『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第148回)

(テキスト150ページ、2行目〜)

And thus loading my self with every thing necessary, I went down to my boat, got the water out of her, and got her afloat, loaded all my cargo in her, and then went home again for more; my second cargo was a great bag full of rice, the umbrella to set up over my head for a shade; another large pot full of fresh water, and about two dozen of small loaves, or barley cakes, more than before, with a bottle of goat’s-milk, and a cheese; all which, with great labour and sweat, I brought to my boat; and praying to God to direct my voyage, I put out, and rowing or padling the canoe along the shore, I came at last to the utmost point of the island on that side, (viz.) N. E.

thus(副)このように、かように
load(他)(輸送物を)(車・船などに)積む(⇔unload) ・load a ship with coal 船に石炭を積み込む
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
with(前)(材料・中身を表わして)~で ・load a cart with timber 荷車に材木を積む
go down(~へ)下へ行く、下りていく(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
my(代)私の
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
get(他)(~を)(~の状態に)する、至らせる(+目+補)
afloat(形)(水上・空中に)浮かんで
cargo(名)貨物、積荷、船荷
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
go home 帰宅(帰国)する
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)
more(代)それ以上の事(もの)
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)~を
set up(柱・像などを)立てる
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
shade(名)(薄暗い)陰、日陰、木陰
pot(名)ポット(丸くて深い陶器・金属・ガラス製のつぼ・鉢・かめ・深なべなど/取っ手のあるものもないものもある/日本語で「魔法瓶」を「ポット」と言うが、その意味は英語にはない)
fresh(形)(水が)塩分のない ・fresh water 淡水、真水
about(副)(数詞を伴って)およそ、約~(aboutは示されている数・量に達しているかいないかは問題にせず、大体それに近い場合に用いられる)
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
dozen(名)(数詞とmany、several(someを除く)などの後では単数形を用いる)ダース、12(個)
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
loaves(名)loafの複数形
loaf(名)(一定の大きな型に焼いたパンの)ひとかたまり、ローフ
or(接)(訂正語句・コメントなどを導いて)いや~、あるいは(むしろ)
barley(名)大麦(の実)
cake(名)オートミール製固焼きビスケット(=oatcake)
more than ~ ~より多い、~を越える
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
bottle(名)ひと瓶の量(of)
goat(名)ヤギ(ヤギは繁殖力が旺盛なので好色のイメージがある/罪や悪との連想が古くからあり、悪魔はよくヤギの姿で現われる)
cheese(名)チーズ
all(代)(単数扱い)(関係詞節を従えて)(~の)すべてのこと
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)/(主格の場合)
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
labour(名)(英)=labor(名)(肉体的・精神的な)骨折り、苦心、労苦、労力 ・with kabor 骨折って
sweat(名)懸命に働くこと、努力、苦心、奮闘
bring(他)(人に)(ものを)持ってくる(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)(間接目的語に相当する句を導いて)~に
pray(他)(~を)祈る(+to do) ・pray to God to do ~してくださいと神に祈る
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
direct(他)(~を)指導する、指揮する、(会社などを)管理する
voyage(名)(船・飛行機・宇宙船による)旅、船旅、航海、航行、飛行
put out 出帆する
row(他)(ボートを)こぐ
padling→paddling
paddle(他)(ボート・カヌーを)パドル(かい)でこぐ
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
shore(名)(海・湖・川の)岸
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
at last 最後に、とうとう(=finally)
utmost(形)最も遠い、いちばん端の
point(名)突端、岬
on(前)(近接を表わして)~に接して、~に面して ・on both sides 両側に
that(形)(指示形容詞)(遠方の時・所をさして)あの、あちらの、その(⇔this)
viz.(副)すなわち(通例namelyと読む)
N.(略)north
E.(略)east

And now I was to launch out into the ocean, and either to venture, or not to venture.

now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
launch(自)(事業・仕事などに)(勢いよく)乗り出す ・launch out into ~に乗り出す
out(副)(船など)陸を離れて、沖へ(出て)
ocean(名)(通例the ~)大洋、海洋
be(助動)(be+to doで)(予定を表わして)~することになっている、~する時点で(公式の予定に用いる)
either(副)(either ~ or ~で相関接続詞的に)~かまたは~か(どちらでも、いずれかを)
venture(自)危険を冒して(思い切って)行く
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(~し)ない

I look'd on the rapid currents which ran constantly on both sides of the island, at a distance, and which were very terrible to me, from the remembrance of the hazard I had been in before, and my heart began to fail me; for I foresaw that if I was driven into either of those currents, I should be carry'd a vast way out to sea, and perhaps out of my reach, or sight of the island again; and that then, as my boat was but small, if any little gale of wind should rise, I should be inevitably lost.

look'd→looked
look on ~ ~を見る
rapid(形)速い、急な、迅速な
current(名)潮流、海流
run(自)(しばしば副詞句を伴って)(液体・砂などが)流れる(=flow)
at a distance 遠くで
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
from(前)(原因・理由)~のために、~の結果
remembrance(名)覚えていること、記憶(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
hazard(名)危険
in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
heart(名)(感情、特に優しい心・人情が宿ると考えられる)心、感情
begin(他)(~し)始める、(~し)だす(+to do)
fail(他)(いざという時に)(人の)役に立たない、(人を)見捨てる
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
foresee(他)(~を)予知する、見越す(=predict)(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)/(主語節を導いて)
drive(他)(副詞句を伴って)(風が)(~を)(~に)吹きやる、(水が)(~を)(~に)押し流す
either(代)(疑問・条件文で)(二者の)どちらか(of)
should(助動)(仮定法で)(条件文の帰結節で、I ~で現在または未来の事柄についての想像を表わして)~だろうに
carry'd→carried
carry(他)(~を)(他の場所へ)(持ち)運ぶ、運搬する(to)
vast(形)非常な
way(名)(単数形で)道のり、距離(しばしば副詞的にも用いる)
out of(前)~の範囲外に(⇔within)
reach(名)(力・理解などの)及ぶ範囲 ・out of my reach 私にはとてもわからない ・out of sight 見えない所に
sight(名)視界、視域
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
but(副)(強意に用いて)まったく、本当に
if(接)(譲歩を表わして)たとえ~としても
any(形)(疑問文・条件節で名詞の前に用いて)(可算の名詞の単数形につけて)何か(どれか)一つの、だれか一人の
gale(名)大風、疾風
should(助動)(仮定法で)(条件節に用いて実現の可能性の少ない事柄に対する仮定・譲歩を表わして)万一(~ならば、~しても)、もしかして~ということでもあれば(あっても)
rise(自)(風・あらしなどが)起こる、生じる(=get up)
inevitably(副)必然的に、必ず
lost(形)死んだ

These thoughts so oppress'd my mind, that I began to give over my enterprize, and having haled my boat into a little creek on the shore, I stept out, and sat me down upon a rising bit of ground, very pensive and anxious, between fear and desire about my voyage; when as I was musing, I could perceive that the tide was turn'd, and the flood came on, upon which my going was for so many hours impracticable; upon this presently it occurr'd to me, that I should go up to the highest piece of ground I could find, and observe, if I could, how the sets of the tide, or currents lay, when the flood came in, that I might judge whether if I was driven one way out, I might not expect to be driven another way home, with the same rapidness of the currents:

thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
oppress'd→oppressed
oppress(他)(人・心に)圧迫感(重苦しい感じ)を与える
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
give over(~を)やめる
enterprise(名)(重要・困難な)企て
hale→haul(他)(副詞句を伴って)(~を)強く引く、引っぱる、たぐる
creek(名)(海・川・湖の)(小さな)入り江、~浦(=inlet)
stept→stepped
step out(ちょっと)家(部屋)を出る、外出する
sit(他)(副詞句を伴って)(~を)(~に)座らせる
down(副)座って(⇔up) ・sit down 座る
rising(形)高くなった ・rising ground 高台
bit(名)(~の)一部、部分(of)
pensive(形)憂いに沈む
anxious(形)心配して、案じて、気にして(=concerned)
between(前)(区別・選択を表わして)~の間で、~のどちらかを
fear(名)不安、心配
and(接)(等位接続詞)(between ~ and ~で)~と~(との間に)
desire(名)(~を求める)欲望、欲求
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
as(接)(時を表わして)~している時、~したとたんに
musing(形)思いにふける
perceive(他)(~に)気づく
tide(名)潮流
turn'd→turned
turn(他)(副詞句を伴って)(回転させて)(~の)方向(位置)を帰る
flood(名)洪水、大水
come on(季節・夜などが)やってくる、近づく
on(前)(基礎・原因・理由・条件などを表わして)~に基づいて、~による
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(先行する句・節・文またはその内容を受けて)
going(名)(one's ~)行くこと、去ること
for(前)(時間・距離を表わして)~の間(ずっと)
so many ~ そんなにたくさんの
impracticable(形)実行不可能な
on(前)(関係を表わして)~について、~に関する
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
presently(副)まもなく、やがて
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
occurr'd→occurred
occur(自)(しばしばIt occurs ~ to do、It occurs ~ that ~の形で)(人(の心)に)浮かぶ、思い出される
should(助動)(時制の一致で従節内に用いて/意志未来の場合)(話者の強い意向・決意を表わして)~するぞ
go up 昇る
high(形)(床・地上から離れて)高い所にある
piece(名)(土地などの)一区画、小区画、短い距離 ・a piece of land 一区画の土地
could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
observe(他)(~を)(観察によって)認める、目撃する(=notice)
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在の事実に反対の条件節、または願望を表わす名詞節に用いて)~できる(なら)
how(副)(疑問詞)(状態を尋ねて)どんな状態(具合)で
set(名)(潮流・風の)流れ、方向
lie(自)(~の状態に)置かれてある(=remain)(+補)
flood(名)上げ潮(⇔ebb)
come in(潮が)さしてくる
that(接)(副詞節を導いて)(目的を表わして)~するように、~せんがために
might(助動)(直説法過去)(時制の一致により副詞節中で)~するために、~できるように
judge(他)(~を)判断する、見積もる(+wh。)
one(形)(another、the otherと対照的に)一方の、片方の
way(名)(単数形で)方向、方面(通例前置詞なしで副詞句になる)
might(助動)(仮定法過去)(現在の仮定や仮定の結果を表わす節で)(現在の推量を表わして)~するかもしれない(のだが)
expect(他)(きっと)(~(する)だろうと)思う(+to do)
another(形)(oneと対照的に)
home(副)わが家へ
rapidness(名)<rapid

This thought was no sooner in my head, but I cast my eye upon a little hill, which sufficiently over-look'd the sea both ways, and from whence I had a clear view of the currents, or sets of the tide, and which way I was to guide my self in my return; here I found, that as the current of the ebb set out close by the south point of the island, so the current of the flood set in close by the shore of the north side, and that I had nothing to do but to keep to the north of the island in my return, and I should do well enough.

no sooner ~ but ~するや否や
head(名)(知性・思考などの宿る所としての)頭
cast(他)(副詞句を伴って)(目を)(ある方向に)向ける
eye(名)注目、注視 ・fix one's eyes on ~に目を注ぐ、~をじっと見つめる
on(前)(動作の方向を表わして)~に向かって、~をめがけて
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
sufficiently(副)十分に、足るだけ
over-look’d→over-looked
overlook(他)(人・場所などが)(~を)見渡す、見おろす(=look over)
both ways 両方に
from(前)(視点・観点を表わして)~から(見ると)
whence(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(そして)そこから、その点から
have(他)(通例動作・行為などを表わす不定冠詞付きの名詞を目的語として)(~)する、(~を)行なう
clear(形)(輪郭・映像などが)はっきり見える、くっきりした、見やすい
view(名)見える状態(範囲)、視界、視野
which(形)(疑問形容詞)どちらの、どの、いずれの
be(助動)(be+to doで)(義務・命令を表わして)~する義務がある、~しなければならない
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中
return(名)(単数形で)帰り、帰還、帰宅
here(副)(文頭に用いて)この点で、ここで
find(他)(研究・調査・計算などをして)(答えなどを)発見する、見出す(+that)
as ~ so ~ ~のように~、~と同じように~
current(名)(液体・気体などの)流れ、流動
ebb(名)(the ~)引き潮(⇔flood、flow)
set out(~を)出発する(=set off)
close(副)(空間的・時間的に)(~に)接して、すぐそばに、近くに、詰めて
by(前)(場所・位置を表わして)~のそばに(で)、のかたわらに(の)、の手元に
south(形)南の(にある)
set in(潮が)海岸に向かって流れる
north(形)北の、北にある
have nothing to do but do ~する以外やることがない
keep to(道・道路など)から離れない、~に沿って進む
should(助動)(可能性・期待を表わして)きっと~だろう、~のはずである
do well うまくいく、成功する
enough(副)(形容詞・副詞の後に置いて)十分に

Encourag'd with this observation, I resolv'd the next morning to set out with the first of the tide; and reposing myself for the night in the canoe, under the great watch-coat, I mentioned, I launch'd out:

Encourag'd→Encouraged
encourage(他)(人を)元気(勇気)づける、励ます(⇔discourage)
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために
this(形)(指示形容詞)この/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
observation(名)観察、注目
resolv'd→resolved
resolve(他)決意する、決心する(+to do)
next(形)(通例the ~)(過去・未来の一定時を基準にして)その次の、翌~
morning(名)(副詞的に)朝に、午前中に
with(前)(同時・同程度・同方向などを表わして)~とともに、~と同時に
first(代)(通例the ~)(~する)最初の人(もの)(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
tide(名)潮、潮の干満
repose(他)(~oneselfで)(~に)横になる、休む(in)
myself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)(再帰動詞とともに全体で自動詞的な意味になる)
for(前)(時間・距離を表わして)~の間(ずっと)
watch coat(名)(船員や兵士が張り番の時などに着用する)防寒コート
mention(他)(~のことを)(口頭または文書で話などのついでに)簡単に述べる、(~を)話に出す、(~に)言及する
launch'd→launched
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)