『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第154回)

(テキスト156ページ、9行目〜)

I never so much as troubl'd my self, to consider what I should do with my self, when I came thither; what would become of me, if I fell into the hands of these savages; or how I should escape from them, if they attempted me; no, nor so much as how it was possible for me to reach the coast, and not be attempted by some or other of them, without any possibility of delivering my self; and if I should not fall into their hands, what I should do for provision, or whither I should bend my course; none of these thoughts, I say, so much as came in my way; but my mind was wholly bent upon the notion of my passing over in my boat, to the mainland:

never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して~ない
so much as ~(not、withoutに伴い、また条件節に用いて)~さえも、~すらも
troubl'd→troubled
trouble(他)(trouble oneselfで)(~のことで)悩む、心配する
myself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)(再帰動詞とともに全体で自動詞的な意味になる)
consider(他)(~を)よく考える、熟考する、考察する(+wh.)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
do with ~(疑問代名詞whatを目的語として)(どのように)~を処置する
myself(代)(再帰的に用いて)(前置詞の目的語に用いて)私自身を(に)
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
thither(副)(古)あちらへ、そちらへ
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~(する)だろう
become of ~(疑問詞whatを主語に)~が(どう)なる
fall into a person's hand 人の手に入る(落ちる)
savage(名)野蛮人、未開人
how(副)(疑問詞)(方法・手段を尋ねて)(to doまたは節を導いて)どうやって~するか
from(前)(隔離・解放などを表わして)~から
attempt(他)(古)(人の命を)奪おうとする
no(副)(notまたはnorの前に挿入的に用い、強意の否定を表わして)いや、いな
nor(接)(否定の節・文の後に用いて)~もまた~ない
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
possible(形)(もの・事が)可能な、実行できる(⇔impossible)(この意味では「人」を主語にしない)(for+代名+to do)
for(前)(不定詞の主語関係を示して)~が(~する)
coast(名)(大陸・大きな島などの)海岸、沿岸
some(代)ある人たち、あるもの(しばしば後に対照的にothersまたはsomeを用いる)
other(代)(通例複数形で/one、some、anyを伴う時は単数形もある)ほかのもの、ほかの人たち、他人
of(前)(部分を表わして)~の中の
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)少しも(~ない)、何も(~ない)、だれも(~ない)
possibility(名)(またa ~)あり(起こり)うること、可能性(⇔impossibility)(of doing)
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
deliver(他)(古)(人を)(~から)救い出す、救出する
if(接)(譲歩を表わして)たとえ~としても(if節中では仮定法を用いないが、(古)では用いる)
should(助動)(条件節に用いて実現の可能性の少ない事柄に対する仮定・譲歩を表わして)万一(~ならば、~しても)、もしかして~ということでもあれば(あっても)
their(代)彼ら(彼女ら)の
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)
provision(名)食料、糧食(=supplies)
whither(副)(古)(疑問副詞)どこへ、どちらへ
bend(他)(まっすぐなものを)曲げる、折り曲げる
my(代)私の
none(代)(none of ~で)(~の)いずれも(だれも、何一つ)~ない(ofのあとに不可算の名詞か単数の代名詞がくる場合は単数扱い/名詞には必ずthe、thisのような限定する語がつく)
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
I say(人の注意を引いて)おい、ちょっと、あのね
come(自)(事が)起こる、生じる
in the way of ~ ~のじゃまになって
mind(名)(通例単数形で)意見、考え
wholly(副)まったく、完全に
bent(形)(~に)心を傾けて、熱心で(on)
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて
notion(名)観念、考え、意見(of)/(+that)
over(副)(街路・川・海などを)越えて、向こうへ
in(前)(乗り物など)に乗って
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
mainland(名)(the ~)(付近の島や半島と区別して)本土

I look’d back upon my present condition, as the most miserable that could possibly be, that I was not able to throw myself into any thing but death, that could be call'd worse; that if I reach'd the shore of the main, I might perhaps meet with relief, or I might coast along as I did on the shore of Africk, till I came to some inhabited country, and where I might find some relief; and after all, perhaps I might fall in with some Christian ship that might take me in; and if the worse came to the worst, I could but die, which would put an end to all these miseries at once.

look'd→looked
look back(~を)回顧する、追憶する(on)
on(前)(関係を表わして)~について、~に関する
present(形)(the ~、one's ~)現在の、現~、今の、今日の
as(前)(動詞の目的補語を導いて)~と、~だと(あとに名詞のみならず形容詞や分詞が用いられることもある)
most(副)(主に2音節以上の形容詞・副詞の最上級を作って)最も、いちばん
miserable(形)(物事が)みじめな気持ちにさせる、悲惨な、哀れな(=depressing)
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)/(主語として)
could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
possibly(副)(can、couldに伴って強意的に)(肯定文を)どうしても、できる限り
able(形)(~することが)できて、(~し)えて(⇔unable)(通例生物の主語に用いる)(+to do)
throw(他)(ある位置・状態などに)投じる、陥らせる(into)
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
anything(代)(否定文に用いて)何も(~ない)
but(前)(no one、nobody、none、nothing、anythingやall、every one、またwhoなどの疑問詞などのあとに用いて)~のほかに(の)、~を除いて(た)(=except)
call'd→called
call(他)(~を)(~と)みなす、考える(+目+補)
worse(形)(badの比較級で)(~より)いっそう悪い、なお悪い
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(同格節を導いて)
reach'd→reached
shore(名)(海・湖・川の)岸
main(名)(the)本土
might(助動)(仮定法過去)(現在の仮定や仮定の結果を表わす節で)(現在の推量を表わして)~するかもしれない(のだが)
meet with ~ ~を経験する、味わう、受ける
relief(名)(貧民・難民などの)救助、救済
coast(自)沿岸航行(貿易)をする
along(副)(運動を表わす動詞とともに用い、単に強調的に用いて)(先へ)ずっと
as(接)(様態・状態を表わして)~のように
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(同一の動詞(およびそれを含む語群)の反復を避けて)
on(前)(近接を表わして)~に沿って、~に
Africk→Africa(名)アフリカ
till(接)(動作・状態の継続の期限を表わして)~まで、~になるまで、に至るまで(ずっと)
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
some(形)(不明または不特定のものまたは人をさして)(単数形の可算の名詞を伴って)何かの、ある、どこかの
inhabit(他)(人・動物が)(場所に)住む、居住する
country(名)(通例修飾語を伴って)(地勢的に見た)地方、地域、土地
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
after all(文頭に用いて)何といっても、だって、とにかく
fall in with ~(人)に偶然出会う、(人)と(会って)一緒になる
Christian(形)キリスト教徒の
take in(人を)泊める
come(自)(ある状態・結果に)なる、変わる(to)
to(前)(限度・程度・結果などを表わして)~に至るまで、~するほどに
worst(名)(the ~)最も悪いこと(もの、人)、最悪
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在の事実に反対の仮定の帰結節に用いて)~できるだろう
but(副)ただ、ほんの、~だけ
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
put(他)(限度・きりを)(~に)つける、打つ ・put an end to ~に終止符を打つ、~を終わらせる
end(名)(存在・行為などの)終止 ・put an end to ~を終わらせる
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
misery(名)(しばしば複数形で)(数々の)苦難、不幸、苦しみ
at once すぐに、直ちに、即刻(=immediately)

Pray note, all this was the fruit of a disturb'd mind, an impatient temper, made as it were desperate by the long continuance of my troubles, and the disappointments I had met in the wreck, I had been on board of; and where I had been so near the obtaining what I so earnestly long'd for, viz. some-body to speak to, and to learn some knowledge from of the place where I was, and of the probable means of my deliverance; I say, I was agitated wholly by these thoughts.

pray(他)(~を)祈る
note(名)注意、注目
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
fruit(名)(~の)産物、所産、結果、成果、報い、収益(of)
disturb'ddisturbed(形)(心など)不安(心配)な、動揺した
impatient(形)いらいらしている、我慢できない
temper(名)気分、機嫌
make(他)(~を)(~に)する(+目+補)
as it were(挿入句的に用いて)いわば、まるで
desperate(形)(人が)自暴自棄の、捨てばちの
long(形)(時間・過程・行為など)長い、長期に渡る
continuance(名)(またa ~)継続、連続(of)
of(前)(主格関係を表わして)(動作の行為者、作品の作者を表わして)~が、~の
trouble(名)苦労(の種)、やっかい者
disappointment(名)失望のもと、案外つまらない人(事、もの)
meet(他)(~に)(偶然)遭遇する、(~)経験する(=encounter)
wreck(名)難破船、破船
on board 船上(船内、機内)に(の)
so(副)(程度を表わして)(強意的に)とても、非常に、大変
near(前)(ある状態への接近を表わして)~に近く、~しかけて
obtain(他)(人が)(ものを)得る、手に入れる
what(代)(関係代名詞)(~する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
earnestly(副)まじめに、真剣に、熱心に
long'd→longed
long(自)(~を)思いこがれる、熱望(切望)する(for)
viz.(副)すなわち(通例namelyと読む)
somebody(代)ある人、だれか
speak to ~(~について)~と話す
learn(他)(~を)(聞いて)知る、聞く(from)
knowledge(名)(~についての)知識、情報(of)
from(前)(出所・起源・由来を表わして)~から(来た、取ったなど)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
where(副)(関係副詞)(制限的用法で)~する、~した(場所、場合など)(「場所」「場合」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
probable(形)(確実ではないが)ありそうな、起こりそうな、まず確実な(⇔improbable、unlikely)
means(名)方法、手段(of)
deliverance(名)救出、救助
agitated(形)動揺した、興奮した

All my calm of mind in my resignation to Providence, and waiting the issue of the dispositions of Heaven, seem'd to be suspended; and I had, as it were, no power to turn my thoughts to any thing, but to the project of a voyage to the main, which came upon me with such force, and such an impetuosity of desire, that it was not to be resisted.

calm(名)平静、落ち着き
in(前)(行為・活動・従事を表わして)~して、~に従事して
resignation(名)あきらめ、観念
Providence(名)神、天帝
wait(他)(機会・順番・都合などを)待つ、待ち受ける
issue(名)(命令・布告・免許証などの)発布、交付(of)
disposition(名)(古)天の配剤
Heaven(名)神、天帝、上帝
seem'd→seemed
seem(自)(~と)見える、思われる、(~)らしい(通例話し手の推量をこめた見方・判断を示す語で、文法上の主語と判断の主体は一致しないことが多く、時に判断の主体を示すのにto a personを従えることがある)(+to do)
suspended(形)(一時)停止した、止まった
have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)もっている
power(名)力 ・have the power to do ~する力がある
turn(他)(注意・考えなどを)(~に)向ける(to)
anything(代)(否定文に用いて)何も(~ない)
project(名)(大規模な)計画、企画
voyage(名)(船・飛行機・宇宙船による)旅、船旅、航海、航行、飛行
come upon ~(考え・感情などが)~に浮かぶ
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
such(系)(程度を表わして)(such ~ thatで)非常に~なので
force(名)勢い、力
impetuosity(名)激烈、猛烈
desire(名)(~を求める)欲望、欲求
that(接)(副詞節を導いて)(such ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
be(助動)(be+to doで)(可能を表わして)~することができる
resist(他)(~に)抵抗する、反抗する

When this had agitated my thoughts for two hours, or more, with such violence, that it set my very blood into a ferment, and my pulse beat as high as if I had been in a feaver, meerly with the extraordinary fervour of my mind about it; Nature, as if I had been fatigued and exhausted with the very thought of it, threw me into a sound sleep; one would have thought, I should have dream'd of it:

agitate(他)(人の)心をかき乱す、(人を)動揺させる
for(前)(時間・距離を表わして)~の間(ずっと) ・for hours 何時間もの間
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
or more あるいはそれ以上、少なくとも
violence(名)(言動・感情などの)激しさ、猛烈、すさまじさ ・with violence 猛烈に、激しく
set(他)(~を)(~の状態に)する、させる
very(形)(the、this、thatまたは所有格人称代名詞に伴って強意を表わして)まさしくその、ちょうどその、~にほかならない
into(前)(変化・結果を表わして)~に(する、なる)(通例ある物が別の物に形や状態を変えることを表わす)
ferment(名)(またa ~)(沸き返るような)騒ぎ、騒乱、興奮 ・in a ferment 大騒ぎで、動揺して
pulse(名)(通例単数形で)鼓動
beat(自)(心臓が)鼓動する
as(副)(通例as ~ as ~で、形容詞・副詞の前に置いて)(~と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as ~ as ~で前のasが指示副詞、後のasは接続詞)
high(副)強く、激しく
as if まるで~であるかのように
in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
feaver→fever(名)熱病
meerly→merely(副)単に(~にすぎない)
extraordinary(形)並はずれた、驚くほどの(=exceptional)
fervour(英)(名)熱烈、熱情
mind(名)(通例単数形で)意見、考え(about)
fatigued(形)疲れ(果て)て(with)
nature(名)(無冠詞/しばしばNature)自然、天然(しばしば擬人化して女神扱い)
exhausted(形)疲れ切った、へとへとになった、疲弊した(with)
sound(形)(睡眠が)十分な ・a sound sleep 熟睡
one(代)(総称人数として/複数形なし)(一般的に)人、世人、だれでも
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(would have+過分で/過去の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~しただろう
think(他)(~と)思う、考える(+that)
should(助動)(仮定法で)(可能性・期待を表わして)きっと~だろう、~のはずである
dream'd→dreamed
dream(自)(~のことを)夢に見る(of)
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)