『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第50回)

(テキスト52ページ、9行目〜)

I confess I had not entertain'd any notion of my ammunition being destroy'd at one blast, I mean my powder being blown up by lightning, and this made the thoughts of it so surprising to me when it lighten'd and thunder'd, as I observ'd just now.

confess(他)(〜と)認める、自認する(+that)
entertain'd→entertained
entertain(他)(感情・意見・希望などを)抱く
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の単数形につけて)何か一つの(〜もない)、だれか一人の(〜もない)(aの代用であるが、やや強意的)
notion(名)観念、考え、意見 ・the notion of 〜という考え
of(前)(同格関係を表わして)〜という、〜の、〜である
my(代)私の
ammunition(名)弾薬(総称的)
destroy'd→destroyed
at a blast 一吹きに、一気に
I mean(挿入的に用いて、話の補足や訂正を示して)つまり、いやその
powder(名)火薬
blow up(〜を)爆破する
by(前)(原因を表わして)〜のために
lightning(名)稲光、電光、稲妻
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こうお、こういう、このこと
make(他)(〜を)(〜に)する(+目+補)
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
of(前)(関係・関連を表わして)〜の点において、〜に関して、〜について
so(副)(強意的に)とても、非常に、大変
surprising(形)驚くべき、意外な
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜にとっては、〜には
when(接)〜する時に、〜時(時を表わす副詞節をつくる)
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(天候・寒暖を漠然とさして)
lighten'd→lightened
lighten(自)(itを主語として)稲妻が走る
thunder'd→thundered
thunder(自)(itを主語として)雷が鳴る
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは〜だが
observ'd→observed
observe(他)(〜と)述べる、言う(+that)
just now(主として動作を示す動詞の過去形とともに用いて)今しがた、ついさっき

And now being to enter into a melancholy relation of a scene of silent life, such perhaps as was never heard of in the world before, I shall take it from its beginning, and continue it in its order.

now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
be(助動)(be+to doで)(予定を表わして)〜することになっている、〜する予定だ(公式の予定に用いる)
enter into 〜(仕事・談話・交渉など)を始める、〜に従事する、携わる
melancholy(形)憂鬱な、陰気な、もの悲しい
relation(名)話、物語
scene(名)(舞台面を思わせるような)景色、風景、光景
silent(形)静かな、静寂な、音のしない
life(名)(通例修飾語を伴って)生活(状態)
such(形)(種類・範囲を表わして)(such 〜 asで)〜のような
as(代)(関係代名詞)(such、the sameまたはasを先行詞に含んで、制限的に用いて)〜のような
hear of 〜(受身可)〜の存在(事実)を聞いて知っている
in the world(否定を含めて)全然、ちっとも
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
shall(助動)(意志未来を表わして)(1人称を主語として、義務的感覚または強い決意を表わして)きっと〜する
take(他)(道・進路などを)たどる
from(前)(空間・時間などの起点を表わして)〜から ・from the first 最初から
its(代)それの、あれの、その
beginning(名)初め ・from the beginning 最初から
in order 順番に

It was, by my account, the 30th. of Sept. when, in the manner as above said, I first set foot upon this horrid island, when the sun being, to us, in its autumnal equinox, was almost just over my head, for I reckon'd my self, by observation, to be in the latitude of 9 degrees 22 minutes north of the Line.

it(代)(it is(was)〜that(who、whom、which、etc.)の構文で文の主語・(動詞または前置詞の)目的語・副詞語句を強調して)(このitの次にくるbeの時制は通例clause内の動詞の時制と一致し、clause内の動詞の人称は直前の名詞・代名詞に一致する)
by(前)(判断の尺度・標準を表わして)〜によって、〜に従って
account(名)(事件・体験などの)記述、記事
30th→thirtieth(名)(通例the 〜)(月の)30日
Sept.(略)September
when(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(〜すると)その時(書き言葉で多く用いられる)
in(前)(方法・形式を表わして)〜で、〜をもって ・in that manner そのやり方で
manner(名)(通例単数形で)方法、仕方 ・in 〜 manner 〜な方法で
as(代)(関係代名詞)(such、the sameまたはasを先行詞に含んで、制限的に用いて)〜のような
above(副)(本などの)前のほうに ・as above 上のとおり
first(副)(通例動詞の前に用いて)初めて
set foot on 〜 〜に足を踏み入れる、〜を訪れる
horrid(形)恐ろしい、いまわしい
when(接)(主節の後にwhenの導く従属節がくる時文脈上で)(〜すると)その時
in(前)(時間を表わして)〜(のうち)に、〜の間、〜中
autumnal(形)秋の(ような)、秋らしい ・the antumnal equinox 秋分(点)
equinox(名)昼夜平分時、春(秋)分 ・the autumnal equinox 秋分
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は〜だから
reckon'd→reckoned
reckon(他)(〜を)(〜と)みなす、考える(+目+to be補)
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
observation(名)観測
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)〜において、〜で
latitude(名)緯度
degree(名)(温度・角度・経緯度などの)度
minute(名)(角度の単位としての)分(1/60度)
north(副)北に、北へ、北方に(へ)、北部に(へ) ・north of 〜の北へ
line(名)(the 〜、しばしばLine)赤道

After I had been there about ten or twelve days, it came into my thoughts, that I should lose my reckoning of time for want of books and pen and ink, and should even forget the Sabbath days from the working days; but to prevent this, I cut it with my knife upon a large post, in capital letters, and making it into a great cross, I set it up on the shore where I first landed , viz.I came on shore here on the 30th of Sept. 1659.

after(接)(〜した)後に(で)、〜してから
about(副)(数詞を伴って)およそ、約
ten(形)(基数の10)10の、10個の、10人の
twelve(形)(基数の12)12の、12個の、12人の
day(名)(副詞的に)〜日
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
come into 〜 〜に入る
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(主語節を導いて)/(目的語節を導いて)
should(助動)(時制の一致で従節内に用いて/単純未来の場合)〜であろう
reckoning(名)計算
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)〜を、〜の
for want of 〜 〜の不足のため
book(名)帳簿
Sabbath(名)(the 〜)安息日(仕事を休み、娯楽を休み、祈りと休息にあてる日/キリスト教では日曜日、ユダヤ教・一部キリスト教では土曜日)
from(前)(区別・相違を表わして)〜から、〜と
working day(名)仕事日、就業日、平日
prevent(他)(〜を)防ぐ、妨げる
cut(他)(石などに)(像を)刻む ・cut A on B AをBに刻みつける
with(前)(道具・手段を表わして)〜を用いて、〜で
knife(名)ナイフ、小刀 ・with a knife ナイフで
post(名)柱、標柱、くい
in(前)(道具・材料・表現様式などを表わして)〜で、〜でもって、〜で作った
capital(形)(文字が)大文字の ・a capital letter 大文字
letter(名)文字、字 ・a capital letter 大文字
make(他)(材料を)(〜に)作る、造る、加工する(into)
into(前)(変化・結果を表わして)〜に(する、なる)(通例ある物が別の物に形や状態を変えることを表わす) ・make A into B AをBにする
cross(名)従事、十字形、十字記号(十または×)
set up(柱・像などを)立てる
shore(名)(海・湖・川の)岸
where(副)(関係副詞)(制限的用法で)〜する、〜した(場所、場合など)(「場所」「場合」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
land(自)(通例副詞句を伴って)上陸する
viz.(副)すなわち(通例namelyと読む)
on shore 陸に、上陸して ・come on shore 上陸する
on(前)(日・時・機会を表わして)〜に

Upon the sides of this square post, I cut every day a notch with my knife, and every seventh notch was as long again as the rest, and every first day of the month as long again as that long one; and thus I kept my kalandar, or weekly, monthly, and yearly reckoning of time.

on(前)(近接を表わして)〜に接して、〜に面して ・on both sides 両側に
side(名)(前後・上下以外の)側面、横、わき ・the side of 〜の側面 ・on 〜 side 横に
square(形)(ほぼ)直角をなす、直角の
cut(他)(体・ものの一部を)切る、傷つける ・cut 〜 with a knife ナイフで〜を切る
every(形)(可算の単数名詞を伴って無冠詞で)毎〜、〜ごと(しばしば副詞句として用いる) ・every day 毎日
notch(名)V字型の刻み目、切り目、くぼみ
seventh(形)第7(番目)の
as(副)(as 〜 as 〜で、形容詞・副詞の前に置いて)(〜と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as 〜 as 〜で前のasが指示副詞、後のasは接続詞)
again(副)さらに加えて、さらにそれだけ、その上もう〜だけ
as(接)(as 〜 as 〜で同程度の比較を表わして)〜と同じく、〜と同様に、〜のように、〜ほど
one(代)(既出の可算名詞の反復を避けて)(その)一つ、それ
thus(副)このように、かように
keep(他)(時間を)記録する
kalander→calender
weekly(副)毎週、1週1回
monthly(副)月1回、毎月
yearly(副)毎年
reckon(自)計算する、勘定する、精算する

In the next place we are to observe, that among the many things which I brought out of the ship in the several voyages, which, as above mention'd, I made to it, I got several things of less value, but not all less useful to me, which I omitted setting down before; as in particular, pens, ink, and paper, several parcels in the Captain's, Mate's, gunner's and carpenter's keeping, three or four compasses, some mathematical instruments, dials, perspectives, charts, and books of navigation, all which I huddled together, whether I might want them or no; also I found three very good Bibles which came to me in my cargo from England, and which I had pack'd up among my things; some Portugueze books also, and among them two or three Popish prayer-books, and several other books, all which I carefully secur'd.

place(名)(通例単数形で/序数詞を伴って)順序 ・in the 〜 place 第何番目に
be(助動)(be+to doで)(義務・命令を表わして)〜する義務がある、〜しなければならない
observe(他)(〜することに)気づく
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)〜する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)(目的格の場合)
out of(前)〜の中から外へ、〜の外へ
voyage(名)(船・飛行機・宇宙船による)旅、船旅、航海、航行、飛行
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)(形式ばった用法)
mention'd→mentioned
mention(他)(〜のことを)(口頭または文書で話などのついでに)簡単に述べる、(〜を)話に出す、(〜に)言及する
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(〜を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
to(前)(到達の意を含めて)〜まで、〜へ
get(他)(〜を)(〜から)(努力して)得る、手に入れる
of value 価値のある、貴重な
less(形)(littleの比較級)(不可算の名詞を修飾して)(量・程度が)より少ない、いっそう少ない
not(副)(all、both、every、alwaysなどとともに用いて部分否定を表わして)〜とは限らない、必ずしも〜でない(しない)
all(副)まったく、すっかり
less(副)(littleの比較級)(形容詞・副詞を修飾して)より少なく、もっと少なく、〜ほどでなく
useful(形)役に立つ ・useful to 〜にとって役に立つ
omit(他)(〜し)落とす(漏らす、忘れる)(+doing)
set down(〜を)書き留める
before(副)(位置を表わして)前に、前方に
as(接)(様態・状態を表わして)〜のように
in particular 特に、とりわけ
parcel(名)包み、小包、小荷物
mate(名)(商船の)航海士
gunner(名)砲手、射撃手
carpenter(名)大工
keep(ものを)取っておく、捨てないでおく
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
four(形)(基数の4)4の、4個の、4人の
compass(名)羅針盤(儀)
mathematical(形)数学(上)の、数学(数理)的な ・mathematical instruments 数学用器具(コンパス・分度器など)
instrument(名)(精密な)器具、器械、道具
dial(名)日時計
perspective(名)(廃)光学レンズ(拡大鏡・望遠鏡)
chart(名)海図、水路図
book(名)知識(教訓)の源、(〜という)書物 ・the book of 〜の書
navigation(名)航海(航空)学(術)、航法
all(代)(単数扱い)すべて(のもの)、万事
huddle(他)(ものを)ごちゃごちゃに積み重ねる、ごたごた集める、詰め込む
together(副)(しばしば合同・結合の意の動詞に伴って強意的に)
whether(接)(or〜と相関的に譲歩の副詞節を導いて)〜であろうとなかろうと(いずれにせよ)
might(助動)(譲歩を表わす副詞節において)たとえ〜であったにしても
want(他)(人・ものが)(〜が)必要である、いる
also(接)そしてそのうえ
find(他)(〜を)(偶然)見つける、ふと見つける ・find A in B Bの中にAを見つける
Bible(名)(the 〜)(キリスト教の)聖書、バイブル
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)〜する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)(主格の場合)
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
cargo(名)貨物、積荷、船荷
from(前)(出所・起源・由来を表わして)〜から(来た、取ったなど)
England(名)イングランド(Great Britain島のScotlandとWalesを除いた部分)
pack'd→packed
pack up(荷を)詰め込む、梱包する
Portugueze→Portuguese(形)ポルトガル(人、語)の
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
popish(形)(ローマ)カトリック
prayer book(名)祈祷書
secur'd→secured
secure(他)(貴重品などを)厳重に保管する
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)