『パリはわれらのもの』

この週末は、ブルーレイで『パリはわれらのもの』を見た。パリはわれらのもの ジャック・リヴェット Blu-ray発売日: 2020/04/24メディア: Blu-ray1961年のフランス映画。 監督は、『修道女』のジャック・リヴェット。 ジャック・リヴェットと言えば、先日亡…

日本古典文学を原文で読む(第6回)『万葉集』

『万葉集』について 今回は、『万葉集』を取り上げたいと思います。 『古事記』『日本書紀』『風土記』『懐風藻』と読んで来ましたが、『万葉集』は『古事記』と並んで、最もメジャーなのではないでしょうか。 特に昨年、元号が変わった時、「令和」の出典が…

『舞踏会の手帖』

この週末は、ブルーレイで『舞踏会の手帖』を見た。舞踏会の手帖 ジュリアン・デュヴィヴィエ Blu-ray発売日: 2020/04/24メディア: Blu-ray1937年のフランス映画。 有名な映画なので、タイトルだけは知っていたが、恥ずかしながら未見だった。 監督は、『我…

『オーソン・ウェルズのフォルスタッフ』

この週末は、ブルーレイで『オーソン・ウェルズのフォルスタッフ』を見た。オーソン・ウェルズのフォルスタッフ Blu-ray発売日: 2020/04/24メディア: Blu-ray1966年のスペイン・スイス合作映画。 監督・脚色・衣装デザイン・主演は、『市民ケーン』(製作・…

『幸福な生活について』を原文で読む(第5回)

(テキスト14ページ、1行目~) 2 Quaeramus ergo quid optimum factu sit non quid usitatissimum, et quid nos in possessione felicitatis aeternae constituat non quid vulgo veritatis pessimo interpreti probatum sit. quaerō -ere -sivī -situm(他…

『カンタベリー物語』を原文で読む(第11回)

(テキスト12ページ、26行目~) (The Sergeant of Law) sergeant(名)高等弁護士 A Sergeaunt of lawe, waar and wys, That often hadde been at the Parvys, Ther was also, ful ryche of excellence. Sergeaunt→Sergeant lawe→law waar→wary(形)(人…

『ヴェニスの商人』を原書で読む(第7回)

(テキスト9ページ、1行目~) LORENZO Well, we will leave you then till dinner-time. I must be one of these same dumb wise men, For Gratiano never lets me speak. Lorenzo ロレンゾ(男子名) well(間)(安心・あきらめ・譲歩などを表わして)や…

イギリス文学史I(第10回)『ヴェニスの商人』(その1)

シェイクスピアについて ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare, 1564-1616)は、英文学史上、唯一無二の存在だと言えると思います。 「英文学で最も偉大な作家は誰ですか?」と尋ねれば、おそらく、ほとんどの人が「シェイクスピア」と答えるの…

『二十四時間の情事 ヒロシマ・モナムール』

この週末は、ブルーレイで『二十四時間の情事 ヒロシマ・モナムール』を見た。二十四時間の情事 ヒロシマ・モナムール アラン・レネ Blu-ray発売日: 2020/04/24メディア: Blu-ray1959年の日本・フランス合作映画。 監督は、『夜と霧』『去年マリエンバートで…

『ハムレット』を原書で読む(第8回)

(テキスト10ページ、3行目~) HORATIO A mote it is to trouble the mind’s eye. In the most high and palmy state of Rome, A little ere the mightiest Julius fell, The graves stood tenantless and the sheeted dead Did squeak and gibber in the R…

『高慢と偏見』を原書で読む(第44回)

(テキスト47ページ、1行目〜) “Thank you—but I always mend my own.” mend(他)(こわれたものなどを)直す、修理(修繕)する、繕う ・mend a quill pen 鵞ペンを切りなおす my(代)私の own(代)(one's ~/独立用法で)わがもの、わが家族、いとし…

『夜と霧』

この週末は、ブルーレイで『夜と霧』を見た。夜と霧 アラン・レネ Blu-ray発売日: 2020/04/24メディア: Blu-ray1955年のフランス映画。 監督は、『去年マリエンバートで』のアラン・レネ。 撮影は、『鬼火』のギスラン・クロケと、『去年マリエンバートで』…

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第153回)

(テキスト155ページ、1行目〜) It is as impossible, as needless, to set down the innumerable crowd of thoughts that whirl'd through that great thorow-fare of the brain, the memory, in this night’s time: it(代)(形式主語としてあとにくる事…

『みずうみ(湖畔、インメンゼー)』を原文で読む(第16回)

(テキスト30ページ、3行目〜) „Jawohl!“ riefen die Jungen. jawohl(副)(jaを強めて)そうですとも、そのとおりです rufen(他)(~と)叫ぶ、大声で言う(過去:rief)(過分:gerufen)(完了:haben) der Junge(男)男の子、少年(英:boy)(複…

『夕陽のギャングたち』

この週末は、ブルーレイで『夕陽のギャングたち』を見た。夕陽のギャングたち [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]発売日: 2019/07/24メディア: Blu-ray1971年のイタリア・スペイン・アメリカ合作映画。 監督は、『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』『…

『頭上の敵機』

この週末は、ブルーレイで『頭上の敵機』を見た。頭上の敵機 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]発売日: 2019/07/24メディア: Blu-ray1949年のアメリカ映画。 監督はヘンリー・キング。 製作は、『怒りの葡萄』『わが谷は緑なりき』『イヴの総て』『史上最大…

『星の王子さま』を原文で読む(第6回)

(テキスト14ページ、1行目~) J'ai sauté sur mes pieds comme si j'avais été frappé par la foudre. je(人称代名詞)(母音または無音のhの前ではj'となる/J'aime)(主語)私は、私が(英:I) ai avoirの直・現在・1・単 avoir(助動詞)avoir+過去…

日本近代文学を文庫で読む(第7回)『たけくらべ』

今回は、樋口一葉の『たけくらべ』を取り上げます。 こちらも文語体なので、読んだことがあるという人はそんなにいないのではないでしょうか。 かく言う僕も、高校生くらいの頃には読んでみようとすら思わず、最近になってようやく読みました。 しかしながら…

『素晴らしき哉、人生!』

この週末は、ブルーレイで『素晴らしき哉、人生!』を見た。素晴らしき哉、人生! デジタル・リマスター版 [Blu-ray]発売日: 2019/12/25メディア: Blu-ray1946年のアメリカ映画。 監督は、『オペラハット』『我が家の楽園』『スミス都へ行く』の巨匠フランク…

『逃亡者』(1947)

連休中は、ブルーレイで『逃亡者』を見た。逃亡者 Blu-ray発売日: 2019/11/29メディア: Blu-ray1947年のアメリカ映画。 監督は、『怒りの葡萄』『わが谷は緑なりき』『荒野の決闘』『アパッチ砦』『黄色いリボン』『幌馬車』『西部開拓史』の巨匠ジョン・フ…

『偉大なるアンバーソン家の人々』

この週末は、ブルーレイで『偉大なるアンバーソン家の人々』を見た。偉大なるアンバーソン家の人々 [Blu-ray]発売日: 2016/01/29メディア: Blu-ray1942年のアメリカ映画。 監督は、『市民ケーン』『黒い罠』『審判』の天才オーソン・ウェルズ。 音楽は、『市…

『嵐が丘』を原書で読む(第28回)

(テキスト29ページ、3行目〜) There was such anguish in the gush of grief that accompanied this raving, that my compassion made me overlook its folly, and I drew off, half angry to have listened at all, and vexed at having related my ridic…

日本古典文学を原文で読む(第5回)『懐風藻』

『懐風藻』について 今回は、『懐風藻』を取り上げたいと思います。 『古事記』『日本書紀』『風土記』と読んで来ましたが、『懐風藻』はかなりマイナーなのではないでしょうか。 読んだことがある人も、ほとんどいないと思います。 僕は、文学史も日本史も…

『私はゾンビと歩いた!』

この週末は、ブルーレイで『私はゾンビと歩いた!』を見た。私はゾンビと歩いた! Blu-ray発売日: 2019/11/29メディア: Blu-ray1943年のアメリカ映画。 監督は、『キャット・ピープル(1942)』のジャック・ターナー。 製作は、『キャット・ピープル(1942)…

『アパッチ砦』

連休中は、ブルーレイで『アパッチ砦』を見た。アパッチ砦 Blu-ray出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)発売日: 2019/11/29メディア: Blu-ray1948年のアメリカ映画。 監督は、『怒りの葡萄』『わが谷は緑なりき』『荒野の決闘』『黄色いリボン』『幌馬車』『西…

『幸福な生活について』を原文で読む(第4回)

(テキスト12ページ、8行目~) 5 Nunc vero stat contra rationem defensor mali sui populus. nunc(副)しかし現状(実際)は vērō(副)(奪格)本当に、実際に stō -āre stetī statum(自)立つ、立っている contrā(前)(+対格)~に反対して、~と…

『カンタベリー物語』を原文で読む(第10回)

(テキスト12ページ、1行目~) (The Clerk) clerk(名)大学礼拝堂(教区教会)の書記(役人) A Clerc ther was of Oxenford also, That unto logyk hadde longe ygo. Clerc→Clerk ther→there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通…

『ヴェニスの商人』を原書で読む(第6回)

(テキスト8ページ、4行目~) ANTONIO I hold the world but as the world, Gratiano, A stage where every man must play a part, And mine a sad one. Antonio アントーニオー(Shakespeare, The Merchant of Veniceに登場する青年貿易商) hold(他)(…

『黄色いリボン』

この週末は、ブルーレイで『黄色いリボン』を見た。黄色いリボン Blu-ray出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)発売日: 2019/11/29メディア: Blu-ray1949年のアメリカ映画。 監督は、『怒りの葡萄』『わが谷は緑なりき』『荒野の決闘』『幌馬車』『西部開拓史』…

イギリス文学史I(第9回)『ユートピア』(その2)

英文読解 それでは、『ユートピア』の第1巻の冒頭部分を読んでみましょう。 下に「英文」「日本語訳」を記しました。 「英文」には、語注も付けてあります。 THOMAS MORE More, Sir Thomas(名)モア(1478-1535/英国の政治家・作家/カトリック教会におけ…