『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第189回)

(テキスト191ページ、6行目〜)

All which he punctually perform'd, and defac'd the very appearance of the savages being there; so that when I went again, I could scarce know where it was, otherwise than by the corner of the wood pointing to the place.

all(代)(単数扱い)(関係詞節を従えて)(~の)すべてのこと
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)/(主格の場合)
punctually(副)きちょうめんに
perform'd→performed
perform(他)(任務・機能・命令・約束などを)果たす、実行する
defac'd→effaced
efface(他)(文字・痕跡などを)消す、削除する
very(形)(the、this、thatまたは所有格人称代名詞に伴って強意を表わして)まさしくその、ちょうどその、~にほかならない
appearance(名)(人・ものの)外観、見かけ(of)
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
savage(名)野蛮人、未開人
so that(結果の副詞節を導いて)それで、そのため
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で/婉曲的に)~できるだろうに、~したいくらいだ
scarce(副)=scarcely(副)ほとんど~ない
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
otherwise(形)異なって、違って(than)
than(接)(other、otherwise、elseなどを伴って/しばしば否定文で)~よりほかの、~よりほかには
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
corner(名)隅(すみ)、くま
wood(名)森
point(自)示す(to)

I then began to enter into a little conversation with my two new subjects; and first I set Friday to enquire of his father, what he thought of the escape of the savages in that canoe, and whether we might expect a return of them with a power too great for us to resist.

then(副)それから、その後で
begin(他)(~し)始める、(~し)だす(+to do)
enter into ~(仕事・談話・交渉など)を始める、~に従事する、携わる
little(形)(時間・距離など)短い(⇔long)
conversation(名)会話、談話、対話、座談、会談(with)
with(前)(接触・交際・結合などを表わして)~と
my(代)私の
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
new(形)(ある地位に)ついたばかりの、新入の、新参の
subject(名)臣、家来
first(副)(序数の第1番)まず第一に、最初に(=firstly)
set(他)(人に)(~)させる(+目+to do)
enquire(動)=inquire(他)(~を)尋ねる、問う(of+代名+wh.)
of(前)(古)~に対する(=on)
his(代)彼の
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
escape(名)脱出、逃亡、逃避
of(前)(主格関係を表わして)(動作の行為者、作品の作者を表わして)~が、~の
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)(乗り物など)に乗って
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(許可を表わして)~してもよろしい
return(名)(単数形で)帰り、帰還、帰宅
with(前)(材料・中身を表わして)~で
power(名)(a ~)多量、多数
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)(~するには)~すぎる、非常に~で(~する)ことができない(for)(to do)
great(形)(通例数量を表わす名詞を伴って)多数の、多量の、たくさんの
for(前)(不定詞の主格関係を示して)~が(~する)
resist(他)(~に)抵抗する、反抗する

His first opinion was, that the savages in the boat never could live out the storm which blew that night they went off, but must of necessity be drown'd or driven south to those other shores, where they were as sure to be devour'd as they were to be drown'd if they were cast away; but as to what they would do if they came safe on shore, he said he knew not; but it was his opinion that they were so dreadfully frighted with the manner of their being attack'd, the noise and the fire, that he believ'd they would tell their people they were all kill'd by thunder and lightning, not by the hand of man, and that the two which appear'd, (viz.) Friday and me, were two heavenly spirits or furies, come down to destroy them and not men with weapons:

opinion(名)意見、見解
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(補語節を導いて)/(目的語節を導いて)
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して~ない
could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
live out(一生を)生き延びる
storm(名)あらし、暴風(雨)、大しけ
blow(自)(風が)吹く
that(形)(指示形容詞)(遠方の時・所をさして)あの、あちらの、その(⇔this)・that night その夜(しばしば副詞的にも用いる)
night(名)(副詞的に)夜に
go off(立ち)去る
but(接)(前の否定語・句・文と照応して)(~ではなく)て(not A but Bで「AではなくBである」の意を表わす表現)
must(助動)(当然の推定を表わして)~にちがいない、~に相違ない、きっと~だろう
of necessity 必然的に、当然
drown'd→drowned(形)おぼれ死んだ、溺死した
drive(他)(副詞句を伴って)(風が)(~を)(~に)吹きやる、(水が)(~を)(~に)押し流す
south(副)南に(へ)、南方に(へ)、南部に(へ)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
those(形)(指示形容詞)(関係詞節による限定をあらかじめ指示して)あの(日本語では訳さないほうがよい)
shore(名)(通例複数形で)(海岸を境とする)国
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
as(副)(通例as ~ as ~で、形容詞・副詞の前に置いて)(~と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as ~ as ~で前のasが指示副詞、後のasは接続詞)
sure(形)きっと(~)して(+to do)
devour'd→devoured
devour(他)(動物・人が)(食物を)むさぼり食う、がつがつ食う
as(接)(as ~ as ~で同程度の比較を表わして)~と同じく、~と同様に、~のように、~ほど
be(助動)(be+to doで)(運命を表わして)~する運命である(通例過去形で用いる)
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在・過去・未来の実現の可能性のある事柄について推量する場合)(この場合には未来(未来完了)のことでもif節には現在(現在完了)時制を用いる)
cast away(人を)(難船の結果)漂流させる(通例受身)
as to ~(文中に用いて)~に関して、について
would(助動)(時制の一致により従属節内でまた間接話法で用いて)(意志未来を表わして)~しよう
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる
safe(副)安全に、無事に
on shore 陸に、上陸して ・come on shore 上陸する
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
know(自)(~のことを)知っている、聞いている
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
so(副)(程度・結果を表わして)(順送りに訳して)非常に~なので~
dreadfully(副)恐ろしく、ものすごく
frighted→frightened(形)おびえた、怖がった、ぎょっとした
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために
manner(名)(通例単数形で)方法、仕方
their(代)彼ら(彼女ら)の
attack(他)(人を)襲う、(~に)乱暴する
fire(名)銃火、砲火
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
believ'd→believed
believe(他)(~と)思う、信じる(+that)
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、述べる(+目+that)
people(名)(複数扱い)(one's ~)家族、親兄弟
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
kill'd→killed
by(前)(原因を表わして)~のために
thunder(名)(ゴロゴロ鳴る)雷、雷鳴
lightning(名)稲光、電光、稲妻
not(副)(述語動詞・文以外の語句を否定して)~でなく
man(名)(無冠詞で総称的に)(動物と区別して)人、人間
two(代)(複数扱い)二つ、2個(人)
appear'd→appeared
appear(自)(ものが)姿を見せる、出現する、現われる(⇔disappear)
viz.(副)すなわち(通例namelyと読む)
heavenly(形)天の、天空の
spirit(名)(天使・悪魔などの)超自然的存在
fury(名)(複)復讐する霊、怨霊(おんりょう)
come down 降りる
destroy(他)(敵などを)滅ぼす、全滅させる
with(前)(所持・所有を表わして)~を持って(た)、~のある
weapon(名)武器、兵器、凶器

This he said he knew, because he heard them all cry out so in their language to one another, for it was impossible to them to conceive that a man could dart fire, and speak thunder, and kill at a distance without lifting up the hand, as was done now:

this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
because(接)(副詞節を導いて)(なぜなら)~だから(である)、~なので
hear(他)(~が)聞こえる、(~を)聞く(+目+原形)
cry(他)(~を)大声で叫ぶ、どなる(out)
out(副)大声で、聞こえるように、声高に
so(副)(代名詞的に)(動詞say、tell、think、hope、expect、suppose、believe、fear、hearなどの目的語として)そう
in(前)(道具・材料・表現形式などを表わして)~で、~でもって、~で作った ・in English 英語で
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
one another お互い(に、を)
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
conceive(他)(~だと(を))想像する
dart(他)(視線・光などを)急に(すばやく)投げかける、放つ
speak(他)(古)表わす、証明する
kill(自)殺す、人殺しをする
at a distance 遠くで
without(前)(主に動名詞を伴って)~せずに
lift(他)(しばしば副詞句を伴って)(ものを)持ち(引き)上げる ・lift up both hands 両手を上げる
as(代)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは~だが
now(副)(過去時制の動詞とともに)たった今、今しがた

And this old savage was in the right; for, as I understood since by other hands, the savages never attempted to go over to the island afterwards; they were so terrified with the accounts given by those four men, (for it seems they did escape the sea) that they believ'd whoever went to that enchanted island would be destroy'd with fire from the gods.

in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
right(名)(道徳的に)正しいこと、正当(⇔wrong)
since(接)(理由)~だから、~のゆえに
hand(名)(船の)乗組員
attempt(他)(~を)試みる、企てる(結果的な失敗を含意することが多い)(+to do)
go over(向こう側へ)(通り・川・海などを)渡っていく(to)
afterwards(副)(英)=afterward(副)その後、以後
terrified(形)恐れた、怖かった、おびえた
account(名)(順を追ってする詳しい)話 ・give an account of ~の話をする、~の顛末(てんまつ)を話す
give(他)(~に)(事実・情報・名前・意見などを)伝える、告げる、教える
four(形)(基数の4)4の、4個の、4人の
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(seem thatの主語として)(thatは略されることがある)
do(助動)(肯定文を強調して)
escape(他)(~を)逃れる、脱出する
whoever(代)(関係代名詞)(先行詞を含む不定関係代名詞として)(~する)だれでも、どんな人でも(名詞節をつくる)
enchant(他)(~に)魔法をかける
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(条件節の内容を言外に含め陳述を婉曲(えんきょく)にして)~であろう、~でしょう
destroy'd→destroyed
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
from(前)(送り主・発信人などを表わして)~から(の)
god(名)(異教の)神

This however I knew not, and therefore was under continual apprehensions for a good while, and kept always upon my guard, with all my army; for as we were now four of us, I would have ventur'd upon a hundred of them fairly in the open field at any time.

therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
under(前)(状態を表わして)(作業・考慮・注目など)を受けて、~中(ちゅう)で(の)
continual(形)(過程・事態など)継続的な、絶え間ない
apprehension(名)気づかい、心配、懸念(=anxiety)
for(前)(時間・距離を表わして)~の間(ずっと)
good(形)(強意語として)相当な、かなりの ・a good while かなり長い間
while(名)(a ~)(短い)間、暫時(ざんじ)・for a while しばらくの間 ・a good while かなり長い間
keep(自)ずっと(~の状態で)ある(+補)
on one's guard 見張って、警戒して
army(名)(陸軍の)軍隊
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
now(副)(架誇示性の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
four(名)(基数の4)4
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(would have+過分で/過去の事柄について帰結節で意志の仮定を表わして)~するつもりだったのに
ventur'd→ventured
venture(自)(副詞句を伴って)危険を冒して(思い切って)行く(on)
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて
fairly(副)公明正大に ・fight fairly 公明正大に戦う
open(形)(土地など)(木や囲いがなく)広々とした、見通しのよい
field(名)戦場
at any time いつでも、いつ何時(=at any moment)

In a little time, however, no more canoes appearing, the fear of their coming wore off, and I began to take my former thoughts of a voyage to the main into consideration, being likewise assur'd by Friday’s father, that I might depend upon good usage from their nation on his account, if I would go.

in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中
time(名)(またa ~)(ある一定の長さの)期間、間 ・in a short time まもなく
no more それ以上(もはや、二度と)~しない
coming(名)(the ~)到来
wear off(薬(の効力)・苦痛・印象などが)弱まる、おさまる、次第に消え去る
take ~ into consideration ~を考慮に入れる
former(形)前の、以前の、先の
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
voyage(名)(船・飛行機・宇宙船による)旅、船旅、航海、高校、飛行
main(名)(the)本土
likewise(副)同様に、同じように(=similarly)
assur'd→assured
assure(他)(人に)(~を)保証する、請け合う(=guarantee)(+目+that)
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(許可を表わして)~してもよろしい
depend(自)(depend on(upon)で)(人が)(~を)当てにする、信頼する
on(前)(関係を表わして)~について、~に関する
good(形)具合の良い、好適な、望ましい
usage(名)使用法、用い方、取り扱い(方)
nation(名)(北米先住民の)部族
on a person's account 人のために
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)