『シェイクスピア物語』を原書で読む(第20回)

A Midsummer Night's Dream(第5回)
(テキスト22ページ、4行目~)
(※赤字は大学受験レベルの語)

You spotted snakes with double tongue,
Thorny hedgehogs, be not seen;
Newts and blind-worms do no wrong,
Come not near our Fairy Queen.

spotted(形)斑点のある、まだらの
snake(名)(動)ヘビ(蛇)
with(前)(所持・所有を表わして)~を持って(た)、~のある
double(形)二重の、二様の
tongue(名)舌
thorny(形)とげの多い、とげのような
hedgehog(名)(動)ハリネズミ
be(自)(特別用法)(命令法・祈願法で)(~で)あれ(+補)
see(他)(~を)見る、(~が)見える
newt(名)(動)イモリ
blind-worm(名)(動)ヒメアシナシトカゲ(欧州産)
do(他)(~に)(利益・損害などを)与える、もたらす
no(形)(主語・目的語になる名詞の前に用いて)(複数名詞、不可算の名詞の前に用いて)どんな(少しの)~もない
wrong(名)悪、罪(⇔right)・do wrong 悪事を働く、罪を犯す
near(前)(場所・時間などを表わして)~の近くに、~に近く
our(代)我々の、私たちの
fairy(形)妖精の(ような)

Philomel, with melody,
Sing in our sweet lullaby,
Lulla, lulla, lullaby; lulla, lulla, lullaby;
Never harm, nor spell, nor charm,
Come our lovely lady nigh;
So good night with lullaby.

philomel(名)(時にPhilomel)ナイチンゲール
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
melody(名)美しい音楽(性)、快い調べ
in(前)(道具・材料・表現様式などを表わして)~で、~でもって、~で作った
sweet(形)(音・声が)調子のよい、甘美な
lullaby(名)子守歌
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して~ない
harm(名)(精神的・肉体的・物質的な)害、傷害、危害(=injury)
spell(名)呪文(じゅもん)、まじない
charm(名)呪文(じゅもん)(=spell)
lovely(形)(目も心も引きつけるような)美しい、かわいらしい、快い
lady(名)貴婦人
nigh(古)(前)=near
so(接)(それ)だから、それで、従って(=therefore)、では
good night(間)(夜の別れ・就寝時のあいさつに用いて)さようなら!、お休みなさい

When the fairies had sung their queen asleep with this pretty lullaby, they left her to perform the important services she had enjoined them.

when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
fairy(名)妖精(ようせい)(民間伝承などに出てくる架空の小人/チョウのような翼があり超自然力をもつ)
sing(他)歌を歌って(人を)(~の状態に)至らせる ・She sang her child to sleep. 彼女は歌を歌って子供を寝かしつけた。
their(代)彼ら(彼女ら)の
asleep(形)眠って(⇔awake)
leave(他)(場所を)去る、出る、出発する
perform(他)(任務・機能・命令・約束などを)果たす、実行する
service(名)(また複数形で)勤務、奉職、勤め、勤続
enjoin(他)(~を)申しつける、押しつける、強いる

Oberon then softly drew near his Titania, and dropped some of the love-juice on her eye-lids, saying,

What thou seest when thou dost wake,
Do it for thy true-love take.

Oberon(中世伝説)(妖精王)オベロン(Titaniaの夫/Shakespeare, A Midsummer Night's Dreamにも登場する)
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
softly(副)柔らかに、静かに、そっと
draw(自)(副詞句を伴って)(引き寄せられるように)近づく、やってくる(いく)(=near)
his(代)彼の
Titania(中世伝説)ティタニア(妖精国の女王/Oberonの妻/Shakespeare, A Midsummer Night's Dreamでは、Oberonに逆らったためロバの頭をかぶったBottomを恋するはめになる)
drop(他)(液体を)たらす、したたらせる、こぼす
some(代)(可算の名詞を表わす時には複数扱い、不可算の名詞を表わす時には単数扱い)多少、いくぶん(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
love juice 媚薬(=love-potion)
her(代)彼女の
eyelid(名)まぶた
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
what(代)(関係代名詞)(~する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
thou(代)(2人称単数主格)なんじは、そなたは(これに伴う動詞はareがart、haveがhastとなるほかは-st、-estの語尾をつける)
do(助動)(法律文の常套的表現や詩・詩的散文での虚辞として)
wake(自)目覚める、起きる
for(前)(資格・属格を表わして)~(だ)として、~と ・take A for B AをBとみなす
truelove(名)恋人
take(他)(~と)(~だと)思う、みなす(for)

But to return to Hermia, who made her escape out of her father's house that night, to avoid the death she was doomed to for refusing to marry Demetrius.

return(自)(前の話題などに)戻る(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
Hermia(名)ハーミア(Shakespeare, A Midsummer Night's Dreamの中で、Lysanderを恋するAthensのおとめでEgeusの娘)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
escape(名)脱出、逃亡、逃避 ・make an escape 逃げる、逃れる
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
that(形)(指示形容詞)(遠方の時・所をさして)あの、あちらの、その(⇔this)・that night その夜(しばしば副詞的にも用いる)
night(名)(副詞的に)夜に
avoid(他)(もの・人などを)避ける、よける、回避する
doom(他)(~を)(通例悪く)(~に)運命づける(通例受身)(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
refuse(他)(~することを)拒む、どうしても(~しようと)しない(+to do)
Demetrius(名)ディミートリアスShakespeare, A Midsummer Night's Dreamの中でHermiaを恋し、のちにHelenaと結ばれるAthensの青年)

When she entered the wood, she found her dear Lysander waiting for her, to conduct her to his aunt's house; but before they had passed half through the wood, Hermia was so much fatigued, that Lysander, who was very careful of this dear lady, who had proved her affection for him even by hazarding her life for his sake, persuaded her to rest till morning on a bank of soft moss, and lying down himself on the ground at some little distance, they soon fell fast asleep.

wood(名)(しばしば複数形で)森
find(他)(~を)(偶然)見つける、ふと見つける
Lysander(名)ライサンダーShakespeare, A Midsummer Night's Dreamの中で、Hermiaを恋するAthensの青年)
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)・wait for ~を待つ
conduct(他)(副詞句を伴って)(~を)案内する、(~の)ガイドを務める
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに
pass through ~ ~を通過する
half(副)半ば、半分(だけ)
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
much(副)(過去分詞を修飾して)大変に、非常に、大いに
fatigued(形)疲れ(果て)て
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
careful(形)(~を)大切にして、(~に)気を配って(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)~を
prove(他)(~を)証明する、(~の)真実であることを示す
affection(名)(人が子供・妻などに示すような)愛情、優しい思い(for)
for(前)(対象)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)~に対して(する)、~を理解する
by(前)(手段・方法・原因・媒介を表わして)(doingを目的語にして)(~することに)よって
hazard(他)(生命・財産などの)危険を冒す、(~を)賭(か)ける
life(名)(個人の)命、生命
sake(名)(for ~'s sakeで)~のための(に)(目的・利益を表わす)
persuade(他)(人を)説得する、(人を)説得して(~)させる(⇔dissuade)(+目+to do)
rest(自)(横になったり眠ったりして)休む、休息する
till(前)(動作・状態の継続の期限を表わして)~まで、~になるまで、に至るまで(ずっと)
bank(名)(小道・畑の境界となる)土手、土盛り
moss(名)(植)コケ
lie down 横になる
himself(代)(強調に用いて)彼自身/(独立構文の主格関係を特に示すために用いて)
ground(名)(the ~)地面、地(表)・lie on the ground 地面に横たわる
at a distance 遠くで
little(形)(可算の名詞、peopleなどの集合名詞を修飾して)(時間・距離など)短い(⇔long)
fall asleep 寝入る、眠り込む
fast(副)(眠りが)ぐっすりと ・fast asleep 熟睡して

Here they were found by Puck, who, seeing a handsome young man asleep, and perceiving that his clothes were made in the Athenian fashion, and that a pretty lady was sleeping near him, concluded that this must be the Athenian maid and her disdainful lover whom Oberon had sent him to seek; and he naturally enough conjectured that, as they were alone together, she must be the first thing he would see when he awoke: so without more ado, he proceeded to pour some of the juice of the little purple flower into his eyes.

here(副)(文頭に用いて)この点で、ここで
Puck(名)(英国伝説)パック(いたずら好きな小妖精(Robin Goodfellow)/Shakespeareの「夏の夜の夢」にも登場する)
handsome(形)(男が)顔立ち(容姿)の整った、男性的でりりしい、ハンサムな ・a handsome young man 美男子
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性
perceive(他)(~を)知覚する、認める
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
Athenian(形)アテネ
fashion(名)(単数形で/通例限定詞を伴って)仕方、流儀、~風 ・in a ~ fashion ~な流儀で、同様に
sleep(自)眠る
conclude(他)(~だと)結論を下す、断定する(+that)
this(代)(指示代名詞)これ、このもの(人)/(身近なもの・人をさして/しばしば人を紹介する時に用いて)
must(助動)(当然の推定を表わして)~にちがいない、~に相違ない、きっと~だろう
maid(名)(古)娘、少女
disdainful(形)軽蔑的な
lover(名)恋人、愛人(単数の時は通例男)
whom(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(ところの)(人)(「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
send(他)(人を)(~を求めに(呼びに))やる(+目+to do)
seek(他)(人・ものなどを)捜す、捜し求める
naturally(副)(文修飾)当然
enough(副)(文修飾語を強調して)いかにも
conjecture(他)(~を)推測する(+that)
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
awake(自)目が覚める、起きる
more(形)(many、muchの比較級)余分の、まだほかにある
ado(名)(通例much(more、further)~で用いて)騒ぎ ・without more ado あとはごたごたもなく
proceed(自)(中断後)(~を)続ける、続けて(~)する(=continue)(+to do)
pour(他)(通例副詞句を伴って)(液体などを)注ぐ、つぐ、流す(into)
juice(名)(果物・野菜・肉などの)ジュース、汁
purple(形)紫(色)の
(本文318語)
【参考文献】
Tales from Shakespeare (Penguin Classics) (English Edition)』Charles and Mary Lamb・著
シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)』安藤貞雄・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)
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