『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第95回)

(テキスト97ページ、10行目〜)

After this experiment, I need not say that I wanted no sort of earthen ware for my use; but I must needs say, as to the shapes of them, they were very indifferent, as any one may suppose, when I had no way of making them; but as the children make dirt-pies, or as a woman would make pies, that never learn'd to raise paste.

need(助動)〜する必要がある
say(他)(人に)(〜と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)
want(他)(〜が)欠けている、足りない
a sort of 〜 一種の〜、〜のようなもの
earthenware(名)土器(陶器)(類)
for(前)(目的・意向を表わして)〜のために、〜を目的として
my(代)私の
needs(副)(古)(通例mustとともにその前後で用いて)ぜひとも〜ねばならない
as to 〜(文中に用いて)〜に関して、〜について
indifferent(形)(物事が)重要でなくて、無関係で、どうでもよくて
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは〜だが
may(助動)(妥当性や可能を表わして)〜できるかもしれない、〜できよう
when(接)〜する時、〜時(時を表わす副詞節をつくる)
way(名)やり方、手段(of doing)/(+to do)
of(前)(同格関係を表わして)〜という、〜の、〜である
as(接)(様態・状態を表わして)〜のように
dirt(名)泥、ほこり、ごみ、垢(あか)
pie(名)パイ状のもの ・a mud pie(子供の作る)泥まんじゅう
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(条件節の内容を言外に含め陳述を婉曲(えんきょく)にして)〜であろう、〜でしょう
pie(名)パイ(肉または果物などを小麦粉の生地に入れて焼く/パイは米国の主婦が誇りとする料理で、特にapple pieはデザートとして人気がある/感謝祭のpumpkin pie、クリスマスのmeat pieなど種類は豊富/英国のパイは主に食事用)
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(〜する(である))ところの
learn'd→learned
learn(他)(勉強・練習などにより)(知識・技術などを)習い覚える、習得する(+to do)
raise(他)(パンを)ふくらませる
paste(名)(小麦粉などの)生地、ペースト(パイ皮などを作る)

No joy at a thing of so mean a nature was ever equal to mine, when I found I had made an earthen pot that would bear the fire; and I had hardly patience to stay till they were cold, before I set one upon the fire again, with some water in it, to boil me some meat, which it did admirably well; and with a piece of a kid I made some very good broth, though I wanted oatmeal, and several other ingredients requisite to make it so good as I would have had it been.

at(前)(勘定の原因を表わして)〜に(接して)、〜を見て、聞いて、考えて
thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件
of(前)(of+名詞で形容詞句をなして)〜の
so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい ・so beautiful a sunset こんなにきれいな夕日(不定冠詞aの位置に注意)
mean(形)(才能などが)見劣りのする、並みの、つまらない
nature(名)(人・動物の)本性、天性、性質
ever(形)(数量・程度など)等しい、相等しい(to)
mine(代)私のもの(さす内容によって単数または複数扱いとなる)
find(他)(〜が)(〜であると)知る、感じる、わかる(+that)
earthen(形)土で作った、土製の
bear(他)(通例can、couldを伴って否定文または疑問文で)(苦痛・不幸などに)耐える、我慢する
have(他)(感情・考えなどを)(心に)抱いている
hardly 〜 before 〜するが早いか
patience(名)忍耐、忍耐力、辛抱強さ ・have no patience 我慢できない
till(接)(否定語の後に用いて)〜するまでは(〜しない)、〜して初めて(〜する)
cold(形)冷やした
one(代)(既出の可算名詞の反復を避けて)(その)一つ、それ
boil(他)(〜を)煮る(+目+目)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
do well うまくいく、成功する
admirably(副)立派に、見事に
with(前)(道具・手段を表わして)〜を用いて、〜で
piece(名)(不可算の名詞を伴って、まとまりのある数量を示して)一片、1個、1枚、1編、1節(of)
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)〜の
kid(名)子ヤギの肉
good(形)(食べ物が)おいしい
broth(名)(だしに野菜などを加えた)薄いクリアスープ
oatmeal(名)ひき割りオート麦
ingredient(名)(混合物の)成分、合成分、原料、(料理の)材料
requisite(形)必要な、必須(ひっす)の(=required)
make(他)(〜を)(〜に)する(+目+補)
so(副)(程度を表わして)(so(as) 〜 as 〜で)(高い程度を強調して)〜ほど〜(にも)〜
as(接)(so 〜 as 〜で同程度の比較を表わして)〜と同じく、〜と同様に、〜のように、〜ほど
have(他)(もの・人を)(〜して)もらう、(〜)させる

My next concern was, to get me a stone mortar to stamp or beat some corn in; for as to the mill, there was no thought at arriving to that perfection of art, with one pair of hands.

concern(名)関心事、(〜に)かかわること、重要なこと
get(他)(人に)(ものを)取って(持って)くる、もたらす(+目+目)
stone(形)石の、石製の、石造の
mortar(名)乳鉢(にゅうばち)、すり鉢、小うす
stamp(他)(鉱石などを)粉砕する
beat(他)(〜を)続けざまに打つ、たたく
corn(名)穀物、穀類(小麦・大麦・オート麦など)
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は〜だから(=as、since)
as to 〜(文頭に用いて)=as for 〜(通例文頭で)〜に関するかぎりでは、〜はどうかと言えば(=regarding)
mill(名)(風力・水力・蒸気などによる)ひき臼、粉ひき機械、製粉機、粉砕機
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「〜がある」の意になる)(beを述語動詞として)
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
at(前)(能力・性質の対象を表わして)〜の点で、〜が
arrive(自)(結論・確信などに)達する、到達する
to(前)(到達の意を含めて)〜まで、〜へ、〜に
perfection(名)(技芸などの)熟達、円熟
art(名)(専門の)技術、(特殊な)技芸

To supply this want I was at a great loss; for of all the trades in the world I was as perfectly unqualify'd for a stone-cutter, as for any whatever; neither had I any tools to go about it with.

supply(他)(必要を)満たす、(需要に)応じる
want(名)必要、入用
at a loss 当惑して、途方に暮れて
of(前)(部分を表わして)〜の中の
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
trade(名)職業、商売
in the world(最上級を含めて)世界中で
as(副)(通例as 〜 as 〜で、形容詞・副詞の前に置いて)(〜と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as 〜 as 〜で前のsが指示副詞、後のasは接続詞)
perfectly(副)まったく、ほんとうに、実に(=quite)
unqualify'd→unqualified(形)不適任な、不適当な(for)
stonecutter(名)石切り工
whatever(代)(先行詞を含む不定関係代名詞として)(〜する)もの(こと)は何でも、(〜する)もの(こと)は皆
neither(副)(否定を含む文または節に続いて)〜もまた〜しない(でない)(この用法のneitherは常に節または文の先頭に置かれ、そのあとは「助動詞+主語」の語順になる)
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)少しも(〜ない)、何も(〜ない)、だれも(〜ない)
go about(〜すること)に取りかかる、取り組む

I spent many a day to find out a great stone big enough to cut hollow, and make fit for a mortar, and could find none at all; except what was in the solid rock, and which I had no way to dig or cut out; nor indeed were the rocks in the island of hardness sufficient, but were all of a sandy crumbling stone, which would neither bear the weight of a heavy pestle, or would break the corn without filling it with sand; so after a great deal of time lost in searching for a stone, I gave it over, and resolv'd to look out for a great block of hard wood, which I found indeed much easier; and getting one as big as I had strength to stir, I rounded it, and form'd it in the out-side with my axe and hatchet, and then with the help of fire, and infinite labour, made a hollow place in it, as the Indians in Brasil make their canoes.

spend(他)(時間を)費やす、かける
many(形)(many aに単数形の名詞・動詞を伴って/単数扱い)数々の、多数の
find out(調査などをして)(〜を)見つけ出す、発見する、知る
enough(副)(形容詞・副詞の後に置いて)(〜するに)足りるだけ、十分(+to do)
cut(他)(石・像などを)刻む、彫る
hollow(名)へこみ
fit(形)適当な、ふさわしい(⇔unfit)(for)
for(前)(用途・指定・適否を表わして)〜向きに(の)、〜用に(の)
none(代)(no+先行名詞に代わって)少しも(決して)〜ない
at all(否定文に用いて)少しも(〜でない)
what(代)(関係代名詞)(〜する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
solid(形)(中空でなく)中まで堅い、中身のある(⇔hollow
have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞を伴って)((〜すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
cut out(〜を)切り抜く
nor(接)(否定の節・文の後に用いて)〜もまた〜ない(「nor+助動詞+主語」の倒置が起きる)
of(前)(関係・関連を表わして)〜の点において、〜に関して、〜について
hardness(名)堅(固、硬)いこと、堅(固、硬)さ
sufficient(形)十分な、足りる(⇔insufficient)
but(接)(前の否定語・句・文と照応して)(〜ではなく)て(not A but Bで「AではなくBである」の意を表わす表現)
all(代)(複数扱い)(all of the 〜で)すべて、みんな
sandy(形)砂の、砂質の
crumble(自)ぼろぼろにくずれる、砕ける
neither(副)(neither 〜 nor 〜で相関接続詞的に用いて)〜も〜もどちらも〜ない(しない)
pestle(名)すりこ木、きね
or(接)(否定文で)〜も〜も(ない)
without(前)(主に動名詞を伴って)〜することなく
with(前)(材料・中身を表わして)〜で ・fill A with B AにBを満たす
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、〜ので
great(形)(通例数量を表わす名詞を伴って)多数の、多量の、たくさんの
deal(名)(a great deal of 〜で)かなり(ずいぶん)たくさんの
time(名)(またa 〜)(ある一定の長さの)期間、間
lost(形)浪費した、むだをした(=waste)
in(前)(行為・活動・従事を表わして)〜して、〜に従事して
search(自)(副詞句を伴って)(人・ものを)(丹念に)捜す、捜し求める(for)
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)〜を得るために(の)、〜を(求めて)
give over(〜を)やめる
resolv'd→resolved
resolve(他)決意する、決心する(+to do)
look out for 〜 〜を捜す
much(副)(形容詞・副詞の比較級を修飾して)はるかに、ずっと、断然
easy(副)楽に、気楽に、容易に
get(他)(〜を)(〜から)(努力して)得る、手に入れる
have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)もっている
stir(他)(〜を)動かす
round(他)(〜を)丸くする、球状(円筒状)にする
form'd→formed
form(他)(ものを)形づくる、形成する
axe(名)おの、まさかり
hatchet(名)手おの、ちょうな(短い柄のついたおので、axeよりは小さいもの)
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
help(名)助力
infinite(形)無限の(=boundless)
labour(名)=labor(名)(肉体的・精神的な)骨折り、苦心、労苦、労力
hollow(形)うつろの、中空の(⇔solid)
place(名)(ものの表面の特定の)個所、部分
Indian(名)アメリカインディアン
in(前)〜において、〜で ・in London ロンドンで(に)
Brasil ブラジル(Brazilのポルトガル語つづり)
their(代)彼ら(彼女ら)の
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)

After this, I made a great heavy pestle or beater, of the wood call'd the iron-wood, and this I prepared and laid by against I had my next crop of corn, when I propos'd to my self to grind, or rather pound my corn into meal to make my bread.

this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
make(他)(材料から)(ものを)作る、造る(of、from)(ofは通例材料の形が製作物にとどまっている場合、fromは通例材料・原料が変形して元の形をとどめていない場合に用いる)
of(前)(材料を表わして)〜で(作った)、〜から(成る)
call'd→called
call(他)(人を)(〜と)呼ぶ、称する(+目+補)
ironwood(名)(硬質樹木の)硬質木材(カバノキ科のシデ類・アサダなど)
lay by=lay aside(ものを)(一時的に)かたわらに置く
against(接)(古)〜の時に備えて
crop(名)(特定の)作物、収穫物(穀物・果実・野菜など)
when(接)(主節の後にwhenの導く従属節がくる時文脈上で)(〜すると)その時
propos'd→proposed
propose(他)(〜を)もくろむ、企てる、(〜する)つもりである(+to do)
to oneself 自分自身に
grind(他)(穀物などを)ひく、細かく砕く
or rather いやむしろ、もっと正確に言えば(訂正の時に用いる)
pound(他)(〜を)つき砕く、(粉に)する(to、into)(=pulverise)
into(前)(変化・結果を表わして)〜に(する、なる)(通例ある物が別の物に形や状態を変えることを表わす)
meal(名)(穀物のふるいにかけない)あら粉、ひき割り(つぶし)粉
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)