イギリス文学史I(4単位)

イギリス文学史I(第7回)『アーサー王の死』(その2)

原文読解 それでは、『アーサー王の死』の冒頭部分(第1巻第1章)を読んでみましょう。 下に「原文(現代綴り)」「日本語訳」を記しました。 「原文」には、語注も付けてあります。 SIR THOMAS MALORY Malory マロリー Sir Thomas ~(1400?-71)(イングラ…

イギリス文学史I(第6回)『アーサー王の死』(その1)

マロリーについて 15世紀の散文で最も有名なのは、サー・トマス・マロリー(Sir Thomas Malory, 1406?-1471)の『アーサー王の死』(Le Morte d'Arthur, 1467-70)です。 『アーサー王の死』は、いわゆる「騎士道物語」に位置付けられます。 「騎士道物語」…

イギリス文学史I(第5回)『カンタベリー物語』(その2)

原文読解 それでは、『カンタベリー物語』の冒頭部分(総序の歌 ※一部)を読んでみましょう。 下に、「原文」「現代英語」「日本語訳」を記しました。 「現代英語」には、語注も付けてあります。 ほとんどの英文科の学生は中英語を学んでおらず(僕も独学で…

イギリス文学史I(第4回)『カンタベリー物語』(その1)

チョーサーについて ノルマン・コンクエスト(1066)以降、フランスからの新しい文化の影響を受けて、14世紀になると、詩の形式や種類、主題は豊富になりました。 この時代の代表的な詩人はジェフリー・チョーサー(Geoffrey Chaucer, 1340-1400)で、彼の代…

イギリス文学史I(第3回)『ベーオウルフ』(その2)

原文読解 それでは、『ベーオウルフ』の冒頭部分(序詞、第1節)を読んでみましょう。 下に、「原文」「現代英語」「日本語訳」を記しました。 「現代英語」には、語注も付けてあります。 ほとんどの英文科の学生は古英語を学んでおらず(僕も全く読めません…

イギリス文学史I(第2回)『ベーオウルフ』(その1)

イギリス文学の起源 今回から、イギリス文学の歴史を具体的に見て行きましょう。 まずは、イギリス文学の起源について、『はじめて学ぶイギリス文学史』(ミネルヴァ書房)から引用します。 イギリス文学について語るとき、しばしば問題とされるのは、その起…

イギリス文学史I(第1回)ガイダンス

イギリス文学史について 「英文学をゼロから学ぶ」にあたって、やはりイギリス文学史の知識は必須だろうと思います。 僕は大学受験の頃、国語は得意でしたが、(国)文学史というのが、どうも苦手でした。 僕の受験する大学の文学部では、現代文・古文・漢文…