『レイダース 失われたアーク(聖櫃)』

お盆休みは、ブルーレイで『レイダース 失われたアーク(聖櫃)』を見た。

1981年のアメリカ映画。
監督はスティーブン・スピルバーグ
僕はひねくれた子供だったので80年代の流行りの映画はほぼ観ていない。
スピルバーグは才能があり、テンポが速くて面白いが、良くも悪くも現代映画の原形を作った。

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第212回)

(テキスト214ページ、5行目〜)
(※赤字は大学受験レベルの語)

When this was done, and all safe upon deck, the Captain order'd the Mate with three men to break into the round-house, where the new rebel Captain lay, and having taken the alarm, had gotten up, and with two men and a boy had gotten fire arms in their hands, and when the Mate with a crow split open the door, the new Captain and his men fir'd boldly among them, and wounded the Mate with a musquet ball, which broke his arm, and wounded two more of the men, but kill'd no body.

when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
done(形)済んで、終了して
all(代)(単数扱い)すべて(のもの)、万事
deck(名)(海)(船の)デッキ、甲板(かんぱん)
captain(名)船長、艦長、艇長
order'd→ordered
order(他)(人に)(~(すること)を)命じる、指図する(+目+to do)
mate(名)(海)(商船の)航海士
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
man(名)手下
break into ~ ~に侵入(乱入)する
roundhouse(名)(海)(昔の帆船の)後甲板の後部船室
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
new(形)(ある地位に)ついたばかりの、新入の、新参の
rebel(名)反逆者、反公社
lie(自)(副詞句を伴って)(人・動物が)横たわる、横になる
take(他)(注意・決心・味方・世話などを)する
alarm(名)警報、非常報知 ・take alarm 驚く、警戒する
get up(人を)起床させる、起こす
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
man(名)(通例複数形で)兵、水兵、下士官
boy(名)(海)見習い水夫(漁師、水兵)
get(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(ある場所・位置に(から))持って(連れて)いく、動かす、運ぶ
firearm(名)(通例複数形で)(特に)小火器(短銃など)
in(前)(特定の部分を表わして)~の、~に関して
their(代)彼ら(彼女ら)の
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
crow(名)(機)=crowbar(名)(機)かなてこ、バール、(鉄道)クローバー
split(他)(木材などを)(縦に)割る、裂く
his(代)彼の
fir'd→fired
fire(自)(~に)発砲(射撃)する
boldly(副)大胆に、勇敢に
among(前)~の間で
wound(他)(~を)負傷させる、傷つける、(~に)にけがをさせる
musquet→musket(名)(昔の)マスケット銃(rifleの前身で銃腔に施条(しじょう)がない)
ball(名)(特に)銃弾(昔の先込め銃の弾は丸かった)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
break(他)(ものを)壊す、割る、砕く
arm(名)腕(肩と手首の間/肩からひじまでがupper armで、ひじから手首までがforearm)
more(代)(複数扱い)より多くの数のもの(人)(⇔fewer)
of(前)(部分を表わして)~の中の
kill'd→killed

The Mate calling for help, rush'd however into the round-house, wounded as he was, and with his pistol shot the new Captain thro' the head, the bullet entring at his mouth, and came out again behind one of his ears; so that he never spoke a word; upon which the rest yielded, and the ship was taken effectually, without any more lives lost.

call for ~ ~を求めて叫ぶ ・call for help 助けを求める
rush'd→rushed
rush(自)(通例副詞句を伴って)(ある方向に)突進する、殺到する(=hurry)・The boys rushed into the room. 少年たちはどっと部屋へ駈け込んできた。
wounded(形)負傷した、傷ついた
as(接)(譲歩を表わして)~だけれども、~ながらも(=though)
pistol(名)ピストル、拳銃
shot(動)shootの過去形・過去分詞
shoot(他)(人・ものを)撃つ ・He shot a rabbit with his gun. 彼は銃でウサギをしとめた。
thro'(前)(古)=through
bullet(名)(小銃・ピストルなどの)銃弾、弾丸
entring→entering
enter(自)(~から)入る ・enter at the door ドアから入る
come out 出てくる、出る
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
so that(結果の副詞節を導いて)それで、そのため
speak(他)(人に)(言葉を)話す
word(名)(口で言う)言葉
on(前)(基礎・原因・理由・条件などを表わして)~に基づいて、~による
rest(名)(the ~)(複数扱い)残りの(その他の)人々
yield(自)屈服する、降服する、陥落する
take(他)(賞などを)獲得する、手に入れる、取得する
effectually(副)有効に、効果的に
without(接)(古)~するのでなくては(=unless)
any(副)(通例比較級またはdifferent、tooとともに用いて)(否定文で用いて)少しも(~ない)
more(形)(many、muchの比較級)(⇔less、fewer)より多くの、もっと多くの
life(名)(個人の)命、生命
lost(形)失われた、遺失した、失った

As soon as the ship was thus secur'd, the Captain order'd seven guns to be fir'd, which was the signal agreed upon with me, to give me notice of his success, which you may be sure I was very glad to hear, having sat watching upon the shore for it till near two of the clock in the morning.

as soon as ~(接続詞に用いて)~するとすぐに、~するやいなや
thus(副)このように、かように
secur'd→secured
secure(他)(~を)(努力の結果)確保する、手に入れる、獲得する
order'd→ordered
order(他)(人に)(~(すること)を)命じる、指図する(+目+to be)・She ordered the box to be brought to her. 彼女はその箱を持ってくるように言いつけた。
seven(形)(基数の7)7の、7個の、7人の
gun(名)大砲、火砲
fir'd→fired
fire(他)(銃砲・弾・ミサイルなどを)発射する、発砲する
signal(名)信号、合図
agree(他)(~に)意見が一致する(+to do)
with(前)(一致・調和を表わして)~と ・I agree with you there. その点では私は君と同意見だ。
give(他)(~に)(事実・情報・名前・意見などを)伝える、告げる、教える(+目+目)
notice(名)通知、通報 ・give notice of ~の通知をする
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
may(助動)(不確実な推量を表わして)~かもしれない、おそらく~であろう
sure(形)確信して(⇔unsure)(+that)
glad(形)うれしくて、喜ばしくて(⇔sad)(+to do)
sit(自)座る、腰かける(+doing)
watch(自)注意して待つ、待ち構える(for)
on shore 陸に、上陸して
for(前)(目的)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)
till(前)(動作・状態の継続の期限を表わして)~まで、~になるまで、に至るまで(ずっと)
near(副)ほとんど
two(名)2時
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
clock(名)時計
in the morning 朝のうちに、午前中に

Having thus heard the signal plainly, I laid me down; and it having been a day of great fatigue to me, I slept very sound, till I was something surpris'd with the noise of a gun; and presently starting up, I heard a man call me by the name of Governor, Governor, and presently I knew the Captain’s voice, when climbing up to the top of the hill, there he stood, and pointing to the ship, he embrac'd me in his arms, My dear friend and deliverer, says he, there’s your ship, for she is all yours, and so are we and all that belong to her.

plainly(副)明白に、はっきりと(=clearly)
lay down(~を)(~に)横たえる、下に置く
it(代)(非人称動詞)impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(時間・日時を漠然とさして)
of(前)(of+名詞で形容詞句をなして)~の
great(形)(痛みなど)激しい、強い、非常な
fatigue(名)疲労、疲れ
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
sleep(自)眠る
sound(副)深く、ぐっすり ・sleep sound 熟睡する
till(接)(結果・程度を表わして)(~して)ついに、(~する)ほどに
something(副)やや、いくぶん、多少、少し
surpris'd→surprised(形)驚いた、びっくりした
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために
gun(名)大砲、火砲
presently(副)まもなく、やがて
start up(驚いて)飛び上がる、びくっとする
hear(他)(~が)聞こえる、(~を)聞く(+目+原形)
call(他)(~を)大声で叫ぶ(言う)、(~に)呼び掛ける
by the name of ~ ~という名で(の)、~と称する
Governour→Governor
governor(名)治める者、統治者(=ruler)
know(他)区別(識別)する
climb(自)登山する ・climb up to the top of a mountain 山頂まで登る
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
top(名)(the ~)(ものの)頂上、てっぺん ・the top of a mountain 山頂
point(自)(~を)指さす、さす(to)
embrac'd→embraced
embrace(他)抱き締める(=hug)
my(代)私の
deliverer<deliver(他)救い出す(=relieve)、解放する
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
there's there isの短縮形
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
yours(代)あなた(たち)のもの
so(副)(様態を表わして)(so+動詞+主語の語順で、異なった主語に従う肯定の陳述を付加して)~もまた
all(代)すべてのもの(こと、人びと)
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)/(主語として)
belong(自)(~に)属する、(~の)ものである(to)
to(前)(付属・関連・関係を表わして)~の、~に(とっての)

I cast my eyes to the ship, and there she rode within little more than half a mile of the shore; for they had weighed her anchor as soon as they were masters of her; and the weather being fair, had brought her to an anchor just against the mouth of the little creek; and the tide being up, the Captain had brought the pinnace in near the place where I at first landed my rafts, and so landed just at my door.

cast(他)(副詞句を伴って)(目を)(ある方向に)向ける
ride(自)(通例副詞句を伴って)(船などが)浮かぶ
within(前)(時間・距離・範囲など)~以内で(の)、~を越えずに、~の範囲内で
little more than ~ ~とほとんど同様に少ない(短い)もの、~そこそこ
half(形)(冠詞またはone'sのついた名詞の前に置いて)~の半分の(一般的にはhalf a mile、half an hourの語順をとる)
mile(名)マイル(距離の単位/1760 yards、約1.6 km)
of(前)(距離・位置・時間を表わして)~から、~より ・within ten miles of Tokyo 東京から10マイル以内に
shore(名)(海・湖・川の)岸
weigh(他)(海)(いかりを)揚げる、抜く
her(代)彼女の
anchor(名)錨(いかり)、アンカー
master(名)(商船の)船長
fair(形)(空が)晴れた、好天の、(天気予報で)晴れ(の)(=fine)・fair weather 晴天
bring(他)(~を)(ある状態に)もってくる、至らせる(to)
to(前)(結果・効果を表わす句を導いて)
against(前)~を背景として
mouth(前)入り口(of)
creek(名)(英)(海・川・湖の)(小さな)入り江、~浦(=inlet)
tide(名)潮、潮の干満
pinnace(名)(海)ピンネス(艦載の中型ボート)
in(副)(乗り物が)到着して
near(前)(場所・時間などを表わして)~の近くに、~に近く
where(副)(関係副詞)(制限的用法で)~する、~した(場所、場合など)(「場所」「場合」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
at first 最初は、初めは
land(他)(副詞句を伴って)(船首・船客などを)上陸させる、陸揚げする
raft(名)いかだ、いかだ舟
so(副)(接続詞的に/and soとして)それゆえ、だから、それで
land(自)(通例副詞句伴って)上陸する
at a person's door(家の)すぐ近くに、近所に、関連に

I was at first ready to sink down with the surprise.

ready(形)今にも(~)しようとして(+to do)
sink down 身を沈める、へなへなとくずれる

For I saw my deliverance indeed visibly put into my hands, all things easy, and a large ship just ready to carry me away whither I pleased to go.

see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+原形)
deliverance(名)救出、救助
vividly(副)鮮やかに、ありありと
put into(時間・労働などを)~につぎ込む
hand(名)(通例複数形で)(所有の)手、所有
ready(形)用意が整って、準備ができて(+to do)
carry away(~を)運び(洗い)去る、さらってゆく
whither(副)(古)(関係副詞)(先行詞を含む関係副詞用法で)どこへでも~する所へ
pleased(形)喜んで、満足して(=happy/⇔displeased)(+to do)

At first, for some time, I was not able to answer him one word; but as he had taken me in his arms, I held fast by him, or I should have fallen to the ground.

for(前)(時間・距離を表わして)~の間(ずっと)
time(名)(またa ~)(ある一定の長さの)期間、間 ・for a time しばらく、当分(は)
able(形)(~することが)できて、(~し)えて(⇔unable)(+to do)
answer(他)(人に)(~と)答える、答えて言う(+目+目)
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
take(他)(~を)(~に)抱く、抱き締める ・She took her child in her arms. 彼女はわが子を腕に抱き締めた。
hold(他)(~を)抱く、抱える
fast(副)しっかりと、固く(=firmly)
or(接)(命令文などの後で用いて)さもないと(=otherwise)
should(助動)(仮定法で)(可能性・期待を表わして)きっと~だろう、~のはずである
fall(自)(通例副詞句を伴って)(もの・人が)落ちる、落下する ・fall to the ground 地面に落ちる
ground(名)(the ~)地面、地(表)
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics) (English Edition)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社

『侠女』

この週末は、ブルーレイで『侠女』を見た。

1971年の台湾・香港映画。
監督はキン・フー
原作は中国清代の古典『聊斎志異』(世界史の教科書に出て来た)。
ワイヤーアクションやスローモーションを多用。
東洋の自然や古びた雰囲気の村のセット、後半の神秘的な展開などはハリウッド映画とは違う親近感。

『ピクニック at ハンギング・ロック』

この週末は、ブルーレイで『ピクニック at ハンギング・ロック』を見た。

1975年のオーストラリア映画
監督はピーター・ウィアー
1900年に女学生がピクニックに出掛けて失踪したとされる事件を軸にしたミステリー。
少女趣味、青春映画、階級社会など様々な要素を含んでいて一筋縄では行かない。

『ウィッカーマン』(1973)

この週末は、ブルーレイで『ウィッカーマン』を見た。

ウィッカーマン [Blu-ray]

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  • エドワード・ウッドワード
Amazon
1973年のイギリス映画。
監督はロビン・ハーディ。
出演はクリストファー・リー
異教の島に単身乗り込んだ敬虔なクリスチャンの警官が体験する恐怖。
宗教の問題を正面から真面目に描いている。
演出もリアル。
信じる者には何でも正義なんだ。

『暗殺の森』

この週末は、ブルーレイで『暗殺の森』を見た。

1970年のイタリア・フランス・西ドイツ合作。
監督はベルナルド・ベルトルッチ
難解な映画だが、様式美の撮影と退廃的な雰囲気に呑まれる。
ファシズムに翻弄される時代背景。
人間の欲望と組織の論理が絡み合う。
サスペンスの展開。
衣装もスゴイ。

『厳重に監視された列車』

この週末は、ブルーレイで『厳重に監視された列車』を見た。

厳重に監視された列車 イジー・メンツェル監督 [Blu-ray]

厳重に監視された列車 イジー・メンツェル監督 [Blu-ray]

  • ヴァーツラフ・ネツカーシュ/イトカ・ベンドヴァー/ヨゼフ・ソムル/ヴラスチミル・ブロツキー/ヴラジミール・ヴァレンタ/イトカ・ゼレノホルスカー/ナジャ・ウルバンコヴァー/イジー・メンツェル
Amazon
1966年のチェコスロヴァキア映画。
監督はイジ―・メンツェル。
チェコヌーヴェルヴァーグの代表作。
アカデミー賞外国語映画賞受賞。
恥ずかしながら、本作の題名も監督も、チェコヌーヴェルヴァーグがあったことも知らなかった。
舞台は第二次大戦中のチェコの小さな村。
主人公の青年の、若い頃なら誰でも抱く性的な悩みを軸に、ちょっとお色気も交えてコミカルなタッチで進む。
しかし、ナチスの支配が生活に及ぼす影は確実に存在していて、全体がコメディーなだけに、テーマの重みが際立つ。
が、見た後の評価は分かれそうだ。

『甘い生活』

先週末は、ブルーレイで『甘い生活』を見た。

1960年のイタリア映画。
監督はフェデリコ・フェリーニ
主演はマルチェロ・マストロヤンニ
カンヌ国際映画祭パルムドール受賞。
フェリーニの名声を一気に高めた大作だが、酒と女遊びにふける上流階級には正直、嫌悪感しかない。
パパラッチの語源。

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第211回)

(テキスト213ページ、1行目〜)
(※赤字は大学受験レベルの語)

This look'd severe, and convinc'd them that the Governour was in earnest; however they had no way left them, but to accept it; and it was now the business of the prisoners, as much as of the Captain, to perswade the other five to do their duty.

this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
look'd→looked
look(自)(~に)見える、(~と)思われる(+補)
severe(形)(罰・要求など)厳重な、過酷な、容赦のない(=harsh)
convinc'd→convinced
convince(他)(人に)(~を)確信させる(+目+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
Governour→Governor
governor(名)治める者、統治者(=ruler)
in earnest まじめに、本気で
have(他)((~すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
way(名)やり方、手段
leave(他)(人に)(~を)残す(+目+目)
but(前)(no one、nobody、none、nothing、anythingやall、every one、またwhoなどの疑問詞などのあとに用いて)~のほかに(の)、~を除いて(た)(=except)
accept(他)(事態などを)不本意ながら認める、甘受する
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
business(名)(通例one's ~で)(やるべき)仕事、職務、務め、本分
prisoner(名)(戦争などの)捕虜(=captive)
as much as ~ ~と同じ程度に(~)
captain(名)船長、艦長、艇長
perswade→persuade(他)(人を)説得する、(人を)説得して(~)させる(⇔dissuade)(+目+to do)
five(代)(複数扱い)5つ、5個(人)
do(他)(仕事・義務などを)果たす、遂行する
their(代)彼ら(彼女ら)の
duty(名)義務、本分 ・do one's duty 義務を果たす、本分を尽くす

Our strength was now thus ordered for the expedition:

our(代)我々の、私たちの
strength(名)人数、人手、戦力、兵力
thus(副)このように、かように
order(他)(~を)整える、整理する、処理する
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
expedition(名)遠征

1. The Captain, his Mate, and passenger.

his(代)彼の
mate(名)(商船の)航海士
passenger(名)乗客、旅客

2. Then the two prisoners of the first gang, to whom having their characters from the Captain, I had given their liberty, and trusted them with arms.

then(副)そのうえ、さらに、また
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
of(前)(部分を表わして)~の中の
gang(名)(集合的/単数または複数扱い)(悪者・犯罪者などの)一団、一味
to(前)(行為・作用の対象を表わして)(間接目的語に相当する句を導いて)~に
whom(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人(たち)を(に)
have(他)(~を)得る。もらう、受ける
character(名)人物証明書、推薦状
from(前)(送り主・発信人などを表わして)~から(の)
give(他)(人などに)(時間・機会・許可・休息などを)認める、許す(+目+目)
liberty(名)(行動の)自由、権利
trust(他)(大事な物事を)(人に)委託する、預ける、任せる(with)・I’ll trust the banch manager with the details. 細かい事は支店長に任せるつもりだ。
with(前)(処置・関係の対象を導いて)~に対して、~について、~にとっては
arms(名)兵器、武器

3. The other two who I had kept till now, in my apartment, pinion'd; but upon the Captain’s motion, had now releas'd.

two(代)(複数扱い)二つ、2個(人)
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
keep(他)(人を)(~の状態に)引き留めておく(+目+補)
till(前)(動作・状態の継続の期限を表わして)~まで、~になるまで、に至るまで(ずっと)
now(名)今、目下、現在(通例前置詞の後に用いる)
my(代)私の
apartment(名)(廃)特別のすみか、ある目的に当てられた場所
pinion'd→pinioned
pinion(他)(人を)(手(足)を縛って)動けなくする、(人の)手(足)を縛る
on(前)(基礎・原因・理由・条件などを表わして)~に基づいて、~による
motion(名)動議、提議 ・on(upon)the motion of ~の動議で
releas'd→released
release(他)(~を)釈放する、自由にする

4. The single man taken in the boat.

single(形)たったひとつ(一人)の、ただ1個の
take(他)(副詞句を伴って)(ある場所から他へ)持っていく、連れていく
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)(乗り物など)に乗って

5. These five releas'd at last:

at last 最後に、とうとう(=finally)

So that they were thirteen in all, besides five we kept prisoners in the cave, and the two hostages.

so that(結果の副詞節を導いて)それで、そのため
thirteen(代)(基数の13)(複数扱い)13個(人)
in all 全部で、合計で(=altogether)
besides(副)そのうえ、なお(また)
keep(他)(人を)引き留めておく
cave(名)ほら穴、洞窟(どうくつ)
hostage(名)人質(ひとじち)

I ask'd the Captain, if he was willing to venture with these hands on board the ship; for as for me and my man Friday, I did not think it was proper for us to stir, having seven men left behind; and it was employment enough for us to keep them asunder, and supply them with victuals.

ask'd→asked
ask(他)(人に)(~を)尋ねる(+目+wh.)
if(接)(間接疑問文を導いて)~かどうか
willing(形)(~するのを)いとわないで、(~する)用意がある、~してもかまわない(=prepared/⇔unwilling)(+to do)
venture(自)(副詞句を伴って)危険を冒して(思い切って)行く(on)
hand(名)人手、「手」
on board ship 船内(船上)に(で)、乗船して
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
as for ~(通例文頭で)~に関するかぎりでは、~はどうかと言えば(=regarding)
man(名)手下
think(他)(~と)思う、考える(+that)
proper(形)(目的・じょうきょうなどにかなって)適切な、ふさわしい(=correct)
for(前)(不定詞の主語関係を示して)~が(~する)
stir(自)(場所から)動く、離れる
have(他)(もの、人を)(~して)もらう、(~)させる(+目+過分)
seven(形)(基数の7)7の、7個の、7人の
leave behind(~を)残す
employment(名)(古)目的、用途
asunder(形)離れて、離れ離れに(で)、ばらばらに(で)
supply(他)(~に)(~を)供給する、与える ・Cows supply us with milk. 牛は我々に牛乳を提供する。
with(前)(材料・中身を表わして)~で
victual(名)(複数形で)食物、食料

As to the five in the cave, I resolv'd to keep them fast, but Friday went in twice a day to them, to supply them with necessaries; and I made the other two carry provisions to a certain distance, where Friday was to take it.

as to ~(文頭に用いて)=as for
resolv'd→resolved
resolve(他)決定する、決心する(+to do)
fast(副)しっかりと、固く(=firmly)
go in(家などの)中に入る
twice(副)2度、2回
a(冠)(不定冠詞)(単位を表わす語につけて)~につき、~ごとに(=per)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
necessary(名)(複数形で)必要な品、必需品
make(他)(強制的にも非強制的にも)(~に)(~)させる(+目+原形)
carry(他)(~を)(他の場所へ)(持ち)運ぶ、運搬する(to)
provision(名)(複数形で)食料、糧食(=supplies)
certain(形)(ある)一定の
distance(名)(単数形で)離れた、場所
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
be(助動)(be+to doで)(予定を表わして)~することになっている、

When I shew'd my self to the two hostages, it was with the Captain, who told them, I was the person the Governour had order'd to look after them, and that it was the Governour’s pleasure they should not stir any where, but by my direction; that if they did, they should be fetch'd into the castle, and be lay'd in irons; so that as we never suffered them to see me as Governour, so I now appear'd as another person, and spoke of the Governour, the garrison, the castle, and the like, upon all occasions.

when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
shew'd→showed
show(他)(show oneselfで)現われる
myself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)(再帰動詞とともに全体で自動詞的な意味になる)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
it(代)(it is(was)~ that(who、whom、which、etc.)の構文で文の主語・(動詞または前置詞の)目的語・副詞語句を強調して)(このitの次にくるbeの時制は通例clause内の動詞の時制と一致し、clause内の動詞の人称は直前の名詞・代名詞に一致する)
who(代)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+that)
order'd→ordered
order(他)(人に)(~(すること)を)命じる、指図する(+目+to do)
look after ~ ~の世話をする、~に気をつける(=take care of ~)
pleasure(名)(通例a person's ~で)好み、希望
anywhere(副)(否定文に用いて)どこへも(~ない)、どこにも(~ない)
by(前)(判断の尺度・標準を表わして)~によって、~に従って
direction(名)指示、指図、命令
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去形を用い(be動詞はwere)、帰結の主節には通例would、shouldなど助動詞の過去形が用いられる)
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(同一の動詞(およびそれを含む語群)の反復を避けて)
should(助動)(可能性・期待を表わして)きっと~だろう、~のはずである
fetch'd→fetched
fetch(他)(行って)取って(連れて、呼んで)くる(go and get(bring))
castle(名)城、城郭
lay'd→laid
lay(他)(~を)~にはめ込む(=inlay)(in)
in(前)(道具・材料・表現様式などを表わして)~で、~でもって、~で作った
iron(名)(複数形で)足(手)かせ
so that(結果の副詞節を導いて)それで、そのため
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して~ない
suffer(他)(古)(人に)(~することを)許す、(黙って)(人に)(~)させる(+目+to do)
see(他)(~を)(~と)考える、見なす(+目+as 補)
as(前)(動詞の目的補語を導いて)~と、~だと
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
appear(自)見えてくる、現われる
as(前)~として
another(形)別の、ほかの
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
garrison(名)(集合的/単数または複数扱い)守備隊、駐屯(ちゅうとん)部隊
and the like その他同種類のもの
on(前)(日・時・機会を表わして)~に
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
occasion(名)(しばしばon ~ occasionの形で)(特定の事が起こった(起こる))時、場合、折

The Captain now had no difficulty before him, but to furnish his two boats, stop the breach of one, and man them.

have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)もっている
difficulty(名)難しさ、困難(⇔ease)
before(前)(位置・場所などを表わして)~の前途に、~を待って、~を待ち受けて(=ahead of)
furnish(他)(廃)~に必要なものを供給(装備)する
stop(他)(穴・出口などを)埋める、ふさぐ
breach(名)(城壁・堤防などの)裂け目
one(名)(既出の可算名詞の反復を避けて)(その)一つ、それ
man(他)(任務・防御のため)(部署に)人(人員・兵・警官(など))を配置する

He made his passenger captain of one, with four other men; and himself, and his Mate, and five more went in the other:

make(他)(~を)(~に)する(+目+補)・I'll make him may secretary. 彼を秘書にしよう。
passenger(名)乗客、旅客
four(形)4の、4個の、4人の
himself(代)(強調に用いて)彼自身/(he、himの代わりに用いて/and himselfで)
five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の
more(代)(複数扱い)より多くの数のもの(人)
other(代)(the ~)(二つのうちの)ほかの一方(の人)、他方

And they contriv'd their business very well; for they came up to the ship about midnight:

contriv'd→contrived
contrive(他)何とか(うまく)(~)する(=manage)・He contrived his escape. 彼は逃げおおせた。
well(副)上手に、うまく
come up to ~ ~のすぐそばまでやってくる
about(前)(周囲を表わして)~ごろ(に)、およそ~
midnight(名)真夜中

As soon as they came within call of the ship, he made Robinson hale them, and tell them they had brought off the men and the boat, but that it was a long time before they had found them, and the like; holding them in a chat till they came to the ship’s side; when the Captain and the Mate entring first with their arms, immediately knock'd down the second Mate and Carpenter with the but-end of their musquets, being very faithfully seconded by their men, they secur'd all the rest that were upon the main and quarter decks, and began to fasten the hatches to keep them down who were below, when the other boat and their men entring at the fore chains, secur'd the fore-castle of the ship, and the scuttle which went down into the cookroom, making three men they found there, prisoners.

as soon as ~(接続詞に用いて)~するとすぐに、~するやいなや
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
within call 呼べば聞こえる所に、すぐ近くに
of(前)(距離・位置・時間を表わして)~から、~より ・within ten miles of Tokyo 東京から10マイル以内に
Robinson ロビンソン
hale→hail(他)(船・車・人を)大声で呼ぶ、呼び止める
bring off(人を)(難破船などから)救い出す
long(形)(時間・過程・行為など)長い、長期にわたる ・It's a long time since I saw you last. この前お会いしてからずいぶんたちましたね、久しぶりですね
time(名)(またa ~)(ある一定の長さの)期間、間 ・It's a long time since I met you last. お久しぶりです。
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに ・It won't be long before we meet again. またすぐに会えますよ。
find(他)(探して)(人・ものを)見つけ出す
hold(他)(~を)(ある状態・位置に)保っておく(in)
in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
chat(名)雑談、おしゃべり
till(接)(動作・状態の継続の期限を表わして)~まで(ずっと)
side(名)(前後・上下以外の)側面、横、わき
entring→entering
enter(自)(~から)入る(at)
first(副)(何はさておいても)まず
with(前)(所持・所有を表わして)~を持って(た)、~のある
immediately(副)直ちに、即座に、早速
knock'd→knocked
knock down(人を)打ち(殴り)倒す
second(形)(順位・重要度などが)2等の、次位の
carpenter(名)大工
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
but-end→butt end(銃の)床尾
musquets→muskets
musket(名)(昔の)マスケット銃(rifleの前身で銃腔に施条(しじょう)がない)
faithfully(副)忠実に、誠実に
second(他)(~を)支持する、後援する、裏付けする(通例受身)
secur'd→secured
secure(他)(人などを)捕捉する
rest(名)(the ~)残り、残余(不可算をさす時は単数扱い、可算(複数名詞)をさす時は複数扱い)
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)/(主語として)
main deck(名)(the ~)(海)正(主)甲板、メーンデッキ
quarterdeck(名)(the ~)(海)船尾甲板、後甲板
begin(他)(~し)始める、(~し)だす(+to do9
fasten(他)(窓などを)しっかりと閉める
hatch(名)(船の甲板の)昇降口のふた
keep down(人などを)抑えつけておく
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
below(副)(海)(下の)船室に
other(形)(the ~、one's ~)(二つの中の)もうひとつの、(三つ以上の中で)残りのもうひとつの
secure(他)(~を)(努力の結果)確保する、手に入れる、獲得する
forecastle(名)(海)船主楼(船首部の一段と高くなった部分/⇔poop)
scuttle(名)(海)(甲板や舷側のふた付きの)小窓、小窓の昇降に
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
go down(階段・道・洋服の丈などが)(ある点まで)及ぶ(to)
cookroom(名)(船の)炊事室
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics) (English Edition)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社

『アンドレイ・ルブリョフ』

この週末は、ブルーレイで『アンドレイ・ルブリョフ』を見た。

アンドレイ・ルブリョフ Blu-ray

アンドレイ・ルブリョフ Blu-ray

  • アナトーリー・ソロニーツィン
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1967年の旧ソ連映画。
監督は、巨匠アンドレイ・タルコフスキー
15世紀ロシアのイコン(聖像)画家ルブリョフを題材にしたモノクロ大作。
映像美と、一つ一つのエピソードは重厚感があって素晴らしいが、抽象的で全体としては難解だ。