『ダーティハリー5』

連休中は、ブルーレイで『ダーティハリー5』を見た。

ダーティハリー5 [Blu-ray]

ダーティハリー5 [Blu-ray]

  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: Blu-ray
1988年のアメリカ映画。
監督はバディ・ヴァン・ホーン
音楽は、『暴力脱獄』『戦略大作戦』『ダーティハリー』『シノーラ』『ダーティハリー2』『燃えよドラゴン』『ダーティハリー4』の巨匠ラロ・シフリン
主演は、『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』『荒鷲の要塞』『戦略大作戦』『ダーティハリー』『シノーラ』『荒野のストレンジャー』『ダーティハリー2』『アウトロー』『ガントレット』『ダーティファイター』『アルカトラズからの脱出』『ダーティハリー4』の大スター、クリント・イーストウッド
共演は、『アンタッチャブル』のパトリシア・クラークソン
ワーナー・ブラザース
カラー、ワイド。
電子的なロック調のテーマ曲。
違法賭博の下締めジェネロを逮捕・有罪に追い込んだとして、一躍時の人となったハリー・キャラハン刑事(クリント・イーストウッド)。
ニュースを見て、ハリーの名前をメモする長髪の男。
夜、車を走らせているハリー。
ハリーの車を追い抜き、進路を遮る車。
男達が降りて来て、銃を乱射。
ハリーは車で連中に体当たり。
車は横転。
しかし、ハリーは車内から連中を射殺。
覆面パトカーを壊したのは今月3度目だと上司から注意されるハリー。
しかし、社会の敵ジェネロを投獄したので、社会の受けがいい。
こんな展開、ダーティハリーじゃない。
で、ハリーは上司から「マスコミに協力しろ」と言われる。
相棒として、中国系のアル・クワンと組むことになったハリー。
人気のロックスター、ジョニー・スクエアーズ(ジム・キャリー)が寝室で歌っている。
このロック野郎が、かなりヘンだ。
まあ、ジム・キャリーだからな。
ベッドの上には、チリチリ頭で死相の女性。
エクソシスト』みたいに首がクルクルと回り出す。
ショートして爆発。
「カット!」
ホラー映画監督のピーター・スワン(リーアム・ニーソン)からカットが掛かる。
ここは撮影現場。
やはり、『エクソシスト』のパクリであった。
主演のジョニーはヤク中である。
車の中でヤクを打つジョニー。
乱雑な車内には、ジャック・ダニエルのボトルもある。
何者かに襲撃されるジョニー。
HOTEL SATAN』のポスター。
ハリーとクワンが捜査にやって来る。
クワンは、「有名人の葬式は3つ続く」という持論を述べる。
吐く息を白く見せるため、精肉工場の冷凍庫の中にセットを組んでの撮影であった。
監督が警察に疑われているとして、女性レポーターのサマンサ・ウォーカー(パトリシア・クラークソン)が取材にやって来る。
派手なジョニーの彼女が泣き崩れる様を撮影するカメラマンに、ハリーは激怒。
「やめろ! 他人の悲しみを撮るな!」とカメラを取り上げ、放り投げる。
マスコミが嫌いなハリー。
その頃、何者かがサマンサ・ウォーカー宛ての手紙をタイプしていた。
一方、中華街を歩くハリーとクワン。
中華レストランで乱闘事件が起きている。
「応援を呼べ」とクワンに告げるハリー。
実は、強盗がレストランに入っているのであった。
突然、「おみくじは『凶』だぞ」とつぶやくハリー。
そして、間髪要れず犯人を撃つ。
一方、クワンはカンフーの達人。
クワンは強盗に射殺された被害者の衣類から有名人の名前が書かれたメモを発見する。
そのメモには、「死亡」と添え書きされたジョニーと共に、ハリーの名前も書かれていた。
ハリーは、TV局のカメラを壊したとして、またも上司に叱られていた。
そこへ、サマンサがやって来る。
ハリーとの夕食を求めた。
夕食の席で、彼女はハリーを取材したいと告げる。
マスコミ嫌いのハリーは、「興味本位で見られたくない」と突っぱねる。
ジムで身体を鍛えるハリーとクワン。
ジョニーの死因は合成ヘロインだと判った。
ハリー達は、撮影隊の他のメンバーを調べることにする。
その頃、「死亡予想(デッド・プール)」という賭博が行なわれていることを、ハリーはサマンサのTVニュースで知る。
例のスワン監督も、このゲームに参加していたという。
そして、スワンのリストには、ジョニーの名が載っていたという。
ジョニーの葬式が行なわれている。
ハリーとクワンがやって来る。
葬儀に参列しているスワンにハリー達が聞き込み。
「ただのゲームさ」とうそぶくスワン。
ハリーは、自分の名前がリストに載っていることを知って、とても不愉快であった。
サマンサのTV局を訪ねるハリー。
彼女は、取材依頼を断られたので、ハリーに冷たく当たる。
しかし、結局リストをハリーに渡す。
今度は、ハリーがサマンサを夕食に誘う。
彼女は元準ミス・コロラド
ミスコンから女子アナになるコースは日本と同じだな。
サマンサは、ジャーナリズムは大学で勉強しただけ。
とは言え、大学で勉強しているのだから、いいだろう。
日本の女子アナで、大学でジャーナリズムを勉強したなんていう人が、果たして何人いるだろうか。
そして、サマンサは小さなTV局に入り込んで、そこから上にあがって来たという。
女子アナの上昇志向は日米共通だな。
さて、サマンサと食事をしているレストランに怪しい二人組の男がいる。
ハリーに声を掛ける。
ハリーが銃を向けると、「サインをくれ」と言う。
しかし、その後も連中はハリーの後をつけて来た。
そして、ハリーとサマンサが乗っているエレベーターに、機関銃を乱射する。
しかし、二人は無事。
エレベーターを停めて、犯人を撃つハリー。
そこへ、TV局がやって来る。
サマンサは、「仲間だわ。撮られたくない。」
その場をそそくさと去る二人。
さあ、これからどうなる?
今回は、『ダーティハリー4』とは大分趣が違う。
これが本来のダーティハリーかな。
まあ、アクション映画だ。
ダーティハリーは死なない。
しかし、歳を取った。
もう定年間際の印象だ。
そして、これがシリーズ最後の作品になった。

The Dead Pool - Theatrical Trailer