『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第197回)

(テキスト199ページ、1行目〜)
(※赤字は大学受験レベルの語)

So little do we see before us in the world, and so much reason have we to depend cheerfully upon the great Maker of the world, that he does not leave his creatures so absolutely destitute, but that in the worst circumstances they have always something to be thankful for, and sometimes are nearer deliverance than they imagine; nay, are even brought to their deliverance by the means by which they seem to be brought to their destruction.

so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
little(副)(aをつけないで否定的用法で)ほとんど~しない
do(助動)(強調・釣り合いなどのため述語(の一部)を文頭に置く時に)
see(自)見える ・We will see.(どうなるか)今にわかるだろう。
before(前)~の前途に、~を持って、~を待ち受けて(=ahead of)・His whole life is before him. 彼の生涯はこれからだ。
world(名)(通例単数形で)人の世、この(あの)世 ・the world この世、現世
reason(名)理由、わけ ・He has every reason to complain. 彼には苦情を言うだけの十分な理由がある。不平を言っても当然だ。
have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞を伴って)((~すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
depend(自)(depend on(upon)で)(人が)(~を)頼る
cheerfully(副)機嫌よく、いそいそと、気持よく
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて
great(計)(能力・価値・重要性など)偉大な、すぐれた、卓越した
maker(名)(the Maker)造物主
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
leave(他)(人・ものを)(~の状態に)しておく
his(代)彼の
creature(名)(神の)創造物
so(副)(程度を表わして)(強意的に)とても、非常に、大変
absolutely(副)完全に、まったく
destitute(形)衣食にも事を欠く、貧困な、貧窮した
but that→but(接)(従位接続詞)(否定文のあとで)(しばしばbut thatで用い、否定の主節中のsoまたはsuchと相関的に用いて)~でないというほどに ・No man is so old but that he may learn. どんなに年をとっても学べないことはない。
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
worst(形)(badの最上級で)最も悪い、いちばんひどい
circumstance(名)(通例複数形で)(周囲の)事情、状況、境遇
thankful(形)(人が)感謝して、ありがたく思って(for)
for(前)(対象)(報償・返報を表わして)(好意・成果な)に対して、~の返報として
near(形)(場所・時間など)近い、手近の(=close/⇔far)
their(代)彼ら(彼女ら)の
deliverance(名)救出、救助
imagine(自)想像する
nay(副)(接続詞的に)それのみならず、それどころか(=indeed
bring(他)(~を)(ある状態に)もってくる、至らせる(to)
to(前)(結果・効果を表わす句を導いて)
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
means(名)方法、手段
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
seem(自)(~と)見える、思われる、(~)らしい(通例話し手の推量をこめた見方・判断を示す語で、文法上の主語と判断の主体は一致しないことが多く、時に判断の主体を示すのにto a personを従えることがある)(+to do)
destruction(名)破壊(する(される)こと)

It was just at the top of high-water when these people came on shore, and while partly they stood parlying with the prisoners they brought, and partly while they rambled about to see what kind of a place they were in, they had carelessly staied till the tide was spent, and the water was ebb'd considerably away, leaving their boat a-ground.

it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(時間・日時を漠然とさして)
at(前)(状態・状況を表わして)~(の状態)で
top(名)(the ~)絶頂、頂点、極度 ・at the top of one's voice 声を限りに
of(前)(部分を表わして)~の中の
high water(名)満(高)潮(時)(=high tide)(⇔low water)・at high water 満潮時に(で)
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
people(名)(複数扱い)(通例修飾語またはtheを伴って)(特定の場所・階級・団体・職業・民族などに属する)住民、人々
on shore 陸に、上陸して ・come on shore 上陸する
partly(副)一部分は
stand(自)(~の状態で)立つ(+doing)
parlying→parleying
parley(自)(~と)談判する、交渉する(with)
with(前)(敵対を表わして)~を相手に、~と
prisoner(名)(戦争などの)捕虜(=captive)
ramble(自)(副詞句を伴って)ぶらぶら歩く、あてもなく歩く
about(副)(通例動作を示す動詞に伴って)あちこちに、あちらこちらへ、方々に
see(他)(~を)確かめる、調べる、よく見る(+wh.)
what(形)(疑問形容詞)(間接疑問の節を導いて)何の、どんな
kind(名)種類 ・what kind of ~ どんな種類の~
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
place(名)地域、地方
carelessly(副)不注意に、うっかりして、うかつにも
staid→stayed
stay(自)(副詞句を伴って)(場所に)居残る、とどまる
till(接)(結果・程度を表わして)(~して)ついに、(~する)ほどに
tide(名)潮、潮の干満
spend(自)(廃)使いはたされる、尽きる
water(名)海水、河水
ebb'd→ebbed
ebb(自)(潮が)引く(⇔flew)
considerably(副)かなり、相当に、ずいぶん(=substantially)
away(副)(通例動詞とともに用いて移動・方向を表わして)あちらへ、去って
leave(他)(人・ものを)(~の状態に)しておく(+目+補)
aground(形)座礁して

They had left two men in the boat, who as I found afterwards, having drank a little too much brandy, fell a-sleep; however, one of them waking sooner than the other, and finding the boat too fast a-ground for him to stir it, hollow'd for the rest who were straggling about, upon which they all soon came to the boat; but it was past all their strength to launch her, the boat being very heavy, and the shore on that side being a soft ousy sand, almost like a quick-sand.

leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは~だが
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+that)/(+目+補)
afterwards(副)(英)=afterward(副)のちに、あとで
little(副)(a ~で肯定的用法で)少し、少しは
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)~すぎる
brandy(名)ブランデー
fall asleep 寝入る、眠り込む
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
wake(自)目覚める、起きる(wakeは眠りから覚める)
soon(副)早めに、早く
other(代)(the ~)(二つのうちの)ほかの一方(の人)、他方
fast(副)速く、急速に、急いで
for(前)(不定詞の主語関係を示して)~が(~する)
stir(他)(~を)動かす
hollow'd→hallooed
halloo(自)しっ(おーい)と叫ぶ
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)
rest(名)(the ~)残り、残余(不可算をさす時は単数扱い、可算(複数名詞)をさす時は複数扱い)
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
straggle(自)落伍する、列(連れ)からはぐれる
on(前)(基礎・原因・理由・条件などを表わして)~に基づいて、~による
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)/(先行する句・節・文又はその内容を受けて)
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
past(前)~以上、~の及ばない(=beyond)
all(形)(性質・程度を表わす抽象名詞を修飾して)あらん限りの、最大の、最高の
launch(他)(ボートなどを)水面におろす
shore(名)海岸
on(前)(近接を表わして)~に接して、~に面して ・on both sides 両側に
that(形)(指示形容詞)(遠方の時・所をさして)あの、あちらの、その(⇔this)
side(名)(内外・表裏などの)側、面
ousy→oozy(形)泥の(ような)、泥を含んだ
sand(名)砂浜
almost(副)(形容詞・副詞を修飾して)だいたい、ほとんど
like(前)((形)または(副)とも考えられる)~のような、~に似た
quicksand(名)(また複数形で)流砂、クイックサンド(海岸や河口でその上に載った重い物を吸い込む厚い砂岩(の地域))

In this condition, like true seamen who are, perhaps the least of all mankind given to fore-thought, they gave it over, and away they stroll'd about the country again; and I heard one of them say aloud to another, calling them off from the boat, Why, let her alone, Jack, can’t ye, she will float next tide; by which I was fully confirm'd in the main enquiry, of what country-men they were.

in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
this(形)(指示形容詞)この(⇔that)/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
true(形)本物の、正真正銘の
least(代)(通例the ~/単数扱い)最小(⇔most
mankind(名)人類、人間 ・all mankind 全人類
give(他)(~に)(注意・考慮などを)向ける、払う ・give thought to a problem 問題を考えてみる
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
forethought(名)将来に対するおもんぱかり、先見、用心
give over やめる
stroll'd→strolled
stroll(自)(通例副詞句を伴って)ぶらつく、散歩する(=wander)
about(前)(周囲を表わして)~のあちこちに(へ)、~の方々に(へ)
country(名)(通例修飾語を伴って)(地勢的に見た)地方、地域、土地
hear(他)聞こえる、(~を)聞く(+目+原形)
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(to)(+引用)
aloud(副)声を出して
another(代)別のもの(人)
call off(~を)呼んで去らせる
from(前)(出所・起源・由来を表わして)~から(来た、取ったなど)
why(間)(反論・抗議をを表わして)なんだって!、なに!
let ~ alone(通例命令法で)(人・ものを)かまわずに(そのままにして)おく
Jack(名)ジャック(男性名/John(時にJames、Jacob)の愛称)
can't cannotの短縮形
ye(代)(古)なんじらは(が)(2人称代名詞thou)の複数形)
will(助動)(単純未来を表わして)~だろう、~でしょう(通例2人称、3人称の未来形に用いる)
float(自)(水に)浮く、浮かぶ(⇔sink)
fully(副)十分に、完全に
confirm'd→confirmed
confirm(他)(陳述・証拠・うわさなどを)確かめる、確認する、確証する
main(形)主な、主要な
enquiry(名)=inquiry(名)質問
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
countryman(名)同国人、同郷の人(=compatriot)

All this while I kept my self very close, not once daring to stir out of my castle, any farther than to my place of observation, near the top of the hill; and very glad I was, to think how well it was fortify'd:

all this while この長い間ずっと
keep(他)(~を)ずっと(~の状態に)しておく、保つ(+目+補)
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
close(形)(囚人など)閉じ込められた、監禁された
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(~し)ない
dare(動)あえて(~)する、思い切って(勇気をもって、生意気にも)(~)する(+to do)
stir(自)(場所から)動く、離れる
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
my(代)私の
castle(名)城、城郭
any(副)(通例比較級またはdifferent、tooとともに用いて)(否定文で用いて)少しも(~ない)
farther(副)(farの比較級)(距離・空間・時間が)さらに遠く、もっと先に
place(名)(特定の目的に使用される)場所、建物、~場、~所(of)
observation(名)観測
near(前)(場所・時間などを表わして)~の近くに、~に近く
top(名)(通例the ~)(ものの)頂上、てっぺん(of)
glad(形)うれしくて、喜ばしくて(⇔sad)(+to do)・I’m very glad to meet you. お目にかかれて大変うれしいです。
think(他)(どうしようかなどと)よく考える、思いめぐらす(+wh.)
how(副)(疑問詞)(感嘆文に転用して)(節を導いて)
fortify'd→fortified(形)防備を固めた、要塞化した

I knew it was no less than ten hours before the boat could be on float again, and by that time it would be dark, and I might be at more liberty to see their motions, and to hear their discourse, if they had any.

know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
no less than ~(数詞を伴って)~も
ten(形)(基数の10)10の、10個の、10人の
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
on(前)(状態を表わして)~して、~中で
float(名)(古)浮かぶこと、浮くこと
by(前)(時・期間を表わして)(期限を表わして)~までには
time(名)(特定の)時、時期 ・by this time この時までに(は)、もうこの時(に)は
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(明暗を漠然とさして)
might(助動)(仮定法過去)(現在の仮定や仮定の結果を表わす節で)(現在の推量を表わして)~するかもしれない(のだが)
at liberty 勝手に(~)できて(+to do)
more(形)(many、muchの比較級)より多くの、もっと多くの ・with more attention もっと注意して
motion(名)(一つ一つの動作を示して)動き、運動
hear(他)(~を)よく聞く、(~に)耳を傾ける
discourse(名)談話、対話
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去形を用い、帰結の主節には通例would、shouldなど助動詞の過去形が用いられる)
have(他)(通例動作・行為などを表わす不定冠詞付きの名詞を目的語として)(~)する、(~を)行なう
any(代)(疑問文・条件節でany of ~の形か既出名詞の省略の形で用いて)何か、だれか

In the mean time, I fitted my self up for a battle as before, though with more caution, knowing I had to do with another kind of enemy than I had at first.

in the meantime(2つのことが起こる)その間に
fit up 準備(仕度)する
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
for(前)(目的)(準備・保全・防止を表わして)~に備えるために(の)、~を保つ(直す)ために
battle(名)(個々の)戦闘
as before 前のとおりに
though(副)(文尾・文中に置いて)でも、もっとも、やっぱり
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して ・with care 注意して
caution(名)用心、身長(=prudence)・with caution 用心して
have to do(~)しなければならない
another(形)別の、ほかの(than)
than(接)(other、otherwise、elseなどを伴って)~よりほかの、~よりほかには
at first 最初は、初めは

I order'd Friday also, who I had made an excellent marksman with his gun, to load himself with arms:

order'd→ordered
order(他)(人に)(~(すること)を)命じる、指図する(+目+to do)
make(他)(~を)(~に)する(+目+補)
excellent(形)優れた、一流の、すばらしい
marksman(名)射撃(弓)の名人
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
gun(名)鉄砲、小銃
load(他)(人の)銃を装填する
himself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)
with(前)(材料・中身を表わして)~で
arms(名)兵器、武器

I took myself two fowling-pieces, and I gave him three musquets; my figure indeed was very fierce; I had my formidable goat-skin coat on, with the great cap I have mention'd, a naked sword by my side, two pistols in my belt, and a gun upon each shoulder.

take(他)(副詞句を伴って)(ある場所から他へ)持っていく、連れていく(+目+目)
fowling(名)野鳥狩り、鳥撃ち、鳥猟
piece(名)銃、砲
give(他)(人に)(ものを)(手)渡す(+目+目)
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
musquets→muskets
musket(名)(昔の)マスケット銃(rifleの前身で銃肛に施条(しじょう)がない)
figure(名)姿、容姿、風采(ふうさい)、外観
fierce(形)獰猛(どうもう)な、凶暴な
have on(着物・帽子・靴などを)身につけている、着て(かぶって、はいて)いる
formidable(形)恐るべき
goatskin(名)やぎ革
coat(名)(外出・防寒用の)コート
with(前)(所持・所有を表わして)~を持って(た)、~のある
cap(名)(縁なし)帽子、キャップ
mention'd→mentioned
mention(他)(~のことを)(口頭または文書で話などのついでに)簡単に述べる、(~を)話に出す、(~に)言及する
naked(形)(刀など)さやを抜いた
sword(名)剣、刀
by a person's side ~のそばに、~の近くに
pistol(名)ピストル、拳銃
belt(名)
(本文491語)
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics) (English Edition)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社