『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第132回)

(テキスト134ページ、10行目〜)

This fancy pleas'd my thoughts for some weeks, and I was so full of it, that I often dream'd of it; and sometimes that I was just going to let fly at them in my sleep.

fancy(名)(気まぐれで自由な)空想
pleas'd→pleased
my(代)私の
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
for(前)(時間・距離を表わして)〜の間(ずっと) ・for three weeks 3週間
so(副)(程度・結果を表わして)(so 〜 that 〜で)(順送りに訳して)非常に〜なので〜
full(形)頭がいっぱいになって、(〜に)夢中になって(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)〜を
that(接)(副詞節を導いて)(so 〜 thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)〜なので、〜(する)ほど
dream'd→dreamed
dream(自)(〜のことを)夢に見る(of)
of(前)(関係・関連を表わして)〜の点において、〜に関して、〜について
just(副)(進行形・状態を示す動詞などとともに用いて)〜しかかって
be going to do(まさに)〜しようとするところだ、〜しかかっている
let fly(弾丸・矢・石などを)(〜に)飛ばす、射放つ(at)
at(前)(方向・目標・目的を表わして)〜を(ねらって)、〜に(向かって)
in one's sleep 眠りながら

I went so far with it in my imagination, that I employ'd my self several days to find out proper places to put my self in ambuscade, as I said, to watch for them; and I went frequently to the place it self, which was now grown more familiar to me; and especially while my mind was thus fill'd with thoughts of revenge, and of a bloody putting twenty or thirty of them to the sword, as I may call it; the horror I had at the place, and at the signals of the barbarous wretches devouring one another, abetted my malice.

in(前)(範囲を表わして)〜において、〜内で
imagination(名)(またone's 〜)空想 ・It's all in your imagination. それはみな君の気のせいだ。
employ'd→employed
employ(他)(人を)雇用する、雇う、使う(+目+to do)
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
find out(調査などをして)(〜を)見つけ出す、発見する、知る
proper(形)(目的・状況などにかなって)適切な、ふさわしい(=correct)
place(名)(特定の目的に使用される)場所、建物、〜場、〜所
put(他)(〜を)(〜の状態・関係に)置く、する(in)
in(前)(状態を表わして)〜の状態に(で)
ambuscade(名)=ambush(名)待ち伏せ(攻撃) ・lie in ambush 待ち伏せをする
as(接)(様態・状態を表わして)〜のように
watch(自)(〜を)見張る、監視する
for(前)(目的・意向を表わして)〜のために、〜を目的として
frequently(副)しばしば、たびたび、頻繁に
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)〜まで、〜へ、〜に ・go to 〜に行く
itself(代)(強調に用いて同格的に)それ自身、そのもの
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
grow(自)(次第に)(〜に)なる(+補)
more(副)もっと、いっそう
familiar(形)よく知っている、見(聞き)慣れている(⇔unfamiliar)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜にとっては、〜には
especially(副)特に、とりわけ(文頭では用いない)
thus(副)このように、かように
fill'd→filled
fill(他)(感情で)(人(の心)を)満たす(with)
with(前)(材料・中身を表わして)〜で ・fill A with B AにBを満たす
revenge(名)復讐(ふくしゅう)、仕返し、報復
of(前)(同格関係を表わして)〜という、〜の、〜である
bloody(形)血の出る、血によごれた、血まみれの
put 〜 to the sword(〜を)刀にかける、切り殺す
twenty(代)(基数の20)(複数扱い)20個(人)
thirty(代)(基数の30)(複数扱い)30個(人)
of(前)(部分を表わして)〜の中の
as(代)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは〜だが
may(助動)(妥当性や可能を表わして)〜できるかもしれない、〜できよう
call(他)(〜を)(〜と)みなす、考える(+目+補)
horror(名)恐怖
have(他)(感情・考えなどを)(心に)抱いている
at(前)(感情の原因を表わして)〜に(接して)、〜を見て、聞いて、考えて
signal(名)しるし、前兆、徴候
barbarous(形)野蛮な、未開の(⇔civilized)
wretch(名)恥知らず、嫌われ者
devour(他)(動物・人が)(食物を)むさぼり食う、がつがつ食う
one another お互い(に、を)
abate(他)(勢い・苦痛などを)やわらげる、弱める
malice(名)(相手を傷つけようとする意図的な)悪意、敵意、恨み

Well, at length I found a place in the side of the hill, where I was satisfy'd I might securely wait, till I saw any of their boats coming, and might then, even before they would be ready to come on shore, convey my self unseen into thickets of trees, in one of which there was a hollow large enough to conceal me entirely; and where I might sit and observe all their bloody doings, and take my full aim at their heads, when they were so close together, as that it would be next to impossible that I should miss my shoot, or that I could fail wounding three or four of them at the first shoot.

well(間)(話をまた続けたり、用件を切り出す時に用いて)さて、ところで
at length ついに、ようやく
side(名)山腹、斜面 ・the side of a hill 山腹
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
satisfy'd→satisfied(形)納得して、確信して(=convinced)(+that)
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(不確実な推量を表わして)〜かもしれない
securely(副)安全に、確実に、しっかりと
till(接)(動作・状態の継続の期限を表わして)〜まで(ずっと)
see(他)(〜を)見る、(〜が)見える(+目+doing)
any(代)(肯定文で、any of 〜の形か既出名詞の省略の形で用いて)何でも、だれでも、どれでも、いくらでも
their(代)彼ら(彼女ら)の
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる
then(副)(しばしばandを伴って)そのうえ、さらにまた
before(接)〜より前に、(〜する)に先だって、殻しないうちに
ready(形)用意が整って、準備ができて(+to do)
on shore 陸に、上陸して ・come on shore 上陸する
convey(他)(人・輸送機関などが)(物・乗客を)運ぶ、運搬する
unseen(形)(目に)見えない
thicket(名)やぶ、茂み、雑木林
one(代)(基数の1)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「〜がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
hollow(名)穴、うつろ、(木の幹・岩の)うろ穴
enough(副)(形容詞・副詞の後に置いて)(〜するに)足りるだけ、十分(+to do)
conceal(他)(ものなどを)隠す、見えないようにする
entirely(副)まったく、完全に(=completely)
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(許可を表わして)〜してもよい
observe(他)(敵の行動などを)監視する
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
bloody(形)血なまぐさい、殺伐な、残虐な、むごたらしい
doing(名)(複数形で)行為、ふるまい
take(他)(動作名詞を目的語として)(ある行動を)する ・take aim at 〜にねらいを定める
full(形)最高の、最大限の、精いっぱいの
aim(名)ねらい、照準、見当 ・take good aim at 〜 〜をよくねらう
when(接)〜する時に、〜時(時を表わす副詞節をつくる)
so(副)(so 〜 as 〜で)(高い程度を強調して)〜ほど〜(にも)〜
close(形)(空間・時間・程度など)接近した
together(副)互いに ・Your feet are too close together. 両足がくっつきすぎている(もう少し両足の間をあけなさい)。
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
next to 〜(否定語の前に用いて)ほとんど〜(=almost) ・It's nezt to impossible. ほとんど不可能だ。
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(主語節を導いて)
should(助動)(仮定法で)(必要・当然などを表わす主節に続くthat節に用いて)〜する(のは)
shoot(名)射撃、発砲
could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)〜できる、〜してよい
wound(他)(〜を)負傷させる、傷つける、(〜に)けがをさせる
three(代)(基数の3)(複数扱い)3つ、3個(人)
four(代)(基数の4)(複数扱い)4つ、4個(人)
at(前)(順位・頻度を表わして)〜に、〜で ・at first 最初は

In this place then I resolv'd to fix my design, and accordingly I prepar'd two musquets, and my ordinary fowling piece.

then(副)それから、その後で
resolv'd→resolved
resolve(他)決意する、決心する(+to do)
fix(他)(〜を)決める、決定する、定める(=set)
design(名)計画、目的、意図
accordingly(副)(接続副詞的に)よって、従って、それゆえに(=consequently、therefore)
prepar'd→prepared
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
musquets→muskets
musket(名)(昔の)マスケット銃(rifleの前身で銃腔に施条(しじょう)がない)
ordinary(形)普通の、通常の(⇔special)
fowling(名)野鳥狩り、鳥撃ち、鳥猟
piece(名)銃、砲

The two musquets I loaded with a brace of slugs each, and four or five smaller bullets, about the size of pistol bullets; and the fowling piece I loaded with near a handful of swan-shot, of the largest size; I also loaded my pistols with about four bullets each; and in this posture, well provided with ammunition for a second and third charge, I prepar'd my self for my expedition.

load(他)(銃砲に)弾丸を込める、装填(そうてん)する
brace(名)つがい、一対 ・a brace of 〜 ひとつがいの〜
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)〜の
slug(名)(空気銃などの)一発弾(だま)、スラグ弾
each(副)一人(1個)につき、めいめいに
four(形)(基数の4)4の、4個の、4人の
five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の
bullet(名)(小銃・ピストルなどの)銃弾、弾丸
about(副)ほとんど
pistol(名)ピストル、拳銃
near(副)ほとんど
handful(名)手一杯、ひとつかみ、ひと握り ・a handful of 〜 ひと握りの〜
swan(名)ハクチョウ、スワン
shot(名)(昔の、丸い炸裂(さくれつ)しない)砲丸、砲弾
posture(名)(体の)姿勢、ポーズ ・in a sitting posture(モデルなど)座った姿勢で
well(副)十分に、よく(=thoroughly)
privide(他)(人に)(〜を)供給する、提供する、与える(with)(for)
ammunition(名)弾薬(総称的)
for(前)(準備・保全・防止を表わして)〜に備えるために(の)、〜を保つ(直す)ために(の)
charge(名)装薬
prepare(他)(prepare oneselfで)心構えをする、覚悟を決める
myself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)(再帰動詞とともに全体で自動詞的な意味になる)
for(前)(目的・意向を表わして)〜のために、〜を目的として
expedition(名)遠征

After I had thus laid the scheme of my design, and in my imagination put it in practice, I continually made my tour every morning up to the top of the hill, which was from my castle, as I call'd it, about three miles, or more, to see if I could observe any boats upon the sea, coming near the island, or standing over towards it; but I began to tire of this hard duty, after I had for two or three months constantly kept my watch; but came always back without any discovery, there having not in all that time been the least appearance, not only on, or near the shore but on the whole ocean, so far as my eyes or glasses could reach every way.

after(接)(〜した)後に(で)、〜してから
lay(他)(案などを)準備する、案出する、工夫する ・lay one's plans 計画を立てる
scheme(名)(組織立った・公式)計画、案
practice(名)(理論・思想に対して)実行、実践(⇔theory) ・put a plan in practice 計画を実行する
continually(副)断続的に、頻繁に
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(〜を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
tour(名)(視察・巡遊などの)(小)旅行、周遊、観光旅行、ツアー ・make a tour 漫遊する
every(形)(可算の単数名詞を伴って無冠詞で)毎〜、〜ごと(しばしば副詞句として用いる) ・every morning 毎朝
morning(名)(副詞的に)朝に、午前中に
up to 〜 〜まで(に)、〜に至るまで
from(前)(空間・時間などの起点を表わして)〜から
call'd→called
call(他)(人を)(〜と)呼ぶ、称する(+目+補)
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
mile(名)マイル(距離の単位/1760 yards、約1.6 km)
more(副)(muchの比較級)もっと、より多く
see(他)(〜を)確かめる、調べる、よく見る(+wh.)
if(接)(間接疑問文で)〜かどうか
observe(他)(〜を)観察する
any(形)(疑問文・条件節で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)いくらかの〜、何人かの〜
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる
near(前)(場所・時間などを表わして)〜の近くに、〜に近く
stand over 〜 〜を監督する、注意して見ている
towards(前)=toward
begin(他)(〜し)始める、(〜し)だす(+to do)
tire(自)(〜に)あきる(=weary)(of)
hard(形)難しい、骨の折れる(⇔easy)
duty(名)(通例複数形で/時に不可算)(特定の)任務、職務、務め
constantly(副)絶えず、いつも
keep(他)(ある状態・動作を)続ける ・keep watch 見張りを続ける
watch(名)(またa 〜)見張り、監視、警備 ・keep watch 見張る、警備する
come back 帰る、戻る
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)少しも(〜ない)、何も(〜ない)、だれも(〜ない)
discovery(名)発見
in(前)(時間を表わして)〜(のうち)に、〜の間、〜中
time(名)(またa 〜)(ある一定の長さの)期間、間
not the least 最少の〜もない、少しも〜でない
appearance(名)(通例単数形で)出現(すること)
not only 〜 but 〜 〜だけでなくまた〜
shore(名)(海・湖・川の)岸
not(副)(否定の文・動詞・節などの省略代用語として)
as far as 〜(接続詞的に)〜する限り(では)
glass(名)望遠鏡(=telescope)、顕微鏡(=microscope)
reach(自)(副詞句を伴って)(目・ものなどが)(〜に)達する、及ぶ、届く ・as far as the eye can reach 目の届く限り
way(名)(単数形で)方向、方面(通例前置詞なしで副詞句になる)
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)