『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第144回)

(テキスト146ページ、4行目〜)

I spent my days now in great perplexity, and anxiety of mind, expecting that I should one day or other fall into the hands of these merciless creatures; and if I did at any time venture abroad, it was not without looking round me with the greatest care and caution imaginable; and now I found to my great comfort, how happy it was that I provided for a tame flock or herd of goats; for I durst not upon any account fire my gun, especially near that side of the island where they usually came, lest I should alarm the savages; and if they had fled from me now, I was sure to have them come back again, with perhaps two or three hundred canoes with them in a few days, and then I knew what to expect.

spend(他)(時・休暇などを)過ごす ・spend a day 一日を過ごす
my(代)私の
now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
in(前)(状態を表わして)〜の状態に(で)
perplexity(名)当惑、困惑 ・in peplexity
anxiety(名)心配、不安 ・in(great)anxiety(非常に)心配して
expect(他)(きっと)(〜(する)だろうと)思う(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)/(主語節を導いて)
should(助動)(仮定法で)(可能性・期待を表わして)きっと〜だろう、〜のはずである
one(形)(基数の1)(時を表わす名詞の前に用いて)ある ・one day(過去か未来の)ある日
day(名)(副詞的に)〜日 ・one day(未来の)いつか、そのうち
other(代)(通例複数形で/one、some、anyを伴う時は単数形もある)ほかのもの、ほかの人たち、他人
fall(自)(要塞(ようさい)・都市などが)(敵などの手に)落ちる、陥落する
merciless(形)無慈悲な、無情な、残酷な(=cruel)
creature(名)(通例修飾語を伴って)人、やつ、女、子
do(助動)(肯定文を強調して)
at any time いつでも、いつ何時(=at any moment)
venture(自)(副詞句を伴って)危険を冒して(思い切って)行く
abroad(副)(古)戸外で
without(前)(主に動名詞を伴って)〜せずに
look round=look around 〜の周りを見る
with(前)(様態の副詞句を導いて)〜を示して、〜して ・with care 注意して
caution(名)用心、慎重(=prudence) ・with caution 用心して
imaginable(形)(通例強調のために最上級形容詞またはall、every、noなどに添えて用いて)想像できる、想像できる限りの(=possible)
find(他)(〜が)(〜であると)知る、感じる、わかる(+that)
to(前)(結果・効果を表わして)(通例to a person'sに感情を表わす名詞を伴って)〜したことには、〜にも
comfort(名)慰め、慰安
how(副)(程度を尋ねて)(節を導いて)
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
provide for 〜 〜に生活の必要物を供給する、〜をまかなう、扶養する
tame(形)(動物が)飼いならされた、人になれた(⇔wild)
flock(名)(集合的/単数または複数扱い)(羊・ヤギ・ガチョウ・アヒル・鳥などの)群れ(of)
herd(名)(同一種類で一緒に飼われて(棲息して)いる)家畜(動物)の群れ(of)
goat(名)ヤギ(ヤギは繁殖力が旺盛なので好色のイメージがある/罪や悪との連想が古くからあり、悪魔はよくヤギの姿で現われる)
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は〜だから(=as、since)
durst(助動)(古)dareの過去形
dare(助動)(否定・疑問・条件文に用いて)あえて〜する、思い切って(恐れずに、生意気にも)〜する
on no account 決して〜(し)ない
fire(他)(鉄砲・弾・ミサイルなどを)発射する、発砲する
gun(名)鉄砲、小銃
especially(副)特に、とりわけ
near(前)(場所・時間などを表わして)〜の近くに、〜に近く
that(形)(指示形容詞)(対話者同士がすでに知っているもの・人・量をさして)あの
where(副)(関係副詞)(制限的用法で)〜する、〜した(場所、場合など)(「場所」「場合」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
lest(接)〜しないように、するといけないから(=in case)
should(助動)(仮定法で)(lestに続く節で)〜し(ないように)
alarm(他)(危険を感じさせて)(人を)恐れさせる、(人に)不安を感じさせる
savage(名)野蛮人、未開人
fled(動)fleeの過去形・過去分詞
flee(自)逃げる、逃走する ・flee from the enemy 敵から逃れる
from(前)(隔離・解放などを表わして)〜から
sure(形)きっと(〜)して(+to do)
have(他)(〜を)(〜)してしまう(+目+過分)
come back 帰る、戻る
again(副)元の所(状態)へ ・come back again 戻って来る
with(前)(道具・手段を表わして)〜を用いて、〜で
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
hundred(形)100の、100個の、100人の(通例a、anまたはone、fourなどの数詞がつく)
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
in(前)(時間を表わして)〜(のうち)に、〜の間、〜中
few(形)(a 〜の形で肯定的用法で)少しはある、ないことはない ・She will come back in a few days. 彼女は数日たてば(近日中に)帰ってくるだろう。
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
know(他)(〜を)知る、知っている、(〜が)わか(ってい)る(+wh.)/(+that)
what(代)(疑問代名詞)(間接疑問の節や+to doの形で) ・I don't know what to do. どうしてよいかわからない。

However, I wore out a year and three months more, before I ever saw any more of the savages, and then I found them again, as I shall soon observe.

wear out(時を)過ごす、費やす
more(副)そのうえ、なおまた
before(接)〜より前に、(〜する)に先だって、〜しないうちに
ever(副)(否定文で)決して(〜ない)
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)少しも(〜ない)、何も(〜ない)、だれも(〜ない)
more(代)(複数扱い)より多くの数のもの(人)(⇔fewer)
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは〜だが
shall(助動)(1人称を主語として、義務的間隔または強い決意を表わして)きっと〜する
observe(他)(〜と)述べる、言う(+that)

It is true, they might have been there once, or twice; but either they made no stay, or at least I did not see them; but in the month of May, as near as I could calculate, and in my four and twentieth year, I had a very strange encounter with them, of which in its place.

It is true 〜, but 〜(反対意見を述べようとする前の譲歩的表現形式に用いて)なるほど〜だがしかし
might(助動)(仮定法仮定)(現在の仮定や仮定の結果を表わす節で)(might have+過分で/過去のことの推量を表わして)〜したかもしれなかった(のだが)
either(副)(either 〜 or 〜で相関接続詞的に)〜かまたは〜か(どちらでも、いずれかを)
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(〜を)する、行なう
stay(名)(通例単数形で)滞在、逗留(とうりゅう) ・make a stay 滞留する
or(接)(訂正語句・コメントなどを導いて)いや〜、あるいは(むしろ)
at least(前言より正確に言い直して)少なくとも
as near as one can do 〜 できる限りでは ・As near as I can guess, 〜 推測できる限りでは〜
calculate(他)(費用などを)計算する、算定する、算出する、見積もる(+that)
four(形)(基数の4)4の、4個の、4人の
twentieth(形)(序数の第20番)(通例the 〜)第20(番目)の
have(他)(〜を)経験する、(事故などに)あう
encounter(名)(危険・困難・敵などとの)遭遇(with)
with(前)(接触・交際・結合などを表わして)〜と
of(前)(関係・関連を表わして)〜の点において、〜に関して、〜について
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
its(代)それの、あれの、その
place(名)(〜に)適当な場所(機会)

The perturbation of my mind, during this fifteen or sixteen months interval, was very great; I slept unquiet, dream'd always frightful dreams, and often started out of my sleep in the night:

perturbation(名)心の動揺、不安、心配
this(形)(指示形容詞)(たった)今の、現在の、今〜、当〜(しばしば時を示す名詞を伴って副詞句をなす)
fifteen(形)(基数の15)15の、15個の、15人の
sixteen(形)(基数の16)16の、16個(人)の
interval(名)(時間の)間隔、合間
great(形)(痛みなど)激しい、強い、非常な
sleep(自)眠る
unquiet(形)落ち着きのない、そわそわした、不安な
dream'd→dreamed
dream(他)(通例dream a 〜 dreamとして)(〜の夢を)見る ・dream a terrifying dream 恐ろしい夢を見る
frightful(形)恐ろしい、ものすごい、ぞっとする(ぎょっとする)ような(=terrible)
start(自)(副詞句を伴って)(驚いて)飛び上がる、飛び出す(=jump) ・start out of a reverie はっとして夢想から目を覚ます
out of(前)(〜の状態)から離れて、〜を脱して

In the day great troubles overwhelm'd my mind, and in the night I dream'd often of killing the savages, and of the reasons why I might justify doing of it; but to wave all this for a while; it was in the middle of May, on the sixteenth day I think, as well as my poor wooden calendar would reckon; for I markt all upon the post still; I say, it was on the sixteenth of May, that it blew a very great storm of wind, all day, with a great deal of lightning and thunder, and a very foul night it was after it; I know not what was the particular occasion of it; but as I was reading in the Bible, and taken up with very serious thoughts about my present condition, I was surpris'd with a noise of a gun as I thought fir'd at sea.

day(名)(日の出から日没までの)日中、昼(間)(⇔night)
trouble(名)心配(事)、悩み
overwhelm'd→overwhelmed
overwhelm(他)(感情などが)(人を)(精神的に)圧倒する、参らせる、閉口させる
dream(自)(〜のことを)夢に見る(of)
why(副)(関係副詞)(制限的用法で)〜との(理由)(reasonsを先行詞とした形容詞節をつくる)
might(助動)(直説法過去)(許可を表わして)〜してもよろしい
justify(他)(人の行為・言葉などを)正しいとする、正当だと理由づける、正当性を示す
doing(名)行為、ふるまい
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)〜を、〜の
wavewaive(他)(問題などを)延ばす、先延ばしする
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
for(前)(時間・距離を表わして)〜の間(ずっと)
while(名)(a 〜)(短い)間、暫時(ざんじ) ・for while しばらくの間
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(時間・日時を漠然とさして)
in the middle of 〜 〜の中ごろに ・in the middle of May 5月中ごろに
on(前)(日・時・機会を表わして)〜に
sixteenth(形)(序数の第16番)(通例the 〜)第16(番目)の
think(他)(〜と)思う、考える(+that)
as well as 〜 〜と同様に、同じく、〜(である)に加えて、〜はもちろん
poor(形)(質の)悪い、粗末な、劣等な
reckon(他)(〜だと)思う、推測する(+that)
markt→marked
mark(他)(〜に)しるしをつける
all(代)(単数扱い)すべて(のもの)、万事
post(名)柱、標柱、くい
say(他)(人に)(〜と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(天候・寒暖を漠然とさして)
blow(自)(しばしばitを主語とし、通例副詞句を伴って)(風が)吹く(+補) ・It was blowing a storm. 疾風が吹いていた。
all day 一日中、終日
deal(名)(a great deal of 〜で)かなり(ずいぶん)たくさんの
lightning(名)稲光、電光、稲妻
thunder(名)(ゴロゴロ鳴る)雷、雷鳴
foul(形)(天候が)悪い、しけ模様の
particular(形)特別の、格別の
occasion(名)(事の)きっかけ、直接の原因(of)
as(接)(時を表わして)〜している時、〜したとたんに
read(自)読書する、読む
Bible(名)(the 〜)(キリスト教の)聖書、バイブル
take up with 〜 〜と仲よくなる
serious(形)本気の、真剣な、冗談でない
present(形)(the 〜、one's 〜)現在の、現〜、今の、今日の
condition(名)(周囲の)状況、事情(=circumstances)
surpris'd→surprised(形)驚いた、びっくりした
with(前)(原因を表わして)〜のように
as(接)(様態・状態を表わして)〜のように
fir'd→fired
at sea 海上に(で)

This was to be sure a surprise of a quite different nature from any I had met with before; for the notions this put into my thoughts were quite of another kind.

to be sure 確かに
quite(副)(程度を表わす形容詞・動詞などを修飾して)(思ったより)かなり、なかなか
nature(名)(単数形で/通例修飾語を伴って)種類(=kind、sort)
from(前)(区別・相違を表わして)〜から、〜と ・different from 〜と異なって
any(代)(肯定文で、any of 〜の形か既出名詞の省略の形で用いて)何でも、だれでも、どれでも、いくらでも
meet with 〜 〜を経験する、味わう、受ける
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
notion(名)観念、考え、意見
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
of(前)(of+名詞で形容詞句をなして)〜の
another(形)別の、ほかの

I started up in the greatest haste imaginable, and in a trice clapt my ladder to the middle place of the rock, and pull'd it after me, and mounting it the second time, got to the top of the hill, the very moment, that a flash of fire bid me listen for a second gun, which accordingly, in about half a minute I heard; and by the sound, knew that it was from that part of the sea where I was driven down the current in my boat.

start up 歩きだす
in great haste 急いで
in a trice またたく間に、たちまち
clapt→clapped
clap(他)(副詞句を伴って)(〜を)すばやく(勢いよく)さっと置く
ladder(名)はしご(はしごの下を通るのは不吉であるという迷信があるが、これは昔、はしごが絞首刑や火刑の道具の一つとして使われ、死を暗示したことによるといわれる)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)〜まで、〜へ、〜に
rock(名)(個々の)岩、岩石、岩山
pull'd→pulled
after(前)(順序・場所を表わして)〜のあとに、〜の
mount(他)(山・階段・王位に)登る
time(名)(頻度を表わし、通例副詞句をなして)回、度
get to 〜 〜に達する
very(形)(the、this、thatまたは所有格人称代名詞に伴って強意を表わして)まさしくその、ちょうどその、〜にほかならない
moment(名)(the very 〜/接続詞的に)〜した(する)瞬間に、〜するやいなや(thatを伴うことがある)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)という/(同格節を導いて)
flash(名)(光などの)ひらめき、ぱっと出る発火、閃光(せんこう)(of)
bid(他)(人に)(〜するよう)命じる、勧める(+目+原形)
listen(自)(予期して)(〜に)聞き耳を立てる
for(前)(目的・意向を表わして)〜のために、〜を目的として
accordingly(副)それに応じて、適宜に
about(副)(数詞を伴って)およそ、約〜
half(形)(冠詞またはone'sのついた名詞の前に置いて)〜の半分の
by(前)(手段・媒介を表わして)〜で
from(前)(出所・起源・由来を表わして)〜から(来た、取ったなど)
that(形)(指示形容詞)(関係詞節による限定をあらかじめ指示して)あの(⇔this)
drive(他)(副詞句を伴って)(風が)(〜を)(〜に)吹きやる、(水が)(〜を)(〜に)押し流す
down(前)(流れ・風)に沿って、下って
current(名)潮流、海流
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)