『ミーン・ストリート』

この週末は、ブルーレイで『ミーン・ストリート』を見た。

ミーン・ストリート [Blu-ray]

ミーン・ストリート [Blu-ray]

1973年のアメリカ映画。
監督はマーティン・スコセッシ
出演はハーヴェイ・カイテルロバート・デ・ニーロ
後に『タクシードライバー』を生み出すスコセッシとデ・ニーロが初めてタッグを組んだ作品である。
全体に猥雑なニューヨークの下町の雰囲気が非常によく出ている。
ただ、言い訳になってしまうが、僕はこの日、出張の疲れで頭がぼーっとしており、ただでさえ掴みどころのない映画が、余計によく分からなかった。
オープニングは8ミリフィルム風。
テーマは聴けば誰でも知っている非常に有名な曲だ(タイトルは知らん)。
いきなりトイレでヤクを打っているチンピラ。
ロバート・デ・ニーロが若い。
デ・ニーロが、いきなりポストを爆破する。
何て危なっかしい映画だ。
舞台はニューヨークのイタリア人街。
もうすぐ30歳になろうというのに定職につかず、ぶらぶらと遊び歩いているチャーリー(ハーヴェイ・カイテル)と、彼の悪友の短気でだらしがなく嫌われ者のジョニー(ロバート・デ・ニーロ)。
この二人の友情を描く青春群像劇という触れ込みだ。
悪事を働き、教会で懺悔。
とにかく、バックにポップスの名曲がやたら掛かる。
ダークな画面のトーンと不釣り合いな明るい曲。
こんな滅茶苦茶が若いチンピラ達の日常だということを示している。
酒場ではストリップ・ショーが行われている。
チャーリーはタバコの転売を持ち掛けられる。
ジョニーは、お姉ちゃんを引っ掛けて、適当なことをペラペラとまくし立てている。
ちょっと、『時計じかけのオレンジ』のアレックスを思い出した。
やくざな金貸しの叔父を持つチャーリーは、こんな生活に区切りを付け、そろそろしっかりとした生活をしたいと望んでいた。
だが、ジョニーはそんな事をまるで気にかける様子もなく勝手気ままに行動している。
場末の街を手持ちカメラが動く。
とにかく、ひでえ街だ。
ビリヤード場で乱闘。
警察が来るが、カネで買収する。
檻にいるヒョウをなでる。
チンピラ4人組。
酔っ払いは、撃たれてもなかなか死なない。
マフィアのファミリーも出て来た。
チャーリーは、無軌道なジョニーに次第に苛立ちを隠せなくなる。
チャーリーの恋人が出て来た。
恋人とのケンカ。
昔は共にムチャをした悪友同士の一方がいつしか大人になる。
いつまでも成長することなく突拍子のない行動をする友人。
まあ、僕も若い頃は悪友とアホなこともした。
誰にでもよくあることよ。
特に、これと言ったストーリーはない。
駄目だ。
今回は、僕が作品の内容をちゃんと把握出来ていない。
出来れば後日、もう一度見直して書きたい。