『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第205回)

(テキスト207ページ、5行目〜)
(※赤字は大学受験レベルの語)

This was a great disappointment to us; for now we were at a loss what to do; for our seizing those seven men on shore would be no advantage to us, if we let the boat escape; because they would then row away to the ship, and then the rest of them would be sure to weigh and set sail, and so our recovering the ship would be lost.

this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
great(形)(痛みなど)激しい、強い、非常な
disappointment(名)失望のもと、案外つまらない人(事、もの)(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や。そのとき、それから、次に
at a loss 当惑して、途方に暮れて ・She is at a loss what to do. 彼女はどうしてよいのやら途方に暮れている(通例前置詞を略す)。
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
our(代)我々の、私たちの
seize(他)(人を)捕らえる、(犯人などを)逮捕する
seven(形)(基数の7)7の、7個の、7人の
on shore 陸に、上陸して ・go on shore 上陸する
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~(する)だろう
advantage(名)(他より)有利、好都合(⇔disadvantage)・of no advantage to ~に少しも有利でない
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去形を用い(be動詞はwere)、帰結の主節には通例would、shouldなど助動詞の過去形が用いられる)
let(他)(容認・許可を表わして)(人・ものなどに)(~)させる、(人・ものなどに)(~することを)許す(+目+原形)
because(接)(形容詞節を導いて)(なぜなら)~だから(である)、~なので
row(自)(副詞句を伴って)(かい(oars)を用いて)船(ボート)をこぐ
away(副)(通例動詞とともに用いて移動・方向を表わして)あちらへ、去って
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含ませずに空間や変化の)~(のほう)へ
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
rest(名)(複数扱い)残りの(その他の)人々(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
sure(形)きっと~して(+to do)
weigh(自)錨を抜く
set sail(~へ)出帆する
so(副)(接続詞的に/and soとして)それゆえ、だから、それで
recover(他)(失ったもの・取られたものを)取り戻す
lost(形)(物事が)(~から)消え去って

However, we had no remedy, but to wait and see what the issue of things might present; the seven men came on shore, and the three who remain'd in the boat, put her off to a good distance from the shore, and came to an anchor to wait for them; so that it was impossible for us to come at them in the boat.

have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞を伴って)((~すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
remedy(名)矯正法、救済(策)
wait(他)(機会・順番・都合などを)待つ、待ち受ける
see(他)(未来にどうなるかを)見てみる、確かめる(+wh.)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
issue(名)(通例単数形で)結果、結末(of)
thing(名)(複数形で)物事、事物
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(疑問文において不確実の意を強めて)(一体)~だろう
present(他)(もの・事が)(問題・状態・症状などを)呈する、引き起こす
seven(形)(基数の7)7の、7個の、7人の
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる
on shore 陸に、上陸して ・come on shore 上陸する
three(代)(基数の3)(複数扱い)3つ、3個(人)
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする)
remain'd→remained
remain(自)(通例副詞句を伴って)とどまる、滞在する
put off(ボートを)(岸・親船から)押し出す、送り出す(=launch)(from)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
good(形)(強意語として)(通例a ~)十分な
distance(名)(単数形で)離れた場所
from(前)(隔たり・不在を表わして)~から(離れて)
shore(名)(海・湖・川の)岸
come to anchor 停泊する
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)
so that(結果の副詞節を導いて)それで、そのため
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
impossible(形)不可能な(+for+代名+to do)
for(前)(不定詞の主語関係を示して)~が(~する)
come at ~ ~に向かってくる、~を攻撃する

Those that came on shore, kept close together, marching towards the top of the little hill, under which my habitation lay; and we could see them plainly, though they could not perceive us:

those(代)(whoなどの関係代名詞を伴って)(~な)人々
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する)(である))ところの/(主語として)
keep(自)ずっと(~の状態で)ある(+補)
close(形)(空間・時間・程度など)接近した
march(自)行進する、堂々(悠々)と歩く
towards(前)=toward
top(名)(通例the ~)(ものの)頂上、てっぺん(of)
under(前)(位置を表わして)~のふもとに
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
my(代)私の
habitation(名)住居、住宅
lie(自)(副詞句を伴って)(~に)位置する、ある
plainly(副)明白に、はっきりと(=clearly)
perceive(他)(~に)気づく

We could have been very glad they would have come nearer to us, so that we might have fir'd at them, or that they would have gone farther off, that we might come abroad.

glad(形)うれしくて、喜ばしくて(⇔sad)(+that)
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(would have+過分で/過去の事柄について帰結節で意志の仮定を表わして)~しただろう
might(助動)(仮定法過去)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で)(might have+ppで/過去の推量を表わして)~したかもしれない
fir'd→fired
fire(自)(~に)発砲(射撃)する(at)
at(前)(方向・目標・目的を表わして)~を(ねらって)、~に(向かって)
that(接)(副詞節を導いて)(原因・理由を表わして)~だから、~のゆえに
go off(立ち)去る
farther(副)(farの比較級)(距離・空間・時間が)さらに遠く、もっと先に
that(接)(目的を表わして)~するように、~せんがために
might(助動)(直説法過去)(時制の一致により副詞節中で)~するために、~できるように
abroad(副)(古)戸外で

But when they were come to the brow of the hill, where they could see a great way into the valleys and woods, which lay towards the north-east part, and where the island lay lowest, they shouted, and hollow'd till they were weary; and not caring it seems to venture far from the shore, nor far from one another, they sat down together under a tree, to consider of it:

when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
brow(名)(the ~)がけっぷち ・the brow of a hill 山の端
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)
way(名)(単数形で)方向、方面
valley(名)(山にはさまれた広い)谷、谷間
wood(名)(しばしば複数形で)森
northeast(形)北東の(にある)
part(名)地方、地域
low(副)低く
hollow'd→hallooed
halloo(自)しっ(おーい)と叫ぶ
till(接)(結果・程度を表わして)(~して)ついに、(~する)ほどに
weary(形)疲れた、疲労した
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(~し)ない
care(自)(~し)たいと思う(+to do)
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(seem that ~の主語として)(thatは略されることがある)
seem(自)(itを主語として)(~には)(~のように)思われる(+that)
venture(自)(副詞句を伴って)危険を冒して(思い切って)行く
far from ~ ~から遠くに
one another お互い(に、を)
down(副)座って(⇔up)・sit down 座る
consider(自)よく考える、熟考する
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について

Had they thought fit to have gone to sleep there, as the other party of them had done, they had done the job for us; but they were too full of apprehensions of danger, to venture to go to sleep, tho' they could not tell what the danger was they had to fear neither.

think(自)考える
fit(形)適当な、ふさわしい(+to do)
go(自)(~しに)行く(+to do)
sleep(自)眠る
as(接)(様態・状態を表わして)~のように
other(形)(the ~/日・夜・週などを表わす名詞を修飾して副詞的に)この前の、せんだっての
party(名)(集合的/単数または複数扱い)(ある目的で集まった)一行、一団、一隊
of(前)(部分を表わして)~の中の
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(同一の動詞(およびそれを含む語群)の反復を避けて)
do(他)(仕事・義務などを)果たす、遂行する
jobb→job
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)(~するには)~すぎる、非常に~で(~する)ことができない
full(形)頭がいっぱいになって、(~に)夢中になって(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)~を
apprehension(名)気づかい、心配、懸念(=anxiety)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
venture(他)思い切って(~)する(+to do)
go to sleep 寝つく
tho'→though(副)(文尾・文中に置いて)でも、もっとも、やっぱり
tell(他)(can、couldなどを伴って)(~を)知る、わかる(+wh.)
what(形)(疑問形容詞)(間接疑問の節を導いて)何の、どんな
have to do(~)しなければならない
fear(他)(~を)恐れる、怖がる ・He didn't fear the danger. 彼はその危険を恐れなかった。
neither(副)(文尾において前出の不定詞を強める)少しも~ない(=either)

The Captain made a very just proposal to me, upon this consultation of theirs, viz. that perhaps they would all fire a volley again, to endeavour to make their fellows hear, and that we should all sally upon them, just at the juncture when their pieces were all discharg'd, and they would certainly yield, and we should have them without blood-shed:

captain(名)船長、艦長、艇長
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現の1回だけの行為であることが強調される)
very(副)(通例程度を示さない形容詞を強めて)まさに、まさしく
just(形)(考えなど)十分適切な
proposal(名)提案(+that)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
on(前)(時間の接触を表わして)~するとすぐに、~と同時に(動作名詞または動名詞に伴う)
this(形)(指示形容詞)この/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
consultation(名)(専門家に対する)相談
theirs(代)(of ~で)彼ら(彼女ら)の(theirはa、an、this、that、noなどと並べて名詞の前に置けないからtheirをof theirsとして名詞の前に置く)
viz.(副)すなわち(通例namelyと読む)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
fire(他)(銃砲・弾・ミサイルなどを)発射する、発砲する
volley(名)一斉射撃、斉射(=salvo)
endeavour(自)(~しようと)努力する(+to do)
make(他)(強制的にも非強制的にも)(~に)(~)させる
their(代)彼ら(彼女ら)の
fellow(名)(通例複数形で)(主に男性の)仲間
hear(自)(耳が)聞こえる
should(助動)(時制の一致で従節内に用いて/意志未来の場合)(相手の意志を確かめて)~しましょうか(と言う)(主語の認証にかかわらずshouldを用いる)
sally(自)打って出る、(逆襲的に)出撃する
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて
at(前)(時の一点を表わして)~に
juncture(名)(危機をはらく)情勢 ・at this juncture この重大時に、この際(きわ)に
when(副)(関係副詞)(制限的用法で)~する(した)(時)(通例「時」、時には「場合」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
piece(名)銃、砲
discharg'd→discharged
discharge(他)(銃砲を)発射する
yield(自)屈服する、降服する、陥落する
should(助動)(仮定法で)(可能性・期待を表わして)きっと~だろう、~のはずである
have(他)つかまえる、捕える
bloodshed(名)流血(の惨事)、殺害、虐殺

I lik'd this proposal, provided it was done while we were near enough to come up to them, before they could load their pieces again.

lik'd→liked
like(他)(~を)好む、(~が)好きである
provided(接)~という条件で、もし~とすれば
done(形)済んで、終了して
near(形)(場所・時間など)近い、手近の(=close/⇔far)
enough(副)(形容詞・副詞の後に置いて)(~するに)足りるだけ、十分(+to do)
come up to ~ ~のすぐそばまでやってくる
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに
could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
load(他)(銃砲に)弾丸を込める、装填(そうてん)する(⇔unload)

But this event did not happen, and we lay still a long time, very irresolute what course to take; at length I told them, there would be nothing to be done in my opinion till night, and then if they did not return to the boat, perhaps we might find a way to get between them and the shore, and so might use some stratagem with them in the boat to get them on shore.

do(助動)(be以外の動詞の否定文を作って)
lie(自)(~の状態に)置かれてある(=remain)(+補)
still(形)静止した、じっとした ・keep still じっとしている
long(形)(時間・過程・行為など)長い、長期にわたる ・a long time 長い間
time(名)(またa ~)(ある一定の長さの)期間、間 ・a long time 長い間
irresolute(形)決断力のない、優柔不断な、ぐずぐずした、にえきらない
course(名)(行動の)方針、方向 ・take one's own course 独自の方針を取る、自分の好きなようにする
take(他)採る、(手段を)講ずる
at length ついに、ようやく
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+that)
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
in one's opinion ~の考え(意見)では
till(前)(否定語の後に用いて)~までは(~しない)、~になって初めて(~する)
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在・過去・未来の実現の可能性のある事柄について推量する場合(この場合には未来(未来完了)のことでもif節には現在(現在完了)を用いる
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(不確実な推量を表わして)~かもしれない
find(他)(find one's wayで/通例副詞句を伴って)骨折って進む、たどり着く
way(名)(one's ~/動詞に伴って)進む、行く
get(自)(副詞句を伴って)(ある場所・地位・状態に)達する、到着する、至る
between(前)(場所・位置などを表わして)(二つ)の間に(の、で)
and(接)(等位接続詞)(between ~ and ~で)~と~(との間に)
shore(名)(海・湖・川の)岸
so(副)(接続詞的に/and soとして)それゆえ、だから、それで
use(他)(才能・暴力などを)行使する、働かす
stratagem(名)計略、策略、術策
with(前)(処置・関係の対象を導いて)~に対して、~について、~にとっては
get(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(ある場所・位置に(から))持って(連れて)いく、動かす、運ぶ
(本文486語)
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics) (English Edition)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社