『高慢と偏見』を原書で読む(第43回)

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CHAPTER X

chapter(名)(書物・論文の)章 ・chapter one 第1章
X(名)(ローマ数字の)10

The day passed much as the day before had done.

pass(自)(時が)たつ、過ぎ去る(=go by)
much(副)(「同じ」を意味する語句を修飾して)ほぼ、大体(as)
as(接)(様態・状態を表わして)~のように
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに ・the day before
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(同一の動詞(およびそれを含む語群)の反復を避けて)

Mrs. Hurst and Miss Bingley had spent some hours of the morning with the invalid, who continued, though slowly, to mend; and in the evening Elizabeth joined their party in the drawing-room.

Hurst ハースト
spend(他)(時・休暇などを)過ごす
invalid(名)(病気・けがで)体の不自由な人、病人、病弱者
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
continue(他)(~を)続ける、継続する、持続する、(~)し続ける(+to do)
mend(自)(病人・骨折などが)快方に向かう、よくなる(=recover)
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中 ・in the evening 晩に
Elizabeth(名)エリザベス(女性名/愛称Bess、Bessie、Bessy、Beth、Betty、Eliza、Elsie、Lily、Lisa、Liz、Liza、Lizzie、Lizzy)
join(他)(人・団体に)加わる、加入する、(~の)仲間になる
their(代)彼ら(彼女ら)の
drawing room(名)客間、応接間

The loo table, however, did not appear.

loo(名)(トランプ)ルー(罰金が賭け金にプールされるゲーム)
appear(自)(ものが)姿を見せる、出現する、現われる(⇔disappear)

Mr. Darcy was writing, and Miss Bingley, seated near him, was watching the progress of his letter, and repeatedly calling off his attention by messages to his sister.

Darcy ダーシー
write(自)手紙を書く、便りをする
seat(他)(seat oneselfで)(~に)座る、着席する(また受身でも用い、「座っている」の意になる)
near(前(場所・時間などを表わして)~の近くに、~に近く
progress(名)成り行き、経過、進展(of)
his(代)彼の
repeatedly(副)繰り返して、再三(再四)
call off(~を)中止する
attention(名)注意、注目
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に

Mr. Hurst and Mr. Bingley were at piquet, and Mrs. Hurst was observing their game.

at(前)(従事・従事の対象を表わして)~に(取り組み)、~を
piquet(名)(トランプ)ピケット(二人で32枚の札でするゲーム)
observe(他)(~を)観察する

Elizabeth took up some needlework, and was sufficiently amused in attending to what passed between Darcy and his companion.

take up(仕事・趣味などを)始める、(~に)従事する
needlework(名)針仕事(品)
sufficiently(副)十分に、足るだけ
amused(形)おもしろがって、楽しんで
in(前)(行為・活動・従事を表わして)~して、~に従事して
attend(自)注意する、注意して書く(to)
what(代)(関係代名詞)(~する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
pass(自)(事が)(~の間に)起こる(between)
companion(名)連れ

The perpetual commendations of the lady either on his hand-writing, or on the evenness of his lines, or on the length of his letter, with the perfect unconcern with which her praises were received, formed a curious dialogue, and was exactly in union with her opinion of each.

perpetual(形)絶え間ない、年がら年中の
commendation(名)推賞、称賛
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
either(副)(either ~ or ~で相関接続詞的に)~かまたは~か(どちらでも、いずれかを)
on(前)(関係を表わして)~について、~に関する
handwriting(名)手跡、筆跡
or(接)(eitherと相関的に用いて)~かまたは~か
evenness(名)均一、均等
line(名)(文字の)行
length(名)(文章・映画などの)長さ
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
perfect(形)まったくの
unconcern(名)無関心、むとんちゃく、平気、平然(としていること) ・with apparent unconcern いかにもむとんちゃくそうに
with(前)(感情・態度の対象を導いて)~に対して、~に
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
her(代)彼女の
praise(名)称賛、ほめる(られる)こと
form(他)(ものを)形づくる、形成する
curious(形)不思議な、奇異な、変な
dialogue(名)(小説・劇などの)対話
exactly(副)きっかり、ぴったり
in unison 一致して、調和して(=in concert)
with(前)(一致・調和を表わして)~と
opinion(名)意見、見解
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
each(代)各自、おのおの

“How delighted Miss Darcy will be to receive such a letter!”

how(副)(疑問詞)(感嘆文に転用して)まあ何と、いかに
delighted(形)(~に)大いに喜んで(+that)
will(助動)(話し手の推測を表わして)~だろう
be(助動)(be+to doで)(予定を表わして)~することになっている、~する予定だ

He made no answer.

make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)

“You write uncommonly fast.”

write(自)原稿(文章)を書く
uncommonly(副)異常(なほど)に、とても
fast(副)速く、急速に、急いで

“You are mistaken. I write rather slowly.”

mistaken(形)(人が)間違えて、思い違いをして、誤解して(=wrong)
rather(副)どちらかといえば、いやむしろ

“How many letters you must have occasion to write in the course of a year! Letters of business too! How odious I should think them!”

have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞を伴って)((~すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
occasion(名)(単数形で)(~のための)機会、好機(=opportunity)(+to do) ・I have little occasion to use my English. 英語を使う機会がほとんどない。
in the course of ~ ~のうちに
business(名)業務、事務、仕事、執務、営業
odious(形)とてもいやな、不愉快な
should(助動)(I shouldとして話者の意見・感情を婉曲に表現して)(私としては)~したいが、(私なら)~するところだが
think(他)(~を)(~だと)思う、みなす(+目+補)

“It is fortunate, then, that they fall to my lot instead of to yours.”

it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
fortunate(形)運のよい、幸運な、幸せな(⇔unfortunate)
then(副)(間投詞的に)それにしても
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(主語節を導いて)/(目的語節を導いて)
fall(自)(負担・義務・仕事などが)(~に)ふりかかる、(~の)肩にかかってくる ・It fell to my lot to do the job. その仕事は私がすることになった。
my(代)私の
lot(名)分け前
instead of ~(前置詞的に)~の代わりに
yours(代)あなた(たち)のもの

“Pray tell your sister that I long to see her.”

pray(副)どうぞ、どうか、願わくは(=please)
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+that)
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
long(自)(~したいと)熱望する(+to do)
see(他)(人に)会う、面会する

“I have already told her so once, by your desire.”

so(副)(代名詞的に)(動詞say、tell、hope、expect、suppose、believe、fear、hearなどの目的語として)そう
by(前)(原因を表わして)~のために
desire(名)(通例修飾語を伴って/通例単数形で)望みのもの ・at a person's desire 人の希望により(どおりに)

“I am afraid you do not like your pen. Let me mend it for you. I mend pens remarkably well.”

afraid(形)(~を)心配して、気づかって(よくない事の起こる可能性のある時に用いる)(+that)
pen(名)鵞(が)ペン
let(他)(命令法で)(人・ものなどに)(~)させてください
mend(他)(こわれたものなどを)直す、修理(修繕)する、繕う ・mend a quil pen 鵞ペンを切りなおす
remarkably(副)著しく、目立って、非常に
well(副)上手に、うまく
【参考文献】
Pride and Prejudice (Penguin Classics)』Jane Austen・著
自負と偏見 (新潮文庫)小山太一・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)