『シェイクスピア物語』を原書で読む(第23回)

A Midsummer Night's Dream(第8回)
(テキスト25ページ、4行目~)
(※赤字は大学受験レベルの語)

‘I am amazed at your passionate words,’ said Hermia: ‘I scorn you not; it seems you scorn me.’

amazed(形)びっくりした、仰天した、あっけにとられた(at)
at(前)(感情の原因を表わして)~に(接して)、~を見て、聞いて、考えて
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
passionate(形)熱烈な、情熱的な、激しい(⇔dispassionate)
word(名)(しばしば複数形で)(口で言う)言葉
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
Hermia(名)ハーミア(Shakespeare, A Midsummer Night's Dreamの中で、Lysanderを恋するAthensのおとめでEgeusの娘)
scorn(他)(~を)軽蔑する、さげすむ
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(seem that ~の主語として)(thatは略されることがある)
seem(自)(itを主語として)(~には)(~のように)思われる(+to+代名+that)

‘Aye, do,’ returned Helena, ‘persevere; counterfeit serious looks, and make mouths at me when I turn my back; then wink at each other, and hold the sweet jest up. If you had any pity, grace or manners, you would not use me thus.’

aye(副)しかり、はい
return(他)(~に対して)(返事を)する、答える(+引用)
Helena(名)ヘレナ(A Midsummer Night's Dreamの中で、Demetriusを恋するAthensのおとめ)
persevere(自)(~を)粘り強くやり返す、がんばる、我慢する
counterfeit(他)(感情を)偽る、装う、(~の)ふりをする
serious(形)まじめな ・a serious look on one's face まじめ(深刻)そうな表情
look(名)(複数形で)顔つき、容貌(ようぼう)、ルックス
make mouths at ~ ~に口をゆがめる(顔をしかめる)(不同意・軽蔑の意味で)
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
my(代)私の
then(副)それから、その後で
wink at ~ ~にウインクする
each other(目的語・所有格でのみ用いて)お互い(に、を)
hold up 支持(維持)する、支援する
sweet(形)気持ちよい、楽しい、快い
jest(名)冗談、しゃれ
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去形を用い、帰結の主節には通例would、shouldなど助動詞の過去形が用いられる)
have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)もっている
any(形)(疑問文・条件節で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)いくらかの、何人かの
pity(名)哀れみ、同情 ・have pity 気の毒がる
grace(名)(上の立場の人が示す)親切、好意、思いやり
manner(名)(複数形で)行儀、作法 ・have manners 行儀がいい
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~(する)だろう
use(他)(人を)自分の都合のよいように使う、(機会を)うまく利用する(=exploit)
thus(副)このように、かように

While Helena and Hermia were speaking these angry words to each other, Demetrius and Lysander left them, to fight together in the wood for the love of Helena.

speak(他)(人に)(言葉を)話す(to)
angry(形)怒りの、怒りからの ・angry words 腹立ちまぎれの言葉
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に ・listen to ~を聞く
Demetrius(名)ディミートリアスShakespeare, A Midsummer Night's Dreamの中でHermiaを恋し、のちにHelenaと結ばれるAthensの青年)
Lysander(名)ライサンダーShakespeare, A Midsummer Night's Dreamの中で、Hermiaを恋するAthensの青年)
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく(文脈によって副詞句が略されることもある)
wood(名)森 ・in the wood 森へ
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)

When they found the gentlemen had left them, they departed, and once more wandered weary in the wood in search of their lovers.

find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+that)
gentleman(名)(育ちがよく他人に対して礼儀正しく名誉を重んじる男子/⇔lady)(イギリス紳士の典型は、山高帽(bowler)をかぶりダークスーツを着て、天気に関係なく細くきちんと巻いた傘をステッキ代わりに持ち歩くとされているが、今では少ない)
depart(自)(人・列車などが)出発する
once more=once again もう一度(一回)
wander(自)(副詞句を伴って)(あてもなく)歩き回る、さまよう
weary(形)疲れた、疲労した
in search of ~ ~を捜して、~を求めて
their(代)彼ら(彼女ら)の
lover(名)恋人、愛人

As soon as they were gone, the fairy king, who with little Puck had been listening to their quarrels, said to him, ‘This is your negligence, Puck; or did you do this wilfully?’

as soon as ~(接続詞に用いて)~するとすぐに、~するやいなや
gone(形)(人が)いなくなった、行ってしまった
fairy(形)妖精の(ような)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
Puck(名)(英国伝説)パック(いたずら好きな小妖精(Robin Goodfellow)/Shakespeareの「夏の夜の夢」にも登場する)
listen(自)(~に)耳を貸す、従う(to)
quarrel(名)(立腹しての)口げんか、口論、仲たがい
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
negligence(名)(傾向・性質としての)怠慢、手抜き
or(接)(命令文などの後で用いて)さもないと(=otherwise)
do(助動)(be以外の動詞の疑問文に用いて)
wilfully(副)<wilful(形)(英)=willful(形)故意の、意図的な(=deliberate)

‘Believe me, king of shadows,’ answered Puck, ‘it was a mistake: did not you tell me I should know the man by his Athenian garments? However, I am not sorry this has happened, for I think their jangling makes excellent sport.’

answer(他)(人に)(~と)答える、答えて言う(+引用)
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+that)
should(助動)(可能性・期待を表わして)きっと~だろう、~のはずである
know(他)(~を)見分ける、見て(~と)わかる
by(前)(判断の尺度・性質を表わして)~によって、~に従って
his(代)彼の
Athenian(形)アテネ
garment(名)(複数形で)衣服、衣類
sorry(形)すまないと思って、悪かったと(申し訳なく)思って、後悔して(+that)
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから
think(他)(~と)思う、考える(+that)
jangle(自)けんか(口論)する
make(他)(~を)生じさせる、(~の)原因となる
excellent(形)優れた、一流の、すばらしい
sport(名)娯楽、楽しみ

‘You heard,’ said Oberon, ‘that Demetrius and Lysander are gone to seek a convenient place to fight in. I command you to overhang the night with a thick fog, and lead these quarrelsome lovers so astray in the dark, that they shall not be able to kind each other. Counterfeit each of their voices to the other, and with bitter taunts provoke them to follow you, while they think it is their rival's tongue they hear. See you do this, till they are so weary they can go no farther; and when you find they are asleep, drop the juice of this other flower into Lysander's eyes, and when he awakes he will forget his new love for Helena, and return to his old passion for Hermia; and then the two fair ladies may each one be happy with the man she loves, and they will think all that has passed a vexatious dream. About this quickly, Puck; and I will go and see what sweet love my Titania has found.'

hear(他)(ニュースなどを)聞き知る、聞かされている、話に聞く(+that)
Oberon(中世伝説)(妖精王)オベロン(Titaniaの夫/Shakespeare, A Midsummer Night's Dreamにも登場する)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
gone(形)(人が)いなくなった、行ってしまった
seek(他)(人・ものなどを)捜す、捜し求める
convenient(形)(もの・時間など)(人に)都合がよい(「人」を主語にはしない)
command(他)(権力・権限のある者が)(~を)命令する、命じる(+目+to do)
overhang(他)(ある雰囲気などが)~の上にたれこめる(広がる)
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
thick(形)(霧・煙など)深い ・a thick fog 濃霧
fog(名)(深い)霧、濃霧
lead a person astray(人を)道に迷わせる
quarrelsome(形)けんか好きな、けんかっ早い
lover(名)(複数形で)恋人同士
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~(口語ではしばしばthatが省略される)
in the dark 暗がりで
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
shall(助動)(命令・規定を表わして)~すべきである
able(形)(~することが)できて、(~し)えて(⇔unable)(通例生物の主語に用いる)(+to do)
find(他)(探して)(人・ものを)見つけ出す
each other(目的語・所有格でのみ用いて)お互い(に、を)
counterfeit(他)(感情を)偽る、装う、(~の)ふりをする
each(代)各自、おのおの(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
other(代)(the ~)(二つのうちの)ほかの一方(の人)、他方
bitter(形)(言葉など)辛辣(しんらつ)な、痛烈な ・bitter irony 痛烈な皮肉
taunt(名)(しばしば複数形で)あざけり、痛烈な皮肉
provoke(他)(人・動物を)怒らせる、いらいらさせる、刺激(挑発)する(+目+to do)
it(代)(it is ~ thatの構文で文の主語・(動詞または前置詞の)目的語・副詞語句を強調して)(このitの次にくるbeの時制は通例clause内の動詞の時制と一致し、clause内の動詞の時制は直前の名詞・代名詞に一致する)(しばしばthatなどの関係詞が略される)
tongue(名)言葉
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+原形)
till(接)(動作・状態の継続の期限を表わして)~まで(ずっと)
weary(形)疲れた、疲労した
can(助動)(能力を表わして)~(することが)できる
no(副)(比較級の前に用いて)少しも~ない ・I can walk no further. もうこれ以上歩けない。
further(副)(farの比較級)(距離・空間・時間が)さらに遠く、もっと先に
asleep(形)眠って(⇔awake)
drop(他)(液体を)たらす、したたらせる、こぼす
awake(自)目が覚める、起きる
will(助動)(単純未来を表わして)~だろう、~でしょう
love(名)(異性に対する)恋愛、恋(for)
for(前)(対象)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)~に対して(する)、~を理解する
return(自)(もとの状態に)戻る、回復する(to)
to(前)(限度・程度・結果などを表わして)~に至るまで、~するほどに
old(形)(なつかしい)昔の、元の
passion(名)(異性に対する)情欲、色情、恋情(for)
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
fair(形)(古)(女性が)美しい
may(助動)(不確実な推量を表わして)~かもしれない、おそらく~であろう
one(代)(既出の可算名詞の反復を避けて)(その)一つ、それ
love(他)恋する、ほれ(てい)る
think(他)(~を)(~だと)思う、みなす(+目+補)
all(代)(単数扱い)(関係詞節を従えて)(~の)すべてのこと
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)/(主語として)
pass(自)(時が)たつ、過ぎ去る(=go by)
vexatious(形)煩わしい、じれったい、腹立たしい、いまいましい
quickly(副)速く、急いで
will(助動)(意志未来を表わして)(1人称の主語に伴い、発話時の話者の意志を表わし、約束・諾否・主張・選択などを示して)~するつもりである、~しようと思う
go(自)(~しに)行く(+do)(またgo and doにもなる)
see(他)(~を)確かめる、調べる、よく見る
what(形)(疑問形容詞)(間接疑問の節を導いて)何の、どんな
sweet(形)優しい、親切な
love(名)恋人
Titania(中世伝説)ティタニア(妖精国の女王/Oberonの妻/Shakespeare, A Midsummer Night's Dreamでは、Oberonに逆らったため、ロバの頭をかぶったBottomを恋するはめになる)

Titania was still sleeping, and Oberon seeing a clown near her, who had lost his way in the wood, and was likewise asleep: ‘This fellow,’ said he, ‘shall be my Titania's true-love’; and clapping an ass's head over the clown's, it seemed to fit him as well as if it had grown upon his own shoulders.

still(副)まだ、今までどおり
sleep(自)眠る
clown(名)ばか、まぬけ(=idiot)
near(前)(場所・時間などを表わして)~の近くに、~に近く
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
lose(他)(道を)見失う、(道に)迷う ・lose one's way 道に迷う
way(名)(通例単数形で)(the ~、one's ~)行く道 ・lose one's way 道に迷う
likewise(副)同様に、同じように(=similarly)
asleep(形)眠って(⇔awake)
fellow(名)(通例修飾語を伴って)男、やつ
shall(助動)(意志未来を表わして)(2、3人称を主語とする平叙文または従属節に用い、話者の意志を表わして)~させてやる
truelove(名)恋人
clap(他)(副詞句を伴って)(~を)すばやく(勢いよく)さっと置く
ass(名)(動)(古)ロバ
seem(自)(~と)見える、思われる、(~)らしい(通例話し手の推量をこめた見方・判断を示す語で、文法上の主語と判断の主体は一致しないことが多く、時に判断の主体を示すのにto a personを従えることがある)(+to do)
fit(他)(衣服などが)(人に)(寸法・形が)ぴったり合う
as well 同様にうまく(上手に)
as if まるで~であるかのように
(本文413語)
【参考文献】
Tales from Shakespeare (Penguin Classics) (English Edition)』Charles and Mary Lamb・著
シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)』安藤貞雄・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
中学基本英単語1200』赤尾好夫・編(旺文社)
英語基本単語集』赤尾好夫・編(旺文社)
試験にでる英単語―実証データで重大箇所ズバリ公開 (青春新書)森一郎・著(青春出版社