『カンタベリー物語』を原文で読む(第18回)

(テキスト18ページ、24行目~)

(The Parson)

parson(名)教区牧師

A good man was ther of religioun,
And was a povre Person of a toun,
But riche he was of holy thoght and werk.

good(形)(道徳的に)良い、善良な、有徳の(⇔evil)
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・正確などの)男性
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
religioun→religion(名)宗教
povre→poor
Person→Parson
toun→town
riche→rich(形)(~に)恵まれて
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
holy(形)神聖な、聖なる
thoght→thought
werk→work(名)(形容詞に修飾されて)(~な)やり方、行為、手並み

He was also a lerned man, a clerk,
That Cristes gospel trewely wolde preche;
His parisshens devoutly wolde he teche.

lerned→learned(形)学問(学識)のある、博学な、博識な ・a learned man 学者
clerk(名)(古)学者
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(できる))ところの/(主語として)
Cristes→Christ's
Christ(名)キリスト(救世主(the Savior)となって出現したJesusの称号)
gospel(名)福音/キリストとその使徒たちの説いた教え、キリスト教の教義 ・preach the gospel 福音を説く
trewely→truly(副)忠実に、誠実に
wolde→would(助動)(過去の習慣・動作などの反復についての回想を表わして)~したものだった、よく~した
preche→preach(他)(福音などを)説教する、説く ・preach the Gospel 福音を説く
his(代)彼の
parisshens→parishioners
parishioner(名)教区民
devoutly(副)信心深く
teche→teach

Benynge he was, and wonder diligent,
And in adversitee ful pacient,
And swich he was proeved ofte sithes.

Benygne→Benign
benign(形)(人・行為など)恵み深い、親切な、優しい
wonder(副)=wonderfully(副)不思議に(も)、驚くほど
diligent(形)(人が)勤勉な、よく勉強する(⇔lazy)
in(前)(環境を表わして)~の中で(を)
adversitee→adversity(名)逆境、不運
ful→full(副)(形容詞・副詞を修飾して)まったく、非常に
pacient→patient(形)忍耐(辛抱、我慢)強い(⇔impatient)
swich→such(代)(単数または複数扱い)(先行の名詞に代わり、また既述内容をさして補語に用いて)そのような人(もの)
proeved→proved
prove(他)(~を)証明する、(~の)真実であることを示す(+目+補)
ofte sythes→ofttimes(副)(古)しばしば

Ful looth weere hym to cursen for his tythes,
But rather wolde he yeven, out of doute,
Unto his povre parisshens aboute
Of his offrynge and eek of his substaunce.

looth→loath(形)(~するのが)気が進まないで(+to do)
weere→were
hym→him
cursen→curse(他)(人を)破門する
for(前)(原因・理由)~の理由で、~のため(=because of)
tythes→tithes
tithe(名)十分の一税(教会維持のため教区民が毎年主に農作物の10分の1を納めた/今は廃止)
rather(副)(would rather ~で)(~よりは)むしろ喜んで、進んで
would(助動)(強い願望・選択を表わして)~したいと思う
yeven→give
out of(前)~の範囲外に(⇔within)
doute→doubt
unto(前)(古)~に、~のほうへ、~まで
aboute→about(副)あたりに、そこいらに、手近に
of(前)(起源・出所を表わして)~から、~の
offrynge→offering(名)(教会への)献金
eek→eke(副)(古)また、さらに、そのうえ
substauncesubstance(名)資産、財産

He koude in litel thyng have suffisaunce.

koude→could
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
litel→little
thyng→thing
have(他)(~を)得る、もらう、受ける
suffisaunce→sufficiency(名)十分、足りること、充足

Wyd was his parisshe, and houses fer asonder,
But he ne lafte noght, for reyn ne thonder,
In siknesse nor in meschief to visite
The ferreste in his parisshe, muche and lyte,
Upon his feet, and in his hond a staf.

Wyd→Wide
wide(形)(面積が)広い、広大な
parisshe→parish(名)教区、教区民(教区教会(parish church)と教区牧師(parish priest)をもつ宗教上の区域)
fer→far
asonder→asunder(形)離れて、離れ離れに(で)、ばらばらに(で)
ne(副)(古)=not
lafte→left
leave(他)(業務などを)やめる
noght→not
reyn→rain
ne(接)(古)=nor
thonder→thunder(名)(ゴロゴロ鳴る)雷、雷鳴
in(前)(状態を表わして)~の状態に(で)
siknesse→sickness
meschief→mischief(名)(廃)不幸
visite→visit
ferreste→farthest(形)(farの最上級)(距離的に)最も遠い
in(前)(全体との関係を表わして)~の中で、~のうちで
muche→much(形)(廃)=great(形)身分(生まれ)の貴い、地位の高い、高貴な
lyte→light/small(形)(古)地位(階層)の低い、平凡な
on(前)(方法・手段・器具を表わして)~で、~によって
foot(名)徒歩 ・on foot 歩いて、徒歩で
hond→hand
staf→staff(名)つえ、棒、こん棒

This noble ensample to his sheep he yaf,
That first he wroghte, and afterward he taughte.

this(形)(指示形容詞)この/(これから述べたり指示しようとする物事をさして)
noble(形)称賛に値する、りっぱな
ensample→example(名)手本、模範 ・give a good example for a person 人によい手本を示す
to(前)(行為・作用の対象を表わして)(間接目的語に相当する句を導いて)~に
sheep(名)信者たち、教区民
yaf→gave
that(接)(名詞節を導いて)(~)という/(同格節を導いて)
first(副)(何はさておいても)まず
wroghte→wrought(動)workの過去形・過去分詞
work(自)働く、仕事をする
afterward(副)のちに、あとで
taughte→taught
teach(自)(~で)教える

Out of the gospel he tho wordes caughte,
And this figure he added eek therto,
That if gold ruste, what sholde iren do?

out of(前)(起源・出所を表わして)~から、~からの
gospel(名)福音書
tho→those
wordes→words
word(名)(しばしば複数形で)(口で言う)言葉
caughte→caught
catch→take(他)(~を)(~から)引用する、借用する
figure(名)比喩的表現、比喩
add(他)(言葉を)付け加える
therto→thereto(副)それに、それへ、そこへ(の)
ruste→rust(自)(金属が)さびる、腐食する
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(目的語の場合)
sholde→should(助動)(直説法で未来を表わすshallの過去形で)(時制の一致で従節内に用いて/単純未来の場合)~であろう
iren→iron(名)鉄

For if a preest be foul, in whom we truste,
No wonder is a lewed man to ruste;
And shame it is, if a preest take keep,
A shiten shepherde and a clene sheep.

for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(as、since)
preest→priest(名)(特にカトリックの)司祭
foul(形)(行為・犯罪など)憎むべき、邪悪な(=wicked)
in(前)(人の能力・性格・才能を表わして)(人)の中に、~には
whom(代)(関係代名詞whoの目的格)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人(たち)を(に)
truste→trust(自)(~を)信用する(in)
No wonder(that)~ ~は少しも不思議でない(この構文ではしばしばthatは略される)
be(助動)(be+to doで)(運命を表わして)~する運命である
lewed man→layman(名)(聖職者に対して)平信徒
rust(自)(使用しないため)鈍る、さびつく
shame(名)(a ~)残念な(ひどい、気の毒な)こと ・It's a shame that ~のは残念だ。
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
keep→heed
take heed(~を)注意する、用心する、重んずる
shiten→shitten/defiled
defile(他)(~の)神聖を(~で)汚す
shepherde→shepherd(名)(教会員を羊に見立てて)牧師
clene→clean(形)(精神的・道徳的に)潔白な、高潔な、偽りのない

Wel oghte a preest ensample for to yive,
By his clennesse, how that his sheep sholde lyve.

Wel→Well
well(副)十分に、よく(=thoroughly)
oghte→ought(助動)(to doを伴う)(義務・当然・適当・必要を表わして)~すべきである、~するのが当然(適当)である、~したほうがよい
for(前)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)~に対して(する)、~を理解する
yive→give(他)(人に)(例・模範を)示す ・give a person an example 人に例を挙げる
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
clennesse→cleanness(名)<clean(形)
how(副)(疑問詞)(方法・手段を尋ねて)(to doまたは節を導いて)どうやって~するか
lyve→live(自)生きる、生存する

He sette noght his benefice to hyre
And leet his sheep encombred in the myre
And ran to Londoun unto Seint Poules
To seeken hym a chauntrye for soules,
Or with a breetherede to been withoolde;
But dwelte at hoom, and kepte wel his foolde,
So that the wolf ne maade it noght myscarye;
He was a sheepherde and noght a mercenarye.

sette→set(他)(人に)(~)させる(+目+to do)
benefice(名)聖職禄(ろく)(給)(英国国教ではvicarまたはrectorの収入)
hyre→hire(他)(料金を払って)(~を)(一時)借りる、賃借りする
leet→left
leave(他)(人・ものを)(~の状態に)しておく(+目+補)
encombred→stuck(形)足止めを食って、立ち往生して(in)
myre→mire(名)ぬかるみ、泥沼
run(自)(~へ)ちょっと行く(訪ねる)(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
Londoun→London(名)ロンドン(イングランド南東部Thames河畔の大都市/イングランドと英国の首都)
Seint Poules→Saint Paul's
St. Paul's(名)セントポール大聖堂(英国国教会の主教座教会/Londonを管区とし、その主教はBishop of London)
seeken→seek(他)(~を)求める、得ようとする
chauntrye→chantry(名)(冥福を祈ってもらうための)寄進、寄金
soules→souls
soul(名)霊魂、魂
with(前)(委託を表わして)(人)の手にゆだねられて、~に
breetherede→brotherhood(名)(単数または複数扱い)(共同の目的で団結した)同業組合(=association)
been→be
withhoolde→withheld
withhold→employ(他)(人を)雇用する、雇う、使う
dwelte→dwelt(動)dwellの過去形・過去分詞
dwell(自)(副詞句を伴って)(~に)住む、居住する
hoom→home(名)生まれ故郷、郷里
kepte→kept
wel→well
foolde→fold(名)家畜(特に、羊)のおり(囲い)
so that(結果の副詞句を導いて)それで、そのため
wolf(名)オオカミ
maade→made
make(他)(強制的にも非強制的にも)(~に)(~)させる(+目+原形)
noght→not
myscarye→miscarry(自)(廃)不幸なめにあう
mercenarye→mercenary(名)金のためなら何でもやる人

And thogh he hooly weere and vertuous,
He was noght to synful men despitous,
Ne of his speche daungerous ne digne,
But in his techyng discreet and benygne.

thogh→though
hooly→holy(形)(人・生活など)信心深い
vertuous→virtuous(形)有徳の、徳の高い、高潔な
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
synful→sinful(形)罪のある、罪深い ・a sinful man 罪深い人
despitous(形)(古)軽蔑的な、侮辱的な
ne ~ ne ~(古)=neither ~ nor ~
neither(副)(neither ~ nor ~で相関接続詞的に用いて)~も~もどちらも~ない(しない)
speche→speech(名)話し方、話しぶり
daungerous→dangerous/domineering(形)横柄な、傲慢(ごうまん)な(=overbearing)
digne→haughty(形)(人・行為など)傲慢(ごうまん)な、横柄な(⇔humble)
but(接)(前の否定語・句・文と照応して)(~ではなく)て
techyng→teaching(名)教えること、教授、授業
discreet→courteous(形)礼儀正しく思いやりのある、丁重な
benygne→benign

To drawen folk to hevene with fairnesse,
By good ensample, this was his bisynesse.

drawen→draw(他)(副詞句を伴って)(ものを)(ある方向に)引き寄せる
folk(名)(複数扱い)人々
hevene→heaven(名)天国、天界、極楽(=paradise/⇔hell)(古代の天文学では天を七つ(または九つ)の層と考え、その最上層が神・天使のすみかとされた) ・go to heaven 天国に行く、死ぬ
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
fairnesse→fairness/kindness(名)親切、優しさ、いたわり
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
bisynesse→business(名)(通例one's ~で)(やるべき)仕事、職務、務め、本分

But it weere any persone obstynaat,
What so he weere, of heigh or lowe estaat,
Hym wolde he snybben sharply for the nonys.

any(形)(疑問文・条件節で名詞の前に用いて)(可算の名詞の単数形につけて)何か(どれか)一つの、だれか一人の
persone→person
obstinaat→obstinate(形)(人・態度など)がんこな、強情な
what(代)(疑問代名詞)(人の職業などを尋ねて)何者、どんな人
of(前)(of+名詞で形容詞句をなして)~の
heigh→high(形)(身分・地位など)高い、高貴な
lowe→low(形)(階級・位置など)低い、卑しい
estaat→estate(名)(社会上の)階級(特にフランス革命以前の聖職者・貴族・平民の3身分にいう)
Hym→him
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~(する)だろう
snybben→snib(他)=snub(他)しかりとばす
sharply(副)厳しく
for the nonys→for then anes
for(前)(時間・距離を表わして)~の間(ずっと)
anes(副)=once

A bettre preest I trowe ther nowher noon ys.

bettre→better
trowe→true/believe(他)(~と)思う、信じる(+that)
nowher→nowhere(副)どこにも~ない
noon→none(代)だれも~ない
ys→is

He wayted after no pompe and reverence,
Ne maked hym a spyced conscience,
But Cristes loore and hise apostles twelve
He taughte, but first he folwed it hymselve.

wayted→waited
wait after→desire(他)(~を)強く望む、欲求する、望む
no(形)(主語・目的語になる名詞の前に用いて)(複数名詞、不可算の名詞の前に用いて)どんな(少しの)~もない
pomp(名)華やかさ、華麗、壮観
reverence(名)(深い尊敬・愛情をもった)崇敬、尊敬
make(他)(~を)生じさせる、(~の)原因となる
spyced→spiced/overfastidious(形)あまりに気むずかしい、やかましすぎる
conscience(名)良心、道義心、善悪の観念
loore→lore(名)(古)教え
hise→his
apostle(名)(the Apostles)(キリストの)十二使徒
twelve(形)(基数の12)12の、12個の、12人の
folwed→followed
follow(他)(人(の説・教え・主義)を)奉ずる
hymselve→himself(代)(強調に用いて)彼自身/(3人称単数の男性代名詞とともに用いて同格的に)
【参考文献】
原文対訳「カンタベリィ物語・総序歌」』苅部恒徳、笹川寿昭、小山良一、田中芳晴・編・訳・注(松柏社
カンタベリー・テールズ市河三喜、松浪有・編注(研究社)
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)

『クリスマス・キャロル』(1970)

この週末は、ブルーレイで『クリスマス・キャロル』を見た。

クリスマス・キャロル [Blu-ray]

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  • 発売日: 2011/11/11
  • メディア: Blu-ray
1970年のイギリス映画。
監督は、『ポセイドン・アドベンチャー』のロナルド・ニーム
撮影は、『ナバロンの要塞』『ロリータ』『屋根の上のバイオリン弾き』のオズワルド・モリス。
美術は、『ドクトル・ジバゴ』『遠すぎた橋』のテレンス・マーシュ
音楽は、『夢のチョコレート工場』のレスリー・ブリッカス、『ジーザス・クライスト・スーパースター』のハーバート・スペンサー
主演は、名優アルバート・フィニー
オリエント急行殺人事件』のエルキュール・ポアロだな。
共演は、『マダムと泥棒』『戦場にかける橋』『アラビアのロレンス』『ローマ帝国の滅亡』『ドクトル・ジバゴ』『スター・ウォーズ』の名優アレック・ギネス、『史上最大の作戦』のケネス・モア、『大脱走』のゴードン・ジャクソン。
アルバート・フィニーアレック・ギネスの共演とはスゴイ!
さすが、有名古典は気合いを入れて映画化するな。
なお、アカデミー賞の歌曲賞、衣装デザイン賞、美術賞、主題歌賞にノミネートされている(受賞には至らず)。
本作はミュージカルである。
西洋では、クリスマスは歌ったり踊ったりのお祭りだから、ミュージカルに向いている素材だと言えるだろう。
カラー、シネスコ・サイズ。
明るいコーラスから始まる。
雪が積もった冬の街頭。
子供達が家々の前で歌っては小遣いをもらう。
しかし、スクルージアルバート・フィニー)はケチなので、追い払う。
スクルージの甥が事務所を訪ねて来る。
しかし、スクルージは「クリスマスなんかくだらん!」と言い放つ。
事務所には金庫がある。
事務員のボブ・クラチットは甥に同意するが、スクルージは「今度言ったらクビだ!」と怒鳴り付け、甥も追い返す。
夜7時になった。
ボブはスクルージに給料の支払いを求める。
週給なのだろう。
ボブは「出来れば明日(クリスマス)は休みたい」と頼むが、スクルージに嫌味を言われる。
ボブが帰ろうとすると、街に自分の子供達がいる。
ボブは「何が欲しい?」と尋ねる。
子供達は「どうせ買えないから」と諦め顔。
ボブが歌い出す。
要するに、給料を貰ったばかりだから、少しはカネがあるんだな。
七面鳥がぶら下がっているので、小さいのを買う(後半の伏線)。
僕は『クリスマス・キャロル』の研究を始めてから、七面鳥が気になって仕方がないのだが、おいしいのだろうか?
我が家は僕と細君の二人しかいないので、毎年、クリスマス・イブには、スーパーで半額になったもものチキンを買う。
それだって、結構なボリュームだ。
一度は、一羽丸々焼いたのを食べてみたいのだが、細君に怒られそうで買えない。
今年こそ買うぞ!
帰宅するボブと子供達。
余談だが、ボブの役者は若く見えるが、奥さんが老けていて、夫婦に見えない。
まるで親子みたいだ。
ということは、ボブの小さい子供達は、この奥さんの孫みたいに見える。
で、スクルージも事務所を後にする。
寄付のお願いをされるが、断る。
「施設があるだろ」「余計な人口が減るだろ。死んでしまえ」と悪態を吐く。
スクルージは道を歩いては、出会った人達に借金の督促をする。
「I hate people」と歌いながら。
子供達に紙芝居を見せている最中の紙芝居屋にも容赦なく取り立て。
子供達は、「世界でいちばんケチな男」とスクルージのことを歌う。
子供達はスクルージの帽子を取るが、スクルージが取り返す。
スープをタダで差し上げますので、借金の返済を2週間延ばしてというスープ屋にも、「ダメだ、1週間だけだ」と告げ、しかし、スープは持って帰る。
スクルージが帰宅。
ドアに元相棒のマーレイ(アレック・ギネス)の顔が浮かぶ。
暖炉に火を入れ、スープをすするスクルージ
家中の鈴が鳴り始める。
ろうそくの火が消える。
マーレイの亡霊が現われる。
「私を信じてないな」というマーレイに、「信じる」と応えるスクルージ
マーレイは鎖を体に巻いている。
マーレイはスクルージを慰めない。
マーレイと一緒に空をさまよう。
亡霊がいっぱいいる。
夢じゃない。
マーレイは、「これから3人の幽霊が訪れる」と告げて、去る。
なお、本作の主要登場人物の中で、マーレイだけが歌わない。
アレック・ギネスは、歌は苦手なのだろうか。
午前1時になり、幽霊が現われる。
過去の幽霊だ。
「改心させるためよ」とはっきり言う。
本作のスクルージは、割合、最初から素直に幽霊の言うことを信じて、改心しようとする。
が、最初はもっと頑迷さを持っていた方が、後半が生きて来るのではないか。
馬車に乗った子供達がクリスマス・キャロルを歌っている。
なお、僕は無神論者で、実家はS価学会だったため、クリスマスの文化がない環境で育った。
なので、クリスマス・キャロルと聞いても、稲垣潤一の曲しか浮かばない。
ちなみに、稲垣潤一のコンサートには3回行った。
で、スクルージの幼い妹ファンもいる。
少年スクルージはいつも学校で独りぼっちだった。
年月を経て、父の許しが出たと言って、妹が迎えに来る。
妹は、子供(つまり、スクルージの甥)を一人残して、若くして亡くなった。
青年スクルージが奉公していたフェジウィグの爺さんは、「今宵はクリスマス・イブ。仕事はもうおしまいだ。家内や娘たちが酒を持ってやって来る」と大はしゃぎ。
ミュージカルなので、みんなここぞとばかりに歌い、踊る。
スクルージは踊れない。
フェジウィグは使用人の給料から天引きしたカネでワイワイ騒いでいるのだが、そんなことは構わない。
フェジウィグの娘イザベルと踊るスクルージ
昔の恋人を思い出して歌う現在のスクルージ
森でデートする二人。
どうでもいい話しだが、イザベルの女優も老けている。
ボートに乗りながら歌う二人。
アーチェリーを楽しむ二人。
馬車に乗る二人。
若くてカネがないと言いながら、結構カネの掛かりそうなデートをしている。
現在のスクルージは「彼女のことを愛してた」とさびしく歌う。
事務所で仕事をしている青年スクルージをイザベルが訪ねて来る。
「さよなら」と。
お金を私の代わりに愛するあなた。
あなたは変わった。
と言いながら、指輪を返すイザベル。
何も言えないスクルージ
彼女は行ってしまう。
追い掛けない。
その時のことを激しく後悔する現在のスクルージ
目に涙を浮かべながら、さびしく歌う。
いつの間にか、スクルージは寝床に戻っている。
「わしはバカだ」とメソメソ。
さあ、これからどうなる?
84年版より製作にカネが掛かっている印象。
まあ、劇場版だからだろう。
ちょっと原作を省略している箇所が多い。
それから、原作にない箇所も多い。
アレック・ギネスが出過ぎ。
でも、歌わない。
最後の方はスクルージが大盤振る舞い。
大騒ぎをして大団円を迎える。
まあ、ミュージカルだから、これでいいのかも知れないが。
全体的に、ミュージカル向けのシーンを集めて作った印象。
ちょっと、登場人物の人物描写が弱い。
細君は、「84年版の方が良かった」と。
僕もそう思うが、まあ、ミュージカルというところに本作の価値はあるのだろう。

SCROOGE 1970 - Theatrical Trailer

『クリスマス・キャロル』を原書で読む(第6回)

(テキスト5ページ、1行目~)

‘Christmas among the rest. But I am sure I have always thought of Christmas time, when it has come round — apart from the veneration due to its sacred name and origin, if anything belonging to it can be apart from that — as a good time: a kind, forgiving, charitable, pleasant time: the only time I know of, in the long calendar of the year, when men and women seem by one consent to open their shut-up hearts freely, and to think of people below them as if they really were fellow-passengers to the grave, and not another race of creatures bound on other journeys. And therefore, uncle, though it has never put a scrap of gold or silver in my pocket, I believe that it has done me good, and will do me good; and I say, God bless it!’

among(前)(同種類)の中ですぐれた
rest(名)(the ~)残り、残余(不可算をさす時は単数扱い、可算(複数名詞)をさす時は複数扱い)
sure(形)確信して(⇔unsure)(+that)
think of ~ ~のことを(~と)考える、みなす(+as 補)
Christmastime(名)クリスマス季節(クリスマス前後の時期/12月半ばごろから正月過ぎまで)
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
come round(英)=come around(季節などが)巡ってくる
apart from ~ ~は別として、~を除いて
veneration(名)尊敬、崇拝
due to ~(前置詞的に)~のため、~の結果
its(代)それの、あれの、その
sacred(形)神聖な
origin(名)起源、発端
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在・過去・未来の実現の可能性のある事柄について推量する場合)(この場合は未来(未来完了)のことでもif節には現在(現在完了)時制を用いる)
anything(代)(疑問文・条件節に用いて)何か
belong(自)(~に)属する、(~の)ものである(to)
to(前)(付属・関連・関係を表わして)~の、~に(とっての)
apart(形)(~から)離れて(from)
from(前)(分離・除去などを表わして)~から(離して)
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと(⇔this)
as(前)(動詞の目的補語を導いて)~と、~だと
good(形)楽しい、愉快な ・a good time 楽しい時
time(名)(特定の)時、時期
kind(形)親切な、優しい、思いやりのある(⇔unkind、nasty)
forgiving(形)(快く)許す、寛大な、とがめ立てしない
charitable(形)(人を判断するのに)寛大(寛容)な(⇔uncharitable)
pleasant(形)(人に喜びを与える意味で)(物事が)楽しい、愉快な、気持ちのよい、快適な(⇔unpleasant)
know(自)(直接ではないが)(~のことを)間接的に知って(聞いて)いる(of)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
in(前)(全体との関係を表わして)~の中で、~のうちで
long(形)(時間・過程・行為など)長い、長期にわたる
calendar(名)(通例the ~)カレンダー、暦
of(前)(同格関係を表わして)~という、~の、~である
when(副)(関係副詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(~すると)その時
seem(自)(~と)見える、思われる、(~)らしい(通例話し手の推量をこめた見方・判断を示す語で、文法上の主語と判断の主体は一致しないことが多く、時に判断の主体を示すのにto a personを従えることがある)(+to do)
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
one(形)(基数の1)一体の、一致した
consent(名)(意見・感情の)一致 ・with one consent=by common(general)consent 異議なく、満場一致で
open(他)(心・目を)(~に)開く、大きくする、啓発する
their(代)彼ら(彼女ら)の
shut up(形)閉じた(⇔open)
heart(名)(感情、特に優しい心・人情が宿ると考えられる)心、感情
freely(副)遠慮なく、腹蔵なく
people(名)(複数扱い)(通例修飾語またはtheを伴って)(特定の場所・階級・団体・職業・民族などに属する)住民、人々
below(前)(地位・身分など)~より下位に(の)、~に劣る
as if まるで~であるかのように(as if節の中では仮定法を用いる)
fellow(形)同行する、道連れの ・a fellow passenger 同乗(同船)者
passenger(名)乗客、旅客
to(前)(到達点を表わして)~まで、~に至るまで
grave(名)墓、死体を埋める穴
not(副)(述語動詞・文以外の語句を否定して)~でなく
another(形)別の、ほかの
race(名)人種
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
creature(名)(通例修飾語を伴って)人、やつ、女、子
bound(形)(人が)(~へ)行くところで、(~への)途中にあって
on(前)(運動の途中を表わして)~(の途中)で
journey(名)(人生などの)行路、遍歴
therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
put in(~を)入れる
scrap(名)(a ~/否定文で)少し、わずか(of)
silver(名)銀
my(代)私の
believe(他)(~と)思う、信じる(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
do a person good(人(の体)の)ためになる
will(助動)(話し手の推測を表わして)~だろう
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
bless(他)(神が)(人などに)恵みを授ける、祝福する ・God bless you! あなたの上に神のみ恵みがあらんことを。

The clerk in the tank involuntarily applauded: becoming immediately sensible of the impropriety, he poked the fire, and extinguished the last frail spark for ever.

clerk(名)(銀行・会社の)事務員、社員
tank(名)(水・油・ガスなどの)タンク
involuntarily(副)思わず知らず
applaud(自)拍手かっさいする
become(自)(~に)なる(+補)
immediately(副)直ちに、即座に、早速
sensible(形)(~に)感づいて、(~を)意識して(of)
of(前)(目的格関係を表わして)(形容詞に伴って)~を
impropriety(名)不正、間違い
poke(他)(うずみ火などを)かき立てる ・He poked the fire up. 彼は火をつっついて燃えあがらせた。
fire(名)(暖房・料理用の)火、炉火、炭火、たき火
extinguish(他)(火・光などを)消す(=put out)
last(形)最後に残った、おしまいの
frail(形)はかない
spark(名)火花、火の粉
forever(副)永久に((英)では通例for everと2語につづる傾向がある)

‘Let me hear another sound from you,’ said Scrooge, ‘and you’ll keep your Christmas by losing your situation. You’re quite a powerful speaker, sir,’ he added, turning to his nephew.

let(他)(命令法で/3人称の目的語を伴い、警告・脅し・あきらめなどを表わして)(~に)(~して)みるがよい
sound(名)音、音響
from(前)(送り主・発信人などを表わして)~から(の)
Scrooge スクルージ(Dickens, A Christmas Carolの主人公/守銭奴だったが、クリスマスの精霊の導きで改心し、人から愛される慈悲深い人物になる)
and(接)(等位接続詞)(命令法またはそれに相当する語句の後に用いて)もしそうすれば
you'll you will(shall)の短縮形
keep(他)(儀式・習慣などを)行なう、祝う ・keep Christmas クリスマスを祝う
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
by(前)(手段・方法・原因・媒介を表わして)(doingを目的語にして)(~すること)によって
lose(他)(~を)(維持できず)失う
situation(名)(人が置かれる)立場、境遇
you're you areの短縮形
quite(副)(程度を表わす形容詞・動詞などを修飾して)(英)(思ったより)かなり、なかなか(この用法は通例(英)/(英)では必ずしもほめ言葉にはならない点に注意)
powerful(形)(演説・論旨など)人を動かす、説得力のある
speaker(名)雄弁家
sir(名)(意見などをする時または皮肉に)君!、おい!、こら!
add(他)(言葉を)付け加える(+引用)
turn(自)(通例副詞句を伴って)(~の方に)付く、振り向く、振り返る(to)
his(代)彼の

‘I wonder you don’t go into Parliament.’

wonder(他)(~に)驚く(+that)
don't do notの短縮形
go into ~(職業などとして)~に入る、従事する
Parliament(名)(英国)議会(上院(the House of Lords)と下院(the House of Commons)から成り、上院議員は貴族(peers)と高位聖職者(prelates)で、下院議員は各選挙区から選出される/英連邦内諸国の議会にも用いる)

‘Don’t be angry, uncle. Come! Dine with us to-morrow.’

angry(形)(~に)怒って、腹を立てて
come(自)(間投詞的に用いて、いらだち、誘い、督促・再考などを表わして)さあ、これ(=come on)
dine(自)食事をする、正餐(せいさん)(晩餐)をとる

Scrooge said that he would see him — yes, indeed he did. He went the whole length of the expression, and said that he would see him in that extremity first.

would(助動)(時制の一致により従属節内でまた間接話法で用いて)(意志未来を表わして)~しよう
see(他)(人に)会う、面会する
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(同一の動詞(およびそれを含む語群)の反復を避けて)
go(他)(人に)(~と)言う
whole(形)(部分に)分けない、まるのままの(で)、まるごと(の)
length(名)(端から端までの)長さ
expression(名)(言葉の)言い回し、語法
that(形)(指示形容詞)(軽蔑などの感情をこめて用いて)例の、あの(⇔this)
extremity(名)(古)最後(=end)
first(副)(would、willとともに用いて)(~するくらいなら)まず(~する)、むしろ(~のほうを選ぶ)、いっそ(~のほうがよい)

‘But why?’ cried Scrooge’s nephew.

cry(他)(~を)大声で叫ぶ、どなる(+引用)

‘Why?’

‘Why did you get married?’ said Scrooge.

do(助動)(be以外の動詞の疑問文に用いて)
get married(~と)結婚する

‘Because I fell in love.’

fall in love ほれる、恋する

‘Because you fell in love!’ growled Scrooge, as if that were the only one thing in the world more ridiculous than a merry Christmas.

growl(他)怒って言う、どなる(+引用)
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
only(副)(数量を修飾して)わずか、ほんの~だけ
one(形)(基数の1)(the ~、one's ~)唯一の
thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件
in the world(最上級を強めて)世界中で
more(副)(主に2音節以上の形容詞・副詞の比較級をつくって)(~より)もっと(than)
ridiculous(形)ばかげた、ばかばかしい、おかしい(=absurd)
merry(形)笑い楽しい ・Merry Christmas! クリスマスおめでとう。

‘Good afternoon!’

good afternoon(間)(午後のあいさつに用いて)(別れる時)さようなら!

‘Nay, uncle, but you never came to see me before that happened. Why give it as a reason for not coming now?’

nay(副)(古)否、いや(=no/⇔yea、aye)
come(自)(come to doで)(~しに)来る
before(接)~より前に、(~する)に先だって、~しないうちに
give(他)(人に)(例・模範を)示す
as(前)~として
for(前)(cause、reason、ground、motive、foundationなどの後で用いて)~に対しての、~すべき
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(~し)ない

‘Good afternoon,’ said Scrooge.

’I want nothing from you; I ask nothing of you; why cannot we be friends?’

ask(他)(人に)(物事を)頼む、要請する、求める(of)
of(前)(起源・出所を表わして)~から、~の
【参考文献】
Penguin English Library a Christmas Carol (The Penguin English Library)』Charles Dickens・著
クリスマス・キャロル (角川文庫)』越前敏弥・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)

『クリスマス・キャロル』を原書で読む(第5回)

(テキスト4ページ、1行目~)

‘Bah!’ said Scrooge, ‘Humbug!’

bah(間)ふふん、ばかな(軽蔑を表わす)
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+引用)
Scrooge スクルージ(Dickens, A Christmas Carolの主人公/守銭奴だったが、クリスマスの精霊の導きで改心し、人から愛される慈悲深い人物になる)
humbug(間)ばかな!、くだらない!

He had so heated himself with rapid walking in the fog and frost, this nephew of Scrooge’s, that he was all in a glow; his face was ruddy and handsome; his eyes sparkled, and his breath smoked again.

so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
heat(他)(人を)興奮させる、憤慨させる
himself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
rapid(形)(行動が)すばやい、敏速な
walking(名)歩き方
in(前)(環境を表わして)~の中で(を)・in the snow 雪の中を
fog(名)(濃い)霧、濃霧
frost(名)霜、霜柱
nephew(名)甥(おい)(配偶者の兄弟・姉妹の息子もさす)
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
all(副)まったく、すっかり
in a glow ほてって、真っ赤に焼いて
his(代)彼の
face(名)顔色、顔つき
ruddy(形)(人・顔など)健康で赤い、血色のよい
handsome(形)(男が)顔立ち(容姿)の整った、男性的でりりしい、ハンサムな
sparkle(自)(宝石・才気などが)きらめく、きらきら光る、輝く(=glitter)・Her eyes sparkled with joy. 彼女の目は喜びで輝いた。
breath(名)息、呼吸
smoke(自)湯気が立つ、蒸発する

‘Christmas a humbug, uncle!’ said Scrooge’s nephew.

humbug(名)見かけだけのもの

‘You don’t mean that, I am sure?’

don't do notの短縮形
mean(他)(~の)つもりで言う
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
sure(形)確信して(⇔unsure)(+that)

‘I do,’ said Scrooge.

do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(返事の文で)

’Merry Christmas! What right have you to be merry? what reason have you to be merry? You’re poor enough.’

merry(形)笑い楽しむ ・Merry Christmas! クリスマスおめでとう。
what(形)(疑問形容詞)何の、何という、どんな、いかほどの
right(名)(法的・政治的な)権利 ・have a right to do ~する権利がある
have(他)(しばしば目的語に形容詞用法のto不定詞を伴って)((~すべき(できる))用事・時間などを)もっている、与えられている
reason(名)理由、わけ ・have a reason to do ~する理由がある
you're you areの短縮形
enough(副)(形容詞・副詞の後に置いて)(しばしば皮肉の意をこめて)まずまず、まずどうやら ・It's bad enough. かなり悪い、相当ひどい。

‘Come, then,’ returned the nephew gaily.

come(自)(間投詞的に用いて、いらだち、誘い・督促・再考などを表わして)さあ、これ(=come on)
then(副)(通例文頭または文尾に用いて)それなら、(それ)では
return(他)(~に対して)(返事を)する、答える(+引用)
gaily(副)陽気に、愉快に

‘What right have you to be dismal? what reason have you to be morose? You’re rich enough.’

dismal(形)(気分など)憂鬱な、暗い
morose(形)気難しい、不機嫌な

Scrooge having no better answer ready on the spur of the moment, said, ‘Bah!’ again; and followed it up with ‘Humbug.’

have(他)(~を)(~の位置・状態に)保つ、保っておく(+目+補)
better(形)(goodの比較級)(~より)いっそうよい(⇔worse)
on the spur of the moment 時のはずみで、出来心で、とっさに(on(an)impulse)
follow up(~に)(~で)追いうちをかける(with)
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で

‘Don’t be cross, uncle!’ said the nephew.

don't do notの短縮形
cross(形)(人に)腹を立てて(=annoyed)

‘What else can I be,’ returned the uncle, ‘when I live in such a world of fools as this? Merry Christmas! Out upon merry Christmas! What’s Christmas time to you but a time for paying bills without money; a time for finding yourself a year older, but not an hour richer; a time for balancing your books and having every item in ’em through a round dozen of months presented dead against you? If I could work my will,’ said Scrooge indignantly, ‘every idiot who goes about with “Merry Christmas,” on his lips, should be boiled with his own pudding, and buried with a stake of holly through his heart. He should!’

what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(補語の場合)/(主語の場合)
can(助動)(可能性・推量を表わして)(疑問文で)~はずがあろうか、いったい~だろうか
when(接)~する時、~時(時を表わす副詞節をつくる)
live(自)住む(場所を表わす副詞句を伴う)(in)
such(形)(種類・範囲を表わして)(such ~ asで)~のような
world(名)(通例単数形で/通例修飾語を伴って)人の世、この(あの)世
fool(名)ばか者(=idiot)
as(代)(関係代名詞)(such、the sameまたはasを先行詞に含んで、制限的に用いて)~のような
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
out(間)(嫌悪・非難などの発声)けしからん ・Out upon Christmas! クリスマスなんてくそくらえ!
on(前)(不利益を表わして)~に対して
what's what isの短縮形
Christmastime(名)クリスマス季節(クリスマス前後の時期/12月半ばごろから正月過ぎまで)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
but(副)ただ、ほんの、~だけ
time(名)(特定の)時、時期
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
pay(他)(人に)(報酬を)支払う、(借金を)弁済する
bill(名)勘定書き、請求書、つけ ・pay a bill 勘定を払う(取り立てる)
money(名)金(かね)
find(他)(~が)(~であると)知る、感じる、わかる(+目+補)
yourself(代)(再帰的に用いて)あなた自身を(に)/(一般動詞の目的語に用いて)
year(名)(数詞の後で)~歳
not a ~ ただ一人(ひとつ)の~も~でない(noの強調形)
balance(他)(~を)(差し引きして)清算する ・balance the books 帳簿の貸借を対照する、決算する
your(代)あなた(たち)の、君(ら)の
book(名)(複数形で)帳簿(面)、会計簿
have(他)(~を)(~)してしまう(完了を表わす)(+目+過分)
item(名)個条、項目、条項、種目、品目、細目
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
'em(代)=them
through(前)(経験などの完了を表わして)~を経て、~を終えて、~を使い果たして
round(形)(数・量が)ちょうどの、完全な ・a round dozen ちょうど1ダース
dozen(名)ダース、12(個)(of)
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の
present(他)(~を)発表する、示す
dead(形)(法律など)無効の、(言語など)すたれた、使われなくなった
if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去形を用い(be動詞はwere)、帰結の主節にはwould、shouldなど助動詞の過去形が用いられる)
could(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在の事実に反対の条件節、または願望を表わす名詞節に用いて)~できる(なら)
work(他)働かせる
my(代)私の
will(名)(通例one's ~)(人の)望み、願い
indignantly(副)憤然として、腹を立てて
idiot(名)ばか、まぬけ(=fool)
who(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(人)(通例「人」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(主格の場合)
go about 歩き回る
lip(名)(複数形で)(発声器官としての)口
boil(他)ゆでる
pudding(名)プディング(小麦粉などに果実・牛乳・卵などを入れオーブンで焼いたり蒸したりした菓子または料理)
bury(他)(~を)埋める、埋蔵する
with(前)(付帯状況を表わす句を導いて)~して、~したまま、~しながら(名詞の後に前置詞付きの句・副詞・形容詞・分詞などの補足的要素を従える)
stake(名)(標識・支柱などとして地面に突き刺して用いる)くい、棒(=post)
of(前)(材料を表わして)~で(作った)、~から(成る)
holly(名)(植)セイヨウヒイラギ(ヨーロッパ産のモチノキ科の常緑低木/暗緑色の葉と赤い実のついた枝をクリスマスの飾りに用いる)

‘Uncle!’ pleaded the nephew.

plead(他)(苦痛などを)訴える

‘Nephew!’ returned the uncle, sternly, ‘keep Christmas in your own way, and let me keep it in mine.’

sternly(副)厳格に、厳しく、断固として
keep(他)(儀式・習慣などを)行なう、祝う ・keep Christmas クリスマスを祝う
in one's own way それ相応に、それなりに
let(他)(容認・許可を表わして)(命令法で)(人・ものなどに)(~)させてください
in(前)(方法・形式を表わして)~で、~をもって ・in ~ way ~の方法で
mine(代)私のもの(さす内容によって単数または複数扱いとなる)

‘Keep it!’ repeated Scrooge’s nephew.

repeat(他)(言葉を)繰り返す、繰り返して言う、重ねて言う(reiterate)(+引用)

‘But you don’t keep it.’

‘Let me leave it alone, then,’ said Scrooge.

leave ~ alone(通例命令法で)(人・ものを)かまわずに(そのままにして)おく

‘Much good may it do you! Much good it has ever done you!’

do a person good(人(の体)の)ためになる ・Much good may it do you!(反語)それは大いに役に立ってもらいたいものだ(何の役にも立つものか)。
may(助動)(祈願・願望・のろいを表わして)願わくは~ならんことを、~させたまえ(mayは常に主語の前に置く)
ever(副)いつも、常に、始終/(肯定文で)

‘There are many things from which I might have derived good, by which I have not profited, I dare say,’ returned the nephew:

there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
from(前)(出所・起源・由来を表わして)~から(来た、取ったなど)
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)~する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)/(目的格の場合)
might(助動)(仮定法過去)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で)/(might have+ppで/過去の推量を表わして)~したかもしれない
derive(他)(~を)(他のもの・本源から)引き出す、得る(from)
by(前)(原因を表わして)~のために
profit(自)(~から)利益を得る(by)
I dare say おそらく~だろう、たぶん(that節(thatは常に省略)または文尾に主文と並列に用いる)
【参考文献】
Penguin English Library a Christmas Carol (The Penguin English Library)』Charles Dickens・著
クリスマス・キャロル (角川文庫)』越前敏弥・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)

『カンタベリー物語』を原文で読む(第17回)

(テキスト17ページ、23行目~)

(The Wife of Bath)

Bath(名)バース(イングランドAvon州の都市)

A good Wyf was ther of bisyde Bathe,
But she was somdel deef, and that was scathe.

good(形)健全な、丈夫な、元気な
Wyf→Wife
ther→there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
of(前)(起源・出所を表わして)~から、~の ・be of ~の出である ・a man of California カリフォルニア出身の男
bisyde→beside(副)(古)近くに、そばに
Bathe→Bath
somedel→somewhat(副)やや、いくぶん、多少
deef→deaf(形)耳の不自由な、耳の聞こえない
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと
scathe(名)(古)残念(遺憾)な事がら

Of clooth-makynge she hadde swich an haunt
She passed hem of Ipres and of Gaunt.

of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
clooth→cloth(名)布(地)、反物、服地
makynge→making(名)(しばしば複合語で)作ること、製造(法)
hadde→had
have(他)(部分・属性として)(特徴・性質・能力などを)もっている
swich→such(副)(程度を表わして)(such(~)thatで)非常に~なので((口)ではしばしばthatが省かれる)
haunt→skill(名)手腕、腕前
pass(他)(ある数量・基準を)超える、上回る(=exceed)
hem→them
Ipres→Ypres(名)=Ieper(名)イーペル、イープル(ベルギー北西部、フランスとの国境の近くにある都市/第一次大戦の激戦地)
Gaunt→Ghent(名)ヘント、ガン(ベルギー北西部の工業都市

In al the parysshe wyf ne was ther noon
That to the offrynge bifore hire sholde goon;
And if ther dide, certeyn so wrooth was shee
That she was out of alle charitee.

al→all
parysshe→parish(名)教区、教会区(教区教会(parish church)と教区牧師(parish priest)をもつ宗教上の区域)
wyf→wife(名)(古)女
ne→not
noon→none
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(主語として)
to(前)(目的を表わして)~のために、~に
offrynge→offering(名)(神への)奉納、献納
bifore→before(前)(順序・優先・選択などを表わして)~に先んじて、~よりむしろ
hire→her(代)彼女の
sholde→should(助動)(時制の一致で従節内に用いて/単純未来の場合)~であろう
goon→go
ther→anyone
dide→did
certeyn→certainly
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
wrooth→wroth(形)(古)激怒して
shee→she
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
out of(前)~がなくて、~を失って
alle→all(形)(否定的な意味の動詞や前置詞の後に用いて)一切の、なんらの
charitee→charity(名)(古)慈愛、思いやり

Hir coverchiefes ful fyne weere of grownd;
I dorste swere they weyeden ten pownd
That on a Sonday weeren upon hir heed.

Hir→Her
coverchiefes→coverchiefs/headdresses
headdress(名)頭飾り
ful→full(副)(形容詞・副詞を修飾して)まったく、非常に
fyne→fine(形)(品質の)上等な
weere→were
grownd→ground/texture(名)織り方、織地、生地
dorste→dared
dare(助動)(否定・疑問・条件文に用いて)あえて~する、思い切って(恐れずに、生意気にも)~する
swere→swear(他)(~を)誓う、宣誓する(+that)
weyeden→weighed
weigh(自)重さが(~で)ある ・I weigh 100 pounds. 私は体重が100ポンドある。
ten(形)(基数の10)10の、10個の、10人の
pownd→pound(名)ポンド(重量の単位)/(常衡(avoirdupois)で)=16 ounces、7000 grains、0.454 kg
on(前)(日・時・機会を表わして)~に ・on Monday 月曜日に
Sonday→Sunday
weeren→were
hir→her
heed→head

Hir hosen weeren of fyn scarlet reed,
Ful streyte yteyd, and shoes ful moyste and newe.

hosen→hoses
hose(名)(複数扱い)ストッキング
of(前)(of+名詞で形容詞句をなして)~の
fyn→fine
scarlet(形)緋(色)の、淡紅色の
reed→red(名)赤、赤色
Ful→Full
streyte→straight(副)きちんと、正しく
yteyd→tied(形)(ひもなどで)結ばれた、くくられた
moyste→moist/supple(形)しなやかな、柔軟な
newe→new(形)新品の

Boold was hir face, and fair, and reed of hewe.

Boold→Bold
bold(形)(廃)自身のある、確信した
fair(形)(古)(女性が)美しい
hewe→hue(名)色

She was a worthy womman al hir lyve:

worthy(形)尊敬すべき、りっぱな ・a worthy gentleman りっぱな紳士
womman→woman
lyve→life

Housbondes at chirche dore she hadde fyve,
Withouthen oother compaignye in yowthe―

Housebondes→Husbands
chirche→church(形)教会の
dore→door(名)(通例単数形で)戸口、門口、(扉を備えた)出入り口、玄関(=doorway)
have(他)(ある関係を表わして)(肉親・友人などが)いる、(~が)ある
fyve→five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の
Withouten→Without
without(前)(古)~の範囲外で、~を超えて
oother→other
compaignye→company(名)つき合い
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中 ・in one's youth 青春時代に
yowthe→youth(名)青春時代、青春(期)、若いころ ・in youth 若いころに

But therof nedeth noght to speke as nowthe.

therof→thereof(副)それについて
nedeth→needs
need(他)(~する)必要がある、(~し)なければならない(+to do)
noght→not
speke→speak
as nowthe→now

And thries hadde she been, at Jerusalem;
She hadde passed many a straunge strem;
At Rome she hadde been and at Boloyne,
In Galyce at Seint Jame, and at Coloyne.

thriesthrice(副)三たび、3倍
Jerusalem(名)エルサレム(中東パレスチナの都市/1949年アラビア地区とユダヤ地区に分割され、前者はヨルダンに属し後者はイスラエル共和国の首都となったが、1967年イスラエルが前者を占領/キリスト教ユダヤ教イスラム教の聖地)
pass(他)(~を)越える、横切る、渡る
many(形)(many aに単数形の名詞・動詞を伴って/単数扱い)数々の、多数の
straunge→strange(形)(古)外国の(=foreign)、異国の
strem→stream/sea
Rome(名)ローマ(イタリアの首都/古代ローマ帝国の首都)
Boloyne→Boulogne ブーローニュ(-シュル-メール)(=~-sur-Mer)(フランス北部のイギリス海峡に臨む都市・港町)
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)~において、~で ・in London ロンドンで(に)
Galyce→Galicia(名)ガリシア(スペイン北西部、大西洋に面した地域・自治州/首都Santiago de Compostela)
Seint→Saint
saint(名)聖人、聖徒、聖者(生前高徳であったため死後聖人の列に加えられた人、または殉教者などを呼ぶ尊称/しばしばまたは慣用的にSt.と略して名に冠しSt. Peter(聖ペテロ)、St. Thomas(聖トマス)のように用いる)
Jame→James(名)(St. ~)(聖)ヤコブ
Coloyne→Cologne(名)ケルン(ドイツのRhine川に臨む都市/ドイツ名Köln)

She koude muchel of wandrynge by the weye.

koude→could/knew
muchel→much(代)(単数扱い)(通例否定・疑問文で)多量、たくさん(⇔little)(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
wandrynge→wandering
wander(自)(本道から)それる、横道にそれる、邪道に踏み迷う
by(前)(通過・経路を表わして)(道)を通って、~に沿って
weye→way(名)(通例単数形で)(the ~、one's ~)行く道

Gat-tothed was she, soothly for to seye.

Gat-tothed→Gap-toothed
gap-toothed(形)歯と歯の間にすき間がある、すき間の
soothly(副)(古)まことに、確かに
for(前)(目的・意向を表わして)~のために、~を目的として
seye→say(自)言う、話す、しゃべる

Upon an amblere esily she sat,
Ywympled wel, and on hir heed an hat
As brood as is a bokeler or a targe;
A foot-mantel aboute hir hypes large,
And on hir feet a peyre of spores sharpe.

amblere→ambler(名)アンブルで歩く馬
esily→easily
sit(他)(馬に)乗る、乗りこなす
Ywympled→wimpled
wimple(他)修道女用のかぶりもので包む
wel→well(副)十分に、よく(=thoroughly)
as(副)(通例as ~ as ~で、形容詞・副詞の前に置いて)(~と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as ~ as ~で前のasが指示副詞、後のasは接続詞)
brood→broad(形)幅の広い、広々とした(⇔narrow)
as(接)(as ~ as ~で同程度の比較を表わして)~と同じく、~と同様に、~のように、~ほど
bokeler→buckler(名)(左手に持つ小型の)円盾(まるたて)
targe(中)(歩兵や弓手の)小さい円盾
foot-mantel→foot-mantle/riding skirt
riding(名)(形容詞的に)乗馬(用)の ・a riding coat 乗馬用上着(外套(がいとう))
skirt(名)スカート
aboute→about(前)(周囲を表わして)~の周りに、~を巡って
hypes→hips
hip(名)ヒップ、腰(足と体のつながる左右に突き出た部分で、骨盤・大腿骨部分を含む)
peyre→pair
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)~の ・a pair of ~ 一対の~
spores→spurs
spur(名)拍車(馬に乗る人が靴のかかとにつけるU型の金具/これで馬の腹をけって走らせたりする)
sharpesharp(形)(先の)とがった、かどばった

In felaweshipe wel koude she laughe and carpe.

felaweshipe→fellowship(名)(古)仲間
laughe→laugh
carpe→chatter(自)(つまらないことを)ぺちゃくちゃしゃべる、くだらないことを(うるさく)しゃべる(=rattle)

Of remedies of love she knew par chaunce,
For she koude of that art the olde daunce.

remedy(名)治療、療法
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
love(名)(異性に対する)恋愛、恋
know(自)(直接ではないが)(~のことを)間接的に知って(聞いて)いる(of)
par chaunce→perchance(副)(古)おそらくは、ことによると
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
art(名)技巧、わざ、腕(of)
olde daunce→old dance/all the tricks
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
trick(名)要領、秘訣(ひけつ)(of)
【参考文献】
原文対訳「カンタベリィ物語・総序歌」』苅部恒徳、笹川寿昭、小山良一、田中芳晴・編・訳・注(松柏社
カンタベリー・テールズ市河三喜、松浪有・編注(研究社)
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)

『クリスマス・キャロル』(1984)

この週末は、ブルーレイで『クリスマス・キャロル』を見た。

クリスマス・キャロル [Blu-ray]

クリスマス・キャロル [Blu-ray]

  • 発売日: 2016/12/02
  • メディア: Blu-ray
1984年のアメリカのテレビ映画。
監督はクライヴ・ドナー
主演は、『ハスラー』『博士の異常な愛情』『天地創造』『パットン大戦車軍団』の名優ジョージ・C・スコット
共演は、『オーメン』『戦争のはらわた』のデビッド・ワーナー(あの『タイタニック』にも出ていた)、『空軍大戦略』『スーパーマン』のスザンナ・ヨーク、『炎のランナー』のナイジェル・ダヴェンポート、『愛と哀しみの果て』のマイケル・ガフ。
カラー、スタンダード・サイズ。
元がテレビ映画のためか、画質はイマイチ。
クリスマス・イヴ。
雪の積もった街。
マーレイ(フランク・フィンレイ)の葬式が行われた。
華やかなテーマ曲。
今日は7年前に死んだマーレイの命日。
かつての共同経営者だったスクルージジョージ・C・スコット)の事務所。
「衣服は防寒に役立つが、炭は燃えてなくなる」と言って、寒くても炭をケチる。
クリスマスを祝おうと考えている従業員のクラチット(デビッド・ワーナー)が文句を言ったら、「クビにするぞ!」とパワハラ
スクルージは、クリスマスなどムダで、何の儲けにもならないと考えている。
スクルージの甥のフレッド(ロジャー・リース)が「一緒に食事を」と誘いに来るが、追い返す。
クラチットは、明日はクリスマスなので休みを欲しいと言うが、休んでも給料を減らせないので、文句を言うスクルージ
原作と多少、セリフが違う部分もあるが、簡潔な導入。
スクルージは取引所へ向かう。
寄付を求めに来た者にも、「救貧院があるじゃないか。死にたいヤツは勝手に死ね。口減らしになる」と暴言を吐くスクルージ
クラチットの息子のティムは足が悪いが、父親を迎えに来る。
夜、スクルージが家に着くと、マーレイの亡霊が現われる。
カギを何重にも掛けたはずなのに。
マーレイの亡霊は、重い鎖を体に巻いている。
マーレイはスクルージに、「お前も鎖でがんじがらめで、もう手遅れだ」と言う。
マーレイはカネの計算に明け暮れていたが、大事なのは人類愛だと。
そして、「お前に忠告だ。俺のような運命を逃れろ。3人の亡霊が今夜、現われる」と告げて消える。
午前1時。
果たして、過去のクリスマスの霊が現われた。
過去の霊は、少年時代のスクルージの所へ彼を連れて行く。
そこは、スクルージが育った場所。
スクルージ少年はいつも独りぼっちで、『ロビンソン・クルーソー』などの本ばかり読んでいた。
やがて、スクルージは青年になった。
姉のファン(ジョアンヌ・ウォーリー)が寄宿舎にスクルージを迎えに来る。
スクルージの父は、母が彼を産んだ時に死んでしまったので、スクルージに冷たい。
三日後、スクルージはフェジウィッグの店に年季奉公に行く。
ファンは、息子を産んだ後、若くして死んでしまった。
フェジウィッグは陽気なじいさんだった。
スクルージも、この頃は今とは違っていた。
クリスマス・イヴのこと。
スクルージはフェジウィッグの娘ベルと踊る。
彼はベルに恋をした。
スクルージは、いつか金持ちになって彼女を自分のものにしたいと思う。
別の年のクリスマス・イヴ。
スクルージは仕事に追われて、ベルとの約束の時間に遅刻してしまう。
スクルージはフラれてしまった。
まあ、これは仕方がないかなとも思うが。
携帯電話もない時代だしなあ。
スクルージは彼女の後を追い掛けなかった。
やがて、スクルージは父の遺産を他人に貸し、それを元手にして事業を成功させる。
一方、ベルは今では幸せな家庭を築いていた。
対するスクルージは、共同経営者のマーレイが危篤の時にも仕事をしていた。
亡霊が消える。
午前2時になった。
今度は、現在のクリスマスの霊が現われる。
彼には兄弟が1800人もいるという。
その頃、クラチットの家では、妻(スザンナ・ヨーク)や子供達が父の帰りを待っていた。
クラチットはティムを連れて教会へ行っていたのだが、牧師と長話しをしていたのだった。
間もなく、クラチットが帰って来る。
彼は妻に、「ティムはだんだん良くなっている」と告げる。
また、スクルージの甥が上の息子を高給で雇ってくれることになったとも。
七面鳥の丸焼きを食べるクラチットの家族。
まずはお祈り。
しかし、亡霊と共に傍らで見ているスクルージには、「粗食」に見えた。
亡霊は、「未来が変わらない限り、その子(ティム)は死ぬ運命だ」と告げる。
亡霊は、スクルージが「死人が出た方が口減らしになる」と言ったことについて、「天国から見れば、貧しい何百万の子供達より、お前の方がよほど口減らし向きだ」と痛烈に批判する。
クラチットは、「スクルージさんに乾杯したい」と言うが、妻は怒る。
クラチットは、給料を貰って生活が出来るのはスクルージのおかげだと考えている。
まあ、僕も給料を貰って生活が出来るのは社長のおかげだと考えているが。
今度は、甥のフレッドの家へ。
スクルージが「クリスマスなどくだらん」と言って食事にも来ないことが話題になっている。
その場に来ている人達は、ゲームのネタにして、スクルージを笑い者にしている。
今度は、橋の下の貧民下層階級の住んでいる所へ。
スクルージは「施設があるだろ」と言うが、亡霊は「施設を見たことがあるのか」と応える。
下層階級の奥さんは「救貧院に行くなら死んだ方がマシよ」と言う。
この時代の救貧院は、家族が離れ離れになるのであった。
「彼らも人間だ」と亡霊。
亡霊の衣の下には、二人のガリガリの子供が隠れていた。
「無知」と「渇望」だという。
これは破滅を意味すると言い残して、亡霊は消える。
スクルージは、「確かに、私は少々間違っていたかも知れん」と思い始める。
続いて、3人目のクリスマスの霊が現われる。
さあ。これからどうなる?
後半はやや駆け足だが、しっかりとした役者を揃えているので、演技は手堅く、安心して見ることが出来る。
クリスマス・キャロル』は寓話である。
まず、日本では、クリスマスは若者がケーキを食べて騒ぐくらいの印象しかないので、本作の深い宗教的な意味合いは理解出来ないだろう。
スクルージの生い立ちには、同情の余地は多々ある。
不幸な少年時代を過ごして、性格がひねくれてしまうということは往々にしてあるので、彼のことを責められない。
本作は、19世紀当時の理想的な家族の在り方を描いているが、これは現代にそのまま当てはめられないだろう。
今は、家族の在り方は多様である。
一人暮らしの人もたくさんいる。
それから、本作の描く19世紀の産業革命を背景にした格差と貧困の問題は、そのまま現代にも当てはまる。
最後は、因果応報の教訓話しとも言えるが、子供がロクでもない大人にならないようにするには役に立つかも知れない。

A Christmas Carol - Trailer (HD) (1984)

『クリスマス・キャロル』を原書で読む(第4回)

(テキスト3ページ、4行目~)

But what did Scrooge care?

what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(目的格の場合)
do(助動)(be以外の動詞の疑問文に用いて)
Scrooge スクルージ(Dickens, A Christmas Carolの主人公/守銭奴だったが、クリスマスの精霊の導きで改心し、人から愛される慈悲深い人物になる)
care(自)心配する、気にかける(+wh.)

It was the very thing he liked.

very(形)(the、this、thatまたは所有格人称代名詞に伴って強意を表わして)まさしくその、ちょうどその、~にほかならない
thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件
like(他)(~を)好む、(~が)好きである

To edge his way along the crowded paths of life, warning all human sympathy to keep its distance, was what the knowing ones call ‘nuts’ to Scrooge.

edge(他)(edge oneselfまたはone's wayで)じりじり進む(動く)
his(代)彼の
way(名)(通例単数形で)(the ~、one's ~)行く道
along(前)(通りなど)を(通って)・walk along the street 通りを歩く
crowded(形)込み合った、混雑した、満員の ・a crowded street 雑踏する街路
path(名)(人の歩くべき)道(of)
life(名)人生
warn(他)(人に)(~を)警告する、注意を与える(+目+to do)
human(形)人の
sympathy(名)同情、思いやり、あわれみ
keep one's distance(~から)隔てを設ける、距離をおく
what(代)(関係代名詞)(~する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
knowing(形)もの知りの、聡明な
one(代)(既述の語と関係なく修飾語を伴って)(特定の)人、者
call(他)(~を)(~と)みなす、考える(+目+補)
nut(名)(堅い殻(shell)の)木の実、堅果、ナッツ(クルミ・ハシバミ・クリなどの実)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には

Once upon a time — of all the good days in the year, on Christmas Eve — old Scrooge sat busy in his counting-house.

once upon a time(なつかしい)昔は
of(前)(部分を表わして)~の中の
all(形)(複数名詞の前に置いて)あらゆる、すべての、みな
good(形)具合の良い、好適な、望ましい
in(前)(全体との関係を表わして)~の中で、~のうちで
on(前)(日・時・機会を表わして)~に
Christmas Eve(名)クリスマスイブ、クリスマスの前夜(日)(12月24日)・on Christmas Eve クリスマスイブに
sit(自)座る、腰かける(通例状態を表わし、動作を表す時にはsit downが一般的)(+補)
countinghouse(名)(昔の貴族・商人の家の)執務部屋、帳場

It was cold, bleak, biting weather: foggy withal: and he could hear the people in the court outside, go wheezing up and down, beating their hands upon their breasts, and stamping their feet upon the pavement-stones to warm them.

it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(天候・寒暖を漠然とさして)
bleak(形)(天候・風など)寒い
biting(形)(寒風など)身を切るような
foggy(形)霧(もや)の立ちこめた
withal(古)(副)そのうえ、同時に
hear(他)(~が)聞こえる、(~を)聞く(+目+原形)
people(名)(通例修飾語またはtheを伴って)(特定の場所・階級・団体・職業・民族などに属する)住民、人々
court(名)(英)(周囲に建物のある裏町の)路地、袋小路
outside(形)外の、外側の(=external)
go(自)(通例副詞句を伴って)行く、向かう(+doing)
wheeze(自)(副詞句を伴って)ゼーゼーいいながら動く(進む)
up and down 行ったり来たり
beat(他)(~を)続けざまに打つ、たたく
their(代)彼ら(彼女ら)の
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて ・hit a person on the head 人の頭を打つ
breast(名)胸
stamp(他)(足を)踏み鳴らす(=stomp)
pavement(名)(英)(舗装した)歩道
stone(名)敷石
warm(他)(~を)温める、温かくする

The city clocks had only just gone three, but it was quite dark already: it had not been light all day: and candles were flaring in the windows of the neighbouring offices, like ruddy smears upon the palpable brown air.

clock(名)時計
only(副)(時を表わす副詞句を修飾して)つい~、たった~
go(自)(しばしば擬音語を伴って)(動物などが)(~と)鳴く、(ベル・砲などが)(~と)鳴る
three(名)(基数の3)3時、3歳
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(明暗を漠然とさして)・How dark it is! なんて暗いのでしょう。
quite(副)(程度を表わす形容詞・動詞などを修飾して)(英)(思ったより)かなり、なかなか
light(名)(目に映る)明るさ、光輝、輝き
all day=all the day 一日中、終日
candle(名)ろうそく
flare(自)(火炎が)めらめら燃える、(風に当たって)揺れる
neighboring(形)近所の、近隣の
like(前)~のような、~に似た
ruddy(形)赤い、赤らんだ
smear(名)汚点、しみ
palpable(形)触知(感知)できる

The fog came pouring in at every chink and keyhole, and was so dense without, that although the court was of the narrowest, the houses opposite were mere phantoms.

fog(名)(濃い)霧、濃霧
come(自)(come doingで)(~しながら)やってくる
pour(自)(副詞句を伴って)(液体などが)流れ出る、注ぐ
in(副)(運動・方向を表わして)中に(へ)、内に(へ)(⇔out)
at(前)(方向・目標・目的を表わして)~を(ねらって)、~に(向かって)
chink(名)(光・風などのもれる)狭いすき間
keyhole(名)かぎ穴
so(副)(程度・結果を表わして)(so ~ that ~で)(順送りに訳して)非常に~なので~
dense(形)(霧など)(光をよく通さないで)見通しにくい、濃い、深い
without(副)(古)外は(に)
that(接)(副詞節を導いて)(so ~ thatの形で程度・結果を表わして)(非常に)~なので、~(する)ほど
although(接)~であるが、~だけれども、とはいえ
of(前)(of+名詞で形容詞句をなして)~の
opposite(形)反対側の、向こう側の、向かい合っている
mere(形)ほんの、単なる、まったく~にすぎない
phantom(名)幻、幻影

To see the dingy cloud come drooping down, obscuring everything, one might have thought that Nature lived hard by, and was brewing on a large scale.

see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+原形)
dingy(形)薄ぎたない、すすけた
cloud(名)雲
droop(自)(頭・肩などが)うなだれる、たれる
down(副)(高い位置から)低いほうへ、下へ(に)
obscure(他)(~を)おおい隠す(=hide)
one(代)(総称人称として/複数形なし)(一般的に)人、世人、だれでも
might(助動)(仮定法過去)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で)(might have+ppで/過去の推量を表わして)~したかもしれない
think(他)(~と)思う、考える(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
nature(名)(無冠詞/しばしばNature)自然、天然(しばしば擬人化して女神扱い)
live(自)住む(場所を表わす副詞句を伴う)
hard(副)接近して、すぐ近くに ・hard by すぐ近くに
by(副)(位置を表わして)そばに、かたわらに、付近に ・hard by すぐそばに
brew(自)醸造する
on(前)(方法・手段・器具を表わして)~で、~によって
large(形)(範囲・規模など)大きい、広大な、大規模な ・on a large scale 大規模に
scale(名)(単数形で)規模、程度、スケール ・on a large scale 大規模に、大々的に、大がかりな形で

The door of Scrooge’s counting-house was open that he might keep his eye upon his clerk, who in a dismal little cell beyond, a sort of tank, was copying letters.

that(接)(副詞節を導いて)(目的を表わして)~するように、~せんがために
might(助動)(直説法過去)(時制の一致により副詞節中で)~するために、~できるように
keep one's eye on ~ ~から目を離さないでいる、監視して(見張って)いる
clerk(名)(銀行・会社の)事務員、社員、行員
who(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)そしてその人は
dismal(形)陰気な、陰鬱(いんうつ)な
cell(名)(修道院付属の)庵室、個室
beyond(副)(はるか)向こうに
a sort of ~ 一種の~、~のようなもの
tank(名)(水・油・ガスなどの)タンク
copy(他)(~を)写す、コピーする

Scrooge had a very small fire, but the clerk’s fire was so very much smaller that it looked like one coal.

fire(名)(暖房・料理用の)火、炉火、炭火、たき火
much(副)(形容詞・副詞の比較級を修飾して)はるかに、ずっと、断然
look like ~ ~のように見える、~に似ている
coal(名)石炭

But he couldn’t replenish it, for Scrooge kept the coal-box in his own room; and so surely as the clerk came in with the shovel, the master predicted that it would be necessary for them to part.

couldn't could notの短縮形
replenish(他)(~で)(~を)補充(補給)する
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
keep(他)(ものを)取っておく、捨てないでおく(in)
coalbox(名)石炭入れ、石炭バケツ
so(副)(so ~ as ~で)(高い程度を強調して)~ほど~(にも)~
as(接)(as(so)~ as ~で同程度の比較を表わして)~と同じく、~と動容認、~のように、~ほど
come in 入る、入場する
with(前)(所持・所有を表わして)~を持って(た)、~のある
shovel(名)(長柄で幅広の刃のついた)スコップ、シャベル(土・砂・石炭などをすくって他の場所に移すのに用いられる)
master(名)主人、雇い主
predict(他)(~を)予言する、予報する(+that)
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
necessary(形)必要な、なくてはならない(⇔unnecessary)(+for+代名+to do)
for(前)(不定詞の主語関係を示して)~が(~する)
part(自)(人が)別れる

Wherefore the clerk put on his white comforter, and tried to warm himself at the candle; in which effort, not being a man of a strong imagination, he failed.

wherefore(接)その理由で、それゆえ
put on(衣類を)着る、(ズボン・靴などを)はく
white(形)白色の
comforter(名)ウールの長いスカーフ
try(他)(~を)努力する、やってみる、(~しようと)する(+to do)
warm(他)(warm oneselfで)体を温める
himself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)
in(前)(行為・活動・従事を表わして)~して、~に従事して
which(代)(関係形容詞)そして(だが)その
effort(名)努力、奮闘、骨折り
not(副)(不定詞・分詞・動名詞の前に置いてそれを否定して)(~し)ない
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男(of)
strong(形)(精神力・記憶力など)強い、強力な
imagination(名)想像、想像力、構造力 ・a strong imagination 豊かな想像力

‘A merry Christmas, uncle! God save you!’ cried a cheerful voice.

merry(形)笑い楽しむ ・Merry Christmas! クリスマスおめでとう。
God(名)(感嘆・のろい・祈願などに用いて)
save(他)(神が)(国王などを)守る、長生きさせる ・God save the Queen! 神が女王陛下に加護を与えられんことを、女王陛下万歳!(このsaveは仮定法現在で祈願を表わす)
cry(他)(~を)大声で叫ぶ、どなる(+引用)
cheerful(形)快活な、朗らかな、元気のいい

It was the voice of Scrooge’s nephew, who came upon him so quickly that this was the first intimation he had of his approach.

it(代)(it is(was)~ that(who、whom、which、etc.)の構文で文の主語・(動詞または前置詞の)目的語・副詞語句を強調して)(このitの次にくるbeの時制は通例clause内の動詞の時制と一致し、clause内の動詞の人称は直前の名詞・代名詞に一致する)
nephew(名)甥(おい)(配偶者の兄弟・姉妹の息子も指す)
come on(季節・夜などが)やってくる、近づく
quickly(副)速く、急いで
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
intimation(名)(~という)ほのめかし、暗示
have(他)(感情・考えなどを)(こころに)抱いている
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
approach(名)近づくこと、接近
【参考文献】
Penguin English Library a Christmas Carol (The Penguin English Library)』Charles Dickens・著
クリスマス・キャロル (角川文庫)』越前敏弥・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)

『クリスマス・キャロル』を原書で読む(第3回)

(テキスト2ページ、4行目~)

Scrooge never painted out Old Marley’s name.

Scrooge スクルージ(Dickens, A Christmas Carolの主人公/守銭奴だったが、クリスマスの精霊の導きで改心し、人から愛される慈悲深い人物になる)
never(副)(notよりも強い否定を表わして)決して~ない
paint(他)(~に)ペンキを塗る
out(副)すっかり、完全に
Marley(名)マーリー(Dickens, A Christmas Carol(1843)に登場する、Scroogeのかつての共同経営者/死後、霊となって現われ、Scroogeの死後遭遇する悲惨なできごとと、彼を訪れる聖霊たちのことを告げる)

There it stood, years afterwards, above the warehouse door: Scrooge and Marley.

stand(自)(副詞句を伴って)(ものが)立てて(置いて)あった
year(名)(複数形で)非常に長い間、多年(=ages)・years ago(今から)何年も前に
afterwards(副)(英)=afterward(副)その後、以後
warehouse(名)(英)卸売り店、問屋

The firm was known as Scrooge and Marley.

firm(名)会社、(特に合資経営の)商会、商店
known(形)(名を)知られて ・be known as ~として知られている
as(前)~として

Sometimes people new to the business called Scrooge Scrooge, and sometimes Marley, but he answered to both names: it was all the same to him.

people(名)(複数扱い)(通例修飾語またはtheを伴って)(特定の場所・階級・団体・職業・民族などに属する)住民、人々
new(形)(ある地位に)ついたばかりの、新入の、新参の
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~にとっては、~には
business(名)店、会社、商社(など)(しばしば小さい会社、店を指す)
call(他)(人を)(~と)呼ぶ、称する(+目+補)
answer(自)答える、返事をする
to(前)(行為・作用の対象を表わして)~に対して、~に
all the same(通例itを主語として)(~には)まったく同じ ・It is all the same to me. 私はどちらでもかまいません。

Oh!

oh(間)(しばしば直後にコンマや!などを従える)(驚き・恐怖・苦痛・願望・反応・了解などを表わして)ああ!、おお!、おや!

But he was a tight-fisted hand at the grindstone, Scrooge! a squeezing, wrenching, grasping, scraping, clutching, covetous, old sinner!

tight-fisted(形)けちな、しまり屋の
hand(名)(通例複合語で)手仕事をする人、労働者、職工、人夫
at(前)(従事・従事の対象を表わして)~に(取り組み)、~を
grindstone(名)グラインダー、回転研磨盤、丸砥石(といし)
squeeze(他)(~から)(金などを)搾り取る、搾取する
wrench(他)(ものを)ねじ取る
grasp(他)(~を)(手で)ぎゅっとつかむ、しっかりと握る
scrape(他)(~を)かき集める
clutch(他)(~を)ぐいとつかむ、しっかり握る(=grasp)
covetous(形)強欲な
sinner(名)(宗教・道徳上の)罪人(つみびと)、罪深い者

Hard and sharp as flint, from which no steel had ever struck out generous fire; secret, and self-contained, and solitary as an oyster.

as(接)(譲歩を表わして)~だけれども、~ながらも(=though)
flint(名)火打ち石
from(前)(分離・除去などを表わして)~から(離して)
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)/(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
steel(名)鋼(はがね)、鋼鉄
ever(副)(否定文で)決して(~ない)
struck(動)strikeの過去形・過去分詞
strike out(火打ち石などで火花などを)打ち出す
generous(形)(必要以上に)たくさんの、豊富な
fire(名)(集合的にも用いて)火花
secret(形)(人が)(~について)秘密を守って、口が堅くて
self-contained(形)(人が)無口な、打ち解けない
solitary(形)孤独を好む、孤独癖の
oyster(名)カキ(貝)

The cold within him froze his old features, nipped his pointed nose, shrivelled his cheek, stiffened his gait; made his eyes red, his thin lips blue; and spoke out shrewdly in his grating voice.

cold(名)(通例the ~)寒さ、冷気(⇔heat)
within(前)~の内に、~の中に
froze(動)freezeの過去形
freeze(他)(人を)凍えさせる、凍るように感じさせる
his(代)彼の
feature(名)(複数形で)容貌(ようぼう)、顔だち、目鼻だち
nip(他)(寒風などが)(肌などを)凍えさす
pointed(形)(先の)とがった、鋭い
shrivel(他)(~を)しなびさせる、しぼませる、縮ませる、(~に)しわを寄らせる
cheek(名)ほお
stiffen(他)(~を)かたくする、こわばらせる、硬直させる
gait(名)(単数形で)歩きぶり、足どり
make(他)(~を)(~に)する(+目+補)
red(形)(目が)赤い
thin(形)薄い、厚みのない(⇔thick)
lip(名)唇
blue(形)(寒さ・恐怖などで)青ざめた、青白い
speak out(~について)思い切って言う、遠慮なく話す
shrewdly(副)<shrewd(形)意地悪な、いたずらな
in(前)(方法・形式を表わして)~で、~をもって ・in a loud voice 大声で
grating(形)(音が)きしる、キーキーいう、耳ざわりな

A frosty rime was on his head, and on his eyebrows, and his wiry chin.

frosty(形)霜の降りた
rime(名)霜、白霜
eyebrow(名)まゆ、まゆ毛
wiry(形)針金状の
chin(名)あご、あご先、おとがい

He carried his own low temperature always about with him; he iced his office in the dog-days; and didn’t thaw it one degree at Christmas.

carry(他)(~を)(他の場所へ)(持ち)運ぶ、運搬する
low(形)(温度・熱・圧力・光など)弱い、低い
temperature(名)体温
about(副)(通例動作を示す動詞に伴って)あちこちに、あちらこちらへ、方々に
ice(他)(~を)凍らす
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中 ・in one's life 自分の生涯で
dogdays(名)(複)(通例the ~)暑中、盛夏の時期(北半球で7月初めから8月中ごろまでthe Dog Star(天狼星)が太陽とともに出没する時期)
didn't did notの短縮形
thaw(他)(冷えた体などを)温める
degree(名)(温度・角度・経緯度などの)度
at(前)(時の一点を表わして)~に ・at Christmas クリスマス(の時期)に

External heat and cold had little influence on Scrooge.

external(形)外部の、外の、外面(的)の
have(他)(通例動作・行為などを表わす不定冠詞付きの名詞を目的語として)(~)する、(~を)行なう
little(形)(不可算の名詞を修飾して)(aをつけないで否定的用法で)少ししかない、ほとんどない(⇔much)
influence(名)(またan ~)(~の)(~に及ぼす)影響、感化(力)(on)・have an influence on ~に感化を及ぼす
on(前)(影響を表わして)~に ・have(a)great effect on ~に大きな影響を及ぼす

No warmth could warm, nor wintry weather chill him.

warmth(名)暖かさ、暖気
warm(他)(~を)温める、温かくする
nor(接)(否定の節・文の後に用いて)~もまた~ない
wintry(形)冬らしい、冬のような
chill(他)寒がらせる

No wind that blew was bitterer than he, no falling snow was more intent upon its purpose, no pelting rain less open to entreaty.

wind(名)(またthe ~)(強い)風
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(~する(である))ところの/(主語として)
blow(自)(風が)吹く
bitter(形)(風・寒さなど)激しい、厳しい
fall(自)(雨・雪などが)降る
snow(名)雪
more(副)もっと、いっそう
intent(形)(~に)一心になって、集中して、没頭して(on)
on(前)(動作の対象を表わして)~に対して、~に当てて
its(代)それの、あれの、その
purpose(名)目的、意図
pelt(自)(雨などが)激しく降る(=pour)
less(副)(littleの比較級)(形容詞・副詞を修飾して)より少なく、もっと少なく、~ほどでなく(⇔more)
open(形)(思想・申し出などを)直ちに受け入れて、(条理などに)容易に服して、拒まないで
entreaty(名)懇願、嘆願、哀願

Foul weather didn’t know where to have him.

foul(形)(天候が)悪い、しけ模様の
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
have(他)(競技・議論などで)(~を)負かす、やっつける

The heaviest rain, and snow, and hail, and sleet, could boast of the advantage over him in only one respect.

heavy(形)(量・程度など)猛烈な、激しい ・a heavy rain 大雨、豪雨
hail(名)あられ、ひょう
sleet(名)みぞれ
boast(自)(~を)自慢する、誇る(of)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
advantage(名)有利な点、強み、長所(over)
over(前)(支配・優位を表わして)~の上位に、~にまさって
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
only(副)ただ~だけ、~にすぎない
respect(名)(通例in ~ respectで)点

They often ‘came down’ handsomely, and Scrooge never did.

come down(ものが)落ちてくる、落ちる
handsomely(副)<handsome(形)(金額・財産・贈り物など)かなりの、気前のよい
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(同一の動詞(およびそれを含む語形)の反復を避けて)

Nobody ever stopped him in the street to say, with gladsome looks, ‘My dear Scrooge, how are you? when will you come to see me?’

in(前)(場所・位置・方向などを表わして)~において、~で ・in the street 通りで
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う
with(前)(様態の副詞句を導いて)~を示して、~して
gladsome(形)喜ばしい、うれしい、楽しい(=cheerful)
look(名)(複数形で)顔つき、容貌(ようぼう)、ルックス
My dear Mr. A ねえ、Aさん(談話でていねいな呼び掛け)
how(副)(疑問詞)(状態を尋ねて)どんな状態(具合)で ・How are you? お元気(ご機嫌いかが)ですか。
will(助動)(意志未来を表わして)(2人称を主語とする疑問文に用い、相手の意志を問い、また依頼・勧誘を表わして)~するつもりですか
come(自)(come to doで)(~しに)来る
see(他)(人に)会う、面会する

No beggars implored him to bestow a trifle, no children asked him what it was o’clock, no man or woman ever once in all his life inquired the way to such and such a place, of Scrooge.

beggar(名)こじき(=panhandler)
implore(他)(人に)(援助・慈悲などを)嘆願(懇願)する(+目+to do)
bestow(他)(人に)(名誉・称号などを)授ける、贈る(=confer)
trifle(名)少量、わずかの金額(=little)
ask(他)(人に)(~を)尋ねる(+目+wh.)
what(形)(疑問形容詞)(間接疑問の節を導いて)何の、どんな
it(代)(非人称動詞(impersonal verb)の主語として)(特にさすものはなく、従って訳さないで文の形式的主語となる)(時間・日時を漠然とさして)
once(副)(否定文で)(ただの)一度も(~しない)
inquire(他)(~を)尋ねる、問う(of)
way(名)道筋、道(必ずしも道路でなくてもよい)・ask the way to ~への道筋を尋ねる
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
such and such これこれの、しかじかの
of(前)(起源・出所を表わして)~から、~の

Even the blindmen’s dogs appeared to know him; and when they saw him coming on, would tug their owners into doorways and up courts; and then would wag their tails as though they said, ‘no eye at all is better than an evil eye, dark master!’

blindman(名)盲人
appear(自)(~(のよう)に)見える、(~と)思われる(+to do)
when(接)~する時に、~時(時を表わす副詞節をつくる)
see(他)(~を)見る、(~が)見える(+目+doing)
come on(季節・夜などが)やってくる、近づく
would(助動)(過去の意志・主張・拒絶を表わして)(どうしても)~しようとした
tug(他)(副詞句を伴って)(~を)(~へ)引っぱっていく
their(代)彼ら(彼女ら)の
owner(名)持ち主、所有者、オーナー
doorway(名)戸口、玄関口、出入り口
up(前)(低い位置・地点から)~の上へ(に)、の高いほうへ(に)、~を上って(上った所に)
court(名)(英)(周囲に建物のある裏町の)路地、袋小路
then(副)(しばしばandを伴って、前に続くことを示して)それから、その後で
wag(他)(体の部分などを)(上下・前後・左右に)振る、振り動かす(=waggle)・The dog is wagging its tail. 犬が尻尾を振っている。
tail(名)尾、しっぽ
as though=as if まるで~であるかのように(as if節の中では仮定法を用いる)
at all(否定文に用いて)少しも(~でない)
better(形)(goodの比較級)(~より)いっそうよい(than)(⇔worse)
evil(形)(道徳的に)悪い、よこしまな、邪悪な
master(名)主人、雇い主
【参考文献】
Penguin English Library a Christmas Carol (The Penguin English Library)』Charles Dickens・著
クリスマス・キャロル (角川文庫)』越前敏弥・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)

『クリスマス・キャロル』を原書で読む(第2回)

(テキスト1ページ、1行目~)

STAVE ONE

stave(名)詩の1節、連、詩句
one(形)(基数の1)(名詞の後に置いて)(一連のものの中の)1番目の

Marley's Ghost

Marley(名)マーリー(Dickens, A Christmas Carol(1843)に登場する、Scroogeのかつての共同経営者/死後、霊となって現われ、Scroogeが死後遭遇する悲惨なできごとと、彼を訪れる聖霊たちのことを告げる)
ghost(名)幽霊、亡霊、怨霊(おんりょう)(英米の幽霊は夜中の12時に現われ、ニワトリの声を聞いて姿を消すとされ、その姿は生前のままで足もある)

Marley was dead: to begin with.

to begin with まず第一に(=firstly)

There is no doubt whatever about that.

there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
no doubt 疑いなく、確かに(=undoubtedly)
whatever(形)(否定・疑問文で名詞・代名詞の後に用いて)少しの~も、何らの~も(=whatsoever)・There's no doubt whatever. 何の疑いもない。
that(代)(指示代名詞)(前に言及しているか、場面上了解されている物事をさして)そのこと

The register of his burial was signed by the clergyman, the clerk, the undertaker, and the chief mourner.

register(名)登録簿、登記簿
of(前)(目的格関係を表わして)(しばしば動作名詞または動名詞に伴って)~を、~の
his(代)彼の
burial(名)埋葬(米国では一般的に土葬であるが、英国では最近火葬(=cremation)も多くなってきた)
sign(他)(~に)署名する、記名調印する
clergyman(名)(キリスト教の)聖職者
clerk(名)(英)教会書記
undertaker(名)葬儀屋(人)
chief(形)主要な、主な
mourner(名)会葬者 ・the chief mourner 喪主、祭主

Scrooge signed it: and Scrooge’s name was good upon ’Change, for anything he chose to put his hand to.

Scrooge スクルージ(Dickens, A Christmas Carolの主人公/守銭奴だったが、クリスマスの精霊の導きで改心し、人から愛される慈悲深い人物になる)
good(形)(商業的に)信用できる、確実な、安全な
Change(名)(英古)取引所(しばしばExchangeの略と誤解して’Changeと書く)・on Change 取引所で
for(前)(対象)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)~に対して(する)、~を理解する
choose(他)(~しようと)決める(+to do)
put one's hand to ~=turn one's hand to ~に取りかかる、手がける

Old Marley was as dead as a door-nail.

as dead as a doornail 完全に死んだ

Mind!

mind! とは言うものの、しかし

I don’t mean to say that I know, of my own knowledge, what there is particularly dead about a door-nail.

don't do notの短縮形
mean(他)(~する)つもりである(+to do)
say(他)(人に)(~と)言う、話す、述べる、(言葉を)言う(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(~)ということ/(目的語節を導いて)
know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)/(+that)
of one's own knowledge(また聞きなどではなく)自分の知識として、直接に
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
particularly(副)特に、とりわけ
doornail(名)(昔のドアに装飾などで用いて)びょうくぎ

I might have been inclined, myself, to regard a coffin-nail as the deadest piece of ironmongery in the trade.

might(助動)(仮定法過去)(条件節の内容を言外に含めた主節だけの文で)(might have+ppで/過去の推量を表わして)~したかもしれない
inclined(形)(~する)気になって(+to do)
myself(代)(強調に用いて)私自身/(Iとともに用いて同格的に)
regard(他)(~を)(~だと)みなす、考える(+目+as 補)
coffin(名)棺、ひつぎ
nail(名)くぎ
as(前)(動詞の目的補語を導いて)~と、~だと ・I regard him as a fool. 彼をばかだと思っている。
piece(名)(機械などの)部分、部品
ironmongery(名)(英)金物類、工具、園芸用品
in(前)(全体との関係を表わして)~の中で、~のうちで
trade(名)商業、商い、貿易、通商

But the wisdom of our ancestors is in the simile; and my unhallowed hands shall not disturb it, or the Country’s done for.

wisdom(名)賢いこと、賢明、知恵(of)
our(代)我々の、私たちの
ancestor(名)先祖、祖先(=forbear)
simile(名)直喩(ゆ)、明喩(A is as ~ as B(like B)の形式で比喩を表現する修辞法)
my(代)私の
unhallowed(形)清められ(てい)ない、神聖でない
shall(助動)(命令・規定を表わして)~すべきである
disturb(他)(~を)(かき)乱す
or(接)(命令文などの後で用いて)さもないと(=otherwise)
country(名)国、国家
done(形)済んで、終了して
for(前)(原因・理由)~の理由で、~のため(=because of)

You will therefore permit me to repeat, emphatically, that Marley was as dead as a door-nail.

will(助動)(無意志の助動詞として単純未来を示す)~だろう/(You will ~は時に「命令・指図」を示す)
therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
permit(他)(~を)許す、許可する、認める(+目+to do)
repeat(他)(言葉を)繰り返す、繰り返して言う、重ねて言う(=reiterate)(+that)
emphatically(副)断固として

Scrooge knew he was dead?

Of course he did.

of course もちろん、当然
do(自)(代動詞としてbe以外の動詞の反復を避けるのに用いて)(返事の文で)“Who saw it?”“I did.”「だれかそれを見たのか」「私ですよ」(Iを強調する)

How could it be otherwise?

how(副)(疑問詞)(理由を尋ねて/しばしばcan(could)を伴って)どうして(まあ)、なぜ
can(助動)(可能性・推量を表わして)(疑問文で)~はずがあろうか、いったい~だろうか
otherwise(形)異なって、違って

Scrooge and he were partners for I don’t know how many years.

partner(名)共同経営(出資)者
for(前)(時間・診断を表わして)~の間(ずっと)
how(副)(疑問詞)(程度を尋ねて)どれほど、どれだけ

Scrooge was his sole executor, his sole administrator, his sole assign, his sole residuary legatee, his sole friend and sole mourner.

sole(形)ただひとつの、たった一人の(=only)
executor(名)(法)(遺言中で指定された)遺言執行者
administrator(名)(法)財産管理人、管財人、(特に)遺産管理人
assign(名)(法)譲り受け人(=assignee)
residuary(形)(法)残余財産の
legatee(名)(法)遺産受取人

And even Scrooge was not so dreadfully cut up by the sad event, but that he was an excellent man of business on the very day of the funeral, and solemnised it with an undoubted bargain.

so(副)(程度を表わして)それ(これ)ほど、そんな(こんな)に、これくらい
dreadfully(副)非常に、とても
cut up(人を)ひどく悲しませる、(人の)気を悪くさせる(通例受身)・She was terribly cut up by her husband's death. 彼女は夫に死なれてひどく参っていた。
sad(形)(物事など)(人を)悲しませる、悲しむべき、哀れな ・a sad event 悲しい出来事
but(接)(従位接続詞)(否定文のあとで)(しばしばbut thatで用い、否定の主節中のsoまたはsuchと相関的に用いて)~でないというほどに ・No man so old but that he may learn. どんなに年をとっても学べないことはない。
excellent(形)優れた、一流の、すばらしい
man(名)(修飾語句を伴って)(特定の仕事・性格などの)男性(of)
of(前)(of+名詞で形容詞句をなして)~の
business(名)業務、事務、仕事、執務、営業 ・a man of business 実業家
on(前)(日・時・機会を表わして)~に
very(形)(the、this、thatまたは所有格人称代名詞に伴って強意を表わし)まさしくその、ちょうどその、~にほかならない
funeral(名)葬式、葬儀(英国や米国西海岸諸州では火葬(cremation)が多くなってきたが、埋葬(burial)も少なくない/これに参列するのは近親者だけ/教会などでとり行なわれる葬儀には多くの人が参列する)
solemnize(他)(式(特に結婚式)を)挙げる
with(前)(道具・手段を表わして)~を用いて、~で
undoubted(形)疑う余地のない
bargain(名)安い買い物

The mention of Marley’s funeral brings me back to the point I started from.

mention(名)言及、陳述、記載(of)
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
bring back(~を)(~に)戻す(to)
to(前)(方向を表わして)(到達の意を含めて)~まで、~へ、~に
point(名)(時間上の位置を示す)ある点、(特定の)時点
from(前)(空間・時間などの起点を表わして)~から

There is no doubt that Marley was dead.

that(接)(名詞節を導いて)(~)という/(同格節を導いて)

This must be distinctly understood, or nothing wonderful can come of the story I am going to relate.

this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
must(助動)(必要・義務を表わして)~ねばならない
distinctly(副)明白に、はっきりと
nothing(代)(単数扱い)何も~ない(しない)(形容詞は後に置く)
wonderful(形)不思議な、驚くべき、驚嘆すべき
can(助動)(可能性・推量を表わして)(否定文で)~はずがない
come(自)(事が)起こる、生じる
of(前)(起源・出所を表わして)~から、~の
story(名)物語、話
be going to do ~するつもりである、~することにしている
relate(他)(話・経験などを)話す、物語る ・relate the story 話を聞かせる

If we were not perfectly convinced that Hamlet’s Father died before the play began, there would be nothing more remarkable in his taking a stroll at night, in an easterly wind, upon his own ramparts, than there would be in any other middle-aged gentleman rashly turning out after dark in a breezy spot — say Saint Paul’s Churchyard for instance — literally to astonish his son’s weak mind.

if(接)(仮定・条件を表わして)もしも~ならば、~とすれば/(現在の事実に反する仮定を表わす場合)(if節中では過去形を用い(be動詞はwere)、帰結の主節には通例would、shouldなど助動詞の過去形が用いられる)
perfectly(副)完全に、申し分なく
convinced(形)(~を)確信して(⇔unconvinced)(+that)
Hamlet(名)ハムレットShakespeareの四大悲劇の一つ/その主人公)
die(自)(人・動物が)死ぬ
before(接)~より前に
play(名)芝居、演劇
begin(自)(物事が)始まる、開始する
would(助動)(仮定法(叙想法)で用いて)(現在または未来の事柄について帰結節で無意志の仮定を表わして)~(する)だろう
nothing more than ~とまったく同様
remarkable(形)注目すべき、驚くべき、目立った、著しい
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
take(他)(動作名詞を目的語として)(ある行動を)する ・take a walk 散歩する
stroll(名)ぶらぶら歩き、散歩 ・take a stroll 散歩をする
at night 夜に、夜間(に)
in(前)(環境を表わして)~の中で(を)
easterly(形)(風が)東からの(吹く)
wind(名)(またthe ~)(強い)風 ・a north wind 北風
rampart(名)(しばしば複数形で)塁壁、城壁
middle-aged(形)中年の
gentleman(名)紳士(育ちがよく他人に対して礼儀正しく名誉を重んじる男子/⇔lady)(イギリス紳士の典型は、山高帽(bowler)をかぶりダークスーツを着て、天気に関係なく細くきちんと巻いた傘をステッキ代わりに持ち歩くとされているが、今では少ない)
rashly(副)早まって、無分別に、軽率に
turn out 外へ出る、出かける
dark(名)(無冠詞で)夜、夕暮れ ・before dark 暗くならないうちに
breezy(形)そよ風の吹く、風通しのよい
spot(名)(特定の)場所、地点
say(他)(命令法またはlet's ~で)(仮に)(~だと)すれば
St. Paul's(名)セントポール大聖堂(英国国教会の主教座教会/Londonを管区とし、その主教はBishop of London)
churchyard(名)(教会付属の)墓地
for instance たとえば
literally(副)文字通り、誇張なしに、本当に、まったく
astonish(他)(人を)ひどく驚かす、びっくりさせる
weak(形)意志薄弱
【参考文献】
Penguin English Library a Christmas Carol (The Penguin English Library)』Charles Dickens・著
クリスマス・キャロル (角川文庫)』越前敏弥・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)

『カンタベリー物語』を原文で読む(第16回)

(テキスト16ページ、18行目~)

(The Doctor of Physic)

physic(名)(古)医術、医業

With us ther was a Doctour of Phisyk;
In al this world ne was ther noon hym lik,
To speken of phisyk and of surgerye,
For he was grounded in astronomye.

ther→there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「~がある」の意になる)/(beを述語動詞として)
Doctour→Doctor
Phisyk→Physic
in(前)(全体との関係を表わして)~の中で、~のうちで ・in the world 世界中で
al→all
this(形)(指示形容詞)この/(対話者同士がすでに知っているもの(人)をさして)
ne(副)(古)=not
noon→none(代)だれも~ない
hym→him
lyk→like
speken→speak
of(前)(関係・関連を表わして)~の点において、~に関して、~について
surgerye→surgery(名)(外科)手術
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は~だから(=as、since)
ground(他)(人に)(~の)基礎(初歩)を教え込む(通例受身)(in)
in(前)(範囲を表わして)~において、~内で
astronomye→astronomy(名)(廃)占星術(=astrology)

He kepte his pacient a ful greet deel
In houres by his magyk natureel.

kepte→kept
keep(他)世話する、大切にする(=look after)
his(代)彼の
pacient→patient(名)(医者から見て)患者、病人
ful→full(副)(形容詞・副詞を修飾して)まったく、非常に
greet→great(形)(通例数量を表わす名詞を伴って)多数の、多量の、たくさんの ・a great deal
deel→deal(名)(a great dealで)(副詞的に)かなり、ずっと、だいぶ
in(前)(時間を表わして)~(のうち)に、~の間、~中
houres→hours
by(前)(手段・媒介を表わして)~で
magyk→magic(名)魔法、魔術
natureel→natural

Wel koude he fortunen the ascendent
Of hise ymages for his pacient.

Wel→Well
well(副)十分に、よく(=thoroughly)
koude→could
fourtunen→fortune/calculate(他)(費用などを)計算する、算定する、見積もる
ascendent→ascendant(名)(誕生時の)星位
hise→his
ymages→images
image(名)聖(画)像

He knew the cause of everich maladye,
Weere it of hoot, or coold, or moyste, or drye,
And where they engendred, and of what humour.

know(他)(~を)知る、知っている、(~が)わか(ってい)る(+wh.)
cause(名)原因、もと(⇔effect)(of)
everich→every
maladye→malady(名)病気
Weere→Were
of(前)(原因を表わして)~のため、~で
hoot(形)(気温上「寒い」に対して)暑い
coold→cold
moyste→moist(形)湿った、湿っぽい
drye→dry
engendred→engendered
engender(自)発生する、生まれる
what(形)(疑問形容詞)何の、何という、どんな、いかほどの
humour(名)(英)=humor(名)体液 ・the cardinal humors 四体液(昔blood、phlegm、choler、black bileの四体液の配合の割合で体質や気質が定まるものと信じられた)

He was a verray, parfit praktisour:

verray→very(形)(古)真の、まさしく~といわれるに足る
parfit→perfect(形)完全な、完璧な
practisour→practitioner(名)開業医、弁護士(など)

The cause yknowe, and of his harm the roote,
Anoon he yaf the sike man his boote.

yknowe→known
harm→disease(名)(人間・動植物の)病気、疾病
roote→root(名)(通例the ~)根源、根本(of)
Anoon→Anon
anon(副)(古)ほどなく
yaf→gave
give(他)(人に)(薬・治療などを)与える、施す(+目+目)
sike→sick
man(名)(男女を問わず一般に)人、人間
boote→boot(名)(古)救助、救済

Ful redy hadde he hise apothecaryes
To senden hym his drogges and his letuaryes,
For eech of hem maade oother for to wynne―

Ful→Full
redy→ready(形)用意が整って、準備ができて(+to do)
hadde→had
have(他)(~を)(~の位置・状態に)保つ、保っておく(+目+補)
apothecaryes→apothecaries
apothecary(名)(古)薬屋(人)(もと医療も行なった)
senden→send(他)(もの・言葉などを)送る、届ける(+目+目)
drogges→drugs
drug(名)薬、薬品、薬剤
letuaryes→electuaries
electuary(名)舐剤(しざい)
eech→each(代)各自、おのおの(of)
of(前)(部分を表わして)~の中の
hem→them
maade→made
make(他)(強制的にも非強制的にも)(~に)(~)させる(+目+原形)(受動態の後では不定詞にtoが用いられる)
oother→other(代)(the ~)(二つのうちの)ほかの一方(の人)、他方
wynne→win(他)(生計・パンなどを)得る、稼ぐ(=gain)

Hir frendshipe was noght newe to bigynne.

Hir→Their
their(代)彼ら(彼女ら)の
frendshipe→friendship
noght→not
newe→new(副)新たに、新しく
bigynne→begin(自)(物事が)始まる、開始する

Wel knew he the oolde Esculapyus,
And Discorides, and eek Rufus,
Olde Ypocras, Haly, and Galyen,
Serapion, Razis, and Avycen,
Averroys, Damascien, and Constantyn,
Bernard, and Gatesden, and Gilbertyn.

oold→old(形)古代の、前時代の
Esuculapyus→Aesculapius(名)アイスクラピウス
eek→eke(副)(古)また、さらに、そのうえ
Rufus ルーファス(男子名)
Olde→Old
Ypocras→Hippocrates(名)ヒポクラテス(460?-?377 B.C.)(ギリシアの医師/the Father of Medicine(医学の父)と呼ばれる)
Galyen→Galen(名)ガレノス(129-?199/ギリシアの医学者/ルネサンスに至るまで医学の権威と仰がれた)
Razis→Rhazes(名)ラゼス
Avycen→Avicenna(名)アヴィセンナ(980-1037/ペルシア生まれのアラブの哲学者・医学者)
Averroys→Averroës アヴェロエス(Arab Ibn-Rushd)(1126-98)(スペイン・モロッコで活動したイスラム哲学者・医学者)
Damascien→Damascenus(名)=Saint Johannes Damascenus
Constantyn→Constantine コンスタンティン、コンスタンタイン(男子名)
Bernard(名)バーナード(男性名/愛称Bernie)

Of his diete mesurable was hee,
For it was of no superfluytee,
But of greet norissynge and digestible.

diete→diet(名)日常の(飲)食物
mesurable→measurable(形)適度の、中庸の、無限に遠くはない、見通しのきく
hee→he
of(前)(of+名詞で形容詞句をなして)~の ・of no use 全然役に立たない ・of no importance 全然重要でない
no(形)(複数名詞、不可算の名詞の前に用いて)どんな(少しの)~もない
superfluytee→superfluity(名)余分、過剰、過多
but(接)(等位接続詞)(前の否定語・句・文と照応して)(~ではなく)て(not A but Bで「AではなくBである」の意を表わす表現)
greet→great
norissynge→nourishing(形)滋養になる、滋養分の多い(=nutritious)
digestible(形)消化できる、こなれやすい(⇔indigestible)

His studye was but litel on the Bible.

studye→study
but(副)ただ、ほんの、~だけ
litel→little(形)(不可算の名詞を修飾して)(aをつけないで否定的用法で)少ししかない、ほとんどない(⇔much)
on(前)(関係を表わして)~について、~に関する
Bible(名)(the ~)(キリスト教の)聖書、バイブル(the Old Testament(旧約)およびthe New Testament(新約)/ユダヤ教では旧約だけをさす)

In sangwyn and in pers he clad was al,
Lyned with taffata and with sendal.

in(前)(着用を表わして)~を着て、身につけて
sangwyn→sanguine(名)(濃)赤色、紅
pers→perse(名)濃青(紫)色の(服地)
clad(形)着た ・She was clad in white.彼女は白い服を着ていた。
all(副)まったく、すっかり ・be dressed all in white 白ずくめの服装をしている
Lyned→Lined
lined(形)裏(地)のついた
with(前)(材料・中身を表わして)~で
taffata→taffeta(名)タフタ、こはく織り(の布)(やや堅い平織絹)
sendal(名)センダル(中世の、タフタに似た薄い絹織地(の衣服))

And yet he was but esy of dispence;
He kepte that he wan in pestilence.

yet(副)(andまたはbutに伴って)それにもかかわらず、それなのに、しかもなお
esy→easy/moderate(形)(人・行動が)(極端に走らず)節度のある、穏健な(⇔extreme)
dispence→dispense(名)(廃)支出(=expense)
keep(他)(ものを)(~のために)保管する
that→what(代)(関係代名詞)(~する)もの(こと)(which、who、thatなどと異なり、意味上先行詞を含む関係代名詞で名詞節を導く)
wan→won
pestilence(名)悪疫、疫病、流行病(=epidemic)、(特に)腺ペスト

For gold in phisyk is a cordial,
Therfore he loved gold in special.

gold(名)金(かね)、金銭
cordial(名)強壮剤、強心剤
therefore(副)それゆえに、従って、それ(これ)によって(=consequently)
love(他)(~を)好む、愛好する、(大)好きである
special→particular
in particular 特に、とりわけ(=particularly)
【参考文献】
原文対訳「カンタベリィ物語・総序歌」』苅部恒徳、笹川寿昭、小山良一、田中芳晴・編・訳・注(松柏社
カンタベリー・テールズ市河三喜、松浪有・編注(研究社)
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
リーダーズ・プラス』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)