『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第48回)

(テキスト50ページ、2行目〜)

Such impression did this make upon me, that after the storm was over, I laid aside all my works, my building, and fortifying, and apply'd my self to make bags and boxes to separate the powder, and keep it a little and a little in a parcel, in hope, that whatever might come, it might not all take fire at once, and to keep it so apart, that it should not be possible to make one part fire another:

such(形)(程度を表わして)(such 〜 thatで)非常に〜なので
impression(名)印象、感銘 ・make an impression on 〜に印象(感銘)を与える
do(助動)(強調・釣り合いなどのため述語(の一部)を文頭に置く時に)
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
make(他)(〜を)生じさせる、(〜の)原因となる ・make an impression 印象を与える
on(前)(動作の対象を表わして)〜に対して、〜に当てて
that(接)(副詞節を導いて)(so(such)〜 thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)〜なので、〜(する)ほど
after(接)(〜した)後に(で)、〜してから
over(形)終わって、済んで、過ぎて
lay aside(〜を)捨てる、やめる、放棄する
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
my(代)私の
fortify(自)要塞を築く
apply'd→applied
apply(他)(心・精力などを)(仕事などに)注ぐ、傾ける ・apply oneself to 〜に専念する
myself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)(再帰動詞とともに全体で自動詞的な意味になる)
separate(他)(〜を)(〜に)分ける、区切る
powder(名)火薬
keep(他)(ものを)取っておく、捨てないでおく ・keep A in B AをBにしまう
little and little 少しずつ、段段、徐々に
parcel(名)包み、小包、小荷物
in hope that 〜 〜ということを希望して
whatever(代)(譲歩節を導いて)どんなこと(もの)が〜でも、いかに〜でも
might(助動)(譲歩を表わす副詞節において)たとえ〜であったにしても
come(自)(事が)起こる、生じる
might(助動)(直説法過去)(時制の一致により副詞節中で)〜するために、〜できるように
all(代)(単数扱い)(同格にも用いて)全部、ことごとく
take(他)(火が)つく ・take fire 火がつく
at once 同時に
keep(他)(〜を)ずっと(〜の状態に)しておく、保つ
so(副)(程度・結果を表わして)(so 〜 that 〜で)〜なほど〜で
apart(副)(時間・空間的に)離れて、別れて、別々に
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
should(助動)(仮定法で)(目的の副詞節に用いて)〜する(ように)
possible(形)(もの・事が)可能な、実行できる ・It's impossble to do. 〜することは可能だ。
make(他)(火を)おこす ・make a fire 火をたく(おこす)
one(形)(another、the otherと対照的に)一方の、片方の
part(形)部分的な、一部の
another(代)(oneと対照的に)

I finish'd this work in about a fort night, and I think my powder, which in all was about 240 l. weight, was divided in not less than a hundred parcels; as to the barrel that had been wet, I did not apprehend any danger from that, so I plac'd it in my new cave, which in my fancy I call'd my kitchin, and the rest I hid up and down in holes among the rocks, so that no wet might come to it, marking very carefully where I laid it.

finish'd→finished
in(前)(時間を表わして)〜(のうち)に、〜の間、〜中
about(副)(数詞を伴って)およそ、約
fortnight(名)(通例単数形で)2週間
think(他)(〜と)思う、考える(+that)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
in all 全部で、合計で
l.(略)libra(名)重量ポンド
divided(形)分割された、分かれた
in(前)(状態を表わして)〜の状態に(で)
not less than 〜 少なくとも
hundred(形)100の、100個の、100人の(通例a、anまたはone、fourなどの数詞がつく)
as to 〜(文頭に用いて)〜に関するかぎりでは、〜はどうかと言えば
barrel(名)(胴のふくれた)たる
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(〜する(である))ところの
apprehend(他)(意味を)把握する、理解する
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)少しも(〜ない)、何も(〜ない)、だれも(〜ない)
from(前)(出所・起源・由来を表わして)〜から(来た、取ったなどの)
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、〜ので
plac'd→placed
place(他)(副詞節を伴って)(ものを)(〜に)置く、据える
cave(名)ほら穴、洞窟
in(前)(範囲を表わして)〜において、〜内で
fancy(名)(気まぐれで自由な)空想
call'd→called
call(他)(〜を)(〜と)みなす、考える(+目+補)
rest(名)(the 〜)残り、残余
up and down(古)ここかしこに、隅から隅まで
so that(目的の副詞節を導いて)〜するために、〜となるように
wet(名)湿気、水分
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
mark(自)しるしをつける
where(接)〜する(した)所に(へ、を)

In the interval of time while this was doing I went out once at least every day with my gun, as well to divert my self, as to see if I could kill any thing fit for food, and as near as I could to acquaint my self with what the island produc'd.

interval(名)(時間の)間隔、合間 ・an interval 〜の合間 ・in the interval その間に
while(接)〜する間、〜するうち、〜と同時に(「動作や状態の継続している時間(期間)」を表わす副詞節をつくる/whileの節中に進行形が多く用いられる)
go out 外へ出る、(〜へ)出ていく
at least 少なくとも
every(形)(可算の単数名詞を伴って無冠詞で)毎〜、〜ごと(しばしば副詞句として用いる)・every day 毎日
day(名)(副詞的に)〜日 ・every day 毎日
with(前)(所持・所有を表わして)〜を持って(た)、〜のある
as well as 〜 〜はもちろん、〜も〜も
divert(他)(人の)気を晴らさせる、(人を)慰める
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
see(他)(〜を)確かめる、調べる、よく見る(+wh.)
if(接)(間接疑問文を導いて)〜かどうか
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在の事実に反対の条件節、または願望を表わす名詞節に用いて)〜できる(なら)
anything(代)(疑問文・条件節に用いて)何か
fit(形)適当な、ふさわしい ・A fit for B Bに適したA
for(前)(用途・指定・適否を表わして)〜に適した
as 〜 as one can できるだけ
acquaint(他)(人に)(〜を)知らせる、告げる(with)
with(前)(処置・関係の対象を導いて)〜に対して、〜について、〜にとっては
what(代)(関係代名詞)(〜する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
produc'd→produced
produce(他)(穀物などを)産する

The first time I went out I presently discover'd that there were goats in the island, which was a great satisfaction to me; but then it was attended with this misfortune to me, viz. that they were so shy, so subtle, and so swift of foot, that it was the difficultest thing in the world to come at them:

the first time(接続詞的に)最初〜した時に
presently(副)まもなく、やがて
discover'd→discovered
discover(他)(〜が)わかる、(〜を)知る、悟る、(〜に)気づく(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)/(主語節を導いて)
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere is(are)で「〜がある」の意になる)(beを述語動詞として)・There is A in B. BにAがある。
goat(名)ヤギ(ヤギは繁殖力が旺盛なので好色のイメージがある/罪や悪との連想が古くからあり、悪魔はよくヤギの姿で現われる)
satisfaction(名)満足となるもの ・a great satisfaction to 〜にとってたいへん満足なもの
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜にとっては、〜には
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
attend(他)(結果として)(〜に)伴う(通例受身)(with)
with(前)(接触・交際・結合などを表わして)〜と
misfortune(名)(大きな)不幸、不運
viz.(副)すなわち(通例namelyと読む)
shy(形)(鳥・獣など)物に驚きやすい
subtle(形)(知覚・感覚など)敏感な、緻密な
swift(形)速い、敏捷な
foot(名)歩み、足どり ・be swift of foot 足が速い
difficult(形)困難な ・be difficult to do 〜するのが難しい
in the world(最上級を強めて)世界中で
come at 〜 〜に向かってくる、〜を攻撃する

But I was not discourag'd at this, not doubting but I might now and then shoot one, as it soon happen'd, for after I had found their haunts a little, I laid wait in this manner for them:

discourag'd→discouraged
discourage(他)(人の)勇気(やる気)を失わせる、(人を)落胆させる(しばしば受身で用い、「(人が)落胆する、やる気をなくす」の意になる/前置詞はat、by)
at(前)(感情の原因を表わして)〜に(接して)、〜を見て、聞いて、考えて
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(〜し)ない
doubt(他)(〜を)疑う、(〜に)疑念をもつ、(〜かどうかを)疑わしいと思う(+that)
but(接)(しばしばbut thatで否定文または疑問文に用いられたdoubt、denyなどのあとに名詞節を導いて)〜ということ
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(不確実な推量を表わして)〜かもしれない
now and then 時々
shoot(他)(人・ものを)撃つ、撃ち殺す
one(代)(既出の可算名詞の反復を避けて)(その)一つ、それ
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは〜だが
happen'd→happened
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は〜だから
their(代)彼ら(彼女ら)の
haunt(名)(しばしば複数形で)(動物などの)よく出る所、生息地
little(副)(a 〜で肯定的用法で)少し、少しは
lay(他)(信頼・強勢などを)置く
wait(名)(通例単数形で)待つこと(for)
in(前)(方法・形式を表わして)〜で、〜をもって
manner(名)(通例単数形で)方法、仕方 ・in this manner こういうふうに
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)〜を得るために(の)、〜を(求めて) ・wait for 〜を待つ

I observ'd if they saw me in the valleys, tho' they were upon the rocks, they would run away as in a terrible fright; but if they were feeding in the valleys, and I was upon the rocks, they took no notice of me, from whence I concluded, that by the position of their opticks, their sight was so directed downward, that they did not readily see objects that were above them; so afterward I took this method, I always climbed the rocks first to get above them, and then had frequently a fair mark.

observ'd→observed
observe(他)(〜を)観察する(+wh.)
see(他)(〜を)見る、(〜が)見える ・see A in B BにAを見る
valley(名)(山にはさまれた広い)谷、谷間
tho'→though
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)〜(する)だろう
run away(〜から)逃げる、逃げ出す、逃亡(逃走)する
as(接)(様態・状態を表わして)〜のように
fright(名)(またa 〜)(急に襲う)恐怖 ・in a fright ぎょっとして、肝をつぶして
feed(自)(動物・赤ん坊が)ものを食う ・be feeding in 〜でえさを食べている
take notice of 〜 〜に注意する、気づく
whence(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(そして)そこから、その点から
conclude(他)(〜だと)結論を下す、断定する(+that)
by(前)(原因を表わして)〜のために
position(名)位置 ・the position of 〜の位置
opticks→optics
optic(名)目
sight(名)視界、視域
direct(他)(副詞句を伴って)(注意・努力などを)(〜に)向ける、注ぐ
downward(副)下方へ、下向きに
readily(副)容易に、たやすく
object(名)(知覚できる)物、物体
afterward(副)その後、以後
take(他)(手段などを)講じる
method(名)(論理的で組織立った)方法、方式
first(副)(何はさておいても)まず
get(自)(副詞句を伴って)(ある場所・地位・状態に)達する、到着する、至る
frequently(副)しばしば、たびたび、頻繁に
fair(形)かなり良い、かなりたくさんの、相当な
mark(名)目印、目標、標識

The first shot I made among these creatures, I kill'd a she-goat which had a little kid by her which she gave suck to, which griev'd me heartily; but when the old one fell, the kid stood stock still by her till I came and took her up, and not only so, but when I carried the old one with me upon my shoulders, the kid follow'd me quite to my enclosure, upon which I laid down the dam, and took the kid in my arms, and carried it over my pale, in hopes to have bred it up tame, but it would not eat, so I was forc'd to kill it and eat it my self; these two supply'd me with flesh a great while, for I eat sparingly; and sav'd my provisions (my bread especially) as much as possibly I could.

shot(名)発砲、発射
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(〜を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
creature(名)(特に)動物
kill'd→killed
she-goat(名)雌ヤギ
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)〜する(した)(もの、事)(主格の場合)/(目的格の場合)
kid(名)子ヤギ
by(前)(場所・位置を表わして)〜のそばに(で)、のかたわらに(の)の手元に
give(他)(人に)(ものを)与える、あげる(to)
suck(名)乳を飲むこと ・give suck to 〜に乳を飲ませる
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜に対して、〜に
griev'd→grieved
grieve(他)(人を)深く悲しませる、悲嘆させる
heartily(副)心から
when(接)〜する時に、〜時(時を表わす副詞節をつくる)
fall(自)(傷ついて(撃たれて))倒れる
stand(自)(〜の状態で)立つ(+補)・stand still じっと立つ
stock-still(形)全く動かない(じっとしている)
till(接)(動作・状態の継続の期限を表わして)〜まで(ずっと)
take up(〜を)取り上げる、手に取る
not only 〜 but 〜 〜だけでなくまた〜
so(副)(前出または文脈上自明の事柄を受けて)そのとおりで、本当で
carry(他)(もの・人を)(持ち上げて(背負って))運ぶ、持ち歩く ・carry A with B AをBと一緒に運ぶ
on(前)(支え・支持を表わして)〜で、〜を軸にして ・carry 〜 on one's shoulder 〜を背負う
follow'd→followed
enclosure(名)囲い地、構内
on(前)(基礎・原因・理由・条件などを表わして)〜に基づいて、〜による
which(代)(先行する句・節・文またはその内容を受けて)
lay down(〜を)(〜に)横たえる、下に置く
dam(名)(特に家畜の)雌親、母獣
take(他)(〜を)(〜に)抱く、抱き締める ・take 〜 in one's arms 〜を腕に抱き締める
in(前)(行為・動作の方向を表わして)〜の中に
pale(名)(the 〜)限界、範囲
hope(名)望み、希望 ・in hopes 期待して
bred(動)breedの過去形・過去分詞
breed(他)(人を)養育する(up)/(人を)(〜に)仕込む、育てる(+目+補)
up(副)まったく、すっかり
tame(形)(動物が)飼いならされた、人になれた
would(助動)(過去の意志・主張・拒絶を表わして)(どうしても)〜しようとした
eat(自)ものを食べる
forc'd→forced
force(他)(人に)強いて(〜)させる、(人に)(〜することを)余儀なくさせる(しばしば受身で用い、「強制されて(〜)する」の意と「(〜)せざるをえない」の意とになる)(+目+to do)
myself(代)(強調に用いて)私自身/(Iとともに用いて同格的に)
two(代)(複数扱い)二つ、2個(人)
supply'd→supplied
supply(他)(〜に)(〜を)供給する、与える(with)
with(前)(委託を表わして)(もの)を(ゆだねて)
flesh(名)(人間・動物の)肉
while(名)(a 〜)(短い)間、暫時 ・a great while かなり長い間
sparingly(副)控えめに、倹約して
sav'd→saved
save(他)(金・ものを)蓄える、とっておく、貯蓄する
provision(名)(複数形で)食料、糧食
especially(副)特に、とりわけ
possibly(副)(can、couldに伴って強意的に)どうしても、できる限り
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)