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STAVE ONE
stave(名)詩の1節、連、詩句
one(形)(基数の1)(名詞の後に置いて)(一連のものの中の)1番目の
Marley's Ghost
Marley(名)マーリー(Dickens, A Christmas Carol(1843)に登場する、Scroogeのかつての共同経営者/死後、霊となって現われ、Scroogeが死後遭遇する悲惨なできごとと、彼を訪れる聖霊たちのことを告げる)
ghost(名)幽霊、亡霊、怨霊(おんりょう)(英米の幽霊は夜中の12時に現われ、ニワトリの声を聞いて姿を消すとされ、その姿は生前のままで足もある)
Marley was dead: to begin with.
to begin with まず第一に(=firstly)
There is no doubt whatever about that.
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
no doubt 疑いなく、確かに(=undoubtedly)
whatever(形)(否定・疑問文で名詞・代名詞の後に用いて)少しの~も、何らの~も(=whatsoever)・There's no doubt whatever. 何の疑いもない。
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
The register of his burial was signed by the clergyman, the clerk, the undertaker, and the chief mourner.
register(名)登録簿、登記簿
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
his(代)彼の
burial(名)埋葬(米国では一般的に土葬であるが、英国では最近火葬(=cremation)も多くなってきた)
sign(他)(~に)署名する、記名調印する
clergyman(名)(キリスト教の)聖職者
clerk(名)(英)教会書記
undertaker(名)葬儀屋(人)
chief(形)主要な、主な
mourner(名)会葬者 ・the chief mourner 喪主、祭主
Scrooge signed it: and Scrooge’s name was good upon ’Change, for anything he chose to put his hand to.
Scrooge スクルージ(Dickens, A Christmas Carolの主人公/守銭奴だったが、クリスマスの精霊の導きで改心し、人から愛される慈悲深い人物になる)
good(形)(商業的に)信用できる、確実な、安全な
Change(名)(英古)取引所(しばしばExchangeの略と誤解して’Changeと書く)・on Change 取引所で
for(前)(対象)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)~に対して(する)、~を理解する
choose(他)(~しようと)決める(+to do)
put one's hand to ~=turn one's hand to ~に取りかかる、手がける
Old Marley was as dead as a door-nail.
as dead as a doornail 完全に死んだ
Mind!
mind! とは言うものの、しかし
I don’t mean to say that I know, of my own knowledge, what there is particularly dead about a door-nail.
don't do notの短縮形
mean(他)(~する)つもりである(+to do)
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)/(+that)
of one's own knowledge(また聞きなどではなく)自分の知識として、直接に
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
particularly(副)特に、とりわけ
doornail(名)(昔のドアに装飾などで用いて)びょうくぎ
I might have been inclined, myself, to regard a coffin-nail as the deadest piece of ironmongery in the trade.
might(助動)(仮定法過去)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で)(might have+ppで/過去の推量を表わして)~したかもしれない
inclined(形)(~する)気になって(+to do)
myself(代)(強調に用いて)私自身/(Iとともに用いて同格的に)
regard(他)(~を)(~だと)みなす、考える(+目+as 補)
coffin(名)棺、ひつぎ
nail(名)くぎ
as(前)(動詞の目的補語を導いて)~と、~だと ・I regard him as a fool. 彼をばかだと思っている。
piece(名)(機械などの)部分、部品
ironmongery(名)(英)金物類、工具、園芸用品
in(前)(全体との関係を表わして)~の中で、~のうちで
trade(名)商業、商い、貿易、通商
But the wisdom of our ancestors is in the simile; and my unhallowed hands shall not disturb it, or the Country’s done for.
wisdom(名)賢いこと、賢明、知恵(of)
our(代)我々の、私たちの
ancestor(名)先祖、祖先(=forbear)
simile(名)直喩(ゆ)、明喩(A is as ~ as B(like B)の形式で比喩を表現する修辞法)
my(代)私の
unhallowed(形)清められ(てい)ない、神聖でない
shall(助動)(命令・規定を表わして)~すべきである
disturb(他)(~を)(かき)乱す
or(接)(命令文などの後で用いて)さもないと(=otherwise)
country(名)国、国家
done(形)済んで、終了して
for(前)(原因・理由)~の理由で、~のため(=because of)
You will therefore permit me to repeat, emphatically, that Marley was as dead as a door-nail.
will(助動)(無意志の助動詞として単純未来を示す)~だろう/(You will ~は時に「命令・指図」を示す)
therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
permit(他)(~を)許す、許可する、認める(+目+to do)
repeat(他)(言葉を)繰り返す、繰り返して言う、重ねて言う(=reiterate)(+that)
emphatically(副)断固として
Scrooge knew he was dead?
Of course he did.
of course もちろん、当然
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(返事の文で)“Who saw it?”“I did.”「だれかそれを見たのか」「私ですよ」(Iを強調する)
How could it be otherwise?
how(副)(疑問詞)(理由を尋ねて/しばしばcan(could)を伴って)どうして(まあ)、なぜ
can(助動)(可能性・推量を表わして)(疑問文で)~はずがあろうか、いったい~だろうか
otherwise(形)異なって、違って
Scrooge and he were partners for I don’t know how many years.
partner(名)共同経営(出資)者
for(前)(時間・診断を表わして)~の間(ずっと)
how(副)(疑問詞)(程度を尋ねて)どれほど、どれだけ
Scrooge was his sole executor, his sole administrator, his sole assign, his sole residuary legatee, his sole friend and sole mourner.
sole(形)ただひとつの、たった一人の(=only)
executor(名)(法)(遺言中で指定された)遺言執行者
administrator(名)(法)財産管理人、管財人、(特に)遺産管理人
assign(名)(法)譲り受け人(=assignee)
residuary(形)(法)残余財産の
legatee(名)(法)遺産受取人
And even Scrooge was not so dreadfully cut up by the sad event, but that he was an excellent man of business on the very day of the funeral, and solemnised it with an undoubted bargain.
so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
dreadfully(副)非常に、とても
cut up(人を)ひどく悲しませる、(人の)気を悪くさせる(通例受身)・She was terribly cut up by her husband's death. 彼女は夫に死なれてひどく参っていた。
sad(形)(物事など)(人を)悲しませる、悲しむべき、哀れな ・a sad event 悲しい出来事
but(接)(従位接続詞)(否定文のあとで)(しばしばbut thatで用い、否定の主節中のsoまたはsuchと相関的に用いて)~でないというほどに ・No man so old but that he may learn. どんなに年をとっても学べないことはない。
excellent(形)優れた、一流の、すばらしい
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性(of)
of(前)(of+名詞で形容詞句をなして)~の
business(名)業務、事務、仕事、執務、営業 ・a man of business 実業家
on(前)(日・時・機会を表わして)~に
very(形)(the、this、thatまたは所有格人称代名詞に伴って強意を表わし)まさしくその、ちょうどその、~にほかならない
funeral(名)葬式、葬儀(英国や米国西海岸諸州では火葬(cremation)が多くなってきたが、埋葬(burial)も少なくない/これに参列するのは近親者だけ/教会などでとり行なわれる葬儀には多くの人が参列する)
solemnize(他)(式(特に結婚式)を)挙げる
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
undoubted(形)疑う余地のない
bargain(名)安い買い物
The mention of Marley’s funeral brings me back to the point I started from.
mention(名)言及、陳述、記載(of)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
bring back(~を)(~に)戻す(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
point(名)(時間上の位置を示す)ある点、(特定の)時点
from(前)(空間・時間などの起点を表わして)~から
There is no doubt that Marley was dead.
that(接)(名詞節を導いて)(~)という/(同格節を導いて)
This must be distinctly understood, or nothing wonderful can come of the story I am going to relate.
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
must(助動)(必要・義務を表わして)~ねばならない
distinctly(副)明白に、はっきりと
nothing(代)(単数扱い)何も~ない(しない)(形容詞は後に置く)
wonderful(形)不思議な、驚くべき、驚嘆すべき
can(助動)(可能性・推量を表わして)(否定文で)~はずがない
come(自)(事が)起こる、生じる
of(前)(起源・出所を表わして)~から、~の
story(名)物語、話
be going to do ~するつもりである、~することにしている
relate(他)(話・経験などを)話す、物語る ・relate the story 話を聞かせる
If we were not perfectly convinced that Hamlet’s Father died before the play began, there would be nothing more remarkable in his taking a stroll at night, in an easterly wind, upon his own ramparts, than there would be in any other middle-aged gentleman rashly turning out after dark in a breezy spot — say Saint Paul’s Churchyard for instance — literally to astonish his son’s weak mind.
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去形を用い(be動詞はwere)、帰結の主節には通例would、shouldなど助動詞の過去形が用いられる)
perfectly(副)完全に、申し分なく
convinced(形)(~を)確信して(⇔unconvinced)(+that)
Hamlet(名)ハムレット(Shakespeareの四大悲劇の一つ/その主人公)
die(自)(人・動物が)死ぬ
before(接)~より前に
play(名)芝居、演劇
begin(自)(物事が)始まる、開始する
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~(する)だろう
nothing more than ~とまったく同様
remarkable(形)注目すべき、驚くべき、目立った、著しい
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
take(他)(動作名詞を目的語として)(ある行動を)する ・take a walk 散歩する
stroll(名)ぶらぶら歩き、散歩 ・take a stroll 散歩をする
at night 夜に、夜間(に)
in(前)(環境を表わして)~の中で(を)
easterly(形)(風が)東からの(吹く)
wind(名)(またthe ~)(強い)風 ・a north wind 北風
rampart(名)(しばしば複数形で)塁壁、城壁
middle-aged(形)中年の
gentleman(名)紳士(育ちがよく他人に対して礼儀正しく名誉を重んじる男子/⇔lady)(イギリス紳士の典型は、山高帽(bowler)をかぶりダークスーツを着て、天気に関係なく細くきちんと巻いた傘をステッキ代わりに持ち歩くとされているが、今では少ない)
rashly(副)早まって、無分別に、軽率に
turn out 外へ出る、出かける
dark(名)(無冠詞で)夜、夕暮れ ・before dark 暗くならないうちに
breezy(形)そよ風の吹く、風通しのよい
spot(名)(特定の)場所、地点
say(他)(命令法またはlet's ~で)(仮に)(~だと)すれば
St. Paul's(名)セントポール大聖堂(英国国教会の主教座教会/Londonを管区とし、その主教はBishop of London)
churchyard(名)(教会付属の)墓地
for instance たとえば
literally(副)文字通り、誇張なしに、本当に、まったく
astonish(他)(人を)ひどく驚かす、びっくりさせる
weak(形)意志薄弱な
【参考文献】
『Penguin English Library a Christmas Carol (The Penguin English Library)』Charles Dickens・著
『クリスマス・キャロル (角川文庫)』越前敏弥・訳
『新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
『リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
『リーダーズ・プラス』(研究社)