『高慢と偏見』を原書で読む(第5回)

(テキスト8ページ、1行目〜)

CHAPTER II

chapter(名)(書物・論文の)章 ・chapter one 第1章
I(名)(ローマ数字の)I ・II(ii)=2

Mr. Bennet was among the earliest of those who waited on Mr. Bingley.

Bennet(名)ベネット(Jane Austen, Pride and Prejudiceに登場する一家)
among(前)(仲間・同類)の中の一人(一つ)で
of(前)(部分を表わして)〜の中の
those(代)(指示代名詞)(whoなどの関係代名詞を伴って)(〜な)人々(⇔these)
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)〜する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)(主格の場合)
wait on 〜(目上の人)を(表敬)訪問する、〜にご機嫌伺いをする

He had always intended to visit him, though to the last always assuring his wife that he should not go; and till the evening after the visit was paid, she had no knowledge of it.

intend(他)(〜する)つもりである、(〜しようと)めざす(+to do)
though(副)(文尾・文中に置いて)でも、もっとも、やっぱり
to(前)(到達点を表わして)〜まで、〜に至るまで ・to end 終わりまで
last(名)(the 〜)最後、結末 ・to the last 最後まで
assure(他)(人に)(〜を)保証する、請け合う(=guarantee)(+目+that)
his(代)彼の
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)
should(助動)(時制の一致で従節内に用いて/意志未来の場合)(話者の強い意向・決意を表わして)〜するぞ
and(接)(結果・理由を示して)〜すると、だから
after(接)(〜した)後に(で)、〜してから
visit(名)訪問 ・pay a visit 訪問する
pay(他)(人に)(訪問などを)する ・pay a visit 訪問する
have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)もっている
knowledge(名)(〜についての)知識、情報 ・have a knowledge of 〜を知っている
of(前)(関係・関連を表わして)〜の点において、〜に関して、〜について

It was then disclosed in the following manner.

then(副)それから、その後で
disclose(他)(〜を)(人に)明らかにする、発表する、公開する
in(前)(方法・形式を表わして)〜で、〜をもって ・in that manner そのやり方で
following(形)(the 〜)次に述べる、以下の

Observing his second daughter employed in trimming a hat, he suddenly addressed her with,
“I hope Mr. Bingley will like it Lizzy.”

observe(他)(人が)(〜するのに)気づく、(人が)(〜するのを)見る(+目+原形)
employ(他)(通例受身で)(〜に)従事する(in doing)
in(前)(行為・活動・従事を表わして)〜して、〜に従事して(+doing)
trim(他)(リボンなどで)(帽子・ドレスなどに)飾り(ふち飾り)をつける
address(他)(人に)話しかける
will(助動)(話し手の推測を表わして)〜だろう
Lizzy(名)リジー(女性名/Elizabethの愛称)

“We are not in a way to know what Mr. Bingley likes,” said her mother resentfully, “since we are not to visit.”

way(名)やり方、手段(+to do) ・in this way このように(して)
know(他)(〜を)知る、知っている、(〜が)わか(ってい)る(+wh.)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)・Do you know what this is? これが何か知っていますか。
say(他)(人に)(〜と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
her(代)彼女の
resentfully<resentful(形)腹を立てて(いる)、怒った、憤慨して(いる)(=angry)
since(接)(理由)〜だから、〜のゆえに
be(助動)(be+to doで)(予定を表わして)〜することになっている、〜する予定だ(公式の予定に用いる)
visit(自)訪問する

“But you forget, mamma,” said Elizabeth, “that we shall meet him at the assemblies, and that Mrs. Long has promised to introduce him.”

but(接)(通例文頭で)(異議・不満を表わして)でも
forget(他)(〜を)忘れる、思い出せない(+that)(⇔remember)
mama(名)ママ、おかあさん(主に小児語)
Elizabeth(名)エリザベス(女性名/愛称Bess、Bessie、Bessy、Beth、Betty、Eliza、Elsie、Lily、Lisa、Liz、Liza、Lizzie、Lizzy)
shall(助動)(1人称を主語として、義務的感覚または強い決意を表わして)きっと〜する
assembly(名)(社交・宗教などの特別の目的の)集会、会合、会議
Long ロング
promise(他)(人に)(〜を)約束する(+to do)

“I do not believe Mrs. Long will do any such thing. She has two neices of her own. She is a selfish, hypocritical woman, and I have no opinion of her.”

believe(他)(〜と)思う、信じる(+that)
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の単数形につけて)何か一つの(〜もない)、だれか一人の(〜もない)(aの代用であるが、やや強調的)
thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件
have(他)(ある関係を表わして)(肉親・友人などが)いる、(〜が)ある
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
neice→niece(名)姪(めい)(配偶者の兄弟・姉妹の娘も指す)
of one's own 自分自身の
selfish(形)利己的な、自分本位の、わがままな(⇔unselfish、selfless)
hypocritical(形)偽善の、偽善(者)的な
have(他)(感情・考えなどを)(心に)抱いている
opinion(名)(通例否定文で)好意的評価 ・have no opinion of 〜をあまりよく思わない

“No more have I,” said Mr. Bennet; “and I am glad to find that you do not depend on her serving you.”

no more それ以上(もはや、二度と)〜しない
glad(形)うれしくて、喜ばしくて(+to do)
find(他)(〜が)(〜であると)知る、感じる、わかる(+that)
depend(自)(人が)(〜を)当てにする、信頼する(on)
on(前)(関係を表わして)〜について、〜に関する
serve(他)(人の)役に立つ、(人に)役立つ

Mrs. Bennet deigned not to make any reply; but unable to contain herself, began scolding one of her daughters.

deign(他)(けなして皮肉に)もったい(かたじけ)なくも(〜して)くださる(+to do) ・He would never deign to notice me. 彼は私などには目もくれようとしないだろう。
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(〜を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
reply(名)答え、回答、返事(=response) ・make no reply 何も答えない
unable(形)(〜することが)できないで(+to do)
contain(他)(通例否定文で)(contain oneselfで)我慢する、自制する
herself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)
begin(他)(〜し)始める、(〜し)だす(+doing)(begin to doは動作の開始点に注意を払い、begin doingは開始された動作の継続に注意を払う場合に用いるが、実際には大差ないことが多い)
scold(他)(子供などを)(〜の理由で)しかる、(がみがみ)小言を言う
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)

“Don't keep coughing so, Kitty, for heaven's sake! Have a little compassion on my nerves. You tear them to pieces.”

do(助動)(否定の命令法を作って)
keep(自)ずっと(〜し)続ける(+doing)
cough(自)せきをする、せき払いする
so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
Kitty(名)キティ(女性名/Catherine、Katherineの愛称)
for Heaven's sake(命令形を強めて)お願いだから
little(形)(不可算の名詞を修飾して)(a 〜で肯定的用法で)少しは(ある)、わずかながら(ある)
compassion(名)(切実な)同情(心)、哀れみ ・have compassion 同情を寄せる
my(代)私の
nerve(名)神経
tear(他)(人・人の心を)悩ます、かき乱す
to(前)(限度・程度・結果などを表わして)〜に至るまで、〜するほどに ・tear 〜 to pieces 〜をずたずたに引き裂く

“Kitty has no discretion in her coughs,” said her father; “she times them ill.”

discretion(名)思慮分別、慎重(⇔indiscretion)
in(前)(範囲を表わして)〜において、〜内で
cough(名)(a 〜)せき、せき払い
time(他)(行動・事件を)よい時機に合わせる、ころあいを見計らって行なう
ill(副)不適当に、不完全に、不十分に

“I do not cough for my own amusement,” replied Kitty fretfully.

for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)〜を得るために(の)、〜を(求めて)
amusement(名)楽しみ、慰み、気晴らし ・for amusement 気晴らしに(おもしろく過ごすのに)、おもしろ半分に
reply(他)(〜と)答える(+引用)
fretfully(副)<fretful(形)いらいら(やきもき)する、腹立ちやすい

“When is your next ball to be, Lizzy?”

your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
next(形)(the 〜)(順序・配列が)次の
ball(名)舞踏会

“To-morrow fortnight.”

fortnight(名)(通例単数形で)2週間 ・this day fortnight 来々週のきょう
【参考文献】
Pride and Prejudice (Penguin Classics)』Jane Austen・著
自負と偏見 (新潮文庫)小山太一・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)