『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第157回)

(テキスト159ページ、2行目〜)

However I put my self into all the same postures for an attack, that I had formerly provided, and was just ready for action, if any thing had presented; having waited a good while, listening to hear if they made any noise; at length being very impatient, I set my guns at the foot of my ladder, and clamber'd up to the top of the hill, by my two stages as usual; standing so however that my head did not appear above the hill, so that they could not perceive me by any means; here I observ'd, by the help of my perspective glass, that they were no less than thirty in number, that they had a fire kindled, that they had had meat dress'd.

put(他)(~を)(~の状態・関係に)置く、する
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
into(前)(変化・結果を表わして)~に(する、なる)(通例ある物が別の物に形や状態を変えることを表わす)
all(副)まったく、すっかり
posture(名)(通例単数形で)(物事に対する)姿勢、態度
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
attack(名)(武力による)攻撃、襲撃
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)/(他動詞・前置詞の目的語として)
formerly(副)以前(は)、昔(は)(=previously)
provide(他)(人に)(~を)供給する、提供する、与える
action(名)行動、働き、活動、実行
anything(代)(疑問文・条件節に用いて)何か
present(自)(症状が)現われる
good(形)(強意語として)相当な、かなりの ・a good while かなり長い間
while(名)(a ~)(短い)間、暫時(ざんじ)・a good while かなり長い間
listen(自)(予期して)(~に)聞き耳を立てる
hear(自)(耳が)聞こえる
make a noise 音を立てる
any(形)(疑問文・条件節で名詞の前に用いて)(可算の名詞の単数形につけて)何か(どれか)一つの、だれか一人の
at length ついに、ようやく
impatient(形)いらいらしている、我慢できない
my(代)私の
gun(名)鉄砲、小銃
foot(名)(階段・ものなどの)最下(最低)部 ・at the foot of ~の下の部分に
ladder(名)はしご(はしごの下を通るのは不吉であるという迷信があるが、これは昔、はしごが絞首刑や火刑の道具の一つとして使われ、死を暗示したことによるといわれる)
clamber'd→clambered
clamber(自)(副詞句を伴って)(手足を使って苦労しながら)よじ登る ・clamber up ~をよじ登る
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
stage(名)(発達などの)期、段階(=phase)
as usual いつもどおりに、例のとおり、相変わらず
stand(自)(副詞句を伴って)(ある姿勢・位置に)立つ
so that(目的の副詞節を導いて)~するために、~となるように
appear(自)(ものが)姿を見せる、出現する、現われる(⇔disappear)
perceive(他)(~に)気づく
by any means(否定文で)決して(~ない)
observ'd→observed
observe(他)(~することに)気づく(+that)
help(名)助力(of)
of(前)(主格関係を表わして)(動作の行為者、作品の作者を表わして)~が、~の
perspective(形)(廃)視力を助ける ・a perspective glass
glass(名)望遠鏡
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
no less than ~(数詞を伴って)~も(=as many as)
thirty(代)(基数の30)(複数扱い)30個(人)
in(前)(数量などを限定して)~において、~が ・seven in number 数は7つ
have(他)(~を)(~の位置・状態に)保つ、保っておく
kindle(他)(火を)つける
meat(名)(鳥肉(poultry、fowl)、魚肉(fish)と区別して食用とする動物の)肉
dress'd→dressed
dress(他)(料理する前に)(魚・肉などを)下ごしらえする

How they had cook'd it, that I knew not, or what it was; but they were all dancing in I know not how many barbarous gestures and figures, their own way, round the fire.

cook'd→cooked
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと(⇔this)
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
in(前)(方法・形式を表わして)~で、~をもって
how(副)(疑問詞)(程度を尋ねて)(節を導いて)
barbarous(形)野蛮な、未開の(⇔uncivilized)
gesture(名)(言葉に伴う、または言葉の代わりの、ひとつの)身ぶり、手まね
figure(名)姿、容姿、風采(ふうさい)、外観
their(代)彼ら(彼女ら)の
way(名)(前置詞inを略して副詞的に用いて)(~の)やり方で、(~)ふうに
round(前)~の周囲に、~をぐるりと取り巻いて(囲んで)
fire(名)(暖房・料理用の)火、炉火、炭火、たき火

While I was thus looking on them, I perceiv'd by my perspective, two miserable wretches dragg'd from the boats, where it seems they were laid by, and were now brought out for the slaughter.

thus(副)このように、かように
look on ~ ~を見る
perceiv'd→perceived
perceive(他)(~が)(~であると)わかる(+目+補)
perspective(名)(廃)光学レンズ(拡大鏡・望遠鏡)
miserable(形)(人が)(貧困・不幸・病弱などのために)みじめな、不幸な、哀れな
wretch(名)哀れな人、みじめな人
dragg'd→dragged
drag(他)(副詞句を伴って)(~を)(~から)引きずり出す(from)
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(seem that ~の主語として)(thatは略されることがある)
seem(自)(itを主語として)(~には)(~のように)思われる(+that)
lay by=lay aside(ものを)しまって(取って)おく、たくわえる
now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
bring out(人・ものを)持ち(連れ)出す
slaughter(名)(大量)虐殺、殺戮(さつりく)(=massacre)

I perceiv'd one of them immediately fell, being knock'd down, I suppose with a club or wooden sword, for that was their way, and two or three others were at work immediately cutting him open for their cookery, while the other victim was left standing by himself, till they should be ready for him.

one(代)(基数の1)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
immediately(副)直ちに、即座に、早速
fall(自)(通例副詞句を伴って)(傷ついて(撃たれて))倒れる
knock'd→knocked
knock down(人を)打ち(殴り)倒す
suppose(他)(知っていることから)推測する、思う、考える(+that)
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
club(名)(武器用の頭が太くて重い)こん棒
wooden(形)木製の、木の
sword(名)剣、刀
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
other(代)(通例複数形で)ほかのもの、ほかの人たち、他人
at work 仕事をして、執務中で
cut(他)(体・ものの一部を)切る、傷つける(+目+補)・cut ~ open ~を切り開く
open(形)(傷口など)あいている(⇔closed)
cookery(名)(英)料理法
while(接)(主節の後方に置き、対照を表わして)ところが一方、しかるに
other(形)(the ~、one's ~)(二つの中の)もうひとつの、(三つ以上の中で)残りのもうひとつの
victim(名)(宗教的儀式における)いけにえ、人身御供(ひとみごくう)
leave(他)(~する)ままにしておく(+目+doing)
standing(形)立っている、立ったままの
by oneself ひとりだけで
till(接)(動作・状態の継続の期限を表わして)~まで(ずっと)
should(助動)(仮定法で)(可能性・期待を表わして)きっと~だろう、~のはずである
for(前)(準備・保全・防止を表わして)~に備えるために(の)、~を保つ(直す)ために(の)

In that very moment this poor wretch seeing himself a little at liberty, Nature inspir'd him with hopes of life, and he started away from them, and ran with incredible swiftness along the sands directly towards me, I mean, towards that part of the coast where my habitation was.

in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中 ・in a moment たちまち
that(形)(指示形容詞)(対話者同士がすでに知っているもの・人・量をさして)あの
very(形)(the、this、thatまたは所有格人称代名詞に伴って強意を表わして)まさしくその、ちょうどその、~にほかならない
this(形)(指示形容詞)この/(対話者同士がすでにしっているもの(人)をさして)
poor(形)哀れな、不幸な、気の毒な(話し手の気持ちからpoorと言っているので、訳の時には「気の毒に」と副詞的に訳すとよい)
see(他)(~が)わかる、(~に)気づく(+that)
himself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)
little(副)(a ~で肯定的用法で)少し、少しは
at liberty 解放されて、自由で
nature(名)(無冠詞/しばしばNature)自然、天然(しばしば擬人化して女神扱い)
inspir'd→inspired
inspire(他)(人に)(ある感情・思想を)起こさせる(with)
with(前)(材料・中身を表わして)~で
hope(名)望み、希望(⇔despair)
life(名)生命
start(自)(副詞句を伴って)歩きだす
away(副)(通例動詞とともに用いて移動・方向を表わして)あちらへ、去って(from)
run(自)逃げる、逃げ出す
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
incredible(形)(物事など)信じられない、信用できない(=unbelievable)
swiftness<swift(形)速い、敏捷(びんしょう)な(⇔slow)
sand(名)(しばしば複数形で)砂地、砂原
directly(副)まっすぐに、一直線に、直行で
towards(前)=toward
I mean(挿入的に用いて、話の補足や訂正を示して)つまり、いやその
coast(名)(大陸・大きな島などの)海岸、沿岸
where(副)(関係副詞)(制限的用法で)~する、~した(場所、場合など)(「場所」「場合」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
habitation(名)住居、住宅

I was dreadfully frightened, (that I must acknowledge) when I perceived him to run my way; and especially, when as I thought I saw him pursued by the whole body, and now I expected that part of my dream was coming to pass, and that he would certainly take shelter in my grove; but I could not depend by any means upon my dream for the rest of it, (viz.) that the other savages would not pursue him thither, and find him there.

dreadfully(副)恐ろしく、ものすごく
frighted→frightened(形)おびえた、怖がった、ぎょっとした
acknowledge(他)(~の)事実(存在)を認める、(~を)認める
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
way(名)(単数形で)方向、方面(通例前置詞なしで副詞句になる)・go this way こちらへ行く
especially(副)特に、とりわけ
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
think(他)(~と)思う、考える(+that)
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+過分)
pursue(他)(獲物・犯人などを)追う、追跡する
body(名)大勢、多数
expect(他)(~と)思う(+that)
part(名)(part of ~で)(~の)一部(分)(修飾語を伴わない場合はpart of ~のほうが普通/通例この句は後に単数名詞を従える時は単数扱い、複数名詞の時は複数扱いにする)
come to pass 起こる、実現する
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(条件節の内容を言外に含め陳述を婉曲(えんきょく)にして)~であろう、~でしょう
take(他)(動作名詞を目的語として)(ある行動を)する ・take shelter 避難する
shelter(名)避難 ・take shelter 雨宿りする
grove(名)(散策などに適した下生えのない)小さい森、小立
depend(自)(depend uponで)(人が)(~を)当てにする、信頼する(upon)
by any means(否定文で)決して(~ない)
for(前)(対象)(関連を表わして)~について(は)、~の場合には
rest(名)(the ~)残り、残余(不可算をさす時は単数扱い、可算(複数名詞)をさす時は複数扱い)
viz.(副)すなわち(通例namelyと読む)
savage(名)野蛮人、未開人
thither(副)(古)あちらへ、そちらへ

However I kept my station, and my spirits began to recover, when I found that there was not above three men that follow'd him; and still more was I encourag'd, when I found that he outstript them exceedingly in running, and gain'd ground on them, so that if he could but hold it for half an hour, I saw easily he would fairly get away from them all.

keep(他)(~を)離れないでいる
station(名)位置、場所
spirit(名)(複数形で)気分、心持ち
begin(他)(~し)始める、(~し)だす(+to do)
recover(自)元どおりになる、立ち直る
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+that)
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
above(前)(基準・数量など)~を超える(て)
follow'd→followed
follow(他)(人などを)追う
still more(肯定を受けて)まして、いわんや
encourag'd→encouraged
encourage(他)(人を)元気(勇気)づける、励ます(⇔discourage)
outstript→outstripped
outstrip(他)(追手を)追い越す
exceedingly(副)非常に、きわめて(=extremely)
in(前)(性質・能力・芸などの分野を限定して)~において、~が
running(名)走ること
gain'd→gained
gain ground 前進する
of(前)(分離・剥奪を表わして)(動詞とともに用いて)(~から)~を(~する)
so that(結果の副詞節を導いて)それで、そのため
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在の事実に反対の条件節、または願望を表わす名詞節に用いて)~できる(なら)
hold(他)(~を)持続する、維持する
for(前)(時間・距離を表わして)~の間(ずっと)・for hours 何時間もの間
half(形)(冠詞またはone'sのついた名詞の前に置いて)~の半分の(一般的にはhalf a mile、half an hourの語順をとるが、またa half mile、a half hourともなる)
fairly(副)まったく、まんまと
get away(~から)立ち去る、離れる(ことができる)、(旅行などに)出る(from)
from(前)(隔離・解放などを表わして)~から

There was between them and my castle, the creek which I mention'd often at the first part of my story, when I landed my cargoes out of the ship; and this I saw plainly, he must necessarily swim over, or the poor wretch would be taken there:

creek(名)(海・川・湖の)(小さな)入り江、~浦(=inlet)
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
mention'd→mentioned
mention(他)(~のことを)(口頭または文書で話などのついでに)簡単に述べる、(~を)話に出す、(~に)言及する
part(名)(書物・戯曲・詩などの)部、編、巻
land(他)(副詞句を伴って)(船荷・船客などを)上陸させる、陸揚げする
cargo(名)貨物、積荷、船荷
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
plainly(副)明白に、はっきりと(=clearly)
necessarily(副)必ず、必然的に(=inevitably)
swim(自)泳ぐ、水泳する
over(副)(街路・川・海などを)越えて、向こうへ
or(接)(命令文などの後で用いて)さもないと(=otherwise)
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~(する)だろう
take(他)(犯人などを)捕縛する、捕虜にする
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)