『シェイクスピア物語』を原書で読む(第2回)

Preface(第1回)
(テキスト3ページ、1行目~)
(※赤字は大学受験レベルの語)

PREFACE

preface(名)(本などの)序文、まえがき、はしがき

The following Tales are meant to be submitted to the young reader as an introduction to the study of Shakespeare, for which purpose, his words are used whenever it seemed possible to bring them in; and in whatever has been added to give them the regular form of a connected story, diligent care has been taken to select such words as might least interrupt the effect of the beautiful English tongue in which he wrote: therefore words introduced into our language since his time have been as far as possible avoided.

following(形)(the ~)次に述べる、以下の
tale(名)(事実・伝説・架空の)話、物語
be meant to do(人が)~することになっている
submit(他)(~を)(~に)提出する、掲示する(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
as(前)~として
introduction(名)入門(書)、序説(to)
to(前)(目的を表わして)~のために、~に
study(名)(綿密な)研究、検討、調査(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
Shakespeare, William(名)シェイクスピア(1564-1616/英国の劇作家・詩人)
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
which(形)(関係形容詞)そして(だが)その
purpose(名)目的、意図 ・for ~ purpose ~の目的のために
his(代)彼の
word(名)(しばしば複数形で)(口で言う)言葉
use(他)(表現・偽名などを)使用する
whenever(接)~する時にはいつでも、~する時には必ず
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
seem(自)(~と)見える、思われる、(~)らしい(通例話し手の推量をこめた見方・判断を示す語で、文法上の主語と判断の主体は一致しないことが多く、時に判断の主体を示すのにto a personを従えることがある)(to+名詞+補)
bring in(法案・新制度などを)導入する(=introduce)
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
whatever(代)(譲歩節を導いて)どんなこと(もの)が~でも、いかに~でも(=no matter what)
add(他)(言葉を)付け加える
give(他)(~に)(場所・役などを)割り当てる、(課題などを)あてがう
regular(形)(法律・慣例・標準などに合った)正規の、正式の
form(名)(内容に対して)形式、外形(⇔content)
connected(形)つながった、連絡した
diligent(形)(仕事など)骨を折った、入念な
take care(受身可)注意する、気をつける
select(他)(~を)選ぶ、選び出す、選出(選抜)する
such(形)(such ~ asで)~のような
as(代)(関係代名詞)(such、the sameまたはasを先行詞に含んで、制限的に用いて)~のような
might(助動)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で)(現在の推量を表わして)~するかもしれない
least(副)(littleの最上級)最も少なく
interrupt(他)(~を)さえぎる
effect(名)(単数形で)(色彩・形の配合による)効果、感銘、印象
English(形)英語の ・the English language 英語
tongue(名)言語、国語(=language)・the Chinese tongue 中国語
in(前)(道具・材料・表現様式などを表わして)~で、~でもって、~で作った ・in English 英語で
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)/(主格の場合)
write(自)著述する、著作する
therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
introduce(他)(新しい考え・流行・外国のものなどを)取り入れる、導入する(into)
our(代)我々の、私たちの
language(名)(一国・一民族などの)国語、~語 ・English language 英語
since(前)(通例継続・経験を表わす完了形の動詞に伴って)~以来(ずっと)、~から(ずっと)
his(代)彼の
time(名)(歴史上の)時代、年代、(~)代
as ~ as possible できるだけ
as far as ~(接続詞的に)~する限り(では)
avoid(他)(もの・人などを)避ける、よける、回避する

In those Tales which have been taken from the Tragedies, as my young readers will perceive when they come to see the source from which these stories are derived, Shakespeare's own words, with little alteration, recur very frequently in the narrative as well as in the dialogue; but in those made from the Comedies I found myself scarcely ever able to turn his words into the narrative form; therefore I fear in them I have made use of dialogue too frequently for young people not used to the dramatic form of writing.

take(他)(~を)(選んで)用いる、採用する
from(前)(出所・起源・由来を表わして)~から(来た、取ったなど)
tragedy(名)悲劇
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは~だが
my(代)私の
reader(名)(特定出版物の)読者
will(助動)(話し手の推測を表わして)~だろう
perceive(他)(~が)(~であると)わかる(+that)
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
come(自)(~するように)なる、(~するに)至る(+to do)
see(他)(新聞などで)(~を)確かめる、調べる、よく見る
source(名)情報源、出所、消息筋
derive(他)(~を)(他のもの・本源から)引き出す、得る(from)
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
little(形)(不可算の名詞を修飾して)(aをつけないで否定的用法で)少ししかない、ほとんどない(⇔much)
alteration(名)(部分的)変更、改変
recur(自)繰り返される
frequently(副)しばしば、たびたび、頻繁に
narrative(名)(本の会話部分に対して)語りの部分
as well as ~ ~はもちろん、~も~も
dialogue(名)(小説・劇などの)対話
those(代)(指示代名詞)(前に述べた複数名詞の反復を避けるために用いて)それら(⇔these)
comedy(名)喜劇
find(他)(find oneselfで)(~であるのに)気づく(+目+補)
myself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)(再帰動詞とともに全体で自動詞的な意味になる)
scarcely(副)ほとんど~ない
ever(副)(否定文で)決して(~ない)
able(形)(~することが)できて、(~し)えて(⇔unable)(+to do)
turn(他)(~を)(別の表現に)変える(into)
into(前)(変化・結果を表わして)~に(する、なる)(通例ある物が別の物に形や状態を変えることを表わす)・turn A into B AをBに変える
narrative(形)物語体(風)の
fear(他)(よくない状態を気づかって)(~ではないかと)思う、気づかう、恐れる(+that)
make use of ~ ~を使用(利用)する
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)(~には)あまりに~すぎる(for)
for(前)(主にtoo+形容詞・副詞+for、またはenough+forの形で)~にとって(は)、~するには
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(~し)ない
used(形)(~に)慣れて(to)
dramatic(形)演劇の(に関する)
writing(名)書くこと、執筆

But this fault, if it be as I fear a fault, has been caused by my earnest wish to give as much of Shakespeare's own words as possible: and if the ‘He said’ and ‘She said’, the question and the reply, should sometimes seem tedious to their young ears, they must pardon it, because it was the only way I knew of, in which I could give them a few hints and little foretastes of the great pleasure which awaits them in their elder years, when they come to the rich treasures from which these small and valueless coins are extracted; pretending to no other merit than as faint and imperfect stamps of Shakespeare's matchless image.

this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
fault(名)(性格上の)欠点、短所
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(可能性の少ない未来の仮定を表わす場合)(すべての人称でif ~ shouldを用いる/「万一~なら」の訳語になる)
be(自)(特別用法)(条件節・譲歩節などの中で)・If it be so ~ そうならば~
as(接)(様態・状態を表わして)~のように
fear(自)心配する、気づかう
cause(他)(~を)引き起こす
earnest(形)まじめな、真剣な
wish(名)願い、願望、希望、要請
give(他)(人に)(伝言などを)伝える、(保証として)与える
much(代)(単数扱い)(通例否定・疑問文で)多量、たくさん(⇔little)(of)(how、too、as、soなどとともに用いる時、または主語(の一部)になる時や特定の言い方では肯定文でも用いる)
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
reply(名)答え、回答、返事(=response)
should(助動)(仮定法で)(条件節に用いて実現の可能性の少ない事柄に対する仮定・譲歩を表わして)万一(~ならば、~しても)、もしかして~ということでもあれば(あっても)
tedious(形)長ったらしくて退屈な、あきあきする、つまらない(=boring)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
their(代)彼ら(彼女ら)の
ear(名)耳
must(助動)(必要・義務を表わして)~ねばならない
pardon(他)容赦する、許す、大目に見る
because(接)(副詞節を導いて)(なぜなら)~だから(である)、~なので
way(名)やり方、手段
know(自)(直接ではないが)(~のことを)間接的に知って(聞いて)いる ・This is the best method I know of. 私の知るところではこれがいちばんよい方法だ。
in(前)(方法・形式を表わして)~で、~をもって
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
give(他)(~に)(事実・情報・名前・意見などを)伝える、告げる(+目+目)
few(形)(a ~の形で肯定的用法で)少しはある、ないことはない
hint(名)ほのめかし、暗示、ヒント
little(形)ささいな、大したことのない
foretaste(名)(a ~)(将来の苦楽の一端を)前もって味わうこと(of)
await(他)(事物が)(~に)用意されている、(~を)待ち構えている
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中
elder(形)(廃)年をとってからの、後年の
year(名)(複数形で)時代 ・one's childhood years 子供時代
when(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(~すると)その時
come(自)届く、達する
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
rich(形)豪華な、ぜいたくな
treasure(名)(通例複数形で)貴重品、重要品
valueless(形)無価値な、価値(値打ち)のない、つまらない(=worthless/⇔valuable)
coin(名)硬貨、鋳貨
extract(他)(~から)(章句を)抜粋する(from)
pretend(自)(通例否定文で)(~だと)自任する(to)
merit(名)(称賛に値する)価値
than(接)(other、otherwise、elseなどを伴って/しばしば否定文で)~よりほかの、~よりほかには ・no other A than B AはB以外にない
as(前)~として
faint(形)(音・色・光など)かすかな、ほのかな
imperfect(形)不完全な、不十分な
stamp(名)スタンプ、印章、刻印、極印
matchless(形)無双の、無比の
image(名)(写実的)描写、表現

Faint and imperfect images they must be called, because the beauty of his language is too frequently destroyed by the necessity of changing many of his excellent words into words far less expressive of his true sense, to make it read something like prose; and even in some few places, where his blank verse is given unaltered, as hoping from its simple plainness to cheat the young readers into the belief that they are reading prose, yet still his language being transplanted from its own natural soil and wild poetic garden, it must want much of its native beauty.

call(他)(人を)(~と)呼ぶ、称する(+目+補)
language(名)語法、文法、言葉づかい
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)(~するには)~すぎる、非常に~で(~する)ことができない(to do)
destroy(他)(名声などを)だめにする
necessity(名)(またa ~)必要(性)、緊急の必要(of doing)
change(他)(~を)変える、変化させる(into)
many(代)(複数扱い)多数(の人、もの)(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
excellent(形)優れた、一流の、すばらしい
far(副)(程度に関して)はるかに、大いに、ずっと
less(副)(littleの比較級)(形容詞・副詞を修飾して)より少なく、もっと少なく、~ほどでなく(⇔more)
expressive(形)(感情などを)表わして、表現して ・words expressive of ~を表わす言葉
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)~を
true(形)本来の、適正な ・the truest sense of the word その語の最も適正(厳密)な意味
sense(名)意味、意義
make(他)(~を)(~)させる(してもらう)(+目+過分)
read(他)(書物・手紙・作品などを)読む
something(副)(前置詞つきの句の前に用いて)いくぶん、多少
like(前)~らしく、~同様に
prose(名)散文
some few ~ 少数の~、少しの~、多少の~
place(名)(話・書物・映画などの特定の)個所
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
blank verse(名)(韻)無韻詩(普通弱強5歩格)
give(他)(人に)(言葉・返事・命令・あいさつなどを)述べる、言う(+目+目)
unaltered(形)変更のない、もとのままの
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
hope(他)(~したいと)思う、望む、(~であればよいと)思う(+to do)
from(前)(原因・理由を表わして)~のために、~の結果
its(代)それの、あれの、その
simple(形)単純な、込み入ってない、基本的な
plainness(名)<plain(形)明白な、わかりやすい、明瞭な(=clear)・plain words わかりやすい言葉
cheat(他)(~を)だます
belief(名)(またa ~)信じること、信念、確信(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~という)/(同格節を導いて)
yet(接)それにもかかわらず、しかしそれでも、それなのに
still(副)それでも(やはり)、なお(=nonetheless)
transplant(他)(植物を)移植する(from)
soil(名)土、土壌、うわさ(特に、植物の生長に関係のある表層部の土)
wild(形)自然のままの
poetic(形)詩的な
must(助動)(必然を表わして)必ず~する
want(他)(~が)欠けている、足りない
native(形)生まれつきの、生来の
【参考文献】
Tales from Shakespeare (Penguin Classics) (English Edition)』Charles and Mary Lamb・著
シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)』安藤貞雄・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社