると、戦前の実業補修学校(小学校卒業者を対象に、小学校教育の補修と、職業科目を教える学校。主に夜間)の中にも高度な英語教育を行なっていたところがあるとのことです。
例として、横浜市立横浜商業専修学校(戦後の横浜市立横浜商業高校定時制)の英語授業の様子が活写されているので、引用してみましょう。

英国のオーガステイン・ビレルを思はせるのはわが敬愛する下山忠夫先生である。先生から最初「クリスマス・カロル」をならった。マクミラン版の本を用ひてのこの講義は、今までリーダーばかり習ってゐた私共にはなんだか大人になったやうな感じがして皆一生懸命に勉強したものだ。あの冒頭の“Mary(ママ) was dead: to begin with”、などは皆が暗誦する位によんだものだ。クリスマス前夜のクラチット家での賑かな光景の箇所など、皆先生を囲んで楽しく勉強したのである。当時の同級生の会を「スクルーヂ・パーティ」と名付けたのもこの物語中の主人公の名に因んでの故であった。

僕は会社の近くのベローチェでドイツ語の勉強をしていた時、隣の席に座っていた地元の都立トップ高校生と思しき男の子から、「ゲーテって何ですか?」と尋ねられたことがあります。
現在では、商業高校の定時制ディケンズの原書講読を行うということは、まず考えられないのではないでしょうか。
いや、それどころか、大学でもかなり少なくなっているようで、僕が調べた限り、『クリスマス・キャロル』の原書講読は、関西大学の外国語学部の例しか見当たりませんでした。
しかし、長くて難しい『デイヴィッド・コパフィールド』は無理でも、最も有名で、ペンギン版で80ページそこそこ、しかも子供向けに書かれた『クリスマス・キャロル』を読めば、「ディケンズを原書で読破した」と胸を張って言えるのです。
例えば、イギリス人から「Soseki Natsumeの『Botchan』を日本語で読んだ」と言われたら、たまげませんか。
昔の人は、シェイクスピアの原文は無理でも、それを子供向けに易しく書き直した(ちっとも易しくありませんが)ラムの『シェイクスピア物語』を読もうとしました。
旧制高校生に人気のあった『若きウェルテルの悩み』は、彼らが「『ファウスト』は無理でも、それより短くて散文ならドイツ語でも読める」と思ったからかも知れません。
それでも、「ゲーテを読破した」と言えるのですから。
ただし、相手を間違えると、「ゲーテって何ですか?」と言われてしまうかも。
そこら辺が、教養主義が衰退した本当の原因だったりして。

チャールズ・ディケンズについて

では、『クリスマス・キャロル』の著者であるチャールズ・ディケンズ(Charles Dickens, 1812―70)について、『はじめて学ぶイギリス文学史』(ミネルヴァ書房)から、略歴を引いてみましょう。

小説家。イギリス南部のポーツマス近郊に生まれる。ロンドンに移転後、父が借財不払いで投獄されたため、ディケンズは幼くして靴墨工場で働かなければならなかった。これは、彼にとっては生涯忘れることのできない屈辱となった。
やがて新聞記者となり、見聞した風俗をスケッチ風にまとめた『ボズのスケッチ集』(Sketches by Boz, 1836)を出版し、同年、キャサリン・ホガースと結婚した。続いて出版した『ピクウィック・ペイパーズ』(The Pickwick Papers, 1836―37)は、爆発的人気を呼んだ。ディケンズは、旺盛な創作力にものをいわせて、『オリヴァー・トゥイスト』(Oliver Twist, 1837―39)、『骨董屋』(The Old Curiosity Shop, 1840―41)、『クリスマス・キャロル』(A Christmas Carol, 1843)、『ドンビー父子』(Dombey and Son, 1846―48)、『デイヴィッド・コッパフィールド』(David Copperfield, 1849―50)などの作品を次々に発表した。
その後、執筆のかたわら週刊雑誌の編集や経営、社会的な慈善事業や素人劇団作りに情熱を傾けたディケンズは、自作の公開朗読をアメリカやイギリスの各地でおこなって大好評を博した。しかし、作家として成功し、社会的名士と仰がれる一方で、その内面生活は暗く、家庭生活には亀裂が生じ、妻と別居するにいたる。『寂しい家』(Bleak House, 1852―53)、『困難な時世』(Hard Times, 1854)、『小さなドリット』(Little Dorrit, 1855―57)、『相互の友』(Our Mutual Friend, 1864―65)などの後期の作品は、こうした複雑な精神状態を反映するかのように不安と焦燥感にみちている。
ディケンズは、ヴィクトリア朝の経済的繁栄の裏に隠された弊害を暴き出し、唯物主義、拝金主義によって歪められた人間の心の悲しみと痛みを、鋭い洞察力とペーソスをもって描いた。彼の特徴ともいうべき誇張された人物描写、サスペンスにみちた物語の劇的展開は、今日の読者をも広く魅了する豊かな生命力を持っている。

クリスマス・キャロル』について

続いて、『クリスマス・キャロル』という作品について、『イギリス文学の歴史』(開拓社)にごく簡潔に触れられているので、下に引いておきます。

ディケンズは、社会の不正や偽善の曝露・攻撃に精力的努力を傾けているが、社会改革の具体的な計画は示さなかった。彼は、社会悪を正す唯一の原動力は、キリスト教的愛の精神であると考えた。この思想を最も明白にうち出しているのが、『クリスマス・キャロル』(A Christmas Carol, 1843)である。老守銭奴スクルージ(Scrooge)は、クリスマスの前夜、死んだ同僚の幽霊の来訪を受け、今までの強欲な生活を悔い改め、温い人間性にめざめ、慈悲深い人に変わる。

テキストについて

一口にテキストと言っても、様々な版が出ていますが、僕が選んだのは下のペンギン版です。

PENGUIN ENGLISH LIBRARY版

Penguin English Library a Christmas Carol (The Penguin English Library)

Penguin English Library a Christmas Carol (The Penguin English Library)

初版は2012年。
先述の「実践報告 ディケンズの『クリスマス・キャロル』を読む」によると、「私たち専門家がふだん用いる定本」は「The Oxford Illustrated DickensChristmas Books」なのだそうです。
それなのに、なぜ僕は今回、ペンギン版を選んだのでしょうか。
それは、この版が大型書店の洋書コーナーなどで普通に売られていて、最も入手し易いからです。
ちなみに、僕は新宿の紀伊国屋さんで購入しました。
ペンギン版は価格も手頃です。
確かに、版によって単語の綴りや句読点の打ち方などが微妙に違うことがあります。
そのため、学術的な目的には使い難いのかも知れません。
しかし、僕は別に学者ではないので、入手し易いペンギン版で十分なのです。
この版にはディケンズ自身による「Preface(序文)」がありませんが、僕が参照する角川文庫版の翻訳(後述)にも付いていないので、支障はありません。
注も解説もなく、イラストも入っていませんが、テキストとして使うなら、シンプルで良いでしょう。

PUFFIN CLASSICS版

A Christmas Carol (Puffin Classics)

A Christmas Carol (Puffin Classics)

初版は1984年。
再版は2015年。
PUFFINはペンギンの児童向けレーベルです。
この版も入手し易く、大型書店の洋書コーナーなどで普通に販売されています。
ちなみに、新宿の紀伊国屋さんでは、上のPenguin版の方が売れているようです。
なお、僕の近所の調布市立中央図書館に所蔵されているのは、こちらの旧版でした。
この版には、「Preface」も収録されています。
また、Mark Peppé氏による十数点のイラストが流麗です。
巻頭にはAnthony Horowitz氏による「INTRODUCTION」、巻末には「AUTHOR FILE」「WHO'S WHO IN A CHRISTMAS CAROL」「SOME THINGS TO THINK ABOUT...」「SOME THINGS TO DO...」「A VICTORIAN CHRISTMAS」「A DICKENSIAN GLOSSARY」が収録されています。

翻訳について

原書を読んでいて、辞書を引いても文の意味が分からない場合は、翻訳を参照すると良いです。
基本的な文法や構文が身に付いていれば、たちどころに文の構造が見えて来ます。
僕が尊敬する伊藤和夫先生(元・駿台予備学校英語科主任)も、『伊藤和夫の英語学習法』(駿台文庫)の中で、「僕も修行中は、対訳本は使わなかったけれど、翻訳と原書を並べて、原書で分からなかったら翻訳を見る、つまり翻訳を辞書のように使う勉強はずいぶんやったよ」と仰っています。
クリスマス・キャロル』の翻訳は現在、日本では、廉価な文庫版だけでも、4種類が入手可能です。
ただし、少年向けのものは除きます。
少年向けの版は、本文が省略されていることが多いからです。
それでは、大人向けの文庫版を以下に紹介します。

集英社文庫

文庫の初版は1991年。
ただし、元になったのは『愛蔵版「世界文学全集」第15巻』(集英社刊・1975年)に収録されたものとのことです。
翻訳は中川敏(さとし)氏。

光文社古典新訳文庫

初版は2006年。
翻訳は池央耿(いけひろあき)氏。
子供向けの作品であるはずなのですが、訳文は難解な漢語が多用されていて、かなり硬いです。
「いま、息をしている言葉で、もういちど古典を」というのが光文社古典新訳文庫のモットーだと思うのですが。
失礼ながら、1940年生まれという訳者のご年齢も関係しているのかも知れません。
巻末には、訳者による「解説」「ディケンズ年譜」「訳者あとがき」を収録しています。

新潮文庫

クリスマス・キャロル (新潮文庫)

クリスマス・キャロル (新潮文庫)

初版は平成23年
翻訳は村岡花子氏。
ただし、同氏による翻訳はかなり昔のものであるため、現在の版は、孫に当たる村岡美枝・村岡恵理両氏によって改訂されたものです。
巻末の「改訂にあたって」より引用します。

花子の『クリスマス・キャロル』の訳文には、その若き日々の経験が独特な味わいとなって滲み出ています。また、短歌や日本の古典文学に親しんだ明治の人ならではの言葉遣いやリズムが感じられます。しかしながら、一九五二年の出版から半世紀以上が経ち、現代の読者の方たちにとっては、その古風な文体が、多少読みづらくなっていることも否めなくなりました。
このたび、私どもは原書を読み直し、作品の雰囲気、花子の語感をこわさないように留意しながら、訳文に訂正を加えました。

前述の「実践報告 ディケンズの『クリスマス・キャロル』を読む」には、「ところで翻訳書に関して筆者が教室で面白い現象だなと毎年感じるのは、ゼミ生のほとんどが、数ある邦訳のうち、なぜか村岡花子新潮文庫の翻訳本(初出は、『クリスマス・カロル』新潮社 1952。その後、村岡花子訳は 1966 年に『クリスマス・キャロル』と題して河出書房の『少年少女世界の文学』8 にも収録される)を選んでいるということである」とあります。
著者の宇佐美氏は「それを敢えて選んだ学生たちの真意を慮るたびに」云々と書いていますが、これは学生に何らかの意図があったというより、ひとえに新潮社の営業力によるものでしょう。
新潮文庫は、どんな町の本屋さんにも置いてありますから。
ちなみに、新宿の紀伊国屋さんでも、この版が圧倒的に売れているようです。

角川文庫版

クリスマス・キャロル (角川文庫)

クリスマス・キャロル (角川文庫)

初版は令和2年。
翻訳は越前敏弥氏。
先日発売されたばかりで、現在のところ、最も新しい翻訳です。
僕は、原書を読む際に参照する翻訳は、新しいものほど良いと考えています。
新しい翻訳は、必ず先行訳を参照して書かれているため、前の訳にあった間違いや欠点が修正されている可能性が高いからです。
訳文は非常に分かり易く、また、原文に忠実に訳されています。
この二つを両立させることは、実はとても難しいことです。
さすがは、『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を書いた方だけあります。
越前氏は、「訳者あとがき」の中で、次のように述べているので、引いてみましょう。

少し裏事情を明かすと、今回の訳出にあたっては、全体を敬体(「~です、~ます」などで終わる文体)で処理することも考えた。児童書ならともかく、大人向けの作品では通常は考えがたいことだが、この作品には、夢と現実のはざまを漂う物語を読者に語り聞かせているような趣が強く感じられるのだ。

「ですます体」に近い文体ということは、それだけ易しいということでしょう。
なお、前述のように、「序文」はありません。
巻末には、簡潔な「訳者あとがき」があります。

注釈書について

クリスマス・キャロル』の注釈書で現在、日本で流通しているのは次の研究社小英文叢書のみです。

研究社小英文叢書版

A Christmas carol (研究社小英文叢書 (77))

A Christmas carol (研究社小英文叢書 (77))

初版は、何と1949年。
註釈は、英語英文学の権威・市河三喜氏。
しかしながら、本書の註釈は全て英語です(ご丁寧に、「前書き」まで英文)。
旧制高校生くらいの英語力があるなら別ですが、『クリスマス・キャロル』の原書を、「入門として」「有名だから」「子供向けだから」「短いから」という理由で選んだような人が理解出来るとは思えません。
下手をすると、本文より難しいということもあり得ます。
少し話しが逸れますが、よく「本当の英語の意味を知るためには、英英辞典を使わないといけない」などと言って、高校生や大学受験生に英英辞典を勧める人がいますが、現在の大学入試にそんなものが必要だとは到底思えません。
英語が得意で、好きで好きでたまらない生徒が趣味で使うのなら勝手にすれば良いですが、普通の受験生なら、定義の英文の意味が分からず、まず袋小路に陥ります。
それに、「本当の意味」って何なのでしょうか。
日本語だって、「○○という言葉の意味を間違って使っている人が○パーセント」などと新聞の記事になるくらいです。
英英辞典を使ったくらいで「本当の意味」が分かるのでしょうか。
外国語は、そんなに甘いものではないと思います。
僕のように英語が苦手な一般庶民は、もっともらしい言葉に耳を傾けたりせず、普通に英和辞典を使えば良いのです。

講談社英語文庫版

初版は1989年。
本書は厳密な意味での注釈書ではありませんが、原文に対して、巻末に30ページに及ぶ「NOTES」があり、難しい語彙や表現の意味が日本語で載っています。
そのため、辞書を引いた上で、原書と翻訳を照らし合わせても分からない箇所は、本書の「NOTES」を参照すれば良いのではないでしょうか。
なお、カバーに「TOEICレベル:470点~」とありますが、こんなのは出来るだけたくさんの人に本を売るための方便です。
僕はTOEICなんぞ受けたことがないので、詳しいことは分かりませんが、満点が990点ということは平均点以下。
あの試験問題で平均点以下の人が、英文学の名作の原文をスラスラと読めるとは到底思えません。
ただ、挑戦してみるのは良いと思いますが。
英文学作品を原書で読むために必要なのは、基本的な文法・構文を理解する力、つまり、昨今「実用的でない」と言って批判される受験英語です。
クリスマス・キャロル』の第1文目には、「to begin with」という、大学受験生にはおなじみの熟語が出て来ます(我々の世代には懐かしい『試験にでる英熟語』にも当然載っています)。
そして、基礎力さえあれば、後はひたすら辞書を引き続けるという単調な作業に耐える忍耐力です。
そのためには、「どうしてもこの作品を読みたい」という強い意志がなければいけません。
そして、特に社会人は、仕事やら何やらで、思ったように時間が取れないことも多いでしょう。
でも、絶対に投げ出さないことです。
1日数行でも、続けていれば、いつかは読み終わります。
外国文学の原書を読破した時の何ものにも変え難い充実感は、経験した者にしか分かりません。
Through hardship to the stars!
次回以降は、例によって僕の単語ノートをこのブログで公開します。

【参考文献】
日本人は英語をどう学んできたか 英語教育の社会文化史』江利川春雄・著(研究社)
「大正後期における旧制高校の英語教科書について」井田好治・著
近代日本の英語科教育史―職業系諸学校による英語教育の大衆化過程』江利川春雄・著(東信堂
「実践報告 ディケンズの『クリスマス・キャロル』を読む」宇佐美太市・著
はじめて学ぶイギリス文学史 (シリーズ・はじめて学ぶ文学史 1)神山妙子・編著(ミネルヴァ書房
イギリス文学の歴史』芹沢栄・著(開拓社)
伊藤和夫の英語学習法―大学入試 (駿台レクチャーシリーズ)伊藤和夫・著(駿台文庫)

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第192回)

(テキスト194ページ、1行目〜)

But much less would it be sufficient, if his country-men, who were, as he said, fourteen still alive, should come over.

much(副)(形容詞・副詞の比較級を修飾して)はるかに、ずっと、断然
less(副)(littleの比較級)(形容詞・副詞を修飾して)より少なく、もっと少なく、~ほどではなく(⇔more)
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~(する)だろう
sufficient(形)十分な、足りる(⇔insufficient)(+to do)
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(可能性の少ない未来の仮定を表わす場合)(すべての人称でif ~ shouldを用いる/「万一~なら」の訳語になる)
his(代)彼の
countryman(名)(通例one's ~)同国人、同郷の人(=compatriot)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは~だが
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
fourteen(代)(複数扱い)14個(人)
still(副)まだ、今までどおり
alive(形)生きて(⇔dead)
should(助動)(仮定法で)(条件節に用いて実現の可能性の少ない事柄に対する仮定・譲歩を表わして)万一(~ならば、~しても)、もしかして~ということでもあれば(あっても)
come over やってくる、渡来する

And least of all would it be sufficient to victual our vessel, if we should build one, for a voyage to any of the Christian colonies of America.

least of all 最も~でない、とりわけ~しない
victual(他)(船に)食料を積み込む
our(代)我々の、私たちの
vessel(名)(通例ボートより大型の)船
one(代)(既出の可算名詞の反復を避けて)(その)一つ、それ
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
voyage(名)(船・飛行機・宇宙船による)旅、船旅、航海、航行、飛行
any(代)(疑問文・条件節でany of ~の形か既出名詞の省略の形で用いて)何か、だれか
of(前)(部分を表わして)~の中の
Christian(形)キリスト教徒の
colony(名)植民地
America(名)アメリ

So he told me, he thought it would be more advisable, to let him and the two other, dig and cultivate some more land, as much as I could spare seed to sow; and that we should wait another harvest, that we might have a supply of corn for his country-men when they should come; for want might be a temptation to them to disagree, or not to think themselves delivered, otherwise than out of one difficulty into another.

so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+that)
think(他)(~と)思う、考える(+that)
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
more(副)もっと、いっそう
advisable(形)(通例it is ~で)当を得て、賢明で(=wise/⇔inadvisable)
let(他)(容認・許可を表わして)(人・ものなどに)(~)させる、(人・ものなどに)(~することを)許す(+目+原形)
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
other(代)ほかのもの、ほかの人たち、他人
dig(他)掘り起こす(返す)
cultivate(他)(土地を)耕す、耕作する
more(形)(many、muchの比較級)余分の、まだほかにある
land(名)(農地としての)土、土壌 ・plow the land 土地を耕す
as ~ as one can できるだけ
spare(他)(時間・金などを)さく、与える
seed(名)種、種子(大量の種に言及する時には不可算扱いが一般的)
sow(他)(種子を)(~に)まく
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
wait(他)(機会・順番・都合などを)待つ、待ち受ける
another(形)別の、ほかの
harvest(名)(穀物・果物・野菜などの)収穫、刈り入れ、採取
that(接)(副詞節を導いて)(目的を表わして)~するように、~せんがために
might(助動)(直説法過去)(時制の一致により副詞節中で)~するために、~できるように
have(他)(~を)得る、もらう、受ける
supply(名)(通例単数形で)(備えの品物などの)量
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
corn(名)(英)穀物、穀類(小麦・大麦・オート麦など)
when(接)~ならば、~とすると
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
want(名)(またa ~)欠乏、不足、払底
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(不確実な推量を表わして)~かもしれない
temptation(名)誘惑(+to do)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
disagree(自)仲が悪い、仲たがいする
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(~し)ない
think(他)(~を)(~だと)思う、みなす(+目+補)
themselves(代)(再帰的に用いて)彼ら(彼女ら、それら)自身を(に)/(一般動詞の目的語に用いて)
deliver(他)(古)(人を)(~から)救い出す、救出する
otherwise(形)異なって、違って(than)
than(接)(other、otherwise、elseなどを伴って/しばしば否定文で)~よりほかの、~よりほかには
out of(前)(~の状態)から離れて、~を脱して ・out of danger 危険を脱して
one(形)(基数の1)(another、the otherと対照的に)一方の、片方の
difficulty(名)難局、苦境
into(前)(変化・結果を表わして)~に(する、なる)(通例ある物が別の物に形や状態を変えることを表わす)

You know, says he, the children of Israel, though they rejoyc'd at first for their being deliver'd out of Egypt, yet rebell'd even against God himself that deliver'd them, when they came to want bread in the wilderness.

know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+that)
Israel(名)(聖)イスラエルヤコブ(Jacob)の別名)・the children of Israel ヘブライ人、ユダヤ
rejoyc'd→rejoiced
rejoice(自)(~を)喜ぶ、うれしがる、祝賀する
at first 最初は、初めは
for(前)(原因・理由)~の理由で、~のため(=because of)
their(代)彼ら(彼女ら)の
deliver'd→delivered
Egypt(名)エジプト(アフリカ北東部の共和国/首都Cairo)
yet(接)(although、thoughと相関的に用いて)それでも
rebell'd→rebelled
rebel(自)(~に)反感を表わす、(~を)ひどくいやがる(against)
himself(代)(強調に用いて)彼自身(3人称単数の男性(代)名詞とともに用いて同格的に)
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(主語として)
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
come(自)(~するように)なる、(~するに)至る(+to do)
want(他)(~が)欠乏して苦しむ ・These people want food and shelter. これらの人たちは食べるものも住む所もなくて苦しんでいる。
wilderness(名)(the ~)(自然のままの)荒れ地、荒れ野

His caution was so seasonable, and his advice so good, that I could not but be very well pleased with his proposal, as well as I was satisfy'd with his fidelity.

caution(名)用心、慎重(=prudence)
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
seasonable(形)時宜にかなった、タイムリーな
good(形)的確な ・a good piece of advice 適切なアドバイス
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
cannot but do ~しないではいられない、~するほかはない、~せざるをえない
pleased(形)喜んで、満足して(=happy/⇔displeased)
with(前)(感情・態度の対象を導いて)~に対して、~に
proposal(名)提案
as well as ~ ~はもちろん、~も~も
satisfy'd→satisfied(形)満足した、満ち足りた(⇔dissatisfied)(with)
fidelity(名)(人・主義などへの)忠実、忠誠(=loyalty)

So we fell to digging all four of us, as well as the wooden tools we were furnish'd with permitted; and in about a month’s time, by the end of which it was seed time, we had gotten as much land cur'd and trimm'd up, as we sowed 22 bushels of barley on, and 16 jars of rice, which was in short all the seed we had to spare; nor indeed did we leave our selves barley sufficient for our own food, for the six months that we had to expect our crop, that is to say, reckoning from the time we set our seed aside for sowing; for it is not to be supposed it is six months in the ground in the country.

fall(自)(~を)始める(to doing)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
four(代)(複数扱い)4つ、4個(人)
as well as ~ ~と同じようにうまく
wooden(形)木製の、木の
tool(名)道具、工具
furnish'd→furnished
furnish(他)(人に)(必要物を)供給する(with)
with(前)(材料・中身を表わして)~で
permit(自)(物事が)許す、可能にする
in(前)(時間を表わして)~たてば、~の終わりには、~の後には
about(副)(数詞を伴って)およそ、約~
time(名)(またa ~)(ある一定の長さの)期間、間
by(前)(時・期間を表わして)(期限を表わして)~までには
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)課かする(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)(所有格の場合/of whichの形で)
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)/(時間・日時を漠然とさして)
seed(形)種(用)の
time(名)時節、季節
get(他)(~を)(~された状態に)する(+目+過分)
as much ~ as ~ ~と同じ量(程度)の
cur'd→cured
cure(他)(病気・病人を)治す、いやす
trimm'd→trimmed
trim(他)(芝・生け垣などを)刈り込んで整える、手入れする
up(副)まったく、すっかり
bushel(名)ブッシェル(容量の単位)/(英)液量および乾量の単位/約36リットル
barley(名)大麦(の実)
jar(名)瓶(つぼ)1杯(の量)・a jar of jam 1瓶のジャム
which(代)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)/(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
in short 一口に言えば、要するに
have to do(~)しなければならない
nor(接)(肯定の節・文の後に用いて)そしてまた~ない
do(助動)(強調・釣り合いなどのため述部(の一部)を文頭に置く時に)
leave(他)(人に)(~を)残す(+目+目)
ourselves(代)(再帰的用法)我々自身を(に)/(一般動詞の目的語)
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
for(前)(時間・距離を表わして)(予定帰還として)~の間(は)
six(形)(基数の)6の、6個(人)の
that(代)(関係代名詞)(時・方法・理由などを表わす名詞を先行詞として関係副詞的に用いて)(~する、~である)ところの(しばしばthatは略される)
crop(名)(特定の)作物、収穫物(穀物・果実・野菜など)
that is to say すなわち
reckon(自)計算する、勘定する、清算する
from(前)(特定の)時、時期
set aside(金・時間などを)(~のために)取っておく、蓄えておく(for)
be(助動)(be+to doで)(可能を表わして)~することができる(通例see、findなどの受身の不定詞が伴う)
suppose(他)(知っていることから)推測する、思う、考える(+that)
ground(名)(the ~)地面、地(表)
country(名)(通例修飾語を伴って)(地勢的に見た)地方、地域、土地

Having now society enough, and our numbers being sufficient to put us out of fear of the savages, if they had come, unless their number had been very great, we went freely all over the island, where-ever we found occasion; and as here we had our escape or deliverance upon our thoughts, it was impossible, at least for me, to have the means of it out of mine; to this purpose, I mark'd out several trees which I thought fit for our work, and I set Friday and his father to cutting them down; and then I caused the Spaniard to whom I imparted my thought on that affair, to oversee and direct their work.

have(他)(ある関係を表わして)(肉親・友人などが)いる、(~が)ある
now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
society(名)共同体
number(名)人数、個数
put out(~を)外へ出す
of(前)(分離・剥奪を表わして)(動詞とともに用いて)(~から)~を(~する)
savage(名)野蛮人、未開人
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(過去の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去完了を用い、帰結の主節には通例助動詞の過去形+have+過去分詞の形が用いられる)
unless(接)(否定の条件を表わして)~でない限り、もし~でなければ
great(形)(通例数量を表わす名詞を伴って)多数の、多量の、たくさんの
freely(副)自由に、勝手に
all over ~ ~のいたるところに
where-ever→wherever(接)~する場合はいつでも
occasion(名)(単数形で)(~のための)機会、好機(=opportunity)
as(接)(原因を表わして)~だから、~ゆえに
have(他)(通例動作・行為などを表わす不定冠詞付きの名詞を目的語として)(~)する、(~を)行なう
escape(名)脱出、逃亡、逃避 ・have a narrow escape 九死に一生を得る、間一髪で助かる
deliverance(名)救出、救助
on(前)(状態を表わして)~して、~中で
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
impossible(形)不可能な(+for+代名+to do)
at least(前言より正確に言い直して)少なくとも
for(前)(目的)(利益・影響を表わして)~にとって
means(名)方法、手段(of)
out of(前)~の届かぬところに(⇔within)
mine(代)私のもの(さす内容によって単数または複数扱いとなる)
to(前)(目的を表わして)~のために、~に
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
purpose(名)目的、意図
mark'd→marked
mark out(人を)(~に)抜擢(ばってき)する
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
fit(形)適当な、ふさわしい(for)
for(前)(用途・指定・適否を表わして)~に適した
set to(toは副詞)(古)本気でやり出す
cut down(木材などを)伐(き)る
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
cause(他)(人・ものに)(~)させる(+目+to do)
Spaniard(名)スペイン人
whom(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(ところの)(人)(「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
impart(他)(知識・秘密などを)(人に)知らせる、伝える、告げる(=convey)(to)
my(代)私の
on(前)(関係を表わして)~について、~に関する
that(形)(指示形容詞)(対話者同士がすでに知っているもの・人・量をさして)あの(⇔this)
affair(名)(するべき)しごと、用事
oversee(他)(仕事・労働者を)監督する(=supervise)
direct(他)(~を)指導する、指揮する、(会社などを)管理する

I shew'd them with what indefatigable pains I had hewed a large tree into single planks, and I caused them to do the like, till they made about a dozen large planks of good oak, near two foot broad, 35 foot long, and from 2 inches to 4 inches thick:

shew'd→showed
show(他)(人に)(ものを)見せる、示す
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
what(形)(疑問形容詞)(感嘆文に用いて)何という(この構文ではしばしば主語と述語動詞を省略する)
indefatigable(形)疲れ(飽き)ない、根気のよい
pain(名)(複数形で)骨折り、苦労
hew(他)(なたなどで)(木などを)切る、たたき切る
single(形)個々の、別々の、それぞれの
plank(名)(the ~、one's ~)同様な人(もの)
till(接)(結果・程度を表わして)(~して)ついに、(~する)ほどに
dozen(形)ダースの、12(個、人)の
of(前)(材料を表わして)~で(作った)、~から(成る)・a house of brick れんが造りの家
oak(名)オーク材
near(副)ほとんど
foot(名)フィート、フット(長さの単位/=1/3 yard、12 inches、30.48センチ)
broad(形)(数量を示す語句を伴って)幅が~の ・5 feet broad 幅5フィート
long(形)(通例数量を示す名詞群に伴って)(長さ・距離・時間など)(~の)長さで、長さが(~で)・three feet long 3フィートの長さ
from(前)(数量・値段などの下限を表わして)(下は)~から
inch(名)インチ(長さの単位/=1/12 foot、2.54 cm)
thick(形)(数量を表わす名詞の後に用いて)厚さ~の

What prodigious labour it took up, any one may imagine.

what(形)(疑問形容詞)(間接疑問の接を導いて)いかほどの
prodigious(形)巨大な、莫大な(=enormous)
labour(名)(英)=labor(名)(肉体的・精神的な)骨折り、苦心、労苦、労力
tale up(問題などが)(労力などを)要する、奪う
may(助動)(妥当性や可能性を表わして)~できるかもしれない、~できよう
imagine(他)(~を)想像する

At the same time I contriv'd to encrease my little flock of tame goats as much as I could; and to this purpose, I made Friday and the Spaniard go out one day, and myself with Friday the next day, for we took our turns:

at the same time 同時に
contriv'd→contrived
contrive(他)何とか(うまく)(~)する(=manage)(+to do)
encrease→increase(他)(数量・程度などの点で)(~を)増す、ふやす(⇔diminish、lessen)
flock(名)(集合的/単数または複数扱い)(羊・ヤギ・ガチョウ・アヒル・鳥などの)群れ(of)
tame(形)(動物が)飼いならされた、人になれた(⇔wild)
goat(名)ヤギ(ヤギは繁殖力が旺盛なので好色のイメージがある/罪や罰との連想が古くからあり、悪魔はよくヤギの姿で現われる)
make(他)(強制的にも非強制的にも)(~に)(~)させる(+目+原形)
go out 外へ出る、(~へ)出ていく
one(形)(基数の1)(時を表わす名詞の前に用いて)ある ・one day(過去か未来の)ある日
day(名)(副詞的に)~日 ・one day(過去の)ある日
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
take one's turn 順番にやる
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)

『カンタベリー物語』を原文で読む(第15回)

(テキスト15ページ、21行目~)

(The Shipman)

shipman(名)船長

A Shipman was ther, wonyng fer by weste;
For aught I woot, he was of Dertemouthe.

ther→there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
wonyng→dwelling
dwell(自)(副詞句を伴って)(~に)住む、居住する
fer→far(副)(距離・空間に関して)(副詞または前置詞句を伴って)遠くに、はるかに、遠くへ
by west→in the west
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)~の方に(へ、から) ・in the east 東から
woot→know
for aught ~ know(よくは知らないが)多分、ろくに知らないけれども
of(前)(起源・出所を表わして)~から、~の ・be of ~の出である
Dertemouthe→Dartmouth(名)ダートマスイングランドDevon州南東部の都市)

He rood upon a rouncy, as he kouthe,
In a gowne of faldyng to the knee.

roodrode
rouncy(中)(古)馬(=horse)、乗馬(=riding horse)
as→as well as ~ ~と同じようにうまく
kouthe→could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
in(前)(着用を表わして)~を着て、身につけて
gowne→gown(名)(大学教授・学生・市長・裁判官・弁護士・聖職者などの着る黒の)職服、正服、法服、式服
faldyng→falding/coarse woolen cloth
coarse(形)(生地・肌・粒など)粗い、きめの荒い(=rough/⇔fine)
woolen(形)羊毛製の、毛織りの
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に

A daggere hangyng on a laas hadde he
Aboute his nekke, under his arm adown.

daggere→dagger(名)短剣、短刀
hangyng→hanging
hang(自)(副詞句を伴って)かかる、ぶら下がっている、垂れ下がる(on)
on(前)(方法・手段・器具を表わして)~で、~によって
laas→lace(名)(靴などを締める)ひも、打ちひも、組みひも
hadde→had
Aboute→About
about(前)(周囲を表わして)~の周りに、~を巡って
his(代)彼の
nekke→neck
adown→down

The hoote somer hadde maad his hewe al brown;
And certeynly he was a good felawe.

hoote→hot(形)(気温上「寒い」に対して)暑い
somer→summer
maad→made
make(他)(~を)(~に)する(+目+補)
hewe→hue(名)(廃)外形、顔色
al→all(副)まったく、すっかり
brown(形)(皮膚が)浅黒い
certeynly→certainly
good(形)楽しい、愉快な
felawe→fellow(名)(通例修飾語を伴って)男、やつ

Ful many a draghte of wyn hadde he drawe
Fro Burdeux-ward, whil that the chapman sleep.

Ful→Full
full(副)(形容詞・副詞を修飾して)まったく、非常に
many(形)(many aに単数形の名詞・動詞を伴って)数々の、多数の
draghte→draught(名)(英)=draft(名)ひと息に飲むこと(量)、ひと口
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
wyn→wine(名)ワイン、ぶどう酒
drawe→drawn
draw(他)(水・酒などを)(~から)取り出す、くみ上げる
Fro→From
Burdeux→Bordeaux(名)ボルドー(フランス南東部のガロンヌ(Garonne)川に臨む河湾都市)
-ward(接尾)方向を表わす形容詞・副詞を造る
whil that→while
chapman(名)(昔の)行商人、呼び売り商人
sleep→slept
sleep(自)眠る

Of nyce conscience took he no keep.

of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
nyce→nice(形)謹厳な、きちょうめんな
conscience(名)良心、道義心、善悪の観念
take(他)(注意・決心・見方・世話などを)する ・take care of ~を世話する
keep(名)(古)(家畜などの)世話、番

If that he faught and hadde the hyer hond,
By watre he sente hem hoom to every lond.

If that→If
faught→fought
have(他)(~を)得る、もらう、受ける
hyer→higher(形)(highの比較級)いっそう高い
hand(名)(a big(good)~で)拍手かっさい ・get a good(big)hand 大かっさいを得る
watre→water
by water 水路(海路)で
sente→sent
send(他)(通例副詞句を伴って)(人・軍隊などを)行かせる、やる、派遣する
hem→them
hoom→home(副)自国へ、故国へ
lond→land(名)国、国土

But of his craft to rekene wel his tydes,
His stremys, and his daungers hym bisydes,
His herberwe, and his moone, his lodmenage,
Ther was noon swich from Hull to Cartage.

of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
craft(名)技術、わざ
rekene→reckon(他)断定(判断)する
wel→well(副)上手に、うまく
tydes→tides
tide(名)潮、潮の干満
stremys→streams
stream(名)(液体・気体などの)一定の流れ
daungers→dangers
hym→him
bisydes→besides(副)(廃)かたわらに、わきに(それて)(=beside)
herberwe→harbours
harbour(名)(英)=harbor(名)港(避難・保護のイメージをもつ)
moone→moon
lodmenage→skill in navigation
skill(名)手腕、腕前(in)
in(前)(性質・能力・芸などの分野を限定して)~において、~が
navigation(名)航海、航空、航行
Ther→There
noon→none(代)だれも~ない
swich→such
from(前)(空間・時間などの起点を表わして)~から ・from A to B AからBまで
Hull(名)ハル(イングランド北東部の港湾都市/公式名Kingdom upon Hull)
Cartage→Carthage(名)カルタゴ(アフリカ北岸の古代都市国家/ローマに滅ぼされた)

Hardy he was, and wys to undertake;
With many a tempest hadde his beerd been shake.

hardy(形)大胆な、度胸のよい
wys→wise(形)(人・行動など)賢い、賢明な、思慮深い、分別のある(⇔foolish)(+to do)
undertake(自)(古)引き受ける
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために
tempest(名)大あらし、暴風雨(雪)
beerd→beard(名)あごひげ
shake→shaken

He knew alle the havenes, as they weere,
Fro Gootlond to the cape of Fynysteere,
And every cryke in Britaigne and in Spaigne.

alle→all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
hevenes→havens
haven(名)港、停泊書
as(接)(様態・状態を表わして)~のままで ・Take things as they are. 物事をありのままに受け入れよ(現状に甘んじる)。 ・Leave them as they are. そのままにしておきなさい。
Gootland→Gotland ゴトランド(スウェーデン南東部沖、バルト海の島)
cape(名)岬(of)
Fynysteere→Finisterre(Cape)フィニステレ岬(スペイン北西端の岬で、同国本土の最西端)
cryke→creek(名)(海・川・湖の)(小さな)入り江、~浦(=inlet)
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)~において、~で ・in London ロンドンで(に)
Britaigne→Brittany(名)ブルターニュ(フランス北西部の半島)
Spaigne→Spain(名)スペイン(ヨーロッパ南西部、イベリア半島の大部分を占める王国/首都Madrid)

His barge yclepyd was the Mawdelayne.

barge(名)平底の荷船、はしけ、パージ
yclepyd→ycleped(形)(古)~と呼ばれる、~という名の
Mawdelayne→Magdalene(名)=Magdalen(名)(通例the ~)マグダラのマリア
【参考文献】
原文対訳「カンタベリィ物語・総序歌」』苅部恒徳、笹川寿昭、小山良一、田中芳晴・編・訳・注(松柏社
カンタベリー・テールズ市河三喜、松浪有・編注(研究社)
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)

『サイコ4』

連休中は、ブルーレイで『サイコ4』を見た。

サイコ4 [Blu-ray]

サイコ4 [Blu-ray]

  • 発売日: 2018/11/21
  • メディア: Blu-ray
1990年のアメリカ映画。
監督はミック・ギャリス。
脚本は、『サイコ』のジョセフ・ステファノ。
主演は、『サイコ』『審判』『サイコ2』『サイコ3/怨霊の囁き』のアンソニー・パーキンス
共演は、『E.T.』のヘンリー・トーマスと、『ロミオとジュリエット(1968)』『ナイル殺人事件』のオリヴィア・ハッセー
本作はTV映画らしい。
4作目って…「よくやるよ」といった感じだ。
ユニバーサル。
カラー、ワイド。
例の音楽から始まる。
今日は、ノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)の誕生日。
彼は、何と結婚している。
何人も女性を殺した殺人犯と結婚するような奇特な女性がこの世にいるのか。
それ以前に、アメリカは刑期が可算されて、懲役何十年とかになるのではないのか。
何故、シャバにいるんだ。
それはさておき、ラジオで「母親殺し」の特集番組を放送している。
専門家の博士(精神科医?)は、30年前に母親を殺した男に会ったことがあるという。
それがノーマンなのだが。
で、ラジオ番組に匿名の男から電話が掛かって来る。
それも、実はノーマンなのだが。
で、彼は「今また殺人を犯す気だ」と告げた上で、自分の経験を話し始める。
ここから、少年時代のノーマン(ヘンリー・トーマス)を回想。
未だキレイなベイツ・モーテル。
最初に殺したのは、僕を犯そうとした女性。
若い娘がベイツ・モーテルにやって来て、ノーマンを誘惑する。
その夜は花火。
「花火を部屋から観たい」と言いながら、娘はノーマンの目を盗んで母屋の彼の母親の部屋へ。
「母さんの部屋に何の用だ?」
ベッドに誘う娘。
「アバズレを追い返しなさい」とノーマンに告げる母親(実はミイラ)。
ノーマンは母親のヅラを剥がし、女装する。
そして、娘を刺し殺す。
再び、ラジオ番組に電話をするノーマン。
母親がどんな人だったのかを尋ねられる。
う~ん。
バラエティー番組なら分かるが、こんな重いテーマの番組で、突然番組に電話をして来た匿名のリスナーにここまで番組を委ねるだろうか。
まあ、しかし、これはあくまでストーリー展開のための狂言回しだと割り切って、先に進む。
ノーマンの父親が死んだのは6歳の時。
顔中をハチに刺されたのだという。
続いて、ノーマン少年は母(オリヴィア・ハッセー)の恋人も殺したという。
それはノーマンが15歳の時。
母親は雷が怖い。
雷が鳴っているので、寝室にノーマンを呼び、「服を脱げ」と言って、自分のベッドに潜らせ、「抱き締めて」と言う。
かなり頭がおかしい。
そして、ボッキするノーマン。
恥ずかしがって、ベッドから飛び出す。
母親はノーマンの部屋でエロ本を発見し、ノーマンを罵倒。
雷雨の中、ノーマンに裸のまま、外のゴミ箱まで捨てに行かせる。
こういう母親を殺すような人は、やはり性的なトラウマがあるということか。
かなり偏見に満ちているが。
ある日、ノーマンが、父親が開けたという例のノゾキ穴から母親の部屋を覗くと、彼女が半狂乱になっている。
何か、『ポゼッション』の時のイザベル・アジャーニを思い出した。
ジュリエットまで演じた女優に、こんな演技をさせて、可哀想に。
その年は、例年より暑い夏。
母親はノーマンに自分の身体を拭くように命じる。
やはり、頭がおかしい。
近親相姦的と言うか、性的に倒錯している。
こんなのテレビで放映出来るのか。
で、裸で母親とじゃれ合うノーマン。
突然、ボッキしてしまう。
狂乱する母親。
無理矢理、女装させられるノーマン。
これが、後の女装の始まりなのか。
「チンチンはオシッコのためだけに付いているのよ!」と、スゴイことを言う母親。
その頃、ラジオのスタジオでは、博士が調べて、電話の主はノーマンだと判明していた。
ノーマンは次に誰を殺すつもりなのか。
と言うよりも、とっとと警察に連絡しろよ。
まあ、警察も、実際に事件を起こさないと、手出しは出来ないだろうが。
いや、アメリカの警察なら、その前に射殺するか。
で、回想に戻って、少年ノーマンは1年後、母親を殺す。
ノーマンに罵詈雑言を浴びせる母親。
ノーマン少年は内心、「殺せば良かった」と思うが、この時点では未だ殺さない。
もう、この母親は狂っている。
一方、現在のノーマンは、自分の誕生日を祝うために、もうすぐ戻って来る妻を自宅で待っているのだった。
ラジオ・アナウンサーから「母親をどんな風に殺したのか?」と訊かれたノーマンは、「slowly(ゆっくりと)」と答える。
それは、母が恋人を家に連れて来た時のことだった。
さあ、これからどうなる?
それにしても、殺人事件を、番組でエンターテインメントのネタにしてもいいのだろうか。
で、本作だが、ストーリーとしては成立している。
しかし、本作は怖くない。
サスペンスでもスリラーでもホラーでもない。
そもそも、サスペンス映画に種明かしが必要だろうか。
分からないから怖いのではないか。
主役と設定と舞台が同じというだけで、何とか4作つくったが。
これが続編の限界か。
ラストは、「何だかなあ」という感じ。
如何にも、更なる続編を匂わせるような終わり方。
アンソニー・パーキンスが死んだから、実現しなかったのだろう。
だが、ご丁寧にも、リメイクまであるという。

Psycho IV: The Beginning - Trailer (HD)

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第191回)

(テキスト193ページ、1行目〜)

But that if in requital they should, when I had put weapons into their hands, carry me by force among their own people, I might be ill used for my kindness to them, and make my case worse than it was before.

but(前)(but thatで)~ということがなかったら(を除けば)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)/(同格節を導いて)
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(可能性の少ない未来の仮定を表わす場合)(すべての人称でif ~ shouldを用いる/「万一~なら」の訳語になる)
in(前)~として(の)・in return 返礼に
requital(名)返礼、報償
should(助動)(仮定法で)(条件節に用いて実現の可能性の少ない事柄に対する仮定・譲歩を表わして)万一(~ならば、~しても)、もしかして~ということでもあれば(あっても)
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
put(他)(~を)(~に)打ち込む、つぎ込む(into)
weapon(名)武器、兵器、凶器
their(代)彼ら(彼女ら)の
hand(名)(通例複数形で)(所有の)手、所有
carry(他)(~を)(他の場所へ)(持ち)運ぶ、運搬する
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
force(名)腕力、暴力 ・by main force 力ずくで
people(名)民族、種族、国民(文化的・社会的な共通性をもつ人々)
might(助動)(仮定法過去)(現在の仮定や仮定の結果を表わす節で)(現在の推量を表わして)~するかもしれない(のだが)
ill(副)不親切に、意地悪く、苛酷に
use(他)(人を)自分の都合のよいように使う、(機会を)うまく利用する(=exploit)(for)
for(前)(対象)(報償・返報を表わして)(好意・成果など)に対して、~の返報として
my(代)私の
kindness(名)親切、優しさ、いたわり
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
make(他)(~を)(~に)する(+目+補)
case(名)場合、状況
worse(形)(badの比較級で)(~より)いっそう悪い、なお悪い(than)(⇔better)
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに

He answer'd with a great deal of candor and ingenuity, that their condition was so miserable, and they were so sensible of it, that he believed they would abhor the thought of using any man unkindly that should contribute to their deliverance; and that, if I pleased, he would go to them with the old man, and discourse with them about it, and return again, and bring me their answer:

answer'd→answered
answer(他)(人に)(~と)答える、答えて言う(+that)
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
great(形)(通例数量を表わす名詞を伴って)多数の、多量の、たくさんの →a great deal
deal(名)(a great deal of ~で)ずいぶんたくさんの
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
candor(名)虚心坦懐(たんかい)、率直
ingenuity(名)工夫
condition(名)(単数形で)(ある集団の)生存の有様、境遇
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
miserable(形)(物事が)みじめな気持ちにさせる、悲惨な、哀れな(=depressing)・a miserable life みじめな生活
sensible(形)(~に)感づいて、(~を)意識して(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)~を
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
believe(他)(~と)思う、信じる
abhor(他)ひどく嫌う、嫌悪する
thought(名)(~することの)意向、考え(of doing)
man(名)(男女を問わず一般に)人、人間
unkindly(副)不親切に、不人情に
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(主語として)/(他動詞・前置詞の目的語として)(前置詞は関係詞節内の動詞の後に置かれる)
contribute(自)(~に)貢献(寄与)する(to)
deliverance(名)救出、救助
and that(前文全体を受けて)しかも
if(接)(仮定条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在・過去・未来の実現の可能性のある事柄について推量する場合)(この場合には未来(未来完了)のことでもif節には現在(現在完了)時制を用いる)
please(自)(as、when、ifなどが導く従属節内で)好む、気に入る、したいと思う
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に ・go to ~に行く
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性
discourse(自)(~を)話す、語る
with(前)(接触・交際・結合などを表わして)~と
again(副)元の所(状態)へ ・come back again 戻って来る
bring(他)(人に)(ものを)持ってくる(+目+目)

That he would make conditions with them upon their solemn oath, that they should be absolutely under my leading, as their commander and captain; and that they should swear upon the Holy Sacraments and the Gospel, to be true to me, and to go to such Christian country as that I should agree to, and no other; and to be directed wholly and absolutely by my orders, till they were landed safely in such country as I intended; and that he would bring a contract from them under their hands for that purpose.

make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
condition(名)(しばしば複数形)条件、制約
with(前)(処理・関係の対象を導いて)~に対して、~について、~にとっては
on(前)(基礎・原因・理由・条件などを表わして)~に基づいて、~による
solemn(形)厳粛な、まじめな、重々しい、荘重な、荘厳な、謹厳な
oath(名)誓い、誓約、誓言 ・on one's oath 誓って、確かに
should(助動)(仮定法で)(可能性・期待を表わして)きっと~だろう、~のはずである
absolutely(副)絶対的に、無条件に
under(前)(状態を表わして)(~の支配・監督・影響など)のもとに
lead(自)指揮をする
as(前)~として
commander(名)指揮官、司令官
captain(名)船長、艦長、艇長
swear(他)(~を)誓う、宣誓する(+to do)
on(前)(言葉・名誉など)にかけて ・I swear on the Bible. 聖書にかけて誓います。
holy(形)神聖な、聖なる
sacrament(名)聖体(カトリックではthe Holy Sacramentという)
gospel(名)(しばしばthe Gospel)福音/キリストとその使徒たちの説いた教え、キリスト教の教義
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
such(形)(such ~ asで)~のような
Christian(形)キリスト教徒の
as(代)(関係代名詞)(such、the sameまたはasを先行詞に含んで、制限的に用いて)~のような
other(代)別のmの、これ以外のもの
direct(他)(~を)指導する、指揮する、(会社などを)管理する
wholly(副)まったく、完全に
other(名)(しばしば複数形で)命令、指令
till(接)(動作・状態の継続の期限を表わして)~まで、~になるまで、に至るまで(ずっと)
land(他)(副詞句を伴って)(船荷・船客などを)上陸させる、陸揚げする
safely(副)完全に、無事に
intend(他)(~する)つもりである、(~しようと)めざす(+that)
contract(名)契約書
from(前)(送り主・発信人などを表わして)~から(の)
under(前)(署名・捺印(なついん)など)の保証のもとに ・under one's signature 署名のもとに
hand(名)(a ~/修飾語を伴って)筆跡、書法
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
that(形)(指示形容詞)(対話者同士がすでに知っているもの・人・量をさして)あの(⇔this)
purpose(名)目的、意図 ・for ~ purpose ~の目的のために

Then he told me, he would first swear to me himself, That he would never stir from me as long as he liv'd, till I gave him orders; and that he would take my side to the last drop of his blood, if there should happen the least breach of faith among his country-men.

then(副)それから、その後で
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+that)
would(助動)(時制の一致により従属節内でまた間接話法で用いて)(意志未来を表わして)~しよう
first(副)(序数の第1番)(何はさておいても)まず
swear(他)(~を)誓う、宣誓する(+that)
himself(代)(強調に用いて)彼自身/(3人称単数の男性代名詞とともに用いて同格的に)
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して~ない
stir(自)(場所から)動く、離れる
as long as ~ ~さえすれば(条件を表わす)
liv'd→lived
live(自)生きている
give(他)(人に)(言葉・返事・命令・あいさつなどを)述べる、言う(+目+目)
order(名)(しばしば複数形で)命令、指令 ・give orders 命令する
take sides(~の)味方をする
to(前)(限度・程度・結果などを表わして)~に至るまで、~するほどに ・We will fight to the last man. 我々は最後の一人になるまで戦う。
last(形)最後になった、おしまいの ・He drank the bottle to the last drop. 彼はボトル(の酒)を最後の一滴まで飲んだ(飲み干した)。
drop(名)しずく(of)
his(代)彼の
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる/(述語動詞にseem(to be)、appear(to be)、come、liveなどを用いて)
least(形)(littleの最上級)(通例the ~/不可算の名詞を修飾して)最も小さい(少ない)(⇔most
breach(名)(法律・道徳・約束などの)違反、不履行、侵害(of)・a breach of faith 背信、裏切り
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
faith(名)信義、誠実
among(前)~の間で
countryman(名)(通例one's ~)同国人、同郷の人(=compatriot)

He told me, they were all of them very civil honest men, and they were under the greatest distress imaginable, having neither weapons or clothes, nor any food, but at the mercy and discretion of the savages; out of all hopes of ever returning to their own country; and that he was sure, if I would undertake their relief, they would live and die by me.

all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる/代名詞の前に来る時はall of ~の形式をとる)
civil(形)(不作法にならない程度に)礼儀正しい、ていねいな(⇔uncivil)
honest(形)誠実な、信頼できる ・an honest man 正直者
under(前)(状態を表わして)(~の条件・事情)のもとに
great(形)(痛みなど)激しい、強い、非常な
distress(名)経済的困窮、貧苦
imaginable(形)(通例強調のために最上級形容詞またはall、every、noなどに添えて用いて)想像できる、想像できる限りの(=possible)
neither(副)(neither ~ nor ~で相関接続詞的に用いて)~も~もどちらも~ない(しない)
or(接)(否定文で)~も~も(ない)
clothes(名)(複)着(る)物、衣服、服
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)少しも(~しない)、何も(~しない)、だれも(~ない)
food(名)食物、食糧、食料
but(接)(従属接属詞)~のほかに(は)、~を除いて(は)
at(前)(状態・状況を表わして)~(の状態)で
mercy(名)慈悲、情け、容赦(生殺与奪の権を握られている罪人などに対して罰しないで許そうとすること)
discretion(名)思慮分別、慎重(⇔indiscretion)
savage(名)野蛮人、未開人
out of(前)~の範囲外に
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
hope(名)期待(of)
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
ever(副)(条件文に用いて)いつか、いずれ
country(名)(通例one's ~)本国、祖国、故国
sure(形)確信して(⇔unsure)(+that)
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(主語の意志を表わす条件節で)もし~する意志さえあれば
undertake(他)(仕事・義務・責任などを)引き受ける、請け負う
relief(名)(難民などの)救助、救援
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~(する)だろう
live(自)生きる、生存する

Upon these assurances, I resolv'd to venture to relieve them, if possible, and to send the old savage and this Spaniard over to them to treat:

on(前)(基礎・原因・条件などを表わして)~に基づいて、~による
assurance(名)保証、請け合い(=promise)
resolv'd→resolved
resolve(他)決意する、決心する(+to do)
venture(他)思い切って(~)する(+to do)
relieve(他)(難民などを)救助する、救援する
if possible もしできたなら
send(他)(人を)(~を求めに(呼びに))やる(+目+to do)
Spaniard(名)スペイン人
over(副)遠く離れた所に、あちらに
treat(自)(~を)(人と)交渉する、取引する

But when we had gotten all things in readiness to go, the Spaniard himself started an objection, which had so much prudence in it on one hand, and so much sincerity on the other hand, that I could not but be very well satisfy'd in it; and, by his advice, put off the deliverance of his comrades for at least half a year.

get(他)(~を)(~の状態に)する、至らせる(+目+補)
thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件
in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
readiness(名)(通例in readinessで)用意ができていること ・Everything is in readiness. すべて準備ができている。
start(他)(~を)始める、開始する
objection(名)異議、異論
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)もっている
prudence(名)思慮分別、賢明さ ・have prudence in ~に当たって慎重である
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
on one hand 一方では
sincerity(名)誠実、正直
on the other hand 他方では、これに反して
cannot but do ~しないではいられない、~するほかはない、~せざるをえない
satisfy'd→satisfied(形)満足した、満ち足りた(⇔dissatisfied)
by(前)(原因を表わして)~のために
put off(~を)延期する、遅らせる(=delay、postpone)
comrade(名)僚友、仲間
for(前)(時間・距離を表わして)~の間(ずっと)
at least(通例数詞の前に用いて)少なくとも
half(形)(冠詞またはone'sのついた名詞の前に置いて)~の半分の(一般的にhalf a mile、half an hourの語順をとるが、またa half mile、a half hourとなる)

The case was thus:

case(名)(the ~)事実、真相 ・That is the case. 事実はそうだ。 ・It is the case that ~というのが事実(真相)である。
thus(副)このように、かように

He had been with us now about a month; during which time, I had let him see in what manner I had provided, with the assistance of Providence, for my support; and he saw evidently what stock of corn and rice I had laid up; which, as it was more than sufficient for myself, so it was not sufficient, at least without good husbandry, for my family; now it was encreas'd to number four:

now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
about(副)(数詞を伴って)およそ、約~
which(形)(関係形容詞)そして(だが)その
time(名)(またa ~)(ある一定の長さの)期間、間
let(他)(使役を表わして)(人に)(働きかけて)(~)させる(+目+原形)(原形はknow、hear、seeなどに限られる)
see(他)(~が)わかる、(~に)気づく(+that)/(+wh.)
in(前)(方法・形式を表わして)~で、~をもって ・in that manner そのやり方で
what(形)(疑問形容詞)何の、何という、どんな、いかほどの
manner(名)(通例単数形で)方法、仕方 ・in this manner こういうふうに
provide for ~ ~に生活の必要物を供給する、~をまかなう、扶養する
with the assurance of ~ ~の助けを得て
Providence(名)神、天帝
support(名)(家族などの)扶養、養育
evidently(副)(文修飾)明らかに
what(形)(疑問形容詞)(間接疑問の節を導いて)何の、どんな
stock(名)貯蔵、蓄え、備蓄
corn(名)(英)穀物、穀類(小麦・大麦・オート麦など)
lay up(ものを)使わずにおく、蓄える(=lay in)
as(接)(譲歩を表わして)~だけれども、~ながらも(=though)
more than ~(名詞・形容詞・副詞・動詞・節を修飾して)~より以上のもの、(~して)余りある
sufficient(形)十分な、足りる(⇔insufficient)(for)
myself(代)(再帰的に用いて)(前置詞の目的語に用いて)私自身を(に)
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
at least(前言より正確に言い直して)少なくとも
without(前)~がなければ
good(形)(強意語として)(通例a ~)十分な
husbandry(名)節約
encreas'd→increased
increase(自)(数量・程度などが)ふえる、増加する、増大(増進)する(⇔decrease)(to)
to(前)(到達点を表わして)~まで、~に至るまで
four(代)(基数の4)(複数扱い)4つ、4個(人)
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)

『カンタベリー物語』を原文で読む(第14回)

(テキスト15ページ、11行目~)

(The Cook)

cook(名)料理人、コック、板前(=chef)

A Cook they hadde with hem for the nones
To boille the chiknes with the marybones,
And poudre-marchaunt tart and galyngale.

hadde→had
have(他)(使用人などを)置いている、(動物を)飼っている
hem→them
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
nones→occasion(名)(特定の事が起こった(起こる))時、場合、折り
boille→boil(他)(~を)煮る
chiknes→chickens
chicken(名)鶏
marybones→marrow-bones
marrowbone(名)髄入りの骨(料理用)
poudre-marchaunt→powder-merchant/spice(名)薬味、香辛料、スパイス
tart(形)ピリッとする、酸っぱい、酸味のきつい
galyngale→galingale(名)コウリョウキョウ(バンウコン)の根茎(生薬・香味料)

Wel koude he knowe a draghte of London ale.

Wel→Well
koude→could
knowe→know(他)(~を)見分ける、見て(~と)わかる
draghte→draught(名)(英)=draft(名)ひと息に飲むこと(量)、ひと口
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
London(名)ロンドン(イングランド南東部Thames河畔の大都市/イングランドと英国の首都)
ale(名)エール

He koude rooste, and seethe, and broille, and frye,
Maken mortreux, and wel bake a pye.

rooste→roast(他)(肉などを)(オーブンなどで輻(ふく)射熱を用いて)焼く、ローストする
seethe(他)(古)煮る
broille→broil(他)(肉を)あぶる、焼く
frye→fry(他)(~を)油でいためる(揚げる)
Maken→Make
make(他)(材料を入れて)(ものを)作る
mortreux→soups
wel→well(副)上手に、うまく
bake(他)(パン・菓子などを)焼く(オーブンなど直火(じかび)でなく熱伝導によって焼く)
pye→pie(名)パイ(肉または果物などを小麦粉の生地に入れて焼く/パイは米国の主婦が誇りとする料理で、特にapple pieはデザートとして人気がある/感謝祭のpumpkin pie、クリスマスのmince pieなど種類は豊富/英国のパイは主に食事用)

But greet harm was it, as it thoughte me,
That on his shyne a mormal hadde he.

greet→great(形)(痛みなど)激しい、強い、非常な
harm→pity(名)(単数形で)残念な事、気の毒な事 ・It's a pity that ~. ~は残念なことだ。
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
as(接)(様態・状態を表わして)~のように
thoughte→thought
think(他)(~を)(~だと)思う、みなす(+目+補)
that(接)(名詞節を導いて)(~と)いうこと/(主語節を導いて)
his(代)彼の
shyne→shin(名)向こうずね(ひざからくるぶしまでの前面)
mormal→ulcer(名)潰瘍(かいよう)
have(他)(病気などに)かかる(かかっている)、苦しむ

For blankmanger, that maade he with the beste.

for(前)(関連を表わして)~について(は)、~の場合には
blankmanger→blancmange(名)ブランマンジュ(牛乳とコーンスターチまたはゼラチンなどで作った冷たいデザート)
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(他動詞・前置詞の目的語として)
maade→made
beste→best
with the best だれにも劣らぬ力で
【参考文献】
原文対訳「カンタベリィ物語・総序歌」』苅部恒徳、笹川寿昭、小山良一、田中芳晴・編・訳・注(松柏社
カンタベリー・テールズ市河三喜、松浪有・編注(研究社)
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第190回)

(テキスト192ページ、3行目〜)

But my thoughts were a little suspended, when I had a serious discourse with the Spaniard, and when I understood that there were sixteen more of his countrymen and Portuguese, who having been cast away, and made their escape to that side, liv'd there at peace indeed with the savages, but were very sore put to it for necessaries, and indeed for life:

my(代)私の
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
little(副)(a ~で肯定的用法で)少し、少しは
suspended(形)(一時)停止した
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
have(他)(通例動作・行為などを表わす不定冠詞付きの名詞を目的語として)(~)する、(~を)行なう
serious(形)本気の、真剣な、冗談でない
discourse(名)談話、対話(with)
with(前)(接触・交際・結合などを表わして)~と
Spaniard(名)スペイン人
understand(他)(~から)(~であると)聞いて知っている、聞き及ぶ(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)/(主語節を導いて)
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
sixteen(代)(複数扱い)16個、16人
more(形)余分の、まだほかにある
of(前)(部分を表わして)~の中の
his(代)彼の
countryman(名)(通例one's ~)同国人、同郷の人(=compatriot)
Portuguese(名)ポルトガル
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
cast away(人を)(難船の結果)漂流させる(通例受身)
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
their(代)彼ら(彼女ら)の
escape(名)脱出、逃亡 ・make an escape 逃げる、逃れる
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
that(形)(指示形容詞)(遠方の時・所をさして)あの、あちらの、その(⇔this)
liv'd→lived
live(自)(様態の副詞句を伴って)(~に)生活する、暮らす
at peace(~と)仲がよくて(with)
savage(名)野蛮人、未開人
sore(副)(古)ひどく、はなはだしく、いたく
put ~ to it(受身)人を困らせる、苦労させる、窮させる ・be put to it 窮して(往生して)いる、(金に)困っている
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
for(前)(関連を表わして)~について(は)、~の場合には ・be pressed for money 金に困っている
necessary(名)(複数形で)必要な品、必需品
life(名)生命

I ask'd him all the particulars of their voyage, and found they were a Spanish ship bound from the Rio de la Plata to the Havana, being directed to leave their loading there, which was chiefly hides and silver, and to bring back what European goods they could meet with there; that they had five Portuguese seamen on board, whom they took out of another wreck; that five of their own men were drowned when the first the ship was lost, and that these escaped thro' infinite dangers and hazards, and arriv'd almost starv'd on the cannibal coast, where they expected to have been devour'd every moment.

ask'd→asked
ask(他)(人に)(~を)尋ねる(+目+目)/(+目+wh.)
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
particular(名)(複数形で)(事の)詳細、てんまつ、明細(of)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
voyage(名)(船・飛行機・宇宙船による)旅、船旅、航海、航行、飛行
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+that)
Spanish(形)スペイン(人、語)の
bound(形)(船・列車・飛行機など)(~)行きで(from)(to)
Rio de la Plata(名)ラプラタ川(アルゼンチンとウルグアイの間を流れる川/Paraniá川とUruguay川が合流する河口部で、入江のようになっている)
Havana(名)ハバナキューバ共和国の首都)
direct(他)(~に)(~するように)指図する、指示する、命令する(+目+to do)
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく
loading(名)船荷、積み荷
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
chiefly(副)主に、大部分(が)、ほとんど(が)(=mainly、chiefly)
hide(名)(特に、革にされる大きい獣の)獣皮
silver(名)銀
bring back(~を)(~に)持ち(連れ)帰る
what(形)(関係形容詞)(~する)どんな~も、(~する)だけの(=whatever)・Bring what friends you like. 友だちを何人でも連れてきなさい。
European(形)ヨーロッパの、欧州の
goods(名)(複)商品、品(物)
could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
meet with ~(不慮の事態・不幸など)に遭遇する
have(他)(使用人などを)置いている、(動物を)飼っている
five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の
Portuguese(形)ポルトガル(人、語)の
seaman(名)船乗り、海員、船員、水夫(=sailor)
on board 船上(船内、機内)に(の)・have ~ on board ~を積んでいる
whom(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人(たち)を(に)
take(他)(副詞句を伴って)(ある場所から他へ)持っていく、連れていく
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
another(形)別の、ほかの
wreck(名)難破船、破船
five(代)(基数の5)5つ、5個(人)(of)
man(名)(通例複数形で)兵、水兵、下士官
drowned(形)おぼれ死んだ、溺死した
lose(他)(~を)滅ぼす、破壊する(通例受身)・The ship and its crew were lost at sea. 船も乗組員も海のもくずと消えた。
these(代)(指示代名詞)これら(のもの、人)(⇔those)
escape(自)(危険・災難などから)逃れる、免れる
thro'(前)(古)=through(前)(敬虔などの完了を表わして)~を経て、~を終えて、~を使い果たして
infinite(形)無量の、無数の、莫大な、果てしない
hazard(名)危険
arriv'd→arrived
almost(副)(動詞を修飾して)もう少しで、すんでのところで、~するばかりに
starv'd→starved(形)溺死して
cannibal(形)人食いの、食人慣習を持つ
coast(名)(大陸・大きな島などの)海岸、沿岸
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
expect(他)(きっと)(~(する)だろうと)思う(+to do)
devour'd→devoured
devour(他)(動物・人が)(食物を)むさぼり食う、がつがつ食う

He told me, they had some arms with them, but they were perfectly useless, for that they had neither powder nor ball, the washing of the sea having spoil'd all their powder but a little, which they used at their first landing to provide themselves with some food.

tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+that)
arms(名)(複)兵器、武器
perfectly(副)まったく、本当に、実に(quite)
useless(形)役に立たない、無用(無駄)な(⇔useful/pointless)
for(前)(原因・理由)~の理由で、~のため(=because of)
neither(副)(neither ~ nor ~で相関接続詞的に用いて)~も~もどちらも~ない(しない)
powder(名)火薬(=gunpowder)
or(接)(否定文で)~も~も(ない)
ball(名)(特に)銃弾(昔の先込め銃の弾は丸かった)
wash(自)(通例副詞句を伴って)(波が)洗う、ざぶざぶ打ち寄せる
of(前)(主格・関係を表わして)(動作の行為者、作品の作者を表わして)~が、~の
sea(名)波、波浪
spoil'd→spoiled
spoil(他)(~を)役に立たなくする、台なしにする
but(前)(no one、nobody、none、nothing、anythingやall、every one、またwhoなどの疑問詞などのあとに用いて)~のほかに(の)、~を除いて(た)(=except)
little(代)(a ~で肯定的用法で)(程度・量が)少し(はある)
use(他)(ものを)使う、用いる
at(前)(時の一点を表わして)~に
landing(名)上陸
provide(他)(人に)(~を)供給する、提供する、与える(with)
themselves(代)(再帰的に用いて)彼ら(彼女ら、それら)自身を(に)/(一般動詞の目的語に用いて)
with(前)(処置・関係の対象を導いて)~に対して、~について、~にとっては

I ask'd him what he thought would become of them there, and if they had form'd no design of making any escape?

what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
think(他)(~と)思う、考える(+wh.)
become of ~(疑問詞whatを主語に)~が(どう)なる
if(接)(間接疑問文を導いて)~かどうか
form'd→formed
form(他)(想を)構える
design(名)計画、目的、意図
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の単数形につけて)何か一つの(~もない)、だれか一人の(~もない)(a(n)の代用であるが、やや強調的)

He said, They had many consultations about it, but that having neither vessel, or tools to build one, or provisions of any kind, their counsels always ended in tears and despair.

say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
consultation(名)(専門家に対する)相談
vessel(名)(通例ボートより大型の)船
tool(名)道具、工具
one(代)(既出の可算名詞の反復を避けて)(その)一つ、それ
provision(名)(複数形で)食料、糧食(=supplies)
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
kind(名)種類
counsel(名)(古)相談、協議
end(自)(物事が)(結果として)(~に)終わる、帰する(in)
in(前)(道具・材料・表現様式などを表わして)~で、~でもって、~で作った
tear(名)(通例複数形で)涙
despair(名)絶望(⇔hope)

I ask'd him how he thought they would receive a proposal from me, which might tend towards an escape?

how(副)(疑問詞)(方法・手段を尋ねて)(to doまたは節を導いて)どうやって~するか
receive(他)(申し出・嘆願などを)受理する、応じる
proposal(名)提案
from(前)(送り主・発信人などを表わして)~から(の)
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(不確実な推量を表わして)~かもしれない
tend(自)(人が)(~の)性向(特徴、性質)がある(toward)
towards(前)=toward(前)(傾向・進歩の目標を表わして)~のほうへ(の)、~に向かって

And whether, if they were all here, it might not be done?

if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在・過去・未来の実現の可能性のある事柄について推量する場合)(この場合は未来(未来完了)のことでもif節には現在(現在完了)時制を用いる)
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)

I told him with freedom, I fear'd mostly their treachery and ill usage of me, if I put my life in their hands; for that gratitude was no inherent virtue in the nature of man; nor did men always square their dealings by the obligations they had receiv'd, so much as they did by the advantages they expected.

with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
freedom(名)(行動の)自由自在 ・with freedom 思いのままに
fear'd→feared
fear(他)(~を)恐れる、怖がる
mostly(副)大部分、主として
treachery(名)裏切り、背信行為、不忠
ill(形)意地の悪い、敵意のある、不親切な
usage(名)使用法、用い方、取り扱い(方)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
gratitude(名)感謝(の念)、謝意(⇔ingratitude)
inherent(形)固有の、本来の、生来の(=intrinsic)
virtue(名)道徳的美点、徳目
in(前)(人の能力・性格・才能を表わして)(人)の中に、~には
nature(名)(人・動物の)本性、天性、性質
man(名)(無冠詞で総称的に)(動物と区別して)人、人間
nor(接)(否定の節・文の後に用いて)~もまた~ない(「nor+(助)動詞+主語」の倒置が起きる)
do(助動)(強調・釣り合いなどのため述語(の一部)を文頭に置く時に)
man(名)(男女を問わず一般に)人、人間
square(他)(支払いなどを)清算する
dealing(名)(複数形で)(商)取引、売買
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
obligation(名)義理、恩義、おかげ
receiv'd→received
receive(他)(印象・同情・打撲・侮辱などを)受ける
so(副)(程度を表わして)(so ~ as ~で)(否定語の後で)~ほどには~、~と同じ程度には~(でない)
much(副)(動詞を修飾して)おおいに、たいそう、非常に
as(接)(so ~ as ~で同程度の比較を表わして)~と同じく、~と同様に、~のように、~ほど
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(同一の動詞(およびそれを含む語群)の反復を避けて)
advantage(名)(他より有利な立場にあることから生じる)利益

I told him, it would be very hard, that I should be the instrument of their deliverance, and that they should afterwards make me their prisoner in New Spain, where an English man was certain to be made a sacrifice, what necessity, or what accident soever brought him thither:

it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞・that節などを代表して)
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(条件節の内容を言外に含め陳述を婉曲(えんきょく)にして)~であろう、~でしょう
hard(形)無情な、冷酷な
should(助動)(遺憾・驚きなどを表わす主節に続くthat節、またはI'm surprised、I regretなどに続くthat節に用いて)~する(のは、とは)
instrument(名)手段、方便(of)
deliverance(名)救出、救助
afterwards(副)(英)=afterward(副)のちに、あとで
make(他)(~を)(~に)する(+目+補)
prisoner(名)(戦争などの)捕虜(=captive)
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)~において、~で ・in London ロンドンで(に)
new(形)新しく手に入れた、買ったばかりの(新品でなく中古品についてもいう)
Spain(名)スペイン(ヨーロッパ南西部、イベリア半島の大部分を占める王国/首都Madrid)
English(形)イングランド
certain(形)(人が)きっと(必ず)(~)して(+to do)
sacrifice(名)(ささげられた)いけにえ、ささげもの
what(形)(疑問形容詞)何の、何という、どんな、いかほどの
necessity(名)(またa ~)必要(性)、緊急の必要
accident(名)思いがけぬ出来事、偶然のこと
soever(副)(譲歩の表現を強調して)たとえ(どのように)~とも
bring(他)(副詞句を伴って)(物事が)(人を)(ある場所に)来させる(日本語にする時には主語を副詞句的に訳すとよい)
thither(副)(古)あちらへ、そちらへ

And that I had rather be deliver'd up to the savages, and be devour'd alive, than fall into the merciless claws of the priests, and be carry'd into the Inquisition.

and that(前文全体を受けて)しかも
rather(副)(had rather ~ than ~)いっそ~したほうがよい
deliver'd→delivered
deliver(他)(~を)(~に)引き渡す、明け渡す(up)(to)
up(副)まったく、すっかり
alive(形)生きて(⇔dead)
than(接)(rather、soonerなどを伴って)~するより(むしろ)、するくらいなら(いっそ)
fall(自)(要塞(ようさい)・都市などが)(敵などの手に)落ちる、堕落する
merciless(形)無慈悲な、無情な、残酷な(=cruel)
claw(名)(猫・タカなどの)かぎつめ
priest(名)(特にカトリックの)司祭
carry'd→carried
carry(他)(~を)押し進める、駆り立てる(into)
inquisition(名)(the Inquisition)(昔の異端審問の)宗教裁判(所)(中世ヨーロッパ、ことにスペイン・ポルトガルで厳重に行なわれた制度/1834年スペインを最後に廃止)

I added, that otherwise I was perswaded, if they were all here, we might, with so many hands, build a bark large enough to carry us all away, either to the Brasils south-ward, or to the islands or Spanish coast north-ward:

add(他)(言葉を)付け加える(+that)
otherwise(副)(命令文などの後で接続詞的に)さもなければ
perswaded→persuaded
persuade(他)(人に)(~を)確信(納得)させる(+目+that)・I am persuaded that ~であることを確信している。
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(許可を表わして)~してもよろしい
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
so many ~ そんなにたくさんの
hand(名)人手、「手」
bark(名)バーク船(3本マストの帆船)
enough(副)(形容詞・副詞の後に置いて)(~するに)足りるだけ、十分(+to do)
carry away(~を)運び(洗い)去る、さらってゆく
either(副)(either ~ or ~で相関接続詞的に)~かまたは~か(どちらでも、いずれかを)
Brasils→Brazils
Brazil(名)ブラジル(南米の共和国/首都Brasília
southward(副)南に向かって、南方へ
or(接)(二つまたはそれ以上の選択すべき文法上同性質の語・句・節を対等につないで)(eitherと相関的に用いて)~かまたは~か
Spanish(形)スペイン(人、語)の
northward(副)北に向かって、北方へ
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)