この週末は、ブルーレイで『ダーティハリー2』を見た。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: Blu-ray
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
言うまでもなく、『ダーティハリー』シリーズの2作目。
監督はテッド・ポスト。
『続・猿の惑星』も監督している。
主演は、当然ながらクリント・イーストウッド。
共演は、ハル・ホルブルック。
『大統領の陰謀』ではディープ・スロートを演じた(顔は全然見えなかったけど)。
本作では、ハリーの嫌味な上司(実は悪役)。
ハリーの友人の交通巡査を演じたミッチェル・ライアンは、『荒野のストレンジャー』でもイーストウッドと共演している。
脚本は、『地獄の黙示録』のジョン・ミリアスと、後に『ディア・ハンター』『天国の門』を撮るマイケル・チミノ。
音楽は、『暴力脱獄』『ダーティハリー』『燃えよドラゴン』のラロ・シフリン。
最初は、犯罪組織のボス・リッカ氏の釈放シーンから。
号泣県議の会見のように、大勢の記者達が彼を取り巻く。
彼には殺人関連の容疑が掛かっているが、裁判で無罪になった。
しかし、世間は彼を「クロ」だと思っている。
デモ隊も盛んに吠えている。
悠々と車に乗ったリッカを白バイが追う。
白バイ警官は、車を停めて職質を行なったかと思うと、一瞬で全員を射殺する。
現場にハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)が来る。
彼は、前作でやり過ぎたので、殺人課から既に外されていた。
ハリーが空港で相棒とメシを食っていると、事件発生。
ハイジャックのようだ。
ハリーは独断で機長に変装して機内に潜入。
だが、もちろん操縦は出来ない。
これはコメディーか?
ニセ機長だと気付いた犯人をボコボコにし、銃を奪い、撃つ。
またも問題行動を起こしてしまったハリー。
彼は射撃の名手で、大会で毎回優勝していた。
新人の中に、デイビスという射撃の上手い者がおり、次回の大会に出場してハリーと対決することになった。
これは、後の伏線。
謎の白バイ野郎が、今度は豪邸のプールで銃を乱射し、泳いでいたブルジョワジーを皆殺しにする。
次の事件は、郊外の量販店。
強盗団とハリー達の対決。
ハリーは派手に銃撃するが、一人を逃がしてしまう。
色々と立て続けに事件が起こるが、話しの方向性は未だ見えない。
続いては、黒人娼婦がタクシーの車内で元締めの男に殺される。
この男を、またも白バイ野郎が追い掛け、射殺する。
ハリーは、殺人課に戻される。
一連の殺人事件は関連があるとして、捜査が開始された。
白バイ警官は、続いて麻薬王を狙う。
ベッドで乱交しているところを射殺するが、その際、手違いで本物の警官も撃ってしまう。
撃たれて殺されたのは、交通巡査チャーリー・マッコイ。
ハリーの10年来の友人だった。
そして、撃ったのは新人警官で射撃の名手のデイビスだった。
なかなか犯人の正体が判らなかったが、現職の警官であった。
この後、どうなる?
さて、射撃大会が開催された。
デイビスは前年優勝のハリーを破ってしまう。
見事な射撃の腕前。
だが、既にハリーは彼を怪しいと思っていた。
ハリーは、友人を殺されたので犯人を恨んでいる。
で、これから現職警官達による陰謀が次第に明らかになって行くのであるが…。
警官が殺人を犯す動機にイマイチ説得力がない。
どうも、荒唐無稽な作品のように思える。
カー・アクションは派手だが。
やはり、続編は単なる娯楽映画に終わっていると言えよう。