専門教育科目

『幸福な生活について』を原文で読む(第2回)

Lucius Annaeus Seneca Lūcius -ī(男)ルーキウス(ローマ人の個人名(略称L.)) Annaeus -ī(男)アンナエウス(ローマ人の氏族名) Seneca -ae(男)セネカ(Annaea氏族に属する家名/特に(1)L. Annaeus Seneca、Corduba生まれの修辞学者(前55?-?後40…

『カンタベリー物語』を原文で読む(第8回)

(テキスト9ページ、11行目~) (The Friar) friar(名)(托鉢(たくはつ))修道士 A Frere ther was, a wantowne and a merye, A lymytour, a ful solempne man. Frere→Friar ther→there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不…

『ヴェニスの商人』を原書で読む(第4回)

(テキスト6ページ、1行目~) SALERIO My wind cooling my broth Would blow me to an ague when I thought What harm a wind too great might do at sea. I should not see the sandy hour-glass run But I should think of shallows and of flats, And se…

イギリス文学史I(第7回)『アーサー王の死』(その2)

原文読解 それでは、『アーサー王の死』の冒頭部分(第1巻第1章)を読んでみましょう。 下に「原文(現代綴り)」「日本語訳」を記しました。 「原文」には、語注も付けてあります。 SIR THOMAS MALORY Malory マロリー Sir Thomas ~(1400?-71)(イングラ…

『ハムレット』を原書で読む(第5回)

(テキスト7ページ、1行目~) HORATIO Well, sit we down, And let us hear Barnardo speak of this. Horatio ホレイショー well(間)(安心・あきらめ・譲歩などを表わして)やれやれ、まあいいや down(副)座って ・sit down 座る let(他)(通例Let's…

『高慢と偏見』を原書で読む(第41回)

(テキスト44ページ、1行目〜) “Did Charlotte dine with you?” do(助動)(be以外の動詞の疑問文に用いて) Charlotte(名)シャーロット(女性名/愛称Charley、Lottie、Lotty) dine(自)食事をする、正餐(せいさん)(晩餐)をとる “No, she would g…

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第149回)

(テキスト152ページ、2行目〜) She had no doubt a great treasure in her; but of no use at that time to any body; and what became of the rest of her people, I then knew not. no doubt(しばしば譲歩の文を伴って)疑いなく、確かに(=undoubtedl…

『幸福な生活について』を原文で読む(第1回)

先日、『ガリア戦記』に続いて、『スキーピオーの夢』のテキストも読了しました。 TOEIC0点という、全世界で最低レベルの語学力しかない僕が、ラテン語の読解テキストを2冊も読み終えたのは、我ながら奇跡的です。 思い起こせば、僕の在籍していた学部には、…

『カンタベリー物語』を原文で読む(第7回)

(テキスト7ページ、25行目~) (The Monk) monk(名)修道士(俗界を捨てて修道院(monastery)に生活する男子の修道者) A Monk ther was, a fair for the maystrye, An outrydere, that lovede venerye, A manly man, to been an abbot able. ther→ther…

『ヴェニスの商人』を原書で読む(第3回)

(テキスト5ページ、1行目~) I.I I(名)(ローマ数字の)I Enter Antonio, Salerio, and Solanio enter(自)(Enterで)(演劇)登場する(脚本のト書きではしばしば3人称命令法で用いる/⇔exit) ・Enter Hamlet. ハムレット登場。 Antonio アントーニ…

イギリス文学史I(第6回)『アーサー王の死』(その1)

マロリーについて 15世紀の散文で最も有名なのは、サー・トマス・マロリー(Sir Thomas Malory, 1406?-1471)の『アーサー王の死』(Le Morte d'Arthur, 1467-70)です。 『アーサー王の死』は、いわゆる「騎士道物語」に位置付けられます。 「騎士道物語」…

『ハムレット』を原書で読む(第4回)

(テキスト6ページ、1行目~) HORATIO Friends to this ground. Horatio ホレイショー(Hamlet中のHamletの親友) friend(名)味方(to) to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には this(形)(指示形容詞)この/(対話者同士がすで…

『高慢と偏見』を原書で読む(第40回)

(テキスト43ページ、1行目〜) “But people themselves alter so much, that there is something new to be observed in them for ever.” themselves(代)(強調に用いて)彼ら(彼女ら、それら)自身/(3人称複数の(代)名詞とともに用いて同格的に) a…

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第148回)

(テキスト151ページ、2行目〜) I made first a little out to sea full north, till I began to feel the benefit of the current, which set eastward, and which carry'd me at a great rate, and yet did not so hurry me as the southern side current…

『スキーピオーの夢』を原文で読む(第22回)

(テキスト18ページ、17行目〜) (29) Hanc tū exerce in optimīs rēbus! hic hanc hoc(指示代名詞)これ、この人 tū(人称代名詞)(二人称)あなた、きみ、おまえ exerceō -ēre -ercuī -ercitum(他)(権力などを)行使する in(前)(+奪格)(空間的…

『カンタベリー物語』を原文で読む(第6回)

(テキスト6ページ、7行目~) (The Prioress) prioress(名)(しばしばPrioress)女子小修道院長 Ther was also a Nonne, a Prioresse, That of hir smylyng was ful symple and coy; Hir gretteste ooth was but by Seint Loy; And she was clepyd madame…

『ヴェニスの商人』を原書で読む(第2回)

WILLIAM SHAKESPEARE Shakespeare, William(名)シェイクスピア(1564-1616/英国の劇作家・詩人) The Merchant of Venice The Merchant of Venice「ベニスの商人」(Shakespeare作の喜劇) (テキスト3ページ、1行目~) The Characters in the Play char…

イギリス文学史I(第5回)『カンタベリー物語』(その2)

原文読解 それでは、『カンタベリー物語』の冒頭部分(総序の歌 ※一部)を読んでみましょう。 下に、「原文」「現代英語」「日本語訳」を記しました。 「現代英語」には、語注も付けてあります。 ほとんどの英文科の学生は中英語を学んでおらず(僕も独学で…

『ハムレット』を原書で読む(第3回)

(テキスト5ページ、1行目~) I.I I(名)(ローマ数字の)I Enter Francisco and Barnardo, two Sentinels enter(自)(Enterで)(演劇)登場する(脚本のト書きではしばしば3人称命令法で用いる/⇔exit)・Enter Hamlet. ハムレット登場。 Francisco フ…

『高慢と偏見』を原書で読む(第39回)

(テキスト42ページ、1行目〜) “You may depend upon it, Madam,” said Miss Bingley, with cold civility, “that Miss Bennet shall receive every possible attention while she remains with us.” may(助動)(許可を表わして)~してもよろしい、~し…

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第147回)

(テキスト150ページ、2行目〜) And thus loading my self with every thing necessary, I went down to my boat, got the water out of her, and got her afloat, loaded all my cargo in her, and then went home again for more; my second cargo was a …

『スキーピオーの夢』を原文で読む(第21回)

(テキスト18ページ、10行目〜) (28) Cum pateat igitur aeternum id esse quod sē ipsum moveat, quis est quī hanc nātūram animīs esse tribūtam neget? cum(接)(+接続法)(理由)~の故に、~であるから pateō -ēre patuī(自)はっきり見える、明…

『カンタベリー物語』を原文で読む(第5回)

(テキスト5ページ、19行目~) (The Yeoman) yeoman(名)(昔、王家・貴族に仕えた高位の)従者 A Yeman he hadde and servantz namo At that tyme, for hym liste ryde so, And he was clad in coote and hood of greene. Yeman→Yeoman hadde→had have(…

『ヴェニスの商人』を原書で読む(第1回)

僕のハンドル・ネームは、畏れ多くも「シェイクスピア」ですが、拙ブログでは未だシェイクスピアの作品をほとんど取り上げていません。 そこで、彼の喜劇の代表作である『ヴェニスの商人』を原書で読みたいと思います。 本作の初演は、学者によって諸説あり…

イギリス文学史I(第4回)『カンタベリー物語』(その1)

チョーサーについて ノルマン・コンクエスト(1066)以降、フランスからの新しい文化の影響を受けて、14世紀になると、詩の形式や種類、主題は豊富になりました。 この時代の代表的な詩人はジェフリー・チョーサー(Geoffrey Chaucer, 1340-1400)で、彼の代…

『ハムレット』を原書で読む(第2回)

WILLIAM SHAKESPEARE Shakespeare, William(名)シェイクスピア(1564-1616/英国の劇作家・詩人) Hamlet Hamlet(名)ハムレット(Shakespeareの四大悲劇の一つ/その主人公) (テキスト3ページ、1行目~) The Characters in the Play character(名)…

『高慢と偏見』を原書で読む(第38回)

(テキスト41ページ、1行目〜) CHAPTER IX chapter(名)(書物・論文の)章 ・chapter one 第1章 I(名)(ローマ数字の)I ・IX(ix)=9 X(名)(ローマ数字の)10 Elizabeth passed the chief of the night in her sister's room, and in the morning …

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第146回)

(テキスト149ページ、3行目〜) Such were these earnest wishings, that but one man had been sav'd! such(代)(単数または複数扱い)(先行の名詞に代わり、また既述内容をさして補語に用いて)そのような人(もの) earnest(形)まじめな、真剣な wi…

『スキーピオーの夢』を原文で読む(第20回)

(テキスト17ページ、20行目〜) (27) Nam quod semper movētur, aeternum est; nam(接)もちろん、確かに quī quae quod(代)(関係代名詞)(+直説法)(事実関係)~するところの(人・もの) semper(副)常に、いつでも moveō -ēre mōvī mōtum(他)…

『カンタベリー物語』を原文で読む(第4回)

(テキスト4ページ、25行目~) (The Squire) squire(名)騎士の従者 With hym ther was his sone, a yong Squyer, A lovere and a lusty bachiler, With lokkes crulle as they weere leyd in presse. hym→him ther→there(副)(thereは形式上主語のよう…