『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第185回)

(テキスト187ページ、1行目〜)

1 Kill'd by ditto, in the wood.

Kill'd→Killed
ditto(名)同上、同断、同前(同一文句の省略に用いる)
wood(名)森

3 Kill'd by the Spaniard.

Spaniard(名)スペイン人

4 Kill'd, being found dropp'd here and there of their wounds, or kill'd by Friday in his chase of them.

find(他)(~を)(偶然)見つける、ふと見つける(+目+過分)/(+目+補)
dropp'd→drooped
drop(自)(通例副詞句を伴って)(人が)(ばったり)倒れる、疲れて倒れる
here and there あちこちに(へ)、ここかしこに
of(前)(原因を表わして)~のため、~で
their(代)彼ら(彼女ら)の
wound(名)(刃物・銃砲などによる深い)傷、負傷、けが
in(前)(理由・動機を表わして)~のために、~の理由で
his(代)彼の
chase(名)(しばしばthe ~)追跡、追撃(=pursuit)
of(前)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の

4 Escap'd in the boat, whereof one wounded if not dead.

Escap'd→Escaped
in(前)(乗り物など)に乗って
whereof(副)(関係副詞)それの、それについて、そのうちの
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
wounded(形)負傷した、傷ついた
if not ~でないとしても

21 in all.

in all 全部で、合計で(=altogether)

Those that were in the canoe, work'd hard to get out of gun-shot; and though Friday made two or three shot at them, I did not find that he hit any of them.

those(代)(指示代名詞)(whoなどの関係代名詞を伴って)(~な)人々(⇔these)
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(主語として)
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
work'd→worked
work(自)働く、仕事をする ・work very hard 一生懸命に仕事をする
hard(副)一生懸命に、骨を折って、熱心に ・work hard 一生懸命に働く
get out of ~ ~の届かないところ(範囲外)に行く
gunshot(名)弾着距離 ・out of gunshot 射程外に
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
shot(名)発砲、発射(at)
at(前)(方向・目標・目的を表わして)~を(ねらって)、~に(向かって)
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
hit(他)(~に)(うまく)当たる、命中する
any(代)(否定文で、any of ~の形か既出名詞の省略の形で用いて)何も、だれも
of(前)(部分を表わして)~の中の

Friday would fain have had me take one of their canoes, and pursu'd them; and indeed I was very anxious about their escape, least carrying the news home to their people, they should come back, perhaps, with two or three hundred of their canoes, and devour us by meer multitude; so I consented to pursue them by sea, and running to one of their canoes, I jump'd in, and bad Friday follow me; but when I was in the canoe, I was surpris'd to find another poor creature lye there alive, bound hand and foot, as the Spaniard was, for the slaughter, and almost dead with fear, not knowing what the matter was; for he had not been able to look up over the side of the boat, he was ty'd so hard, neck and heels, and had been ty'd so long, that he had really but little life in him.

would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(would have+過分で/過去の事柄について帰結節で意志の仮定を表わして)~するつもりだったのに
fain(古)(副)(would fainで)喜んで、快く
have(他)(古)(will、wouldを伴って)(~に)ぜひ(~して)もらいたいと思う
take(他)(乗り物に)乗る
pursu'd→pursued
pursue(他)(獲物・犯人などを)追う、追跡する
anxious(形)心配して、案じて、気にして(=concerned)(about)
escape(名)脱出、逃亡、逃避
least→lest(接)~しないように、するといけないから(=in case)
carry(他)(話などを)(~に)伝える ・carry the news to ~ その知らせを~に伝える
home(副)自国へ、故国へ
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
people(名)(複数扱い)(通例修飾語またはtheを伴って)(特定の場所・階級・団体・職業・民族などに属する)住民、人々
should(助動)(仮定法で)(可能性・期待を表わして)きっと~だろう、~のはずである
come back 帰る、戻る
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
hundred(代)(複数扱い)100個、100人
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
devour(他)(動物・人が)(食物を)むさぼり食う、がつがつ食う
meer→mere(形)ほんの、単なる、まったく~にすぎない
multitude(名)大勢、多数
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
consent(自)(~を)承諾する、(~に)同意する(⇔dissent)(+to do)
by sea 海路で、船で
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
jump'd→jumped
in(副)(運動・方向を表わして)中に(へ)、内に(へ)(⇔out)
bad→bade(動)bidの過去形
bid(他)(人に)(~するよう)命じる、勧める(+目+原形)
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
surpris'd→surprised(形)驚いた、びっくりした(+to do)
poor(形)哀れな、不幸な、気の毒な(話し手の気持ちからpoorと言っているので、訳の時には「気の毒に」と副詞的に訳すとよい)
creature(名)(通例修飾語を伴って)人、やつ、女、子
lye→lie(時)(~の状態で)横になっている(+補)
alive(形)生きて(⇔dead)
bound(動)bindの過去形・過去分詞
bind(他)(ものを)縛る、くくる、(~に)縛りつける ・bind a person hand and foot 人の手足を縛り上げる
as(接)(様態・状態を表わして)~のように
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
slaughter(名)屠畜(とちく)、屠殺
almost(副)(形容詞・副詞を修飾して)だいたい、ほとんど
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために ・with fear 怖くて
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(~し)ない
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
matter(名)(the ~)困ったこと、やっかいなこと(主語にはならない)・What's the matter? どうしたの。
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
look up 見上げる、目を上げる
side(名)(前後・上下以外の)側面、横、わき(of)
ty'd→tied(形)(ひもなどで)結ばれた、くくられた
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
hard(副)しっかりと、かたく
heel(名)(人の)かかと
long(副)長く、長い間、久しく
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
but(副)ただ、ほんの、~だけ
little(形)(不可算の名詞を修飾して)(aをつけないで否定的用法で)少ししかない、ほとんどない(⇔much)
life(名)(個人の)命、生命
in(前)(人の能力・性格・才能を表わして)(人)の中に、~には

I immediately cut the twisted flags, or rushes, which they had bound him with, and would have helped him up; but he could not stand, or speak, but groan'd most piteously, believing it seems still that he was only unbound in order to be kill'd.

immediately(副)直ちに、即座に、早速
cut(他)(ものを)切り離す
twisted(形)ねじれた、よじれた
flag(名)(植)葉が剣状の植物(アヤメ・キショウブ・ショウブ・ガマなど)
rush(名)(植)イグサ、イ、トウシンソウ(灯心草)(むしろ・かごなどを作る)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)/(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
up(副)体を起こして
but(接)(等位接続詞)(前の否定語・句・文と照応して)(~ではなく)て(not A but Bで「AではなくBである」の意を表わす表現)
groan'd→groaned
groan(自)(苦痛・悲しみなどで)うめく
most(副)(通例theを用いないで)はなはだ、非常に(この意味のmostが修飾する形容詞・副詞は話者の主観的感情・判断を表わす)
piteously(副)<piteous(形)哀れみを催させる、痛ましい、悲惨な
believe(他)(~と)思う、信じる(+that)
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(seem that ~の主語として)
seem(自)(itを主語として)(~には)(~のように)思われる(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(主語節を導いて)/(目的語節を導いて)
only(副)ただ~だけ、~にすぎない
unbound(形)足かせをはずされた、縄目を解かれた
in order to do ~する目的で、するために(は)

When Friday came to him, I bad him speak to him, and tell him of his deliverance, and pulling out my bottle, made him give the poor wretch a dram, which, with the news of his being deliver'd, reviv'd him, and he sat up in the boat; but when Friday came to hear him speak, and look in his face, it would have mov'd any one to tears, to have seen how Friday kiss'd him, embrac'd him, hugg'd him, cry'd, laugh'd, hollow'd, jump'd about, danc'd, sung, then cry'd again, wrung his hands, beat his own face and head, and then sung, and jump'd about again, like a distracted creature:

come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
tell of ~(~のこと)を話す、語る
deliverance(名)救出、救助
pull out(~を)引き抜く、引き出す
my(代)私の
make(他)(強制的にも非強制的にも)(~に)(~)させる(+目+原形)
give(他)(人に)(ものを)与える、あげる(+目+目)
wretch(名)哀れな人、みじめな人 ・a poor wretch かわいそうな人
dram(名)(ウイスキーなどの)微量、ひと口
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
deliver'd→delivered
deliver(他)(古)(人を)(~から)救い出す、救出する(from)・deliver a person from danger 人を危険から救い出す
reviv'd→revived
revive(他)(~を)生き返らせる、よみがえらせる、回復させる
sit up(寝た姿勢から起き上がって座った姿勢になる意味で)起き直る(上がる)、上体を起こす
come(自)(come to doで)(~しに)来る
hear(他)(~が)聞こえる、(~を)聞く(+目+原形)
look in ~ ~の中をのぞき込む
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(would have+過分で/過去の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~しただろう
mov'd→moved
move(他)(人を)感動させる ・I was moved to tears. 感動のあまり涙が出た。
to(前)(結果・効果を表わす句を導いて)
tear(名)(通例複数形で)涙
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+wh.)
how(副)(程度を尋ねて)(節を導いて)
kiss'd→kissed
kiss(他)(~に)キスする、くちづけ(接吻(せっぷん))する
embrac'd→embraced
embrace(他)抱きしめる(=hug)
hugg'd→hugged
hug(他)(人・人形などを)(通例愛情をもって)抱き締める(=embrace)
cry'd→cried
laugh'd→laughed
hollow'd→hallooed
halloo(自)しっ(おーい)と叫ぶ
about(副)(通例動作を示す動詞に伴って)あちことに、あちらこちらへ、方々に
danc'd→danced
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
wrung(動)wringの過去形・過去分詞
wring(他)(手を)固く握る
beat(他)(~を)続けざまに打つ、たたく
like(前)~のような、~に似た
distracted(形)取り乱した、狂気のような

It was a good while before I could make him speak to me, or tell me what was the matter; but when he came a little to himself, he told me, that it was his father.

it(代)(it is(was)~ that(who、whom、which、etc.)の構文で文の主語・(動詞または前置詞の)目的語・副詞語句を強調して)(このitの次にくるbeの時制は通例clause内の動詞の時制と一致し、clause内の動詞の人称は直前の名詞・代名詞に一致する)
good(形)(強意語として)相当な、かなりの ・a good while かなり長い間
while(名)(a ~)(短い)間、暫時(ざんじ)
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+wh.)/(+目+that)
come to 意識を回復する、正気づく(=come around)
little(副)(a ~で肯定的用法で)少し、少しは
himself(代)(強調に用いて)彼自身/(3人称単数の男性(代)名詞とともに用いて同格的に)

It is not easy for me to express how it mov'd me to see what extasy and filial affection had work'd in this poor savage, at the sight of his father, and of his being deliver'd from death; nor indeed can I describe half the extravagancies of his affection after this; for he went into the boat and out of the boat a great many times:

for(前)(不定詞の主語関係を示して)~が(~する)
express(他)(思想などを)(言葉で)表現する、言い表わす(+wh.)
what(形)(疑問形容詞)(間接疑問の節を導いて)何の、どんな
extasy→ecstasy(名)狂喜、歓喜
filial(形)子(として)の
affection(名)(人が子供・妻などに示すような)愛情、優しい思い
work'd→worked
work(自)(人・感情などに)働きかける、影響を与える、(~するように)(人に)働きかける
savage(名)野蛮人、未開人
at(前)(感情の原因を表わして)~に(接して)、~を見て、聞いて、考えて
sight(名)(またa ~)見ること、見えること、一見 ・at the sight of ~を見て
from(前)(抑制・防止などを表わして)~から ・save A from B AをBから救う
nor(接)(否定の節・文の後に用いて)~もまた~ない(「nor+助動詞+主語」の倒置が起きる)
describe(他)(~を)言葉で述べる、記述する、描写する
half(形)(冠詞またはone'sのついた名詞の前に置いて)~の半分の
extravagancy=extravagance(名)濫費、浪費
after(前)(順序・場所を表わして)~のあとに、~の後ろに続いて
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
go into ~ ~に入る
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
a great many ~ 非常にたくさんの~、多数の~
time(名)(頻度を表わし、通例副詞句をなして)回、度 ・many times 何度も、たびたび
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)

『エイリアン2』

この週末は、ブルーレイで『エイリアン2』を見た。

エイリアン2 [Blu-ray]

エイリアン2 [Blu-ray]

  • 発売日: 2012/07/18
  • メディア: Blu-ray
1986年のアメリカ映画。
監督はジェームズ・キャメロン
ジェームズ・キャメロンと言えば、『タイタニック』だな。
世間では恋愛映画扱いだが、僕はパニック映画の集大成だと思っている。
めちゃめちゃカネの掛かった『ポセイドン・アドベンチャー』だ。
僕は映画館で8回観た。
娯楽映画として非常によく出来ている。
あとは、『ターミネーター2』か。
同作を初めて映画館で観た時、「一体どうやって撮ったんだ!」と驚愕した。
僕は子供の頃から特撮に興味があり、技術的な本も色々読んだが、どこにも書かれていない技術が使われていると思った。
それがCGだったんだな。
ターミネーター2』とか『ジュラシック・パーク』くらいまでは斬新だったが、その後は、どんな映像もCGばかりになって、映画を堕落させた。
もう昔のように、スタントを駆使した迫力のあるアクションなんて、誰も撮らないだろう。
ターミネーター』の1作目が公開された時は、僕は中学1年生だったが、話題になっていたことはよく覚えている。
しかしながら、『エイリアン2』は、リアルタイムではちょっと記憶がないんだな。
大人になってから、1作目とは違うテイストの、よく出来た続編ということは聞いていて、いつか見なければとは思っていたのだが、今回、ようやく見ることが出来た。
『エイリアン』シリーズは、マニアの多い作品だが、僕はマニアではないので、悪しからず。
原案は、『エイリアン』のデヴィッド・ガイラーと、『ゲッタウェイ』(脚本)、『エイリアン』(製作)のウォルター・ヒル
原作は、『スターウォーズ』(コンピュータアニメーション・グラフィックディスプレイ)、『エイリアン』(脚本・ビジュアルデザインコンサルタント)、『ブルーサンダー』(脚本)のダン・オバノンと、『エイリアン』(製作総指揮・原案)のロナルド・シャセット。
製作は、『エイリアン』のゲイル・アン・ハード
編集は、『2001年宇宙の旅』『シャイニング』のレイ・ラヴジョイ。
主演は、『エイリアン』のシガニー・ウィーバー
共演は、『狼たちの午後』『未知との遭遇』『オーメン2/ダミアン』のランス・ヘンリクセン.
20世紀フォックス
カラー、ワイド。
静かな音楽。
宇宙空間。
宇宙船が漂っている。
中では、エレン・リプリーシガニー・ウィーバー)が人工冬眠状態。
接近警報が鳴る。
別の宇宙船がランデヴーし、人が入って来る。
リプリーは生きていた。
地球圏で甦ったのだ。
愛猫も一緒に。
彼女は、ウェイランド・ユタニ社の社員バークから、冷凍冬眠状態で57年間もいたと告げられる。
突然苦しみ始め、腹からエイリアンが飛び出さんかとする。
しかし、夢であった。
彼女の娘は、66歳で2年前に亡くなっていた。
査問会で、必死にエイリアンの話しをするも、誰にも信じてもらえない。
宇宙船を爆破した責任を問われる。
無数のエイリアンの卵があり、1匹でも地球に来たらおしまいだと主張するも、精神異常を疑われてしまう。
結局、星間航海士の免許も6ヵ月間停止に。
エイリアンについては、「調査の必要もない」とにべもない。
この頃、宇宙では植民地開拓が行われており、60~70家族が植民地へ行っていた。
非常にアメリカ的な発想だな。
現在では、到底許されそうにない。
この宇宙の彼方のどこかの星では、強風が吹き荒れていた。
4人家族が何かを発見する。
大きな宇宙船の残骸。
子供を車に残して、夫婦が見に行く。
SOS!
パパが謎の生物にやられた!
その頃、リプリーは自宅に閉じ籠っていた。
しかし、入植者達が消息を絶ったという話しを聞かされ、バークから、植民地海兵隊と一緒に調査に行ってくれと頼まれる。
前回のトラウマがある彼女は、「私は絶対行かないわ!」
毎晩悪夢にうなされるリプリー
余談だが、本作に登場するTV電話が古臭い。
今から100年後くらいの設定だが、86年当時には、2020年にはまさか誰もがスマートフォンを持つようになるとは想像もしなかっただろう。
リプリーはバークに、「怪物を絶滅させるためなら行く」と告げる。
このバークというのが、実はとんだいっぱい食わせ者なのだが。
宇宙船内で、海兵隊員達と共に人工冬眠から目覚めるリプリー
どうでもいいが、いつもシガニー・ウィーバーはパンツ姿である。
で、この海兵隊員達が皆、ものすごくガラが悪い。
フルメタル・ジャケット』を思い出した。
で、宇宙食かマズイらしい。
この船には、合成人間のビショップ(ランス・ヘンリクセン)が乗っている。
彼は後々、大活躍する。
が、リプリーは合成人間を嫌悪する。
植民地との連絡が途絶えたのは、異星人のせいかも。
リプリーがエイリアンについて説明するも、ガラの悪い海兵隊員達は、その恐ろしさを理解しない。
「私の仲間は1匹の怪物に全滅させられたわ。」
リプリーは、ローダーというガンダムみたいなスーツを運転出来ると言う。
最後に、このスーツでエイリアンと対決するのだが。
本作の兵器類はゴツゴツしている。
デザインはシド・ミードだ。
兵隊達が戦いに出るノリが『スターシップ・トゥルーパーズ』みたいだ。
あれは傑作で、僕は2回、観に行った。
いよいよ戦いだ。
宇宙船から地上に降下。
この星には、大規模な大気を管理する装置がある。
つまり、マスクを着けなくても、地球と同じように呼吸が出来る。
ある意味、うらやましい。
隊員達は着陸し、建物に突入するが、人の気配がない。
雨が降っている。
建物内部に破壊された跡や、爆発の跡がある。
生命反応はない。
いや、反応があった。
「この中だ!」と扉を開けると、ハムスターであった。
金属の床が溶けている箇所があった。
例の生物だろうか?
エイリアンは、血液が酸なのである。
誰もいない。
リプリーは「これ以上行くと危ないわ」と言うが、隊員達は進む。
リプリーも行く。
住民達は、扉を溶接して立てこもったが、破られたようだ。
研究室には、エイリアンの標本があった。
2体は生きていた。
気持ち悪い。
後ろに何かいる!
エイリアンの幼虫だ!
そして、女の子も一人いる。
逃げる女の子。
ようやく、この少女を確保するが、彼女は何も話さない。
リプリーが顔をふいてやる。
少女はニュートと名乗った。
ようやくリプリーには話し始めるが、「みんな死んだ」「どうせやられるわ」と絶望的。
信号では、住民は全員、大気発生工場にいるようだ。
隊員達が地下3Fに行ってみると、樹脂のようなものが多数、そこら中に絡み付いている。
そして、暑い。
ここは熱交換器の下で、装甲弾を撃つと、冷却装置が爆発する。
だから、発砲出来ない。
手りゅう弾もダメ。
火炎放射器は使える。
巨大な、変なオブジェのような物体があり、人間が内部に取り込まれている。
巨大なつぼみのような物もある。
取り込まれている女性は生きており、「殺して!」と叫ぶと、腹からエイリアンが飛び出して来る。
火炎放射。
巨大な何かが動いている。
リプリーは、装甲車の中から様子を見ていたが、危険を感じ、「撤収させて!」と懇願する。
部屋中に何かがいる。
二人やられた。
探知機が故障。
ある兵士が、禁止されているのに発砲してしまう。
今度は壁からエイリアンが出て来る。
「撤退しろ!」
隊長が襲われる。
最早黙って見ていられないリプリーは、勝手に装甲車を運転し、車ごと建物に突っ込み、助けに行く。
エイリアンを撃ち、酸の血を浴びて、ケガをした隊員。
扉から入ろうとするエイリアンを撃つ。
返り血を浴びる。
隊員を助けた!
装甲車を急発進し、車でエイリアンをひき殺す。
脱出。
残っている軍曹とディートリッヒは未だ生きているというが、助けに行くのは無理。
悪夢だ。
核攻撃しかない。
ここで、核攻撃という発想が出て来るのがアメリカ映画。
日本では絶対に考えられない。
一方、バークは「珍しい生物だ。絶滅させるな」という。
約束が違う。
彼は、エイリアンを生きたまま地球に持ち帰ろうとしていた。
核攻撃なんかしたら、会社が作った何百億ドルの設備がパアになってしまう。
一方、偵察機にエイリアンが乗り込んでいた。
操縦士が襲われ、偵察機は装甲車に突っ込み、爆破炎上。
最早脱出不能になってしまった。
さあ、これからどうする?
この後、100匹以上のエイリアンの「巣」が見付かる。
そして、クイーンと呼ばれる巨大エイリアンが登場する。
本作は、原題が「Aliens」と複数形になっているように、とにかく次から次へと、大量のエイリアンが襲って来る。
何かのゲームにありそうだ。
最後に、悪役は因果応報を迎える。
しかし、結末はちょっとあり得ない。
あれは完全に『2001年宇宙の旅』のパロディーだな。
本作は、1作目と違い、ホラーと言うより、完全にバトル・アクションである。
それにしても、ジェームズ・キャメロンは才能がある。
最初は、「全く興味がない」と言っていた細君も、2時間半以上の長い映画を、気が付けば見終わっていた。
ジェームズ・キャメロンの映画には、いつも強い女が出て来るなあ。
本作然り、『ターミネーター』然り、『タイタニック』然り。
1986年洋画興行収入6位(1位は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。ちなみに、邦画の1位は『子猫物語』)。

Aliens 1986 Theatrical Trailer Remastered

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第184回)

(テキスト186ページ、5行目〜)

I kept my piece in my hand still, without firing, being willing to keep my charge ready; because I had given the Spaniard my pistol, and swords; so I call'd to Friday, and bad him run up to the tree, from whence we first fir'd, and fetch the arms which lay there, that had been discharg'd, which he did with great swiftness; and then giving him my musquet, I sat down myself to load all the rest again, and bad them come to me when they wanted:

keep(他)ずっと持っている(in)
my(代)私の
piece(名)銃、砲
without(前)(主に動名詞を伴って)~せずに
firing(名)発砲、発射
willing(形)(~するのを)いとわないで、(~する)用意がある、~してもかまわない(+to do)
keep(他)(~を)ずっと(~の状態に)しておく、保つ(+目+補)
charge(名)(軍隊・動物などの)攻撃、突進
because(接)(副詞節を導いて)(なぜなら)~だから(である)、~なので
give(他)(人に)(ものを)与える、あげる(+目+目)
Spaniard(名)スペイン人
pistol(名)ピストル、拳銃
sword(名)剣、刀
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
call'd→called
call(自)(人に)呼ぶ(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
bad→bade(動)bidの過去形
bid(他)(人に)(~するよう)命じる、勧める(+目+原形)
run up(~に)走り寄る(to)
to(前)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
whence(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(そして)そこから、その点から
first(副)まず第一に、最初に(=firstly)
fir'd→fired
fire(自)(~に)発砲(射撃)する
fetch(他)(ものを)取って(取りに)くる、(人を)呼んで(呼びに)くる
arms(名)(複)兵器、武器
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
lie(自)(副詞句を伴って)(ものが)ほったらかしてある、眠っている、遊んでいる
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)/(主語として)
discharg'd→discharged
discharge(他)(銃砲を)発射する
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(先行する句・節・文またはその内容を受けて)
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
swiftness(名)<swift(形)すばやい、即座の、迅速な
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
musquet→musket(名)(昔の)マスケット銃(rifleの前身で銃腔に施条(しじょう)がない)
sit(他)(副詞句を伴って)(sit oneselfで)(~に)座る(down)
myself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)(再帰動詞とともに全体で自動詞的な意味になる)
down(副)床に、地面に
load(他)(銃砲に)弾丸を込める、装填(そうてん)する
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
rest(名)(the ~)残り、残余(不可算をさす時は単数扱い、可算(複数名詞)をさす時は複数扱い)
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる ・come to ~の所までやってくる
when(接)~ならば、~とすると
want(自)望む、欲する ・if you want お望みなら

While I was loading these pieces, there happen'd a fierce engagement between the Spaniard, and one of the savages, who made at him with one of their great wooden swords, the same weapon that was to have kill'd him before, if I had not prevented it:

there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる/(述語動詞にseem(to be)、appear(to be)、come、liveなどを用いて)
happen'd→happened
fierce(形)(熱・感情など)激しい、すさまじい、猛烈な
engagement(名)交戦
between(前)(分配・共有・関係などを表わして)~の間で、共同で
and(接)(等位接続詞)(between ~ and ~で)~と~(との間に)
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
savage(名)野蛮人、未開人
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
make(自)(~に)襲いかかる(at)
at(前)(方向・目標・目的を表わして)~を(ねらって)、~に(向かって)
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
their(代)彼ら(彼女ら)の
wooden(形)木製の、木の
weapon(名)武器、兵器、凶器
be(助動)(be+to doで)(予定を表わして)~することになっている、~する予定だ(完了不定詞をとると実現しなかった予定を表わす)
kill'd→killed
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(過去の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去完了を用い、帰結の主節には通例助動詞の過去形+have+過去分詞の形が用いられる)
prevent(他)(~を)防ぐ、妨げる

The Spaniard, who was as bold, and as brave as could be imagin'd, though weak, had fought this Indian a good while, and had cut him two great wounds on his head; but the savage being a stout lusty fellow, closing in with him, had thrown him down (being faint) and was wringing my sword out of his hand, when the Spaniard, tho' undermost wisely quitting the sword, drew the pistol from his girdle, shot the savage through the body, and kill'd him upon the spot; before I, who was running to help him, could come near him.

as(副)(通例as ~ as ~で、形容詞・副詞の前に置いて)(~と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as ~ as ~で前のasが指示副詞、後のasは接続詞)
bold(形)大胆な、勇敢な、果敢な
brave(形)(危険や困難に出会っても恐れない)勇敢な、勇ましい(⇔cowardly)
as(接)(as ~ as ~で同程度の比較を表わして)~と同じく、~と同様に、~のように、~ほど
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
imagin'd→imagined
weak(形)(人・体・器官など)弱々しい、虚弱な
fight(他)(敵などと)戦う
this(形)(指示形容詞)この/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
Indian(名)アメリカインディアン
good(形)(強意語として)(通例a ~)相当な、かなりの ・a good while かなり長い間
while(名)(a ~)(短い)間、暫時(ざんじ)・a good while かなり長い間
cut(他)(ものを)切り離す(+目+目)
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
wound(名)(刃物・銃砲などによる深い)傷、負傷、けが
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて ・hit a person on the head 人の頭を打つ
his(代)彼の
stout(形)太った、かっぷくのよい
lusty(形)頑健な、丈夫な
fellow(名)(通例修飾語を伴って)男、やつ
close with ~(人)と格闘する、取っ組み合いをする
in(副)(運動・方向を表わして)中に(へ)、内に(へ)(⇔out)
throw down(ものを)投げ落とす
faint(形)(疲労・空腹・病気などで)気が遠くなって
wring(他)(~から)(~を)ねじり取る
out of(前)(起源・出所を表わして)~から、~からの
when(接)(主節の後にwhenの導く従属節がくる時文脈上で)(~すると)その時(主節が進行形または過去完了形で表わされる場合に用いられる)
tho'(接)=though
undermost(副)最下(級)に、最低に
wisely(副)件名に、抜け目なく
quit(他)断念する、放棄する(=give up)
draw(他)(~に向かって)(刀剣・ピストルなどを)抜く
from(前)(分離・除去などを表わして)~から(離して)
girdle(名)帯、腰ひも、ベルト
shoot(他)(人・ものを)撃つ、撃ち殺す(through)
on the spot 即座に ・He was killed on the spot. 彼は即死した。
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに

Friday being now left to his liberty, pursu'd the flying wretches with no weapon in his hand but his hatchet; and with that he dispatch'd those three, who, as I said before, were wounded at first and fallen, and all the rest he could come up with, and the Spaniard coming to me for a gun, I gave him one of the fowling-pieces, with which he pursu'd two of the savages, and wounded them both; but as he was not able to run, they both got from him into the wood, where Friday pursu'd them, and kill'd one of them; but the other was too nimble for him, and tho' he was wounded, yet had plung'd himself into the sea, and swam with all his might off to those two who were left in the canoe, which three in the canoe, with one wounded, who we know not whether he dy'd or no, were all that escap'd our hands of one and twenty:

now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
leave(他)(人・ものを)(~の状態に)しておく(to)
to(前)(結果・効果を表わす句を導いて)
liberty(名)(行動の)自由、権利
pursu'd→pursued
pursue(他)(獲物・犯人などを)追う、追跡する
flying(形)飛んで逃げていく
wretch(名)恥知らず、嫌われ者
but(前)(no one、nobody、none、nothing、anythingやall、every one、またwhoなどの疑問詞などのあとに用いて)~のほかに(の)、~を除いて(た)(=except)
hatchet(名)手おの、ちょうな(短い柄のついたおので、ax(e)よりは小さいもの)
that(代)(指示代名詞)(反復の代名詞として)(~の)それ(oneと違ってthe+名詞の代用で通例of ~などの前置詞が伴う)
dispatch'd→dispatched
dispatch(他)(~を)殺す
those(形)(指示形容詞)(関係詞節による限定をあらかじめ指示して)あの(⇔these)(日本語では訳さないほうがよい)
three(代)(複数扱い)3つ、3個(人)
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは~だが
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
wounded(形)負傷した、傷ついた
at first 最初は、初めは
fallen(形)(戦場で)倒れた、死んだ
come up with ~ ~に追いつく
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)~を得るために(の)、~を(求めて)
gun(名)鉄砲、小銃
fowling piece 鳥撃ち銃(野鳥用の軽い猟銃)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
two(代)(複数扱い)二つ、2個(人)
both(代)(同格に用いて)両者とも、両方とも
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
able(形)(~することが)できて、(~し)えて(⇔unable)(通例生物の主語に用いる)(+to do)
get into ~ ~(の中)に入る
from(前)(隔離・解放などを表わして)~から
where(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてそこに(で)
other(代)(the ~)(二つのうちの)ほかの一方(の人)、他方
too(副)(形容詞・副詞の前に置いて)~すぎる
nimble(形)動きの速い、すばやい、敏捷な
for(前)(主にtoo+形容詞・副詞+for、またはenough+forの形で)~にとって(は)、~するには
yet(接)(although、thoughと相関的に用いて)それでも
plung'd→plunged
plunge(他)(副詞句を伴って)(~を)(~に)突っ込む、投げ込む、沈める(into)
himself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)
with all one's might 力いっぱいに、一生懸命に、全力を尽くして
off(副)(移動・方向を表わして)離れて、去って、走り出て
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく(in)
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
whether(接)(間接疑問の名詞節を導いて)~かどうか、~か(または~か)(通例whether ~ or ~と相関的に用いるが、or notは省略されることがある)
dy'd→died
no(副)(~ or noで)(~であるのか)ないのか ・I don't know whether it's true or no. 事の真偽は知らない。
all(代)(複数扱い)すべての人々
escap'd→escaped
escape(他)(~を)逃れる、脱出する
our(代)我々の、私たちの
hand(名)(通例複数形で)管理、支配、監督
twenty(代)(複数扱い)20個(人)

The account of the rest is as follows:

account(名)計算
as follows(~は)次のとおり(このfollowは非人称動詞で、関係する主節の主語のいかんにかかわらず常に3人称単数現在形で用いられる)

3 Kill'd at our first shot from the tree.

at(前)(順位・頻度を表わして)~に、~で ・at the second attempt 二度目の試みで
shot(名)発砲、銃砲

2 Kill'd at the next shot.

next(形)(通例the ~)(順序・配列が)次の

2 Kill'd by Friday in the boat.

2 Kill'd by ditto, of those at first wounded.

ditto(名)同上、同断、同前(同一文句の省略に用いる)
those(代)(指示代名詞)(修飾語句を伴って)(~の)もの、人々(⇔these)
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)

『マッドマックス2』

この週末は、ブルーレイで『マッドマックス2』を見た。

マッドマックス2 [Blu-ray]

マッドマックス2 [Blu-ray]

  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: Blu-ray
1981年のオーストラリア映画
監督は、『マッドマックス』のジョージ・ミラー
あの『ベイブ』の製作兼脚本でもある。
こんな強烈なアクション映画を撮る人が、あんな可愛い子ブタの映画を作っているというのも信じ難いが。
音楽は、『マッドマックス』のブライアン・メイ
主演は、『マッドマックス』『ハムレット(1990)』のメル・ギブソン
『マッドマックス』で世に出たおかげで、アクション・スターのイメージが強いが、オーストラリア国立演劇学院で学んだシェイクスピア役者でもある。
『マッドマックス』は熱狂的なマニアの多いシリーズで、僕のような素人が何かを語ると、色々と突っ込まれるのが怖いので、控えめにしておく。
ワーナー・ブラザース
カラー、シネスコ・サイズ。
不穏な音楽から始まる。
核戦争後の世界、文明は崩壊し、人間を食う者もいる世界。
道路はスピードと暴力で生き地獄だった。
マックス(メル・ギブソン)は一瞬に全てを失った。
そして、そこに生を見出した。
というナレーション。
ラストで、これは元少年の部族の長老の回想だと判る。
そもそも、本作には、主人公以外のほとんどの登場人物の名前が登場しない。
相棒のワンコを車に乗せて道路を走るマックス。
このワンコが、大変いい芝居をする。
途中で可哀そうなことになるが。
燃料が切れ掛かっている。
モヒカン野郎(ヴァーノン・ウェルズ)率いる暴走族に狙われるマックス。
車の両側から挟み撃ちにされるが、うまくかわす。
マックスを狙った矢は、仲間のモヒカン野郎に刺さる。
矢を抜くモヒカン野郎。
本作の暴走アクションはすさまじい。
CGのない時代に、よくこんな映像が撮れた。
これこそ、生の迫力だ。
それから、独特のギラギラした描写。
異様に生々しい。
マックスは車の運転席から死体を見付ける。
小さなオルゴールを拾う。
ヘビを捕まえるマックス。
オートジャイロの男(ブルース・スペンス)にボウガンで脅されるが、ワンコが襲い掛かって形勢逆転。
男は、32キロ先にガソリンがあると告げる。
この世界では、とにかく燃料のガソリンが命よりも大切だ。
まあ、暴走族の話しだからな。
僕は、車にもバイクにも全く興味がないので(鉄道には興味があるが)、連中の考えていることは全く理解出来ないが。
で、男を案内役として車に乗せるマックス。
高台から眺めると、確かに石油を汲んでいる一画があった。
ドッグフードを食らうマックス。
ある程度、食ったら、残りはワンコに。
ジャイロの男の分はない。
翌朝、石油精製所に動きがあった。
例のモヒカン野郎が車を襲っている。
女を犯している。
そして、去った。
女は殺された。
マックスは車に乗って、そちらへ向かう。
マックスは暴走族をやっつけ、男を助ける。
そして、石油精製所へ連れて行った。
しかし、この男は息を引き取ってしまう。
この男は、マックスに「油をやる」と約束したのだが、本人が死んだから、約束は無効になる。
そこへ、暴走族がまた攻めて来た。
急いで門(に使われている大型バス)を閉める。
この精製所の中には、色んな動物がいて、ブタさんもいる。
さすが『ベイブ』の製作者だ。
繋がれるマックス。
精製所の人間には、敵だと思われてしまった。
暴走族どもは、人質を先頭にやって来た。
人質は、「和平交渉だ。撃たないでくれ!」と叫ぶ。
モヒカン野郎は、「ガソリンの独占は許さない」と言う。
奴らのリーダーの13日の金曜日みたいなマスク野郎はヒューマンガスと名乗った。
精製所の少年が投げたブーメランを、モヒカン野郎の仲間(マックス・フィップス)が素手でつかみ、指を落とす。
ヒューマンガスは「立ち退け。ガソリンを渡せ。命は助けてやる。1日だけ待つ。よく考えて返事しろ!」と言う。
精製所の連中は話し合った。
マックスは針金を使って手錠を外す。
マックスは、放置されているトレーラーをここまで走らせて来て、それを使って脱出することを提案する。
その代わり、自分の車にガソリンをいっぱいにしてくれと。
最初は半信半疑だった精製所の人達も、とりあえずやらせてみようということになり、取り引きは成立。
夜中に、天秤棒にポリタンクをぶら下げ、出発するマックス。
もちろん、ワンコも一緒だ。
途中、敵に見付かりそうになるが、例のブーメランの少年が犬の鳴きマネをして、敵の注意を逸らす。
夜が明けた。
例のジャイロの男が鎖につながれた丸太を引きずって歩いている。
マックスは、この男を助ける代わりに、荷物(油)を持たせる。
男は、ジャイロに油を入れて飛んだ。
マックスは、ついにトレーラーに辿り着いた。
ジャイロの男は無視して、トレーラーを運転するマックス。
当然ながら、暴走族どもがトレーラーを狙って来たが、ジャイロの男が空から助ける。
とにかく、車の疾走のイメージがスゴイ。
マックスは、連中の攻撃に、走りながら応戦する。
何とか精製所まで戻って来たマックス。
マックスを追って来たモヒカン野郎も入って来る。
火炎放射器で応戦する人々。
「覚えてろよ!」という捨てゼリフと共に、一旦退散するモヒカン野郎。
無事にトレーラーを持ち帰ったマックスは、今や精製所の人々のヒーローだった。
しかし、マックスは彼らと行動を共にする気はない。
さあ、これからどうなる?
特に本作の世界観に強く惹かれる訳ではないが、撮影は本当に大変だっただろう。
今なら、全編CGでつまらない映画になるに違いない。
続編も見てみたい。
余談だが、『マッドマックス』シリーズは、僕が子供の頃、いつも日曜洋画劇場で放映していたイメージがある。
1982年洋画興行収入8位(1位は『E・T』。邦画の1位は『セーラー服と機関銃』)。

The Road Warrior - Official Theatrical Trailer

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第183回)

(テキスト185ページ、5行目〜)

Now Friday, says I, laying down the discharg’d pieces, and taking up the musquet, which was yet loaden; follow me, says I, which he did, with a great deal of courage; upon which I rush'd out of the wood, and shew'd myself, and Friday close at my foot; as soon as I perceiv'd they saw me, I shouted as loud as I could, and bad Friday do so too; and running as fast as I could, which, by the way, was not very fast, being loaden with arms as I was, I made directly towards the poor victim, who was, as I said, lying upon the beach, or shore, between the place where they sat, and the sea; the two butchers, who were just going to work with him, had left him, at the surprise of our first fire, and fled in a terrible fright to the sea side, and had jump'd into a canoe, and three more of the rest made the same way; I turn'd to Friday, and bid him step forwards, and fire at them; he understood me immediately, and running about forty yards to be near them, he shot at them, and I thought he had kill'd them all; for I saw them all fall of a heap into the boat; though I saw two of them up again quickly:

now(副)(間投詞的に、命令・要求・慰め・威嚇などを表わして)そら、さあ、まあ、おい
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
lay down(~を)(~に)横たえる、下に置く
discharg'd→discharged
discharge(他)(銃砲を)発射する
piece(名)銃、砲
take up(~を)取り上げる、手に取る
musquet→musket(名)(昔の)マスケット銃(rifleの前身で銃腔に施条(しじょう)がない)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
yet(副)今(まだ)、今なお、依然として
loaden→loaded(形)(銃砲が)装填した
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(先行する句・節・文またはその内容を受けて)
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して ・with courage 勇気を奮って
great(形)(通例数量を表わす名詞を伴って)多数の、多量の、たくさんの ・a great deal
deal(名)(a great deal of ~で)ずいぶんたくさんの~
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
courage(名)勇気、度胸
on(前)(基礎・原因・理由・条件などを表わして)~に基づいて、~による
rush'd→rushed
rush(自)(通例副詞句を伴って)(ある方向に)突進する、殺到する ・rush out of ~から駆け出していく
out of(前)~の中から外へ、~の外へ(⇔into)
wood(名)森
shew'd→showed
show(他)(show oneselfで)現われる
myself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)(再帰動詞とともに全体で自動詞的な意味になる)
close(副)(空間的・時間的に)(~に)接して、すぐそばに、近くに、詰めて
at a person's feet 人の足もとに
as soon as ~(接続詞に用いて)~するとすぐに、~するやいなや
perceiv'd→perceived
perceive(他)(~が)(~であると)わかる(+that)
as ~ as one can できるだけ
loud(副)声高く、大声で(⇔low)
bad→bade(動)bidの過去形
bid(他)(人に)(~するよう)命じる、勧める(+目+原形)
do(他)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(準動詞でso、thatを目的語として)そう、そのように
fast(副)速く、急速に、急いで ・run as fast as I can できるだけ速く(一生懸命に)走る
by the way(話の中途で関連した(しばしば重要な)話題に移る時に用いて)ついでながら、ところで
very(副)(否定文で)あまり(そんなに)(~ではない)
fast(形)急速な(⇔slow)
loaded(形)(~で)いっぱいな(with)
with(前)(材料・中身を表わして)~で ・load A with B AにBを積む
arms(名)(複)兵器、武器
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
make(自)(通例急いで)(~に)進む、向かっていく(=head)(toward)
directly(副)まっすぐに、一直線に、直行で
towards(前)=toward
poor(形)哀れな、不幸な、気の毒な(話し手の気持ちからpoorと言っているので、訳の時には「気の毒に」と副詞的に訳すとよい)
victim(名)(宗教的儀式における)いけにえ、人身御供(ひとみごくう)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは~だが
lie(自)(副詞句を伴って)(人・動物が)横たわる、横になる(on)
on the beach 海辺で
shore(名)(海・湖・川の)岸
where(副)(関係副詞)(制限的用法で)~する、~した(場所、場合など)(「場所」「場合」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
and(接)(等位接続詞)(between ~ and ~で)~と~(との間に)
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
butcher(名)屠殺者、畜殺者
go to work 仕事(働き)に行く
with(前)(処置・関係の対象を導いて)~に対して、~について、~にとっては
leave(他)(副詞句を伴って)(人・ものを)(~に)置いていく
at(前)(状態・状況を表わして)~(の状態)で
surprise(名)驚き、びっくり
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
our(代)我々の、私たちの
fire(名)(銃砲の)発射、射撃
fled(動)fleeの過去形・過去分詞
flee(自)逃げる、逃走する
in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
terrible(形)ひどい、つらい、厳しい
fright(名)(またa ~)(急に襲う)恐怖 ・in a fright ぎょっとして、肝をつぶして
sea side(名)(the ~)海岸
jump'd→jumped
canoe(名)カヌー(paddleでこぐ小舟)
three(代)(基数の3)(複数扱い)3つ、3個(人)
more(形)(many、muchの比較級)余分の、まだほかにある
of(前)(部分を表わして)~の中の
rest(名)(the ~)残り、残余(不可算をさす時は単数扱い、可算(複数名詞)をさす時は複数扱い)
way(名)(単数形で)方向、方面(通例前置詞なしで副詞句になる)
turn'd→turned
turn(自)(通例副詞句を伴って)(~の方に)向く、振り向く、振り返る(to)
step(自)(副詞句を伴って)一歩踏み出す ・step forward 前進する
forwards(副)=forward
fire(自)(~に)発砲(射撃)する(at)
at(前)(方向・目標・目的を表わして)~を(ねらって)、~に(向かって)
immediately(副)直ちに、即座に、早速
about(副)(数詞を伴って)およそ、約~
forty(形)(基数の40)40の、40個の、40人の
yard(名)(英)ヤード、ヤール(長さの単位/3 feet、36 inches、0.9144 m)
near(前)(場所・時間などを表わして)~の近くに、~に近く
shot(動)shootの過去形・過去分詞
shoot(自)(人が)撃つ、射撃する、射る(at)
think(他)(~と)思う、考える(+that)
kill'd→killed
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+原形)
fall(自)(通例副詞句を伴って)(傷ついて(撃たれて))倒れる
of(前)(副詞句を作る)
heap(名)積み重ね、(乱雑に積み上げられた)山、かたまり
two(代)(複数扱い)二つ、2個(人)
up(副)体を起こして
again(副)元の所(状態)へ

However, he kill'd two of them, and wounded the third; so that he lay down in the bottom of the boat, as if he had been dead.

wound(他)(~を)負傷させる、傷つける、(~に)けがをさせる
third(代)(通例the ~)第3番目の人(もの)
so that(結果の副詞節を導いて)それで、そのため
lie down 横になる
as if まるで~であるかのように(as if節の中では仮定法を用いる)

While my man Friday fir'd at them, I pull'd out my knife, and cut the flags that bound the poor victim, and loosing his hands, and feets, I lifted him up, and ask'd him, in the Portuguese tongue, what he was?

my(代)私の
man(名)召し使い、下男
pull'd→pulled
pull out(~を)引き抜く、引き出す
knife(名)ナイフ、小刀
cut(他)(ものを)切り離す ・cut ~ in pieces ~をばらばらに切る
flag(名)(植)茎が剣状の植物(アヤメ・キショウブ・ショウブ・ガマなど)
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(主語として)/(他動詞・前置詞の目的語として)
bound(動)bindの過去形・過去分詞
bind(他)(ものを)縛る、くくる、(~に)縛りつける
loose(他)(~を)ゆるめる、離す
his(代)彼の
lift(他)(しばしば副詞句を伴って)抱き上げる(up)
ask(他)(人に)(~を)尋ねる(+目+wh.)
in(前)(道具・材料・表現様式などを表わして)~で、~でもって、~で作った ・in English 英語で
Portuguese(形)ポルトガル(人、語)の
tongue(名)言語、国語(=language)・the Chinese tongue 中国語
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)

He answer'd in Latin, Christianus; but was so weak, and faint, that he could scarce stand, or speak; I took my bottle out of my pocket, and gave it him, making signs that he should drink, which he did; and I gave him a piece of bread, which he eat; then I ask'd him, what countryman he was?

answer'd→answered
answer(他)(人に)(~と)答える、答えて言う(+引用)
Latin(名)ラテン語古代ローマ帝国の言語/中世に地方によって分化し、今日のイタリア語、フランス語、スペイン語ポルトガル語ルーマニア語などとなった)
Christianus→Christian(名)キリスト教徒、キリスト(教)信者、クリスチャン
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
weak(形)(人・体・器官など)弱々しい、虚弱な
faint(形)(疲労・空腹・病気などで)気が遠くなって
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので
could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる、~してよい
scarce(副)=scarcely(副)ほとんど~ない
take out(~を)取り出す、持ち出す
of(前)(起源・出所を表わして)~から、~の
give(他)(人に)(ものを)与える、あげる(+目+目)
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
sign(名)手まね、身ぶり ・make a sign 合図を送る(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)という/(同格節を導いて)
should(助動)(仮定法で)(命令・要求・主張・意向などを表わす主節に続く名詞節に用いて)~する(ように)
drink(自)(飲み物を)飲む
piece(名)(不可算の名詞を伴って、まとまりのある数量を示して)一片、1個、1枚、1編、1節(of)
then(副)それから、その後で
what(形)(疑問形容詞)(間接疑問の節を導いて)何の、どんな
countryman(名)(通例one's ~)同国人、同郷の人(=compatriot)

And he said, Espagniole; and being a little recover'd, let me know by all the signs he could possibly make, how much he was in my debt for his deliverance; Seignior, said I, with as much Spanish as I could make up, we will talk afterwards; but we must fight now; if you have any strength left, take this pistol, and sword, and lay about you; he took them very thankfully, and no sooner had he the arms in his hands, but as if they had put new vigour into him, he flew upon his murtherers, like a fury, and had cut two of them in pieces in an instant; for the truth is, as the whole was a surprise to them; so the poor creatures were so much frighted with the noise of our pieces, that they fell down for meer amazement and fear; and had no more power to attempt their own escape, than their flesh had to resist our shot; and that was the case of those five that Friday shot at in the boat; for as three of them fell with the hurt they receiv'd; so the other two fell with the fright.

Espagniole→Spanish(名)(the ~/複数扱い)スペイン人
little(副)(a ~で肯定的用法で)すこし、少しは
recover'd→recovered
recover(他)(気力・意識・健康などを)取り戻す、回復する
let(他)(容認・許可を表わして)(人・ものなどに)(~)させる、(人・ものなどに)(~することを)許す(+目+原形)
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
by(前)(手段・方法・原因・媒介を表わして)(輸送・伝達の手段を表わして)~によって、~で
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
possibly(副)(can、couldに伴って強意的に)(肯定文で)どうしても、できる限り
how(副)(感嘆文に転用して)(節を導いて)
much(副)(動詞を修飾して)おおいに、たいそう、非常に
in a person's debt 人に義理がある ・I am greatly in your debt for all this help. こんなに助けてもらってあなたに借りができました。
for(前)(報償・返報を表わして)(好意・成果など)に対して、~の返報として
deliverance(名)救出、救助
seignior(名)(尊称)~さま、殿
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
Spanish(名)スペイン語
make up(話・口実などを)うまくごまかして作る、でっちあげる
will(助動)(意志未来を表わして)(1人称の主語に伴い、発話時の話者の意志を表わし、約束・諾否・主張・選択などを示して)~するつもりである、~しようと思う
afterwards(副)(英)=afterward(副)のちに、あとで
must(助動)(必要・義務を表わして)~ねばならない
have(他)(~を)(~)される(主語が何事かを経験するという意味を表わす受身で、これを経験受身という)(+目+過分)
any(形)(疑問文・条件節で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)いくらかの~、何人かの~
leave(他)(人に)(~を)残す
pistol(名)ピストル、拳銃
sword(名)剣、刀
lay about ~(lay about oneで)(自分の周りを)(武器を用いて)四方八方を打ちまくる
thankfully(副)感謝して、喜んで
no sooner ~ but ~するや否や
put into(精力などを)~につぎ込む
new(形)(心身が)新しくなった
vigour(名)(英)=vigor(名)精力、活力、力
fly(自)(人・ものに)飛びかかる
on(前)(動作の方向を表わして)~に向かって、~をめがけて
murtherers→murderers
murderer(名)殺人者
like(前)~のような、~に似た
fury(名)復讐(ふくしゅう)の女神の一人
piece(名)断片、破片 ・in pieces ばらばらに
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中 ・in a moment たちまち
instant(名)瞬間、瞬時(=moment)・in an instant すぐさま、たちまち
truth(名)真実、真相、事実(⇔lie、falsehood)・The truth is that ~. 実を言うと~。
whole(名)(the ~)全部、全体
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
creature(名)(通例修飾語を伴って)人、やつ、女、子
much(副)(過去分詞を修飾して)大変に、非常に、大いに
frighted→frightened(形)おびえた、怖がった、ぎょっとした
with(前)(原因を表わして)~のせいで、~のゆえに、~のために
fall down 倒れる
for(前)(原因・理由)~の理由で、~のため(=because of ~)
meer→mere(形)ほんのん、単なる、まったく~にすぎない
amazement(名)驚き、驚嘆
have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)もっている
no more ~ than ~ ~でないのは~でないと同じ
power(名)力(+to do)
attempt(他)(~を)試みる、企てる
their(代)彼ら(彼女ら)の
escape(名)脱出、逃亡、逃避
flesh(名)(the ~)(霊魂(soul)・精神(spirit)と区別して)肉体
have to do(否定文で)(~)する必要がない
resist(他)(~に)抵抗する、反抗する
shot(名)(昔の、丸い炸裂(さくれつ)しない)砲丸、砲弾
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
case(名)事例、実例(of)
those(形)(指示形容詞)(関係詞節による限定をあらかじめ指示して)あの(⇔these)(日本語では訳さないほうがよい)
five(代)(基数の5)(複数扱い)5つ、5個(人)
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)(乗り物など)に乗って
as ~ so ~ ~のように~、~と同じように~
three(代)(基数の3)(複数扱い)3つ、3個(人)
hurt(名)傷、けが
receiv'd→received
receive(他)(印象・同情・打撲・侮辱などを)受ける
fright(名)(またa ~)(急に襲う)恐怖
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第182回)

(テキスト184ページ、4行目〜)

I was fill'd with horror at the very naming the white-bearded man, and going to the tree, I saw plainly, by my glass, a white man, who lay upon the beach of the sea, with his hands and his feet ty'd, with flags, or things like rushes; and that he was an European, and had clothes on.

fill'd→filled
fill(他)(感情で)(人(の心)を)満たす(with)
with(前)(材料・中身を表わして)~で ・fill A with B AにBを満たす
at(前)(感情の原因を表わして)~に(接して)、~を見て、聞いて、考えて
very(形)(the、this、thatまたは所有格人称代名詞に伴って強意を表わして)まさしくその、ちょうどその、~にほかならない
name(他)(~の)名を挙げる(明かす)(=identify)
white(形)(髪・人が)しらがの、白髪の
bearded(形)(複合語で)(~の)あごひげのある ・a gray bearded man 灰色のあごひげを生やした男
man(名)(修飾語を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+that)/(+目+原形)
plainly(副)明白に、はっきりと(=clearly)
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
my(代)私の
glass(名)望遠鏡(=telescope)、顕微鏡(=microscope)
white man(名)白人
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
on the beach 海辺で
with(前)(付帯状況を表わす句を導いて)~して、~したまま、~しながら(名詞の後に前置詞付きの句・副詞・形容詞・分詞などの補足的要素を従える)
his(代)彼の
ty'd→tied(形)(ひもなどで)結ばれた、くくられた
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
flag(名)(植)葉が剣状の植物(アヤメ・キショウブ・ショウブ・ガマなど)
thing(名)(通例複数形で)もの
like(前)~のような、~に似た
rush(名)(植)イグサ、イ、トウシンソウ(灯心草)(むしろ・かごなどをつくる)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
European(名)ヨーロッパ人、欧州人
clothes(名)(複)着(る)物、衣服、服
on(副)(着衣・化粧を表わして)身につけて、着て、かぶって ・have one's coat on コートを着ている

There was another tree, and a little thicket beyond it, about fifty yards nearer to them than the place where I was, which by going a little way about, I saw I might come at undiscover'd, and that then I should be within half shot of them; so I with-held my passion, though I was indeed enrag'd to the highest degree, and going back about twenty paces, I got behind some bushes, which held all the way, till I came to the other tree; and then I came to a little rising ground, which gave me a full view of them, at the distance of about eighty yards.

there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
thicket(名)やぶ、茂み、雑木林
beyond(前)(場所を表わして)~の向こうに(で)、~を越えて
about(副)(数詞を伴って)およそ、約
fifty(形)(基数の50)50の、50個の、50人の
yard(名)(英)ヤード、ヤール(長さの単位/3 feet、36 inches、0.9144 m)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
where(副)(関係副詞)(制限的用法で)~する、~した(場所、場合など)(「場所」「場合」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
by(前)(手段・方法・原因・媒介を表わして)(doingを目的語にして)(~すること)によって
go about 歩き回る
little(形)(時間・距離など)短い(⇔long)・a little way 少しの距離
way(名)(単数形で)道のり、距離(しばしば副詞的にも用いる)・go a little way 少しの距離を行く
see(他)(~が)わかる、(~に)気づく(+that)
might(助動)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(不確実な推量を表わして)~かもしれない
come at ~ ~に至る、に達する
undiscover'd→undiscovered(形)発見されていない
should(助動)(時制の一致で従節内に用いて/単純未来の場合)~であろう
within(前)(時間・距離・範囲など)~以内で(の)、~を越えずに、~の範囲内で(⇔out of)
half(形)半分の、2分の1の
shot(名)射程、着弾距離 ・within shot 射程内に
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、~ので
withhold(他)(~を)抑える、引き止める
passion(名)熱情、情熱、激情
enrag'd→enraged(形)ひどく怒った、立腹した
to(前)(限度・程度・結果などを表わして)~に至るまで、~するほどに ・to that extent その程度まで
high(形)(程度・割合・確率など)高い、高率の
degree(名)程度、度合い
go back 戻る、帰る
twenty(形)(基数の20)20の、20個の、20人の
pace(名)歩、1歩
get behind ~ ~の後ろへ回る
bush(名)低木、灌木(かんぼく)
hold(自)続けて進む、進んでいく
till(接)(結果・程度を表わして)(~して)ついに、(~する)ほどに
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
other(形)(the ~、one's ~)(二つの中の)もうひとつの、(三つ以上の中で)残りのもうひとつの
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
little(副)(a ~で肯定的用法で)少し、少しは
rising(名)土地 ・rising ground 高台
ground(名)土地 ・high ground 高台
give(他)(人に)(ものを)与える、あげる(+目+目)
full(形)十分な、盛りの、満~の ・in full view 全体が見えて
view(名)見える状態(範囲)、視界、視野(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
eighty(形)(基数の80)80の、80個の、80人の

I had now not a moment to lose; for nineteen of the dreadful wretches sat upon the ground, all close huddled together, and had just sent the other two to butcher the poor Christian, and bring him perhaps limb by limb to their fire, and they were stoop'd down to untie the bands, at his feet; I turn'd to Friday. now Friday, said I, do as I bid thee; Friday said he would; then, Friday, says I, do exactly as you see me do, fail in nothing; so I set down one of the musquets, and the fowling-piece, upon the ground, and Friday did the like by his; and with the other musquet, I took my aim at the savages, bidding him to do the like; then asking him if he was ready?

have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞句を伴って)((~すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
moment(名)(通例単数形で)(+to do)(~する)時、場合
lose(他)(時間・努力などを)浪費する ・There's not a moment to lose. 一刻も猶予はならない。
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
nineteen(代)(基数の19)(複数扱い)19個(人)
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
dreadful(形)恐ろしい、怖い
wretch(名)恥知らず、嫌われ者
ground(名)(the ~)地面、地(表)
all(副)まったく、すっかり
close(副)すき間なく、ぎっしり詰まって
huddled(形)集まって(た)、群がって(た)、押し合って
together(副)互いに
send(他)(人を)(~を求めに(呼びに))やる(+目+to do)
two(代)(基数の2)(複数扱い)二つ、2個(人)
butcher(他)(動物を)食用のために殺す(解体する)
poor(形)哀れな、不幸な、気の毒な(話し手の気持ちからpoorと言っているので、訳の時には「気の毒に」と副詞的に訳すとよい)
Christian(名)キリスト教徒、キリスト(教)信者、クリスチャン
limb(名)(人・動物の胴体・頭部と区別して)手足(の1本)、肢(し)(腕・脚・ひれ・翼など)
by(前)(前後に同じ名詞を用いて継続・反復を表わして)~ずつ
their(代)彼ら(彼女ら)の
fire(名)(暖房・料理用の)火、炉火、炭火、たき火
stoop'd→stooped
stoop(自)かがむ(down)
down(副)床に、地面に
untie(他)(結び目・包みなどを)ほどく(=undo)
band(名)ひも、なわ
at a person's feet 人の足もとに
turn'd→turned
turn(自)(通例副詞句を伴って)(~の方に)向く、振り向く、振り返る(to)
now(副)(間投詞的に、命令・要求・慰め・威嚇などを表わして)そら、さあ、まあ、おい
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)/(+that)
do(自)(well、rightなどの様態の副詞または副詞節を伴って)行なう、行動する(as)
as(接)(様態・状態を表わして)~のように ・Do as you like. 好きなようにしなさい。
bid(他)(人に)(~するよう)命じる、勧める(+目+原形)
thee(代)(古)なんじを(に)
would(助動)(時制の一致により従属節内でまた間接話法で用いて)(意志未来を表わして)~しよう
then(副)(通例文頭または文尾に用いて)それなら、(それ)では
exactly(副)正確に、厳密に
fail(自)(人・ものが)失敗する、しくじる(⇔succeed)(in)
in(前)(範囲を表わして)~いおいて、~内で
set down(もの・人などを)下に置く
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
musquets→muskets
musket(名)(昔の)マスケット銃(rifleの前身で銃腔に施条(しじょう)がない)
fowling piece 鳥撃ち銃(野鳥用の軽い猟銃)
like(名)(the ~、one's ~)同様な人(もの)
his(代)彼のもの(さす内容によって単数または複数扱いとなる)
take(他)(動作名詞を目的語として)(ある行動を)する ・take aim at ~にねらいを定める
aim(名)ねらい、照準、見当 ・take aim at ~をねらう
at(前)(方向・目標・目的を表わして)~を(ねらって)、~に(向かって)
savage(名)野蛮人、未開人
ask(他)(人に)(~を)尋ねる(+目+wh.)
if(接)(間接疑問文を導いて)~かどうか

He said, yes, then fire at them, said I; and the same moment I fir'd also.

fire(自)(~に)発砲(発射)する(at)
fir'd→fired

Friday took his aim so much better than I, that on the side that he shot, he kill'd two of them, and wounded three more; and on my side, I kill'd one and wounded two.

so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
much(副)(形容詞・副詞の比較級を修飾して)はるかに、ずっと、断然
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
on(前)(近接を表わして)~に接して、~に面して ・on ~ side ~側に
that(代)(関係代名詞)(時・方法・理由などを表わす名詞を先行詞として関係副詞的に用いて)(~する、~である)ところの
shot(自)(人が)撃つ、射撃する
kill'd→killed
wound(他)(~を)負傷させる、傷つける、(~に)けがをさせる
three(代)(基数の3)(複数扱い)3つ、3個(人)
more(副)そのうえ、なおまた

They were, you may be sure, in a dreadful consternation; and all of them, who were not hurt, jump'd up upon their feet, but did not immediately know which way to run, or which way to look; for they knew not from whence their destruction came:

may(助動)(不確実な推量を表わして)~かもしれない、おそらく~であろう
sure(形)確信して(⇔unsure)
in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
dreadful(形)ひどくいやな、ひどい、ものすごい
consternation(名)ひどい驚き、驚愕、仰天(=dismay)・in consternation びっくり仰天して
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる/代名詞の前に来る時はall of ~の形式をとる)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
jump'd→jumped
on one's feet 立って
immediately(副)直ちに、即座に、早速
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
which(形)(疑問形容詞)(間接疑問の節や+to doの形で)
way(名)(単数形で)方向、方面(通例前置詞なしで副詞句になる)
run(自)逃げる、逃げ出す
from(前)(出所・起源・由来を表わして)~から(来た、取ったなど)
whence(副)(疑問副詞)どこから
destruction(名)破滅の原因(もと)
come(自)(~から)生じる、起こる(from)

Friday kept his eyes close upon me, that as I had bid him, he might observe what I did; so as soon as the first shot was made, I threw down the piece, and took up the fowling-piece, and Friday did the like; he saw me cock, and present, he did the same again; are you ready, Friday? said I; yes, says he; let fly then, says I, in the name of God, and with that I fir'd again among the amaz'd wretches, and so did Friday; and as our pieces were now loaden with what I call'd swan shot, or small pistol bullets, we found only two drop; but so many were wounded, that they ran about yelling and skreaming like mad creatures, all bloody, and miserably wounded, most of them; whereof three more fell quickly after, though not quite dead.

keep(他)(~を)ずっと(~の状態に)しておく、保つ
close(形)注意深い、周到な
on(前)(動作の方向を表わして)~に向かって、~をめがけて
that(接)(副詞節を用いて)(目的を表わして)~するように、~せんがために
might(助動)(直説法過去)(時制の一致により副詞節中で)~するために、~できるように
observe(他)(~を)観察する
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
as soon as ~(接続詞に用いて)~するとすぐに、~するやいなや
shot(名)発砲、発射
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
throw down(ものを)投げ落とす
piece(名)銃、砲
take up(~を)取り上げる、手に取る
cock(自)銃の打金を起こす
present(自)武器を向ける
same(代)(the ~)同一のもの(こと、人)・do the same again また同じことをする
let(他)(容認・許可を表わして)(命令法で)(人・ものなどに)(~)させてください
fly(自)(飛行機・弾丸・矢・雲などが)飛ぶ、飛ぶように走る(過ぎる)
in the name of ~ ~の名にかけて、~に誓って ・in the name of God 神に誓って
with(前)(同時・同程度・同方向などを表わして)~とともに、~と同時に
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと(⇔this)
amaz'd→amazed(形)びっくりした、仰天した、あっけにとられた
so(副)(be、have、doなどの動詞を伴って)(so+動詞+主語の語順で、異なった主語に従う肯定の陳述を付加して)~もまた
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
our(代)我々の、私たちの
loaden→loaded(形)(銃砲が)装填した
what(代)(関係代名詞)(~する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
call'd→called
call(他)(人を)(~と)呼ぶ、称する(+目+補)
swan shot がんだま(白鳥など大型の鳥を撃つ普通より大きい散弾)
or(接)(普通コンマの後で類義語句・説明語句を導いて)すなわち、言い換えれば
pistol(名)ピストル、拳銃
bullet(名)(小銃・ピストルなどの)銃弾、弾丸
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+目+補)
only(副)(数量を修飾して)わずか、ほんの、~だけ
drop(自)(通例副詞句を伴って)(人が)(ばったり)倒れる、疲れて倒れる
many(代)(複数扱い)多数(の人、もの)
wounded(形)負傷した、傷ついた
about(副)(通例動作を示す動詞に伴って)あちこちに、あちらこちらの、方々に
yell(自)叫び声をあげる、大声で叫ぶ、どなる
skreaming→screaming
scream(自)(恐怖・苦痛などのために)叫び声をあげる
mad(形)(人が)気の狂った(=insane、crazy)
creature(名)(通例修飾語を伴って)人、やつ、女、子
bloody(形)血の出る、血によごれた、血まみれの
miserably(副)みじめに、悲惨に
most(代)(通例無冠詞/most of ~)(~の)大部分(ofの次の名詞の数によって単数複数扱いが決まる)
whereof(副)(関係副詞)それの、それについての、そのうちの
fall(自)(通例副詞句を伴って)(傷ついて(撃たれて))倒れる
quickly(副)速く、急いで
after(副)(時を表わして)あとに、後に
not(副)(all、both、every、alwaysなどとともに用いて部分否定を表わして)~とは限らない、必ずしも~でない(しない)
quite(副)(程度を表わさない形容詞・動詞または最上級の形容詞などを修飾して)(否定語とともに用いて、部分否定をなして)完全には~ではない、すっかり~ではない
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)

『ダーティハリー5』

連休中は、ブルーレイで『ダーティハリー5』を見た。

ダーティハリー5 [Blu-ray]

ダーティハリー5 [Blu-ray]

  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: Blu-ray
1988年のアメリカ映画。
監督はバディ・ヴァン・ホーン
音楽は、『暴力脱獄』『戦略大作戦』『ダーティハリー』『シノーラ』『ダーティハリー2』『燃えよドラゴン』『ダーティハリー4』の巨匠ラロ・シフリン
主演は、『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』『荒鷲の要塞』『戦略大作戦』『ダーティハリー』『シノーラ』『荒野のストレンジャー』『ダーティハリー2』『アウトロー』『ガントレット』『ダーティファイター』『アルカトラズからの脱出』『ダーティハリー4』の大スター、クリント・イーストウッド
共演は、『アンタッチャブル』のパトリシア・クラークソン
ワーナー・ブラザース
カラー、ワイド。
電子的なロック調のテーマ曲。
違法賭博の下締めジェネロを逮捕・有罪に追い込んだとして、一躍時の人となったハリー・キャラハン刑事(クリント・イーストウッド)。
ニュースを見て、ハリーの名前をメモする長髪の男。
夜、車を走らせているハリー。
ハリーの車を追い抜き、進路を遮る車。
男達が降りて来て、銃を乱射。
ハリーは車で連中に体当たり。
車は横転。
しかし、ハリーは車内から連中を射殺。
覆面パトカーを壊したのは今月3度目だと上司から注意されるハリー。
しかし、社会の敵ジェネロを投獄したので、社会の受けがいい。
こんな展開、ダーティハリーじゃない。
で、ハリーは上司から「マスコミに協力しろ」と言われる。
相棒として、中国系のアル・クワンと組むことになったハリー。
人気のロックスター、ジョニー・スクエアーズ(ジム・キャリー)が寝室で歌っている。
このロック野郎が、かなりヘンだ。
まあ、ジム・キャリーだからな。
ベッドの上には、チリチリ頭で死相の女性。
エクソシスト』みたいに首がクルクルと回り出す。
ショートして爆発。
「カット!」
ホラー映画監督のピーター・スワン(リーアム・ニーソン)からカットが掛かる。
ここは撮影現場。
やはり、『エクソシスト』のパクリであった。
主演のジョニーはヤク中である。
車の中でヤクを打つジョニー。
乱雑な車内には、ジャック・ダニエルのボトルもある。
何者かに襲撃されるジョニー。
HOTEL SATAN』のポスター。
ハリーとクワンが捜査にやって来る。
クワンは、「有名人の葬式は3つ続く」という持論を述べる。
吐く息を白く見せるため、精肉工場の冷凍庫の中にセットを組んでの撮影であった。
監督が警察に疑われているとして、女性レポーターのサマンサ・ウォーカー(パトリシア・クラークソン)が取材にやって来る。
派手なジョニーの彼女が泣き崩れる様を撮影するカメラマンに、ハリーは激怒。
「やめろ! 他人の悲しみを撮るな!」とカメラを取り上げ、放り投げる。
マスコミが嫌いなハリー。
その頃、何者かがサマンサ・ウォーカー宛ての手紙をタイプしていた。
一方、中華街を歩くハリーとクワン。
中華レストランで乱闘事件が起きている。
「応援を呼べ」とクワンに告げるハリー。
実は、強盗がレストランに入っているのであった。
突然、「おみくじは『凶』だぞ」とつぶやくハリー。
そして、間髪要れず犯人を撃つ。
一方、クワンはカンフーの達人。
クワンは強盗に射殺された被害者の衣類から有名人の名前が書かれたメモを発見する。
そのメモには、「死亡」と添え書きされたジョニーと共に、ハリーの名前も書かれていた。
ハリーは、TV局のカメラを壊したとして、またも上司に叱られていた。
そこへ、サマンサがやって来る。
ハリーとの夕食を求めた。
夕食の席で、彼女はハリーを取材したいと告げる。
マスコミ嫌いのハリーは、「興味本位で見られたくない」と突っぱねる。
ジムで身体を鍛えるハリーとクワン。
ジョニーの死因は合成ヘロインだと判った。
ハリー達は、撮影隊の他のメンバーを調べることにする。
その頃、「死亡予想(デッド・プール)」という賭博が行なわれていることを、ハリーはサマンサのTVニュースで知る。
例のスワン監督も、このゲームに参加していたという。
そして、スワンのリストには、ジョニーの名が載っていたという。
ジョニーの葬式が行なわれている。
ハリーとクワンがやって来る。
葬儀に参列しているスワンにハリー達が聞き込み。
「ただのゲームさ」とうそぶくスワン。
ハリーは、自分の名前がリストに載っていることを知って、とても不愉快であった。
サマンサのTV局を訪ねるハリー。
彼女は、取材依頼を断られたので、ハリーに冷たく当たる。
しかし、結局リストをハリーに渡す。
今度は、ハリーがサマンサを夕食に誘う。
彼女は元準ミス・コロラド
ミスコンから女子アナになるコースは日本と同じだな。
サマンサは、ジャーナリズムは大学で勉強しただけ。
とは言え、大学で勉強しているのだから、いいだろう。
日本の女子アナで、大学でジャーナリズムを勉強したなんていう人が、果たして何人いるだろうか。
そして、サマンサは小さなTV局に入り込んで、そこから上にあがって来たという。
女子アナの上昇志向は日米共通だな。
さて、サマンサと食事をしているレストランに怪しい二人組の男がいる。
ハリーに声を掛ける。
ハリーが銃を向けると、「サインをくれ」と言う。
しかし、その後も連中はハリーの後をつけて来た。
そして、ハリーとサマンサが乗っているエレベーターに、機関銃を乱射する。
しかし、二人は無事。
エレベーターを停めて、犯人を撃つハリー。
そこへ、TV局がやって来る。
サマンサは、「仲間だわ。撮られたくない。」
その場をそそくさと去る二人。
さあ、これからどうなる?
今回は、『ダーティハリー4』とは大分趣が違う。
これが本来のダーティハリーかな。
まあ、アクション映画だ。
ダーティハリーは死なない。
しかし、歳を取った。
もう定年間際の印象だ。
そして、これがシリーズ最後の作品になった。

The Dead Pool - Theatrical Trailer

『ダーティハリー4』

連休中は、ブルーレイで『ダーティハリー4』を見た。

ダーティハリー4 [Blu-ray]

ダーティハリー4 [Blu-ray]

  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: Blu-ray
1983年のアメリカ映画。
監督は、『荒野のストレンジャー』『アウトロー』『ガントレット』のクリント・イーストウッド
ダーティハリー』シリーズで唯一イーストウッド自身が監督を務め、最大のヒットを飛ばした。
音楽は、『暴力脱獄』『戦略大作戦』『ダーティハリー』『シノーラ』『ダーティハリー2』『燃えよドラゴン』の巨匠ラロ・シフリン
撮影は、『ダーティハリー』『猿の惑星・征服』『シノーラ』『荒野のストレンジャー』『アウトロー』『アルカトラズからの脱出』のブルース・サーティース
編集は、『ダーティハリー3』『ガントレット』『ダーティファイター』のジョエル・コックス
主演は、『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』『荒鷲の要塞』『戦略大作戦』『ダーティハリー』『シノーラ』『荒野のストレンジャー』『ダーティハリー2』『アウトロー』『ダーティハリー3』『ガントレット』『ダーティファイター』『アルカトラズからの脱出』の大スター、クリント・イーストウッド
共演は、『アウトロー』『ガントレット』『ダーティファイター』のソンドラ・ロック、『ガントレット』のパット・ヒングル、『新・猿の惑星』『追憶』『ダーティハリー3』のブラッドフォード・ディルマン、『波止場』『ゴッドファーザーPART II』のマイケル・V・ガッツォ。
ワーナー・ブラザース
カラー、シネスコ・サイズ。
ロック調のテーマ曲が流れる。
荒れた海辺の崖の上に1台の車が停まっている。
中で抱き合う男女。
銃を取り出し、男を撃つ女。
逃げる。
カリフォルニア裁判所。
ハリー・キャラハン刑事(クリント・イーストウッド)が入って来る。
殺人の証拠がないのに、ハリーが違法な捜査で発見された銃を証拠として、正当な理由なく逮捕したとして、棄却される。
「臭いと思っただけじゃダメなんだ」と言われる。
エレベーターの中で勝訴に勝ち誇る連中に、「貴様は俺から見れば犬のクソだ!」と凄むハリー。
朝、行き付けのカフェにハリーが入ると、カウンターのオバちゃんがハリーのコーヒーに大量の砂糖を入れる。
新聞を読んでいて気付かないハリーは、そのまま店を出て、砂糖だらけのコーヒーを飲んで吐き出す。
しかし、店には「CLOSED」の看板が。
何と、店内には強盗がおり、ハリーは体よく追い出されたのであった。
しかし、ハリーは店に戻って来る。
いつもブラック・コーヒーを頼んでいるのに、今日は砂糖が入っていたと言って。
犯人達を次々に撃つハリー。
黒人の犯人がオバちゃんを人質にする。
ハリーは、「Go ahead, Make my day」と言う。
これが有名な決めゼリフ。
犯人は銃を下ろす。
夜、結婚式の会場にハリーがやって来る。
ギャング組織の幹部スレルキス(マイケル・V・ガッツォ)の孫娘の結婚式だった。
高級娼婦の殺人事件の捜査。
ハリーがスレルキスを問い詰めると、スレルキスは突然、心臓発作を起こして倒れた。
今度は、冒頭の撃たれた男の捜査。
38口径で股間を撃たれているという。
捜査をするハリーを遠巻きから見ている女性(犯人)。
この女性は、ジェニファー・スペンサー(サンドラ・ロック)という画家であった。
今日から彼女の絵が展示されるのだが、彼女は田舎町のサンパウロに行くことにした。
一方、ハリーは上司から「老人に心臓発作を起こさせるのが仕事か」とこっぴどく叱られる。
そして、落ち着くまで休暇を取るように命じられる。
ジェニファーは病院に立ち寄った。
彼女の妹が入院していている。
放心状態の妹。
ジェニファーは、妹をこんな状態にした連中への復讐を誓う。
涙を流す妹。
夜、車に襲われるハリー。
スレルキスの部下達だった。
機関銃で狙われる。
銃撃戦。
ハリーが隠れていると思われる箱を蜂の巣にする3人組。
弾切れ。
そこへ、ハリーがぶっ放して、二人を射殺。
一人は逃げる。
またも上司から大目玉のハリー。
「休暇を取れ!」
森で射撃の練習をしていると、同僚のホレースがやって来る。
ハリーは、特性のライフル弾を使うという。
「君は辞められないよ」とハリーに告げるホレース。
一方、ジェニファーは海辺の町・サンパウロ(ブラジルではない)へ。
回転木馬の改装をするのが仕事らしい。
ジェニファーの回想。
夜、メリーゴーラウンドで妹と共に男達に代わる代わる犯される。
今度は、冒頭の裁判所でハリーが「犬のクソ」と呼んだ連中がハリーを襲撃。
ハリーの車に火炎瓶を投げ込む。
ハリーは車を降り、逆に連中の車に火炎瓶を投げる。
海に飛び込み、ズブズブと沈む連中の車。
またも上司からこっぴどく怒られるハリー。
股間を撃たれた男の背後関係を追えと、サンパウロ行きを命じられる。
サンパウロで早速、警官襲撃事件があった。
ハリーが現場に出くわす。
犯人を追うハリー。
犯人はバイクを奪って逃げる。
ハリーは、何と路線バスを運転して犯人を追う。
乗客の老人達はハリーを応援する。
ハリーが犯人を逮捕。
その様子を、ジェニファーが見ている。
しかし、ハリーはサンパウロ署の署長ジャニングス(パット・ヒンデル)から、「余計な手出しをするな」と釘を刺されてしまう。
ハリーは、ここでも厄介者扱いであった。
ハリーがモーテルの部屋に入ると、ホーレスからパグ犬の贈り物が。
翌朝、パグの散歩をしているハリー。
自転車で対面からやって来たジェニファーが避けようとしてよろける。
ここで、二人の初対面。
ハリーがサンパウロ署へ出勤すると、席は完全に窓際であった。
夜、ハリーが酒場へ。
ガラの悪い連中の小競り合い。
「ポリか?」と聞かれたハリーが、「ウィルバーンの件だ」と答えると、一斉に笑い出す連中。
翌日、ジェニファーが海岸で釣りをしている男に近付く。
かつてのレイプ野郎の一人であった。
射殺。
夜、ハリーがモーテルの部屋に戻ると、隣の部屋に怪しい者がいることをパグが教える。
なかなか役に立つワンコだ。
で、昼の射殺の現場へハリーが行く。
頭と股間を撃たれている。
同じ手口だ。
しかし、署長は「とっとと帰れ」とハリーに言い捨てる。
さあ、これからどうなる?
ダーティハリー』シリーズには、独特の哲学がある。
この哲学が好きかどうかで、本作への評価が決まって来る。
僕は、正直なところ、そんなに好きでもない。
本作は、特に、その哲学が色濃く出ている。
監督がイーストウッド自身だからだろう。
ラストは、難しい問題なのだが、僕は「本当にこれでいいのか?」と思ってしまった。
結構、ご都合な結末ではないか。
娯楽映画と言うには暗過ぎるし、重過ぎる。
まあ、悪い作品とは言わないが。
余談だが、悪党達は「クアーズ」を飲んでいるが、ハリーは「バドワイザー」を飲んでいる。
何か意味があるのか。
あと、パグ犬がなかなか役者だった。
クリント・イーストウッドはオランウータンとも共演しているし、動物が好きなんだな。
動物好きに悪い人はいない(はず)。

Sudden Impact - Trailer

『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第181回)

(テキスト183ページ、4行目〜)

In this posture I fetch'd a compass to my right hand of near a mile, as well to get over the creek, as to get into the wood; so that I might come within shot of them before I should be discover'd, which I had seen by my glass, it was easy to do.

in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
this(形)この/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
posture(名)(体の)姿勢、ポーズ ・in a ~ posture ~の姿勢で
fetch'd→fetched
fetch a compass 回って行く、回り道をする
my(代)私の
right(形)右の(⇔left)
hand(名)(一方の手で示される)側、面 ・the right hand of ~の右側
near(副)ほとんど
mile(名)マイル(距離の単位/1760 yards、約1.6 km)
as well as ~ ~はもちろん、~も~も
get over(柵・塀など)を乗り越える、通り越す、(川・橋など)を渡る
creek(名)(海・川・湖の)(小さな)入り江、~浦(=inlet)
get into ~ ~(の中)に入る
wood(名)森
so that(目的の副詞節を導いて)~するために、~となるように
might(助動)(直説法過去)(時制の一致により副詞節中で)~するために、~できるように
within(前)(時間・距離・範囲など)~以内で(の)、~を越えずに、~の範囲内で(⇔out of)
shot(名)射程、着弾距離 ・within shot 射程内に
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに
should(助動)(時制の一致で従節内に用いて/単純未来の場合)~であろう
discover'd→discovered
which(代)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
glass(名)望遠鏡(=telescope)、顕微鏡(=microscope)
easy(形)容易な、平易な、やさしい(⇔difficult、hard)(+to do)

While I was making this march, my former thoughts returning, I began to abate my resolution; I do not mean, that I entertain'd any fear of their number; for as they were naked, unarm'd wretches, 'tis certain I was superior to them; nay, though I had been alone; but it occurr'd to my thoughts, What call? What occasion? much less, What necessity I was in to go and dip my hands in blood, to attack people, who had neither done, or intended me any wrong?

make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(~を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
march(名)行進、行軍
former(形)前の、以前の、先の
thought(名)(理性に訴えて心に浮かんだ)考え
return(自)(季節・病気などが)再び起こる、再来する、再発する
begin(他)(~し)始める、(~し)だす(+to do)
abate(他)(勢い・苦痛などを)やわらげる、弱める
resolution(名)決意、決心(=resolve)
mean(他)(~だと)言う(つもりである)(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
entertain'd→entertained
entertain(他)(感情・意見・希望などを)抱く
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の複数形または不可算の名詞につけて)少しも(~ない)、何も(~ない)、だれも(~ない)
their(代)彼ら(彼女ら)の
number(名)(しばしばthe ~)(人・ものの)総数
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
as(接)(原因・理由を表わして)~だから、~ゆえに
naked(形)(身体(の一部)が)裸の、裸体の
unarm'd→unarmed(形)武器を用いない、素手
wretch(名)哀れな人、みじめな人
'tis(古)it isの短縮形
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
certain(形)(~を)確信して、確かだと思って(+that)
superior(形)(質・程度などが)すぐれた、上等の、上質の(⇔inferior)(to)
to(前)(比較を表わして)~に比べて、~より ・A is superior to B. AはBよりもすぐれている。
nay(副)(接続詞的に)それのみならず、それどころか(=indeed
though(接)たとえ~でも、よし~にせよ
occurr'd→occurred
occur(自)(しばしばIt occurs ~ to do、It occurs ~ that ~の形で)(人(の心)に)浮かぶ、思い出される(to)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
what(形)(疑問形容詞)何の、何という、どんな、いかほどの
call(名)必要、(正当な)理由
occasion(名)(~する)理由、根拠
much less(否定文で)まして~ない
necessity(名)(またa ~)必要(性)、緊急の必要(+to do)
dip(他)(~を)(液体に)ちょっと浸す(in)
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
neither(副)(neither ~ nor ~で相関接続詞的に用いて)~も~もどちらも~ない(しない)
or(接)(否定文で)~も~も(ない)
intend(他)(~を)(~(である)と)意図する、(~が)(~を表わす)つもりとする(+目+to be 補)
wrong(名)悪、罪(⇔right)

Who, as to me, were innocent, and whose barbarous customs were their own disaster, being in them a token indeed of God’s having left them, with the other nations of that part of the world, to such stupidity and to such inhuman courses; but did not call me to take upon me to be a judge of their actions, much less an executioner of his justice; that whenever he thought fit, he would take the cause into his own hands, and by national vengeance punish them as a people for national crimes; but that in the meantime, it was none of my business; that it was true, Friday might justify it, because he was a declar'd enemy, and in a state of war with those very particular people; and it was lawful for him to attack them; but I could not say the same with respect to me.

as to ~(文中に用いて)~に関して、について
innocent(形)無罪の、潔白な(⇔guilty)
whose(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人(たち)の
barbarous(形)野蛮な、未開の(⇔civilized)
custom(名)慣習、風習、慣例
disaster(名)大きな災難(不幸)
in(前)(人の能力・性格・才能を表わして)(人)の中に、~には
token(名)証拠(of)
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
leave(他)(人・ものを)(~の状態に)しておく(to)
nation(名)民族、種族
that(形)(指示形容詞)(遠方の時・所をさして)あの、あちらの、その
part(名)地方、地域
to(前)(結果・効果を表わす句を導いて)
stupidity(名)ばか、愚かさ
inhuman(形)不人情な、冷酷な、残酷な
course(名)(行動の)方針、方向
call(他)命じる
take on(人を)雇う
judge(名)裁判官、判事
action(名)(具体的な)行動、行為
executioner(名)実行(執行)者、(特に)死刑執行人、(政治(犯罪)組織の放つ)暗殺者
his(代)彼の
justice(名)司法、裁判
whenever(接)~する時にはいつでも、~する時に必ず
think(他)(~を)(~だと)思う、みなす(+目+補)
fit(形)適当な、ふさわしい(⇔unfit)
take(他)(仕事・責任などを)引き受ける
cause(名)訴訟(事件)
national(形)(ある)国民(民族)の、全国民の、(ある)国民特有の、国民的な
vengeance(名)復讐(ふくしゅう)
punish(他)(人・罪を)(~のかどで)罰する、こらしめる(for)(by)
as(前)~として
people(名)民族、種族、国民(文化的・社会的な共通性をもつ人々)
for(前)(対象)(報償・返報を表わして)(好意・成果など)に対して、~の返報として
crime(名)犯罪、罪
in the meantime それまでは(=meanwhile)
none(代)(none of ~で)少しも(全然)~ない
business(名)(通例one's ~で)(やるべき)仕事、職務、務め、本分
It is true ~, but ~(反対意見を述べようとする前の譲歩的表現形式に用いて)なるほど~だがしかし~
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(不確実な推量を表わして)~かもしれない
justify(他)(人の行為・言葉などを)正しいとする、正当だと理由づける、正当性を示す
because(接)(副詞節を導いて)(なぜなら)~だから(である)、~なので
declar'd→declared(形)宣言(言明)した、公然の
state(名)(通例単数形で)状態、ありさま、様子 ・a state of war 戦争状態
with(前)(敵対を表わして)~を相手に、~と
very(副)(通例程度を示さない形容詞を強めて)まさに、まさしく
particular(形)(this(that)の後につけて)(数ある同類の中から)特にこの(その)(⇔general)
lawful(形)合法の、適法の、正当な(⇔illegal、unlawful)
for(前)(不定詞の主語関係を示して)~が(~する)
could(助動)(直説法(叙実法)で用いて)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)~できる
same(代)(the ~)同一のもの(こと、人)
with respect to ~ ~に関して、~について(は)

These things were so warmly press'd upon my thoughts, all the way as I went, that I resolv'd I would only go and place myself near them, that I might observe their barbarous feast, and that I would act then as God should direct; but that unless something offer'd that was more a call to me than yet I knew of, I would not meddle with them.

thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
warmly(副)熱心に、熱烈に
press'd→pressed
press(他)(副詞句を伴って)(~を)(~に)押しつける(on)
way(名)(単数形で)道のり、距離(しばしば副詞的にも用いる)
as(接)(時を表わして)~しながら
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
resolv'd→resolved
resolve(他)決意する、決心する(+that)
would(助動)(時制の一致により従属節内でまた間接話法で用いて)(意志未来を表わして)~しよう
only(副)ただ単に
place(他)(人・ものを)(ある状態・位置に)置く
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
near(前)(場所・時間などを表わして)~の近くに、~に近く
that(接)(副詞節を導いて)(目的を表わして)~するように、~せんがために
observe(他)(~を)観察する
feast(名)(豪華な)宴会、饗宴(きょうえん)
act(自)行動する、行なう
then(副)それから、その後で
as(接)(様態・状態を表わして)~のように
direct(自)指導(指示、案内)する(=give directions)
but(接)(従位接続詞)(否定文のあとで)(しばしばbut thatで否定の主節に対して条件節を導いて)~しないなら、~でなければ(butの節中の動詞は直説法)
unless(接)(否定の条件を表わして)~でない限り、もし~でなければ
something(代)(条件節で)何か、あるもの、ある事
offer'd→offered
offer(自)(ものが)現われる、起こる
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(主語として)
more(副)(muchの比較級)(~より)もっと、さらに多く(⇔less)(than)
call(名)命令
yet(副)今(まだ)、今なお、依然として
know(自)(直接ではないが)(~のことを)間接的に知って(聞いて)いる(of)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について ・I know of him. 彼について(彼の名前、彼の判断)は(間接的に)知っている。
meddle(自)(~に)おせっかいする、干渉する(with)
with(前)(処置・関係の対象を導いて)~に対して、~について、~にとっては

With this resolution I enter'd the wood, and with all possible waryness and silence, Friday following close at my heels, I march'd till I came to the skirt of the wood, on the side which was next to them; only that one corner of the wood lay between me and them; here I call'd softly to Friday, and shewing him a great tree, which was just at the corner of the wood, I bad him go to the tree, and bring me word if he could see there plainly what they were doing; he did so, and came immediately back to me, and told me they might be plainly view'd there; that they were all about their fire, eating the flesh of one of their prisoners; and that another lay bound upon the sand, a little from them, which he said they would kill next, and which fir'd the very soul within me; he told me it was not one of their nation; but one of the bearded men, who he had told me of, that came to their country in the boat:

with(前)(同時・同程度・同方向などを表わして)~とともに、~と同時に
resolution(名)決意、決心(=resolve)
enter'd→entered
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
all(形)(性質・程度を表わす抽象名詞を修飾して)あらん限りの、最大の、最高の
possible(形)(最上級、all、everyなどに伴ってその意味を強めて)できる限りの
waryness→wariness(名)<wary(形)用心深い
follow(自)後ろについていく(くる)
close(副)(空間的・時間的に)(~に)接して、すぐそばに、近くに、詰めて(at)
at heel(犬が)すぐ後から、後について
march'd→marched
march(自)行進する、堂々(悠々)と歩く
till(接)(結果・程度を表わして)(~して)ついに、(~する)ほどに
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
skirt(名)(町などの)周辺、郊外、はずれ(of)
on(前)(近接を表わして)~に接して、~に面して
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす形容詞節をつくる)/(主格の場合)
next to ~(~に)接して
that(形)(指示形容詞)(遠方の時・所をさして)あの、あちらの、その
lie(自)(副詞句を伴って)(~に)位置する、ある
and(接)(between ~ and ~で)~と~(との間に)
call(自)(人に)呼ぶ(to)
softly(副)柔らかに、静かに、そっと
shewing→showing
show(他)(人に)(ものを)見せる、示す(+目+目)
bad→bade
bid(他)(人に)(~するよう)命じる、勧める(+目+原形)
bring(他)(人に)(ものを)持ってくる(+目+目)
word(名)(通例無冠詞で)知らせ、便り、消息 ・bring word 消息を伝える
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+wh.)
plainly(副)明白に、はっきりと(=clearly)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(目的語の場合)
do(他)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(so、thatを目的語にして)
so(副)(代名詞的に)(代動詞doの目的語として)そう、そのように
come back 帰る、戻る(to)
immediately(副)直ちに、即座に、早速
tell(他)(人に)(~を)話す、告げる、語る、言う、述べる(+目+that)
might(助動)(直説法過去)(主に間接話法の名詞節中で、時制の一致により)(許可を表わして)~してもよろしい
view'd→viewed
view(他)(特に注意して)(~を)見る、眺める(=watch
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
about(前)(周囲を表わして)~のあたりに、~の近くに
flesh(名)(人間・動物の)肉
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
prisoner(名)(戦争などの)捕虜(=captive)
another(代)もう一つのもの、もう一人の人
lie(自)(~の状態で)横になっている(+補)
bound(形)縛られた
sand(名)砂地、砂原
little(副)(a ~で肯定的用法で)少し、少しは
from(前)(隔たり・不在を表わして)~から(離れて)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(先行する句・節・文またはその内容を受けて)
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
next(副)(場所・時間・程度などを表わして)次に、次いで
fir'd→fired
fire(他)(感情を)燃え立たせる、(想像力を)刺激する
very(形)(the、this、thatまたは所有格人称代名詞に伴って強意を表わして)まさしくその、ちょうどその、~にほかならない
soul(名)霊魂、魂
within(前)~の内に、~の中に
nation(名)(北米先住民の)部族
bearded(形)あごひげ(のぎ)のある
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)(乗り物など)に乗って
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)

『ブルーサンダー』

この週末は、ブルーレイで『ブルーサンダー』を見た。

ブルーサンダー [Blu-ray]

ブルーサンダー [Blu-ray]

  • 発売日: 2010/04/16
  • メディア: Blu-ray
監督は、『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョン・バダム
脚本は、『エイリアン』のダン・オバノン
撮影は、『バニシング・ポイント』『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』『チャイナタウン』『スカーフェイス』のジョン・A・アロンゾ
主演は、『フレンチ・コネクション』『ジョーズ』『マラソンマン』『ジョーズ2』『2010年』の大スター、ロイ・シャイダー
共演は、『アメリカン・グラフィティ』『地球に落ちて来た男』『アメリカン・グラフィティ2』のキャンディ・クラーク、『時計じかけのオレンジ』の怪優マルコム・マクダウェル、『夜の大走査線』『1941』のウォーレン・オーツ
コロムビア映画
カラー、シネスコ・サイズ。
「以下に登場する兵器盗聴システムはすべて現在アメリカで使用中のものである」という字幕。
ロサンゼルス市警察。
市警察航空偵察課に所属するフランク・マーフィー(ロイ・シャイダー)。
彼の時計はカシオ。
新人のライマングッド巡査(ダニエル・スターン)と一緒にヘリに乗って飛び立つ。
ロスを20時に離陸。
下の街では色んな事件が起きている。
黒人のヤクの売人。
コンビニでは強盗事件。
黒人の犯人がヘリに発砲してくる。
上空から犯人をライトで照らす。
1台の乗り捨てられた車があった。
ナンバー・プレートはない。
中には男が隠れている。
一方、ヘリはポルノ女優の豪邸の前に停止し、窓から中の裸の女優を覗いている。
フランクとライマングッドは喜んでいるが、警官がノゾキをやっちゃいかんだろう。
そんなことをしている間に、さっきの乗り捨て車が女性の捜査局長の家を襲撃する。
ブリーフケースが奪われ、中から書類が散乱。
犯人の黒人は射殺された。
今なら、色々と問題になりそうだ。
アメリカの警察は荒っぽい。
日本なら、威嚇のために拳銃を発砲しただけでもニュースになる。
マーフィーはベトナムに従軍していたが、その時の経験がトラウマになっており、今でもフラッシュバックする。
二人が署に戻ると、上官のブラドック警部(ウォーレン・オーツ)から絞られる。
そりゃ、巡回区域から離れて、ノゾキをしていたからな。
今の日本だったら、直ちにマスコミの餌食だ。
二人は、2週間の地上勤務を命じられる。
マーフィーは車の運転テクニックもプロ級だ。
深夜に帰宅する。
留守電に恋人ケイト(キャンディ・クラーク)から「何時でもいいから電話して」というメッセージが入っているが、連絡がないので、彼女が直接訪ねて来る。
翌朝、局長襲撃事件は犯人の手掛かりがないまま、局長が死亡したというニュースが流れる。
フランクは、局長の家を調べに行く。
散乱した書類の切れ端のようなものが見付かる。
しかし、文面はスペイン語のようで、判読出来ない。
この辺も、今ならマイノリティーと犯罪を結び付けるといって問題になりそうだ。
そこへ、ブラドックから呼び出しが。
「特殊任務につけ。また飛ぶんだ。」
今回の命令は極秘事項。
新型ヘリのテストだという。
なお、フランクはタバコは吸わないらしい。
この時代には珍しい。
フランクは、ベトナムでヘリに乗っていたが、負傷して送還された。
で、政府の偉いさんの説明によると、オリンピックでテロリストやら何やらが大挙して街にやって来るから、その対策用のヘリを作ったらしい。
来年、本当にオリンピックが開かれるか知らんが、今の東京も、こういう対策はしているのだろうか。
多分、何もやっていないだろうな。
フランクは、兵器試験場ピンクビルに連れて行かれた。
警察ヘリが武装するのは違法らしいが、そんなことは知ったこっちゃない。
新型ヘリ「ブルーサンダー」登場。
デモンストレーションが行なわれる。
街並みの模型。
白い人形は一般市民、赤い人形はテロリスト。
赤い標的を狙う。
もちろん、火器の使用は最悪の場合のみだ。
1分間に4000発撃てるガトリング砲が装備されている。
赤い標的だけではなくて、白い一般市民にも結構当たっている。
「10人に一人は許容範囲」だと。
アメリカは恐ろしいなあ。
ゲームのような攻撃。
爆破シーンはスゴイ。
余りにも一般市民に被害が及んだので、ブルーサンダーパイロットは「この役立たず!」と怒っている。
で、操縦していたのはコクラン大佐(マルコム・マクダウェル)で、ベトナムではフランクの戦友だった。
コクランは、技術者に「改善しろ」と命じると共に、フランクには「君は不適任だ」と告げる。
翌日12時に、ブルーサンダーのテスト飛行が行なわれることになった。
ブルーサンダーにはコクランが乗り込む。
しかし、コクランは、フランクとライマングッドが乗る警察ヘリのネジを秘かに緩めた!
2機のヘリが並んで飛ぶ。
フランクらのヘリのネジが緩んで来た。
ついにネジが跳んだ!
コントロール不能になり、墜落するヘリ。
しかし、フランクは墜落の仕方も心得ている。
工事現場の小屋の上に落ちる。
二人とも無事だった。
しかし、工事現場の親方からは「出て行け! 小屋を壊しやがって!」とどやされる。
コクランはフランクに「消えてくれ」とつぶやく。
何を企んでいるのか。
件の局長の家で見付けた書類の断片を、スペイン語が読める同僚に解読してもらうと、「ヒスパニック地区のよそ者が陰謀」と書かれていたという。
フランクの自宅で、「暴動が続く」というニュースが流れている。
フランクは疲れて寝ているが、ベトナムの夢にうなされている。
翌日、フランクはブルーサンダーの機能の説明を受けた。
自分の目で見たところでボタンを押すと、そこに照準が合って命中するという。
一方、ブラドックは、フランクがコクランに敵意を抱いていることを心配している。
「連邦警察に尾行されているぞ!」
夜20時30分、フランクとライマングッドが乗ったブルーサンダーが離陸。
盗聴用のマイク、盗撮用のカメラの機能がスゴイ。
また、「ささやき」という機能を使うと、ヘリの飛行音を静かに出来る。
ライマングッドは、自分の名前をコンピュータで検索する。
しかし、何故かフランクの記録は「修正中」となっている。
何故?
ブルーサンダーに着陸命令が出たが、フランクは着陸せず、コクランを調べることにする。
コクランの車を追う。
コクランの名前をコンピュータで検索すると、「目下ソア計画に参加中」と出る。
ソア計画とは「戦術ヘリコプター攻撃作戦」であった。
まあ、今なら、誰でもグーグルで調べられるようなことが、当時は目新しかったのだろう。
で、フランクは「政府はこのヘリでスゴイことをたくらんでいる」と感じる。
コクランは連邦ビルの中へ入っていった。
ビル内の会話を盗聴すると、コクランは「マーフィーを消す」と言った。
しかし、コクランがカーテンを開けると、目の前にブルーサンダーが。
このシーンは怖いね。
さあ、これからどうなる?
後半のヘリの空中戦はスゴイ。
CGのない時代に、よくこれだけのものを撮った。
やはり、CGが映画を堕落させたな。
実写とミニチュアを編集で見事に融合させて、チャチな場面は一つもない。
チキン工場を爆破して、大量のチキンが降り注ぐシーンがあるが、これは本物のチキンを使ったらしい。
もったいない。
もう、後半はカネの掛かった『西部警察』だな。
アメリカ映画はスケールが違う。
ラストの爆破シーンもスゴイ。
あと、マルコム・マクダウェルの悪役が素晴らしい。
悪役はこうでなければ。
さすがアレックスだ。
もちろん、ロイ・シャイダーがいい。
彼は警察官が似合う。
役者が皆、一流だと、ドラマに説得力が生まれる。
特別、人間ドラマに重点を当てた映画ではないが、アクションが幾らすごくても、役者がちゃんとしていないと、A級の映画とは言えない。
アクション映画の鑑だ。
西部警察』だって、渡哲也や石原裕次郎が出ていなければ、ドラマ史上に残る作品にはならなかっただろう。
僕は芸術映画と娯楽映画を差別しない。
映画は面白いか否かが全て。
久々に、なかなか映画らしい映画を見たという気がした。

Blue Thunder (Original) Movie Trailer HQ