『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第20回)

(テキスト22ページ、6行目〜)

Xury was dreadfully frighted, and indeed so was I too; but we were both more frighted when we heard one of these mighty creatures come swimming towards our boat, we could not see him, but we might hear him by his blowing to be a monstrous, huge and furious beast; Xury said it was a lyon, and it might be so for ought I know; but poor Xury cried to me to weigh the anchor and row away; no, says I, Xury, we can slip our cable with the buoy to it and go off to sea, they cannot follow us far; I had no sooner said so, but I perceiv'd the creature (whatever it was) within two oars length, which something surprised me; however I immediately stept to the cabin-door, and taking up my gun, fir'd at him, upon which he immediately turn'd about and swam towards the shore again.

dreadfully(副)非常に、とても
fright→frighten
frightened(形)おびえた、怖がった、ぎょっとした
so(副)(前出の名詞・形容詞などに代わって)そう
both(代)(同格に用いて)両者とも、両方とも
more(副)もっと、いっそう
when(接)〜する時に、〜時
hear(他)(〜が)聞こえる、(〜を)聞く(+目+原形)
one(名)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人 ・one of 〜の一つ
mighty(形)巨大な
creature(名)生き物
come(自)(come doingで)(〜しながら)やってくる
towards=toward
our(代)我々の、私たちの
but(接)(等位接続詞)(前の否定語・句・文と照応して)(〜ではなく)て(not A but Bで「AではなくBである」の意を表わす表現)
might(助動)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(許可を表わして)〜してもよろしい
his(代)彼の
monstrous(形)奇怪な、巨大な、怪物のような
huge(形)(形・大きさなど)巨大な
furious(形)(速力・活動など)猛烈な、激しい、ものすごい
beast(名)(特に、大きな)四足獣
say(他)(人に)(〜と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)/(+引用)
lyon→lion
might(助動)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(不確実な推量を表わして)〜かもしれない
ought→aught
for aught 〜 know(よくは知らないが)多分、ろくに知らないけれども
poor(形)哀れな、不幸な、気の毒な
cry to(古)〜に哀訴する、〜に泣きつく
weigh anchor 抜錨(出帆)する
row(自)(副詞句を伴って)(かい(oars)を用いて)船(ボート)をこぐ
away(副)(通例動詞とともに用いて移動・方向を表わして)あちらへ、去って
no(副)(質問・依頼などに答えて)いいえ
can(助動)(軽い命令を表わして)(肯定文で)〜しなさい、するとよい
slip(他)(副詞句を伴って)(ものを)そっと入れる(出す)
cable(名)いかりづな、錨鎖
with(前)(所持・所有を表わして)〜を持って(た)、〜のある
buoy(名)ブイ、浮標
go off(立ち)去る(to)
can(助動)(可能性・推量を表わして)(否定文で)〜はずがない
follow(他)(人などを)追う
no sooner 〜 but 〜するや否や
so(副)(代名詞的に)(動詞say、tell、think、hope、expect、suppose、believe、fear、hearなどの目的語として)そう
perceiv'd→perceived
perceive(他)(〜に)気づく
whatever(代)(譲歩節を導いて)どんなこと(もの)が〜でも、いかに〜でも
within(前)(時間・距離・範囲など)〜以内で(の)、〜を越えずに、〜の範囲内で
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
oar(名)オール、かい、櫓(ボートの側面に固定されたもの)
length(名)(端から端までの)長さ
which(形)(関係形容詞)そして(だが)その
surprise(他)(人を)驚かす、びっくりさせる
immediately(副)直ちに、即座に、早速
stept→stepped
step(自)(副詞句を伴って)(近い距離を)歩く、進む、行く
cabin(名)(客船の)客室
take up(〜を)取り上げる、手に取る
my(代)私の
fir'd→fired
fire(自)(〜に)発砲(射撃)する(at)
at(前)(方向・目標・目的を表わして)〜を(ねらって)、〜に(向かって)
on(前)(基礎・原因・理由・条件などを表わして)〜に基づいて、〜による
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(先行する句・節・文またはその内容を受けて)
turn'd→turned
turn about ぐるりと回る(回す)
shore(名)(海・湖・川の)岸

But it is impossible to describe the horrible noises, and hideous cries and howlings, that were raised as well upon the edge of the shore, as higher within the country; upon the noise or report of the gun, a thing I have some reason to believe those creatures had never heard before:

it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
impossible(形)不可能な ・It's impossible to do. 〜することは不可能だ。
describe(他)(〜を)言葉で述べる、記述する、描写する
horrible(形)恐ろしい、ものすごい、身の毛のよだつ
hideous(形)見るも恐ろしい、ぞっとする ・a hideous noise すさまじい音
cry(名)(鳥獣の)鳴き声
howl(自)(犬・オオカミなどが)遠ぼえする
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(〜する(である))ところの
raise(他)(声などを)荒らげる、張り上げる(怒りを意味する)
as well as 〜 〜はもちろん、〜も〜も
edge(名)(二つの線の接する)縁、へり、かど ・on the edge of 〜のへりに
higher(形)(highの比較級)いっそう高い
within(前)〜の内で、中で、内部で
country(名)(ある広い)地域
report(名)爆発音、銃声、砲声
thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件
reason(名)理由、わけ ・have some reason to do 〜する理由がある
believe(他)(〜と)思う、信じる(+that)
creature(名)(特に)動物
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに

This convinc'd me that there was no going on shore for us in the night upon that coast, and how to venture on shore in the day was another question too; for to have fallen into the hands of any of the savages, had been as bad as to have fallen into the hands of the lyons and tygers; at least we were equally apprehensive of the danger of it.

convinc'd→convinced
convince(他)(人に)(〜を)確信させる(+目+that)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)
there(副)(there is no+doing)〜することをとてもできない
on shore 陸に、上陸する ・go on shore 上陸する
night(名)夜、晩(日没から日の出まで、特に暗い間の時間) ・in the night 夜間に、夜中に
coast(名)(大陸・大きな島などの)海岸、沿岸 ・on the coast 沿岸(沖合)で
how(副)(疑問詞)(to doまたは節を導いて)どうやって〜するか
venture(自)(副詞句を伴って)危険を冒して(〜に)乗り出す、思い切って(〜を)試みる
day(名)(日の出から日没までの)日中、昼(間)(⇔night)
another(形)別の、ほかの
question(名)問題
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は〜だから
fall into a person's hand 人の手に入る(落ちる)
any(代)(肯定文で、any of 〜の形か既出名詞の省略の形で用いて)何でも、だれでも、どれでも、いくらでも
savage(名)野蛮人、未開人
as(副)(通例as 〜 as 〜で、形容詞・副詞の前に置いて)(〜と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as 〜 as 〜で前のasが指示副詞、後のasは接続詞)
as(接)(as(so) 〜 as 〜で同程度の比較を表わして)〜と同じく、〜と同様に、〜のように、〜ほど
tygertiger
at least(前言より正確に言い直して)少なくとも
equally(副)等しく
apprehensive(形)(〜を)気づかって、懸念して ・be apprehensive of 〜を心配する
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)〜を

Be that as it would, we were oblig'd to go on shore somewhere or other for water, for we had not a pint left in the boat; when or where to get to it was the point:

be(自)(特別用法)(条件節・譲歩節などの中で) ・Be that as it may, 〜. それがどうであろうと〜。
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
as(接)(様態・状態を表わして)〜のように
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)〜(する)だろう
oblig'd→obliged(形)(人が)(〜)せざるをえなくて ・be obliged to do 〜しなければならない
some 〜 or other 何らかの(someの後の名詞は通例単数形)
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)〜を得るために(の)、〜を(求めて)
have(他)(〜を)(〜)される(主語が何事かを経験するという意味を表わす受身で、これを経験受身という)(+目+過分)
pint(名)パイント(液量の単位)0.568リットル
leave(他)(〜を)(余りとして)残す、とり残す(しばしば受身)
when(副)(疑問副詞)いつ ・when to do いつ〜するべきか
where(副)(疑問副詞)どこに(へ、を、で) ・where to do どこで〜するべきか
get to 〜 〜に達する
point(名)(通例単数形で)問題(点)、論点

Xury said, if I would let him go on shore with one of the jars, he would find if there was any water and bring some to me.

would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(主語の意志を表わす条件節で)もし〜する意志さえあれば
let(他)(容認・許可を表わして)(人・ものなどに)(〜)させる、(人・ものなどに)(〜することを)許す(+目+原形)
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人 ・one of 〜の一つ
jar(名)(広口の)瓶、つぼ、ジャー(日本では広口の魔法瓶のことを「ジャー」と呼んでいるが、英語にはこの意味がない)
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で意志の仮定を表わして)〜するつもりなのだが
there(副)(thereは形式上主語と同じように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「〜がある」の意になる)
bring(他)(人に)(ものを)持ってくる(to)
some(代)多少、いくぶん

I ask'd him why he would go?

ask'd→asked
ask(他)(人に)(〜を)尋ねる(+目+wh.)
would(助動)(時制の一致により従属節内でまた間接話法で用いて)(意志未来を表わして)〜しよう

Why I should not go and he stay in the boat?

should(助動)(why、howなどとともに用いて、当然の意を強調して)〜しなければならない、〜して悪いはずがない
stay(自)(副詞句を伴って)(場所に)居残る、とどまる(in)

The boy answer'd with so much affection as made me love him ever after.

answer'd→answered
answer(他)(〜で)(人の行為・態度に)応じる(with)
with(前)(様態の副詞句を導いて)〜を示して、〜して
so(副)(so 〜 as 〜で)(高い程度を強調して)〜ほど〜(にも)
affection(名)(人が子供・妻などに示すような)愛情、優しい思い
make(他)(強制的にも非強制的にも)(〜に)(〜)させる(+目+原形)
ever after その後ずっと

Says he, If wild mans come, they eat me, you go wey.

wild(形)(人・部族など)未開の、野蛮な ・a wild man 蛮人
mans→men
man(名)(無冠詞で総称的に)(動物と区別して)人、人間
wei→way(名)(動詞に伴って)進む、行く(しばしば自動詞も用いられ、その動詞の意味を含めて「進む」の意になる)

Well, Xury, said I, we will both go, and if the wild mans come, we will kill them, they shall eat neither of us; so I gave Xury a piece of rusk-bread to eat, and a dram out of our patron's case of bottles which I mentioned before; and we hal'd the boat in as near the shore as we thought was proper, and waded on shore, carrying nothing but our arms and two jars for water.

well(間)(安心・あきらめ・譲歩などを表わして)やれやれ、まあいいや
will(助動)(意志未来を表わして)(1人称の主語に伴い、発話時の話者の意志を表わし、約束・諾否・主張・選択などを示して)〜するつもりである、〜しようと思う
shall(助動)(意志未来を表わして)(2、3人称を主語とする平叙文または従属節に用い、話者の意志を表わして)〜させてやる
neither(代)(二者の)どちらも〜でない ・neither of 〜 どちらの〜も〜ない
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、〜ので
give(他)(人に)(ものを)与える、あげる(+目+目)
piece(名)(不可算の名詞を伴って、まとまりのある数量を示して)一片、1個、1枚、1編、1節 ・a piece of 〜 一片の〜
rusk(名)ラスク(薄切りのパンを天火で硬く焼いたもの)
dram(名)(ウイスキーなどの)微量、ひと口
out of(前)(起源・出所を表わして)〜から、〜からの
patron(名)(人・団体・事業などの)後援者(団体)・パトロン・保護者・奨励者
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)〜する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
mention(他)(〜のことを)(口語または文書で話などのついでに)簡単に述べる、(〜を)話に出す、(〜に)言及する
hal'd→haled
hale(他)強く引く、引っ張り出す
in(副)(運動・方向を表わして)中に(へ)、内に(へ)
near(前)(場所・時間などを表わして)〜の近くに、〜に近く
think(他)(〜と)思う、考える(+that)
proper(形)(目的・状況などにかなって)適切な、ふさわしい
wade(自)(廃)行く、進む
nothing but 〜 ただ〜のみ、〜にほかならない

I did not care to go out of sight of the boat, fearing the coming of canoes with savages down the river; but the boy seeing a low place about a mile up the country, rambled to it; and by and by I saw him come running towards me.

care(自)(〜し)たいと思う(+to do)
out of sight(〜の)見えない所に
fear(他)(〜を)恐れる、怖がる(+doing)
coming(名)(the 〜)到来 ・the coming of 〜の到来
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
down(前)(移動を表わして)(流れ・風)に沿って、下って ・down the river 川を下った所に
about(副)(数詞を伴って)およそ、約
mile(名)マイル(距離の単位/1760 yards、約1.6km)
up(前)(低い位置・地点から)〜の上へ(に)、の高いほうへ(に)、〜を上って(上った所に)
ramble(自)(副詞句を伴って)ぶらぶら歩く、あてもなく歩く
by and by やがて、まもなく
see(他)(〜を)見る、(〜が)見える(+目+原形)
come(自)(〜 doingで)(〜しながら)やってくる
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)