『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第72回)

(テキスト74ページ、13行目〜)

After I had eaten, I try'd to walk, but found my self so weak, that I cou'd hardly carry a gun, (for I never went out without that) so I went but a little way, and sat down upon the ground, looking out upon the sea, which was just before me, and very calm and smooth:

after(接)(〜した)後に(で)、〜してから
eat(自)ものを食べる
try'd→tried
try(他)(〜を)努力する、やってみる、(〜しようと)する(+to do)
find(他)(〜 oneselfで)(自分が)(〜の状態(場所)に)いるのに気づく(+目+補)
myself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)(再帰動詞とともに全体で自動詞的な意味になる)
so(副)(程度・結果を表わして)(so 〜 that 〜で)(順送りに訳して)非常に〜なので〜
that(接)(副詞節を導いて)(so 〜 thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)〜なので、〜(する)ほど
cou'd→could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)〜できる、〜してよい
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は〜だから(=as、since)
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して〜ない
go out 外へ出る、(〜へ)出ていく
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、〜ので
but(副)ただ、ほんの、〜だけ
little(形)(時間・距離など)短い(⇔long)
way(名)(単数形で)道のり、距離(しばしば副詞的にも用いる) ・go a little way 少し(途中まで)行く
sit(自)座る、腰かける(通例状態を表わし、動作を表す時にはsit downが一般的) ・sit down on 〜に座る
ground(名)(the 〜)地面、地(表) ・on the ground 地面に
look out(外の)(〜を)見る
on(前)(動作の方向を表わして)〜に向かって、〜をめがけて
sea(名)(通例the 〜/また複数形で)海、海洋(⇔land) ・on the sea 海上を、海を
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
before(前)(位置・場所などを表わして)〜の面前(眼前)に(behindの反対語)
calm(形)(海・天候など)(波やあらしがなく)穏やかな、静かな(⇔stormy)
smooth(形)(水面など)静かな

As I sat here, some such thoughts as these occurred to me.

as(接)(時を表わして)〜している時、〜したとたんに
such(形)(such 〜 asで)〜のような
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え ・The thought occurs to me 〜という考えが浮かぶ
as(代)(関係代名詞)(such、the sameまたはasを先行詞に含んで、制限的に用いて)〜のような
these(代)(指示代名詞)これら(のもの、人)(⇔those)
occur(自)(人(の心)に)浮かぶ、思い出される(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜に対して、〜に

What is this earth and sea of which I have seen so much, whence is it produced, and what am I, and all the other creatures, wild and tame, human and brutal, whence are we?

earth(名)(通例the 〜)(天空に対して)地、地表、地上
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)〜する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(所有格の場合/of whichの形で)
see much of 〜(人)にたびたび会う
so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
whence(副)(疑問副詞)どこから
produce(他)(〜を)引き起こす、招来する
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
creature(名)生き物
tame(形)(動物が)飼いならされた、人になれた(⇔wild)
human(形)人間らしい
brutal(形)粗野な、粗暴な

Sure we are all made by some secret power, who form'd the earth and sea, the air and sky; and who is that?

sure(副)確かに
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
power(名)力 ・have the power to do 〜する力がある ・the power of 〜の力
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
form'd→formed
form(他)(ものを)形づくる、形成する
air(名)(the 〜)大気、空、空中

Then it follow'd most naturally, It is God that has made all:

then(副)(通例文頭または文尾に用いて)それなら、(それ)では
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
follow'd→followed
follow(自)(itを主語として)(〜からすると)当然の結果として(〜ということに)なる(+that)
most(副)(主に2音節以上の形容詞・副詞の最上級を作って)最も、いちばん(副詞の場合にはtheをつけないことも多い)
it(代)(it is 〜 thatの構文で文の主語・(動詞または前置詞の)目的語・副詞語句を強調して)(このitの次にくるbeの時制は通常clause内の動詞の時制と一致し、clause内の動詞の人称は直前の名詞・代名詞に一致する)
that(代)(関係代名詞)(It is 〜 that 〜の形で名詞(相当語句)を強調して)〜のは
all(代)(単数扱い)すべて(のもの)、万事

Well, but then it came on strangely, if God has made all these things, He guides and governs them all, and all things that concern them; for the power that could make all things, must certainly have power to guide and direct them.

well(間)(話を続けたり、用件を切り出す時に用いて)さて、ところで
come on(季節・夜などが)やってくる、近づく
strangely(副)奇妙に、変に
thing(名)(有形の)物、事物 ・all things すべてのもの
guide(他)(勉強・方針などで)(人を)指導する、手引きする
govern(他)(人・行動などを)左右する、決定する
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(〜する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)
concern(他)(ことが)(〜に)関係している、関係がある
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在の事実に反対の条件節、または願望を表わす名詞節に用いて)〜できる(なら)
must(助動)(当然の推定を表わして)〜にちがいない、〜に相違ない、きっと〜だろう
direct(他)(〜を)指導する、指揮する、(会社などを)管理する

If so, nothing can happen in the great circuit of his works, either without his knowledge or appointment.

so(副)(前出・または文脈上自明の事柄を受けて)そのとおりで、本当で ・if so だったら
can(助動)(可能性、推量を表わして)(否定文で)〜はずがない
in(前)(範囲を表わして)〜において、〜内で
circuit(名)囲まれた地域、範囲
his(代)彼の
work(名)(芸術などの)作品
either(副)(either 〜 or 〜で相関接続詞的に)〜かまたは〜か(どちらでも、いずれかを)
knowledge(名)(またa 〜)知る(知っている)こと、知識、認識
or(接)(二つまたはそれ以上の選択すべき文法上同形質の語・句・節を対等につないで)(eitherと相関的に用いて)〜かまたは〜か
appointment(名)指名、任命、任用

And if nothing happens without his knowledge, he knows that I am here, and am in this dreadful condition; and if nothing happens without his appointment, he has appointed all this to befal me.

know(他)(〜を)知る、知っている、(〜が)わか(ってい)る(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)/(主語節を導いて)
dreadful(形)恐ろしい、怖い
condition(名)(またa 〜)(人・もの・財政などの)状態 ・be in 〜 condition 〜な状態である
appoint(他)(〜を)指名する、任命する(=assign)(+目+to do)
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
befal→befall(他)(よくない事が)(人・ものに)起こる、降りかかる

Nothing occurr'd to my thought to contradict any of these conclusions; and therefore it rested upon me with the greater force, that it must needs be, that God had appointed all this to befal me; that I was brought to this miserable circumstance by his direction, he having the sole power, not of me only, but of every thing that happen'd in the world.

occurr'd→occurred
contradict(他)(事実・陳述が)(〜と)矛盾する、相反する、両立しない
any(代)(否定文で、any of 〜の形か既出名詞の省略の形で用いて)何でも、だれでも、どれでも、いくらでも
conclusion(名)結論、断定
therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
rest(自)ある、位置を占める、かかる(on)
on(前)(動作の対象を表わして)〜に対して、〜に当てて
with(前)(道具・手段を表わして)〜を用いて、〜で
force(名)(物理的な)力、強さ ・with greater force ものすごい力で
needs(副)(古)(通例mustとともにその前後で用いて)ぜひとも〜ねばならない
bring(他)(〜を)(ある状態に)もってくる、至らせる(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)〜まで、〜へ、〜に
miserable(形)(物事が)みじめな気持ちにさせる、悲惨な、哀れな(=depressing)
circumstance(名)(通例複数形で)(周囲の)事情、状況、環境
direction(名)指示、指図、命令
sole(形)ただひとつの、たった一人の(=only)
not only 〜 but 〜 〜だけでなくまた〜
happen'd→happened
world(名)(通例単数形で)人の世、この(あの)世 ・the world この世、現世

Immediately it follow'd,
Why has God done this to me? What have I done to be thus us'd?

immediately(副)直ちに、即座に、早速
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
thus(副)このように、かように
us'd→used
use(他)遇する、扱う、あしらう
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)