『フランケンシュタインの花嫁』

この週末は、ブルーレイで『フランケンシュタインの花嫁』を再見した。

1935年のアメリカ映画。
監督は、『フランケンシュタイン(1931)』『透明人間(1933)』のジェイムズ・ホエール。
音楽は、『レベッカ』『サンセット大通り』『裏窓』のフランツ・ワックスマン
主演(怪物役)は、『フランケンシュタイン』のボリス・カーロフ
前作の主役は、あくまでフランケンシュタイン博士(怪物ではない)であったが、今回は、堂々とトップにクレジットされている。
共演はエルザ・ランチェスター
あの『スパルタカス』(スタンリー・キューブリック監督)でグラッカスを演じたチャールズ・ロートンの妻である。
ユニバーサル映画。
モノクロ、スタンダード・サイズ。
画質は良い。
それにしても、80年以上前の映画が、こんな高画質で見られるとは信じられない。
不安気なテーマ音楽。
クレジットでは、「The Monster's Mate」は「?」になっている。
嵐の夜、城の中。
バイロンが詩を朗読している。
余談だが、ジョージ・ゴードン・バイロンはイギリス・ロマン派の詩人である。
有名な『チャイルド・ハロルドの巡礼』は、かつて英文学のテキストとして日本でもよく読まれた。
夏目漱石が学生だった頃の東京帝国大学英文科でもテキストとして使われているし、漱石自身も、東京専門学校(現・早稲田大学)で講読のテキストとして使った。
が、今ではほとんど顧みられることがないようだ。
九州大学からハードカバーの重厚な本が出ているが、未完である。
ただ、高校の世界史の教科書(『詳説世界史』)にタイトルだけは載っている。
まあ、それはいい。
バイロンが詩を朗々とした、ものすごい巻き舌の発音で読んでいる時、隣りにいるのは、『フランケンシュタイン』の原作者メアリー・シェリー(エルザ・ランチェスター)と、その夫パーシー・シェリーである。
実際に、この3人はレマン湖畔で過ごしたことがあったようだ。
で、この3人は、私生活も色々とただれていたようだが、それはいいや。
バイロンの提案をきっかけに、メアリー・シェリーは小説『フランケンシュタイン』を書いたらしい。
まあ、バイロンはイギリス文学史上の偉人だが、メアリー・シェリーはちょっと異端扱いかな。
僕の手元のイギリス文学史入門のテキストにも載っていない。
バイロンは、メアリー・シェリーのことを、「こんな可愛い顔をして、あんな恐ろしい話しを書く」と言う。
で、バイロンは前作(『フランケンシュタイン』)のあらすじを語る。
それから、メアリー・シェリーが続きを語り始める。
続編なので、最初に前作のおさらいをするのはよくあるが、原作者を出して来るとは、上手いやり方だ。
前作では、フランケンシュタインの怪物は風車小屋の火事で死んだことになっていた。
怪物は丸焼けになり、彼を生み出したヘンリー・フランケンシュタイン博士は虫の息で運び出される。
しかし、怪物は生きていた。
床下の水穴に落ちて、助かったのである。
火事場の様子を見に来ていた野次馬の老夫婦は、怪物に殺されてしまう。
ヘンリーは自宅の城に運び込まれ、婚約者エリザベスが迎える。
火事場の様子を見に行っていた家政婦の婆さん(この人は、『透明人間』にも出ていた)は、「怪物は生きている!」と、あの独特のキイキイ声で大騒ぎする。
エリザベスの必死の介抱で、ヘンリーは意識を取り戻した。
当たり前だが、ヘンリーは前作よりもかなり老けた(作中では1日しか経っていないが)。
彼は、「オレは人間をこの手で作った!」と興奮している。
それに対して、エリザベスは「それは神に対する冒涜よ」と言う。
まあ、キリスト教の価値観ではそうなのだろうが。
そんなことを言ったら、現在の医学なんて、既に冒涜だらけだ。
今回の新型コロナの流行は、現代医学の限界を露呈した。
そこへ、プレトリアス博士が訪ねて来る。
彼は大学で哲学を教えていたが、クビになった。
一方、彼は医者でもある。
哲学と医学を両立するというのは、現在の日本では、なかなか考え難い。
プレトリアス博士はヘンリーに「私と手を組もう」と迫る。
実は、彼も生命体を創り上げたのだという。
ヘンリーはプレトリアス博士の家へ行った。
彼は小人を創っていた。
このシーンは、当時としては驚愕の特殊技術だろう。
おそらく、『モスラ』の小美人のように、大きなセットを使って撮影し、合成したのだろうが。
ヘンリーはプレトリアス博士に「これは科学ではなく黒魔術だ」と言う。
そうかなあ。
死人をよみがえらせる方が、余程黒魔術っぽいが。
プレトリアス博士は「私は種から作った」と言う。
どうだろう。
現代の感覚からすれば、死人をよみがえらせるより、小人を創る方が遥かに難しいと思うが。
プレトリアス博士は、あろうことか聖書まで持ち出して、フランケンシュタインの女版を創りたいと言う。
アダムにイヴが必要だったように。
一方、怪物は森の中をさまよっていた。
池で水を飲もうとして、水面に映った自分の形相に驚き、嫌悪する。
本作は、この怪物のコンプレックスが全編を貫く一つのテーマになっている。
怪物は滝から落ちた若い女性を助けようとするが、逆に女性に恐怖の叫び声を上げられ、漁師に発泡される。
怪物発見の知らせを聞いて、森へ捜索隊が派遣された。
怪物はついに捕まり、縛り上げられる。
そのまま地下牢へ放り込まれ、鎖につながれる。
だが、怪物は鎖を引きちぎる。
見張りの者が銃で撃っても、怪物には効かない。
脱走。
怪物が通った後には、あちこち被害が出ていた。
前作と違い、今度の怪物は実にすばしこく走る。
怪物は、盲目のバイオリン弾きの小屋へやって来た。
ジーン・ワイルダー主演のパロディ『ヤング・フランケンシュタイン』(メル・ブルックス監督)では、ジーン・ハックマンが演じていた役だ。
盲目の男は人間的に実によく出来ていて、怪物に対して、「誰であれ歓迎する。一人はさびしい」と語る。
それどころか、この巡り合わせに対して、「神に感謝する」とまで。
これまで、自分の異形の見た目から散々な仕打ちを受けて来た怪物は、この盲目の男に触れて、初めて涙を流す。
何という美しいシーンだろうか。
ここから、怪物は彼に対して心を開き、言葉を教わる。
まあ、しかし、現実はそんなに甘くはなかった。
後半は、またも怪物の聞くも涙、語るも涙の苦難の日々が始まる。
で、肝心の「フランケンシュタインの花嫁」は、最後の最後にようやく登場する。
オープニングで原作者メアリー・シェリーを演じたエルザ・ランチェスターの二役である。
前作の「It's alive!」に対応する「She's alive!」というセリフ。
だが、怪物には悲惨な結末が待ち受けているのであった。
怪物の無念さは痛いほど伝わって来るよ。
本作が「名作」とされるのも分かる。

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『シェイクスピア物語』を原書で読む(第9回)

The Tempest(第5回)
(テキスト11ページ、7行目~)
(※赤字は大学受験レベルの語)

‘Pardon me, dear master,’ said Ariel, ashamed to seem ungrateful; ‘I will obey your commands.’

pardon(他)容赦する、許可、大目に見る
master(名)主人、雇い主
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
Ariel(名)エーリエル(空気の精/Shakespeareの「あらし」に出てくる)
ashamed(形)恥ずかしくて(~し)たくなくて、(~するのを)潔しとしなくて(+to do)
seem(自)(~と)見える、思われる、(~)らしい(通例話し手の推量をこめた見方・判断を示す語で、文法上の主語と判断の主体は一致しないことが多く、時に判断の主体を示すのにto a personを従えることがある)(+補)
ungrateful(形)恩知らずな、忘恩の
will(助動)(意志未来を表わして)(1人称の主語に伴い、発話時の話者の意志を表わし、約束・諾否・主張・選択などを示して)~するつもりである、~しようと思う
obey(他)(命令を)遵奉する(⇔disobey)
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
command(名)(権威をもった)命令、言いつけ

‘Do so,’ said Prospero, ‘and I will set you free.’

so(副)(代名詞的に)(代動詞doの目的語として)そう、そのように
Prospero プロスペロ(Shakespeare, The Tempestの主人公/弟の策略で追放されて無人島に漂着し、魔法を体得したMilanの公爵)
set(他)(~を)(~の状態に)する、させる(+目+補)

He then gave orders what further he would have him do, and away went Ariel, first to where he had left Ferdinand, and found him still sitting on the grass in the same melancholy posture.

then(副)それから、その後で
give(他)(人に)(言葉・返事・命令・あいさつなどを)述べる、言う
order(名)(しばしば複数形で)命令、指令 ・give orders 命令する
what(代)(関係代名詞)(~する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
further(副)なおそのうえに、さらにまた(=moreover)
would(助動)(時制の一致により従属節内でまた間接話法で用いて)(意志未来を表わして)~しよう
have(他)(古)(will、wouldを伴って)(~に)ぜひ(~して)もらいたいと思う・What would you have me do? 私に何をさせたいのか(私はどうすればよいのか)
go away 立ち去る
first(副)(何はさておいても)まず
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
where(副)(関係副詞)(先行詞を含む関係副詞用法で)~する所
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく
Ferdinand(名)ファーディナンドShakespeare, The Tempestの中でMirandaに恋するNaplesの王子)
find(他)(~を)(偶然)見つける、ふと見つける(+目+doing)
still(副)まだ、今までどおり
grass(名)草地、草原 ・on the grass 草原に
in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
melancholy(形)憂鬱な、陰気な、もの悲しい
posture(名)状態、形勢

‘O my young gentleman,’ said Ariel, when he saw him, ‘I will soon move you. You must be brought, I find, for the lady Miranda to have a sight of your pretty person. Come, sir, follow me.'

O(間)(常に大文字で、直後にコンマまたは!は用いない)(呼び掛けの名の前に用いて)ああ!、おお!
my(代)私の
gentleman(名)(manに対するていねいな代用語として)男のかた、殿方
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
must(助動)(必要・義務を表わして)~ねばならない
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+that)
for(前)(不定詞の主語関係を示して)~が(~する)
have(他)(通例動作・行為などを表わす不定冠詞付きの名詞を目的語として)(~)する、(~を)行なう
sight(名)(またa ~)見ること、見えること、一見
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
pretty(形)(男の子が)(女性っぽく)かわいい、にやけた
person(名)(通例単数形)風采(ふうさい)
come(自)(間投詞的に用いて、いらだち、誘い、督促、再考などを表わして)さあ、これ(=come on)
sir(名)(男性への呼び掛け)あなた、先生、閣下、お客さん、だんな(見知らぬ人に、召し使いから主人に、生徒から先生に、店員から客に、目下から目上に、または議会で議長に対する敬称/日本語ではこの語を訳さず文全体を丁重に訳せばよい場合が多い)

He then began singing,

‘Full fathom five thy father lies:
Of his bones are coral made;
Those are pearls that were his eyes:
Nothing of him that doth fade,
But doth suffer a sea-change
Into something rich and strange.
Sea-nymphs hourly ring his knell:
Hark, now I hear them, ding-dong — bell.’

then(副)それから、その後で
begin(他)(~し)始める、(~し)だす(+doing)
singing(名)歌うこと、歌唱
full(副)(古)(数量詞に伴って)十分に、まる~ ・full ten miles たっぷり(優に)10マイル
fathom(名)尋(ひろ)(主に水深を測るのに用いる単位/=6フィート、183 cm)
five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の
thy(形)(古)なんじの、そなたの
lie(自)(副詞句を伴って)(人・動物が)横たわる、横になる
of(前)(材料を表わして)~で(作った)、~から(成る)・made of ~製の
his(代)彼の
bone(名)骨
coral(名)サンゴ
make(他)(材料から)(ものを)作る、造る(of)(ofは通例材料の形が製作物にとどまっている場合に用いる)
those(代)(修飾語句を伴って)(~の)もの、人々
pearl(名)真珠
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(主語として)
of(前)(部分を表わして)~の中の
doth(助動)(古)doの直説法3人称単数現在形)・he doth=he does
do(助動)(肯定)(法律文の常套的表現や詩・詩的散文での虚辞として)
fade(自)(若さ・新鮮さ・美しさ・強さなどが)衰える
but(接)(等位接続詞)(前の否定語・句・文と照応して)(~ではなく)て(not A but Bで「AではなくBである」の意を表わす表現)
suffer(他)(苦痛・不快な事を)経験する、こうむる、受ける
sea(形)海の
into(前)(変化・結果を表わして)~に(する、なる)(通例ある物が別の物に形や状態を変えることを表わす)
rich(形)(経験・収穫など)豊かな、豊富な
nymph(名)ニンフ(山・川・森などにすむ美少女の姿をした精霊)
hourly(副)1時間ごとに、毎時
ring(他)(鐘・鈴などを)鳴らす、打つ
knell(名)(特に教会の)弔いの鐘
hark(自)(主に命令法で)聞く
dingdong(名)キンコン、ゴーンゴーン(鐘の音)
bell(名)鐘の音

This strange news of his lost father soon roused the prince from the stupid fit into which he had fallen.

this(形)この(⇔that)/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
lost(形)死んだ
rouse(他)(人を)(眠りなどから)目覚めさせる(=wake)(from)
from(前)(変化・推移を表わして)~から(~へ)
stupid(形)無感覚の、麻痺した
fit(名)(病気の)発作
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
fall(自)(好ましくない状態に)落ち込む、陥る(into)

He followed in amazement the sound of Ariel's voice, till it led him to Prospero and Miranda, who were sitting under the shade of a large tree.

amazement(名)驚き、驚嘆 ・in amazement 驚きあきれて
sound(名)音、音響 ・the sound of voice's 人声
till(接)(結果・程度を表わして)(~して)ついに、(~する)ほどに
lead(他)(副詞句を伴って)(人を)(~に)導く、案内する
Miranda(名)ミランダ(Shakespeare, The Tempestの中で、Naplesの王子Ferdinandと恋し合うProsperoの娘)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
shade(名)(薄暗い)陰、日陰、木陰

Now Miranda had never seen a man before, except her own father.

now(副)(接続詞的に、話題を変える時などに文頭で用いて)さて、ところで、では
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
her(代)彼女の

‘Miranda,’ said Prospero, ‘tell me what you are looking at yonder.’

tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+wh.)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節はや+to doの形で)
look at ~ ~を見る、眺める、熟視する
yonder(副)あそこ(向こう)に

‘O father,’ said Miranda, in a strange surprise, ‘surely that is a spirit. Lord! how it looks about! Believe me, sir, it is a beautiful creature. Is it not a spirit?’

surprise(名)驚き、びっくり ・in surprise 驚きで
surely(副)きっと、必ずや
that(代)(指示代名詞)(thisに対して離れた向こうにあるものをさして)それ、あれ(⇔this)
spirit(名)妖精(=sprite、elf)
lord(名)(通例Lordで神への呼び掛け・誓言・感嘆文に用いて)・Lord! ああ!、おお(驚きの発声)
how(副)(疑問詞)(感嘆文に転用して)まあ何と、いかに ・How it rains! 何という雨だろう。
look about(周囲を)見回す
creature(名)(通例修飾語を伴って)人、やつ、女、子

‘No, girl,’ answered her father; ‘it eats, and sleeps, and has senses such as we have. This young man you see was in the ship. He is somewhat altered by grief, or you might call him a handsome person. He has lost his companions, and is wandering about to find them.’

no(副)(質問・依頼などに答えて)いいえ
girl(名)(年齢に関係なく)娘
answer(他)(人に)(~と)答える、答えて言う(+引用)
eat(自)ものを食べる
sleep(自)眠る
have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)もっている
sense(名)感覚(機能)(五感の一つ)
such(形)(種類・範囲を表わして)(such ~ asで)~のような
as(代)(関係代名詞)(such、the sameまたはasを先行詞に含んで、制限的に用いて)~のような
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)(乗り物など)に乗って
somewhat(副)やや、いくぶん、多少
alter(他)(~を)(部分的に)変える、変更する
grief(名)(死別・後悔・絶望などによる)深い悲しみ、悲痛
or(接)(訂正語句・コメントなどを導いて)いや~、あるいは(むしろ)
might(助動)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で)(現在の推量を表わして)~するかもしれない
call(他)(人を)(~と)呼ぶ、称する(+目+補)
handsome(形)(男が)顔立ち(容姿)の整った、男性的でりりしい、ハンサムな ・a handsome young man 美男子
lose(他)(~を)(事故などで永久に)失う、なくす ・She lost her only son in a car accident. 彼女はひとり息子を自動車事故で失った。
companion(名)仲間、友
wander(自)(副詞句を伴って)(あてもなく)歩き回る、さまよう ・She wandered in to see me. 彼女は私に会いにふらりとやって来た。
about(副)(通例動作を示す動詞に伴って)あちこちに、あちらこちらへ、方々に
find(他)(探して)(人・ものを)見つけ出す
【参考文献】
Tales from Shakespeare (Penguin Classics) (English Edition)』Charles and Mary Lamb・著
シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)』安藤貞雄・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社

『アタラント号』

連休中は、ブルーレイで『アタラント号』を見た。

1934年のフランス映画。
監督はジャン・ヴィゴ
音楽は、『巴里祭』『舞踏会の手帖』『北ホテル』『旅路の果て』の巨匠モーリス・ジョベール。
撮影は、『波止場』『十二人の怒れる男』のボリス・カウフマン
出演は、『素晴らしき放浪者』『旅路の果て』のミシェル・シモン
本作は、ジャン・ヴィゴの唯一の長編劇映画であり、29歳で夭逝した彼の遺作である。
僕は本作を見るのは初めてだが、学生の頃にミニシアターで上映していたことは覚えていて、タイトルだけは知っている。
調べてみると、日本初公開は1991年らしい。
僕が高校を卒業した後、上京して、新聞奨学生をしながら映画を観まくっていた頃だ。
しかし、当時は観なかった。
モノクロ、スタンダード・サイズ。
やや勇ましい合唱がテーマ曲。
4Kレストア版らしいが、画質は全体的に甘くて、決していいとは言えない。
アタラント号が停泊している。
ちなみに、アタラント号というのは船の名前だ。
大した船じゃない。
おそらく、生活雑貨なんかを仕入れて運んでいるのだろう。
結婚式場から出て来る夫婦。
アタラント号の若き船長ジャン(ジャン・ダステ)と村の娘ジュリエット(ディタ・パウロ)だ。
ジュリエットと言えば、シェイクスピアしか浮かばないが、フランスでも一般的な名前なのだろうか。
ちなみに、ディタ・パウロは、ジャン・ルノワール監督の代表作『大いなる幻影』(未見)にも出ている。
スタスタと歩く二人の後を、親戚や村の人々が追い掛ける。
一方、アタラント号が停泊している岸では、ネコ好きの老水夫ジュール(ミシェル・シモン)がニャンコと戯れている。
本作には、本当にたくさんのニャンコが出て来る。
ものすごく現場に馴染んでいるが、みんな野良猫らしい。
少年水夫(ルイ・ルフェーブル)が、その辺に生えている花を摘んで来て、花嫁に差し出す。
貧しい時代だったんだな。
船はすぐに出港する。
一同が見送り、ジュリエットも船に乗る。
村から出たことのない若い娘が、船乗りの嫁になったのだから、大変なことだろう。
船の中は狭い。
ほとんどベッドしか置けないジャンの部屋で抱き合う二人にニャンコが何匹も飛び掛かる。
早朝、ジュールは「花嫁を歌で起こそう」と歌い出す。
ジャンのベッドの上にニャンコがいる。
ジュールは文字通り、ネコ可愛がりしているが、ジャンは船の中がネコだらけなのが不快だ。
ジュールは気ままな自由人で、船の行き着く先々に友人がいるが、浮浪者みたいなのばかり。
ジュリエットは、今まで男しかいなかった船内で、洗濯物を集めて回る。
非常に生活感がある。
ジュリエットはジャンに「水の中で目を開けたら好きな人が見える」と言う。
ジャンはそれを真に受けて、汚い川の中に頭を突っ込む。
モノクロの画面でも、水に油が浮いているのが分かる。
あんな水の中で目を開けたら、目の病気になりそうだ。
「見えた!」
ジャンは毎日、朝の5時まで船を操縦している。
ジュリエットは退屈。
ラジオからパリの放送が聴こえて来る。
パリに憧れる妻。
若い二人はヒマさえあればじゃれ付いている。
ジュールはそれを見て怒るが、自分はニャンコとじゃれ付いている。
ジュリエットが、手動のミシンでスカートを縫っている。
ワインをしこたま飲んだジュールは、ジュリエットにセクハラまがいのちょっかいを出して来る。
ジュールは、若い頃は世界中を船で回ったようだ。
行ったことのある土地を挙げるが、その筆頭に「ヨコハマ」が出て来る。
監督は日本びいきのようだ。
余談だが、東京オリンピックの開会式も、もっと日本文化を盛り込んで世界に紹介すれば良かったのにと思う。
今や日本の文化はアニメやゲームしかないのか。
ロンドン五輪の開会式では、ポール・マッカートニーが「レット・イット・ビー」を歌い、ミスター・ビーンが現われ、ジェームズ・ボンドが宙を舞い、炎のランナーが流れ、ケネス・ブラナーシェイクスピアを朗読した。
世界中の誰もが知っている「これぞイギリスを代表する文化」というものを並べた。
翻って、日本はどうだ。
160億円とかいう、ハリウッドの超大作映画でもお釣りが来るような予算を掛けながら、ある特定の層しか知らないようなミュージシャンや芸人を起用して大失敗した。
もっと、世界中に知名度のある人が各分野にいるだろう。
そういう人を起用出来ないのは、今回のオリンピックが、賛成派と反対派で国論を二分しているからだ。
何でそうなるかと言うと、コロナ騒動の最中に強行したからである。
話しが逸れた。
ジュールの狭い部屋には、世界中から拾って来たガラクタのような品物がホコリを被って転がっている。
「全部手描き」という日本のデカイ扇子もある。
こんなものはクソの役にも立たないが、ジュールの人間味が浮び上がって来る。
僕の部屋にも、明治時代の英語のテキストや辞書がある。
クソの役にも立たない。
僕が死んだら、細君は資源ゴミに出すだろう。
まあ、しかし、当人にとっては宝物なのだ。
亡くなった友人の手首がホルマリン漬けで保存されている。
今なら逮捕されそうだ。
ジュールは全身にイレズミがある。
しかし、これが幼稚園児の落書きみたいで、全くカッコ良くない。
当時だと検閲で引っ掛かりそうな無修正の女性のヌード写真もある。
若いジュリエットは、ジュールの人生経験の厚みを何かしら感じただろう。
だが、オッサンの部屋に入り浸っている新妻がジャンの逆鱗に触れ、彼は怒鳴りながらジュールの部屋のガラクタを壊しまくる。
まあ、嫉妬だな。
若い男にはありがちだ。
僕にもそんな時代があった。
ちょっと反省したジュールは、街に出て頭を丸めて来る。
ジャンは、狭い船の中で息が詰まっているのだろうと、ジュリエットに「夫婦で街へ出掛けよう」と提案する。
ウキウキして洋服を選ぶジュリエット。
一方、ジュールは肌身離さず着けている首飾りが壊れた。
「不吉なことが起こる」と、少年水夫を連れて街へ修理に出掛ける。
ジュールがいなくなったのを知ったジャンは、「船をほっとけない」と言い、夫婦でのお出掛けはキャンセルになる。
ジュリエットは落胆。
ジュールは「お守り(首飾り)が壊れた」と言って、女占い師のところへ。
実は、この女占い師が売春婦であることが暗示される(少年水夫を帰らせる)。
それから、ジュールは飲み屋へ。
なかなか船に帰って来ない。
少年水夫だけ帰って来る。
ジュールは酔っ払って、飲み屋に置いてあった蓄音機のラッパの部分だけ持ち帰る。
まるで、高田馬場ビッグボックス前の早稲田の学生達のように高歌放吟しながら帰って来るジュール。
まあ、僕も毎晩、飲んだくれて細君に迷惑を掛けているので、他人のことは言えないが。
あまりにうるさくて、ジャンとジュリエットは眠れない。
とにかく、ジュールをベッドに寝かせる。
そして、ジャンは「出航だ!」
ジュリエットは結局、一歩も船の外へ出られなかった。
さあ、これからどうなる?
新婚夫婦のすれ違いというのはよくある話しだ。
我が家でもあった(かも知れない)。
しかし、本作は、時代の空気をものすごくよく切り取ってあるのと、ジュールの人間味が実に深くて、単なる新婚夫婦の痴話喧嘩ではない。
後のフランス映画の人間ドラマに通じる。
行商人の文化というのは、日本でも1970年代まではギリギリ残っていたかも知れない。
僕が本当の子供の頃になら、おぼろげに記憶がある。
こういう空気感は、今の若い人達には通じないだろう。
まあ、レコードも黒電話もダイヤル式テレビも、過去の遺物だからな。
余談だが、とうとうウチの会社でガラケーを使っているのは僕一人だけになってしまった。
しかしながら、僕には先天的にスマホ遺伝子が欠落しているので、絶対にスマホを使いこなすことは出来ない。
このままでは、来年3月には、僕は携帯電話が使えなくなり、公衆電話を使うしかなくなる。
しかし、公衆電話もすっかり減ってしまったからなあ。
困った困った。
また話しが逸れた。
当時のパリは、若い女性が一人で歩くのは大変危険な街であったことが分かる。
日本でも、昔はそういうことがあったかも知れない。
でも、今の東京では、暗い夜道ならともかく、若い女性が一人で歩くこと自体が危険とは誰も思っていないのではないか。
それから、本作ではジュークボックスが出て来る。
この時代のフランス映画ではよく出て来るが。
あと、終盤に空中撮影のシーンがある。
ドローンなどない時代だから、飛行機で撮ったのだろうか。
この時代に飛行機で映画を撮影するとは、大変なことだったろう。
色々な意味で、フランス映画史上に残る作品だ。

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『シェイクスピア物語』を原書で読む(第8回)

The Tempest(第4回)
(テキスト10ページ、1行目~)
(※赤字は大学受験レベルの語)

Having so said, Prospero gently touched his daughter with his magic wand, and she fell fast asleep; for the spirit Ariel just then presented himself before his master, to give an account of the tempest, and how he had disposed of the ship's company; and, though the spirits were always invisible to Miranda, Prospero did not choose she should hear him holding converse (as would seem to her) with the empty air.

so(副)(代名詞的に)(動詞say、tell、think、hope、expect、suppose、believe、fear、hearなどの目的語として)そう
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(to)/(+引用)
Prospero プロスペロ(Shakespeare, The Tempestの主人公/弟の策略で追放されて無人島に漂着し、魔法を体得したMilanの公爵)
gently(副)優しく、穏やかに、静かに
his(代)彼の
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
magic(形)魔法の、魔法のような、不思議な
wand(名)(魔法使い・手品師・妖精などが使う細くてしなやかな)棒、つえ
fall asleep 寝入る、眠り込む
fast(副)(眠りが)ぐっすりと ・fast asleep 熟睡して
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
spirit(名)妖精(=sprite、elf)
Ariel(名)エーリエル(空気の精/Shakespeareの「あらし」に出てくる)
present(他)(present oneselfで)(副詞句を伴って)(人が)(~に)現われる、出頭(出席)する
himself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)
before(前)(位置・場所などを表わして)~の面前(眼前)に
master(名)主人、雇い主
give(他)(人に)(言葉・返事・命令・あいさつなどを)述べる、言う(+目+目)
account(名)(順を追ってする詳しい)話 ・give an account of ~の話をする、~顛末(てんまつ)を話す
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
tempest(名)大あらし、暴風雨(雪)
how(副)(疑問詞)(方法・手段を尋ねて)(to doまたは節を導いて)どうやって~するか
dispose(自)(不要物・問題などを)片づける、処理(処分)する、始末する(of)
company(名)(集合的/単数または複数扱い)(通例a ship'a companyとして/集合的に)(海)全乗組員
invisible(形)目に見えない ・Germs are invisible to the naked eye. 最近は肉眼では見えない。
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
Miranda(名)ミランダ(Shakespeare, The Tempestの中で、Naplesの王子Ferdinandと恋し合うProsperoの娘)
choose(他)~したいと思う
should(助動)(時制の一致で従節内に用いて/単純未来の場合)~であろう
hear(他)(~が)聞こえる、(~を)聞く(+目+doing)
hold(他)(~を)持続する、維持する
converse(名)(古)談話、会話
as(代)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは~だが
would(助動)(話し手の過去についての推測を表わして)~だったろう
seem(自)(~と)見える、思われる、(~)らしい(通例話し手の推量をこめた見方・判断を示す語で、文法上の主語と判断の主体は一致しないことが多く、時に判断の主体は一致しないことが多く、時に判断の主体を示すのにto a personを従えることがある)(+to+代名+補)
with(前)(接触・交際・結合などを表わして)~と

‘Well, my brave spirit,’ said Prospero to Ariel, ‘how have you performed your task?’

well(間)(話をまた続けたり、用件を切り出す時に用いて)さて、ところで
my(代)私の
brave(形)りっぱな、すばらしい
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
perform(他)(任務・機能・命令・約束などを)果たす、実行する
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
task(名)(つらくて骨の折れる)仕事 ・perform a task 仕事をする

Ariel gave a lively description of the storm, and of the terrors of the mariners; and how the king's son, Ferdinand, was the first who leaped into the sea; and his father thought he saw this dear son swallowed up by the waves, and lost.

lively(形)(描写など)真に迫った、生き生きした ・give a lively description of ~を生き生きと描写する
description(名)訂正、叙述、描写 ・give a description of ~を描写する
storm(名)あらし、暴風(雨)、大しけ
terror(名)(非常な)恐怖
mariner(名)海員、船員、水夫(=sailor)
Ferdinand(名)ファーディナンドShakespeare, The Tempestの中でMirandaに恋するNaplesの王子)
first(代)(序数の第1番)(通例the ~)(~する)最初の人(もの)
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
leap(自)(通例副詞句を伴って)跳ぶ、はねる、跳躍する(into)
think(他)(~と)思う、考える(+that)
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+過分)
swallow up(群衆・炎・やみなどが)(~を)飲み込む、見えなくする
lost(形)死んだ

‘But he is safe,’ said Ariel, ‘in a corner of the isle, sitting with his arms folded sadly, lamenting the loss of the king his father, whom he concludes drowned. Not a hair of his head is injured, and his princely garments, though drenched in the sea-waves, look fresher than before.’

safe(形)無事な、安全な
corner(名)隅(すみ)、くま ・in the corner of ~の隅に
isle(名)島、小島
with(前)(付帯状況を表わす句を導いて)~して、~したまま、~しながら(名詞の後に前置詞付きの句・副詞・形容詞・分詞などの補足的要素を従える)
arm(名)腕(肩と手首の間/肩からひじまでがupper armで、ひじから手首までがfore arm)・with one's arms folded 腕組みして
fold(他)(両手・両腕などを)組む、組み合わせる ・with one's arms folded 腕組みして
sadly(副)悲しんで、悲しそうに
lament(他)(~を)嘆き悲しむ、哀悼する
loss(名)死亡、傷害、損害
whom(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人(たち)を(に)
conclude(他)(~だと)結論を下す、断定する
drowned(形)おぼれ死んだ、溺死した
not a ~ ただ一人(ひとつ)の~も~でない(noの強調形)
hair(名)(1本の)毛
injured(形)負傷した、けがをした
princely(形)王子(王侯)らしい(にふさわしい)
garment(名)(複数形で)衣服、衣類
drench(他)(~を)びしょぬれにする(しばしば受身)
sea(形)海の
look(自)(~に)見える、(~と)思われる(+補)
fresh(形)(色が)明るい、鮮明な
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに

‘That's my delicate Ariel,’ said Prospero.

that's that isの短縮形
that(代)(指示代名詞)(向こうにいる、または話題に上っている人をさして)あの人、その人(⇔this)
delicate(形)(人が)きゃしゃな、かよわい

‘Bring him hither: my daughter must see this young prince. Where is the king, and my brother?’

hither(副)ここへ、こちらへ
must(助動)(必要・義務を表わして)~ねばならない
see(他)(人に)会う、面会する

‘I left them,’ answered Ariel, ‘searching for Ferdinand, whom they have little hopes of finding, thinking they saw him perish. Of the ship's crew not one is missing; though each one thinks himself the only one saved: and the ship, though invisible to them, is safe in the harbour.’

leave(他)(人を)(~するままにして)立ち去る(+目+doing)
answer(他)(人に)(~と)答える、答えて言う(+引用)
search(自)(副詞句を伴って)(人・ものを)(丹念に)捜す、捜し求める(for)
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)
have(他)(感情・考えなどを)(心に)抱いている
hope(名)期待 ・We have great hopes of his success. 彼の成功を大いに期待している。
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
finding(名)発見
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+原形)
perish(自)(突然または非業な死に方で)死ぬ
of(前)(部分を表わして)~の中の
crew(名)(集合的/単数または複数扱い)(客を除いた)全乗組員、全乗務員
not(副)(述語動詞・文以外の語句を否定して)~でなく
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
missing(形)(人が)行方不明で
one(代)(既出の可算名詞の反復を避けて)(その)一つ、それ
think(他)(~を)(~だと)思う、みなす(+目+補)
himself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)
save(他)(危険などから)(人・生命・財産などを)救う、救助する、助ける
harbour(名)(英)=harbor(名)港(避難・保護のイメージをもつ)

‘Ariel,’ said Prospero, ‘thy charge is faithfully performed: but there is more work yet.’

thy(形)(古)なんじの、そなたの
charge(名)(単数形で)仕事、任務
faithfully(副)忠実に、誠実に

‘Is there more work?’ said Ariel.

there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
more(形)(many、muchの比較級)余分の、まだほかにある

‘Let me remind you, master, you have promised me my liberty. I pray, remember, I have done you worthy service, told you no lies, made no mistakes, served you without grudge or grumbling.’

yet(副)まだそのうえに、さらに
let(他)(命令法で)(人・ものなどに)(~)させてください(+目+原形)
remind(他)(人・ものが)(人に)思い出させる、気づかせる、注意する(+目+that)
master(名)主人、雇い主
promise(他)(人に)(~を)約束する(+目+目)
liberty(名)(行動の)自由、権利
pray(他)(古)(人に)懇願する
do(他)(~に)(名誉・敬意・正しい評価などを)示す、施す、与える(+目+目)・do a person a service 人を世話する
worthy(形)価値のある
service(名)役に立つこと、有用、助け ・do a person a service 人の役に立つ
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+目)・tell a lie うそを言う
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)~をする、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)・make a mistake 間違う
serve(他)(人に)仕える、奉仕する
without(前)(主に動名詞を伴って)~せずに
grudge(名)恨み、遺恨
grumble(自)(人に)(~のことで)ぶつぶつ不平を言う、苦情を言う

‘How now!’ said Prospero.

How now?(古)これはどういうこと(意味)なのだ

‘You do not recollect what a torment I freed you from. Have you forgot the wicked witch Sycorax, who with age and envy was almost bent double? Where was she born? Speak; tell me.’

recollect(他)(過去のことを)(努力して)思い出す、回想する(+wh.)
what(形)(疑問形容詞)(間接疑問の節を導いて)何の、どんな
torment(名)(また複数形で)苦痛、激痛、苦悩(=anguish)
free(他)(人・動物を)解放する、自由にする(from)
from(前)(隔離・解放などを表わして)~から
wicked(形)(人・言行など)(道徳的に)邪悪な、不道徳な、不正な
witch(名)魔女、女魔法使い
Sycorax(名)シコラックス(Shakespeare, The Tempestの中で、Prosperoに追われる以前は島の支配者であったという魔女/Calibanを生み、Arielを木の幹に閉じ込めて苦しめていた)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために
age(名)老年、老齢 ・with age 年のせいで
envy(名)ねたみ、うらやみ
almost(副)(形容詞・副詞を修飾して)だいたい、ほとんど
bent(形)腰が曲がった ・be bent double 前かがみになっている ・He's bent with age. 彼は年のせいで腰が曲がっている。
double(副)二重に、二様に ・bend a wire double ワイヤーを二つに曲げる
born(形)(人などが)生まれて

‘Sir, in Algiers,’ said Ariel.

sir(名)(男性への呼び掛け)あなた、先生、閣下、お客さん、だんな(見知らぬ人に、召し使いから主人に、生徒から先生に、店員から客に、目下から目上に、または議会で議長に対する敬称/日本語ではこの語を訳さず文全体を丁重に訳せばよい場合が多い)
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)~において、~で ・in London ロンドンで(に)
Algiers(名)アルジェ(アルジェリアの首都・港町)

‘O was she so?’ said Prospero.

O(間)(常に大文字で、直後にコンマまたは!は用いない)(驚き・恐怖・苦痛・願望などを表わして)ああ!、おお!、おや!
so(副)(様態を表わして)(前出または文脈上自明の事柄を受けて)そのとおりで、本当で ・Is that so? そうですか、本当ですか

‘I must recount what you have been, which I find you do not remember. This bad witch Sycorax, for her witchcrafts, too terrible to enter human hearing, was banished from Algiers, and here left by the sailors; and because you were a spirit too delicate to execute her wicked commands, she shut you up in a tree, where I found you howling. This torment, remember, I did free you from.’

recount(他)詳しく話す
what(代)(関係代名詞)(関係詞節中beの補語に用いて)(~ある)まさにその人(もの)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)/(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+that)
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
bad(形)(道徳的に)悪い、不良な、不正な
for(前)(原因・理由)~の理由で、~のため(=because of)
her(代)彼の
witchcraft(名)魔法、魔術(=sorcery)
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)(~するには)~すぎる、非常に~で(~する)ことができない(to do)
human(形)人間の(⇔divine、nonhuman)
hearing(名)聴力、聴覚 ・one's hearing 耳
banish(他)(罰として国外へ)追放する ・banish a person from the country 人を国から放逐する
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく
sailor(名)船員、船乗り、水夫
because(接)(副詞節を導いて)(なぜなら)~だから(である)、~なので
execute(他)(職務・計画・命令などを)実行する、遂行する、達成する ・execute a command 命令を実行する
command(名)(権威をもった)命令、言いつけ ・execute a command(受けた)命令を実行する
shut up(人を)閉じ込める、こもらせる
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
find(他)(~を)(偶然)見つける、ふと見つける(+目+doing)
howling(形)ほえる、わめく
do(助動)(肯定文を強調して)
【参考文献】
Tales from Shakespeare (Penguin Classics) (English Edition)』Charles and Mary Lamb・著
シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)』安藤貞雄・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社

『シェイクスピア物語』を原書で読む(第7回)

The Tempest(第3回)
(テキスト9ページ、2行目~)
(※赤字は大学受験レベルの語)

‘No, sir,’ said Miranda, ‘I remember nothing more.’

no(副)(質問・依頼などに答えて)いいえ(⇔yes)(答えの内容が否定ならNo、肯定ならYesを用いるのを原則とする/否定の質問の時、Yes、Noの訳が日本語では逆になるので注意)
sir(名)(性別に関係なく否定を強調して)・No, sir. 違いますよ、とんでもない。
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
Miranda(名)ミランダ(Shakespeare, The Tempestの中で、Naplesの王子Ferdinandと恋し合うProsperoの娘)
more(副)そのうえ、なおまた

‘Twelve years ago, Miranda,’ continued Prospero, ‘I was duke of Milan, and you were a princess and my only heir. I had a younger brother, whose name was Antonio, to whom I trusted everything; and as I was fond of retirement and deep study, I commonly left the management of my state affairs to your uncle, my false brother (for so indeed he proved). I, neglecting all worldly ends, buried among my books, did dedicate my whole time to the bettering of my mind. My brother Antonio being thus in possession of my power, began to think himself the duke indeed. The opportunity I gave him of making himself popular among my subjects, awakened in his bad nature a proud ambition to deprive me of my dukedom; this he soon effected with the aid of the king of Naples, a powerful prince, who was my enemy.’

twelve(形)(基数の12)12の、12個の、12人の
continue(他)(~と)(再び)話を続ける、引き続いて言う(+引用)
Prospero プロスペロ(Shakespeare, The Tempestの主人公/弟の策略で追放されて無人島に漂着し、魔法を体得したMilanの公爵)
duke(名)(欧州の公国または小国の)君主、公
Milan(名)ミラノ(イタリア北部の都市)
princess(名)王女、内親王
my(代)私の
heir(名)(財産・地位などの)相続人、法定相続人
have(他)(ある関係を表わして)(肉親・友人などが)いる、(~が)ある
young(形)(比較級・最上級で用いて)(年齢の上下関係を示して)年下の
whose(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人(たち)の
Antonio アントーニオー(Shakespeare, The Tempestの登場人物/Prosperoを領土から追放したその弟)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
whom(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人(たち)を(に)
trust(他)(大きな物事を)(人に)委託する、預ける、任せる(to)
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
fond(形)(fond of ~で)(~を)好んで
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)~を
retirement(名)引退、隠居
deep(形)(意味・学問・知識など)深遠な、洞察力の深い
commonly(副)一般に、通例、よく
leave(他)(副詞句を伴って)(人に)(もの・判断などを)任せる、預ける、託す(to)
management(名)経営、管理、経営力
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
state(形)国家の(に関する)
affair(名)(通例複数形で)事務、業務 ・affairs of state 国事、政務
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
false(形)偽りの、虚偽の
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は、~だから(=as、since)
so(副)(状態を表わして)(前出の名詞・形容詞などに代わって)そう
prove(自)(~であることが)(あとになって)わかる、(~と)判明する、(結果)(~に)なる(=turn out)(+補)
neglect(他)(義務・仕事などを)怠る、おろそかにする、顧みない
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
worldly(形)この世の、世間の、世の中の(⇔unworldly)・worldly affairs 俗事
end(名)(しばしば複数形で)目的
bury(他)(~を)埋める、埋蔵する
do(助動)(肯定文を強調して)
dedicate(他)(生涯を)(~に)捧げる(to)
time(名)(必要な)時間
better(他)(~を)さらに改良(改善)する
thus(副)このように、かように
in possession of ~ ~を所有して
power(名)影響力、権力、勢力、支配力
begin(他)(~し)始める、(~し)だす(+to do)
think(他)(~を)(~だと)思う、みなす(+目+補)/(+目+to do)・They were thought to have died. 彼らは死んだものと思われていた。
himself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)
opportunity(名)(~の)機会、好機(of doing)
give(他)(人などに)(時間・機会・許可・休息などを)認める、許す(+目+目)
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
make(他)(~を)(~に)する(+目+補)
subject(名)臣、家来
awaken(他)=awake(他)(感情・関心などを)呼び起こす
his(代)彼の
bad(形)(道徳的に)悪い、不良な、不正な
nature(名)(人・動物の)本性、天性、性質 ・It's not in my nature to be cruel. 残酷なのは私の天性ではない。
proud(形)高慢な、いばる、お高くとまっている、偉がる、尊大な
ambition(名)野心、野望(よい意味でも悪い意味でも用いる)
deprive(他)(~から)(ものを)奪う、拒む(of)
of(前)(分離・剥奪を表わして)(動詞とともに用いて)(~から)~を(~する)・deprive a person of his rights 人から権利を奪う
dukedom(名)公爵領、公国(=duchy)
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
effect(他)(目的・計画などを)果たす、遂げる
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために
aid(名)援助、救援
of(前)(主格関係を表わして)(動作の行為者、作品の作者を表わして)~が、~の
Naples(名)ナポリ(イタリア南部の港市)
powerful(形)勢力(権力)のある、有力な(=influential)
prince(名)(大国に守られた公国・小国の)王、君主、公
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は

‘Wherefore,’ said Miranda, ‘did they not that hour destroy us?’

wherefore(古)(副)(疑問副詞)どんな理由で、なぜ
do(助動)(be以外の動詞の疑問文に用いて)
that(形)(指示形容詞)(遠方の時・所をさして)あの、あちらの、その(⇔this)
hour(名)(特定の)時、折
destroy(他)(敵などを)滅ぼす、全滅させる

‘My child,’ answered her father, ‘they durst not, so dear was the love that my people bore me. Antonio carried us on board a ship, and when we were some leagues out at sea, he forced us into a small boat, without either tackle, sail, or mast: there he left us as he thought to perish. But a kind lord of my court, one Gonzalo, who loved me, had privately placed in the boat, water, provisions, apparel, and some books which I prize above my dukedom.’

answer(他)(人に)(~と)答える、答えて言う(+引用)
her(代)彼女の
durst(助動)(古)dareの過去形
dare(助動)(否定・疑問・条件文に用いて)あえて~する、思い切って(恐れずに、生意気にも)~する
so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
dear(形)心からの、切実な、熱烈な
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(目的語節を導いて)
people(名)(複数扱い)(one's ~)(君主に対して)臣民
bear(他)(人に)(恨み・愛情を)抱く(+目+目)
on board ship 船内(船上)に(で)、乗船して
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
league(名)リーグ(昔の距離の単位/英米では約3マイル)
out(副)(船など)陸を離れて、沖へ(出て)・out at sea 航海中
at sea 航海中に(で)
force(他)(~を)力ずくで動かす、無理に追いやる、強引に押し進める ・Don't your foot into the shoe. 無理やりその靴に足を押し込んではいけない。
either(副)(either ~ or ~で相関接続詞的に)~かまたは~か(どちらでも、いずれかを)
tackle(名)船の索具
sail(名)(船の)帆
or(接)(二つまたはそれ以上の選択すべき文法上同性質の語・句・節を対等につないで)(eitherと相関的に用いて)~かまたは~か
mast(名)(海)帆柱、マスト
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
perish(自)(突然または非業な死に方で)死ぬ
kind(形)親切な、優しい、思いやりのある(⇔unkind、nasty)
lord(名)(Lordの敬称を持つ)貴族、華族
court(名)宮廷、宮中、王室
one(代)(基数の1)(人名の前に用いて)~という名の人(=a certain)・one Smith スミスという人
love(他)(神などを)敬愛する、崇敬する
privately(副)ひそかに、非公開で
place(他)(副詞句を伴って)(ものを)(~に)置く、据える
provision(名)(複数形で)食料、糧食(=supplies)
apparel(名)(きらびやかな)衣装、服装
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
prize(他)(~を)重んずる、喜ぶ(=treasure)
above(前)~よりむしろ

‘O my father,’ said Miranda, ‘what a trouble must I have been to you then!’

O(間)(常に大文字で、直後にコンマまたは!は用いない)(驚き・恐怖・苦痛・願望などを表わして)ああ!、おお!、おや!
what(形)(疑問形容詞)(感嘆文に用いて)何という
trouble(名)(通例単数形で)苦労(の種)、やっかい者 ・He's a trouble to his parents. 彼は両親にとって頭痛の種です。
must(助動)(当然の推定を表わして)(must have+ppで過去についての推定を表わして)~したにちがいない
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には

‘No, my love,’ said Prospero, ‘you were a little cherub that did preserve me. Your innocent smiles made me to bear up against my misfortunes. Our food lasted till we landed on this desert island, since when my chief delight has been in teaching you, Miranda, and well have you profited by my instructions.’

love(名)(女同士のまたは女・子供への呼び掛けに用いて)あなた、おまえ
cherub(名)ケルビム、智天使(九天使中の第2位で知識を司る/通例翼のある愛らしい子供の姿や頭で表わされる)
preserve(他)(人などを)(損傷・危険などから)保護する、守る
innocent(形)無邪気な、純真な、あどけない(=naive)
smile(名)ほほえみ、微笑
make(他)(強制的にも非強制的にも)(~に)(~)させる(+目+原形)
bear up がんばる、気落ちしない ・He bore up against adversity. 彼は逆境のもとでもがんばった。
against(前)~に逆らって
misfortune(名)不幸(不運)な出来事、災難
our(代)我々の、私たちの
last(自)(通例副詞句を伴って)(時間的に)続く
till(接)(動作・状態の継続の期限を表わして)~まで(ずっと)
land(自)(通例副詞句を伴って)上陸する
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(近くの時・所をさして)
desert island(名)(熱帯の)孤島、無人
since(前)(通例継続・経験を表わす完了形の動詞に伴って)~以来(ずっと)、~から(ずっと)
when(代)(前置詞の後ろに置いて関係代名詞として)その時 ・He came on Monday, since when things have been better. 彼は月曜日に来たが、その時以来事情は好転した。
chief(形)主要な、おもな
delight(名)楽しみ(となるもの)(こと)、うれしいもの
in(前)(行為・活動・従事を表わして)~して、~に従事して(doing)
well(副)十分に、よく(=thoroughly)
profit(自)教訓を得る、学ぶ(by)
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
instruction(名)教授、教育、教え

‘Heaven thank you, my dear father,’ said Miranda.

Heaven(名)神、天帝、上帝(Godの代用語に用いられる)・Thank Heaven! ありがたや。

‘Now pray tell me, sir, your reason for raising this sea-storm?’

now(副)(接続詞的に、話題を変える時などに文頭で用いて)さて、ところで、では
pray(副)どうぞ、どうか、願わくは(=please)
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+目)
sir(名)(男性への呼び掛け)あなた、先生、閣下、お客さん、だんな(見知らぬ人に、召し使いから主人に、生徒から先生に、店員から客に、目下から目上に、または議会で議長に対する敬称/日本語ではこの語を訳さず文全体を丁重に訳せばよい場合が多い)
for(前)(cause、reason、ground、motive、foundationなどの後で用いて)~に対しての、~すべき
raise(他)(反乱・騒動などを)起こす
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
sea(形)海の
storm(名)あらし、暴風(雨)、大しけ

‘Know then,’ said her father, ‘that by means of this storm my enemies, the king of Naples, and my cruel brother, are cast ashore upon this island.’

know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+that)
then(副)(間投詞的に)それで、それなら
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
by means of ~ ~によって、~を用いて、~で
cruel(形)(人・行為など)残酷な、冷酷な、無慈悲な、じゃけんな
cast(他)(通例副詞句を伴って)(ものを)投げる、ほうる ・The boat was cast ashore. ボートは岸へ打ち上げられた。
ashore(副)浜に(へ)、岸に(へ)
【参考文献】
Tales from Shakespeare (Penguin Classics) (English Edition)』Charles and Mary Lamb・著
シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)』安藤貞雄・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社

『巴里祭』

この週末は、ブルーレイで『巴里祭』を見た。

1933年のフランス映画。
監督・脚本は、フランスの名匠ルネ・クレール
音楽は、『舞踏会の手帖』『北ホテル』『旅路の果て』の巨匠モーリス・ジョベール。
主演はアナベラ。
モノクロ、スタンダード・サイズ。
明るい合唱曲が流れる。
このブルーレイは4Kリマスタリングらしいが、音はヒドイ。
「7月13日、巴里祭の準備に忙しいパリ」という字幕。
あちこちのアパートの窓から国旗が掲げられる。
花売り娘のアンナが歯を磨いているのが見える。
タクシーの運転手をしているジャンは、窓越しに彼女に目配せをする。
ガキどもがジャンの車に乗ってイタズラ。
ジャンが注意する。
ジャンの部屋には、かつて同棲していたポーラという女の写真が未だ残されていた。
勝手にそれを見て、噂話を繰り広げるお手伝い女達。
ジャンは車の前でアンナとケンカをする。
が、結局、ジャンとアンナはデートの約束を。
アンナは子供達と遊んでいる。
夜、踊っている人々。
アンナはレストランで花売りをしている。
ジャンは、もう一人のタクシー運転手と大ゲンカ。
もう一人のタクシー運転手の客である酔っ払いは、気前良く100フランを払って、「釣りは要らない」と言う。
この酔っ払いは、アンナにセクハラをする。
しかし、当時は女性に対する人権意識がなかったのであろう。
アンナは店主から「謝れ」と強要され、断ってクビになる。
アンナはジャンにそのことを訴える。
客としてタクシーに乗り込もうとして来たその酔っ払いを、ジャンは断る。
ジャンともう一人の運転手とアンナは、仕事終わりに落ち合う。
ジャンとアンナは踊る。
演奏している人達は、何と酒を飲みながら演奏している。
アンナは、曲が何度も途中で途切れるので、「今夜は踊りが途切れてばかり」と不機嫌になる。
ジャンとケンカになる。
一方、例の酔っ払いがいつの間にかタクシーに乗り込んでいて、またもセクハラを働く。
アンナは、ジャンとではなく、もう一人のタクシー運転手と踊る。
例の酔っ払いがタクシー運転手にケンカを売る。
酔っ払いは、何故かその場にいた二人組のスリに上着を預けてしまう。
しかし、たまたまサイフは下に落ちて助かる。
そこに雨が降って来る。
雨宿りをするアンナとジャン。
二人、キスをする。
「雨がやんだ。踊ろう」とジャン。
アンナはもう一人の運転手に「さっきとは違うの」と告げる。
女心は変わり易い。
二人は「おやすみ」と言いつつ、明日も踊りに行くという約束をする。
そして、キスをして別れる。
ジャンが部屋に戻ると、何故か昔の恋人ポーラがいる。
「出て行け。もうお前を愛していない」とジャンは言うが、居座るポーラ。
言っちゃあ悪いが、あんまりタチのいい女じゃなさそうだ。
面倒臭いね。
仕方がないので、ジャンは「明日までは泊める」と告げ、自分は「散歩に行く」と言って部屋を出る。
その頃、アンナは母親の具合が悪かった。
そして、ポーラとお手伝いは揉めている。
実は、ポーラは先に登場した二人組のスリ達と仲間であった。
アンナは、「今夜、母が病気で踊れない」とジャンに伝えるために、彼の部屋へ行く。
すると、何と他の女がいる痕跡があった。
ショックを受けるアンナ。
そこへ、ポーラが戻って来る。
お手伝い達は噂話をして面白がっているが、アンナにとってはたまったものじゃない。
そこへ、タイミング悪く戻って来るジャン。
アンナは怒っている。
大ゲンカになる。
さあ、二人の恋の行方や如何に?
この時代のフランスには、既にジュークボックスがあったという驚き。
それから、かまやつひろしの歌ではないが、ゴロワーズが出て来る。
そして、フランス人は日本人と違って、仕事をする気が全くない。
まあ、何ということのないラブ・ロマンスだが、いい映画だった。
特に、後半の展開。
昔の映画は味があっていいね。

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『シェイクスピア物語』を原書で読む(第6回)

The Tempest(第2回)
(テキスト8ページ、3行目~)
(※赤字は大学受験レベルの語)

When Caliban was lazy and neglected his work, Ariel (who was invisible to all eyes but Prospero's) would come slyly and pinch him, and sometimes tumble him down in the mire; and then Ariel, in the likeness of an ape, would make mouths at him.

when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
Caliban キャリバン(Shakespeare, The Tempestに登場する半獣人)
lazy(形)怠惰な、不精な(⇔diligent、hardworking)
neglect(他)(義務・仕事などを)怠る、おろそかにする、顧みない
his(代)彼の
Ariel(名)エーリエル(空気の精/Shakespeareの「あらし」に出てくる)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
invisible(形)目の見えない ・Germs are invisible to the naked eye. 細菌は肉眼では見えない。
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
but(前)(no one、nobody、none、nothing、anythingやall、every one、またwhoなどの疑問詞などのあとに用いて)~のほかに(の)、~を除いて(た)(=except)
Prospero プロスペロ(Shakespeare, The Tempestの主人公/弟の策略で追放されて無人島に漂着し、魔法を体得したMilanの公爵)
would(助動)(過去の習慣・動作などの反復についての回想を表わして)~したものだった、よく~した
slyly(副)こっそりと、内証で(=secretly)
pinch(他)(体の一部を)つねる、つまむ、はさむ
tumble(他)(副詞句を伴って)(~を)倒す、ころばす、ひっくり返す
down(副)床に、地面に ・fall down 倒れる、落ちる ・pull down 引き倒す
mire(名)ぬかるみ、泥沼
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
in(前)(道具・材料・表現様式などを表わして)~で、~でもって、~で作った
likeness(名)(in the likeness ofで)外観、見せかけ
ape(名)サル
make mouths at ~ ~に口をゆがめる(顔をしかめる)(不同意・軽蔑の意味で)

Then swiftly changing his shape, in the likeness of a hedgehog, he would lie tumbling in Caliban's way, who feared the hedgehog's sharp quills would prick his bare feet.

swiftly(副)<swift(副)すばやく、すみやかに、迅速に
change(他)(~を)変える、変化させる
shape(名)(またa ~)姿、様子、なり
hedgehog(名)(動)ハリネズミ
lie(自)(~の状態で)横になっている(+補)
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)~の法に(へ、から)
way(名)(通例単数形で)(the ~、one's ~)通り道、行く手 ・in the way of ~ ~のじゃま(障害)になって
fear(他)(よくない事態を気づかって)(~ではないかと)思う、気づかう、恐れる(+that)
sharp(形)(先の)とがった、かどばった
quill(名)(通例複数形で)(ヤマアラシなどの)針
prick(他)(~を)(針の先などで)ちくりと刺す、突く、(突いて)穴をあける、(穴をあけて)つぶす
bare(形)(部分的に衣類をつけていない)むきだしの、露出した、裸の ・bare feet はだし

With a variety of such-like vexatious tricks Ariel would often torment him, whenever Caliban neglected the work which Prospero commanded him to do.

with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
variety(名)(a variety of ~で)さまざま(の)、いろいろ(な)(ofの次の名詞に複数形または集合名詞がくる)
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
suchlike(形)そんな、こんな
vexatious(形)煩わしい、じれったい、腹立たしい、いまいましい
trick(名)卑劣なやり方
torment(他)いじめる
whenever(接)~するたびに
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
command(他)(権力・権限のある者が)(~を)命令する、命じる(+目+to do)

Having these powerful spirits obedient to his will, Prospero could by their means command the winds, and the waves of the sea.

have(他)(~を)(~の位置・状態に)保つ、保っておく(+目+補)
powerful(形)強い、強力な、頑固な
spirit(名)(天使・悪魔などの)超自然的存在
obedient(形)従順な(⇔dispbedient)(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
will(名)(通例one's ~)(人の)望み、願い ・impose one's will 自分の意志を押しつける
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
their(代)彼ら(彼女ら)の
means(名)方法、手段
command(他)(~を)意のままにする、自由にできる
wind(名)(またthe ~)(強い)風

By his orders they raised a violent storm, in the midst of which, and struggling with the wild sea-waves that every moment threatened to swallow it up, he showed his daughter a fine large ship, which he told her was full of living beings like themselves.

order(名)(しばしば複数形で)命令、指令
raise(他)(反乱・騒動などを)起こす
violent(形)(自然現象・攻撃・変化など)激しい、猛烈な、激烈な(=intense)・a violent storm 激しいあらし
storm(名)あらし、暴風(雨)、大しけ
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中
midst(名)(通例the ~、one's ~)さなか、最中 ・in the midst of ~の中で
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)/(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
struggle(自)(困難な状況などと)戦う(with)
with(前)(敵対を表わして)~を相手に、~と ・fight with an enemy 敵と戦う
wild(形)(天候・海など)荒れた、激しい(=stormy)・a wild sea 荒海
sea(形)海の
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(主語として)
threaten(他)(~の)恐れがある、(~し)そうである(+to do)
swallow up(群衆・炎・やみなどが)(~を)飲み込む、見えなくする
show(他)(人に)(ものを)見せる、示す(+目+目)
fine(形)すばらしい、見事な、りっぱな
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+that)/(+目+wh.)
full(形)(乗り物・場所など)満員の、満載の(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)~を
living(形)生きている(⇔dead)
being(名)(特に)人間
like(前)~のような、~に似た
themselves(代)(再帰的に用いて)彼ら(彼女ら、それら)自身を(に)/(前置詞の目的語に用いて)

‘O my dear father,’ said she, ‘if by your art you have raised this dreadful storm, have pity on their sad distress. See! the vessel will be dashed to pieces. Poor souls! they will all perish. If I had power, I would sink the sea beneath the earth, rather than the good ship should be destroyed, with all the precious souls within her.’

O(間)(常に大文字で、直後にコンマまたは!は用いない)(驚き・恐怖・苦痛・願望などを表わして)ああ!、おお!、おや!
my(代)私の
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
art(名)(専門の)技術、(特殊な)技芸
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
dreadful(形)ひどくいやな、ひどい、ものすごい ・dreadful weather ひどい天気
have(他)(感情などを)(~に対して)(態度・行動に)示す ・He has no pity on us. 彼は我々に同情を見せない。
pity(名)哀れみ、同情 ・have pity on ~を気の毒がる
on(前)(影響を表わして)・have pity on ~を気の毒がる
sad(形)(物事など)(人を)悲しませる、悲しむべき、哀れな ・a sad event 悲しい出来事
distress(名)(船舶・航空機の)遭難
see(他)(通例命令法で)参照せよ、見よ
vessel(名)(通例ボートより大型の)船
will(助動)(話し手の推測を表わして)~だろう
dash(他)(副詞句を伴って)打ち砕く ・The boat was dashed to pieces on the rocks. ボートは岩礁にぶち当たって粉々に砕けた。
to(前)(限度・程度・結果などを表わして)~に至るまで、~するほどに ・tear a letter to pieces 手紙をずたずたに引き裂く
poor(形)哀れな、不幸な、気の毒な(話し手の気持ちからpoorと言っているので、訳の時には「気の毒に」と副詞的に訳すとよい)・Poor soul! かわいそうに!
soul(名)(修飾語を伴って)人(しばしば愛情・哀れみを表わす)・poor soul! かわいそうに
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
perish(自)(突然または非業な死に方で)死ぬ
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去形を用い、帰結の主節には通例would、shouldなど助動詞の過去形が用いられる)
have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)もっている ・He has the ability to do that. 彼はそれをする能力がある。
power(名)能力 ・have the power to do ~する力がある
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で意志の仮定を表わして)~するつもりなのだが
sink(他)(~を)沈める、沈没させる、撃沈する
beneath(前)(位置・場所などを表わして)~の下に
earth(名)(通例the ~)(海に対して)陸地(=ground)
than(接)(rather、soonerなどを伴って)~するより(むしろ)、するくらいなら(いっそ)
should(助動)(条件節に用いて実現の可能性の少ない事柄に対する仮定・譲歩を表わして)万一(~ならば、~しても)、もしかして~ということでもあれば(あっても)
precious(形)(時間・経験など)大切な、むだにできない、尊い
within(前)~の内に、~の中に

‘Be not so amazed, daughter Miranda,’ said Prospero; ‘there is no harm done. I have so ordered it, that no person in the ship shall receive any hurt. What I have done has been in care of you, my dear child. You are ignorant who you are, or where you came from, and you know no more of me, but that I am your father, and live in this poor cave. Can you remember a time before you came to this cell? I think you cannot, for you were not then three years of age.’

be(自)(特別用法)(命令法・祈願法で)(~で)あれ(+補)
so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
amazed(形)びっくりした、仰天した、あっけにとられた
Miranda(名)ミランダ(Shakespeare, The Tempestの中で、Naplesの王子Ferdinandと恋し合うProsperoの娘)
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
no(形)(主語・目的語になる名詞の前に用いて)(複数名詞、不可算の名詞の前に用いて)どんな(少しの)~もない ・There's no clouds in the sky. 空には(一片の)雲もない。
harm(名)(精神的・肉体的・物質的な)客、傷害、危害(=injury)・No harm done. 被害(けが)なし/大丈夫です。
do(他)(~に)(利益・損害などを)与える、もたらす ・do harm 害を与える
so(副)(so ~ that ~で/様態・目的を表わして)~(ということになる)ように
order(他)(人に)(~(すること)を)命じる、指図する(+that)
it(代)(形式目的語としてあとにくる事実上の目的語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
shall(助動)(命令・要求・協定などを表わす動詞に従うthat節内に用いて)
receive(他)(印象・同情・打撲・侮辱などを)受ける
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の単数形につけて)何か一つの(~もない)、だれか一人の(~もない)(a(n)の代用であるが、やや強調的)
hurt(名)傷、けが
what(代)(関係代名詞)(~する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
care(名)心配、気がかり、不安
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
ignorant(形)(人が)(~を)知らないで、(~に)気づかないで
from(前)(出所・起源・由来を表わして)~から(来た、取ったなど)
no(副)(比較級の前に用いて)少しも~ない
more(代)それ以上の事(もの)(of)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
but(前)(but thatで)~ということがなかったら(を除けば)
live(自)住む(場所を表わす副詞節を伴う)
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(近くの時・所をさして)
poor(形)(衣服・住居など)見すぼらしい、貧相な
cave(名)ほら穴、洞窟(どうくつ)
can(助動)(能力を表わして)~(することが)できる
time(名)(特定の)時、時期
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
cell(名)小室、房(ぼう)
think(他)(~と)思う、考える(+that)
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
year(名)(数詞の後で)~歳 ・She's twenty years of age. 彼女は20歳です。

‘Certainly I can, sir,’ replied Miranda.

certainly(副)(返答に用いて)承知しました、もちろんです
sir(名)(男性への呼び掛け)あなた、先生、閣下、お客さん、だんな(見知らぬ人に、召し使いから主人に、生徒から先生に、店員から客に、目下から目上に、または議会で議長に対する敬称/日本語ではこの語を訳さずに文全体を丁重に訳せばよい場合が多い)
reply(他)(~と)答える(目的語には答える内容がくるので、人称代名詞やletterなどの名詞は用いられない)(+引用)

‘By what?’ asked Prospero; ‘by any other house or person? Tell me what you can remember, my child.‘

what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(目的格の場合)/(間接疑問の節や+to doの形で)
ask(他)(人に)(~を)尋ねる(+引用)
any(形)(疑問文・条件節で名詞の前に用いて)/(可算の名詞の単数形につけて)何か(どれか)一つの、だれか一人の

Miranda said, ‘It seems to me like the recollection of a dream. But had I not once four or five women who attended upon me?’

seem like ~ ~のように思われる(見える)、~のようである
recollection(名)(またa ~)記憶(力)(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
have(他)(使用人などを)置いている、(動物を)飼っている
once(副)昔(ある時)、かつて(は)(現在完了では用いない)
four(形)(基数の4)4の、4個の、4人の
five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
attend(自)(人などの)世話をする、面倒を見る、ご用を聞く
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて

Prospero answered, ‘You had, and more. How is it that this still lives in your mind? Do you remember how you came here?’

answer(他)(人に)(~と)答える、答えて言う(+引用)
and(接)(追加的に補足して)しかも
how(副)(理由を尋ねて)どうして(まあ)、なぜ
it(代)(it is ~ thatの構文で文の主語・目的語・副詞語句を強調して)(このitの次にくるbeの時制は通例clause内の動詞の時制と一致し、clause内の動詞の人称に直前の名詞・代名詞に一致する)
that(接)(It is ~ that ~の形で副詞語句を強調して)~のは
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
still(副)まだ、今までどおり
live(自)(思い出などが)(もとのまま)残る、存続する
do(助動)(be以外の動詞の疑問文に用いて)
remember(他)(~を)覚えている、記憶している(+wh.)
how(副)(疑問詞)(方法・手段を尋ねて)/(to doまたは節を導いて)どうやって~するか
【参考文献】
Tales from Shakespeare (Penguin Classics) (English Edition)』Charles and Mary Lamb・著
シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)』安藤貞雄・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社

『キング・コング』(1933)

この週末は、ブルーレイで『キング・コング』を再見した。

1933年のアメリカ映画。
監督はメリアン・C・クーパーとアーネスト・B・シュードサック
製作総指揮は、『風と共に去りぬ』『レベッカ』『白い恐怖』『第三の男』の大プロデューサー、デヴィッド・O・セルズニック
音楽は、『風と共に去りぬ』『カサブランカ』『三つ数えろ』『キー・ラーゴ』の巨匠マックス・スタイナー
主演は、フェイ・レイ、ブルース・キャボット、ロバート・アームストロング。
ゴジラVSコング』が緊急事態宣言のせいで公開延期になった。
その間に、先に公開された北米では、早くもブルーレイが発売されるらしい。
ゴジラ映画は、1984年の『ゴジラ』以来、ハリウッド版も含めて全て封切りで観ているので、残念だ。
まあ、内容には全く期待しておらず、最早単なる惰性であるが。
かつての東宝の『キングコング対ゴジラ』は、日米関係に配慮して、引き分けに終わったが。
今度の『ゴジラVSコング』は、予告編で見る限り、ゴジラ放射能火炎をコングが素手で受け止めたり。
ゴジラはコングにかなりボコボコにやられている。
まあ、ワクチンを一気に作り上げてコロナを抑え込んだアメリカに対して、日本の情けなさったらないからなあ。
現実世界でも、既に先進国とも呼べないような日本はアメリカから見下されているのだろう。
バイデンとガースーじゃあ、勝負にならん。
さて、僕は十数年前に『キング・コング(1933)』を一度、DVDで見ている。
その時は画質が悪かったので、よく分からなかったが、2年前に、高画質のブルーレイで見返してみて、改めて本作のスゴさを痛感した。
そして、今回、また見返してみて、見る度にその思いを強くする。
ものすごいイマジネーションである。
後の怪獣映画のお約束となる要素が全て含まれている。
謎の島、原住民の守り神、怪獣同士のプロレス、建物の破壊、鉄道の破壊、飛行機による攻撃など。
あの『ゴジラ』の第一作だって、本作を丸ごと真似ているではないか。
そして、特撮技術もスゴイ。
キングコング人形アニメーションだが、恐竜との闘いなど、非常に良く表現出来ている。
特に、多重合成の技術が素晴らしい。
奥(遠景)の人形アニメと手前(近景)の人間の実写との動きが完璧に一致している。
幾つもの素材を合成して作ったカットも多い。
非常に芸が細かい。
カメラワーク、カット割り、編集、全てが一致しないと、こんなにうまくは行かない。
アナログでこれを創るのは、想像を絶する大変さだったに違いない。
それから、コングの表情が実に豊かである。
まばたきをしたり、首をかしげてみたり、まるで、本当に演技をしているかのように見える。
人形アニメの動きの滑らかさは特筆に値する。
それに、音楽の被せ方が非常にうまい。
音楽によって臨場感を盛り上げる。
ゴジラ伊福部昭のあのテーマ曲でないと成立しないように、怪獣映画に音楽は極めて重要である。
約100分の上映時間のうち、80分間が髑髏島での出来事である。
後のコング映画と違って、コングを運ぶシーンは省略。
ニュー・ヨークは最後の20分間しかない。
しかし、短い分、非常にスピーディーでインパクトがある。
ニュー・ヨークのエキストラの数や、パニックになる群衆の描写もスゴイ。
コングがエンパイア・ステート・ビルに昇るシーンは、余りにも有名。
ちょうど、本作を見る前々日に、ハリウッド版の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』をテレビで放映していたが。
昨今のCGには不自然な部分がたくさんある。
ゲームのようにチカチカとして、見るに堪えない。
人形アニメの動きの方が味があって良い。
90年近く昔の作品だと考えると、よくこれだけ臨場感のある映像が完成したものであると感嘆する。
どれほど手間が掛かっているのだろうか。
当時の観客は、これを観て驚愕したに違いない。
結局、如何に技術が進歩しても、あらゆる怪獣映画は本作のイマジネーションに到底及んでいない。
ついでに言うと、僕は『ゴジラ』シリーズを全作見たが、やはり第1作が一番偉大だ。
時々、「『シン・ゴジラ』は第一作を超えた」とか言う人がいるが。
そんな訳はないだろう。
まあ、確かに面白かったけど。
第1作は、志村喬が出ているからな。
重みが違う。
比較の対象にならない。
話しを『キング・コング(1933)』に戻そう。
モノクロ、スタンダード・サイズ。
迫力あるテーマ曲。
「そして預言者は言った。『そして見よ 野獣は美女の顔を見上げた、が その首を締めようと伸びた手はとどまり その目を鏡に野獣は抜け殻のようになった』古代アラビアの諺」という字幕。
ニューヨークの港。
映画撮影隊が船に乗って出発しようとしている。
率いるのは、映画監督のカール・デナム(ロバート・アームストロング)。
彼はジャングル映画で有名だった。
しかし、スタッフ達は、デナムの過酷な要求に「イカれている」と不満タラタラであった。
船には強力なガス爆弾を積んでいた。
保険会社にバレないように、急いで出発しなければならない。
撮影内容も目的地も一切知らせない秘密主義なので、女優も見付からない。
しかし、大衆は色気を求めているので、女優が必要だというのがデナムの信念であった。
「今までにない最高の映画を撮るんだ!」とデナム。
その夜、デナムは失業中でリンゴを万引きしようとしていた若い女性を助ける。
彼女の名はアン・ダロウ(フェイ・レイ)。
アンの顔を一目見て、デナムは「女優になれ」と告げる。
明朝6時に出港だ。
一方、船員のジャック・ドリスコル(ブルース・キャボット)は、船に女性が乗ることを快く思っていなかった。
船には中国人のコックや、小さなサルも乗っている。
行き先は船員にも告げられていない。
アンに対してぶっきらぼうな態度を取るジャックを見て、デナムは、実はジャックが彼女に惚れているということに気付く。
行き先は海図にも載っていない島であった。
島の周りを大きな壁が囲っているという。
古代文明によって築かれたようだ。
何か恐ろしいものがいて、それを閉じ込める目的だろう。
原住民が「コング」と呼んでいるものだ。
船員達は、「そんなものは原住民の妄想だ」という。
しかし、デナムは「実在している」と言う。
恐ろしいものだから、ガス爆弾が必要なのだ。
デナムは甲板でアンのカメラ・テストを行なった。
美女を見るために船員達が集まって来る。
デナムはカメラマンを信用していなかった。
自分の作品なので、自らカメラを回すのだ。
まるでキューブリックみたいだな。
船は進む。
海には濃い霧が立ち込めていた。
目的の島に近付く。
そこは「髑髏島」であった。
撮影隊が島に上陸する。
彼らは、島に築かれた巨大な壁に驚く。
そして、「コング、コング」という呪文が奥から聞こえて来る。
たくさんの原住民が何やら踊っている。
中央に座っている若い娘は生贄だろうか。
東宝の『キングコング対ゴジラ』にもこんなシーンがあったし、『モスラ』のインファント島もそうだな。
もっと言えば、初代『ゴジラ』の大戸島だってそうだろう。
土着的な要素が怪獣映画にはあるが、もちろん、その原型は本作にある。
さて、原住民達は撮影隊に気付いた。
酋長のような人物が近付いて来る。
船長が挨拶する。
「『出て行け』と言っている。」
船長は、何故か原住民の言葉を理解して、通訳をする。
「あの娘はコングの花嫁。我々のおかげで儀式が台無しだ。」
さらに、「金髪の女をコングに捧げる。買いたい。女性6人と交換しろ」という。
金髪の女とは、もちろんアンのことだ。
この女性蔑視は、今なら大問題になるだろう。
女性を売買することも問題なら、白人と原住民の価値がこんなに違うというのも大変な人種差別だ。
で、そんな要求は飲めないので、デナムは「明日、また来る」と言って、いったん引き上げる。
その夜、船上でジャックはアンのことを心配していた。
アンにとってはデナムは恩人だから、何でもするという。
ジャックはアンのことを愛していた。
愛を告白し、キスする二人。
その後、ジャックが目を離したスキに、原住民がカヌーでやって来て、アンを拉致する。
デナムは、船室から、島で松明の灯りがこうこうと灯っているのを見る。
一方、ジャックはアンがいないことに気付く。
心配でたまらない。
甲板に原住民の首飾りが落ちている。
やられた!
船内は大騒ぎになる。
船員が皆、銃を手にボートに乗り込んで島へ向かう。
アンは拘束され、原住民に囲まれていた。
台の上で両手を繋がれているアン。
原住民達は、アンを残して、大扉を閉めた。
今見ても、ものすごいセットと原住民の数である。
原住民は、大きなドラを打ってコングを呼んだ。
コング登場。
大きい。
ウィキペディアによると、身長18フィート(約5.4メートル)という設定らしい。
コングがアンをつかんで連れ去る。
船員達は銃を持って上陸する。
大扉を開けて壁の中へ。
夜が明けた。
大きな足跡がある。
それを追う船員達。
何と、太古の恐竜・ステゴサウルスがいる。
ステゴサウルスは、船員達を見付けると、こちらへ向かって来た。
船員達が必死で銃を撃つと、倒れるステゴサウルス。
今度は大きな川がある。
いかだを作って渡る船員達。
まるで川口浩探検隊みたいだな。
今度は、川の中からブロントサウルス登場。
いかだはブロントサウルスに襲われてバラバラになる。
このシーンは、水が出て来るので、人形アニメではないな。
実に、様々な特撮を組み合わせて撮っている。
船員達は泳いで川を渡る。
ブロントサウルスが追い掛けて来る。
必死で木に登った船員に襲い掛かるブロントサウルス。
そこへ、コング登場。
手にはアンがつかまれている。
木橋を渡る船員達。
コングはアンを地面に座らせ、丸木橋を揺さぶって、船員達を次々と谷底へ落下させる。
本作には、結構残酷描写がある。
戦前のことなので、検閲でカットされた場面もあるかも知れない。
円谷英二は本作を観て強い影響を受けたそうだが、日本ではいつ公開されたのだろうか。
さて、ジャックは、崖のくぼみに隠れている。
コングが手を伸ばして来るが、その手をナイフで刺すジャック。
そこへ、ティラノサウルス登場。
忙しいな。
アンに近付くティラノサウルス
アンの悲鳴を聞いて、ティラノサウルスと戦うコング。
もう、東宝の『キングコング対ゴジラ』なんか、まんまこれのパクリだな。
たくさんの恐竜が登場する本作は、コングの他は大蛇しか出て来ない1976年のリメイク版よりも、かなりにぎやかだ。
コングは、怪力でティラノサウルスのあごを裂く。
血が流れる。
何度も言うが、本作には、結構残酷描写がある。
コングもかなり凶暴だ。
ただし、アンにだけは優しい。
まさに、「美女と野獣」である。
ティラノサウルスに勝利したコングは、雄叫びを上げる。
このコングとティラノサウルスとの闘いは、非常に見事な出来栄えだ。
よくぞこれを人形アニメで撮ったものだ。
ウィリス・オブライエンというのはスゴイ人だな。
彼の技術を継承したレイ・ハリーハウゼンは、80年代まで人形アニメで映画を作っていた訳だから。
それと比較しても、全く遜色のないレベルだ。
そのわずか10年ほど後に、CGで『ジュラシック・パーク』が作られる訳だが。
僕は、『ジュラシック・パーク』を封切り時に劇場で観て、たまげた。
でも、本作の恐竜の描写は、『ジュラシック・パーク』に勝るとも劣らない。
CGも、『ターミネーター2』を初めて劇場で観た時には度肝を抜かれたが。
今は乱用し過ぎて、胸焼けがする。
映画全体が、CGという薬物を濫用して、廃人になりかかっているのではないか。
で、コングはアンを連れ去る。
主役だから当たり前だが、デナムとジャックは助かった。
さあ、これからどうなる?
本作を改めて見ると、後世に多大な影響を残した偉大な作品であることがよく分かる。
いや、とにかくスゴイ。
リメイクは、76年版も2005年版も両方観たが、どっちも全然ダメだな。
オリジナルには到底及ばない。

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『シェイクスピア物語』を原書で読む(第5回)

The Tempest(第1回)
(テキスト7ページ、1行目~)
(※赤字は大学受験レベルの語)

THE TEMPEST

tempest(名)(The Tempest)『あらし』(Shakespeareのロマンス劇)

(By Mary Lamb)

Lamb ラム Mary(Ann)Lamb(1764-1847)(Charlesの姉/作家/弟との共著が多い)

There was a certain island in the sea, the only inhabitants of which were an old man, whose name was Prospero, and his daughter Miranda, a very beautiful young lady.

there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる/(beを述語動詞として)
certain(形)(ある)一定の ・at a certain place 一定の場所に
inhabitant(名)(家・場所などの)居住者、住民(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性
whose(代)(関係代名詞)(その~が(を、に))~する(ところの)(人)(「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
Prospero プロスペロ(Shakespeare, The Tempestの主人公/弟の策略で追放されて無人島に漂着し、魔法を体得したMilanの公爵)
his(代)彼の
Miranda(名)ミランダ(Shakespeare, The Tempestの中で、Naplesの王子Ferdinandと恋し合うProsperoの娘)

She came to this island so young, that she had no memory of having seen any other human face than her father's.

come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(近くの時・所をさして)
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)もっている ・have a memory 覚える
see(他)(~を)見る、(~が)見える
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の単数形につけて)何か一つの(~もない)、だれか一人の(~もない)(a(n)の代用であるが、やや強調的)
human(形)人間の(⇔divine、nonhuman)
than(接)(other、otherwise、elseなどを伴って/しばしば否定文で)~よりほかの、~よりほかには
her(代)彼女の

They lived in a cave or cell, made out of a rock: it was divided into several apartments, one of which Prospero called his study; there he kept his books, which chiefly treated of magic, a study at that time much affected by all learned men: and the knowledge of this art he found very useful to him; for being thrown by a strange chance upon this island, which had been enchanted by a witch called Sycorax, who died there a short time before his arrival, Prospero, by virtue of his art, released many good spirits that Sycorax had imprisoned in the bodies of large trees, because they had refused to execute her wicked commands.

live(自)住む(場所を表わす副詞句を伴う)(in)
cave(名)ほら穴、洞窟(どうくつ)
or(接)(普通コンマの後で類義語句・説明極を導いて)すなわち、言い換えれば
cell(名)小室、房(ぼう)
make(他)(材料から)(ものを)作る、造る(out of)
out of(前)(材料を表わして)~から、~によって
rock(名)(個々の)岩、岩石、岩山
apartment(名)(しばしば複数形で)(宮殿などで特定の人・グループのための)広くて立派な部屋
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
of(前)(部分を表わして)~の中野
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)/(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
call(他)(人を)(~と)呼ぶ、称する(+目+補)
study(名)書斎、研究室
keep(他)(ものを)取っておく、捨てないでおく
chiefly(副)主に、大部分(が)、ほとんど(が)(=mainly、chiefly)
treat(自)(文章・談話で)説く、書く、論じる、言及する(of)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
magic(名)魔法、魔術
at(前)(時の一点を表わして)~に ・at that time あの時は
that(形)(指示形容詞)(遠方の時・所をさして)あの、あちらの、その ・at that time その時
time(名)(特定の)時、時期 ・at this time この自国に
much(副)(過去分詞を修飾して)大変に、非常に、大いに
affected(形)影響を受けた
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
learned(形)学問(学識)のある、博学な、博識な ・a learned man 学者
knowledge(名)(またa ~)知る(知っている)こと、知識、認識(of)
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
art(名)(専門の)技術、(特殊な)技芸
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+目+補)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
enchant(他)(~に)魔法をかける
witch(名)魔女、女魔法使い
Sycorax(名)シコラックス(Shakespeare, The Tempestの中で、Prosperoに追われる以前は島の支配者であったという魔女/Calibanを生み、Arielを木の幹に閉じ込めて苦しめていた)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
die(自)(人・動物が)死ぬ
short(形)(時間・過程・行為など)短い ・a short time ago 少し前に
time(名)(またa ~)(ある一定の長さの)期間、間
arrival(名)到着(すること)
by virtue of ~ ~の力で、~のせいで、~のおかげで
release(他)(~を)釈放する、自由にする
good(形)(道徳的に)良い、善良な、有徳の(⇔evil)
spirit(名)(天使・悪魔などの)超自然的存在 ・evil spirits 悪魔
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限的用法で)(~する(である))ところの/(他動詞・前置詞の目的語として)
imprison(他)(人を)閉じ込める、監禁(拘束)する
body(名)(木の)幹
because(接)(副詞節を導いて)(なぜなら)~だから(である)、~なので
refuse(他)(~することを)拒む、どうしても(~しようと)しない(+to do)
execute(他)(職務・計画・命令などを)実行する、遂行する、達成する ・execute a command 命令を実行する
wicked(形)(人・言行など)(道徳的に)邪悪な、不道徳な、不正な
command(名)(権威をもった)命令、言いつけ ・execute a command(受けた)命令を実行する
ever after その後ずっと(過去時制で用いられる)

These gentle spirits were ever after obedient to the will of Prospero.

obedient(形)従順な(⇔obedient)(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
will(名)意向

Of these Ariel was the chief.

these(代)(指示代名詞)これら(のもの、人)(⇔these)
Ariel(名)エーリエル(空気の精/Shakespeareの「あらし」に出てくる)
chief(名)(組織・集団の)長、頭(かしら)(of)

The lively little sprite Ariel had nothing mischievous in his nature, except that he took rather too much pleasure in tormenting an ugly monster called Caliban, for he owed him a grudge because he was the son of his old enemy Sycorax.

lively(形)元気な、活発な
sprite(名)妖精、小妖精
mischievous(形)(子供が)いたずら好きな、わんぱくな(=impish)
in(前)(人の能力・性格・才能を表わして)(人)の中に、~には ・He had something of the hero in his nature. 彼には多少豪傑肌のところがあった。
nature(名)(人・動物の)本性、天性、性質 ・in one's nature ~の天性で
except(接)(しばしばexcept thatで)~であること以外(に)は~、ということ(事実)を別にすれば
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
take(他)(感情などを)感じる、経験する ・take pleasure in ~に喜びを感じる
rather(副)幾分、少々、やや
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)非常に
in(前)(行為・活動・従事を表わして)~して、~に従事して
torment(他)いじめる
ugly(形)醜い、見苦しい、醜悪な(=unattractive/⇔beautiful)
monster(名)(想像上の)怪物、化け物
Caliban キャリバン(Shakespeare, The Tempestに登場する半獣人)
owe(他)(人に)(恨みを)もつ(抱く)(+目+目)・I owe him a grunge. 彼に恨みがある。
grudge(名)恨み、遺恨 ・owe a person a grudge(正当な理由があって)人に恨みをもつ、人に悪感情をもつのも当然である
old(形)古くからの、なじみの ・an old enemy 宿敵

This Caliban Prospero found in the woods, a strange misshapen thing, far less human in form than an ape: he took him home to his cell, and taught him to speak; and Prospero would have been very kind to him, but the bad nature, which Caliban inherited from his mother Sycorax, would not let him learn anything good or useful: therefore he was employed like a slave, to fetch wood, and do the most laborious offices; and Ariel had the charge of compelling him to these services.

wood(名)(しばしば複数形で)森 ・in the woods 森で
misshapen(形)奇形の、不格好な、できそこないの
thing(名)(通例修飾語を伴って)生き物、動物
far(副)(程度に関して)はるかに、大いに、ずっと
less(副)(littleの比較級)(形容詞・副詞を修飾して)より少なく、もっと少なく、~ほどではなく(⇔more)(than)
in(前)(性質・能力・芸などの分野を限定して)~において、~が
form(名)姿、姿態、外観 ・in human form 人間の姿をして
ape(名)サル
take(他)(副詞句を伴って)(ある場所から他へ)持っていく、連れていく
home(副)わが家へ
teach(他)(人に)(~するように(するしかたを))教える(+目+to do)
would(助動)(過去の意志・主張・拒絶を表わして)(どうしても)~しようとした
kind(形)親切な、優しい、思いやりのある(⇔unkind、nasty)
bad(形)(道徳的に)悪い、不良な、不正な
inherit(他)(性質などを)(親・先祖から)受ける、遺伝する(from)
from(前)(出所・起源・由来を表わして)~から(来た、取ったなど)
would(助動)(ものが)~する能力があった、~することができた
let(他)(使役を表わして)(人に)(働きかけて)(~)させる(+目+原形)
learn(他)(経験などによって)(~を)身につける、覚える(悪い習慣にもいう)
anything(代)(否定文に用いて)何も(~ない)
therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
employ(他)(人を)雇用する、雇う、使う
like(前)~らしく、~同様に
slave(名)奴隷
fetch(他)(人に)(ものを)取ってくる
wood(名)まき ・collect wood まきを集める
most(副)(主に2音節以上の形容詞・副詞の最上級を作って)最も、いちばん
laborious(形)(仕事など)骨の折れる、困難な、面倒な
office(名)職務、任務、役目 ・do the office of ~の役目をする
have(他)((~すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
charge(名)(単数形で)仕事、任務(of)
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
compel(他)無理に従わせる ・compel somebody to one's will 人を強制的に自分の意に従わせる
service(名)(また複数形で)尽力、骨折り
【参考文献】
Tales from Shakespeare (Penguin Classics) (English Edition)』Charles and Mary Lamb・著
シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)』安藤貞雄・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社

『シェイクスピア物語』を原書で読む(第4回)

Preface(第3回)
(テキスト5ページ、8行目~)
(※赤字は大学受験レベルの語)

What these Tales have been to you in childhood, that and much more it is my wish that the true Plays of Shakespeare may prove to you in older years — enrichers of the fancy, strengtheners of virtue, a withdrawing from all selfish and mercenary thoughts, a lesson of all sweet and honourable thoughts and actions, to teach courtesy, benignity, generosity, humanity: for of examples, teaching these virtues, his pages are full.

what(代)(関係代名詞)(関係詞節中beの補語に用いて)(~ある)まさに、その人(もの)
tale(名)(事実・伝説・架空の)話、物語
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中
childhood(名)幼年時代、幼時 ・in one's childhood 子供時代に
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと(⇔this)
much(副)(形容詞・副詞の比較級を修飾して)はるかに、ずっと、断然
more(代)(複数扱い)より多くの数のもの(人)(⇔fewer)
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
my(代)私の
wish(名)願い、願望、希望、要請 ・It is his earnest wish that he might go abroad. 彼は外国へ行きたいという切なる願いを持っている。
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(主語節を導いて)
true(形)本物の、正真正銘の
play(名)劇、戯曲、脚本 ・the plays of Shakespeare シェイクスピアの戯曲
of(前)(主格関係を表わして)(動作の行為者、作品の作者を表わして)~が、~の ・the plays of Shakespeare シェイクスピアの戯曲
Shakespeare(名)シェイクスピア(1564-1616/英国の劇作家・詩人)
may(助動)(妥当性や可能を表わして)~できるかもしれない、~できよう
prove(他)(~を)証明する、(~の)真意であることを示す(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
year(名)(複数形で)時代 ・one's childhood years 子供時代
enricher(名)<enrich(他)富ませる、豊かにする、豊富にする
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
fancy(名)(詩人・画家などの)創造的空想力
strengthener(名)<strengthen(他)強くする
virtue(名)徳、美徳、徳行、善行(=goodness/⇔vice)
withdraw(他)(~から)(人を)退(ひ)かせる(from)
from(前)(隔離・解放などを表わして)~から
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
selfish(形)利己的な、自分本位の、わがままな(⇔unselfish、selfless)
mercenary(形)金銭(欲得)ずくの、報酬目当ての
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
lesson(名)(一回に)教える(習う)こと(量)、(教科書中の)課
sweet(形)優しい、親切な
honourable(形)(英)=honorable(形)(人・行為が)尊敬すべき、志操の正しい、高潔な
action(名)(具体的な)行動、行為
teach(他)(事実・経験などが)(人に)(~を)教える、悟らせる(+目+目)
courtesy(名)礼儀(正しさ)、丁重、いんぎん、親切
benignity(名)仁慈、優しさ
generosity(名)寛大、寛容、雅量
humanity(名)人間愛、博愛、慈愛、慈悲、人情、親切(⇔inhumanity)
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)~を
virtue(名)道徳的美点、徳目
his(代)彼の
page(名)(しばしば複数形で)書物、記録 ・in the pages of Scott スコットの作品中に
full(形)多くて、たくさんいて ・a book full of good things ためになることがたくさん書いてある本
【参考文献】
Tales from Shakespeare (Penguin Classics) (English Edition)』Charles and Mary Lamb・著
シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)』安藤貞雄・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社