この週末は、ブルーレイで『三つ数えろ』を見た。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2016/06/08
- メディア: Blu-ray
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監督は、巨匠ハワード・ホークス。
原作は、村上春樹の大好きなレイモンド・チャンドラー。
音楽は、『風と共に去りぬ』『カサブランカ』のマックス・スタイナー。
主演は、『カサブランカ』のハンフリー・ボガート。
共演はローレン・バコール。
先週は、仕事が忙しかったので、大変疲れていた。
疲れているところへ、込み入った話しの映画を見たから、あまり理解出来なかった。
ワーナー・ブラザーズ。
モノクロ、スタンダード・サイズ。
偉そうなテーマ音楽。
舞台は1940年代のロサンゼルス。
私立探偵フィリップ・マーロウ(ハンフリー・ボガート)がスターンウッド将軍の邸宅を訪れる。
この家の次女のカルメンが、突然マーロウにしなだれかかって来る。
かなりの美人だ。
タチの悪そうな小悪魔だな。
スターンウッド将軍は車椅子である。
マーロウは38歳らしい。
老けた38歳だな。
スターンウッド将軍は、古書店主のガイガーから、カルメンの博打の借金の催促という名目で脅迫されているらしい。
だが、心当たりがない。
長女のヴィヴィアン(ローレン・バコール)は、将軍のお気に入りのリーガンという探偵が、最近になって急に姿を消したとマーロウに告げる。
どうでもいいが、ローレン・バコールは秋元才加にソックリだな。
更に、リーガンだけでなく、運転手までもいなくなったという。
マーロウは、図書館に行って、初版本について調べた。
そして、ガイガーの古本屋を訪れる。
1860年版の『ベン・ハー』が欲しいと言うが、店番の女・アグネスは、冷たく「ない」と言い放つ。
ガイガーは不在。
向かいの古本屋へ行って、ガイガーについて尋ねる。
その店の女性と飲みながら、ガイガーの店を張り込む。
女にモテモテなところが、まるでジェームズ・ボンドだ。
暗くなってから帰って来たガイガーは、雨の中、車で出て行く。
マーロウが尾行すると、そこはガイガーの自宅だった。
で、カルメンが車に乗ってガイガーの家へやって来る。
マーロウは、自分の車の中で張り込み。
すると、家の中から女の悲鳴と銃声が聞こえる。
裏庭から2台の車が立ち去った。
マーロウが家の中に入ると、ガイガーが床に倒れている。
そばには、ベロンベロンに酔っ払ったカルメン。
マーロウはカルメンをしばく。
今なら、大問題になりそうだ。
ジュリーの歌じゃないが、アンタの時代は良かったのだろうか。
胸像に仕込んだ隠しカメラからはフィルムが抜き取られていた。
他には誰もいない。
マーロウは、カルメンを家まで送る。
そうして、彼女はずっと家にいたことにしろ、と告げる。
これって、偽装工作じゃないのか。
マーロウは、ガイガーの家へ戻る。
すると、ガイガーの死体が消えていた。
マーロウは事務所へ戻った。
夜中の2時に、バーニー刑事が訪ねて来る。
スターンウッド家の車と運転手が波止場で発見されたらしい。
現場を確認したが、運転手は自殺なのか他殺なのか分からなかった。
翌朝、マーロウの事務所にヴィヴィアンがやって来る。
雑談の中でプルーストの話しが出て来るが、マーロウはプルーストの名前を知らなかった。
文学なんていう軟弱なものには興味がないということなのだろう。
ヴィヴィアンは、隠しカメラに写ったカルメンの写真に5000ドル払えという脅迫状が届いたと。
マーロウはガイガーの店へ。
応対に出たアグネスの様子から、逃走の準備を察知する。
逃げ出した車を、マーロウはタクシーで尾行する。
新たな脅迫者・ブローディのアパートを突き止めた。
次いで、ガイガーの家へ行くと、カルメンが家の前で爪を噛んで待っている。
何だか、書くのが面倒臭くなって来た。
この後、ブローディも殺される。
結構、色んな人が死ぬ話しだ。
マーロウとヴィヴィアンとのメロドラマ的要素もあるが、それにはあまり重点が置かれていない。
話しは色々と展開するが、ただ流れて行くだけといった感じだ。
正直、どこが面白いのか、よく分からなかった。
僕の理解力が足りなかった。
それから、マーロウは探偵だが、かなり犯罪に近い行為(と言うか、犯罪そのもの)もやっている。
今じゃあ、このドラマは成立しないだろうな。
古き良き時代の映画なのか。