『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第202回)

(テキスト204ページ、1行目〜)
(※赤字は大学受験レベルの語)

I mus’d for some time upon what he had said, and found it was a very rational conclusion; and that therefore something was to be resolv'd on very speedily, as well to draw the men on board into some snare for their surprise, as to prevent their landing upon us, and destroying us; upon this it presently occurr'd to me, that in a little while the ship’s crew wondring what was become of their comrades, and of the boat, would certainly come on shore in their other boat, to see for them, and that then perhaps they might come arm'd, and be too strong for us; this he allow'd was rational.

mus'd→mused
muse(自)熟考する、思いをめぐらす、考え込む、思いにふける(on)・She mused about it for some time. 彼女はそのことについてしばらく熟考した。
for some time しばらくの間、かなり長い間
on(前)(関係を表わして)~について、~に関する
what(代)(関係代名詞)(~する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+that)
rational(形)(言動が)合理的な、理にかなった
conclusion(名)結論、断定
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
be(助動)(be+to doで)(義務・命令を表わして)~する義務がある、~しなければならない
resolv'd→resolved
resolve(他)(議会などが)決議する、議決する
speedily(副)速く、急いで、速やかに
as well as ~ ~はもちろん、~も~も
draw(他)((いやがる)人を)(無理に)(~に)引き入れる(into)
on board 船上(船内、機)に(の)・go on board 乗船(乗車(など))する
snare(名)(動物、鳥などをつかまえる)わな(trap)
their(代)彼ら(彼女ら)の
surprise(名)不意打ち、奇襲
prevent(他)妨げて(~)させない(=stop)(+所有格+doing)
land(自)(通例副詞句を伴って)上陸する
destroy(他)(敵などを)滅ぼす、全滅させる
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
prevently(副)まもなく、やがて
occurr'd→occurred
occur(自)(しばしばIt occurs ~ that ~の形で)(人(の心)に)浮かぶ
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(主語節を導いて)/(補語節を導いて)
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中
little(形)(時間・距離など)短い(⇔long)・in a little while もうすぐ
while(名)(a ~)(短い)間、暫時(ざんじ)・in little while まもなく
crew(名)(集合的/単数または複数扱い)連中、一団
wondring→wondering
wonder(他)~かしら(かな)(と思う、と好奇心をもつ、と知りたがる)(+wh.)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
become of ~(疑問詞whatを主語に)~が(どう)なる ・I wonder what has become of the house I grew up in. 私が育った家はどうなっただろう。
comrade(名)僚友、仲間
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる
on shore 陸に、上陸して ・come on shore 上陸する
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)(乗り物など)に乗って
other(形)(the ~、one's ~)(二つの中の)もうひとつの、(三つ以上の中で)残りのもうひとつの
see(自)確かめる、調べる
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(不確実な推量を表わして)~かもしれない
come(自)(~に)なる(+補)
arm'd→armed(形)武装した(⇔unarmed)
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)(~には)あまりに~すぎる(for)
strong(形)力のある、強力な、多数の、優勢な
for(前)(対象)(主にtoo+形容詞・副詞+for、またはenough+forの形で)~にとって(は)、~するには
allow'd→allowed
allow(他)(要求・主張などを)認める(+that)

Upon this, I told him the first thing we had to do, was to stave the boat, which lay upon the beach, so that they might not carry her off; and taking every thing out of her, leave her so far useless as not to be fit to swim; accordingly we went on board, took the arms which were left on board, out of her, and whatever else we found there, which was a bottle of brandy, and another of rum, a few bisket cakes, a horn of powder, and a great lump of sugar, in a piece of canvas; the sugar was five or six pounds; all which was very welcome to me, especially the brandy and sugar, of which I had had none left for many years.

on(前)(時間の接触を表わして)~するとすぐに、~と同時に
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+that)
thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件
have to do(~)しなければならない
stave(他)(~を)突き破る、(~に)穴をあける
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれ(を)
lie(自)(副詞句を伴って)(ものが)横たわっている、ある(on)
on the beach 海辺で
so that(目的の副詞節を導いて)~するために、~となるように
might(助動)(直説法過去)(時制の一致により副詞節中で)~するために、~できるように
carry off(物を)盗む
take(他)(~を)(~から)取り除く
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
leave(他)(人・ものを)(~の状態に)しておく(+目+補)
so as not to do ~しないように
far(副)(程度に関して)はるかに、大いに、ずっと
useless(形)役に立たない、無用(無駄)な(⇔useful/=pointless)
fit(形)(仕事・任に)耐えうる(て)、適任の(で)(+to do)
swim(自)(副詞句を伴って)(泳ぐように)スーッと進む、軽やかに動く
accordingly(副)(接続副詞的に)よって、従って、それゆえに(=consequently/therefore)
go(自)(通例副詞句を伴って)移動する、進む(on)
arms(名)(複)兵器、武器
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)(主格の場合)
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく
whatever(代)(先行詞を含む不定関係代名詞として)(~する)もの(こと)は何でも、(~する)もの(こと)は皆
bottle(名)ひと瓶の量 ・a bottle of wine ワインひと瓶
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
brandy(名)
another(代)もう一つのもの、もう一人の人
rum(名)ラム酒(糖みつまたはサトウキビから送る)
few(形)(a ~の形で肯定的用法で)少しはある、ないことはない
bisket→biscuit(名)ビスケット
cake(名)ケーキ、洋菓子
horn(名)(ウシ・シカ・ヤギなどの)角(つの)
powder(名)火薬(=gunpowder)
lump(名)(不定形の)かたまり ・a lump of clay ひとかたまりの粘土
sugar(名)砂糖 ・a lump of sugar(角)砂糖1個
piece(名)(不可算の名詞を伴って、まとまりのある数量を示して)一片、1個、1枚、1編、1節 ・a piece of paper 1枚の紙
canvas(名)キャンバス、ズック(帆・テント・かばんなどに用いる麻・木綿の厚地の粗布)
five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の
six(形)(基数の6)6の、6個(人)の
pound(名)ポンド(重量の単位)/(常衡(avoirdupois)で)=16 ounces、7000 grains、0.454 kg
all(代)(単数扱い)(関係詞節を従えて)(~の)すべてのこと
welcome(形)うれしい、ありがたい
especially(副)特に、とりわけ
of(前)(部分を表わして)~の中の
have(他)(~を)(~の位置・状態に)保つ、保っておく(+目+補)
none(代)(no+先行名詞に代わって)少しも(決して)~ない(単数・複数扱い)
leave(他)(~を)(余りとして)残す、とり残す(しばしば受身)・We have only a few minutes left. あと数分しか残っていない。
for(前)(時間・距離を表わして)~の間(ずっと)・for years 何年もの間

When we had carry'd all these things on shore (the oars, mast, sail, and rudder of the boat, were carry'd away before, as above) we knock'd a great hole in her bottom, that if they had come strong enough to master us, yet they could not carry off the boat.

when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
carry'd→carried
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
oar(名)オール、かい、櫓(ろ)(ボートの側面に固定されたもの)
mast(名)(海)帆柱、マスト
sail(名)(船の)帆
rudder(名)(船の)かじ
carry away(~を)運び(洗い)去る、さらってゆく
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
as above 上(上記)のように
knock'd→knocked
knock(他)(強く打って)(穴を)開ける、(へこみ・くぼみを)つくる
her(代)彼女の
that(接)(副詞節を導いて)(目的を表わして)~するように、~せんがために
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去形を用い、帰結の主節には通例would、shouldなど助動詞の過去形が用いられる)
enough(副)(形容詞・副詞の後に置いて)(~するに)足りるだけ、十分
master(他)(困難などに)打ち勝つ、克服する、乗り切る
yet(接)それにもかかわらず、しかしそれでも、それなのに
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在の事実に反対の仮定の帰結節に用いて)~できるだろう

Indeed, it was not much in my thoughts, that we could be able to recover the ship; but my view was that if they went away without the boat, I did not much question to make her sit again, to carry us away to the Leeward Islands, and call upon our friends, the Spaniards, in my way, for I had them still in my thoughts.

much(副)(動詞を修飾して)おおいに、たいそう、非常に
my(代)私の
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
able(形)(~することが)できて、(~し)えて(⇔unable)(+to do)
recover(他)(失ったもの・取られたものを)取り戻す
view(名)(通例単数形で/修飾語を伴って)(特定な)見方、考え方
go away 立ち去る
question(他)(~を)疑う、問題にする
make(他)(強制的にも非強制的にも)(~に)(~)させる(+目+原形)
sit(自)(副詞句を伴って)(ものが)(~に)位置する(=stand)
to(前)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
Leeward Islands(名)(複)(the ~)リーワード諸島西インド諸島の小アンチル諸島北部の島群/Guadeloupe、Antigua、St. Kitts-Nevis、Montserratを含む)
call on ~(人を)訪問する
our(代)我々の、私たちの
friend(名)連れ、仲間
Spaniard(名)スペイン人
way(名)(通例単数形で)(the ~、one's ~)行く道
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
still(副)まだ、今までどおり

While we were thus preparing our designs, and had first, by main strength, heav'd the boat up upon the beach, so high that the tide would not fleet her off at high-water-mark; and besides, had broke a hole in her bottom, too big to be quickly stopp'd, and were sat down musing what we should do; we heard the ship fire a gun, and saw her make a waft with her antient, as a signal for the boat to come on board; but no boat stirr'd; and they fir'd several times, making other signals for the boat.

thus(副)このように、かように
design(名)計画、目的、意図
first(副)(何はさておいても)まず
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
main(形)十分な、精いっぱいの
heav'd→heaved
heave(他)(副詞句を伴って)(力を入れて)(重いものを)持ち上げる(up)
on the beach 海辺で
so(副)(程度を表わして)(強意的に)とても、非常に、大変
high(副)高く
tide(名)潮、潮の干満
fleet(他)(海)~の位置を変える
off(副)(移動・方向を表わして)離れて、去って、走り出て
watermark(名)量水標
besides(副)そのうえ、なお(また)
break(他)あける、切り開く
her(代)彼女の
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)(~するには)~すぎる、非常に~で(~する)ことができない(to do)
quickly(副)速く、急いで
stopp'd→stopped
stop(他)(穴・出口などを)埋める、ふさぐ
down(副)座って ・sit down 座る
muse(他)思いめぐらす
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
hear(他)(~が)聞こえる、(~を)聞く(+目+原形)
fire(他)(銃砲・弾・ミサイルなどを)発射する、発砲する
gun(名)大砲、火砲
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+原形)
make(他)(~を)生じさせる、(~の)原因となる
waft(名)ひと吹きの風
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
antient→eisign(名)(船舶などが国籍を示すために掲げる)旗
as(前)~として
signal(名)信号、合図(for)(+to do)
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる
on board 船上(船内、機内)に(の)
stirr'd→stirred
stir(自)(かすかに)動く
fir'd→fired
fire(自)(~に)発砲(射撃)する
time(名)(頻度を表わし、通例副詞句をなして)回、度
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)

At last, when all their signals and firings prov'd fruitless, and they found the boat did not stir, we saw them by the help of my glasses, hoist another boat out, and row towards the shore; and we found as they approach'd, that there was no less than ten men in her, and that they had fire-arms with them.

at last 最後に、とうとう(=finally)
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
their(代)彼ら(彼女ら)の
firing(名)発砲、発射
prov'd→proved
prove(自)(~であることが)(あとになって)わかる、(~と)判明する、(結果)(~に)なる(=turn out)(+補)
fruiless(形)結果を生じない、無益な、むなしい(=unproductive)
help(名)助力(of)
of(前)(主格関係を表わして)(動作の行為者、作品の作者を表わして)~が、~の
glass(名)望遠鏡(=telescope)、顕微鏡(=microscope)
hoist(他)持ち上げて運ぶ(飲む)
out(副)(船など)陸を離れて、沖へ(出て)
row(自)(副詞句を伴って)(かい(oars)を用いて)船(ボート)をこぐ
towards(前)=toward
shore(名)(海・湖・川の)岸
as(接)(比例を表わして)~につれて、~に従って
approach'd→approached
approach(自)近づく、接近する
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
no less than ~(数詞を伴って)~も(=as many as)
ten(形)(基数の10)10の、10個の、10人の
man(名)(男女を問わず一般に)人、人間
firearm(名)(通例複数形で)(特に)小火器(短銃など)
with(前)(付帯を表わして)(人)の身につけて、~の手元にあって
(本文511語)
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics) (English Edition)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社