『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第126回)

(テキスト128ページ、1行目〜)

So that I had now a double wall, and my outer wall was thickned with pieces of timber, old cables, and every thing I could think of to make it strong; having in it seven little holes, about as big as I might put my arm out at:

so that(結果の副詞節を導いて)それで、そのため
now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
double(形)二重の、二様の
wall(名)(石・れんがなどの)塀、外壁
my(代)私の
outer(形)外の、外側(外部)の(⇔inner)
thickned→thickened
thicken(他)厚く(太く、濃く)する、濁らせる
with(前)(道具・手段を表わして)〜を用いて、〜で
timber(名)(製材した)材木、角材、板材
old(形)古い
cable(名)(針金または麻をより合わせた)ケーブル、太索(ふとづな)(麻のものは通例周囲10インチ以上のもの)
could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)〜できる、〜してよい
think of 〜(案などを)思いつく
make(他)(〜を)(〜に)する(+目+補)
strong(形)(とりでなど)強固な、堅固な
seven(形)(基数の7)7の、7個の、7人の
about(副)ほとんど、ほぼ
as(副)(通例as 〜 as 〜で、形容詞・副詞の前に置いて)(〜と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as 〜 as 〜前のasが指示副詞、後のasは接続詞)
as(接)(as(so)〜 as 〜で同程度の比較を表わして)〜と同じく、〜と同様に、〜のように、〜ほど
might(助動)(直説法過去)(許可を表わして)〜してもよろしい
put out(〜を)外へ出す
at(前)(出入りの点などを表わして)〜から

In the in-side of this, I thickned my wall to above ten foot thick, with continual bringing earth out of my cave, and laying it at the foot of the wall, and walking upon it; and through the seven holes, I contriv'd to plant the musquets, of which I took notice, that I got seven on shore out of the ship; these, I say, I planted like my cannon, and fitted them into frames that held them like a carriage, that so I could fire all the seven guns in two minutes time:

this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
to(前)(限度・程度・結果などを表わして)〜に至るまで、〜するほどに
above(副)(数量が)(〜を)超えて(いる)、より多く(大きく)
ten(形)(基数の10)10の、10個の、10人の
foot(名)フィート、フット(長さの単位/=1/3 yard、12 inches、30.48センチ)
thick(形)(数量を表わす名詞の後に用いて)厚さ〜の ・two inches thick 厚さ2インチ
with(前)(原因を表わして)〜のせいで、〜のゆえに、〜のために
continual(形)(過程・事態など)継続的な、絶え間ない
bring out(人・ものを)持ち(連れ)出す
earth(名)(岩石に対して)土、土壌(=soil)
of(前)(起源・出所を表わして)〜から、〜の
cave(名)ほら穴、洞窟(どうくつ)
foot(名)(階段・ものなどの)最下(最低)部 ・at the foot of 〜の下の部分に
contriv'd→contrived
contrive(他)何とか(うまく)(〜)する(+to do)
plant(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(〜に)置く、据える、立てる
musquets→muskets
musket(名)(昔の)マスケット銃(rifleの前身で銃腔に施条(しじょう)がない)
take notice of 〜 〜に注意する、気づく
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(〜する(である))ところの
get(他)(〜を)(〜から)取ってくる(=fetch)
on shore 陸に、上陸して
out of(前)〜の中から外へ、〜の外へ(⇔into)
these(代)(指示代名詞)これら(のもの、人)(⇔those)
I say(人の注意を引いて)おい、ちょっと、あのね
cannon(名)(昔の)カノン砲
fit(他)(副詞句を伴って)(〜を)(〜に)ぴったりはめ込む、取りつける
frame(名)枠
hold(他)支える、保持する
carriage(名)(大砲の)砲架
that(接)(副詞節を導いて)(目的を表わして)〜するように、〜せんがために
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、〜ので
fire(他)(銃砲・弾・ミサイルなどを)発射する、発砲する
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
gun(名)鉄砲、小銃
in(前)(時間を表わして)〜(のうち)に、〜の間、〜中
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
time(名)(またa 〜)(ある一定の長さの)期間、間

This wall I was many a weary month a finishing, and yet never thought my self safe till it was done.

many(形)(many aに単数形の名詞・動詞を伴って/単数扱い)数々の、多数の
weary(形)疲れた、疲労した
a-(接頭)(動名詞につけて)(古)「〜して」「〜中で」
yet(副)(andまたはbutに伴って)それにもかかわらず、それなのに、しかもなお
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して〜ない
think(他)(〜を)(〜だと)思う、みなす(+目+補)
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
till(接)(動作・状態の継続の期限を表わして)〜まで(ずっと)
done(形)済んで、終了して

When this was done, I stuck all the ground without my wall, for a great way every way, as full with stakes or sticks of the osier like wood, which I found so apt to grow, as they could well stand; insomuch, that I believe I might set in near twenty thousand of them, leaving a pretty large space between them and my wall, that I might have room to see an enemy, and they might have no shelter from the young trees, if they attempted to approach my outer wall.

when(接)〜する時に、〜時(時を表わす副詞節をつくる)
without(前)〜の外(そと)に(で)
for(前)(時間・距離を表わして)〜の間(ずっと)
great(形)(時間・距離など)長い、久しい
way(名)(単数形で)道のり、距離
every(形)(可算の単数名詞を伴って無冠詞で)毎〜、〜ごと(しばしば副詞句として用いる)
way(名)(単数形で)方向、方面(通例前置詞なしで副詞句になる)
full(副)きっかり、ちょうど、まともに
stake(名)(標識・支柱などとして地面に突き刺して用いる)くい、棒(=post)
of(前)(材料を表わして)〜で(作った)、〜から(成る)
osier(名)ヤナギ
find(他)(〜が)(〜であると)知る、感じる、わかる(+目+補)
so(副)(程度を表わして)(so 〜 as 〜で)(高い程度を強調して)〜ほど〜(にも)〜
apt(形)(〜し)がちで、(〜し)やすくて(+to do)
well(副)上手に、うまく
insomuch(副)〜する程度まで、〜ほど(+that)
that(接)(副詞節を導いて)(so 〜 thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)〜なので、〜(する)ほど
believe(他)(〜と)思う、信じる(+that)
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(不確実な推量を表わして)〜かもしれない
set(他)(柱などを)(〜に)固定する、打ち立てる
in(副)(運動・方向を表わして)中に(へ)、内に(へ)(⇔out)
near(副)ほとんど
twenty(形)(基数の20)20の、20個の、20人の
thousand(代)(複数扱い)1000個、1000人
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)〜の
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(〜に)置いていく
pretty(副)(形容詞・他の副詞を修飾して)かなり、相当
large(形)(範囲・規模など)大きい、広大な、大規模な
space(名)間隔
and(接)(等位接続詞)(between 〜 and 〜で)〜と〜(との間に)
might(助動)(直説法過去)(時制の一致により副詞節中で)〜するために、〜できるように
have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞を伴って)((〜すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
room(名)余地、機会(+to do)
see(他)(〜が)わかる、(〜に)気づく
shelter(名)(風雨・危険などを避ける)避難所
from(前)(隔離・解放などを表わして)〜から
attempt(他)(〜を)試みる、企てる(+to do)
approach(他)(〜に)近づく、近寄る、接近する
outer(形)外の、外側(外部)の(⇔inner)

Thus in two years time I had a thick grove, and in five or six years time I had a wood before my dwelling, growing so monstrous thick and strong, that it was indeed perfectly impassable; and no men of what kind soever, would ever imagine that there was any thing beyond it, much less a habitation:

thus(副)このように、かように
thick(形)(木など)茂った
grove(名)(散策などに適した下生えのない)小さい森、木立
five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の
six(形)(基数の6)6の、6個(人)の
wood(名)森
before(前)(位置・場所などを表わして)〜の前に
dwelling(名)住居、居所、すみか
grow(自)(次第に)(〜に)なる(+補)
so(副)(程度・結果を表わして)(so 〜 that 〜で)(順送りに訳して)非常に〜なので〜
monstrous(副)(古)非常に
strong(形)(関係・きずなが)強い、かたく結びついた
that(接)(副詞節を導いて)(so 〜 thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)〜なので、〜(する)ほど
perfectly(副)まったく、ほんとうに、実に(=quite)
impassable(形)通り抜けられない、横断できない、越せない
man(名)(男女を問わず一般に)人、人間
what(形)(疑問形容詞)何の、何という、どんな、いかほどの
soever(副)(譲歩の表現を強調して)たとえ(どのように)〜とも
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(条件節の内容を言外に含め陳述を婉曲(えんきょく)にして)〜であろう、〜でしょう
ever(副)(否定文で)決して(〜ない)
imagine(他)(〜を)想像する(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)/(主語節を導いて)
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「〜がある」の意になる)(beを述語動詞として)
anything(代)(否定文に用いて)何も(〜ない)
beyond(前)(場所を表わして)〜の向こうに(で)、〜を越えて
much less(否定文で)まして〜ない
habitation(名)住居、住宅

As for the way which I proposed to my self to go in and out, for I left no avenue; it was by setting two ladders; one to a part of the rock which was low, and then broke in, and left room to place another ladder upon that; so when the two ladders were taken down, no man living could come down to me without mischieving himself; and if they had come down, they were still on the out-side of my outer wall.

as for 〜(通例文頭で)〜に関するかぎりでは、〜はどうかと言えば(=regarding)
way(名)(通例単数形で)(the 〜)通り道、行く手
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)〜する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(+to doの形で)〜すべき(もの)/(主格の場合)
propose(他)(〜を)提案する(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜に対して、〜に
myself(代)(再帰的に用いて)(前置詞の目的語に用いて)私自身を(に)
go in(家などの)中に入る
go out 外へ出る、(〜へ)出ていく
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は〜だから(=as、since)
leave(他)(傷跡・感情・疑問などを)残す
avenue(名)(いなかで、行動から大邸宅の玄関への)並木道
by(前)(手段・方法・原因・媒介を表わして)(doingを目的語にして)(〜すること)によって
ladder(名)はしご(はしごの下を通るのは不吉であるという迷信であるが、これは昔、はしごが絞首刑や火刑の道具の一つとして使われ、死を暗示したことによるといわれる)
one(代)(単数形で)(another、the otherと対応して)一方(のもの)、片方
part(名)(a part of 〜で)(〜の)一部(分)(通例この句は後に単数名詞を従える時は単数扱い、複数名詞の時は複数扱いにする)
rock(名)石、小石
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
break in(処女地を)開墾する
leave(他)(人に)(〜を)残す
room(名)(人・ものなどの占める)場所(+to do)
place(他)(副詞句を伴って)(ものを)(〜に)置く、据える
another(形)(oneと対照的に)
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、〜ので
when(接)〜ならば、〜とすると
take down(ものを)(高い場所から)降ろす
living(形)生きている(⇔dead)
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在の事実に反対の仮定の帰結節に用いて)〜できるだろう
come down 降りる
without(前)(主に動名詞を伴って)〜することなく
mischieve(他)<mischief(名)(人またはその他の要因による)損害、被害
himself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)
on(前)(近接を表わして)〜に接して、〜に面して ・on both sides 両側に

Thus I took all the measures human prudence could suggest for my own preservation; and it will be seen at length, that they were not altogether without just reason; though I foresaw nothing at that time, more than my meer fear suggested to me.

take(他)(手段などを)講じる ・take measures 方策を講じる
measure(名)(しばしば複数形で)手段、処置、方策 ・take measures 処置をとる、策を講じる
human(形)人間の(⇔divine、nonhuman)
prudence(名)思慮分別、賢明さ
suggest(他)(〜を)提案する、提唱する
for(前)(目的・意向を表わして)〜のために、〜を目的として
preservation(名)保護
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
see(他)(〜が)わかる、(〜に)気づく(+that)
at length ついに、ようやく
altogether(副)まったく、完全に ・not altogether まんざら〜でもない(notとともに用いると部分否定になる)
just(形)(要求・報酬など)正当な、当然な
foresee(他)(〜を)予知する、見越す(=predict)
at(前)(時の一点を表わして)〜に ・at that time あの時は
time(名)(特定の)時、時期
more than 〜 〜より多い、〜を越える
meer→mere(形)ほんの、単なる、まったく〜にすぎない
suggest(自)(廃)人の心を惑わす

While this was doing, I was not altogether careless of my other affairs; for I had a great concern upon me for my little herd of goats; they were not only a present supply to me upon every occasion, and began to be sufficient to me, without the expence of powder and shot; but also without the fatigue of hunting after the wild ones, and I was loath to lose the advantage of them, and to have them all to nurse up over again.

careless(形)(行為・仕事など)ぞんざいな、いいかげんな、不注意(不用意)でした
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)〜を
affair(名)(するべき)仕事、用事
have(他)(感情・考えなどを)(心に)抱いている
great(形)重大な、重要な
concern(名)心配、懸念、関心、気づかい、配慮
on(前)(影響を表わして)〜に ・have a great effect on 〜に大きな影響を及ぼす
for(前)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)〜に対して(する)、〜を理解する
herd(名)(同一種類で一緒に飼われて(棲息して)いる)家畜(動物)の群れ(of)
goat(名)ヤギ(ヤギは繁殖力が旺盛なので好色のイメージがある/罪や悪との連想が古くからあり、悪魔はよくヤギの姿で現われる)
not only 〜 but also 〜 〜だけでなくまた〜
present(形)(the 〜、one's 〜)当面の
supply(名)供給品、支給物、備え
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜にとっては、〜には
on(前)(日・時・機会を表わして)〜に
occasion(名)(しばしばon 〜 occasionの形で)(特定の事が起こった(起こる))時、場合、折
begin(他)(〜し)始める、(〜し)だす(+to do)
sufficient(形)十分な、足りる(⇔insufficient)
expence→expense(名)(金・時間・労力を)費やすこと、費用(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)〜を、〜の
powder(名)火薬(=gunpowder)
shot(名)(昔の、丸い炸裂(さくれつ)しない)砲丸、砲弾
fatigue(名)疲労、疲れ
hunting(名)狩猟
after(前)(目的・追求を表わして)〜のあとを追って、〜を求めて、〜を追求して
one(代)(既出の可算名詞の反復を避けて)(その)一つ、それ
loath(形)(〜するのが)気が進まないで(+to do)
lose(他)(〜を)(維持できず)失う
advantage(名)(他より有利な立場にあることから生じる)利益
have(他)(使用人などを)置いている、(動物を)飼っている
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
nurse(他)(植物などを)育てる、培養する
up(副)まったく、すっかり
over again(初めから)もう一度
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)